薬丸裕英さんを
イメージキャラクターに迎え
地上波にテレビCMを放送中
関節(膝、股関節、肩)編
脳卒中・ヘルニア編
症例紹介
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- 脊髄損傷の症例
- 幹細胞治療の症例
30年来の後遺症が、幹細胞投与の翌日から劇的に変化! 60代の患者様は、20代の時に発症した脊髄動静脈奇形による、クモ膜下出血が原因で、四肢麻痺に苦しんでこられました。 これは、30年以上続いた四肢麻痺から、たった1回の治療の翌日に「右足が上がる」「指が伸びる」「肩が動く」という驚くべき変化を経験された患者様の物語です。長い間諦めていた日常動作が、わずか24時間で改善するという希望を、ぜひご覧ください。 「以前よりスムーズに指が伸ばせるようになった」と語られる患者様。 このような劇的な変化は、一体どのように実現したのでしょうか? 脊髄動静脈奇形について 脊髄動静脈奇形とは、動脈が毛細血管を介さずに、直接静脈と連結している、先天的な血管の異常です。通常、動脈の高い血圧は、毛細血管を通過する際に、徐々に減少しますが、動静脈奇形では、壁の薄い静脈に、直接高圧の血液が流れ込むため、静脈が破裂したり、異常に膨張したりします。この患者様の場合、出血による血腫や、膨らんだ静脈が、脊髄神経を圧迫し、重度の神経麻痺を引き起こしていました。 従来の医学では、神経損傷の回復は、発症から約1年で停止し、それ以上の改善は望めないとされてきました。特に、30年以上経過した慢性期の神経障害に対しては、効果的な治療法がありませんでした。 リペアセルクリニックの特徴 冷凍せずに培養した幹細胞の使用(生存率96%以上) 10,000例以上の豊富な実績 独自の分離シートによる高品質な幹細胞の提供(化学薬品、添加物不使用) 患者様一人ひとりに合わせたオーダーメイド治療 厚生労働省への届出・受理に基づく投与数の最適化 脊髄腔内ダイレクト注射: 幹細胞を脊髄腔内に直接投与する、独自の方法で効果を最大化 当院では、国内でもほとんど行われていない、脊髄腔内ダイレクト注射という、特別な投与方法を提供しています。脊髄損傷治療においては、損傷部位に、直接幹細胞を届けることのできるこの方法が、特に良い効果を示すことが、経験から分かっています。 また、脂肪由来の幹細胞を用いることで、骨髄由来の幹細胞と比較して患者様の身体的負担を軽減しながら、生存率の高い、活性の高い細胞を大量に培養することが可能になりました。幹細胞は、冷凍せずに使用するため、投与時の細胞の状態が最良に保たれています。 リペアセルクリニックは「脊髄損傷」に特化した再生医療専門クリニックです。手術・入院をしない新たな治療【再生医療】を提供しております。 MRI所見 MRIにて、頸髄への圧迫による損傷がみられました。 <治療内容>脊髄腔内に直接2500万個細胞を計2回投与 2500万個細胞を、合計2回、脊髄腔内に直接投与いたしました。 治療後の変化 投与翌日からの体幹の筋力向上 右足の挙上が可能になり、歩行の安定性が向上 拘縮していた右手の指が伸展可能に 右肩の挙上機能が回復 転倒リスクの著しい低下 右下肢の詳細な評価を行っている様子です。 特筆すべきは、30年以上続いた慢性期の神経障害に対して、わずか1回目の治療翌日から、これほどの劇的な変化が現れたことです。患者様ご自身も驚かれ、喜びのお電話をいただいたほどの効果が現れました。長年「これ以上の回復は望めない」と諦めていた機能が、再び戻り始めるという希望が生まれたのです。 点滴治療においては、リペアセルクリニックでの、1億個と2億個の両方の投与経験に基づくと、2億個の一括投与が、より効果的であることがわかってきました。当院では、厚生労働省への届出・受理を経て、2億個の幹細胞一括投与を提供しています。 長年の神経障害でお悩みの方、「もう回復は望めない」と諦めていた方も、希望の光はあります。あなたも、新しい可能性に向けて、一歩を踏み出してみませんか。 リペアセルクリニックでは、再生医療分野で豊富な経験を持つ専門医たちが、10,000例以上の実績に基づく確かな技術と、独自の培養方法で、患者様一人ひとりに、最適な治療プランをご提案いたします。 患者様に投与後の症状の変化を記録していただきました。 https://www.youtube.com/watch?v=VGO7WT_aids https://www.youtube.com/watch?v=YWbOAYqXoX4 <治療費> 幹細胞 投与回数(1回) 242万円(税込) <起こりうる副作用> ・脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。 脊髄損傷の再生医療についてはこちらで詳しく説明しています。↓ 再生医療医師監修:坂本貞範
2025.04.28 -
- 股関節の症例
- 幹細胞治療の症例
- PRP治療の症例
痛みがレベルが大幅に改善― 人工関節手術を回避できる可能性 「将来、私も人工関節になるのかしら...」そんな不安を胸に来院された、50代女性の症例をご紹介します。 治療前の状態 10年以上続く右股関節の痛み(痛みレベル:10段階中4) 臼蓋形成不全(股関節の受け皿が浅い状態)による変形性股関節症と診断 痛み止めによる対症療法のみ 複数の家族が同様の症状で人工股関節手術を受けている MRI所見 この患者様のMRIを拝見すると、右股関節に軽度の臼蓋形成不全があり、関節の隙間が狭くなっていました。ご家族にも同じ症状の方がいることから、遺伝的な要素も関係しているかもしれません。変形性関節症は、炎症と軟骨のすり減りによって、少しずつ進行していきます。早いうちに炎症を抑え、軟骨を修復できれば、人工関節手術を先延ばしにしたり、場合によっては、回避できる可能性も広がります。 リペアセルクリニックの特徴 冷凍せずに培養した幹細胞の使用(生存率96%以上) 10,000例以上の豊富な実績 独自の股関節専用「ピンポイント注射」 患者様一人ひとりに合わせたオーダーメイド治療 当院では幹細胞を冷凍せずに培養することで、96%以上という高い生存率を維持しています。これが治療効果を高める秘訣です。 また、股関節は膝と違って隙間が狭いため、細胞をピンポイントで届けるには、特別な技術が必要です。当院独自の股関節専用『ピンポイント注射』では、エコーや特殊なレントゲン装置を使って、確実に関節内へ幹細胞を届けるよう、心がけています。関節の隙間が狭い股関節でも、この特殊な技術のおかげで、しっかりと必要な場所に、幹細胞を届けることができます。 リペアセルクリニックは「股関節の痛み」に特化した再生医療専門クリニックです。手術・入院をしない新たな治療【再生医療】を提供しております。 <治療内容>右股関節に1億個細胞を4回投与+PRP この患者様には、1億個の幹細胞を4回に分けて投与させていただきました。幹細胞治療の魅力は、炎症を抑える作用と軟骨を再生する力を両方持ち合わせている点にあります。 治療後の変化 痛みレベルが10段階中4から1へと大幅に改善 日常生活がずっと楽に 人工関節手術を回避できる可能性が高まる 治療1年後も効果が持続 治療から1年後、嬉しいことに痛みが大幅に軽減し、日常生活もずっと快適になったようです。「このまま人工関節を受けずに済めば」という患者様の願いが叶う可能性も高まってきました。診察時には表情も明るく、前向きな気持ちになられている様子がうかがえました。 まとめ 変形性股関節症、特に家族歴のある臼蓋形成不全の方は、早めの治療がとても大切です。この患者様のように、適切なタイミングで、幹細胞治療を始めることで、人工関節手術を避けたり、先送りにしたりできる可能性があります。これは、毎日の生活の質を保つ上で、とても重要なことです。 リペアセルクリニックでは、再生医療分野で豊富な経験を持つ専門医たちが、10,000例以上の実績に基づく確かな技術と独自の培養方法で、患者様一人ひとりに、最適な治療プランをご提案いたします。国内で唯一の最新の『分化誘導技術』を用い、当院は『新時代の再生医療』による治療を提供します。 <治療費> ・関節1部位 幹細胞数 ( 2500万個~1億個 ) 投与回数( 1回 )132万円( 税込 )/2500万個 ・PRP治療 16.5万円( 税込 ) <起こりうる副作用> ・脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。 変形性股関節症の再生医療についてはこちらで詳しく説明しています。↓ 再生医療医師監修:坂本貞範
