専門医が語る、選ばれる再生医療
の安全性と秘密
【再生医療】治療の新たな選択肢に!
低リスクで元の元気な体に戻る治療法をプロがお話します!
なぜ!?当院が選ばれるのか??
そこには幹細胞の強さに秘密があった!!
独自の培養技術について詳しく解説を行います。
症例紹介
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- 股関節の症例
- 関節の症例
- 幹細胞治療の症例
人工関節への不安を乗り越え、痛みのない日常へ前進した60代女性の股関節再生治療 「人工関節しかないと言われて、不安で夜も眠れませんでした」——そう語るのは、3年前から左股関節の痛みに悩まされてきた60代女性の患者様です。臼蓋形成不全による変形性股関節症の末期と診断され、人工関節置換術を勧められましたが、手術のリスクへの不安から再生医療を選択されました。"リペア幹細胞"による治療の結果、痛みは10段階中8から3へと大幅に軽減。人工関節を回避しながら、日常生活への希望が見えてきました。さらなる改善にも期待が持てる状況です。 治療前の状態 3年前に左股関節の違和感が出現し、整形外科を受診 当初は腰椎ヘルニアと診断され、股関節の異常は見逃されていた ペインクリニックで神経根ブロックなどの保存療法を継続するも、股関節の可動域が徐々に悪化 再検査で臼蓋形成不全による変形性股関節症の末期と判明、人工関節を勧められた 患者様は3年前から左股関節に違和感を感じていましたが、最初に受診した整形外科では股関節の異常は指摘されず、腰椎ヘルニアと診断されました。その後はペインクリニックで神経根ブロックなどの治療を受けていましたが、症状は改善せず、最近になって股関節の曲がりも悪くなってきたことから再検査を受けました。その結果、臼蓋形成不全による変形性股関節症の末期であることが判明し、人工関節センターを紹介されました。 しかし、執刀医から人工関節のリスクやデメリットについて説明を受けると、不安が強くなってしまったそうです。そんな中、旦那様がインターネットで手術以外の治療法を探され、当院の再生医療にたどり着きました。 "リペア幹細胞"とリペアセルクリニックの特長 レントゲン所見 関節の狭小化を認めます <治療内容>左股関節に5000万個の"リペア幹細胞"を計2回投与 左股関節に5000万個の"リペア幹細胞"を計2回にわたり投与しました。手術や入院の必要はなく、関節を温存したまま治療を進めることができました。 治療後の変化 初回投与後1か月で痛みが10段階中8から6へ軽減 2回目投与後1年で痛みは10段階中3まで改善 レントゲンでは関節裂隙狭小化の進行なし、骨嚢胞の圧壊も認めず 人工関節を回避しながら、日常生活への希望が見えてきた 初回投与から1か月後、左股関節の痛みは10段階中8から6へと軽減しました。その後も改善は続き、2回目投与後1年の時点では痛みは10段階中3まで軽減しています。投与後1年のレントゲン検査では、関節裂隙狭小化の進行は認められず、骨嚢胞の圧壊もありませんでした。 治療前は「人工関節しかない」と言われ、手術への不安で眠れない日々を過ごされていた患者様。"リペア幹細胞"による治療により、人工関節を回避しながら痛みを大幅に軽減することができました。組織の再生・修復を促したことで、このような改善が実現しました。"リペア幹細胞"は投与後1年間にわたって効果を発揮し続けるため、さらなる改善も期待できます。
2026.02.27 -
- 脳神経・脊髄の症例
- 頚椎・腰椎ヘルニア・狭窄症・脊髄損傷・脊髄梗塞などの症例
- 幹細胞治療の症例
歩行の安定を取り戻した70代女性の頚椎症性脊髄症・脊柱管狭窄症術後再生治療 「屋内での伝い歩きがやっとで、片足立ちもできない毎日でした」。70代女性の患者様は、20年前に頚椎症性脊髄症の手術を受けたものの、四肢の麻痺としびれが後遺症として残り続けていました。さらに3年前には腰部脊柱管狭窄症の手術も受けましたが、歩行機能の改善には至りませんでした。そんな中、"リペア幹細胞"による治療を開始したところ、1回目の投与直後から筋力アップを実感し、歩行が安定、片足立ちもできるようになりました。あと2回の投与を残しており、さらなる改善にも期待が持てる状況です。 治療前の状態 20年前に四肢の筋力低下としびれを自覚し、頚椎症性脊髄症と診断される 手術を受けたものの、四肢の麻痺としびれが後遺症として残存 3年前には腰部脊柱管狭窄症と診断され、同部位の手術も受けた 歩行機能は屋内での伝い歩きがやっとの状態だった 患者様は20年前、四肢の筋力低下としびれを自覚し、整形外科で頚椎症性脊髄症と診断されました。手術を受けましたが、四肢の麻痺としびれは後遺症として残り続け、歩行機能は屋内での伝い歩きがやっとという状態が続いていました。さらに3年前には腰部脊柱管狭窄症と診断され、再び手術を受けています。 現在の保険診療では、いったん回復が止まってしまった神経の回復を再び促す治療法は残念ながらありません。患者様は「再生医療で根本的な治療がしたい」との思いから、当院を受診されました。 "リペア幹細胞"とリペアセルクリニックの特長 MRI所見 MRIにて脊髄の狭窄や圧迫を認めます <治療内容>脊髄内に2500万個の"リペア幹細胞"を計3回投与予定 脊髄内に1回あたり2500万個の"リペア幹細胞"を計3回にわたり投与する計画で治療を開始しました。当院は国内で唯一、国からの正式な認可を受けて脊髄内への幹細胞直接投与が可能な施設であり、損傷した神経細胞により多くの幹細胞を届けることができます。 治療後の変化 1回目の投与直後から筋力アップを自覚 歩行が安定し、伝い歩きから改善 投与前はできなかった片足立ちができるようになった あと2回の投与を残しており、さらなる回復が期待できる 驚くべきことに、1回目の投与直後から患者様は筋力アップを自覚されました。屋内での伝い歩きがやっとだった歩行が安定し、投与前にはできなかった片足立ちもできるようになりました。20年間続いた後遺症に対して、確かな改善の手応えを感じていらっしゃいます。 実際に治療後の患者様の様子を動画でご覧ください。 https://www.youtube.com/watch?v=5ko_0grCYYU 治療前は「屋内での伝い歩きがやっと」という状態で、日常生活に大きな制限がありました。1回目の投与でこれだけの改善が見られたことで、患者様の表情にも明るさが戻っています。"リペア幹細胞"は投与後も組織内で働き続け、1年間にわたって効果を発揮するため、残り2回の投与でさらなる改善も期待できます。
2026.02.25 -
- 股関節の症例
- 関節の症例
- 幹細胞治療の症例
