

動画でみるインタビュー
実際に当院で治療を受けられた患者さんによるインタビュー動画です。
患者さまのインタビュー

膝にまつわる症例紹介
具体的な症例紹介を解説しています。
“リペア幹細胞” 痛み10段階中5が0.5に!バレーを諦めない!左変形性ひざ関節症 70代 女性
痛みのない日常を取り戻した70代女性の膝関節再生治療 「ヒアルロン酸では効き目が物足りなくなってきた、それでも人工関節は受けたくない」。8年間続いた左膝の痛みに悩まされてきた70代女性の患者様。"リペア幹細胞"による治療を受け、10段階中5だった痛みが投与後6か月で0.5まで軽減。再びバレーボールを楽しめる日常へと希望が広がってきました。 治療前の状態 8年前から続く左膝の痛みに長く悩まされてきた 近くの整形外科で変形性膝関節症と診断を受けた 水を抜く処置やヒアルロン酸注射で対処療法を続けてきた ヒアルロン酸の除痛効果が限定的になり、別の選択肢を探していた 患者様は8年前から左膝の痛みに悩まされ、近くの整形外科で変形性膝関節症と診断を受けました。膝に水がたまるたびに穿刺をしたり、ヒアルロン酸注射を打ったりと対処療法を続けてこられました。長年バレーボールに親しまれており、左足を軸にしてプレーをすることが膝の負担になっていたと振り返られています。 最近ではヒアルロン酸注射でも除痛効果が限定的になってきました。とはいえ人工関節を受けるほど重症というわけでもなく、別の治療方法を探すうちに再生医療に興味をもたれ、当院を受診されました。 "リペア幹細胞"とリペアセルクリニックの特長 <治療内容>左膝に2500万個の"リペア幹細胞"を計2回投与 左膝に2500万個の"リペア幹細胞"を計2回にわたり投与しました。手術や入院の必要はなく、関節を温存したまま治療を進めることができました。 治療後の変化 投与後6か月で痛みが10段階中5から0.5まで軽減 3〜6か月後は10段階中0〜1、1年後は0〜2.5と良好な状態を維持 ヒアルロン酸では実現できなかった長期にわたる除痛効果を実感 バレーボールのある生活への希望が見えてきた 投与後6か月で痛みは10段階中5から0.5まで軽減し、3〜6か月後も0〜1で推移、1年後も0〜2.5の範囲で良好な状態が続いています。ヒアルロン酸では一時的にとどまっていた効果が、幹細胞治療では長く実感できる状態へと変わりました。 「ヒアルロン酸では効き目が物足りなくなってきた、それでも人工関節は受けたくない」という治療前の不安は解消され、再びバレーボールを楽しめる日常へと一歩踏み出すことができました。幹細胞治療は変形性関節症が進行していない段階で受けていただくと、より高い除痛効果が得られることが分かっています。一度効果が現れると、長期にわたって維持される患者様も多くいらっしゃいます。
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ひざ関節の症例
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関節の症例
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幹細胞治療の症例
“リペア幹細胞” 痛み10段階中10が3に!テニス復帰も夢じゃない!右変形性膝関節症 60代 男性
テニス復帰へ前進した60代男性の右膝再生治療 「このままテニスを続ければ将来は人工関節が必要」と告げられ、再生医療を頼って当院を受診された60代男性の患者様。長年続けてきたテニスを諦めかけるほどの痛みに悩まされていました。10段階中10だった痛みが、"リペア幹細胞"による治療を経て、初回投与から半年後には10段階中3まで軽減。テニス復帰への希望が見えてきた症例です。さらなる改善にも期待が持てる状況です。 治療前の状態 半年前にテニス中、右膝に痛みが出現 整形外科でレントゲン検査を受け、変形性膝関節症と診断 ヒアルロン酸注射と内服による保存的加療を行うも、痛みが悪化 テニスができなくなり、人工関節置換術の選択肢を提示される 半年前にテニスをしている最中、右膝に痛みを感じ始めた患者様。整形外科を受診しレントゲン検査を受けたところ、変形性膝関節症と診断されました。ヒアルロン酸注射や内服薬による保存的加療を続けてこられましたが、徐々に痛みが悪化し、長年続けてきたテニスができない状態となりました。 進行した変形性膝関節症では、通常は人工関節置換術が選択肢となります。ですが、人工関節は耐用性の問題からスポーツへの復帰が難しくなる治療です。患者様は「テニスを続けたい」「人工関節は避けたい」と強く希望されていました。そこで当院では、手術や入院を必要としない"リペア幹細胞"による再生医療をご提案しました。 "リペア幹細胞"とリペアセルクリニックの特長 <治療内容>右膝に1億個の"リペア幹細胞"を計3回投与 右膝に1億個の"リペア幹細胞"を計3回にわたり投与しました。手術や入院の必要はなく、関節を温存したまま治療を進めることができました。 治療後の変化 初回投与から半年後には10段階中10だった痛みが10段階中3まで軽減 「少しずつテニスに復帰できています」とのお声をいただく 人工関節置換術を回避しながら、関節を温存した治療を完遂 長年続けてきたスポーツの再開へ前進 "リペア幹細胞"投与を重ねるごとに痛みは段階的に軽減し、初回投与から半年後には10段階中3まで改善。患者様からは「少しずつテニスに復帰できています」と前向きなお声を頂きました。 治療前はテニスを諦めかけている状態でしたが、組織の修復を促したことで、治療後は人工関節を回避しながらスポーツ再開への道筋を取り戻された症例となりました。組織の再生・修復を促したことで、このような改善が実現しました。"リペア幹細胞"は投与後約1年間にわたって効果を発揮し続ける例もあるため、さらなる改善も期待できます。
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ひざ関節の症例
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関節の症例
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スポーツ医療の症例
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幹細胞治療の症例
“リペア幹細胞” 痛み10段階中6が2に!マラソン復帰へ前進!両変形性膝関節症 50代 男性
マラソン復帰へ前進した50代男性の変形性膝関節症の再生治療 「このままマラソンを続けたら人工関節になる」と告げられた50代男性の患者様。数年にわたり悪化し続けた両膝の痛みが、10段階中6から2まで大幅に軽減し、大好きなマラソンを少しずつ再開されています。手術を避けて大切な趣味を続けたいという願いに、再生医療が応える症例となりました。 治療前の状態 数年前からマラソンによる負担で両膝に痛みが出現 近医で両膝の初期の変形性膝関節症と診断される ヒアルロン酸注射や内服による保存療法を続けるも、痛みが悪化しマラソンができない状態に 主治医から「このままマラソンを続ければ人工関節が必要になる」と告げられ、強い不安を抱えていた 数年前から両膝の関節痛に悩まされてきた50代男性の患者様。趣味のマラソンによる膝への負担が引き金となり、近医で両膝の初期の変形性膝関節症と診断されました。ヒアルロン酸注射や内服薬による保存的治療を続けてこられましたが、最近は痛みが悪化し、大好きなマラソンを走ることができなくなっていました。 主治医からは「このままマラソンを続けて膝に負担をかけると、人工関節をしないといけなくなる」と告げられましたが、まだまだマラソンの引退は考えられないというお気持ちから、手術以外の選択肢として再生医療を頼って当院を受診されました。 "リペア幹細胞"とリペアセルクリニックの特長 レントゲン所見 レントゲンにて関節の狭小化を認めます。 <治療内容>両膝に"リペア幹細胞"1億個ずつを複数回投与 両膝に1億個ずつの"リペア幹細胞"を複数回にわたり投与しました。手術や入院の必要はなく、日常生活を続けながら治療を進めることができました。 治療後の変化 初回投与から半年後に痛みの大幅な軽減を実感 右膝は10段階中6から2へ、左膝は2から0へ軽減 「投与するたびに痛みが軽減していきました」と実感を話される 少しずつマラソンを再開できるまでに回復 初回投与から半年後には、右膝の痛みが10段階中6から2へ、左膝は2から0へと大幅に軽減しました。患者様からは「投与するたびに痛みが軽減していきました。少しずつマラソンも再開しています」と喜びのお声をいただいています。 「人工関節になるかもしれない」という不安を抱えて来院された患者様が、手術を避けて大切なマラソンを継続できる未来を取り戻されました。組織の再生・修復を促したことで、このような改善が実現しました。"リペア幹細胞"は投与後1年間にわたって効果を発揮し続けるため、さらなる改善も期待できます。
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ひざ関節の症例
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関節の症例
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幹細胞治療の症例
“リペア幹細胞” 痛み10段階中7が3に!手術なしでゴルフ継続へ!右変形性膝関節症・左変形性股関節症 60代 男性
