股関節の痛み hip joint pain

一度すり減って失った軟骨は
自分の力だけでは元に戻ることはありません

変形性ひざ股関節症になると
どうなるの?

何らかの原因で股関節の軟骨がすり減ることで炎症が起こり、歩くときや立ち上がるときに脚の付け根、太ももの前側やお尻に痛みが伴います。股関節の変形が進むと関節の動きが悪くなり、靴下が履きにくい、正座が難しい、寝ていても痛いなどの状態になります。

さらに進むと、脚の長さが短くなり、足を引きずる(破行)ように歩くようになります。そして、一度すり減ってなくなった軟骨は、自分の力では元に戻ることはできないのです。

  • 初期

    関節のすき間が保たれている

    関節のすき間が保たれている

  • 進行期

    関節のすき間が狭くなる

    関節のすき間が狭くなる

  • 末期

    骨が変形する

    骨が変形する

従来の保険診療では
限界がある

そもそも股関節は、ひざや肩のような関節注射をできるクリニックが少なく、主に痛みを緩和するための鎮痛剤の内服や体重の減少、リハビリテーションといった治療法しかありませんでした。私は、痛みが抑えられない患者さんに時々注射を行っていますが、ひざや肩のようには効き目が出ません。痛がる患者さんを前になんとも空しい心境でした。

写真:坂本先生

たとえ痛みが無くても、確実に軟骨はどんどんすり減って股関節の変形は進んでいきます。中には急激に変形の進む急性破壊性股関節症(RDS)というタイプもありますので定期的にレントゲンの検査は必要となります。

従来の対症療法:この対症療法だけではどうしても変形の進行は止められない

そのまま放置すると
どうなるの?

股関節の変形が進んでくると、歩くことや日常生活に大きな制限がかかります。そうなると、人工関節などの手術をせざるを得なくなります。この手術は体に大きな負担がかかります。手術をしたくない、できない方は痛みを我慢しながら保存療法を継続するしか方法がありません。歩くことができなくなると、体力や筋力が低下しそのまま車椅子になったり寝たきりになってしまう場合がとても多いのです。

かといって大きな手術を受けるのも、体と心に大きな負担がかかってしまうのもまた事実です。また、たとえ人工関節の手術をしても思うように痛みが取れない可能性も少なからずあるのは確かです。今まで、このようなジレンマの中で患者さんの悩む姿を数多くみてきました。

人工関節術をしたくない方の
新しい選択肢

私が再生医療に出会うまでは、股関節の変形が進行していよいよ日常生活が困難になると、他の先生方と同様に人工関節の手術を勧めていました。それしか選択肢がありませんでした。

『手術にはリスクがあるのでしたくない』『仕事や家庭の事情で長期入院ができない』など皆さんやはり手術に抵抗があるのは当然ですよね。また、基礎疾患をお持ちの方や高齢で手術ができない方も沢山おられます。そこで当院では、従来の保存療法でも手術でもない再生医療に注目しました。

股関節の痛みでお困りの方、手術をどうしてもしたくない方がたくさん診察に来られます。再生医療の適応かを判断し多くの症例の治療を行ってきました。そのほとんどの方が『人工関節術しなくて済んだ』『股関節の痛みが、かなりましになった』と喜んでくださいます。

そのときはいつも、この再生医療に出会えて良かったなと実感しています。最近では知名度も上がってきており、体に大きな負担をかけない革新的な治療として大変期待されております。

Dr.サカモトが解説します!(理事長)

変形性股関節症に対する
当院の再生医療とは

こんな方が再生医療の適応に

  • 人工関節の手術を勧められているが抵抗がある
  • 入院するための休みが取れない
  • 今の治療に成果を感じられない
  • 骨に壊死があると言われた

再生医療で人工関節術を
避けることができる

幹細胞を股関節に注射すことにより、すり減った軟骨が再生され痛みが軽減し手術をしなくてもよくなる可能性が高くなります。そして初期の股関節の変形であったとしても、今後必ず変形は進んでいきます。予防対策としても再生医療の力が発揮できます。

変形が末期となる前に再生医療を受けると、人工関節術するほどの重症化を防ぐことができるのです。手術には血栓症、感染症、出血、神経障害などの合併症のリスクを伴います。そこで変形性股関節症の症状を緩和する脂肪由来の幹細胞を用いた再生医療は、すでに世界でも多数の症例報告と実績があり、国内においてもい大変注目されている最先端治療です。

人工関節したくない、まだ初期の変形でも重症化するのを予防したい
再生医療なら
進行を遅らせる

当院の再生医療の特徴

当院の治療と一般的な治療の違い:再生医療を比較する上でここがとても重要な要素です!