人工関節を回避し痛みゼロを実現した60代女性の股関節再生治療 「突然の痛みで、人工関節しかないと言われました」——腎臓の病気で寝込んだ後、起き上がった際に右股関節の痛みを感じた60代女性の患者様。レントゲン検査で中期の変形性股関節症と骨嚢胞が見つかり、痛みは10段階中8と深刻な状態でした。医師からは人工関節置換術を勧められましたが、"リペア幹細胞"による治療を選択。最終投与後1年で痛みは完全に消失し、人工関節を回避して日常生活を取り戻されました。 治療前の状態 3か月前から右股関節に痛みが出現し、日常生活に支障をきたしていた レントゲンで中期の変形性股関節症と骨嚢胞が見つかった 骨嚢胞がいつ潰れてもおかしくない状態と診断された 医師から人工関節置換術を勧められていた 腎臓の病気で1週間ほど寝込まれた後、起き上がった際に右股関節の痛みを感じられました。近くの整形外科を受診しレントゲン撮影をしたところ、関節の隙間は狭くなっており中期の変形性股関節症と診断されました。さらに骨嚢胞があり、いつ潰れてもおかしくない状態でした。 医師からは人工関節置換術を勧められましたが、突然のことで手術には踏み切れませんでした。人工関節には術後の脱臼リスクなどが常につきまとうため、生活の質への影響を懸念され、手術以外の治療法を模索する中で再生医療へたどり着かれました。 "リペア幹細胞"とリペアセルクリニックの特長 レントゲン所見 レントゲンにて関節の狭小化を認めます。 <治療内容>右股関節に1億個の"リペア幹細胞"を計2回投与 右股関節に1億個の"リペア幹細胞"を計2回にわたり投与しました。手術や入院の必要はなく、骨嚢胞がある状態でも治療を進めることができました。 治療後の変化 最終投与後1年で効果を実感 痛みが10段階中8から0へ完全消失 骨嚢胞が潰れずに経過している 人工関節置換術を回避し、日常生活を取り戻された 最終投与後1年で、痛みは10段階中8から0へ完全に消失しました。骨嚢胞も潰れずに経過し、当初勧められていた人工関節置換術を回避することができました。"リペア幹細胞"による治療で痛みの軽減や軟骨のすり減りの予防が実現し、生活の質を落とすことなく日常を取り戻されています。 当院の経験から、このように"リペア幹細胞"投与でいったん痛みが軽減すると、その効果は半永久的に続くことがわかっています。人工関節には術後の脱臼リスクなどが常につきまとうため、"リペア幹細胞"治療で痛みを取り除くことは、生活の質を維持するという点においても大変意義のある選択となりました。
2026.02.23 -
- 関節の症例
- 肩関節の症例
- 幹細胞治療の症例
手術を回避して趣味を取り戻した70代女性の肩腱板再生治療 「入院やリハビリで何か月もかかるなんて、現実的じゃない…」そう感じた70代女性の患者様。1年前から右肩の痛みに悩まされ、ようやく棘上筋腱の断裂と診断されたときには、肩が固まって動かなくなる拘縮まで起こしていました。肩専門医から関節鏡による腱板縫合術を勧められましたが、"リペア幹細胞"による治療を選択。痛みは10段階中7から2へと大幅に軽減し、手術を回避しながら趣味を楽しめる日常を取り戻しました。 治療前の状態 1年前から右肩の痛みが出現 MRI検査で棘上筋腱の断裂と診断 半年間の針治療や内服でも改善せず 痛みは10段階中7で肩関節の拘縮も発症 この患者様は、1年前から右肩の痛みに悩まされていました。最初に受診した整形外科ではレントゲンで異常が認められず、その後半年間接骨院で針治療を続けましたが改善しませんでした。別の整形外科でMRI撮影をしてもらい、ようやく棘上筋腱の断裂と診断されました。 内服による保存的加療を受けましたが改善がなく、肩専門医から関節鏡による腱板縫合術を勧められました。しかし、手術後は数週間の装具固定と数か月のリハビリが必要であり、術後に拘縮が悪化したり腱板が再断裂したりするリスクもあります。入院期間やリハビリ期間が現実的ではないと感じた患者様は、より低侵襲な治療を求めて当院を受診されました。 "リペア幹細胞"とリペアセルクリニックの特長 MRI所見 MRIにて棘上筋の損傷を認めます <治療内容>右肩に5000万個の"リペア幹細胞"を計2回投与 右肩の損傷した腱板に5000万個の"リペア幹細胞"を計2回投与しました。手術や入院の必要はなく、装具による固定も不要なため早期にリハビリを開始することができました。 治療後の変化 投与半年後に効果を実感 痛みが10段階中7から2へ大幅に軽減 手術を回避して治療を完了 趣味を楽しめるようになった "リペア幹細胞"投与から半年後、痛みは10段階中7から2へと大幅に軽減しました。強力な抗炎症作用と組織再生作用により、損傷した腱板の再生・修復が進んだと考えられます。 治療前は「入院やリハビリで何か月もかかるのは現実的ではない」と不安を抱えていた患者様ですが、手術を回避しながら痛みが軽減し、趣味を楽しめるまでに回復されました。肩関節の拘縮による動きにくさに悩んでいた状態から、日常生活を取り戻すことができたのです。
2026.02.21
自分の細胞を活用し、
蘇らせる「再生医療」とは?
薬での治療は限界ではないだろうか。本当に手術は必要だろうか。
そんな思いで悩んだり、あきらめたりしていませんか?
ケガをしても傷跡が少しずつ薄くなる・・
当たり前のようですが、あなた自身の細胞には、弱ったところ、傷ついたところを修復するチカラがあります。
その細胞のチカラを最大限に引き出して治療を行うことを「再生医療」と呼び、おすすめしています。
リペアセルクリニックの特長
当クリニックは、疾患・免疫・美容という分野すべてを、自己細胞を用いた最先端の医療で行うことができる国内でも珍しい部類の医療機関です。
CPC(細胞培養加工施設)の高い技術により、冷凍しない方法で幹細胞を投与できるので高い生存率を実現。
ご自身の細胞や血液を利用するため、アレルギーや拒絶反応といった副作用の心配が少ないおすすめの治療方法です。
- 2億個の細胞を
投与可能※但し適応による - 高い
安全性 - 入院不要
日帰り - 身体への
負担が少ない - 高い技術力を
もったCPC
LICENSE厚生労働省届出済医療機関
第二種・第三種再生医療等提供計画 届出済
リペアセルクリニックは、第二種・第三種再生医療提供計画を厚生労働省に届出し、受理されました。
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自己脂肪由来幹細胞を用いた脳血管障害の治療
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自己脂肪由来幹細胞を用いた糖尿病の治療
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自己脂肪由来幹細胞を用いた肝障害の治療
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自己脂肪由来幹細胞を用いた変形性関節症治療
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自己脂肪由来幹細胞を用いた顔面萎縮症、皮膚再生治療
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自己脂肪由来幹細胞を用いた脊髄損傷の治療
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自己脂肪由来幹細胞を用いた慢性疼痛の治療
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多血小板血漿(PRP)を用いた変形性関節症の治療
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多血小板血漿(PRP)を用いた筋腱炎、靭帯炎の治療
