専門医が語る、選ばれる再生医療
の安全性と秘密
【再生医療】治療の新たな選択肢に!
低リスクで元の元気な体に戻る治療法をプロがお話します!
なぜ!?当院が選ばれるのか??
そこには幹細胞の強さに秘密があった!!
独自の培養技術について詳しく解説を行います。
症例紹介
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- 股関節の症例
- 大腿骨頭壊死・膝関節骨壊死(離断性骨軟骨炎)の症例
- 幹細胞治療の症例
- PRP治療の症例
痛みが半減し、関節温存への希望を実現! 17年前にステロイドパルス療法をきっかけに、右大腿骨頭壊死症を発症し、人工関節置換術を勧められ続けてきたものの、関節温存にこだわり、保存療法で過ごしてきた60代の患者様。幹細胞治療により、痛みレベルが10段階中8から4に半減しました。「投与するたびに股関節周囲の筋肉の拘縮が改善し歩行がしやすくなった」と満足され、17年越しの関節温存への希望を叶えられたのです。 いったいどのような治療で、顕著な回復が可能になったのでしょうか。 治療前の状態: 17年前の自己免疫疾患でステロイドパルス療法を受ける その後右大腿骨頭壊死症を発症、人工関節を勧められる 関節温存にこだわりリハビリ等の保存療法で対応 最近では痛みと可動域制限が顕著に悪化 患者様は、17年前にとある自己免疫疾患を患い、ステロイドパルス療法を受けたことをきっかけに、右大腿骨頭壊死症を発症されました。大腿骨頭壊死とは、骨頭の一部に血が通わなくなって、骨組織が死んだ状態になることです。人工関節置換術を勧められてきましたが、ご自身の関節温存にこだわり、今日まで過ごされてきました。レントゲンでは、右股関節の骨頭が圧壊し扁平化、軟骨がなくなり関節裂隙も消失していました。 大腿骨頭壊死では、骨壊死があるだけでは強い痛みは生じませんが、骨壊死に陥った部分が潰れること(圧壊)により、強い痛みが出現します。さらに、骨頭の圧壊により関節の適合性が悪くなり、軟骨がすり減る変形性関節症が急速に進行してしまいます。ここまで進行すると、保険診療内では人工関節置換術しか治療法はありません。しかし、人工関節の耐用年数は長く見積もっても30年で、若い時期に手術すると高齢時に再手術が必要になります。 リペアセルクリニックの特徴 詳細については、こちらで当院独自の再生医療の特徴を紹介しています。 特殊な針とエコー・レントゲン装置を用いる、当院独自の「ピンポイント注射」により、関節腔が狭い股関節へも、幹細胞を的確に届けることが可能です。 また、重度の関節症は、軟骨だけでなく、その下層の軟骨下骨も損傷しています。進行した症例には、当院独自の『分化誘導』を用いた幹細胞治療を提供しています。これは、幹細胞を培養する際に、骨になるよう、誘導因子を加えることで、軟骨の土台となる軟骨下骨を、効率よく再生させる、次世代の治療法です。 リペアセルクリニックは「股関節の痛み」に特化した再生医療専門クリニックです。手術・入院をしない新たな治療【再生医療】を提供しております。 レントゲン所見 レントゲンにて骨頭の圧壊・関節裂隙の消失を認めます。 <治療内容>右股関節に幹細胞1億個を4回投与+PRP この患者様には、右股関節に1億個の幹細胞を4回投与いたしました。 治療後の変化: 4回目投与後:痛みが10段階中8から4に半減 投与ごとに股関節周囲の筋肉の拘縮が改善し歩行しやすく 4回目投与後には、痛みレベルが10段階で8であったのが4に改善しました。患者様からは「投与するたびに股関節周囲の筋肉の拘縮が改善し歩行がしやすくなってきました」とおっしゃっていただけました。投与した幹細胞は、投与後数年かけて働き続けるので、今後も軟骨の再生と痛みの軽減が期待できるでしょう。 当院では幹細胞の質と量へのこだわり以外にも股関節内に確実に幹細胞を届けることへもこだわりを持ち、エコー、レントゲン装置、特殊な注射針を使用して、股関節内へダイレクトに幹細胞を届けることを可能としています。 