2025.04.26 -
- ひざ関節の症例
- 幹細胞治療の症例
- PRP治療の症例
膝の痛みが完全になくなり、日常生活の質が大きく向上! この患者様は、数か月前から左膝の痛みが続き、90代のご主人の介護で、膝に大きな負担がかかり、症状が悪化していました。地域の整形外科では「末期の変形性関節症」と診断され、ヒアルロン酸注射や、内服薬による保存的治療を試みられたものの、残念ながら、十分な効果は得られなかったようです。 治療前の状態 数か月前から続く左膝の痛み(痛みレベル10段階中6) 末期の変形性関節症と診断 保存的治療(ヒアルロン酸注射や内服薬)で効果不十分 90代のご主人の介護による膝への大きな負担 主治医からは、人工関節手術を勧められましたが、ご主人の介護のために、長期間家を空けることができないという、現実的な問題がありました。また、10年以上前に、両股関節の人工関節手術を経験されており、「足の関節が3つとも人工関節になってしまうと、歩けなくなるのでは」という不安も抱えていらっしゃいました。高齢であることも、手術へのハードルとなる中、再生医療に可能性を見出して、当院を受診されました。 初診時には「高齢なので幹細胞治療の効果は見込めるのか」と心配されていましたが、当院では、高齢の方や末期の変形性関節症の患者様であっても、優れた痛み軽減効果を実感された方が数多くいらっしゃることをお伝えしました。 リペアセルクリニックの特徴 冷凍せずに培養した幹細胞の使用(生存率96%以上) 10,000例以上の豊富な実績 独自の分離シート技術と無添加培養 患者様一人ひとりに合わせたオーダーメイド治療 厚生労働省への届出・受理に基づく投与数の最適化(1億個から2億個へ進化) 当院の治療成績の秘密は「細胞の質と量へのこだわり」にあります。国内の多くの医療機関では「培養後に冷凍し、投与時に解凍する」という方法が採用されていますが、この解凍過程で、幹細胞は大きなダメージを受け、生存率が著しく低下してしまいます。一般的な再生医療クリニックの細胞生存率が、約60%であるのに対し、当院では、96%以上という圧倒的な生存率を実現しています。生き生きとしたフレッシュな幹細胞こそが、優れた治療効果をもたらすのです。 また当院では、下腹部に局所麻酔で小さな切開を入れ、わずか米粒2〜3粒程度の脂肪組織から、1億個以上の活性の高い幹細胞を培養することが可能です。一般的なクリニックでは、約1,000万個の幹細胞を投与することが多いことを考えますと、当院の細胞数は群を抜いています。幹細胞の数が多いほど、治療効果が高まることは、臨床データでも実証されています。 リペアセルクリニックでは、再生医療分野で豊富な経験を持つ専門医たちが、10,000例以上の実績に基づく確かな技術と、独自の培養方法で、患者様一人ひとりに、最適な治療プランをご提案いたします。 リペアセルクリニックは「膝の痛み」に特化した再生医療専門クリニックです。手術・入院をしない新たな治療【再生医療】を提供しております。 レントゲン所見 レントゲンにて、左膝関節の隙間が狭くなっていることが確認できます。 <治療内容>左膝に5000万個細胞を計3回投与+PRP 治療計画として、左膝に5000万個細胞を、計3回投与することになりました。 治療後の変化 痛みレベル:10段階中6から0へ完全消失 効果の持続:初回投与3か月後に痛みが消失し、1年後も維持 階段の昇り降りなど負担のかかる動作も痛みなく可能に 介護活動を続けながらも快適な生活を実現 驚くべきことに、初回投与から3か月後には、投与前に10段階中6だった痛みが、完全に消失し(0になった)、1年後も、痛みのない状態が維持されていました。さらに嬉しいことに、階段の昇り降りなど、膝に負担がかかる動作でも、痛みを感じなくなり、日常生活の質が、大きく向上しました。 診察時には、表情も明るく、「こんなに良くなるなんて思ってもいませんでした」という喜びの声も聞かれました。 当院では、厚生労働省への届出・受理を経て、2億個の幹細胞一括投与を提供しています。リペアセルクリニック独自の豊富な治療経験から、この投与量の最適化により治療効果がさらに向上することが示唆されています。 この症例から、私たちが再認識したのは、高齢であっても、また、末期の変形性関節症であっても、質と量にこだわった幹細胞を投与することで、素晴らしい痛み軽減効果が得られるということです。特に、介護や家族の世話など、生活上の責任を果たさなければならない方にとって、長期入院を伴う手術以外の選択肢があることは、大きな希望となります。幹細胞治療では、年齢を理由に諦めることなく、可能性に挑戦する価値があります。あなたも、新しい一歩を踏み出してみませんか。国内で唯一の最新の『分化誘導技術』を用い、当院は『新時代の再生医療』による治療を提供します。 <治療費> ・関節1部位 幹細胞数 ( 2500万個~1億個 ) 投与回数( 1回 )132万円( 税込 )/2500万個 ・PRP治療 16.5万円( 税込 ) <起こりうる副作用> ・脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。 変形性膝関節症の再生医療についてはこちらで詳しく説明しています。↓ 再生医療医師監修:岩井俊賢
2025.04.25 -
- 脳卒中の症例
- 幹細胞治療の症例
諦めなかった先にある希望 ― 10年来の脳出血後遺症との闘い 「長年の脳出血後遺症で日常生活に不自由を感じている...」「再発の不安と毎日闘っている...」こんな悩みを抱えている方は、少なくありません。今回は、10年間も脳出血の後遺症と向き合い続けた、50代女性の方の治療経過をご紹介します。 こちらは、幹細胞治療後、患者様ご自身の変化について、お話いただいている様子です。 治療前の状態 右半身麻痺による右腕の動かしづらさと筋肉の拘縮 言葉の出にくさや嚥下機能の低下 杖と下肢装具が必要な歩行状態 右足首の変形(手術歴あり) 脳出血再発への強い不安 10年前の脳出血から始まった患者様の闘いは、想像を超える努力の連続でした。右半身の麻痺により、日常動作に大きな制限があり、特に右腕は動かすことができず、筋肉の拘縮も進行していました。歩行には常に杖と装具が必要で、さらに、麻痺している右足首への負担から、関節が変形し、数年前には、骨を切る手術も受けられたそうです。 また、言葉がスムーズに出ないことや、食事の際にむせることも、日常的な悩みとなっていました。この状態を少しでも良くするため、10年もの間、週に4回ものリハビリを、欠かさず続けてこられたのです。 そして何より、患者様を苦しめていたのは、脳出血の再発への不安でした。脳出血の再発率は、1年以内に25%、5年以内に50%、10年以内には55%と非常に高く、この不安と共に過ごす日々は、心身ともに大きな負担だったことでしょう。 リペアセルクリニックの特徴 冷凍せずに培養した幹細胞の使用(生存率96%以上) 10,000例以上の豊富な実績 独自の分離シート技術と無添加培養 一人ひとりに合わせたオーダーメイド治療 2億個という高濃度の幹細胞一括投与 当院では、患者様自身の脂肪組織から採取した幹細胞を、独自の分離シート技術を用いて、安全に取り出し培養します。特に重要なのは、冷凍せずに培養する方法を採用していること。一般的な医療機関では、細胞を冷凍保存するケースが多いのですが、解凍時のダメージで細胞の活性が大きく低下してしまいます。 