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【糖尿病】見逃してはいけない初期症状5選!【医師が解説】

糖尿病|見逃してはいけない初期症状5選!医師が解説

動画解説/医師:坂本貞範

 

はい、みなさんこんにちは。Dr.サカモトです。

今日は、糖尿病の初期症状というものについてお話ししたいと思います。

糖尿病はどのようにして起こるのか、まずそのお話をしたいと思います。食事に含まれる糖分が、腸で吸収されて、その吸収された糖が血管の中に入っていきます。そして、その血管の中の糖分が増え過ぎると血糖値が上がります。

血糖値が上がることによって血管が傷ついてボロボロになっていきます。このように、血管の中に糖分が増えて血糖値が上がっても本当の初期の段階では特に症状は現れません。

今日お話しする初期症状について、代表的なものを5つあげますが、この5つのうちどれか1つ現れた時には、もうすでに血糖値が高くなって糖尿病になっていると考えてもらっていいと思います。

それでは、初期症状の1つとして体重の減少。

まず口から食べた糖分は、先ほど言ったように腸の中で吸収されて血管の中に入っていきます。そして血管の外にはこのように体の細胞があります。

そして血管の中の糖分がインスリンの作用によって、このように細胞に運ばれていきます。

本来はこの細胞たちが身体の活動を担ってくれるんですけれども、インスリンの量が少なくなったり、インスリンの機能が弱まってくるとこのように、糖は細胞の中に取り込まれません。このように細胞の活躍ができなくなります。

つまり、体中の細胞にエネルギーが届かないということになります。エネルギーを取り込めなくなった細胞は、どのようにして細胞にエネルギーを与えるか。

それは体の筋肉や脂肪を使ってそれを分解してエネルギーにしていくのですね。

糖尿病といえば肥満や体重の増加というイメージがあるんですけれども、このように進行していくと、筋肉や脂肪をエネルギーとして変えていくために体重が減少してしまいます。つまり痩せていくということなんですね。

 

それでは初期症状の2つ目、手足のしびれ。

手足の痺れといえば首のヘルニアや腰のヘルニア、その他の神経の疾患でももちろんしびれは起こります。実は糖尿病でも手足のしびれは起きます。

体の神経というものは血管で栄養を補っております。この栄養する血管がやられると、神経もやられてしまいます。そうすることによって足のしびれが起こります。

糖尿病によって、血管の中に糖がたくさん集まると血管が傷んでしまいます。特に血管の端の方の毛細血管という、細い血管の方からやられる傾向にあります。

細い血管といえば手や足の先のほうですよね。しびれの範囲はですね、手袋と靴下と言われるように、その手袋や靴下の覆われているところの範囲がしびれるという傾向があります。

 

そして初期症状の3つ目、多飲多尿。

これはどういうことかと言いますと、多飲といえば喉が乾いてしまって水分をたくさん取るということ。そして多尿というものは頻回にトイレに行って尿を出すこと。

どうして喉が渇くかといいますと、糖尿病というものはそもそも血管の中に糖がたくさん集まって血糖値が高くなっているのですね。つまり血がドロドロとなっている状況です。

そうすると脳のほうから、このドロドロになった血液を薄めようという指令がきます。薄めるためには口の中から水分を取らなきゃいけません。

そしてこの水分をたくさん摂ることによって尿意が近くなります。そういうことで、糖尿病になると多飲多尿が起こります。

 

そして初期症状の4つ目です。

血糖値が上がると、感染しやすくなるつまり免疫力の低下ですね。これは、血管の中の白血球というばい菌が入ったらやっつける細胞があるんですけども、血糖値が高いと白血球の力が弱まるということが報告されております。

免疫が落ちることによって風邪にかかりやすかったり疲れが取りにくくなったり、その他に体に傷ができてもなかなか治らなかったり、さらにはその傷から感染が起こりやすかったりなどの症状が見られます。

糖尿病が進行していきますと恐ろしい合併症として壊死というものがあります。この壊死というものは、例えば手足の傷、ちょっとした傷が、どんどんと化膿していきそれが治らなくなって手足の切断ということもありえます。

その原理としましては、先ほど言ったように血糖値が高くなると血管がボロボロになる、そして免疫力が低下するこういうことが起こりますと、体に出来た傷が治りにくくなったり、感染しやすくなってとうとう壊死を起こしてしまします。

 

最後に初期症状の5つ目は、目の症状です。

この目の症状というものは糖尿病の三大合併症の1つの糖尿病性網膜症というものです。目の網膜にはたくさんの毛細血管があります。

糖尿病によってこの毛細血管がやられますと、視力が落ちたり視野が欠損したり、少し眩しく見えるといった症状もあります。このように、目の網膜の血管がボロボロになると、それを補うべく新しい血管ができます。

これを新生血管と言います。体の変化で新しい血管を作ってくれるんですが、実はこの血管が脆いんですね。脆いということはすぐに出血をしてしまうんですね。

この新生血管から出血して網膜剥離などを起こし、かなり進行してしまいますと、視力を失うこともあります。そういうことから糖尿病と診断された時には合わせて眼科の方に行かれて、眼底所見というものをしっかりと検査したほうがいいと思います。

このように、初期症状5つをあげましたけども、このようなものは1つでも当てはまると、糖尿病はかなり進行している場合もあると言えますね。必ず採血などの検査をして早急に対処するようにしたほうがいいでしょう。

 

本日は糖尿病のよくある初期症状5つについてお話をしました。

ありがとうございました。

<p脳卒中・脳梗塞

 

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