手術なしでゴルフ継続へ前進した60代男性の膝・股関節再生治療 「人工関節だけは避けたい」。長年の関節の痛みに耐えながらも、手術だけは避けたいと願い続けてきた60代の男性の患者様です。右膝と左股関節の変形性関節症を抱え、左股関節の痛みは10段階中7にまで達していました。"リペア幹細胞"による治療を経て、左股関節の痛みは10段階中3へと軽減し、右膝も10段階中4から2へ改善。趣味のゴルフ再開に向けて、大きな一歩を踏み出されています。さらなる改善にも期待が持てる状況です。 治療前の状態 20代の頃から体重による関節への負担が蓄積し、30代後半にジムでの運動中に右膝の痛みが出現 右変形性膝関節症・左変形性股関節症と診断され、右膝は数回の関節穿刺を経験 加齢とともに痛みは増悪し、ゴルフ練習中に左股関節にも痛みが出現 整形外科で人工関節手術を勧められたが、武道の指導をしているため手術を回避したいという強い希望をお持ちだった 患者様は20代の頃から体重115kgほどあり、長年にわたって膝や股関節に大きな負担がかかっていました。30代後半にはジムでの運動中に右膝に痛みを感じるようになり、数回にわたり関節の水を抜く処置を受けたものの、加齢とともに痛みは悪化していきました。さらにゴルフ練習中には左股関節にも痛みが出現し、整形外科でのレントゲン検査の結果、人工関節手術を勧められました。 しかし患者様は武道の指導を続けており、人工関節にすることで動きが制限されることを強く懸念されていました。手術以外の治療法を模索するなかで、"リペア幹細胞"による再生医療の存在を知り、当院を受診されました。 "リペア幹細胞"とリペアセルクリニックの特長 レントゲン所見 レントゲンにて膝関節・股関節ともに関節の狭小化を認めます。 <治療内容>右膝・左股関節に5000万個の"リペア幹細胞"を計4回投与+PRP 右膝と左股関節に、1回あたり5000万個の"リペア幹細胞"を計4回(幹細胞治療3回+補償投与1回)、合計2億個を投与しました。あわせてPRPも1回投与しています。手術や入院の必要はなく、関節を温存したまま治療を進めることができました。 治療後の変化 PRP投与後から段階的に痛みが軽減していき、正座のしづらさや階段での痛みも徐々に改善 左股関節の痛みは10段階中7から3へ、右膝の痛みは10段階中4から2へ改善 症状のない日が増加し、ゆっくりとした歩行では痛みを感じなくなった 長距離歩行や強い荷重時には痛みや引っ掛かり感が残るものの、日常生活の動きは大きく改善 PRP投与時は右膝が10段階中4、左股関節が10段階中7でしたが、"リペア幹細胞"の投与を重ねるごとに痛みは軽減していきました。1回目の投与後には小幅な歩行で痛みを感じなくなり、回を重ねるなかで症状のない日が増加。最終的に右膝は10段階中2、左股関節は10段階中3まで改善されました。 治療前は人工関節手術を勧められ、武道の指導を続けられなくなるのではないかと不安を抱えていた患者様ですが、手術を回避しながら痛みを大幅に軽減することができました。ゆっくりとした歩行では痛みを感じなくなり、趣味のゴルフにも前向きに取り組める状況まで回復されています。組織の再生・修復を促したことで、このような改善が実現しました。"リペア幹細胞"は投与後1年間にわたって効果を発揮し続けるため、さらなる改善も期待できます。
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ひざ関節の症例
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股関節の症例
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関節の症例
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幹細胞治療の症例
“リペア幹細胞” 痛み10段階中10が1〜2に!階段の上り下りもスムーズに!両変形性膝関節症 60代 女性
痛みのない日常を取り戻した60代女性の膝関節再生治療 「膝が痛くて階段も満足に上れない」――そんな不安を抱えていた60代の女性の患者様。両膝の変形性膝関節症により、痛みは10段階中10という最も深刻な状態にまで達していました。当院での"リペア幹細胞"とPRP療法を組み合わせた治療の結果、痛みは10段階中1〜2まで劇的に改善。歩行や階段の上り下りもスムーズに行えるようになり、手術に頼らない回復への道が開けました。 治療前の状態 数年前から両膝の痛みと腫れに悩まされていた 両変形性膝関節症と診断され、膝関節の水腫も認められた 転倒をきっかけに腰痛も出現し、膝の症状がさらに悪化 痛みは10段階中10で、階段昇降や歩行など日常生活に大きな支障 患者様は数年前から両膝の痛みおよび膝関節の腫れ(水腫)を自覚されていました。その後、転倒を契機に腰痛も出現し、膝の症状はさらに増悪。階段昇降や歩行といった日常生活動作に大きな支障をきたすようになり、当院を受診されました。 従来の保存的治療では十分な改善が得られず、かといって手術による身体的負担も懸念されるなか、患者様は手術に頼らない新たな治療法として再生医療を選択されました。 "リペア幹細胞"とリペアセルクリニックの特長 レントゲン所見 レントゲンにて両膝の狭小化を認めます <治療内容>両膝に各2500万個の"リペア幹細胞"を計3回投与+PRP PRP療法(多血小板血漿)を2回実施した上で、両膝に各2500万個の"リペア幹細胞"を計3回にわたり投与しました。手術や入院の必要はなく、関節の組織を温存したまま治療を進めることができました。 治療後の変化 1年後の診察時に両膝の痛みが著明に軽減 痛みは10段階中10から1〜2へ劇的に改善 歩行や階段昇降がスムーズに行えるようになった 手術に頼らず症状をコントロールできた 治療開始から1年後の診察時には、両膝の痛みは著明に軽減していました。痛みは10段階中10から1〜2まで改善し、歩行や階段昇降などの日常生活動作もスムーズに行えるようになりました。 治療前は階段も満足に上れず、日常生活に大きな支障をきたしていた患者様ですが、"リペア幹細胞"とPRP療法による段階的な治療を経て、手術に頼らず膝の痛みを大幅に和らげることができました。日々の生活を取り戻し、再び自分の足でしっかりと歩ける喜びを実感されています。
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ひざ関節の症例
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関節の症例
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幹細胞治療の症例
“リペア幹細胞” 痛み10段階中7〜8が3に!手術なしで半月板を温存!右変形性膝関節症・右半月板損傷 60代 女性
手術を回避し膝の痛みを和らげた60代女性の再生治療 「このまま痛みが続くなら手術しかないのかな…」。20年前の受傷をきっかけに、右膝の痛みに長年悩まされてきた60代女性の患者様。右変形性膝関節症・右半月板損傷と診断され、ヒアルロン酸注射などの保存療法では効果が限定的でした。痛みは10段階中7〜8という深刻な状態でしたが、"リペア幹細胞"による治療を経て、痛みが10段階中3まで軽減し、日常生活の質が向上しました。さらなる改善にも期待が持てる状況です。 治療前の状態 20年前にしゃがんだ際に右膝を受傷し、その後痛みが再燃した サポーターの装着や関節穿刺、ヒアルロン酸注射を受けたが効果は限定的 右膝に水腫がみられ、レントゲン検査で変形性膝関節症中期と診断 痛みは10段階中7〜8と深刻で、日常生活に大きな支障が出ていた 患者様は20年ほど前にしゃがんだ際、右膝から音がして受傷されました。その後は落ち着いていたものの、昨年の夏に右膝の痛みが再燃。サポーターを装着しても改善せず、水腫がみられたため関節穿刺やヒアルロン酸注射を受けましたが、効果は限定的でした。 レントゲン検査では右変形性膝関節症と診断され、同時に半月板の損傷も確認されました。保存療法では根本的な改善が難しく、手術に頼らずご自身の組織修復力を活かす再生医療を選択されました。 "リペア幹細胞"とリペアセルクリニックの特長 レントゲン所見 レントゲンにて関節の狭小化を認め、同時に半月板の損傷も認められます。 <治療内容>右膝に5000万個の"リペア幹細胞"を計2回投与+PRP 右膝に5000万個の"リペア幹細胞"を計2回にわたり投与しました。また、PRP療法も1回施行し、ご自身の血液成分を活用した組織修復の促進を図りました。手術や入院の必要はなく、半月板を温存したまま治療を進めることができました。 治療後の変化 痛みが10段階中7〜8から3まで軽減し、全体的に痛みが和らいだ 長時間の歩行では痛みが出ることがあるものの、日常生活の質が向上 手術を回避しながら、半月板を温存した状態で改善を実現 "リペア幹細胞"の継続的な効果により、さらなる改善にも期待 "リペア幹細胞"の投与とPRP療法を組み合わせた治療の結果、痛みは10段階中7〜8から3まで軽減しました。長時間の歩行で痛みが出ることはあるものの、全体的に痛みが和らぎ、日常生活の質が大きく向上しています。 手術への不安を抱えていた患者様にとって、半月板を温存したまま痛みの軽減を実現できたことは大きな安心につながりました。組織の再生・修復を促したことで、このような改善が実現しました。"リペア幹細胞"は投与後1年間にわたって効果を発揮し続けるため、さらなる改善も期待できます。
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【医師監修】膝蓋下脂肪体とは|硬くなる原因や治し方を解説