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多血小板血漿(PRP)を用いた皮膚再生療法
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悪性腫瘍の予防に対する活性化NK細胞を用いた細胞治療
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自己脂肪由来幹細胞と自己前骨芽細胞分化誘導上清液を用いた変形性関節症の治療




















当クリニックでは、国内では数少ない自己の幹細胞を用いた「変形性関節症」「脳卒中」「糖尿病」「肝障害」「肌の再生」などの最先端の再生医療および、PRP(多血小板血漿)の関節内投与を再生医療安全確保法のもと、自由診療にて提供しています。再生医療とは、厚生労働省によって受理されることで行うことのできる治療となります。
坂本理事長のブログ
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トピックス
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視神経脊髄炎は自己免疫の異常により視神経や脊髄、脳が攻撃される指定難病です。発症すると視力の低下や眼痛、手足の感覚障害、排便・排尿障害などさまざまな症状を引き起こします。 成人の有病率は10万人当たりおよそ0.34人〜10人とそれほど高くありませんが、詳しい発症メカニズムはわかっていません。(文献1) 現時点では完治が難しい指定難病ですが、適切な治療により急性期の症状を抑えたり、再発を予防したりするのは可能です。 本記事では視神経脊髄炎の治療方法や用いられる医薬品の種類、治療を先延ばしにするリスクなどを解説します。 当院「リペアセルクリニック」の公式LINEでは、再生医療の情報提供と簡易オンライン診断を実施しております。 視神経脊髄炎について気になる症状がある方は、ぜひ一度公式LINEにご登録ください。 視神経脊髄炎の症状が出たときの治療方法(急性期治療) 視神経脊髄炎の急性期は視力低下や歩行障害が数時間〜数日で急激に進行します。 後遺症のリスクを減らすため、急性期には速やかに以下の治療を実施する必要があります。 ステロイドパルス療法 血液浄化療法(PE/PP) 免疫グロブリン大量静注療法 それぞれについて解説します。 ステロイドパルス療法 視神経脊髄炎の急性期に実施される治療の一つがステロイドパルス療法です。 発症から3日が経過すると網膜の菲薄化が急激に進行するため、速やかにステロイドパルス療法を実施する必要があります。 ステロイドパルス療法では、メチルプレドニゾロンコハク酸エステルナトリウム(ステロイド薬)を3日〜5日にわたり、大量に(通常1日1,000mg)点滴投与します。 ステロイド薬の作用により、視神経脊髄炎の急性期に見られる炎症を強力に抑制するのが目的です。 通常は1クール(3日〜5日)のステロイドパルス療法を実施しますが、効果が不十分な場合はさらに1クール、もしくは2クールを追加するケースがあります。 ステロイドパルス療法を実施する時期が早ければ早いほど、網膜神経線維層の厚みが保たれると報告されています。(文献2) 血液浄化療法(PE/PP) ステロイドパルス療法では十分な炎症抑制効果が得られない場合や、体質が原因でステロイド薬が使用できない場合は、血液浄化療法(PE/PP)を実施します。 血液浄化療法(PE/PP)には、単純血漿交換療法や血漿免疫吸着療法、二重濾過血漿分離交換療法などの種類があります。 いずれも血液を一度体外に取り出して視神経脊髄炎の原因(抗アクアポリン4抗体や炎症物質)を取り除き、体内に戻すのが特徴です。 血液浄化療法(PE/PP)は1週間につき2回〜3回、4週〜7週にわたり実施します。 治療開始時期が早いほど高い効果が得られると考えられており、ステロイドパルス療法と同時に実施するケースも少なくありません。 免疫グロブリン大量静注療法 視神経脊髄炎の急性期の治療法としては、免疫グロブリン大量静注療法も挙げられます。 免疫グロブリン大量静注療法が検討されるのは以下のケースです。 ステロイドパルス療法が無効、もしくは十分な効果が得られない難治性の症例 合併症などが原因で2回目のステロイドパルス療法、もしくは血液浄化療法(PE/PP)が実施できない症例 免疫グロブリン大量静注療法では、スルホ化人免疫グロブリン製剤(健康な人の血液から作られた抗体製剤)を体重に合わせた量で5日間にわたって点滴投与するのが基本です。 主に、血液検査で『抗アクアポリン4抗体(AQP4抗体)』が検出された方に対して実施します。 ステロイドパルス療法や血液浄化療法(PE/PP)と同様に、治療開始時期が早いほど視機能予後を改善する可能性が示唆されています。 視神経脊髄炎の治療薬一覧 視神経脊髄炎の急性期に用いられる主な治療薬は以下のとおりです。 医薬品名 有効成分 投薬方法 用量 頻度 ソル・メドロール メチルプレドニゾロンコハク酸エステルナトリウム 点滴 1日あたり500mg~1,000mg 1クール3日~5日(症状により2・3クール) 献血ベニロンーI スルホ化人免疫グロブリン 点滴静注 体重1キログラムにつき8ミリリットル 5日連続投与 献血ベニロンーIはステロイド剤の使用で十分な効果が得られない、抗アクアポリン4抗体(AQP4抗体)陽性患者が適用対象です。 抗アクアポリン4抗体(AQP4抗体)が陰性患者に関しては、他の治療での改善が困難な場合にのみ用いられます。(文献3) 視神経脊髄炎の症状は治療を先延ばしするほど加速度的に悪化しやすい 視神経脊髄炎の症状は、治療を先延ばしにするほど加速度的に悪化しやすいのが特徴です。 発症から3日を経過すると網膜神経線維層の著しく薄くなる変化が見られるケースが多く、3日以内の治療開始が推奨されています。 再発を繰り返すほど網膜神経線維層は薄くなる傾向があり、早期の治療開始および厳格な再発予防が視機能予後に強く影響すると示唆されています。 また、症状が安定している際に予防目的の治療を怠ると、1年〜1年半の頻度で視神経脊髄炎を再発し、そのたびに障害が蓄積するため注意が必要です。(文献4) 視神経脊髄炎はとくに最初の発症で重い症状があらわれ、数時間〜数日間で急速に進行します。 視神経脊髄炎の疑いや心配がある方は、可能な限り早めに専門医の診察・検査を受けるのがおすすめです。 視神経脊髄炎は発症後の再発予防に向けた治療も大切 視神経脊髄炎の再発リスクを下げるためには、症状が落ち着いている時期(寛解期)に以下の医薬品を用いて予防治療を継続する必要があります。 分子標的薬(生物学的製剤) 経口免疫抑制剤 副腎皮質ステロイド薬(内服) 視神経脊髄炎と同様に自己免疫の異常が原因で起こる病気が多発性硬化症です。 多発性硬化症が若い女性に多く見られゆっくりと進行するのに対して、視神経脊髄炎は中高年の女性に多く急激に進行する点が違いです。 多発性硬化症の治療に用いられるインターフェロンベータを視神経脊髄炎に用いると、かえって症状が悪化する恐れがあるため、正確な診断と区別が不可欠です。 