大腿骨頭壊死症で人工関節を勧められているが関節温存にこだわりたい方にも、幹細胞治療により症状の改善と関節温存への希望を実現できる可能性があります。あなたもあきらめずに、ぜひ当院へご相談ください。 国内で唯一の、最新の『分化誘導技術』を用い、当院は『新時代の再生医療』による治療を提供します。 <治療費> 関節1部位 幹細胞数 ( 2500万個~1億個) 投与回数( 1回 )132万円( 税込 )/2500万個 PRP治療 16.5万円(税込) <起こりうる副作用> 脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。 変形性股関節症の再生医療についてはこちらで詳しく説明しています。↓ 再生医療医師監修:坂本貞範
2025.10.10 -
- 脊髄損傷の症例
- 頸椎・腰椎ヘルニア・狭窄症の症例
- 幹細胞治療の症例
歩行時間2分が20分に10倍延長!10年間の苦しみから解放! 10年間にわたり腰痛と足のしびれに苦しみ、2分歩くとしゃがみ込んでの休憩が必要な、高度な腰椎脊柱管狭窄症の患者様。脊髄内への幹細胞直接投与により、初回投与から2週間で、足のしびれが半分以下に軽減し、歩行時間が2分から20分へと10倍に延長されました。手術を避けて、日常生活を取り戻されたのです。 いったいどのような治療で、このような劇的な改善が可能になったのでしょうか。 治療前の状態 10年間続く腰痛と足のしびれで日常生活に支障 高度な腰椎脊柱管狭窄症と診断 2分ほど歩くと足にしびれが生じる間欠性跛行 ブロック注射などの治療でも症状は徐々に悪化 患者様は数年前に整形外科でMRI検査を受け、高度な腰椎脊柱管狭窄症と診断されていました。ブロック注射などの治療を受けてこられましたが、症状は徐々に悪化しました。MRIでは複数の腰椎間で椎間板の強い変性と高度の脊柱管狭窄が確認され、手術を避けたいという強い思いで当院にいらっしゃいました。 高度な腰椎脊柱管狭窄症では、ブロック注射などの保存的治療で効果が得られない場合、手術が標準的な選択肢となります。しかし、手術には身体的負担が大きく、回復にも時間がかかります。 リペアセルクリニックの特徴 詳細については、こちらで当院独自の再生医療の特徴を紹介しています。 通常の幹細胞治療では、点滴による静脈注射が一般的ですが、当院では、損傷部位に直接幹細胞を届けるため、国内ではほとんど行われていない、脊髄腔内へ直接投与する脊髄腔内ダイレクト注射を提供しています。これは、腰椎麻酔と同様の方法で、幹細胞をくも膜下腔に投与し、髄液の流れに乗せて、損傷部位に直接届ける画期的な方法です。当院の経験から、脊髄・神経系の疾患に対しては、このダイレクト注射が特に良い効果を示すことがわかっています。 また、点滴治療においては、厚生労働省への届出・受理を経て、2億個の一括投与を提供しています。リペアセルクリニック独自の治療経験から、この投与量の最適化により、治療効果が向上していることが明らかになっています。 リペアセルクリニックは「頚・腰椎ヘルニア」に特化した再生医療専門クリニックです。手術・入院をしない新たな治療【再生医療】を提供しております。 MRI所見 MRIにて腰部に狭窄を認めます。 <治療内容>脊髄腔内に直接2500万個細胞を計2回、1億個細胞の点滴を1回投与 この患者様には、脊髄腔内に直接2,500万個の幹細胞を計2回投与し、1億個細胞の点滴投与を1回行いました。 治療経過と変化 初回投与2週間後:足のしびれが半分以下に軽減 歩行時間が2分から20分へと10倍に延長 4ヶ月後:腰痛も軽減し楽に家事ができるように 他院でのディスクシール治療との相乗効果を実現 患者様は他院でディスクシール治療も並行して受けられました。ディスクシール治療は椎間板にできた穴を特殊な物質で塞ぎ、自然な修復を促進する治療法です。当院の幹細胞治療と組み合わせることで、椎間板の問題と神経の狭窄という両方の症状に対応する、総合的なアプローチが可能になりました。患者様からは「楽に家事ができるようになった」と喜びの声をいただいています。 