「階段を下るたびに膝の前側の違和感がある」 「しゃがむと膝下がズキッとする感覚がある」 膝蓋下脂肪体(しつがいかしぼうたい)は、膝のお皿(膝蓋骨)の下に位置する脂肪組織です。 「繰り返しの動作や外傷」「膝の動かし方のクセ」によって炎症や硬化(線維化)が生じると「階段の昇降」「しゃがむ動作」「正座・立ち上がり」の際に膝前面の痛みや違和感として現れることがあります。 本記事では、現役医師が膝蓋下脂肪体について詳しく解説します。 膝蓋下脂肪体と他疾患との違い 膝蓋下脂肪体が硬くなる原因 膝蓋下脂肪体のテスト方法や治し方 膝蓋下脂肪体の注意点 記事の後半では、膝蓋下脂肪体に関するよくある質問も紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。 当院「リペアセルクリニック」の公式LINEでは、再生医療の情報提供と簡易オンライン診断を実施しております。 膝蓋下脂肪体について気になることがある方は、ぜひ一度公式LINEにご登録ください。 膝蓋下脂肪体とは 項目 内容 場所 膝のお皿(膝蓋骨)の下にある脂肪組織 別名 ホッファ脂肪体(Hoffa脂肪体) 主な役割 衝撃の吸収・関節の保護 働き 膝の曲げ伸ばしに合わせて形を変え、摩擦を軽減 特徴 神経や血管が豊富な組織 硬くなる原因 炎症・繰り返しの負荷・外傷 起こりやすい症状 膝前面の違和感・曲げ伸ばし時の不調 注意点 炎症の長期化による線維化 (文献1)(文献2) 膝蓋下脂肪体は、膝のお皿の下に位置する脂肪組織です。膝関節への衝撃を和らげるとともに、曲げ伸ばしに合わせて形を変えることで関節や周囲組織の摩擦を軽減します。 神経や血管が豊富なため刺激に敏感で、繰り返しの負荷や外傷によって炎症が起こりやすい組織です。炎症が慢性化すると線維化(硬化)が進み、膝前面の違和感や関節可動域の制限につながります。 膝蓋下脂肪体と他疾患との違い 疾患名 主な障害部位 特徴 膝蓋下脂肪体 膝のお皿の下の脂肪組織 膝前面の違和感・曲げ伸ばしで悪化 半月板損傷 半月板 引っかかり感・ロッキング 変形性膝関節症 関節軟骨 歩き始めの不調・関節変形 前十字靱帯損傷(ACL損傷) 前十字靱帯 腫れ・膝の不安定感 オスグッド病 脛骨粗面 成長期に多い・骨の突出 膝蓋腱炎(ジャンパー膝) 膝蓋腱 ジャンプやダッシュ後の不調 膝蓋大腿関節症(PFOA) 膝蓋大腿関節 階段・しゃがみ動作で悪化 鵞足炎 膝内側の腱・滑液包 膝内側の不調 膝前面の痛みや違和感は、膝蓋下脂肪体炎のほかに半月板損傷や変形性膝関節症、膝蓋腱炎でも生じます。 それぞれ痛みの原因となる部位は異なりますが、症状の現れ方が似ているため、自己判断での鑑別は困難です。膝の違和感が続く場合は整形外科を受診し、触診や画像検査で原因を特定することが大切です。 膝蓋下脂肪体が硬くなる原因 原因 詳細 膝への継続的な負荷・繰り返しの動作 階段の昇降やしゃがみ動作、長時間の立ち仕事などによる膝前面への負担の蓄積 スポーツや転倒などによる外傷 打撲や転倒、ジャンプ・急停止動作による炎症や組織損傷の発生 手術や膝の疾患による影響 手術後の癒着や瘢痕形成、変形性膝関節症などによる関節機能の変化 膝蓋下脂肪体が硬くなる主な原因は、炎症の慢性化による線維化です。膝関節は日常生活でも繰り返し負荷がかかる部位であり、同じ動作の反復や外傷が炎症のきっかけになります。 炎症が続くと組織の柔軟性が失われ、膝の曲げ伸ばしで周囲組織との摩擦が増すことで症状が慢性化します。 また、手術後の瘢痕形成や変形性膝関節症などが脂肪体への負担を増大させ硬化につながるケースもあるため、症状が続く場合は整形外科を受診してください。 膝への継続的な負荷・繰り返しの動作 膝蓋下脂肪体が硬くなる原因として多いのが、膝への継続的な負荷や繰り返しの動作です。この組織は膝の曲げ伸ばしに合わせて形を変える構造上、階段の昇降やしゃがむ動作、ランニングなどの反復によって慢性的な刺激を受け、炎症が起こります。 炎症が続くと線維化(組織の硬化)が進み、膝の動きへの追従性が低下することで膝前面の症状が慢性化します。改善には膝への負担を適切に調整し、炎症の慢性化を防ぐことが重要です。 スポーツや転倒などによる外傷 スポーツ中の接触・転倒・膝への直接的な衝撃によって、膝蓋下脂肪体に炎症や出血が生じます。 とくにサッカーやバスケットボールなど急停止・方向転換・ジャンプを繰り返す競技は膝への負担が大きく、膝蓋下脂肪体に負担がかかりやすい競技です。 損傷した組織は修復過程で瘢痕(はんこん)組織を形成し、脂肪体の柔軟性が低下します。その結果、膝の曲げ伸ばしへの追従性が失われ、膝前面の違和感や可動域制限につながります。 以下の記事では、スポーツによる外傷について詳しく解説しています。 【関連記事】 前十字靭帯断裂後のスポーツ復帰の目安は?手術しないリスクなど現役医師が解説! 変形性膝関節症のスポーツ選手が早期復帰を目指せる治療法 手術や膝の疾患による影響 膝の手術後は組織の修復過程で炎症反応が生じ、炎症が強い場合や長期化した場合は膝蓋下脂肪体の線維化につながります。 線維化が進むと組織の柔軟性が失われ、膝の可動域制限や前面の違和感として現れます。 変形性膝関節症や半月板損傷などの膝疾患では関節内の炎症や荷重バランスの変化が脂肪体への負担を増大させるため、原因となっている膝疾患の治療と並行して、膝全体の状態を評価することが大切です。 以下の記事では、変形性膝関節症の手術について詳しく解説しています。 【関連記事】 変形性膝関節症の手術による成功率は?入院期間や費用も解説 変形性膝関節症の手術における高齢者リスクを医師が解説|費用や入院期間も紹介 膝蓋下脂肪体のテスト方法 項目 内容 検査名 ホッファテスト(Hoffa Test) 目的 膝蓋下脂肪体の炎症や挟み込みの評価 方法 膝蓋腱の両側を押さえながら膝を伸ばす検査 陽性所見 膝のお皿の下や周囲で症状の再現 確認できること 膝蓋下脂肪体が症状の原因となっている可能性 補助検査 圧痛確認・可動域検査・MRI検査 注意点 セルフチェックのみでの診断は困難 診断方法 診察・画像検査を含めた総合評価 ホッファテストは、膝蓋下脂肪体の炎症や挟み込みを確認する代表的な徒手検査です。 膝蓋腱の両側を押さえながら膝を伸ばし、お皿の下に症状が再現されるかを確認します。ただし、この検査単独で確定診断はできません。 実際の診療では圧痛の有無や膝関節の可動域、動作時の状態を総合的に評価し、必要に応じてMRI検査を実施します。 半月板損傷や膝蓋腱炎など類似した症状を呈する疾患も多いため、画像所見と診察所見を照合した上で診断を行います。 膝蓋下脂肪体の治し方 治し方 詳細 安静と活動量の調整 膝への負担軽減と炎症悪化の予防 リハビリや運動療法 筋力強化・柔軟性向上・膝機能の改善 薬物療法や注射療法 炎症の抑制と症状緩和の補助 手術療法 保存療法で改善しない場合の外科的治療 再生医療(膝関節の状態によっては検討される) 膝関節の状態に応じた機能改善の選択肢 膝蓋下脂肪体の治療は、症状の原因と重症度に応じて選択します。 まず安静・活動量の調整・リハビリなどの保存療法で膝への負担軽減と機能改善を図り、炎症が強い場合は薬物療法や注射療法を併用します。保存療法で改善が得られない場合は手術療法を検討します。 症状の背景に変形性膝関節症や軟骨損傷、半月板損傷などがある場合は、PRP療法や幹細胞治療などの再生医療が選択肢となることがあります。ただし、これは膝蓋下脂肪体そのものへの治療ではなく、膝関節全体の機能改善を目的とした介入です。 再生医療は取り扱い医療機関が限られるため、希望する場合は専門機関への受診が必要です。いずれの治療も、症状や画像所見、生活背景に合わせて治療方針を決めることが大切です。 安静と活動量の調整 膝蓋下脂肪体に炎症が生じている急性期は、膝への負担軽減が優先です。深いしゃがみ込み・正座・階段昇降・ランニング・ジャンプなど脂肪体への刺激が大きい動作は一時的に制限します。 ただし、過度な安静は筋力低下や関節拘縮を招きます。症状が悪化しない範囲で活動を継続しながら、以下を参考に膝への負担を調整しましょう。 見直したい動作 膝への影響 長時間の立ち仕事 膝前面への負担の蓄積 膝を反らせた姿勢で立つ 膝蓋下脂肪体への圧迫 繰り返しのしゃがみ込み 膝の曲げ伸ばしによる刺激の増加 膝蓋下脂肪体への負担はスポーツに限らず、長時間の立ち仕事や膝を反らせた姿勢、繰り返しのしゃがみ込みなど日常動作の積み重ねでも生じるため、症状が長引く場合は生活習慣や身体の使い方の見直しが改善につながります。 リハビリや運動療法 膝蓋下脂肪体の治療においてリハビリや運動療法は中心的な役割を担います。 膝関節の柔軟性や可動域が低下すると脂肪体への圧迫が増すため、関節の動きを改善することが症状の緩和につながります。 リハビリや運動療法では以下の点を意識しましょう。 意識したいポイント 内容 膝の柔軟性を保つ 関節の動きを改善し、脂肪体への圧迫を軽減 太ももの筋力を鍛える 膝関節にかかる負担の分散 お尻周りの筋力を鍛える 下肢全体の安定性向上 無理のない範囲で継続する 過度な負荷による症状悪化の予防 正しい歩き方を身につける 日常生活での負担軽減 スポーツ動作を見直す ジャンプや着地時の負荷軽減 自己流で行わない 症状に応じた適切な運動の実施 リハビリでは筋力強化だけでなく、歩行や着地動作などの身体の使い方も確認します。膝蓋下脂肪体への負担を減らしながら運動機能の改善を図ることで、症状の軽減や再発予防が期待できます。 薬物療法や注射療法 炎症が強い場合は、消炎鎮痛薬(NSAIDs)などによる薬物療法を併用します。 炎症を抑えて日常生活への支障を軽減することが目的であり、根本的な原因への治療ではないため、リハビリや運動療法・生活指導と組み合わせて実施します。 保存療法で改善が乏しい場合は症状の程度や画像所見をもとに注射療法の適応を医師が判断するため、気になる症状がある場合は受診の上で相談しましょう。 以下の記事では、膝蓋下脂肪体に適用が検討される薬物療法と注射療法について詳しく解説しています。 【関連記事】 膝のヒアルロン酸注射が効かないのは失敗が原因?効果を感じないのはなぜ? 【医師監修】アセトアミノフェンの効果とは?作用の仕組みや服用方法を解説 手術療法 手術療法は、保存療法を一定期間継続しても改善が得られず、日常生活やスポーツ活動に支障が続く場合に検討します。 炎症や線維化によって肥厚した脂肪体の切除や、挟み込み(インピンジメント)の原因となる組織の処置は関節鏡で行われることが多く、切開が小さいため身体への負担を抑えられます。 再生医療(膝関節の状態によっては検討される) 再生医療は、膝蓋下脂肪体そのものに対する標準治療として現時点では確立されていません。 症状の背景に変形性膝関節症や軟骨損傷などの変性疾患を伴う場合に限り、以下の疾患を対象として再生医療の適応が検討されます。 膝関節の状態 再生医療を検討する目的 変形性膝関節症 膝関節全体の機能改善 軟骨損傷 軟骨環境の改善と機能維持 半月板損傷 膝関節への負担軽減と機能改善 再生医療の適応は、年齢・症状の程度・画像所見をもとに医師が総合的に判断します。活動量の調整やリハビリ・運動療法と組み合わせながら治療を進めることが基本です。 「膝の違和感がなかなか改善しない」「スポーツを続けたいけれど手術は避けたい」とお悩みの方へ再生医療をご提案しています。再生医療は、膝関節の状態改善を目指す治療選択肢のひとつです。 以下では、変形性膝関節症に対する再生医療の症例を紹介しています。競技復帰や趣味の継続を目指したい方、できる限り自身の膝を維持したい方は、まずはお気軽にご相談ください。 