当院の培養方法では、96%以上という高い細胞生存率を実現し、投与のたびに新鮮な細胞を用意することで「ホーミング効果」を最大限に引き出します。ホーミング効果とは、体内に入った幹細胞が損傷部位から出されるシグナルを感知して自動的に集まり、組織を修復する能力のことです。わずか米粒2~3粒ほどの脂肪から、2億個もの元気な細胞を培養できる技術は、他の施設では見られない当院独自の強みと言えるでしょう。 近年の研究と臨床経験から、1億個の細胞を2回に分けて投与するよりも、2億個を1回で投与する方が高い効果を示すことがわかってきました。現在は、2億個までの投与が可能となり、より高い治療効果が期待できるようになっています。 リペアセルクリニックは「脳卒中」に特化した再生医療専門クリニックです。手術・入院をしない新たな治療【再生医療】を提供しております。 MRI所見 MRIにて、左の視床出血が確認できます。 <治療内容>2億個細胞を計3回投与 この患者様には、2億個の細胞を3回点滴投与しました。 治療後の変化 右足や右手の筋力向上 拘縮の改善と可動域の拡大 言葉の流暢さの向上 装具や杖なしでの室内移動が可能に スクワット10回ができるほどの下肢機能回復 3回目の投与後、右手の筋力を確認している様子です。 驚くべきことに、初回投与直後から、右足や右手の筋力アップが見られ、拘縮も改善して可動域が広がりました。3回目の投与から3ヶ月後の診察では、表情も明るく、言葉の流暢さも格段に向上していました。 日常生活の変化としては、スクワットが10回できるようになるなど、下肢の機能回復が顕著で、家の中では、装具や杖なしで、壁を伝いながら移動できるようになったことが、大きな喜びとなっています。また、言葉がつまづかなくなり、周囲からは「早口になった」と、言われるようになったそうです。 「肩が柔らかくなり、腕を大きく回せるようになった」と語られる患者様。 10年という長い時間を経ても、適切な治療により、機能回復が可能であることが示された、貴重な症例です。脳出血の後遺症でお悩みの方にとって、大きな希望となるのではないでしょうか。 リペアセルクリニックでは、再生医療分野で豊富な経験を持つ専門医たちが、10,000例以上の実績に基づく確かな技術と独自の培養方法で、患者様一人ひとりに、最適な治療プランをご提案いたします。 脳卒中の後遺症でお悩みの方、再発の不安を抱えている方は、ぜひ当院までご相談ください。新たな一歩を踏み出すお手伝いをさせていただきます。 患者様に投与後の症状の変化を記録していただきました。 https://www.youtube.com/watch?v=wUkfKfU7Jsc&t=62s <治療費> 幹細胞点滴 投与回数(1回) 242万円(税込) <起こりうる副作用> ・脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。 脳卒中の再生医療についてはこちらで詳しく説明しています。↓ 再生医療医師監修:坂本貞範
2025.04.23
自分の細胞を活用し、
蘇らせる「再生医療」とは?
薬での治療は限界ではないだろうか。本当に手術は必要だろうか。
そんな思いで悩んだり、あきらめたりしていませんか?
ケガをしても傷跡が少しずつ薄くなる・・
当たり前のようですが、あなた自身の細胞には、弱ったところ、傷ついたところを修復するチカラがあります。
その細胞のチカラを最大限に引き出して治療を行うことを「再生医療」と呼び、おすすめしています。
リペアセルクリニックの特長
当クリニックは、疾患・免疫・美容という分野すべてを、自己細胞を用いた最先端の医療で行うことができる国内でも珍しい部類の医療機関です。
CPC(細胞加工施設)の高い技術により、冷凍しない方法で幹細胞を投与できるので高い生存率を実現。
ご自身の細胞や血液を利用するため、アレルギーや拒絶反応といった副作用の心配が少ないおすすめの治療方法です。
- 2億個の細胞を
投与可能※但し適応による - 高い
安全性 - 入院不要
日帰り - 身体への
負担が少ない - 高い技術力を
もったCPC

LICENSE厚生労働省届出済医療機関
第二種・第三種再生医療等提供計画 届出済
リペアセルクリニックは、第二種・第三種再生医療提供計画を厚生労働省に届出し、受理されました。
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自己脂肪由来幹細胞を用いた脳血管障害の治療
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自己脂肪由来幹細胞を用いた糖尿病の治療
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自己脂肪由来幹細胞を用いた肝障害の治療
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自己脂肪由来幹細胞を用いた変形性関節症治療
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自己脂肪由来幹細胞を用いた顔面萎縮症、皮膚再生治療
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自己脂肪由来幹細胞を用いた脊髄損傷の治療
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自己脂肪由来幹細胞を用いた慢性疼痛の治療
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多血小板血漿(PRP)を用いた変形性関節症の治療
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多血小板血漿(PRP)を用いた筋腱炎、靭帯炎の治療
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多血小板血漿(PRP)を用いた皮膚再生療法
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悪性腫瘍の予防に対する活性化NK細胞を用いた細胞治療
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自己脂肪由来幹細胞と自己前骨芽細胞分化誘導上清液を用いた変形性関節症の治療
























当クリニックでは、国内では数少ない自己の幹細胞を用いた「変形性関節症」「脳卒中」「糖尿病」「肝障害」「肌の再生」などの最先端の再生医療および、PRP(多血小板血漿)の関節内投与を再生医療安全確保法のもと、自由診療にて提供しています。再生医療とは、厚生労働省によって受理されることで行うことのできる治療となります。
坂本理事長のブログ
藤間院長のブログ
スタッフブログ
トピックス
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- 足部、その他疾患
- 足部