ここでは、視神経脊髄炎の再発予防目的で用いられる医薬品について解説します。 分子標的薬(生物学的製剤) 視神経脊髄炎の治療に用いられる主な分子標的薬(生物学的製剤)は以下のとおりです。 医薬品名 有効成分 投薬方法 頻度 ユルトミリス ラブリズマブ 点滴 8週につき1回 ユプリズナ イネビリズマブ 点滴 半年につき1回 リツキサン リツキシマブ 点滴 半年ごとに2週間隔で2回 ソリリス エクリズマブ 点滴 2週につき1回 エンスプリング サトラリズマブ 皮下注射 4週につき1回 上記の治療薬はいずれも厚生労働省によって視神経脊髄炎の治療薬として認可されています。(文献5) 分子標的薬(生物学的製剤)は抗アクアポリン4抗体(AQP4抗体)陽性の場合に使用を推奨されており、再発を予防する高い効果が期待できます。 経口免疫抑制剤 視神経脊髄炎の治療に用いられる主な経口免疫抑制剤は以下のとおりです。 医薬品名 有効成分 用量 効果・働き イムラン アザチオプリン 1日あたり50mg~100mg 免疫細胞の増殖を抑える再発予防の基本薬 プログラフ タクロリムス水和物 1日あたり1mg~3mg 免疫反応のシグナルを遮断し炎症を抑える セルセプト ミコフェノール酸モフェチル 1日あたり750mg~3,000mg 免疫に関わるリンパ球の増殖を抑える 副腎皮質ステロイド薬(内服) 視神経脊髄炎の予防目的で、副腎皮質ステロイド内服薬(合成副腎皮質ホルモン剤 )が用いられるケースもあります。 代表的な医薬品の一つがタケダやVTRSをはじめとするプレドニゾロン錠です。 プレドニゾロンには血中のTリンパ球数を低下させて細胞性免疫を障害したり、好中球の遊走能・貪食能を障害したりする作用により免疫を抑制します。 また、炎症の原因となるサイトカインの発現に関わる細胞内転写因子の機能を抑制する作用や、血管を収縮させる作用により抗炎症効果を示します。 視神経脊髄炎の後遺症の治療には再生医療も選択肢の一つとなる 視神経脊髄炎の後遺症を治療する際に、再生医療も選択肢の一つとなります。 再生医療では患者様自身の脂肪細胞から抽出した幹細胞を分離して培養し、増殖させた上で点滴を用いて静脈内に注入します。患者様自身の細胞を用いる治療法のため副作用のリスクが低く、拒絶反応を起こしにくいのがメリットです。 日帰りでも治療を受けられ、所要時間も最短30分程度と短いのが特徴です。再生医療とリハビリを並行して実施すると、後遺症のリスクを下げ神経機能を回復させるのに役立ちます。 再生医療について詳しくは、当院「リペアセルクリニック」の公式LINEをご確認ください。再生医療に関する情報提供のほか、無料相談も受け付けています。 視神経脊髄炎の治療と並行してリハビリテーションを受けるのも効果的 視神経脊髄炎の治療と並行して、リハビリテーションを受けるのも症状の回復に効果的です。 ステロイドパルス療法など急性期の治療を終えた後に、体力や筋力を回復したり、運動機能や感覚機能を維持したりする目的でリハビリテーションを行います。 視神経脊髄炎の主なリハビリテーション内容や方法、目的は以下のとおりです。 内容 方法 目的 有酸素運動 ウォーキングなど 体力や筋力の低下を防止する 身体機能訓練 筋トレやストレッチ 筋肉のつっぱりや痙攣を緩和する 日常生活動作訓練 歩行訓練、着替え・食事動作の練習 Q・O・L(生活の質)を維持・改善する リハビリテーションは原則として視神経脊髄炎の寛解期に実施します。 体温の上昇とともに症状の増悪を招く恐れがあるため、専門家の指導下でリハビリテーションに取り組むことが大切です。 視神経脊髄炎は早期発見と適切な治療で症状は緩和できる 視神経脊髄炎は現在のところ詳しい発症メカニズムがわかっておらず、いったん発症すると完治する可能性はありません。 しかし、急性期の適切な処置や寛解期の継続的な薬物療法により、寿命には大きく影響しないと報告されています。 現在ではソリリスやユルトミリスなど、再発防止に役立つ医薬品が開発されており、症状を長期的にコントロール可能です。 早期発見と適切な治療により目の機能の長期的な回復が期待できます。突然の視力低下や眼痛などの異常が見られる際は、ただちに脳神経内科を受診するよう心がけましょう。 なお、視神経脊髄炎の後遺症に対しては、治療法として再生医療も選択肢の一つです。 当院「リペアセルクリニック」の公式LINEでは、再生医療の情報提供と簡易オンライン診断を実施しております。視神経脊髄炎について気になる症状がある方は、ぜひ一度公式LINEにご登録ください。 参考文献 (文献1) 多発性硬化症・視神経脊髄炎スペクトラム障害診療ガイドライン|日本神経学会 (文献2) 視神経脊髄炎|臨床神経学雑誌第52巻第11号 (文献3) 献血ベニロンーI|一般財団法人日本医薬情報センター (文献4) 視神経脊髄炎スペクトラム障害|日本神経免疫学会 (文献5) 視神経脊髄炎(NMOSD)の治療薬|特定非営利活動法人MSキャビン
2026.02.27 -
- 頭部
- 頭部、その他疾患
- 内科疾患
- 内科疾患、その他
「多発性硬化症と診断され、将来が不安になった」 「多発性硬化症は寿命が短くなる病気なのだろうか」 このような不安を抱える方は少なくありません。多発性硬化症と診断されると、インターネットで「寿命」や「余命」といった言葉を目にし、不安を感じる方もいます。しかし、多発性硬化症の寿命は一律に決まるものではありません。 平均寿命に一定の差がみられることが報告されている一方で、発症した年代や病型、症状の重さ、治療や生活管理の状況によって、経過や将来の見通しには大きな個人差があることがわかっています。 また、近年は治療の進歩により、以前と比べて死亡リスクが改善しているという報告もあり「多発性硬化症=短命」と単純に結びつけることはできません。 本記事では、多発性硬化症の平均寿命や経過に影響する要因を、研究データをもとに解説します。病気とどう向き合えば良いのかを考えるための参考としてご覧ください。 なお、当院「リペアセルクリニック」の公式LINEでは、さまざまな治療にも用いられている再生医療に関する情報の提供と簡易オンライン診断を実施しています。気になる症状がある方は、ぜひご活用ください。 多発性硬化症の平均寿命 多発性硬化症の平均寿命は、多発性硬化症ではない人より短いとされてきました。しかし、時代とともに死亡リスクは改善しています。 多発性硬化症の方とそうでない方の寿命については、以下のデータが報告されています。(文献1) 多発性硬化症:74.7歳 一般人口(同じ年齢・性別の多発性硬化症ではない人):81.8歳 過去の集団データでは、多発性硬化症の平均寿命は一般人口より約7年短いことが示されています。 一方で、発症した年代ごとに「同じ年齢・性別の一般人口と比べた死亡リスク」を比較すると、近年になるほど一般人口と同等、あるいはそれ以下の死亡リスクまで改善しています。(文献1) 発症した年代 同じ年齢・性別の一般人口と比べた死亡リスク 1953~1974年 3.1倍 1975~1996年 2.6倍 1997~2012年 0.7倍(一般人口より低い) 診断技術の向上や薬の普及、再発予防や合併症管理の進歩といった医療の発展が大きく影響していると考えられます。そのため、現在多発性硬化症と診断された方が同じ経過や寿命をたどるとは限りません。 