膝蓋下脂肪体の注意点 注意点 詳細 過度な運動や負荷をかけ続ける 炎症の悪化や症状の長期化の原因 自己判断で強いマッサージやセルフケアを行う 組織への刺激増加による状態悪化のリスク 症状を放置したり治療を中断したりする 線維化の進行や再発リスクの増加 膝蓋下脂肪体の症状がある状態で膝への負荷を続けると、炎症が悪化して回復が遅れる原因になります。 自己判断による強いマッサージや過度なセルフケアも組織への刺激となり、症状を悪化させます。また、放置や治療の中断は線維化の進行・再発につながります。 症状の改善と再発予防には、医師の指導のもとで治療を継続することが前提です。 過度な運動や負荷をかけ続ける 膝蓋下脂肪体に炎症がある状態で過度な運動を続けると、脂肪体への刺激が繰り返されて炎症が慢性化し、線維化(硬化)へと進行します。 線維化が進むと膝関節の可動域制限につながり、改善までに時間を要します。とくに以下の動作は膝への負担が大きいため注意が必要です。 注意したい動作 膝への影響 ランニング 膝前面への反復的な負荷の増加 ジャンプ動作 着地時の衝撃による刺激の増加 ダッシュや方向転換 急激な負荷による脂肪体へのストレス 深いスクワット 膝蓋下脂肪体の圧迫増加 症状がある時期は無理に運動を継続せず、膝の状態に合わせて活動量を調整することで、炎症の悪化を防ぎ、回復を促しやすくなります。 自己判断で強いマッサージやセルフケアを行う 膝蓋下脂肪体は神経・血管が豊富な組織であり、炎症がある状態で強く押したり揉んだりすると症状が悪化します。 膝前面の症状は半月板損傷・膝蓋腱炎・変形性膝関節症など原因が異なる疾患でも生じるため、原因に合わないセルフケアは回復を遅らせます。 インターネットやSNSで紹介されている方法がすべての方に適しているわけではなく、症状が続く場合は医師の指導のもとで治療や運動療法に取り組んでください。 症状を放置したり治療を中断したりする 膝蓋下脂肪体の症状を放置したり治療を中断したりすると、慢性的な炎症から線維化が進行し、膝関節の可動域制限や機能低下につながります。 症状が一時的に軽減しても炎症や動作の問題が残った段階でリハビリを中断すると再発につながるため、膝をかばう動作による筋力低下や日常生活への影響が広がる前に治療を継続することが重要です。 半月板損傷や変形性膝関節症など他疾患が関与している場合もあるため「症状が改善しない」「悪化する」場合は早めに整形外科を受診してください。 改善しない膝蓋下脂肪体は当院へご相談ください 膝蓋下脂肪体による症状は適切な治療で改善が見込めますが、保存療法を継続しても改善が乏しい場合は他の膝疾患が関与している可能性があります。 炎症や線維化が慢性化すると日常生活やスポーツ活動への支障が広がるため、原因を正確に把握した上で治療方針を決定することが重要です。 改善しない膝蓋下脂肪体の症状についてお悩みの方は、当院「リペアセルクリニック」へご相談ください。当院では、症状や状態によっては、再生医療を用いた治療を提案しています。 「膝の違和感が続いている」「手術は避けたい」「スポーツや趣味を続けたい」とお考えの方で、症状の背景に変形性膝関節症や軟骨損傷、半月板損傷などの変性疾患が認められる場合は、再生医療も選択肢となります。 当院では、患者一人ひとりの症状や画像所見、生活背景を踏まえた上で治療方針をご提案しています。膝の不調が長引いている方や、将来への不安を抱えている方は、お気軽にご相談ください。 ご質問やご相談は、「LINE」や「メール」、「オンラインカウンセリング」で受け付けておりますので、お気軽にお申し付けください。 膝蓋下脂肪体に関するよくある質問 膝蓋下脂肪体は自然治癒しますか? 炎症が軽度で膝への負担を軽減できれば、活動量の調整や安静で改善が見込めます。ただし、炎症が慢性化して線維化が進んだ状態では自然改善は難しくなります。 違和感が続く場合や日常生活に支障がある場合は、整形外科を受診してください。 膝蓋下脂肪体はいつからスポーツ復帰できますか? スポーツ復帰の時期は症状の改善状況や膝関節の機能回復の程度によって異なります。日常生活での支障がなく、膝の曲げ伸ばしやジョギング・ジャンプなどの競技動作で症状が再発しないことが復帰の目安です。 復帰を急ぐと炎症が再発・慢性化するため、医師や理学療法士と相談しながら段階的に運動量を増やすことが重要です。 膝蓋下脂肪体は整体や鍼治療で改善しますか? 整体や鍼治療で膝の違和感が一時的に軽減することはありますが、膝蓋下脂肪体に対する有効性は現時点で医学的に確立されていません。 膝の症状は半月板損傷や変形性膝関節症など他疾患が原因となることもあるため、まず整形外科で原因を特定した上で治療方針を決定します。 参考文献 (文献1) Infrapatellar fat pad syndrome: a review of anatomy, function, treatment and dynamics|NIH National Library of Medicine National Center for Biotechnology Information (文献2) Predisposing factors for Hoffa's fat pad syndrome: a systematic review|NIH National Library of Medicine National Center for Biotechnology Information
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正座ができない膝の痛み|考えられる原因と自分でできる対処法を解説
「正座をしようとすると膝がズキッと痛む」 「以前は当たり前にできていた正座が、いつの間にかできなくなってしまった」とお悩みではありませんか。 正座は膝を深く屈曲させる動作であるため、膝まわりに何らかの問題が生じている方には、痛みを感じやすい姿勢です。 本記事では、正座ができない膝の痛みの主な原因や痛む場所ごとのセルフチェック方法、自宅でできるストレッチ3選など、詳しく解説します。「年齢的に仕方ない」と諦める前に、ぜひ最後までご覧ください。 なお、当院「リペアセルクリニック」の公式LINEでは、再生医療に関する情報提供と簡易オンライン診断を行っております。膝の痛みでお悩みの方は、ぜひ一度公式LINEにご登録ください。 膝が痛くて正座ができない主な原因 正座ができない背景には、さまざまな要因が関係しています。 ここでは、正座ができなくなる主な3つの原因を解説します。 膝まわりの筋膜の硬さや筋力低下 加齢や体重増加による膝への負担の蓄積 変形性膝関節症や半月板損傷などの膝の疾患 痛みの原因がわかれば、ご自身に合った対処法を見つけやすくなります。ぜひ参考にしてみてください。 膝まわりの筋膜の硬さや筋力低下 正座ができない原因として、「骨の変形」や「軟骨のすり減り」を思い浮かべる方は少なくありません。しかし、骨に問題がないにもかかわらず正座ができない方に多く見られる原因の一つが、「筋膜(きんまく)」の硬さです。 筋膜とは、筋肉を包み込みながら全身に連続してつながっている薄い膜のことで、筋肉の動きを滑らかにする役割を担っています。正座の動作には、膝だけでなく太ももやふくらはぎ、足首、股関節まわりの筋膜の柔軟性が欠かせません。 そのため、各部位の筋膜が硬いだけでも膝への負担が増し、正座が困難になるケースがあるのです。 加齢や体重増加による膝への負担の蓄積 年齢を重ねると筋肉量の低下や骨の変形が起こり、正座が困難になることがあります。また、膝の痛みで体を動かす機会が減ると、より筋肉量が落ちて症状が悪化する悪循環に陥りやすい点にも注意が必要です。 さらに、体重の増加も正座に影響します。体重が増えると座っている際に足が圧迫される力が強まり、筋肉や神経への負担が増します。その結果、短時間で正座に耐えられなくなる、しびれを感じるといった問題が生じる場合があるのです。 適度に体を動かし、適正体重の維持を心がけましょう。 変形性膝関節症や半月板損傷などの膝の疾患 正座ができない原因として、膝の疾患が関与している場合もあります。代表的なものとして以下が挙げられます。 疾患名 概要 正座との関係 変形性膝関節症(へんけいせいひざかんせつしょう) 膝関節の軟骨がすり減ることで骨が変形していく疾患。中高年に多い 初期は動作開始時に痛みが出る程度だが、進行すると正座や階段昇降時に強い痛みが生じる。さらに悪化すると安静時にも痛みが現れる場合がある 半月板損傷(はんげつばんそんしょう) 膝関節のクッション役を担う半月板が、スポーツや加齢によって断裂した状態 膝の引っかかり感や曲げ伸ばしのしにくさが現れ、正座が困難になる場合がある 関節内の炎症(滑膜炎など) 膝関節の内部に炎症が起き、「膝に水がたまる」状態になること 膝が腫れて屈曲が制限されるため、正座が困難になる場合がある 関節リウマチ 免疫の異常により関節に炎症が起きる疾患。両膝に腫れや熱感が生じ、朝のこわばりが特徴 炎症による腫れと痛みで膝の可動域が制限され、正座が困難になる場合がある。また、進行すると日常動作全般に支障が出ることもある これらの疾患は、早期に適切な対処を行うことで進行を抑えられる場合があります。膝に痛みや違和感が続く場合は、早めに整形外科を受診しましょう。 以下の記事では、膝が痛いときに疑われる病気を紹介しています。ぜひ参考にしてください。 正座ができない原因を痛む場所から見分けるセルフチェック 正座ができない原因を探るには、「膝のどこが痛むのか」を観察することが大切です。ここでは痛む場所ごとの特徴をまとめましたので、ご自身の症状と照らし合わせてみてください。 膝の前面あたりが痛む場合 膝の裏側が痛む・突っ張る場合 膝の内側や外側に痛みが出る場合 以下、詳しく解説します。 膝の前面あたりが痛む場合 階段の昇り降りで痛みが強まる、膝のお皿(膝蓋骨:しつがいこつ)まわりに違和感があるなど、膝の前側に痛みを感じる場合、以下の原因が考えられます。 腱の炎症:膝蓋腱炎(しつがいけんえん)・大腿四頭筋腱炎(だいたいしとうきんけんえん) 変形性膝関節症 膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう) 膝蓋骨軟化症(しつがいこつなんかしょう) なお、ジャンプやランニングなど、膝に繰り返し負担がかかるスポーツを行っている方は、膝蓋骨の上下にある腱への負担が蓄積し、膝蓋腱炎や大腿四頭筋腱炎といった腱の炎症を起こしやすい傾向にあります。 