足に異常を感じたことで、自身でネット検索したところ、「モートン病なのではないのか」と不安を抱く方もいるかと思います。モートン病は足の付け根部分の神経が圧迫されて痛みやしびれが生じる病気ではあるものの、似た症状の疾患は意外と種類が豊富です。 モートン病と似た症状や疾患を理解すれば、モートン病自体への知識もさらに深められます。 本記事では、モートン病に似た症状・疾患を、モートン病の知識とともに徹底解説します。 モートン病に似た症状・疾患を紹介 足先が痛んだりしびれたりするのを理由に、いろいろと調べてみてモートン病を疑う方もいるのではないのでしょうか。しかし、モートン病に似た症状や疾患は他にもいろいろとあるため、自己診断は危険です。 モートン病に似た症状や疾患に、以下のものがあります。 疾患名 症状 モートン病との違い 足の関節炎 足の各所で痛みや腫れなど 足指だけでなく足の各所で発生 足底筋膜炎 足裏に痛みや張りなど かかとや土踏まず付近で発生 足根管症候群 足裏に痛みやしびれ 足の甲や足首から上で症状はなし 中足骨疲労骨折 足の甲に痛みやしびれ 動いている時に症状痛みを感じる 中足骨骨頭痛(中足骨頭痛) 動いている時に足裏に痛みやしびれ(症状が進むとじっとしていても痛みなど) 中足骨そのものへの圧迫が原因 糖尿病性神経障害 末梢神経の障害によるしびれや冷え、痛み 糖尿病の進行が原因 坐骨神経痛 お尻から足先に及ぶ痛みやしびれ 症状が出る範囲が腰やお尻にまで及ぶ それぞれの症状について解説します。 足の関節炎 足の関節炎は、足部分の関節に痛みや腫れ、動作の制限などが生じる疾患です。原因は日常での足の使いすぎやケガ、細菌・ウイルスによる感染など多岐にわたります。 足指の付け根部分に症状が現れるモートン病と異なり、足の関節炎は足の各所の関節で症状が見られるのが特徴です。 治療は安静を心掛けつつ、症状が落ち着いた頃合いに少しずつ運動を開始します。加えて、痛みの程度によっては湿布やクリームなどを用いるのも1つの方法です。 足底筋膜炎 足底筋膜炎は、かかとや土踏まずに広がる足底筋膜に炎症が発生する疾患です。足底筋膜にかかる過度な負荷が原因で発症します。主に足先で症状が現れるモートン病とは、場所が異なります。 足底筋膜炎は、長時間のウォーキングやランニングのような足をよく使うスポーツをする方に多く発症する疾患です。加えて、長い時間立ち仕事に従事する方にも見られます。 治療は、かかとにサポーターなどの装具を身に着けつつ、消炎鎮痛剤などで痛みを抑えるのが一般的です。加えて、足の指や足首のストレッチで柔軟性を高めることで、足底筋膜への負担を和らげます。 足根管症候群 足根管症候群は、足首下の内くるぶし付近から足裏に向かう神経で生じる炎症です。神経が物理的に圧迫されることにより、足裏に痛みやしびれが生じます。 なお、モートン病では足の甲や足首から上の部分で痛みやしびれが見られますが、足根管症候群ではそれらの部位で症状は発生しません。 治療の際には、靴底に専用のパッドを入れたりビタミンB製剤などの薬物を投与したりして症状を緩和します。ただし、あまりにも症状が強い場合は、ステロイド注射や手術を選ぶ場合もあります。 中足骨疲労骨折 中足骨疲労骨折は、足の甲を通る中足骨にひびが入り、痛みやしびれが生じる症状です。とくに走り込みやジャンプ動作の多いスポーツを行う人に多く見られます。 モートン病と同じく足指から足の甲にかけて症状が発生するのが特徴です。しかし、モートン病は症状が進んだときにはじっとしていても痛む場合があるのに対し、中足骨疲労骨折は主に運動中に痛みが生じます。 治療は1ヵ月半から2ヵ月程度、患部に大きな負荷のかかる活動は自粛し、安静にするのが一般的です。 中足骨骨頭痛(中足骨頭痛) 中足骨骨頭痛(中足骨頭痛)は、中足骨(足の甲)の先端部分に過度な負荷がかかって発症します。発症当初は歩行やランニングの最中に足裏の痛みを感じる程度ではあるものの、症状が進むと何もしていなくても痛みが生じるのが特徴です。 なお、モートン病は中足骨付近の神経への圧迫で症状に見舞われるのに対し、中足骨骨頭痛の場合は中足骨自体への圧迫が原因とされます。 治療は、靴底にインソールを敷いて足への負担を抑えたり、炎症や痛みを和らげる薬物を使ったりするのが基本です。痛みが強い場合はステロイド注射や手術も選ばれます。 糖尿病性神経障害 糖尿病性神経障害は、糖尿病による合併症の一種です。糖尿病によって血糖値が高い状態が長期間続くと、手足などに伸びる末梢神経が損傷や機能低下を起こします。 とくに足先の末梢神経は、人体の部位でも比較的長く、血流や栄養が届きにくいのも特徴です。糖尿病による末梢神経の障害でも足の指先から足裏にかけてしびれや冷え、無感覚などの症状が現れます。 糖尿病性神経障害は糖尿病が原因であるため、糖尿病の進行を抑えるのが基本的な治療方針です。生活習慣の改善や薬物を使って症状を抑えつつ、痛みがある場合はビタミン剤などで対応します。 坐骨神経痛 坐骨(ざこつ)神経痛は、お尻から太もも、足先に至る広い範囲で痛みやしびれが生じる症状です。とくに痛みの場合、電気が走るような痛みや長時間ジンジンとする痛みが特徴に挙げられます。 坐骨神経痛は足先以外の部位が痛む点がモートン病との大きな違いです。また原因としては、脊柱管狭窄症や腰部椎間板ヘルニアなどが考えられています。 坐骨神経痛は自然治癒するケースもあるものの、医療機関を受診した上で、適切な治療を受けることが大切です。 医療機関の治療では、消炎鎮痛剤の投与やステロイド剤注射、サポーターなどが用いられます。ただし、症状が強い場合は手術も1つの選択肢です。 モートン病の見分け方 「専門医の診察を受ける前に、自身でモートン病を見分けられないか」と考える方もいるのではないのでしょうか。モートン病はセルフチェックなどで、ある程度は自身で見分けられます。 以下にモートン病の見分け方をご紹介しますが、自己判断で満足するのではなく、必ず医療機関を受診してください。 モートン病の初期症状と比較 モートン病は初期段階とある程度進行した段階とで、症状が若干異なります。まず、初期症状の代表例が次のとおりです。 足の指に対する感じ方で違和感を覚える 歩いていたり靴を履いていたりするときに足指付近に痛みやしびれがある 靴を脱いだりじっとしていたりするときは痛みなどが落ち着く 足の指を握ったり押したりすると痛みが強まる 基本的に足の指に違和感を感じるとともに、足の指に何らかの負荷をかけている間だけ痛む特徴があります。 なお、症状が進行した場合、以下のように変化するのが特徴です。 じっとしていても足指に痛みやしびれがある 強い痛みやしびれが長時間続く 足指だけでなく足の甲や足首にまで痛みが広がる 痛すぎて歩くのさえ苦痛になる つま先に力が入らない 以上の症状が見られるようであれば、モートン病の可能性があります。 モートン病のセルフチェック 続いて、モートン病のセルフチェック項目は以下のとおりです。 足の指や付け根に痛みやしびれがある 足の指を握ったり押したりした際に痛みやしびれがある 靴を脱いだり歩くのをやめたりすると痛みなどが落ち着く 運動時や立ち仕事の時に足先が痛む・しびれる つま先に力を入れるのが苦痛 足の指先や足の甲も痛い 以上の項目にあてはまるのであれば、医療機関の受診をおすすめします。 モートン病の予防法 足指の付け根に痛みやしびれを伴うモートン病の予防法を紹介します。 モートン病を予防するには、マッサージやストレッチによる足のケアや、適切な靴を選ぶことが重要です。それぞれの方法を詳しく解説します。 マッサージやストレッチによる足のケア モートン病を予防するうえで、すぐにでもできる方法がマッサージやストレッチによる足のケアです。マッサージやストレッチで足の指や足裏を刺激すると、血行の促進により改善効果が期待できます。 加えて、すでにモートン病の症状がある方も、マッサージやストレッチによって痛みやしびれを緩和できる可能性があります。ただし、あまりにも痛みやしびれが強すぎる方は、症状悪化のリスクを避けるために控えてください。 マッサージの方法 足をケアするマッサージ方法として、青竹踏みマッサージと足指のマッサージの2つを紹介します。 青竹踏みマッサージは、縦半分に切った青竹を使う方法です。 青竹踏みマッサージの手順 100円ショップなどで青竹を用意 はだしの状態で青竹の上に乗る 青竹の上で足踏みする(数分程度が目安) なお、青竹踏みマッサージと同じく足裏を刺激するものとして、テニスボールなどを使う方法もおすすめです。 テニスボールなどを使う方j法の手順 座った状態でテニスボールなどの上に足裏を乗せる 痛みやしびれが強い部分にボールを移動させる つま先からかかとまで一通り丁寧にマッサージする 続いて足指のマッサージは、足指の甲側と足裏側を手の指で挟みこんだうえで揉むやり方です。 甲側と足裏側に分けて30回から50回ずつ心地よさを感じる圧でマッサージしていきます。 すでに症状が出ているのであれば、痛みやしびれが出ている足指を優先的にやります。 