腰の痛みや足のしびれで手術を勧められているが避けたい方にも、脊髄内直接投与による幹細胞治療で歩行能力の大幅な改善が期待できます。あなたも新しい一歩を踏み出してみませんか。 患者様に投与後の症状の変化を記録していただきました。 <治療費> 幹細胞 硬膜内注射と点滴1億個(1回) 462万円(税込) <起こりうる副作用> 脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。 ヘルニアの再生医療についてはこちらで詳しく説明しています。↓ 再生医療医師監修:坂本貞範
2025.10.08 -
- ひざ関節の症例
- 股関節の症例
- 幹細胞治療の症例
- PRP治療の症例
股関節・膝痛みが劇的改善!! 20年ぐらい前から左膝と左股関節に違和感があり、心臓の持病で運動できず、体重増加により3年前から左膝痛、1年前から左股関節痛が悪化した60代の患者様。幹細胞治療により、左股関節の痛みが10段階中6から3に、左膝の痛みが6から1に劇的に改善されました。 いったいどのような治療で、このような顕著な改善が可能になったのでしょうか。 治療前の状態 20年前から左膝・股関節に違和感、3年前から左膝痛、1年前から左股関節痛 心臓の持病で運動できず体重増加により痛み悪化 ストレッチや筋トレでは効果なし 患者様は左膝、股関節ともに20年ぐらい前から違和感がありましたが、心臓に持病があり、運動ができずにいたため体重が増えてしまい、痛みが悪化してきました。整形外科では、変形性関節症と診断され、ストレッチや筋トレを勧められましたが効果がなく、当院を頼ってお越しになられました。 リペアセルクリニックは「膝の痛み」に特化した再生医療専門クリニックです。手術・入院をしない新たな治療【再生医療】を提供しております。 リペアセルクリニックの特徴 詳細については、こちらで当院独自の再生医療の特徴を紹介しています。 当院独自の関節内ピンポイント注射により、股関節内に確実に幹細胞を届けることが可能です。手術を避けながら、症状の改善を目指すことができます。 リペアセルクリニックは「股関節の痛み」に特化した再生医療専門クリニックです。手術・入院をしない新たな治療【再生医療】を提供しております。 レントゲン所見 レントゲンにて左膝の内外側に狭小化・左股関節にも狭小化を認めます。 <治療内容>左股関節と左膝に1億個細胞を計3回投与+PRP 左股関節と左膝に1億個細胞を計3回投与しました。 治療後の変化 初回投与1か月後:股関節痛み6→4、膝痛み6→2に改善 2回目投与1か月後:股関節痛み3、膝痛み1まで順調に軽減 投与後1年間は軟骨再生のため幹細胞が働き続ける 初回投与後1か月で、左股関節は投与前10段階中6であった痛みが4となり、左膝関節は6であったのが2まで低下しました。2回目投与後1か月で股関節は3、膝関節は1と順調に痛みが取れてきました。あと1回投与が残っていますので、さらに痛みは取れてくるのが期待できます。 当院では、初期から末期の様々な変形性関節症に対して幹細胞投与を行ってきた経験があります。複数の関節痛でお悩みの方、人工関節手術を躊躇されている方も、まずは再生医療の可能性をご検討ください。 国内で唯一の、最新の『分化誘導技術』を用い、当院は『新時代の再生医療』による治療を提供します。 <治療費> 関節1部位 幹細胞数 ( 2500万個~1億個) 投与回数( 1回 )132万円( 税込 )/2500万個 分化誘導( 1回 )55万円( 税込 ) PRP治療 16.5万円(税込) <起こりうる副作用> 脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。 変形性股関節症・変形性膝関節症の再生医療についてはこちらで詳しく説明しています。↓ 再生医療医師監修:坂本貞範
2025.10.06 -
- ひざ関節の症例
- 半月板の症例
- 幹細胞治療の症例
- PRP治療の症例