多発性硬化症の寿命は個人差が大きい 多発性硬化症の経過や将来の見通しは人によって大きく異なります。診断時の年齢、障害の程度、再発の頻度など、予後に影響する要因は30種類にのぼることが報告されています。(文献2) また、これらの要因は単独で作用するのではなく、複数が組み合わさって経過を左右すると考えられています。そのため、同じ多発性硬化症と診断されても、症状の進行速度や日常生活への影響、長期的な予後には大きな個人差が生じます。 多発性硬化症の寿命に個人差が出る要因 多発性硬化症の寿命に個人差が出る主な要因は、以下のとおりです。 病型の種類 性別の傾向 喫煙の有無 初発時の症状 治療の開始時期 多発性硬化症の寿命や経過は、治療内容や生活習慣などに左右されますが、同じ要因があっても状況は人によって大きく異なります。「当てはまる=必ず悪い結果になる」のではなく、治療や生活管理によって影響を小さくできる可能性もあります。 それぞれのポイントについて研究結果をもとに見ていきましょう。 病型の種類 多発性硬化症にはいくつかの病型があります。ノルウェーで行われた60年間の追跡研究では、病型によって平均寿命に以下のような差がみられました。(文献1) タイプ 平均寿命 多発性硬化症ではない人 81.8歳 再発寛解型(症状が急に悪化する「再発」と、症状が落ち着く「寛解」を繰り返す人) 77.8歳 原発性進行型(発症初期から症状がゆっくり進行する人) 71.4歳 症状が急に悪化する「再発」と、その後に症状が落ち着く「寛解」を繰り返す再発寛解型の平均寿命は77.8歳とされ、病気のない人の平均寿命(81.8歳)に比較的近い水準です。 一方、発症初期から症状がゆっくり進行していく原発性進行型では、平均寿命は71.4歳と報告されていて、統計上は寿命が短くなりやすい傾向がみられます。 あくまで集団全体の傾向であり、同じ病型であっても治療の内容や開始時期、症状の現れ方によって経過は大きく異なります。病型は影響する要素の一つと捉えましょう。 性別の傾向 多発性硬化症では、性別によって寿命に一定の傾向がみられることが報告されています。(文献1) 女性:77.2歳 男性:72.2歳 上記の傾向は、多発性硬化症ではない人と同様に、女性のほうが平均寿命が長いという結果と一致しています。(文献3) ただし、あくまで集団データからみた平均的な傾向であり、性別だけで症状の進行や将来の経過、寿命を正確に予測できません。 喫煙の有無 喫煙や受動喫煙は病気の経過に悪影響を及ぼす可能性があり、以下の点が報告されています。(文献2)(文献4) 喫煙している人は、吸わない人に比べて病気の進行が早くなるリスクが約1.6〜2.1倍高い 本人の喫煙だけでなく、周囲のたばこの煙にさらされることも経過に影響する可能性がある 一方で、診断後に禁煙した人は、喫煙を続けた人より経過が良好だったことも報告されています。禁煙に取り組むことや、家族の理解を得てたばこの煙を避けることは、今後の見通しを左右する重要な行動の一つと考えられます。 予後に影響する症状や所見 多発性硬化症では、診断時や経過中に現れる症状・検査所見によって、将来の見通しが左右されることがあります。 研究では、以下のような症状がみられる場合、多発性硬化症の方の中で不利な経過をたどりやすいことが報告されています。(文献2) 症状 具体例 不利な経過をたどりやすいリスク 発症早期から身体の障害が強い 歩きにくさや手先の使いづらさなど 約1.2〜1.7倍高い 認知機能の低下 記憶力や判断力の低下など 約3倍以上高い 脊髄に病変が確認されている MRIで脊髄に病変が確認されている 約2〜4倍高い 小脳に症状が現れる ふらつきや手足の動きのぎこちなさなど 約1.7~3倍高い 括約筋症状 尿の出にくさや便秘など 約1.3〜3.3倍高い 症状や所見は将来の経過を考える際に参考になるポイントで、治療の工夫や生活管理によって影響を小さくできる可能性もあります。症状の有無だけで将来を決めず、現在の状態に合わせた対応が重要です。 治療の開始時期 多発性硬化症では、治療をいつ始めるかによって症状の経過や身体機能に違いがみられることがあり、寿命や経過に個人差が生じる背景のひとつです。 治療の開始が1年遅れるごとに、歩行のしづらさや疲労感などの身体症状が悪化しやすくなると報告されています。(文献5)早く治療を始めた人ほど、身体症状は比較的軽く保たれやすい傾向にあります。 一方で、日常生活の満足度や快適さは、治療の開始時期だけで決まるものではありません。家庭環境や心理的な状態、社会的な支援、仕事や趣味との両立などさまざまな要素が影響します。 そのため、多発性硬化症と向き合うときは寿命だけに注目するのではなく、治療とあわせて日々の生活の充実や周囲の支えも含めて、総合的に考えましょう。 多発性硬化症が進行した場合にみられる症状 病気が進行した場合、神経の障害が徐々に広がり、一部の患者様では以下のような症状が現れることがあります。(文献6) みられる症状 具体的な例 下肢のこわばりや動かしにくさ 脚が突っ張る、歩行が不安定になるなど 排尿・排便のコントロール障害 尿が出にくい、頻尿、失禁、便秘など 認知機能への影響 判断力や情報処理の速度、記憶力などの低下 片側に出る麻痺 症状が体の片側の手足が動かしにくくなる 脳幹に関連する症状 飲み込みにくさ、眼球の動きの異常など 病型の違いや治療の内容、症状が出現した時期、日常生活の管理状況などによって、経過や重症度には大きな個人差があります。そのため、「多発性硬化症=必ず上記のように進行する」と考える必要はありません。 多発性硬化症の治療 多発性硬化症の主な治療は以下のとおりです。 治療 内容 症状が急に現れている場合 ステロイドパルス療法:ステロイドを点滴で投与し、神経の炎症を抑える 血漿浄化療法(血漿交換療法):ステロイド治療の効果が不十分な場合に、炎症に関与する物質を血液中から除去する 症状を和らげる リハビリテーション:筋力や動作能力の維持、転倒予防などを目的にトレーニングやストレッチを行う 薬物の使用:手足の突っ張りには抗痙縮薬、排尿障害には抗コリン薬など 病気の進行を抑える 疾患修飾薬と呼ばれる薬は、再発の頻度を減らしたり障害の進行を抑えたりする効果が期待できる 近年の多発性硬化症に対する治療では、再発がなく、障害の進行やMRI上の新たな病変も認めない状態を目標に治療内容を調整する考え方が広がっています。(文献7) 再発の状況や病変の特徴、患者様自身の希望などを踏まえ、必要に応じて複数の治療を組み合わせて選択します。 まとめ|多発性硬化症は寿命だけで判断しないことが大切 多発性硬化症の寿命は一律に決まるものではなく、経過によって将来の見通しは大きく異なります。研究データで示される平均寿命や死亡リスクは集団全体の傾向であり、診断された方が同じ経過をたどるとは限りません。 治療によって病気の進行を抑えることは重要ですが、将来は治療だけで決まるものではなく、生活環境や心の状態など、さまざまな要素が重なって形づくられます。 不安を一人で抱え込まず、専門医と相談しながら、「今の状態で何ができるのか」「どの選択肢が自分に合っているのか」を整理しましょう。 多発性硬化症の寿命についてよくある質問 多発性硬化症は治りますか? 