適切なサイズの靴を選ぶ モートン病の予防では、適切なサイズの靴を選ぶことも大切です。 サイズの合う靴を選ぶ際には、足の長さだけでなく、靴の幅もチェックするのがポイントです。幅が狭いと両側から足をきつく圧迫し、逆に幅が広すぎると足に余計な力がかかります。なお足先に余裕のある靴も、つま先への負担を軽くする意味で重要です。 モートン病に似た症状は再生医療も選択肢のひとつ モートン病やモートン病と似た症状の疾患を治療する際は、再生医療もひとつの選択肢です。 再生医療では、患者様自身から採取した幹細胞や血液を利用します。ご自身の幹細胞・血液を用いるため、副作用のリスクが少ないのが特徴です。 当院「リペアセルクリニック」では、脂肪由来の幹細胞治療やPRP療法といった再生医療を提供しています。 モートン病などの症状にお悩みの方は、一度ご相談ください。 \まずは当院にお問い合わせください/ まとめ|モートン病に似た症状をきちんと理解しよう モートン病に似た症状や疾患は種類が多いため、足先の痛みやしびれだけではなかなか判断できません。 症状を見分ける方法はあるものの、正確な診断には専門医の力が不可欠です。 モートン病の疑いを持っているのであれば、似た症状の疾患があることもしっかり理解したうえで、医療機関を受診することが大切です。 モートン病と似た症状に関するよくある質問 モートン病と痛風の違いは? 足指の付け根に痛みを感じる病気には痛風も考えられます。しかし痛風は、足指の付け根だけでなく足の甲や膝、手の関節などの各所で起こる場合があるのが特徴です。 加えて痛風の原因として、生活習慣の乱れやストレスなどによる尿酸値の上昇が挙げられます。とくにレバーや魚の干物のようなプリン体を多く含むものや、アルコール類のように尿酸値の高いものの摂取で発症することも多いです。 モートン病の原因は何ですか? モートン病の原因として、足のつま先への強い負荷が知られています。とくにハイヒールのような足先を強く圧迫する履物の使用や長時間の立ち仕事、長時間のランニングで発症するケースが多いです。 加えて、外反母趾や偏平足のような足が変形する病気も、モートン病を引き起こす場合があります。 モートン病になったらやってはいけないことは? モートン病になったらやってはいけないことは次のとおりです。 ハイヒールなど足先の幅が狭い履物の使用 長時間にわたって中腰など同じ姿勢を維持すること 患部への無理なマッサージやストレッチ 長時間にわたる運動 基本的に足先に過度な負荷をかけることなく、安静にしていることが大切です。 モートン病を放置するとどうなりますか? モートン病を放置するとさらに症状が進んで、何もしていなくても足指の付け根を中心に痛みやしびれが出てきます。しかも、症状が起こる部位も足指付近だけでなく、足の甲やかかと付近にまで広がるのも特徴です。 強い痛みやしびれによって、歩行が難しくなる場合もあります。
2025.04.28 -
- 足部、その他疾患
- 足部
ウォーキングをこなしていて、足先の不具合から「歩きすぎでモートン病になってしまったのでは」と不安になる方もいるのではないのでしょうか。モートン病は確かに足の指の疾患ではあるものの、歩きすぎで発症することは基本ありません。 むしろ、歩きすぎ以外の別の要因でなってしまうことが多いため、事前に知っておくと予防にも役立ちます。 本記事では、モートン病は歩きすぎでなるのかを、原因や予防方法とともに徹底解説します。 モートン病の原因は「歩きすぎ」ではない モートン病は、足裏の指の付け根に激しい痛みや腫れが生じるのが特徴です。 足でも比較的先端の部分に症状が生じるため、「歩きすぎでなるのではないか」と心配する方もいます。 しかしモートン病は、普段の歩きすぎが直接の原因ではありません。 むしろモートン病は、後で触れるように加齢で足の形が変わってきたり、つま先に負担をかけるような靴などを履き続けたりすることが主な要因です。 このため、足に合う履物を履き続けるなどしていれば、歩きすぎてもモートン病になるリスクはあまり高くありません。 モートン病になる原因 モートン病の原因は、つま先への圧迫や加齢など複数の要因が考えられます。 以下で説明する原因をより詳しく知っておくと、今後モートン病の発症を防ぐうえで便利です。 ハイヒールによるつま先への圧迫 モートン病の原因としてよくあるのが、ハイヒールによるつま先への圧迫です。 ハイヒールはつま先部分のすぐ後ろからかかと部分に向かって高さが増していくのが特徴であるため、足の指の付け根を含む足の前側に常に圧力がかかります。 履いている間はつま先立ちの歩き方を強いられる分、とくに日常的に履き続けた場合は足の指付近に圧力が集中しすぎるため、モートン病にかかるリスクが高まりやすいです。 サイズの合わない靴 また、ハイヒール以外にご自身のサイズに合わない靴も、モートン病の原因になります。 より具体的には、足幅に余裕がないほどのきつい靴や、余裕がありすぎてぶかぶかする靴を履く場合です。 きつい靴を履いている時は、足の指や内部を通る神経が左右から圧迫される分、モートン病の発症リスクが上がります。 一方でぶかぶかする靴については、足が靴の中で安定しないために、足の指が反ってしまいます。 その結果、前足の部分とかかとで体重を支えながら歩く分、普段以上に前足に圧力がかかってモートン病になる危険性が高まります。 過度のランニング ランニングの習慣がある方は、やりすぎでモートン病になる場合があるため、注意が必要です。ランニングの際は、歩行の場合以上に強い力で地面を蹴るため、足が受ける衝撃も大きくなります。足への衝撃が大きい分、つま先付近の神経が圧迫され、モートン病の発症リスクが高まる仕組みです。 とくにランニング初心者は、必要以上の強度や距離で走る傾向にあるため、なおさら注意を要します。 加齢による足の変形 ほかにも加齢で足の形が変化することも、モートン病の原因の1つです。そもそも加齢で足の形が変形するのは、足裏についている筋肉や脂肪が年とともに衰えることが理由とされています。筋肉や脂肪が減少した場合、足の骨や神経が外部からの衝撃を受けやすい状態になります。 加齢による足の変形は外反母趾や偏平足、モートン病のリスクを高めるため、注意が必要です。外反母趾や偏平足は両方とも足のバランスを維持するアーチが低下している状態である分、なおさら足の骨や神経が受ける衝撃が大きくなります。 足が衝撃を受けて圧迫され続けた結果、モートン病の発症可能性を高める仕組みです。 モートン病を放置すると悪化リスクがあるので注意 モートン病を放置すると、症状がさらに悪化するリスクがあります。モートン病は発症当初こそ、歩いている間に限り、痛みやしびれが生じるのが特徴です。 しかし症状が進むと、歩いていなくても痛みやしびれが生じます。しかも、痛みを感じる部位が足の指の付け根部分だけでなく、かかとや足首にまで広がることまである点で厄介です。症状の進行で痛みやしびれが強くなりすぎることもあり、最悪の場合で痛みのあまり、歩けなくなることさえあります。 モートン病で歩けなくなるリスクを防ぐには、症状を感じた段階で早めに医療機関で診察してもらうことが大切です。 モートン病を悪化させないための予防策 モートン病は歩き方や靴の選び方など、日常生活の中でできる予防策が多くあります。以下の予防策を知って実践すると、モートン病の今以上の悪化を防止するうえで便利です。 足に負担をかけない歩き方を意識 モートン病の症状の進行を抑えるには、足に負担をかけない歩き方を意識する必要があります。主なポイントは、以下の通りです。 かかとでしっかり着地:かかと→土踏まず→足先(母指球:足の親指のふくらみ)の順に地面に付ける つま先に力を入れすぎない:入れすぎると神経を圧迫 足の外側に重心が来るように意識する 歩行中は足の指を広げる意識をする 加えて、歩いている最中は体を前後に大きく振ることもポイントになります。体を大きく振ることで、足の重心が改善される効果があるとされているためです。 