半月板を温存しながら痛みの軽減を実現! 数か月前から両膝の痛みに悩まされ、MRIで左膝半月板の水平断裂と診断され手術を勧められていた患者様。幹細胞治療により、左膝の痛みレベルが10段階中8から3まで大幅に改善し、手術を回避することができました。30分以上立っていることができず、しゃがみ込むのも困難だった状態から、半月板を温存しながら痛みの軽減を実現したのです。 いったいどのような治療で、このような顕著な改善が可能になったのでしょうか。 治療前の状態 数か月前から両膝関節痛が出現し悪化 左膝半月板内側後方の水平断裂と診断 30分以上の立位不可能、15分歩行で痛み増強 ヒアルロン酸注射も効果なく手術を勧められる 1か月前に整形外科を受診され、MRI撮影で左膝半月板内側後方の水平断裂と両膝の初期の変形性関節症と診断されました。現在は、30分以上立っていることができず、15分ほど歩行すると痛みが強くなり、しゃがみ込むのも難しい状態でした。ヒアルロン酸注射を行っても効果がなく、手術を躊躇されて、当院にいらっしゃいました。 半月板損傷の手術では、損傷が激しくて縫合できない場合や、血行が悪い部位(半月板の内側2/3の領域)は縫合してもくっつかないため、半月板切除を選択せざるを得ません。実際、半月板手術のおよそ9割に半月板切除が行われています。しかし、半月板を切除すると膝のクッションがなくなるため、軟骨のすり減りが加速し、10年後には一般の方で3割、スポーツ選手で7割が変形性膝関節症になってしまいます。 リペアセルクリニックは「膝の痛み」に特化した再生医療専門クリニックです。手術・入院をしない新たな治療【再生医療】を提供しております。 リペアセルクリニックの特徴 詳細については、こちらで当院独自の再生医療の特徴を紹介しています。 リペアセルクリニックは「半月板損傷」に特化した再生医療専門クリニックです。手術・入院をしない新たな治療【再生医療】を提供しております。 MRI・レントゲン所見 MRIにて半月板の損傷を認めます。 レントゲンにて、関節の狭小化を認めます。 <治療内容>両膝に1億個の幹細胞を3回投与+PRP 両膝に1億個の幹細胞を計3回投与いたしました。 治療後の変化 初回投与1か月後:右膝痛み10段階中2→1、左膝8→4に改善 2回目投与1か月後:右膝痛み1維持、左膝3まで軽減 半月板を温存しながら痛みの大幅軽減を実現 初回投与後1か月で右膝が投与前10段階中で2であった痛みレベルが1に、左膝が8であったのが4となりました。2回目投与後1か月で、右膝は1、左膝は3となりました。残り1回の投与でさらなる痛みの軽減が期待でき、一旦再生された軟骨は半月板が温存できているので、再びすり減ってくることもありません。 従来の手術治療が対症療法にとどまるのに対し、幹細胞治療は半月板組織の再生を通じた根本治療を可能にします。冷凍せず培養された生き生きした幹細胞でなければ、このような良い成績はみられないでしょうが、手術と比べて半月板再損傷のリスクが低く、安定した治療効果を実現できます。また、入院の必要がなく固定期間もないため、患者様の日常生活に支障をきたすことがありません。 半月板損傷で手術をするかどうか悩まれている患者様にも、半月板を温存しながら痛みを取り除き、同時に軟骨の再生も可能とする治療選択肢があります。当院の幹細胞治療により、手術リスクを避けながら根本的な改善を目指すことができます。 国内で唯一の、最新の『分化誘導技術』を用い、当院は『新時代の再生医療』による治療を提供します。 <治療費> 関節1部位 幹細胞数 ( 2500万個~1億個) 投与回数( 1回 )132万円( 税込 )/2500万個 分化誘導( 1回 )55万円( 税込 ) PRP治療 16.5万円(税込) <起こりうる副作用> 脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。 変形性膝関節症の再生医療についてはこちらで詳しく説明しています。↓ 再生医療医師監修:黄金勲矢
2025.10.04
自分の細胞を活用し、
蘇らせる「再生医療」とは?