現時点では、多発性硬化症を完全に治す(完治させる)治療法は確立されていません。 しかし近年は治療の進歩により、再発を抑えて症状の進行を遅らせながら生活の質を維持できる病気へ変わりつつあります。 多発性硬化症になりやすい人の特徴は? 多発性硬化症は誰にでも起こりうる病気で、発症しやすいとされるいくつかの傾向が知られています。 20〜40代の方 女性の方 家族に多発性硬化症や自己免疫疾患がある方 喫煙習慣がある方 上記の特徴に当てはまらない人でも発症する可能性はあります。気になる症状がある場合は、背景に関わらず早めに専門医へ相談しましょう。 以下の記事では、多発性硬化症になりやすい人の特徴について詳しく解説しているので参考にしてください。 参考文献 (文献1) 多発性硬化症の生存率と死因:60年間の縦断集団研究|PubMed (文献2) 多発性硬化症における長期転帰の予測:系統的レビュー|PubMed (文献3) 平均寿命と健康寿命|厚生労働省 (文献4) 口腔たばこと喫煙が多発性硬化症の活動度および進行に与える影響|PubMed (文献5) 多発性硬化症の早期治療と患者報告アウトカムの関連:全国的な観察コホート研究|PubMed (文献6) 進行性多発性硬化症|PubMed (文献7) ケースで学ぶ多発性硬化症治療|日本神経治療学会
2026.02.27 -
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多発性硬化症は、免疫の異常によって脳や脊髄などの中枢神経に炎症が起こり、中枢神経障害をきたす病気です。炎症の起こる場所によって視力低下やしびれ、歩行困難などさまざまな症状が現れます。 この記事では、多発性硬化症になりやすい人の特徴や多発性硬化症の症状について、医学的な知見をもとに解説します。 多発性硬化症は年齢や性別、体質などによって発症しやすい傾向があることが知られていますが、「なりやすい人の特徴」に当てはまるからといって必ず発症するわけではありません。 自己判断を目的とするものではなく、リスクを正しく理解して不安や気になる症状がある場合に医師へ相談するきっかけとして役立ててください。 なお、当院「リペアセルクリニック」の公式LINEでは、さまざまな治療にも用いられている再生医療に関する情報の提供と簡易オンライン診断を実施しています。気になる症状がある方は、ぜひご活用ください。 多発性硬化症になりやすい人の特徴 多発性硬化症は、遺伝的ななりやすさや環境の影響が重なって起こると考えられています。 そのため、以下の点については誤解されることが多いですが、実際には次のとおりです。 遺伝だけで決まる病気ではない 家族内で発症するケースはあるが、必ず遺伝するわけではない 見た目や性格で発症が決まるわけではない 生活環境や習慣も関与すると考えられている 年齢や性別、体質、生活習慣など医学的に関連が指摘されている特徴について、ひとつずつ解説していきます。 なお、これらは「当てはまる=発症する」という意味ではありません。ご自身の状況を整理する参考としてお読みください。 20〜40代の人 多発性硬化症は20〜40代で診断されるケースが比較的多く、10歳未満や50歳以上で新たに発症する場合は少ないとされています。(文献1) なお、若い頃に多発性硬化症を発症した方が年齢を重ねてから再発するケースがあるため、20〜40代を過ぎれば安心とは限りません。あくまで発症しやすい年代の傾向として捉えましょう。 女性の人 多発性硬化症は男性よりも女性に多くみられる病気で、男女比はおよそ1:2〜3とされています。(文献1) 一方で、病気の経過については、女性のほうが必ずしも男性より悪いわけではないことが報告されています。(文献2) また、妊娠後期には再発が減少し、出産後には一時的に再発しやすくなる傾向がありますが、妊娠や出産そのものが将来的な障害の程度を悪化させるわけではありません。 女性であること自体は病状や経過を大きく左右するわけではないため、自身の体調やライフステージに合わせて主治医と相談しながら経過をみていきましょう。 家族に多発性硬化症や自己免疫疾患がある人 多発性硬化症は、発症しやすい体質が遺伝する可能性があると考えられています。 多発性硬化症の発症と遺伝の関係について、以下のような研究報告があります。(文献3) およそ半分程度が遺伝的な要因による可能性がある 多発性硬化症のうち約1割は家族内で発症がみられる 同じ家族内で発症した際、発症年齢や症状の出方に共通点がみられることがある 多発性硬化症は遺伝だけで発症が決まる病気ではありません。家族に多発性硬化症や自己免疫疾患がある場合でも、発症しない人のほうが多いことがわかっています。(文献4) 体質的な背景のひとつとして理解し、過度に不安を抱えすぎないことが大切です。 ビタミンDが不足している人 ビタミンDが不足している人は、十分なビタミンDを摂取している人と比べて多発性硬化症を発症するリスクが約54%高い可能性が示されています。(文献5) ただし、年齢や地域、サプリメント摂取の有無などによって差があることもわかっています。 ビタミンDが不足していても、必ず発症するわけではありません。ビタミンDは日光を浴びることや食事からも補われる栄養素であり、発症には遺伝的な体質や他の環境要因も複雑に関与していると考えられています。 ビタミンD不足はあくまで関連が指摘されている要因のひとつとして捉えましょう。 喫煙習慣がある人 喫煙者は非喫煙者に比べて、多発性硬化症の発症リスクが約1.5倍高いことが報告されています。(文献6)さらに、現在喫煙している人は過去に喫煙していた人よりもリスクが高いことや、受動喫煙でもリスクが上昇する可能性があることが示されています。 喫煙習慣がある方は、発症リスクを下げる観点から禁煙や受動喫煙を避けることも選択肢のひとつです。 喫煙は発症を決定づける要因ではありませんが、体質や他の環境要因と重なって影響する可能性があるため、環境要因のひとつとして意識しておきたいポイントです。 ウイルス感染歴がある人 エプスタイン・バーウイルス(EBV)に感染した後では、多発性硬化症の発症リスクが30倍以上に上昇することが報告されています。(文献7) EBVはヘルペスウイルスの一種で、世界人口の90%以上が一生のうちに感染するとされる非常に一般的なウイルスです。 EBV感染に関連して多発性硬化症を発症するケースは非常にまれであり、感染歴があること自体が直ちに発症を意味するわけではありません。ウイルスの感染が多発性硬化症の直接的な原因と確定できない点に注意が必要です。 思春期〜若年期に肥満傾向だった人 子どもから思春期、若年期にかけて太り気味または肥満だった女性は、将来的に多発性硬化症を発症するリスクが高い傾向にあることが報告されています。(文献8) 体重 BMI 体重(kg) ÷ {身長(m) × 身長(m)} 正常体重の人に比べて多発性硬化症の発症リスク 過体重 25以上30未満 約1.4倍 肥満 30以上 約2倍 上記は、とくに女性で明確に認められた一方、男性は明確なリスク上昇は確認されていません。 なお、研究の結果は思春期から若年期の体重傾向に着目したものであり、成人後の体重や現在の生活習慣と単純に結びつくものではない点に注意が必要です。 