ただし、大股で歩いた場合も足を痛める危険があるため、適度な歩幅を維持しましょう。 足にフィットする靴を選ぶ 歩き方だけでなく足にフィットする靴を選ぶことも大切です。 最も重視したいポイントは、自身の足のサイズに合っているかどうかです。サイズについては、足の長さだけでなく幅もよくチェックして選びます。 とくにつま先の部分に余裕があるものが重要です。履いた際に足の指を自然に広げられたり、甲の部分が靴に当たらなかったりすれば、足の指の付け根部分への負荷を軽減できます。 またモートン病対策で靴を選ぶときは、「クッション性」もポイントです。とくに以下の5点を確認します。 靴底の素材が適切な硬さであること 靴底が薄すぎないこと 靴紐やベルト、マジックテープできつさを調整できること 前足側に柔軟な素材が使われていること かかと側はしっかり固定されること とくにウォーキングシューズなどのスニーカー類がおすすめです。 足のストレッチやマッサージで柔軟性を高める モートン病を予防する際、足のストレッチやマッサージも役に立ちます。ストレッチやマッサージは足の柔軟性を高める分、痛みやしびれのある部位への圧迫を軽減できるためです。 ストレッチやマッサージの方法には、足の指の曲げ伸ばしや青竹踏み、足首のマッサージなどがあります。ただし、痛みやしびれが強い場合は無理にやることはおすすめできません。 体重の管理も不可欠 ほかにも体重の管理も欠かせない予防策です。肥満などで体重が増加した場合、人体を支える足への負荷も大きくなります。 モートン病を発症していない方でも体重が増えて足への負荷が増えた結果、モートン病のリスクが高まるため、注意が必要です。またモートン病になった方も、体重が増えればより症状が悪化します。 モートン病の予防や治療では、食生活の見直しや適度な運動による体重の管理も有効な手段です。 モートン病の治療は「再生医療」も選択肢の1つ モートン病の治療法としては、再生医療も1つの選択肢です。 再生医療には、主に「幹細胞治療」と「PRP療法」の二つがあります。 幹細胞治療:患者様から採取した幹細胞を培養し、患部に投与 PRP(多血小板血漿)療法:患者様から採取した血液を遠心分離器にかけて、血小板を濃縮した液体を患部に投与 幹細胞には、さまざまな細胞に変化する「分化能」という能力があり、血小板には傷ついた組織や細胞に集まり、成長因子を放出する働きがあります。 どちらも患者様自身の体内から抽出した幹細胞・血液を用いるため、副作用のリスクが低いのが特徴です。 再生医療について詳しくは、当院「リペアセルクリニック」にお問い合わせください。 \まずは当院にお問い合わせください/ まとめ|モートン病は歩行量よりも靴選びと歩き方による影響が大きい モートン病は普段の歩行量よりも、靴選びや歩き方の癖による影響が大きい病気です。とくにハイヒールのようにつま先が抑圧されやすい靴を日常的に履いている方は、モートン病のリスクが高まります。 モートン病の予防には、適切な靴を選ぶことや歩き方の改善、体重の管理などが大切です。ご自身の足を大切にできるような靴や歩き方を心掛けるだけで、モートン病のリスクを下げられます。 ウォーキングで歩きすぎだからという理由だけでは、モートン病のリスクは高くなりません。モートン病を予防したいのであれば、むしろ履く靴や歩き方、生活習慣を意識しましょう。 モートン病 歩きすぎに関するよくある質問 モートン病におすすめの靴下とは? モートン病には5本指ソックスをおすすめできます。通常の靴下と異なり、それぞれの指が1本ずつ包まれる構造であるため、足の指を動かしやすく圧迫も受けにくいためです。 加えて5本指ソックスによって指で地面をしっかり踏みしめられるため、足の指や足裏の筋肉を整えつつ、歩行が改善される効果があるとされています。 モートン病の初期症状はどんなものですか? モートン病の初期症状は、歩いている時やつま先の圧迫される履物を履いている時に、足の指の付け根に痛みやしびれを感じるのが特徴です。なお、じっとしていたり時間が経ったりすると、痛みが収まることもよくあります。 ほかにも、足の指の感覚の違和感も初期に見られる特徴です。 モートン病をセルフチェックする方法はありますか? モートン病は、以下の項目に基づいてセルフチェックできます。 足の指やその付け根に痛みやしびれがある 足の指を押したりつま先立ちしたりした時に痛みが強くなる ハイヒールの着用時に痛みを感じる ウォーキングやランニング、立ち仕事中に足先に痛みなどを感じる 靴を脱いだ時やじっとしている時などに痛みやしびれが落ち着く モートン病になったらやってはいけないことは? モートン病になった際にやってはいけないことは、次のとおりです。 ハイヒールや先端の細い靴を履くこと 長時間のウォーキングやランニング 患部への強めのマッサージやストレッチ 体重の不適切な管理(暴飲暴食や運動不足) 安静を基本にしつつ、無理のない程度のストレッチをすることやサイズの合わない靴を避けることなどがポイントといえます。 モートン病に似た症状に何がありますか? モートン病に似た症状や病気は以下のものが代表的です。 中足骨疲労骨折:足の甲の骨に負荷がかかることでひびが入る 足根管症候群:くるぶし付近の神経の圧迫による足の各所への症状 足底筋膜炎:足裏の足底筋膜の炎症で、足裏を中心に痛みや張り 糖尿病性神経障害:糖尿病の進行による足のしびれや痛み なおモートン病に似た症状・疾患は、ほかにも多くあります。なかには、モートン病のように足先に痛みやしびれが生じるものの、原因や細かい症状が異なるものもあるため、専門医の診察が欠かせません。
2025.04.28 -
- 足部、その他疾患
- 足部
足先が痛いために、ネット検索などで調べてみて「モートン病かもしれない」と感じる方もいるのではないのでしょうか。同時に「モートン病に見た目でわかる特徴があるのではないのか」と、気になる気持ちや不安が交錯している方もいるかと思います。 モートン病には見た目で判別できる特徴はありません。見た目よりも、むしろ足先などの痛みやしびれなどの症状で見分けるのが一般的です。ただ、セルフチェックの方法や医療機関での診断方法を知っておくと、今後の治療でも役に立ちます。 本記事では、モートン病の特徴について、症状や見分け方とともに徹底解説します。 モートン病に見た目の特徴はある? 足裏の指の付け根付近に痛みやしびれに悩んでいて、ご自身がモートン病なのではないかと疑う方もいるかと思います。 モートン病の疑いがあっても見た目に何の異常も見られないと、「モートン病は見た目で判断できないのか」と思うこともあるのではないのでしょうか。 本章では、モートン病の特徴について解説します。 明確な見た目の特徴はない モートン病には、見た目で明確にわかる特徴は現れません。 モートン病は足裏の中指や薬指、人差し指の付け根部分に症状が出るのが特徴ですが、該当する部分が赤く腫れたりむくんだりすることがありません。 外見上の異常が特に見られない分、見かけによるモートン病の判別は不可能です。 見た目で異常がわからないことから、長期間放置した結果、症状が進行してから受診するケースもあるため注意を要します。 足指の付け根の痛みやしびれが主な特徴 モートン病を発症した場合、足指の付け根部分の痛みやしびれが主な特徴として現れます。 初期段階でも、歩くだけで足指の付け根が痛む程度の症状が現れるのがポイントです。 さらに症状が進むと、歩いていなくても足裏部分や指の先端に焼けるような痛みやしびれを感じるようになります。 より症状が深刻になると、足の部分だけでなくふくらはぎの部分にまで強い痛みが及ぶケースもあります。 モートン病の見分け方|主に症状でチェック モートン病が見た目でわかりにくいのなら、判別も難しいと感じる方もいるのではないのでしょうか。 実はモートン病は、症状をもとに見分けることが可能です。 セルフチェックの方法もあるため、ご自宅でも判別できる場合があります。 モートン病の見分け方は以下の通りです。 初期症状からセルフチェックする方法 モートン病は初期症状の段階からセルフチェックで見分ける方法があります。 