また、若い方では、膝蓋骨が正常な位置からずれる膝蓋骨脱臼や、膝蓋骨の裏側の軟骨がすり減る膝蓋骨軟化症なども考えられます。 以下の記事では、膝の皿が痛い場合の原因や対処法を解説しています。ぜひ参考にしてください。 膝の裏側が痛む・突っ張る場合 膝の裏側に痛みがあり、腫れやこわばり、曲げ伸ばしの制限を感じる場合、以下の原因が考えられます。 膝窩嚢胞(しつかのうほう) / ベーカー嚢腫 膝関節の炎症 後十字靭帯損傷(こうじゅうじじんたいそんしょう) ハムストリングスの肉離れ 膝窩囊胞(ベーカー嚢腫)は、膝の裏側に関節液が溜まって袋状のふくらみができた状態です。発症初期には痛みを伴わない特徴があるため、不自然な違和感を覚える際は、医療機関への受診を検討してみてください。 以下の記事では、あまり周知されていないベーカー嚢腫の症状などを解説しています。ぜひ一度ご覧ください。 膝の内側や外側に痛みが出る場合 膝の内側や外側に痛みが出る場合、以下の原因が考えられます。 部位 考えられる原因 特徴 内側 変形性膝関節症 内側の軟骨がすり減ることで痛みが生じる。O脚傾向がある方に出やすい 内側 内側側副靭帯(ないそくそくふくじんたい)損傷 膝が外側に開きすぎるのを防ぐ靭帯で、スポーツや転倒など強い力が加わった際に損傷するケースがある 外側 腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)/ランナー膝 大腿外側から膝外側に伸びる靭帯で、ランニングなど膝の曲げ伸ばしを繰り返す動作で炎症が起こりやすい 外側 外側側副靭帯(がいそくそくふくじんたい)損傷 膝が内側に曲がりすぎるのを防ぐ靭帯で、強い衝撃や捻挫によって損傷する場合がある 痛む場所に関わらず、日常生活に支障が出るほどの痛みが続く場合は早めに整形外科を受診しましょう。 以下の記事では、変形性膝関節症の症状などを解説しています。ぜひ参考にしてください。 正座ができない膝の痛みを改善するストレッチ3選 正座を妨げる膝の痛みには、筋肉の柔軟性を高めるストレッチが有用なことがあります。ただし、ストレッチは必ず痛みのない範囲で行うことが大切です。強い痛みがある場合や症状が悪化する場合は、無理をせず医療機関に相談してください。 ここでは、自宅で取り組める3つのストレッチを紹介します。 大腿四頭筋ストレッチ ハムストリングスストレッチ 膝蓋骨(しつがいこつ)ストレッチ それぞれ詳しく解説します。 大腿四頭筋ストレッチ 大腿四頭筋(だいたいしとうきん)は、太ももの前側に位置する筋肉群です。この筋肉が硬くなると膝の曲げ伸ばしが制限されやすくなるため、ストレッチによる柔軟性の維持が大切です。 まっすぐ立ち、右足を背中側に曲げる(バランスが不安な場合は壁や椅子の背もたれに片手をそえて体を支える) 右足の足首を右手でつかみ、かかとをゆっくりお尻に引き寄せる 太ももの前面に心地よい伸びを感じるところで動きを止め、20~30秒キープする ゆっくり足を下ろして元の姿勢に戻り、反対側も同様に行う 1回あたりの目安は、左右各20~30秒キープ×2~3セットです。背筋をまっすぐ保ち、引き寄せた脚の膝が前に出ないよう意識しましょう。 なお、膝に痛みを感じる場合は、無理に深く引き寄せず、痛みのない範囲にとどめてください。 ハムストリングスストレッチ 正座をするには、もも裏からふくらはぎにかけての筋肉が連動してスムーズに伸縮しなければなりません。ハムストリングスストレッチは、これらの筋肉をまとめてほぐせるため、膝を深く曲げる動作をスムーズにする効果が期待できます。 具体的な手順は以下のとおりです。 椅子の前に少し間隔をあけて立ち、右足の足首を椅子の座面の上に置く(つま先は天井を向く) 右膝はなるべく伸ばしたまま、上半身をゆっくり前へ傾け、太ももの裏側に心地良い伸びを感じるところでキープする ゆっくりと上半身を起こしたら、今度は右足首を内側にひねり、ふくらはぎの外側が伸びるよう引き伸ばす 右足を下ろして左右を入れ替え、左足も同じ手順で行う 1回あたりの目安は、左右各2~3セットです。上半身を倒す際は背中が丸まらないよう意識し、もも裏やふくらはぎに伸びを感じる範囲で行いましょう。 なお、痛みを感じる場合は無理をせず、動かせる範囲にとどめてください。 膝蓋骨(しつがいこつ) ストレッチ 膝蓋骨(しつがいこつ)とは、いわゆる「膝のお皿」のことです。お皿をやさしく手で動かすケアを取り入れると、周辺組織の柔軟性を保つ効果が期待できます。 具体的な手順は以下のとおりです。 床に座り、ストレッチしたい脚をまっすぐ前に伸ばす 両手の親指と人差し指で膝のお皿をやさしくつまむ お皿を左右に、次に上下にゆっくりと動かす それぞれの方向に5~10回、無理のない範囲で繰り返す 反対側の脚も同様に行う なお、膝蓋骨を動かす際は力を入れすぎず、やさしく丁寧な操作が大切です。痛みを感じる場合は無理に動かさず、動かせる範囲にとどめてください。 セルフケアで改善しないときは何科を受診すべき? ストレッチなどのセルフケアを続けても正座の痛みが改善しない場合や、膝の痛みが日常生活に支障をきたす場合は、医療機関への受診を検討しましょう。 膝の痛みがある場合は、まず近くの病院やクリニックの整形外科を受診しましょう。整形外科では問診・触診・レントゲン検査などを通じて原因を特定し、適切な治療が受けられます。 ただし、膝の痛みとともに発熱がある場合は、内科も併設されている病院への受診が適しています。 また、子どもが膝の痛みを訴えている場合にも、まずは整形外科を受診して問題ありません。ただし、熱を伴う場合は、できれば小児科も併設されている医療機関への受診が安心です。 正座ができない膝の痛みに再生医療という選択肢 変形性膝関節症や半月板損傷などによる膝の痛みに対し、保存療法(薬物療法・運動療法・関節注射など)では十分な改善が得られない場合、手術が検討されることがあります。 しかし、手術に対して身体的・心理的な負担を感じる方や、「入院を避けたい」とお考えの方も少なくありません。 もし「手術や入院は避けたい」とお考えの方は、再生医療を選択肢の一つとして検討してみてください。 再生医療とは、人間が本来持っている自己修復力を活かす治療法です。患者様ご自身の細胞や血液成分を用いるため、拒絶反応のリスクが少ないのが特徴です。 以下の記事では、変形性膝関節症にお悩みだった患者様の症例を紹介しています。再生医療に興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。 まとめ | 正座ができない膝の痛みは原因の早期特定と適切な対処をしよう 正座ができない膝の痛みの背景には、筋膜の硬さや筋力低下、変形性膝関節症や半月板損傷といった関節疾患など、さまざまな原因があります。 痛みの出る場所(膝の前面・裏側・内側・外側)によって関与している原因が異なるため、セルフチェックを参考にしながら自分の状態を把握してみてください。 なお、セルフケアで改善しない場合や痛みが続く場合は、整形外科を早めに受診して原因の特定を急ぎましょう。「年齢的に仕方ない」と諦めてしまう前に、まずは専門家へ相談してみてください。 当院「リペアセルクリニック」の公式LINEでは、再生医療に関する情報提供と簡易オンライン診断を行っております。膝の痛みでお悩みの方は、ぜひ一度公式LINEにご登録ください。 正座ができないときのよくある質問 ふくらはぎや足首が痛くて正座ができないときはどうしたらいい? 正座の際にふくらはぎや足首に痛みが出る場合、無理に正座をせず、足首を回す運動や壁を使ったふくらはぎのストレッチで柔軟性を取り戻すのが有効です。 ふくらはぎの筋肉の張りや、過去の捻挫などによる関節の硬さがあると、正座に必要な足首の伸びが制限されます。この状態で無理に曲げようとすると、周囲の組織が引っ張られたり圧迫されたりして痛みにつながるのです。 まずは入浴中などに体を温めながら、ゆっくりと足首を回すケアを取り入れてみてください。ただし、痛みが長引く場合や腫れがある場合は自己判断せず、整形外科を受診しましょう。 むくみがひどくて正座ができないときはどうしたらいい? 下肢のむくみがひどい場合、膝やふくらはぎが腫れた状態となり、膝を深く曲げる際にふくらはぎが挟まれるような感覚が生じて、正座が困難になることがあります。 むくみへの一般的な対処としては、以下のような方法が有効です。 ウォーキングや足首の屈伸運動など、下肢の筋肉を動かす習慣をつける 長時間同じ姿勢が続く場合は、こまめに立ち上がって軽く歩く 就寝時にクッションや折り畳んだタオルを足の下に置き、足を心臓より少し高くする 塩分の多い食事を控え、水分バランスを意識した食生活を心がける 入浴時に湯船につかり、血行を促す ただし、片側の脚だけが大きく腫れている、むくみとともに動悸や息切れがある、急にむくみが悪化したといった場合は、何らかの疾患が背景にある可能性があります。その際は内科や循環器内科への受診を検討しましょう。 正座ができないのは病気のサイン? 正座ができない理由がすべて病気というわけではありません。筋肉の硬さや柔軟性の低下が原因の場合は、ストレッチなどのセルフケアで改善する場合があります。 ただし、以下のような症状を伴う場合は、膝になんらかの疾患が関与している可能性があります。 膝の腫れや熱感がある 安静にしていても膝が痛む 膝に引っかかり感や急に動かなくなる感覚(ロッキング)がある 左右で症状の程度が大きく異なる 徐々に痛みや症状が悪化している 心当たりのある方は、自己判断で様子を見続けるのではなく、早めに整形外科を受診しましょう。
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X脚を治すストレッチや筋トレを紹介|原因タイプ別の改善メニューと続けるコツ