多発性硬化症になりやすい特徴に該当しても発症しない人は多い 多発性硬化症には発症リスクが高いとされる特徴がいくつか知られていますが、当てはまるからといって必ず発症するわけではありません。 多発性硬化症の発症メカニズムは完全には解明されておらず、遺伝的体質、生活環境など複数の要因が複雑に関与していると考えられています。 そのため、特定の要因だけで発症の予測はできません。リスク要因を持っていても一生発症しない人も多い一方で、明確なリスク要因が見当たらないときも発症するときがあります。 気になる症状がある場合は、特徴に当てはまるかどうかで自己判断せず早めに専門医へ相談しましょう。 多発性硬化症の症状 多発性硬化症の症状は、脳・視神経・脊髄など、炎症が起こる場所によって異なります。 炎症が起こる場所 具体例 視神経 片目または両目の視力が低下する 視野の一部が欠ける、ぼやける 脳幹 ものが二重に見える 飲み込みにくい 顔のしびれ 小脳 まっすぐ歩けない 手の震え 大脳 手足のしびれや動かしにくさ 記憶力や判断力の低下 脊髄 排尿・排便のトラブル 手足のしびれ 症状は一時的に現れて自然に治まることもあれば繰り返し起こることもあり、出方や重さには大きな個人差があります。一例として、熱いお風呂に入ったときや、発熱、暑い環境などで体温が上がると、一時的に症状が強くなる場合があります。 気になる症状がある際は、神経内科に相談しましょう。 多発性硬化症の経過 多発性硬化症の経過は人によって大きく異なり、良くなったり悪くなったりを繰り返しながら進行する場合があります。 主な病型は以下のとおりです。 再発寛解型:症状が出現する「再発」と、症状が軽快・消失する「寛解」を繰り返す 一次性進行型:発症当初から徐々に症状が進行する 二次性進行型:再発と寛解を繰り返した後に徐々に症状が進行する 同じ病気でも再発を繰り返しても障害がほとんど残らない方がいる一方で、再発を重ねるうちに日常生活に支障が出るほど症状が進行する方もおり、経過や予後には非常に大きな個人差があります。 多発性硬化症は長期にわたって向き合っていく病気だからこそ、経過の特徴を正しく理解し、主治医と相談しながら治療を続けていくことが重要です。 以下の記事は、多発性硬化症の寿命について解説しているので参考にしてください。 まとめ|多発性硬化症になりやすい特徴を理解して不安があれば専門医に相談 多発性硬化症は、これまでの研究から発症しやすいとされる一定の傾向が知られています。喫煙やウイルス感染、家族歴などはあくまでリスク要因として関連が示されているものであり、これらに当てはまるからといって必ず発症するわけではありません。 また、発症には遺伝的要因だけでなく、複数の要素が関与すると考えられており、単一の原因で説明できる病気ではないことも重要なポイントです。 体のしびれや視力低下など気になる症状が続いているときや、リスク要因について不安を感じている際は神経内科に相談しましょう。 多発性硬化症のなりやすい人についてよくある質問 多発性硬化症は何人に1人がなる病気ですか? 2017年に行われた調査によると、多発性硬化症は10万人あたり14〜18人程度と推定され、日本全国で約17,600人と考えられています。(文献1) ただし、上記の数字はあくまで統計上の観点からの推計値であり、実際の発症率は地域や年代によって異なる可能性があります。症状や不安がある場合には、神経内科に相談しましょう。 ストレスが原因で多発性硬化症になることはありますか? 心理的ストレスと多発性硬化症の発症や再発・炎症活動との間に、比較的軽度から中程度に関連がある可能性が示されています。(文献9) しかし、精神的なストレスは多発性硬化症の発症や再発に多少なりとも影響を与える可能性があるものの、ストレスだけで起こるとは言えません。生活上の強いストレスが続く場合でも、多発性硬化症に至るには遺伝的ななりやすさや他の環境要因との組み合わせが関与すると考えられています。 参考文献 (文献1) 多発性硬化症/視神経脊髄炎(指定難病13)|難病情報センター (文献2) 多発性硬化症の感受性と進行における性別関連要因 |PubMed (文献3) 多発性硬化症の遺伝学と家族分布:レビュー|PubMed (文献4) 多発性硬化症の遺伝学:概要と新たな方向性|PubMed (文献5) ビタミンD欠乏と多発性硬化症の関連:最新のシステマティックレビューおよびメタアナリシス|PubMed (文献6) 多発性硬化症における喫煙リスク:症例対照およびコホート研究に基づく20,626例に基づくメタアナリシス|PubMed (文献7) 多発性硬化症の主な原因としてのエプスタイン・バーウイルス:メカニズムと示唆|PubMed (文献8) 子ども期および思春期の過剰体重は多発性硬化症のリスクと関連している:メタアナリシス|PubMed (文献9) ストレスおよび多発性硬化症 - 疾患発症リスクおよび障害進行との関連に関するシステマティックレビューおよびメタアナリシス|PubMed
2026.02.27 -
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視神経脊髄炎(NMOSD)は、免疫の異常により視神経や脊髄に炎症が起こる自己免疫疾患で、視力障害やしびれ、麻痺などの症状を繰り返す特徴があります。 再発を重ねると神経のダメージが蓄積し、日常生活や将来の健康状態に不安を感じる方も少なくありません。中には「寿命に影響するのではないか」「健康な人と同じように長く生きられるのか」と悩む方もいます。 この記事では、視神経脊髄炎が寿命に与える影響や再発によるリスク、多発性硬化症との違いなどをわかりやすく解説します。視神経脊髄炎と向き合いながら長く元気に過ごすためのポイントを知りたい方は、ぜひ参考にしてください。 視神経脊髄炎の後遺症に対しては、再生医療も治療選択肢の一つです。後遺症について気になる症状がある方は、ぜひ一度公式LINEにご登録ください。 【結論】視神経脊髄炎でも適切な治療を続けると寿命は健康な人と変わらない 視神経脊髄炎は、適切な治療と再発予防を継続できれば、基本的に健康な人と大きく変わらない寿命を保てるとされています。 寿命に影響するのは疾患そのものよりも、再発を繰り返すことで生じる神経障害や後遺症の蓄積です。再発を防ぎながら病状を安定させることが、寿命への影響を最小限に抑えることにつながります。 早期診断と継続的な再発予防治療を徹底すれば、将来にわたって健康な人と大きく変わらない寿命を目指せます。 視神経脊髄炎(NMOSD)が寿命に影響するといわれる理由 寿命に影響するといわれる背景には、以下のような再発による機能障害や神経ダメージの蓄積などの要因があります。 再発を繰り返すと呼吸や内臓に影響(後遺症)が出るから 発見が遅れると神経へのダメージが進むから 合併症(感染症・血栓症)が起こる可能性があるから それぞれ詳しく解説します。 再発を繰り返すと呼吸や内臓に影響(後遺症)が出るから 視神経脊髄炎は再発のたびに炎症が神経へダメージを蓄積させ、後遺症が出やすくなります。主な影響は以下の通りです。 