以下の項目に当てはまるようであれば、モートン病の可能性があるため、注意が必要です。 足指の付け根部分に痛みやしびれ、焼けつくような感覚を覚える 足指の付け根をつまんだり押したりすると痛い 履き物を脱ぐと、痛みやしびれが和らぐ 歩いている時や立ち仕事の時に足裏が痛む 歩くだけでも痛みやしびれを感じて辛い セルフチェックで「モートン病なのではないか」と感じたら、整形外科で専門医の診察を受けることをおすすめします。 つま先立ちとモルダーテストで症状の有無を確認 医療機関でモートン病を見分ける際、まず医師はつま先立ちで症状が見られるかどうかを確認するのが一般的です。 モートン病は足裏の指の付け根に痛みやしびれが生じるため、つま先立ちするだけでも症状が出てきます。 加えてモートン病の判別には、「モルダーテスト」と呼ばれる方法も一般的です。 モルダーテストでは、足指の両側を手で包み込む形で圧迫するように握りながら、痛みなど症状の有無を確認します。 モートン病の場合、足指と足指の間を通る神経が腫れているため、圧迫するように握っただけで痛みやしびれが出やすいです。 診断でも複数の手法で確認 モートン病の診断は、原則として複数の手法が使われます。特に病気や症状を正確に確定するための確定診断では、レントゲン検査やMRI検査などが用いられるものの、単体では確定が難しいためです。 レントゲン検査などで調べたうえで、足指の付け根部分の神経に腫れが見られればモートン病の診断が確定します。 モートン病に似た症状や病気はあるのか? モートン病は似た症状や病気が多いため、見た目や症状から自己診断するのは危険です。 モートン病に似た症状や病気として、次のものが挙げられます。 足の関節炎:足指の付け根だけでなく、足の各所に関節痛が発生。 足底筋膜炎:足裏にある足底筋膜の炎症で、特にかかとや土踏まず付近に発生。 中足骨疲労骨折:足の甲に生じる疲労骨折で、足指の付け根から甲にかけて痛む。 足根管症候群:内くるぶしの神経の圧迫で発生。足の指から足裏に至るまで痛みやしびれ。 腰椎椎間板ヘルニア:腰椎の圧迫で生じる神経障害。足だけでなく腰に痛み。 足の骨折:外傷や強い負荷で発生。軽く押すだけで痛み。青あざや腫れも見られることが多い。 神経障害:糖尿病やヘルニアなどが原因。痛みやしびれだけでなく冷えを感じることもある。 多くの病気や症状は、足指の付け根以外の部位に症状が出るため、それによってモートン病と見分けられます。ただし、より詳しい状況を医師に伝えたうえで、医師による正確な診断を受けることが大切です。 モートン病の治療では「再生医療」も1つの選択肢 モートン病の治療としては、再生医療も選択肢となります。 再生医療には、患者様から幹細胞を採取・培養して患部に投与する「幹細胞治療」と、血液を遠心分離器にかけて血小板を濃縮した液体を投与する「PRP療法」があります。 どちらも患者様自身の体内から抽出した幹細胞・血液を用いるため、アレルギー反応や拒絶反応のリスクが低い治療法です。 再生医療について詳細は、当院「リペアセルクリニック」へご相談ください。 \まずは当院にお問い合わせください/ まとめ|モートン病は見た目での判断が難しいので症状で見分けよう モートン病は腫れやあざのように、見た目で判断できる症状がありません。 見た目ではなく、足指の付け根付近の痛みやしびれが主な特徴であるため、症状を見分けるには医師による検査や診断が欠かせません。 モートン病らしき症状や病気にお悩みの方は、ご自身の判断に頼るのではなく、医療機関の受診をおすすめします。 モートン病の見た目に関するよくある質問 モートン病は何科を受診すればいいですか? モートン病の診断や治療を受けられるのは整形外科です。ただ、痛みが出たときに急ぎで治療しなければいけない病気ではないため、何日か様子を見た後に受診しても問題ありません。 モートン病の原因は何ですか? モートン病は、足指の付け根が強い圧迫を受けることが直接の原因です。特にハイヒールのようなつま先が圧迫されやすい履物を履く方や、ジョギングや中腰での肉体労働のような前足に負荷のかかる活動が多い方がなる可能性があります。 また、外反母趾や偏平足などによる足の変形で発症するケースもあるため、注意が必要です。 モートン病で歩きすぎは良くないですか? モートン病になった際、歩きすぎは控えるべきとされています。ただでさえ痛みやしびれが生じているところに、歩くたびに自身の体重で足にさらなる負荷をかけてしまうためです。 その結果、さらに病状が悪化する可能性さえあります。なお、モートン病は歩きすぎで生じることはありません。 モートン病を放置するとどうなりますか? モートン病を放置した場合、症状はさらに悪化します。モートン病は初期症状の時点では、歩いたり立ったりしているときに限り痛みやしびれが生じるのが特徴です。 しかし症状が進むと、じっとしているだけでも痛みやしびれに悩まされます。加えて、痛みやしびれを感じる範囲も足先だけでなく、足の甲や足首にまで広がります。 痛みが強すぎて歩くことが苦痛に感じられる場合もあるため、なるべく早めの医療機関の受診がおすすめです。 モートン病を緩和するマッサージの方法を教えてください モートン病の症状を緩和するマッサージには、足指のマッサージや足裏のマッサージがあります。 足指のマッサージは、足指を心地良い指圧で行うもので、甲側と足裏側でそれぞれ30~50回程度が目安です。特に足裏側は丹念に行います。 また、足裏マッサージはテニスボールやマッサージボールを用意したうえで座り、自身の足をボールに乗せます。続いて特に痛みの強い部分にボールが来るように転がすやり方です。その後はつま先からかかとまで一通りマッサージします。 なお、両方とも痛みやしびれが強い場合は、無理にやらないようにしましょう。
2025.04.27 -
- 手部、その他疾患
- 手部
スマホ操作やキーボード入力の繰り返しで手首や指に激痛が走る腱鞘炎。日常生活の中で頻繁に起こるこの症状の効果的な治し方を知りたい方も多いのではないでしょうか。 腱鞘炎の治療は安静が基本であるとともに、ストレッチや温冷療法などさまざまな方法があります。 加えて、今後の再発を防ぐために自宅で簡単にできる予防法もあるため、知っておくのがおすすめです。 本記事では腱鞘炎の治し方について徹底解説します。自宅でできる対処法や予防法も紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。 腱鞘炎の治し方 腱鞘炎は手や指の使い過ぎで、手指の筋肉と骨を繋ぐ腱を包む腱鞘(けんしょう)で炎症が起きる症状です。腱鞘炎になると、手の甲や指に痛みや腫れが生じたり、しなやかな曲げ伸ばしが難しくなったりします。 腱鞘炎は日常生活に支障をきたすケースも多いため、症状を和らげて早く回復するための正しい治し方を知ることが重要です。 本章では、腱鞘炎の治し方について解説しますが、腱鞘炎の種類や症状を知りたい方は、あわせてこちらもご覧ください。 指や手首を安静にする 腱鞘炎の治し方で最も基本的な方法が、指や手首を安静にして過ごすことです。 腱鞘炎は指や手首の使い過ぎによって生じるため、まずは症状が出ている部位に極力負担をかけないようにします。治療に専念しているときは、症状の出ている部位とは逆側の指や手首を使うことが大切です。 例えば、右の親指が患部の場合は、左手を使うようにします。やむを得ず患部のある側の手を使わなければならないときは、できるだけ短い時間で済ませるようにしましょう。 ただし、安静にしている期間が長引くと、筋肉や腱の可動域が狭まる場合があります。 ある程度痛みが引いてきたら、少しずつ動かす機会を増やすことが大切です。 状況に応じた温冷療法 腱鞘炎の治療では、症状の段階に合わせた温冷療法が効果的です。 発症から2〜3日の急性期には冷却が推奨されます。氷嚢やアイスパックを薄いタオルで包み、15分程度患部に当てると、炎症による腫れや痛みを抑えられます。 一方、急性期を過ぎて症状が落ち着いてきたら温熱療法に切り替えましょう。