1.幹細胞の数は多いほど効果が高い

一般的には1千万個ほどの幹細胞を投与することが多いのですが、当院では関節の状態に合わせて2,500万個~1億個以上の幹細胞を投与します。

一般的な治療:約1,000万個投与、当院の治療:約2,500万個~1億個投与
培養幹細胞治療後の痛みの変化

それでは実際の写真を見てみましょう。

図:一般的な投与数と当院の投与数の違い

幹細胞の数は多いほど
治療成績がいい

写真を見ると、投与した幹細胞が多いほうが軟骨が沢山再生されているのがはっきりわかる!

関節の中に投与する幹細胞の数は1千万個程度というのが一般的なんだ。でも、当院では患者の症状に応じて、冷凍保存をしていないフレッシュな幹細胞を1億個以上投与できるんだよ。

投与する幹細胞の数が多いほど治療成績が良いというのは、海外の臨床データでも実証されているんだ。

幹細胞の数が多いほど、痛みが少ないんだね

2.独自の細胞培養技術

冷凍保存しないので
幹細胞の高い生存率が実現

CPC(細胞加工室)の比較
  • 当院のCPC
    図:当院のCPC
  • 他院のCPC
    図:他院のCPC

国内トップクラスのCPC(細胞加工室)を使うことで冷凍保存しなくても済むようになったんだ。

投与する幹細胞がフレッシュなほうが修復も早そうだね。
冷凍したマグロを解凍して食べるより、生のマグロを食べたときのほうがが美味しいと感じるのと似てるかも!!

実際、フレッシュな幹細胞が多ければ多いほど治療成績も良好なんだよ。
これは、海外の文献でも証明されているんだ。

また、当院ではフレッシュな幹細胞を1億個以上にまで増やすことができるんだ。

独自の細胞培養技術の
その他の特長

  • 患者自身の細胞と血液から幹細胞を培養するため安心安全
  • 添加物や薬品などの不純物を一切含まないため副作用のリスクが少ない
  • 採取する脂肪は米粒2~3粒程度なので、身体への負担が少ない

3.脂肪の幹細胞を使う。骨髄や滑膜からの採取と比べ体の負担が少ない。

POINT

幹細胞は脂肪の中以外に、骨髄や滑膜、内臓などにも存在します。それぞれに治療効果の違いなど特徴はあります。当院では採取するのに安全性が高く、世界でも今注目されている脂肪由来の幹細胞を使用しています。

脂肪由来の幹細胞を使用
  • 採取するのに安全性が高い
  • 骨髄や滑膜内蔵の幹細胞より体への負担が少ない
イラスト:幹細胞を使用

自己脂肪由来幹細胞治療の流れ

  • お腹に手を当てる

    下腹部周辺を局所麻酔して5ミリほど切開し、脂肪を米粒2~3つ分ほど採取します。所要時間は20分ほどでほとんど痛みはありません。

  • スポイトとシャーレ

    CPC(細胞加工室)で培養する。
    約4~6週間ほどかかります。

  • 股関節に注射

    培養した幹細胞を股関節に注射します。

もう一つの再生医療
PRP(多血小板血漿)療法とは

PRP(多血小板血漿)療法とは、自分の血液の中にある血小板から出る成長因子(傷を修復させる)を利用した治療です。本来、私たちが持っている『治る力』を高める治療です。
当院ではAPSと高濃度Acti-PRPを使用しています。

当院では独自の製法で造られたActi-PRPを使用しています。これは、一般のPRPの血小板や成長因子をさらに凝縮して豊富に集めた高濃度のPRPです。一般的なPRPの数十倍の効果があり、抗凝固剤などの不純物を一切含まないPRPとして今注目されています。

血小板の多い血漿

PRP治療の流れ

  • 採血

    採血

  • 遠心分離し血漿成分を抽出

    遠心分離し血漿成分を抽出

  • 患部へ注射

    患部へ注射

じゃあ、幹細胞治療と
PRP療法はどう違うの?

幹細胞による再生医療では、幹細胞が軟骨に変化することで、すり減った軟骨を修復及び再生することができます。しかしPRPの中には幹細胞が含まれていないため、すり減った軟骨を作ることができないのです。PRPはヒアルロン酸の様に、関節の炎症を抑える効果だけとなります。

股関節の軟骨をつくることができるのは幹細胞だけということだね。PRPは自分の血液で、効果の強いヒアルロン酸をつくった感じだね。
  • PRP療法

    PRP療法

    血小板を多く含むPRPを取り出し、股関節に注入

    幹細胞がなく、軟骨はできない

  • 幹細胞治療

    幹細胞治療

    身体から幹細胞を取り出し、股関節に注入

    幹細胞から軟骨がつくられる

症例報告

Youtube

「Dr.サカモトの再生医療チャンネル」では、再生医療の実施ビフォーアフター動画も配信中です。幹細胞治療やPRP療法をはじめとした再生医療は、新しい治療法です。厚労省から認可を受けている当院にぜひ一度お問い合わせください。