症状 内容 視力低下・視野障害 視神経の炎症により見えにくさや視野の欠けが生じる 四肢の麻痺・しびれ 脊髄障害によって手足の運動や感覚に支障が出る 排尿・排便のコントロール障害 自律神経の影響で排泄機能の調整が難しくなる 呼吸困難 呼吸筋の機能低下により息苦しさが現れる 再発を繰り返すほど神経の回復が追いつかず、障害が固定化しやすくなります。とくに脊髄病変が広がると呼吸や自律神経機能にも影響が及び、生活機能の低下につながりかねません。 このように後遺症が蓄積していくことが、長期的な予後へ影響する要因と考えられています。 発見が遅れると神経へのダメージが進むから 視神経脊髄炎は急性期の炎症が強く、発見が遅れるほど神経細胞へのダメージが広がりやすくなります。治療開始が遅延すると脱髄や軸索障害が進行し、回復しにくい後遺症が出る可能性が高まります。 結果として運動機能や呼吸機能の低下が進行し、全身状態の悪化を招くおそれがあるため、寿命に影響するといわれています。 初期症状は視力低下やしびれなど他の疾患と似ているため、診断が遅れることがあります。神経へのダメージを最小限に抑えるためにも、おかしいと感じたら早めに医療機関を受診することが大切です。 合併症(感染症・血栓症)が起こる可能性があるから 視神経脊髄炎では、長期の免疫抑制療法や身体機能の低下により、感染症や血栓症といった合併症が生じる可能性があります。 免疫機能が抑えられることで、ニューモシスチス肺炎や肺結核などの日和見感染症のリスクが高まる点に注意が必要です。 さらに、排尿障害を伴う場合は残尿の影響で尿路感染症を繰り返す場合があり、全身状態の悪化につながることがあります。このような肺炎や尿路感染症が重症化すると治療継続が難しくなる場合があります。 また、活動量の低下や麻痺に伴う深部静脈血栓症や肺塞栓症は急激に生命リスクを高める要因です。こうした合併症の発症は予後に影響しうるため、寿命との関連が指摘されています。 視神経脊髄炎と多発性硬化症の誤診も症状悪化につながる 視神経脊髄炎(NMOSD)を多発性硬化症(MS)と誤診し、多発性硬化症の治療薬を視神経脊髄炎患者に投与してしまうと、かえって病状の進行を招くおそれがあります。 視神経脊髄炎は主に視神経や脊髄に強い炎症を起こす疾患であるのに対し、多発性硬化症は脳を含む中枢神経に散在する病変を特徴とする点で性質が異なります。 両者は初期症状が似ているため誤診が生じることがありますが、治療方針は大きく異なります。多発性硬化症として治療を受けた場合、NMOSDでは十分な再発抑制が得られず、むしろ再発が増える可能性も指摘されています。 結果として重い後遺症が残り、生活機能の低下が進むことで予後に影響を及ぼすおそれがあるでしょう。 視神経脊髄炎にかかっても寿命を延ばすための治療法 視神経脊髄炎では、再発の抑制と後遺症の軽減を目的に、急性期と慢性期で治療方針を分けて行うことが重要です。 急性期には炎症を速やかに鎮めて神経障害の進行を防ぎ、慢性期には再発予防治療を継続することで長期的な機能低下や生活の質の低下を抑えます。 急性期の治療法は以下があります。(文献1) ステロイドパルス療法:強力な抗炎症作用で急性の炎症を抑える 血漿交換療法:血中の自己抗体を除去する 免疫グロブリン大量静注療法:免疫反応を調整して炎症を鎮める また、慢性期の治療法は以下が挙げられます。 副腎皮質ステロイド薬:炎症の再燃を防ぐ維持療法 免疫抑制薬:免疫異常を抑えて再発を予防する 適切な治療を継続すれば再発回数を減らし、日常生活を維持しながら予後の改善が期待できます。 視神経脊髄炎の後遺症の治療には再生医療も一つの手となる 視神経脊髄炎の後遺症には、再生医療という選択肢もあります。自己脂肪由来の幹細胞を培養し点滴で投与することで、損傷した神経機能の回復を目指す治療法です。 自身の細胞を用いるため拒絶反応が起こりにくく、通院で受けられる点もメリットです。リハビリと併用すれば生活機能の改善を目指せるでしょう。 当院「リペアセルクリニック」の公式LINEでは、再生医療の情報提供と簡易オンライン診断を実施しております。視神経脊髄炎の後遺症について気になる症状がある方は、ぜひ一度公式LINEにご登録ください。 視神経脊髄炎の再発を予防するために普段から気を付けること 視神経脊髄炎の再発を防ぐには、日常生活での体調管理が欠かせません。とくに以下の点を意識することが重要です。 ストレスや疲労をためず、十分な休息を確保する 手洗いやワクチン接種などで感染症を予防する 入浴や運動時は体温上昇に注意し、ウートフ現象を避ける ※ウートフ現象:体温上昇で一時的に症状が悪化する現象 これらを継続すれば免疫の過剰な活性化を抑えやすくなります。体調の変化に早めに気づき、主治医へ相談する姿勢も再発リスクの低減につながるでしょう。日頃から無理のない生活を送る意識も大切です。 視神経脊髄炎は早期治療・再発予防が寿命を延ばすカギ 視神経脊髄炎は、早期に適切な治療を開始し再発を防ぐことで、長期的な予後の改善が期待できます。 再発を重ねるほど神経障害や合併症のリスクが高まるため、急性期治療と再発予防治療を継続する姿勢が重要です。さらに、後遺症が残った場合でも再生医療という選択肢を検討すれば、神経機能の回復を目指せる可能性があります。 専門的な評価を受けながら、自身に合った治療方針を早期に整えることが寿命延伸のカギとなるでしょう。 当院「リペアセルクリニック」の公式LINEでは、再生医療の情報提供と簡易オンライン診断を実施しております。 視神経脊髄炎の後遺症について気になる症状がある方は、ぜひ一度公式LINEにご登録ください。 視神経脊髄炎の寿命に関するよくある質問 視神経脊髄炎と診断された際に余命が伝えられることはありますか? 視神経脊髄炎と診断された際、がんのように具体的な余命が告げられるケースは、一般的にはありません。 重度の再発や呼吸障害などの合併症がある場合に予後の見通しが説明されることはありますが、現在は治療の進歩により長期生存が期待できるとされています。 個々の病状や治療反応によって経過は大きく異なるでしょう。過度に悲観せず、主治医と再発予防の計画を立てることが重要です。 視神経脊髄炎は完治しますか? 現時点で視神経脊髄炎を完全に治す治療法は確立されていません。一度発症すると基本的には長期にわたって経過を見ていく必要がある慢性疾患と考えられています。 しかし、ステロイドや免疫抑制薬、抗体製剤など再発を抑制する治療法は着実に進歩しており、適切な選択・継続により症状のコントロールが期待できます。 早期に診断を受けて再発予防治療を継続すれば、生活機能の低下を防ぎながら日常生活を維持でき、結果として健康な人と大きく変わらない寿命を全うできる可能性も十分にあります。 視神経脊髄炎は遺伝しますか? 視神経脊髄炎は遺伝性疾患ではなく、親から子へ必ず受け継がれる病気ではありません。多くの場合は家族とは関係なく個別に発症するケースが中心で、特定の家系に集中して起こる病気とは考えられていません。 自己免疫の異常が関与する後天的な発症が主であり、家族内での発症頻度は高くないとされています。 ただし、体質的な影響が一部関わる可能性は否定できず、感染症や生活環境など複数の要因が重なって発症に至ると考えられています。 (文献1) 多発性硬化症・視神経脊髄炎スペクトラム障害診療ガイドライン|日本神経学会
2026.02.27