温めることで血行が促進され、痛みの緩和や筋肉・腱の柔軟性回復につながります。 個人の症状や体質によって最適な方法は異なるため、判断に迷う場合は必ず医師に相談してください。 痛みを緩和するストレッチ 腱鞘炎になった際、痛みの緩和にストレッチも効果的です。 指や手首のストレッチは筋肉をほぐして痛みを和らげるだけでなく、血行を促す効果があるとされています。ストレッチは、リラックスした状態で行いましょう。 ここでは、指のストレッチと手首のストレッチの2つを紹介します。 指のストレッチ 指の痛みを緩和するストレッチは、次の手順・方法で進めます。 痛みのある手の掌を下に向ける 指を1本ずつ反対側の手で持ち、手の甲側にゆっくり反らす 指が伸びるのを感じたら、10~30秒程度キープ キープ後はゆっくり戻す 他の指も同様に動かす なお、指のストレッチは1日に2,3セット行うのがおすすめです。 ただし、あまりにも痛みが強いときは、無理をせずに安静にしてください。 手首のマッサージ 続いて手首のマッサージは、以下の手順で行います。 痛みのある手を机などの上に置く 反対側の手で痛みの生じている手の指を持ち、10秒程度反らせる 反らした指を元に戻す 手首のマッサージも、1日に複数セットやることが推奨されています。 痛み止めや装具の活用 腱鞘炎の治療では、痛み止めや装具も活用される手段です。 痛み止めには、ローションや塗り薬、湿布などの外用鎮痛消炎薬と、飲み薬のような内服薬があります。両方とも腱鞘炎による痛みや炎症を抑える目的で使用され、とくに痛みが増すときは外用鎮痛消炎薬と内服薬を併用するケースも多いです。 一方、装具については、サポーターがよく使われます。ただ、手や指は生活でよく使う部位であるため、完全には固定せず、指や手首の関節を覆うタイプを使用するのが一般的です。関節を覆うタイプであれば、指や手首を動かせる範囲を限定させながら、関節への負担を軽減します。 ステロイド剤注射治療 もし、痛み止めや装具を活用しても強い痛みが続くときは、ステロイド剤注射による治療も手段の1つです。 ステロイド剤注射は、炎症が見られる腱鞘に直接注射する形で、ステロイド剤を注入します。 ステロイド剤注射を行った場合、個人差はありますが2~3週間程度で症状の緩和が見られ、効果は3カ月から半年にわたって継続するケースが多くあります。 なお、糖尿病を抱えている方については、注射によって血糖値が上昇するリスクがあるため、注意と医師による慎重な判断が不可欠です。 手術による治療 腱鞘炎を痛み止め・装具やステロイド剤注射などの方法を用いても、症状が緩和しなかったり繰り返されたりする場合、手術を検討します。 腱鞘炎向けの手術は「腱鞘切開」が一般的です。症状の進行で腫れて分厚くなった鞘の部分を切り開きます。なお、局所麻酔を施した状態で行われるとともに、所要時間も10~20分程度と短めです。 腱鞘炎を予防する方法 指や手首に慢性的な痛みをもたらす腱鞘炎は、できれば事前に予防したいと感じる方もいるかと思います。 腱鞘炎を予防する方法は色々とあり、日常生活の中で簡単に実践できるものばかりです。 指や手首への負担を軽減する 腱鞘炎を予防するには、まず指や手首への負担を軽減することが大切です。 特に現代人は日常的にスマホを使う方が非常に多いため、スマホの操作が原因で腱鞘炎になる方も多くいます。 スマホの使用による腱鞘炎を予防するには、スマホを片手ではなく両手で持つのがポイントです。 片手で操作すると、持っている側の親指や手首に継続的な負担がかかるため、腱鞘炎を発症するリスクが高まります。 日頃片手でスマホを使っているのであれば、両手で持ったり操作したりする癖を付けるだけでも、腱鞘炎のリスクを下げられます。 また仕事やプライベートでパソコンを使う際も、手首の部分をクッションで支えるのがポイントです。 加えてスマホやパソコンを長時間利用する時は、こまめな休憩も腱鞘炎の予防に役立ちます。 スマホやパソコンを使う際、タイプ操作だけでなく前かがみの姿勢も腱鞘炎を誘発することがあるためです。 サポーターやテーピングもおすすめ 腱鞘炎の予防には、サポーターやテーピングもおすすめできます。 サポーターやテーピングは、特にテニスや野球のような手や指を使うスポーツ競技の場合、事前に手首などに巻いておくことで筋肉や腱への負担を和らげられる点がメリットです。 加えてテーピングは、関節を動かせる範囲を限定する分、腱を痛めたりけがを防いだりするのに効果を発揮します。 手首や指のストレッチで柔軟性を向上 日常生活の中で腱鞘炎を予防するには、手首や指のストレッチを心掛けることも大切です。 日頃からストレッチを行うことで、指や手首の腱の柔軟性を高めるとともに、指の付け根の腱を広げることによって圧迫を和らげる効果も期待できます。 特に指や手首をよく使うスポーツや仕事・作業に従事する方は、始める前の準備体操の時間などにストレッチの癖を付けておくと、腱鞘炎になる可能性を下げられます。 腱鞘炎の治療選択肢のひとつ「再生医療」について 腱鞘炎の治し方の選択肢として、再生医療もあります。 腱鞘炎の治療では、患者様自身から採取した血液の血小板を濃縮した「多血小板血漿(PRP)」を注射する方法がとられます。 手術によらない方法であるとともに、所要時間も最短30分程度である点も特徴です。 当院「リペアセルクリニック」では、腱鞘炎に対する治療として再生医療を行っています。 腱鞘炎の治療に再生医療をご検討の方は、当院へお気軽にご相談ください。 \まずは当院にお問い合わせください/ まとめ|腱鞘炎を治すには安静にして医療機関を受診しよう 腱鞘炎の治し方は、基本的には患部を安静にしつつ、医療機関を受診するのが基本です。 加えて、温冷療法や痛み止め・装具による治療も用いられるほか、症状が深刻な場合はステロイド剤の注射や手術も用いられます。 また、日常生活でもスマホの使い方に気を付けるなどの、腱鞘炎を予防できる方法もさまざまです。 ほかにも、最近では再生医療も腱鞘炎の治療で選べます。 腱鞘炎の治し方は簡単にできるものが非常に多いため、安静を心がけながら医療機関で医師の指導に従いつつ実践してみてください。 腱鞘炎の治し方に関するよくある質問 腱鞘炎がなかなか治らない理由は? 腱鞘炎がなかなか治らず、症状が長引くのは、いつの間にか指や手首を使いすぎているのが原因です。 特にスマホやパソコンを意識しないままに多く使い、それがきっかけで症状が長期化しているケースがよく見られます。 スマホやパソコンの操作は、タッチパネルやキーボード上でタイプ打ちするため、同じような動作の繰り返しで腱鞘炎に繋がりやすいです。 スマホなどを長時間操作しがちであれば、まずは操作する時間を減らすことをおすすめします。 腱鞘炎の治し方でやってはいけないことは? 腱鞘炎の治療中は、指や手を無理に動かすことはやってはいけません。 炎症が落ち着かない状態で無理に動かすと、症状がより悪化する可能性があるためです。 指の曲げ伸ばしや重いものの持ち運びはもちろんのこと、患部を押したり無理なストレッチを行ったりすることも避ける必要があります。 腱鞘炎の湿布の貼り方は? 腱鞘炎の治療で湿布を貼る際、患部の場所によって方法はさまざまです。 患部が指である場合は、湿布を小さめの大きさにカットしたうえで、包帯やテープで補強するように貼ります。 特におすすめの場所が指の第二関節です。腱鞘炎の発症時に炎症が起こりやすい靭帯性腱鞘(じんたいせいけんしょう)と呼ばれる部位があるため、湿布によって痛みを和らげられることがあります。 手首が患部であるときは、湿布をX字型に切って患部に交差する場所が来るように貼るのがポイントです。もし湿布だけで貼りつかないときは、上からテープや包帯で補強すると良いでしょう。 腱鞘炎の治し方で親指のマッサージはOKですか? 腱鞘炎の治し方で、親指をマッサージしても問題ありません。 ただし、親指の付け根部分を反対側の指の先ではなく、指の腹の部分や手のひらで優しく押したり揉んだりするのがコツです。
2025.04.27