薬での治療は限界ではないだろうか。本当に手術は必要だろうか。
そんな思いで悩んだり、あきらめたりしていませんか?
ケガをしても傷跡が少しずつ薄くなる・・
当たり前のようですが、あなた自身の細胞には、弱ったところ、傷ついたところを修復するチカラがあります。
その細胞のチカラを最大限に引き出して治療を行うことを「再生医療」と呼び、おすすめしています。
リペアセルクリニックの特長
当クリニックは、疾患・免疫・美容という分野すべてを、自己細胞を用いた最先端の医療で行うことができる国内でも珍しい部類の医療機関です。
CPC(細胞培養加工施設)の高い技術により、冷凍しない方法で幹細胞を投与できるので高い生存率を実現。
ご自身の細胞や血液を利用するため、アレルギーや拒絶反応といった副作用の心配が少ないおすすめの治療方法です。
- 2億個の細胞を
投与可能※但し適応による - 高い
安全性 - 入院不要
日帰り - 身体への
負担が少ない - 高い技術力を
もったCPC

LICENSE厚生労働省届出済医療機関
第二種・第三種再生医療等提供計画 届出済
リペアセルクリニックは、第二種・第三種再生医療提供計画を厚生労働省に届出し、受理されました。
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自己脂肪由来幹細胞を用いた脳血管障害の治療
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自己脂肪由来幹細胞を用いた糖尿病の治療
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自己脂肪由来幹細胞を用いた肝障害の治療
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自己脂肪由来幹細胞を用いた変形性関節症治療
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自己脂肪由来幹細胞を用いた顔面萎縮症、皮膚再生治療
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自己脂肪由来幹細胞を用いた脊髄損傷の治療
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自己脂肪由来幹細胞を用いた慢性疼痛の治療
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多血小板血漿(PRP)を用いた変形性関節症の治療
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多血小板血漿(PRP)を用いた筋腱炎、靭帯炎の治療
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多血小板血漿(PRP)を用いた皮膚再生療法
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悪性腫瘍の予防に対する活性化NK細胞を用いた細胞治療
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自己脂肪由来幹細胞と自己前骨芽細胞分化誘導上清液を用いた変形性関節症の治療
























当クリニックでは、国内では数少ない自己の幹細胞を用いた「変形性関節症」「脳卒中」「糖尿病」「肝障害」「肌の再生」などの最先端の再生医療および、PRP(多血小板血漿)の関節内投与を再生医療安全確保法のもと、自由診療にて提供しています。再生医療とは、厚生労働省によって受理されることで行うことのできる治療となります。
坂本理事長のブログ
藤間院長のブログ
スタッフブログ
トピックス