X脚は日本人に多くみられる脚の形状の一つで、外見上のコンプレックスにとどまらず、膝痛や腰痛といった身体的な不調を引き起こす可能性があります。 「この脚の形は自分で改善できるのだろうか」「どんなストレッチを行えばいいのだろう」などの疑問を抱えている方は少なくないでしょう。 結論からお伝えすると、X脚の多くは後天的な要因が大きいため、セルフケアによって改善を目指せます。 本記事では、X脚のセルフチェック方法から、原因別のストレッチ・筋力トレーニング、さらに日常生活で意識したい姿勢や歩き方のポイントまで徹底解説します。また、今日から自宅で始められるメニューを紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。 なお、当院「リペアセルクリニック」の公式LINEでは、再生医療の情報提供と簡易オンライン診断を実施しております。膝や股関節の痛みでお悩みの方は、ぜひ一度公式LINEにご登録ください。 X脚を治す簡単ストレッチ5選 X脚の改善を目指す上で、まず取り組みたいのが「硬くなった筋肉の柔軟性を回復させること」です。 X脚の傾向がある方は、太ももの内側にある内転筋群(ないてんきんぐん)や外側の大腿筋膜張筋(だいたいきんまくちょうきん)、もも裏のハムストリングスといった筋肉が過度に緊張している場合が多いとされています。 ここでは、自宅で無理なく取り組める5つのストレッチを紹介します。 内転筋(内もも)ストレッチ 大腿筋膜張筋(太ももの外側)ストレッチ ハムストリングス(もも裏)ストレッチ 股関節のねじれを整える外旋ストレッチ ふくらはぎ・足首のストレッチ それぞれのストレッチ手順を具体的に解説します。 1. 内転筋(内もも)ストレッチ X脚の傾向がある方は、太ももの内側にある「内転筋」が硬くなりやすい傾向にあります。内転筋の緊張は、膝を内側に引っ張る力として作用するため、柔軟性を保つことがX脚改善の基本です。 ここでは、開脚姿勢で行うシンプルなストレッチを紹介します。具体的な手順は、以下を参考にしてください。 床に座り、脚を大きく左右に開く 背筋をまっすぐに伸ばしたまま、体の前の床に手をつける ゆっくりと息を吐きながら、おへそを前へ突き出すようなイメージで上半身を前に傾ける 内ももに心地良い伸びを感じるところで動きを止め、30秒間その姿勢をキープする 時間が経ったら、ゆっくりと上体を起こして元の姿勢に戻る 上記ストレッチは、1回あたり30秒キープ×2〜3セットを目安に行ってください。 なお、上体を倒すときに背中が丸まらないよう、股関節から折り曲げる意識を持ちましょう。また、膝を無理に床へ押しつける必要はありません。「心地よい」と感じる範囲で行ってください。 2. 大腿筋膜張筋(太ももの外側)ストレッチ 太ももの外側に位置する大腿筋膜張筋が硬くなると、股関節の左右バランスが崩れ、X脚を助長する原因になり得ます。以下の手順で、しっかりと大腿筋膜張筋をストレッチしましょう。 仰向けに寝た状態で両膝を立てる 片方の足首を反対側の膝の上に乗せ、数字の「4」のような形を作る その姿勢のまま、乗せた脚の方向へゆっくり倒していく 心地良い伸びを感じるポイントで止め、30秒間キープする 反対側の脚も同様に行う 上記ストレッチの1回あたりの目安は、左右各30秒キープ×2セットです。 なお、脚を倒した際に、反対側の肩が床から浮いてしまわないよう意識してください。また、呼吸を止めず、体全体をリラックスさせた状態を保つことも大切です。 3. ハムストリングス(もも裏)ストレッチ もも裏の筋肉群であるハムストリングスが硬くなると、骨盤が後方に傾く「骨盤後傾(こつばんこうけい)」の状態を招きやすくなります。とくに長時間のデスクワークが多い方は、ハムストリングスが硬くなりやすい傾向にあります。意識的にストレッチしましょう。 具体的な手順は以下のとおりです。 仰向けに寝た状態で、片方の膝を両手で抱え、胸のほうへ引き寄せる 太ももとお腹をしっかり密着させたまま、膝をゆっくり天井方向へ伸ばしていく もも裏に伸びを感じたところで10~20秒間キープする ゆっくりと膝を曲げ、元の姿勢に戻す 反対側の脚も同じように繰り返す 上記ストレッチの1回あたりの目安は、左右各5回×2セットです。 なお、膝を伸ばす過程で、太ももとお腹が離れないよう意識することがポイントです。膝が完全に伸びきらなくても問題ありません。 もも裏にしっかりと伸びを感じられていれば、十分にストレッチの役割を果たしています。 4. 股関節のねじれを整える外旋ストレッチ X脚の根本的な原因の一つに、股関節が内側方向にねじれる「内旋(ないせん)」状態が挙げられます。内旋状態を解消するために、股関節を外側に開く「外旋」の動きを取り入れるストレッチが重要です。 具体的な手順は、以下を参考にしてください。 床にあぐらをかくように座り、両方の足裏を合わせる 両手を体の前の床につき、背筋をすっと伸ばす 息を吐きながら、背中を丸めずに股関節から上体をゆっくり前へ倒す お尻の奥や股関節の外側に心地良い伸びを感じるところで動きを止める その姿勢を20〜30秒キープし、ゆっくりと体を起こす 上記ストレッチの1回あたりの目安は、20〜30秒キープ×3セットです。 なお、背中を丸めて倒すのではなく、おへそを床に近づけていくイメージで股関節を起点に動かすのがコツです。膝に痛みが出る場合は無理をせず、痛みのない範囲にとどめてください。 5. ふくらはぎ・足首のストレッチ 足首の動きが硬くなると、歩行時の衝撃をうまく分散できず、膝や股関節に負担がかかることがあります。脚全体のバランスを整えるためには、足元の柔軟性にも目を向けることが大切です。 具体的なストレッチの手順は以下のとおりです。 壁の正面に立ち、両手を壁について体を支える 片足を大きく一歩後ろに引く 後ろ足のかかとを床から離さないよう注意しながら、膝を伸ばして20~30秒キープ 次に前の膝をゆっくり曲げた状態で20~30秒キープ 反対の足も同様に行う 上記ストレッチの1回あたりの目安は、左右各20〜30秒キープ×2〜3セットです。 なお、後ろ足のかかとが床から浮かないよう、常に意識しましょう。また、つま先の向きはまっすぐ正面を保つようにしてください。 X脚を治す簡単筋トレ2選 ストレッチで筋肉の柔軟性を取り戻したら、弱くなった筋肉のトレーニングも大切です。 とくに、お尻の側面にある「中殿筋(ちゅうでんきん)」は、股関節を安定させる重要な筋肉です。この筋肉が弱っていると、歩行時に膝が内側へぶれやすくなり、X脚が悪化する原因となりかねません。 ここでは、自宅で無理なく取り組める2つの筋力トレーニングを紹介します。 クラムシェル(お尻のインナーマッスル) 正しいフォームでのスクワット それぞれ詳しく解説します。 1. クラムシェル(お尻のインナーマッスル) X脚の改善には、硬くなった筋肉をほぐすストレッチと、弱った部分を強化する筋力トレーニングの両輪が欠かせません。クラムシェルは、股関節の安定に大きく関わる中殿筋をターゲットに鍛えられます。 具体的な手順は、以下を参考にしてください。 体を横向きにして寝て、下側の腕で頭を支える 両膝を軽く曲げ、左右のかかとを揃える かかとを合わせたまま、上側の膝だけをゆっくり持ち上げる お尻の横の筋肉がキュッと収縮する位置まで上げたら、2〜3秒間静止する ゆっくりと膝を下ろし、元の位置へ戻す 反対側も同様に繰り返す クラムシェルの1回あたりの目安は、左右各15回×2セットです。 また、クラムシェル中は動作中に骨盤が前後にぐらつかないよう、上半身をしっかり固定しましょう。意識をお尻の横に集中させ、膝を開く際に体が後方へ傾かないよう注意してください。 2. 正しいフォームでのスクワット スクワットは、下半身全体をバランスよく鍛えられるトレーニングの基本種目です。ただし、X脚の傾向がある方は動作中に膝が内側に入ってしまう「ニーイン(knee-in)」が起こりやすいため、正しいフォームの習得が何よりも大切になります。 具体的な手順は以下のとおりです。 両足を肩幅程度に開き、つま先をやや外側に向ける 背筋をまっすぐ保ったまま、両腕を前方に伸ばすか胸の前で組む 椅子に腰掛けるイメージで、お尻を後方へ引きながらゆっくり腰を落としていく 太ももが床と平行になる深さが理想だが、難しい場合は無理のない範囲で止める 膝が内側に入らないこと、膝がつま先より極端に前へ出ないことを確認しながら、ゆっくりと元の姿勢に戻る スクワットの1回あたりの目安は、10〜15回×2〜3セットです。 なお、スクワットで最も注意したいのが、動作を通じて「膝とつま先の向きを常に揃える」ことです。可能であれば鏡を横に置き、フォームを修正しながら取り組むと、安全かつ効率よく筋力を高められます。 X脚になる4つの原因と今日からできる予防法 X脚とは、両膝が接する一方で、内くるぶし同士が離れてしまう脚の形状を指します。見た目の問題だけでなく、膝や股関節への偏った負担が蓄積し、将来的な不調につながる可能性もあるため、原因を理解した上で早めのケアが重要です。 ここでは、X脚を引き起こす主な4つの原因と、それぞれに対する予防策を紹介いたします。 日常の姿勢(立ち方や座り方) 歩き方の癖 お尻や太ももの筋力低下 骨盤の歪みと股関節の内旋 それぞれ詳しく解説します。 日常の姿勢(立ち方や座り方) X脚の多くは先天的なものではなく、日々の生活のなかで無意識に続けている習慣が積み重なり、後天的に形成されると考えられています。 とくに注意したいのが、以下のような座り方や立ち方の癖です。 両膝を内側に倒して座る「ぺたんこ座り」 左右どちらかに脚を流す「横座り」 足を組んで座る 片足に重心を偏らせて立つ なかでも「ぺたんこ座り」は、股関節の内旋と膝のねじれを直接的に誘発するため、とくに避けたい姿勢です。 予防策としては、椅子に座るときは「深く腰掛けて両膝を揃えること」、立つときは「左右の足に均等に体重を乗せること」を意識しましょう。日々の小さな意識の積み重ねが、X脚の改善につながる可能性があります。 歩き方の癖 普段の歩き方にも、X脚を助長するさまざまな要因が潜んでいます。以下の表で、代表的な歩き方の癖とX脚への影響を確認してみてください。 歩き方の癖 X脚への影響 内股歩き 股関節の内旋が習慣化し、歩行のたびに膝が内側へ入りやすくなる 親指側に重心が偏る歩き方 足裏全体で体を支えられず、脚全体の軸が不安定になりやすい すり足・ペタペタ歩き 足指が機能しない「浮き指」を招き、扁平足(へんぺいそく)や外反母趾(がいはんぼし)を経てX脚を悪化させるリスクがある ハイヒールの常用 体重がつま先側に集中し、足裏のアーチ構造が崩れて脚全体のバランスに悪影響を及ぼす可能性がある 正しい歩行の基本は、「かかとから着地し、足の親指で地面を蹴り出す」動きです。