概要と原因

1次性 2次性 先天性股関節脱臼 臼蓋形成不全 など

1次性

原因が不明で関節が変形するもので欧米に多く見られます。

2次性

日本ではこの2次性が大半を占め、約90%は先天性股関節脱臼と臼蓋形成不全によるものとなります。女性に多く見られます。もともと生まれつき、関節の構成する骨の異常が見られるのです。その他の原因として、事故などのケガの後遺症や体重増加、ペルテス病、大腿骨頭壊死、関節リウマチなどがあります。

先天性股関節脱臼とは

原因不明ですが、生まれつき股関節が脱臼しており、遺伝要素も関連があるとされています。

臼蓋形成不全とは

骨盤の寛骨臼の臼蓋という受け皿の部分で大腿骨の骨頭を受け止めているが、この臼蓋の先天性に不完全な成長で骨頭が浅かったり、成長する過程で臼蓋が上手く成長しない後天性のものがあります。

症状

  • 脚の付け根が歩くと痛い
  • 靴下が履きにくい
  • 左右に揺れて歩いている
  • しゃがめない
  • 太ももが痛い
  • 足の長さが左右で違う
  • 初期

    関節のすき間が保たれている

    関節のすき間が保たれている

  • 進行期

    関節のすき間が狭くなる

    関節のすき間が狭くなる

  • 末期

    骨が変形する

    骨が変形する

治療方法

脂肪由来の幹細胞による再生医療

手術には血栓症、感染症、出血、神経障害などの合併症を伴うリスクがあります。
再生医療はご自身の細胞と血液を使用するため副作用のリスクの心配はなく安全に行えます。

保存療法

体重減少、筋力トレーニング、杖の使用などがあります。
片足で立った場合、股関節には体重の3倍の力が加わるので体重コントロールはとても大切です。

鎮痛剤の投与

非ステロイド性消炎鎮痛剤がよく使われます。

手術療法

手術には血栓症、感染症、出血、神経障害などの合併症を伴うリスクがあります。
特に血栓症は命に関わることもあります。

保存療法では効果がなく、日常生活に支障をきたす場合には手術を検討します。
手術には痛みが伴い、合併症のリスクもあることから慎重に進められます。

内反・外反骨切り術

大腿骨の転子部をくさび状に骨を切り、骨頭を内側に傾けるのを内反骨切り術と言います。逆に骨頭を外側に傾けるのを外反骨切り術と言います。これが適応なのは、骨頭が扁平化して変形して軟骨がすり減っている場合です。初期から進行期が適応です。切り離された骨をつなげるためにプレートを使用します。

  • 内反骨切り術

    内反骨切り術

    大腿骨の転子部をくさび状に骨を切り、骨頭を内側に傾けます

  • 外反骨切り術

    外反骨切り術

    大腿骨の転子部をくさび状に骨を切り、骨頭を外側に傾けます

寛骨臼回転骨切り術(寛骨臼移動術)

骨盤からはみ出ている骨頭を骨盤の寛骨臼で覆う手術です。手術時期は初期の段階で行います。この手術を行うことで将来人工関節をしなくても良い可能性が高くなります。ただ、痛みの軽い初期であり、また治療期間は入院期間も入れると約6ヶ月もかかるため、なかなか手術に踏み切れずに機会を逃してしまう場合があります。

  • 寛骨臼回転骨切り術

    寛骨臼回転骨切り術

    骨盤からはみ出ている骨頭を骨盤の寛骨臼で覆います

人工股関節置換術(THA)

臼蓋という受け皿のところにカップをつけ、大腿骨側にはステムという金属のインプラントを固定します。固定するときは関節の状態や患者さんの年齢によって、セメントを使う場合と使わない場合があります。約15年ぐらいからインプラントが緩んできてしますと、一度入れた人工関節を除去しもう一度人工関節を入れ替える再置換術が必要となります。全身麻酔をして入院は約1ヶ月ほど必要となります。 その場合には入院期間は3ヶ月ほどになることもあります。
ただし、人工関節の手術をしても痛みが残る場合もあります。

  • 人工股関節置換術

    人工股関節置換術

    臼蓋にカップをつけ、大腿骨側にはステムという金属のインプラントを固定します

当院では、多くの末期の患者さんに脂肪由来幹細胞の投与を行なってきました。身体に負担のかかる手術をするか迷われているときに当院を知り、再生医療をうけていただいています。簡単な注射だけで、痛みが激減し手術をしなくて良かったととても喜ばれています。

私も今後この再生医療は手術に取って代わる治療として世に広まればと願っております。

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