日頃からこの意識を持つだけでも、脚への負担は軽減されます。 お尻や太ももの筋力低下 X脚の背景には、筋肉バランスの乱れが関与していることがあります。生活習慣や運動量の変化などにより、お尻や太ももの筋力が低下すると、脚のラインに影響が及ぶ可能性があるのです。 とくに、股関節の安定に欠かせない中殿筋(ちゅうでんきん)が弱くなると、歩行時に体重を十分に支えきれず、膝が内側へぶれやすくなることがあります。 改善を目指す上では、ストレッチで筋肉をゆるめるアプローチと、筋力トレーニングで支える力を高めるアプローチの両方を意識することが大切です。 本記事で紹介したクラムシェルやスクワットを日常に取り入れ、無理のない範囲で継続しましょう。 骨盤の歪みと股関節の内旋 骨盤に歪みが生じると、股関節の位置関係が崩れ、X脚につながることがあります。 骨盤の歪みは、デスクワークや長時間の運転など同じ姿勢が続く場面だけでなく、片足重心や足を組む癖といった日常の何気ない動作からも生じるものです。また、X脚だけでなく腰痛や肩こりなど、全身のさまざまな不調の原因にもなり得るため、日常的なケアが欠かせません。 予防策としては、以下を意識してみてください。 椅子に座る際は骨盤を立て、左右均等に体重を乗せる 足を組む・横座りなど、骨盤が傾く姿勢を避ける 定期的にストレッチを行い、骨盤周りの柔軟性を保つ 骨盤周りの柔軟性と安定性を維持し、X脚改善を目指しましょう。 痛みを伴うX脚には再生医療という選択肢 痛みを伴うX脚は、関節疾患が影響している場合があります。 なお、変形性股関節症(へんけいせいこかんせつしょう)や変形性膝関節症(へんけいせいひざかんせつしょう)の進行過程でX脚がみられる場合もあれば、もともとのX脚が関節への負担を高め、変形を助長するケースもあります。 痛みや機能障害がある場合は、脚の形だけでなく、原因となっている関節への対応が重要です。再生医療であれば、入院の必要がなく、体への負担にも配慮しながら改善を目指せるため、選択肢の一つとして検討してみてください。 具体的な治療の流れについては、以下の症例紹介ページをご覧ください。 まとめ|X脚を治すストレッチを継続して改善を目指そう X脚のセルフケアは、1日5分程度のストレッチからでも始められます。しかし、何よりも大切なのは継続です。長年の生活習慣で形成された脚の癖は、短期間で劇的に変わるものではありません。 改善へのアプローチは2つの柱で成り立っています。一つはストレッチによって硬くなった筋肉の柔軟性を取り戻すこと、もう一つは筋トレで正しい脚のラインを支える筋力を養うことです。 また、普段の立ち方や歩き方、座り方といった無意識の癖を見直すと、セルフケアの成果をより大きなものにできます。 なお、ストレッチや筋トレ中に痛みを感じた場合は、無理をせず医療機関に相談してください。痛みの原因によっては、専門的な診断や治療が必要なケースもあります。 当院「リペアセルクリニック」の公式LINEでは、再生医療の情報提供と簡易オンライン診断を実施しております。膝や股関節の痛みでお悩みの方は、ぜひ一度ご登録ください。 X脚を治すストレッチに関するよくある質問 即効性のあるX脚の治し方はある? 残念ながら、X脚を短期間で劇的に改善できるような特効薬は存在しません。X脚は長年にわたる生活習慣や体の使い方の癖が積み重なって形成されたものであり、その改善にも相応の時間と継続的な取り組みが必要です。 なお、医療用インソール(靴の中敷き)の使用で、歩行時の足裏の接地バランスを整え、膝への負担を分散できる場合があります。ただし、インソールは形を根本的に変えるものではなく、あくまで補助的な手段です。 「即効性」を求めるよりも、正しい知識に基づいたケアをコツコツと積み重ねながら改善を目指しましょう。 子どものX脚は成長とともに自然に治る? 子どもの脚の形は、成長の段階に応じて変化するのが一般的です。多くの場合、3歳頃からX脚の傾向がみられ始めますが、これは「生理的X脚」と呼ばれる発達過程の自然な変化であり、7〜8歳頃までに自然とまっすぐな脚に成長していくとされています。(文献1) そのため、幼児期のX脚については過度に心配する必要はありません。 ただし、以下のようなサインがみられる場合は、小児整形外科などの医療機関に相談しましょう。 8歳を過ぎてもX脚の傾向が改善しない 左右の脚で変形の度合いに明らかな差がある 子どもが膝の痛みを頻繁に訴えている こうした場合は、生理的なものではなく「なんらかの病的要因」が隠れている可能性も考えられます。早めに医療機関を受診しましょう。 参考文献 (文献1) 「O脚・X脚」|日本整形外科学会 症状・病気をしらべる
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前十字靱帯断裂後のサッカー選手の復帰はいつ?受傷の原因や放置するリスクを解説
「前十字靱帯を断裂したサッカー選手はいつ復帰できる?」 「放置したままにするとどうなる?」 「適切な治療方法やリハビリスケジュールを知りたい」 前十字靱帯断裂後のスポーツ復帰の目安は平均8カ月後です。ただし、ケガの程度や手術の方法などによって目安は異なります。 本記事では、前十字靱帯断裂に関する以下のことをサッカーに焦点を当てて解説します。 受傷の原因 放置するリスク 治療方法 リハビリスケジュール 復帰の目安 予防エクササイズ 再断裂のリスクを下げるための評価方法についても解説しています。サッカーにおける前十字靱帯断裂について、理解を深めるために本記事を参考にしてください。 なお、当院「リペアセルクリニック」の公式LINEでは、再生医療の情報提供と簡易オンライン診断を実施しております。 スポーツ外傷でお悩みの方は、ぜひ一度公式LINEにご登録ください。 サッカーは前十字靱帯断裂が多いスポーツ サッカーは以下のような特性があることから、前十字靱帯断裂が多いスポーツです。 プレイ中に900回前後の方向転換に加えて、さまざまな動作を繰り返す 急激な加速や減速、別方向への加速など緩急が激しい キックやトラップなど片足立ちになる場面が多い 受傷する男女比は女性に多い傾向です。前十字靱帯を損傷した有名なサッカー選手には、元日本代表の城彰二選手や小野伸二選手などが挙げられます。 サッカー選手によくある前十字靱帯断裂の受傷の原因 サッカーでは、以下のようなプレイにより前十字靱帯断裂を受傷することが多いです。 ディフェンス時のプレッシング動作 ボールに対するキック動作 ジャンプからの着地 受傷状況には、接触プレーと非接触プレーがあります。接触プレーでは「相手からタックルが入った」「ジャンプの着地時に相手の足が絡んだ」などの状況で受傷する場合があります。 一方、非接触プレーでは「急に方向転換をしたとき」「ジャンプの着地時に足をひねった」などの状況です。接触プレーよりも、非接触プレーのほうが受傷する割合が多いとの報告があります。(文献1) 前十字靱帯断裂後の症状と放置するリスク 前十字靱帯を断裂した直後は「ブチッ」と切れたような音や、膝が外れたような感覚が現れます。この状態は、前十字靱帯に緊張がない状態です。 この状態のままだと、スポーツの動作だけでなく日常生活の動作でも「ガクッ」と膝くずれのような現象が生じるようになります。さらに放置していると、関節の中にある半月板や軟骨を損傷してしまうおそれがあり、変形性膝関節症を引き起こしてしまうリスクがあります。 変形性膝関節症は高齢者に多い病気です。しかし、前十字靱帯の断裂や損傷により、若い人でも引き起こすことがあります。 サッカー選手における前十字靱帯断裂の治療方法 前十字靱帯断裂が自然治癒することはほぼありません。そのため、多くの場合に再建術という手術療法を行う必要があります。再建術とは、自分の体にある腱を採取して断裂部位に移植する治療方法です。とくに前十字靱帯断裂を受傷したサッカー選手は、運動能力を回復させるためにも再建術が必要です。 再建術には、以下のようにいくつか種類があります。 ハムストリング腱を用いた再建術 骨付き膝蓋腱を用いた再建術 以下では再建術の一例を解説します。 ハムストリング腱を用いた再建術 再建術の中で最も多く用いられる、膝のハムストリング腱を用いた方法です。 ハムストリング腱を用いて行われる関節鏡視下再建術では、切開は最小にでき、合併症も少ないとされています。術後の経過も安定しており、有効な手術療法として確立しています。 骨付き膝蓋腱を用いた再建術 膝の骨付きの腱を用いた再建術です。復帰を目指すアスリートや膝の安定性を重視する場合、また再建術後に再断裂した場合などに適応となることがあります。 膝の骨付きの腱を用いるメリットは、腱の移植後、骨癒合(こつゆごう:骨がくっ付くこと)までの期間が短く、腱が固定するのが早いことです。 また、正常の前十字靱帯より強い引っ張り強度があるとされています。主なデメリットとしては、傷が大きく術後早期の痛みが強いことです。加えて、腱を採取した部位の骨折や感染、断裂のリスクなどが高まってしまいます。 自身の細胞を用いた再生医療 前十字靱帯断裂の治療において、再生医療も選択肢の1つです。再生医療とは、患者様自身の細胞を用いて、体の自然治癒力を高める治療方法です。 再生医療には、主に幹細胞治療とPRP療法の二つがあります。 幹細胞治療は、自己の幹細胞を採取・培養して患部に投与する治療法です。一方、PRP療法は、自己の血液から血小板を濃縮した液体を作製し、患部に注射する治療法です。血小板に含まれる成長因子などには、組織の修復を促し、炎症を抑える働きがあります。 再生医療は前十字靱帯断裂だけなく、半月板損傷やテニス肘、ゴルフ肘など、さまざまなスポーツ外傷に活用されています。 前十字靱帯再建後のサッカー選手のリハビリスケジュール 前十字靱帯再建後のサッカー選手のリハビリスケジュールの一例は、以下の通りです。 時期 リハビリメニュー 手術翌日 足関節運動 1〜2週目〜 足上げ(股関節屈曲)、足の横上げ(股関節外転)、足の後ろ上げ(股関節伸展) 3週目〜 膝の伸展運動、静止スケーティング 5週目〜 レッグカール、ハーフスクワット 7週目〜 静止自転車、カーフレイズ、踏み台昇降 9週目〜 膝伸展運動、階段昇降、速歩 13週目〜 ハーフスクワット、片足スクワット、レッグプレス、レッグカール、水中歩行 以上のように経過に応じて徐々にリハビリの強度を上げていきます。ただし、以上のリハビリの時期はあくまでも一例です。手術の方法や状態によって異なります。 また、時期に応じて膝の可動域やかけてもよい体重などの制限があります。医師の指示通りにリハビリを進めてください。 前十字靱帯断裂を受傷したサッカー選手の復帰目安 前十字靱帯断裂後に再建術を実施したサッカー選手の競技復帰の目安は、平均8カ月後です。(文献2)個人差があり5〜12カ月と幅があります。再建術後の再断裂のリスクは、2年以内が最も高いとされています。(文献3) そのため、期間よりも以下のような機能にもとづいた復帰の判断が重要です。 片足ジャンプの左右差が10%未満 健康な方の脚と比較して筋肉の出力が90%を超える ケガをした脚に不安感がない 復帰を焦らず経過に応じたリハビリを進めていきましょう。 サッカー選手が前十字靱帯断裂を予防するエクササイズ サッカーの外傷や障害予防プログラムとして「FIFA11+」が推奨されています。 例えば、以下のようなエクササイズを動画で紹介しています。 ベンチスタティック サンドイッチスタティック スクワット+トゥレイズ ここでは、エクササイズの一例の詳細を解説します。 ベンチスタティック ベンチスタティックは体幹の筋肉を強化するエクササイズです。体幹の筋肉を強化するとあらゆる動きの安定性の向上につながります。 ベンチスタティックの手順は以下の通りです。 うつ伏せになる 脇を閉じて前腕が地面に付くようにする 肘は肩の真下にする 足先と前腕で体を持ち上げる 上体、骨盤、脚を上げて頭から脚を一直線にする この体勢を20〜30秒間維持します。頭を後ろに反らしたり、背中が丸まったりしないように注意してください。3セットを目安に行いましょう。 サンドイッチスタティック サンドイッチスタティックは、体幹の側面の筋力を強化するエクササイズです。体幹の側面の筋肉を強化すると、横方向への動きや回転動作の安定性の向上につながります。 サンドイッチスタティックの手順は以下の通りです。 横向きに寝て下側の膝を90°に曲げる 下側の前腕と脚で体を支える 肘は肩の真下にする 骨盤と上側の脚を上げる 上側の肩、骨盤、脚を一直線にする この体勢を20〜30秒間維持します。肩と骨盤を前後に傾けないようにしてください。両側を各3セットずつ行いましょう。 スクワット+トゥレイズ スクワット+トゥレイズは、ハムストリングや下腿の筋肉の強化に加えて、膝や足首の動きのコントロール能力の向上を期待できます。 両足を肩幅に合わせてまっすぐ立ち、両手を腰に当てる ゆっくりと腰を下ろし、膝が90°になるまで曲げる そこから上体、股関節、膝を伸ばして立位に戻していく 膝が完全に伸びたらつま先立ちになる 再びゆっくりと曲げていく この動作を30秒間続けます。膝を内側に入れず、頭を後ろに反らさないようにしてください。2セットを目安に行いましょう。 まとめ|前十字靱帯再建後は復帰を焦らずリハビリに取り組もう サッカーはプレイ内容の特性上、前十字靱帯断裂を受傷しやすいスポーツです。接触プレーよりも「急に方向転換をしたとき」「ジャンプの着地時に足をひねった」などの非接触プレーのほうが、受傷原因として多いと報告があります。 復帰までの期間は平均8カ月ほどです。再建術後2年以内は再断裂のリスクが高いといわれています。再断裂のリスクを下げるためには、両足の筋力や機能の左右差がほとんどなくなるまで、リハビリに取り組むことが重要です。焦らずに医師やリハビリスタッフと相談しながら、回復の時期に応じたリハビリを行いましょう。 前十字靱帯断裂などスポーツ外傷の治療方法として、再生医療という選択肢もあります。再生医療について詳しくは、当院「リペアセルクリニック」の公式LINEをご確認ください。 サッカーにおける前十字靱帯断裂に関するよくある質問 前十字靱帯断裂したままスポーツは可能? 前十字靱帯を断裂したままのスポーツは困難であり危険です。 関節の安定性が損なわれており容易に膝くずれが起きてしまうためです。適切な治療を受け、医師の許可が出てからスポーツを再開しましょう。 前十字靱帯断裂したらサッカーは引退? 前十字靱帯断裂が必ずしも引退につながるわけではありません。 適切な治療とリハビリにより復帰しているサッカー選手はいます。 参考文献 (文献1) Jリーグ選手の膝前十字靱帯再建後の復帰について~膝最大伸展位での移植腱固定による靱帯再建術~|日本臨床スポーツ医学会誌 (文献2) 前十字靱帯断裂〜スポーツ復帰までの道のり〜|佐賀大学医学部附属病院

膝の痛みにまつわるQ&A
<骨切り術のメリット>
骨入り術という手術のメリットは、何より自分本来の関節を残すことができることです。骨が癒合(接着、固着に至る)すれば活動制限もなくなり、QOL(日常生活の質)の向上はもちろん、スポーツなどを行うことも可能になります。
また、人工関節への置換術と違い、金属を体内に残すことがありません。そのため脱臼や、将来訪れる人工関節の寿命に際する再手術という心配がありません。
<骨切り術のデメリット>
手術後、入院とリハビリを合わせて長期にわたる療養期間が必要になります。(個人差はありますが、約6ヶ月程)その間、骨が癒合するまでの間は、激しい動きや負荷のかかる動作は控えていただく事となります。
また手術という性格上、身体にメスを入れることとなり、合併症を含めた手術上のリスクが発生します。もちろん身体に負担をかけることは否めません。何より治療においては、仕事や家庭生活を長期間、離れる必要があり、その点が大きなデメリットになるでしょう。
ジャンプ動作の多い競技によく見られる症状です。
膝蓋骨の内側に引っ張られる感覚があり、膝関節を動かすと痛みが出ることがあります。
膝関節の内側と大腿骨の間にある滑膜ヒダの張り出している部分が膝蓋骨と大腿骨の間に挟み込まれ、膝関節を動かしたときに膝蓋骨の内側に引っかかりを感じ痛みが生じます。
これをタナ障害と言い、膝関節に慢性的に負担をかけることで、タナが厚くなったり硬くなったりすることで挟み込まれて症状を引き起こします。
主に太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)がストレッチ不足になっていることが主因と言えますが、先天的に膝蓋骨の形の悪い人や膝蓋腱が長い方も症状を引き起こす可能性が高いと言えます。引っかかりや痛みが生じた状態を長期間放置していると、安静時や起立時でさえも重苦しさが残り疼痛が持続します。そこまで放っておくと、運動パフォーマンスにも支障を来します。
ただ、膝の内側が痛むときは必ずしもタナ障害だとは言い切れません。痛みの原因がタナではなく膝蓋骨や軟骨などに見られることもあります。訴える症状とタナとの関連性を十分に精査する事が必要となります。
その点からも診断では必ずMRI検査を受けましょう。
但し、ほとんどの患者様が、タナ障害で手術に至る人は少ないようですが、まずは疼痛になる運動を回避し、大腿四頭筋の強化やストレッチをすること。
また、痛み止めの服用や温熱療法(熱感があるときは冷却療法)を施し、それでも痛みが引かないときには関節内にステロイド注射を打ち様子を見ます。これらの対処でも改善されない場合や物理的にタナが大きくて引っかかりが強く膝が伸びない場合は他の部位に影響を及ぼすこともあるので手術療法を選択します。
当院では、再生医療のP R P療法を用いて痛みのある膝関節に投与する事で患部の症状を改善する事が可能です。
整形外科で行われている治療方法は、投薬・注射・リハビリ等が一般的では有りますが。どちらの治療方法も一時的に症状の緩和や関節の変形・組織の修復を完全に行う事は難しいです。
結果的には、症状の軽快が、見られない場合は手術の提案になる事が多く見られます。
その為、手術を避けたい患者様の治療法が対処療法になってしまい、根本的な治療の提案と選択肢を広げていく為には、再生医療が非常に有用であると言えます。
手術以外の選択をお考えであれば、一度ご相談頂ければと思います。
変形性膝関節症には、重症度や進行度を示すグレード(ステージ)分類(Ⅰ~Ⅳ)が主にレントゲン画像を見ることで分類することができます。
グレードⅠ:
大きな変化はないが、変形性膝関節症が疑われる状態
グレードⅡ:
膝関節の隙間に僅かな狭小が見られる状態。(25%以下)骨の変化は無いが、僅かに骨の棘(骨棘)が見られる事がある。
グレードⅢ:
膝関節の隙間が半分以上に狭小した状態。(50~70%)骨棘の形成や骨硬化がはっきりと見られる。
グレードⅣ:
膝関節の隙間が75%以上狭小した状態となり、消失の場合もある。大きな骨棘と骨の変化が大きく見られる。
通常の診察では、レントゲンやM R Iで確定診断を行なっていきますが、一定期間、ヒアルロン酸注射など、同じ治療方法を継続して経過を診ていき、変化が見られない場合は定期的なチェックを行った後、手術の治療を選択される場合がほとんどです。
痛みが変わらないのであれば、現在治療されている方法の見直しを行う為にも主治医にご相談されると良いと考えます。
一方、再生医療での幹細胞治療では、すり減った軟骨を再生させる効果を期待できる事から、膝関節のクッション性を高める事により痛みの原因を緩和させる事が出来る治療となっており手術以外の可能性を秘めた治療となっています。
一度ご相談頂ければと思います。
歩行で痛いのであれば膝関節に何らかの原因が考えられます。
再生医療は様々な膝痛にも対応でき、痛みをとる可能性が高い治療法となっております。
ただし、今悩んでおられる膝関節の症状がどのようなもので、どういう状態か診断する必要があります。
一度ご相談を承りますのでお気軽にお問い合わせください。
少しずつ症状が進行しているように思います。
膝の痛みの原因の多くは変形性膝関節症と診断される事が多いです。
軟骨が徐々に減ってしまう事で、膝関節のクッション性が減少し、変形が進んでしまいます。その様な状態が進むと、手術も視野に入れなければなりません。
今気になっておられるのであれば、関節が痛みとしてSOSを出しているのかも知れません。一度受診されてはいかがでしょうか。
問診にて詳しく情報をまとめ、治療法を提案させていただきます。
再生医療が可能であるか判断するためにも、受診をお勧めいたします。