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- 内科疾患
- 内科疾患、その他
「痛風って腎臓にも悪いって本当?」 「尿酸値が高いって言われたけど、腎臓にどんな影響があるのか不安…」 このような疑問や不安を抱えている方も多いでしょう。 痛風は関節に関わる疾患のイメージが強いかもしれませんが、実は腎臓とも深い関係があります。具体的には、腎機能の低下や痛風腎・尿酸結石などの腎臓系の病気を引き起こす可能性があるのです。 腎臓の状態を良好に保つためには、定期的な検診を受け、腎臓に負担のかからない生活を送ることが大切です。 本記事では、痛風と腎臓の関係や発症しうる腎臓病を詳しく解説します。尿酸値・クレアチニン値が示す健康状態や腎機能を低下させない方法、治療法も紹介するので、参考にしてみてください。 当院「リペアセルクリニック」の公式LINEでは、再生医療の情報提供と簡易オンライン診断を実施しております。 「痛風による腎臓病」について気になる症状がある方は、ぜひ一度公式LINEにご登録ください。 痛風と腎臓の関係 痛風は単に関節の問題だと思われがちですが、実は腎臓とも密接な関わりがあります。 ある調査では、26,753名の痛風患者のうち、7,245名(27.1%)が腎機能低下と判定されました。(文献1) 痛風患者では、以下のようなプロセスを経て、腎機能が低下していきます。 血中尿酸値の上昇 尿酸塩結晶の形成 腎臓への尿酸塩結晶の蓄積 腎臓の炎症・組織の硬化 腎機能低下 痛風患者の体内では、尿酸が過剰に産生されるか、十分に排出されないことで血液中の尿酸値が上昇します。尿酸値が高くなると、尿酸は血液中で溶けきれなくなり、尿酸塩と呼ばれる結晶の形で沈殿するのです。 この尿酸塩の結晶が腎臓の細い管(尿細管)に詰まると、尿の流れを妨げたり、腎臓の組織に炎症を引き起こしたりします。炎症が起こると、腎臓の組織が傷ついて硬くなりやすいです。これらの変化が長期間続くと、徐々に腎臓の機能が低下していきます。 さらに、血中尿酸値が高い状態(高尿酸血症)が続くと、それ自体が腎臓の血管を傷つける可能性も指摘されています。 このように、痛風は腎臓に深刻なダメージを与える恐れがあるため、早期発見と適切な管理が重要です。痛風によって引き起こされる高尿酸血症と尿酸塩結晶の蓄積は、さまざまなメカニズムを通じて腎機能の低下を招きます。 痛風で発症しうる腎臓の病気 痛風の影響で発症しうる腎臓の病気は以下の3つです。 痛風腎 尿酸結石 腎炎 病気の特徴を順番に見ていきましょう。 痛風腎 痛風腎は、痛風または痛風と同等ほどの高い尿酸値が長時間持続することで発症する疾患です。 高い尿酸値により腎臓がダメージを受けはじめた段階では、無症状であるケースが多いです。 しかし、腎臓に負担のかかる状態が続き、腎機能が低下していくと、関節の痛みやむくみ、倦怠感といった症状が現れるようになります。 尿酸結石 尿酸結石とは、尿が通る尿路に結石ができる疾患です。 痛風で尿酸値が高くなると、尿が酸性となります。酸性は水に溶けにくい性質があるため、尿酸結石ができやすくなります。 とあるデータでは、痛風患者312例のうち、23.7%に相当する60例に腎結石が認められたと報告されています。(文献2) 尿酸結石の主な症状は、わき腹や下腹部の強い痛みや血尿です。 小さな結石であれば、薬物療法を中心に自然と体外に排出されるのを待ちます。大きな結石の場合は、内視鏡治療で、結石を砕く治療が選択されます。 腎炎 腎炎とは、腎臓が炎症を起こしている状態です。 尿酸値が高いと体内で、尿酸塩結晶が形成されます。この尿酸の結晶が関節や腎臓に溜まることで、炎症や組織の損傷を引き起こすのです。 主な症状は、発熱や腰痛です。慢性化すると、食欲不振や多尿などの症状が現れます。 痛風の腎臓機能低下と関連のある2つの数値 痛風で腎臓機能が低下した場合「尿酸値」「クレアチニン値」の変化が重要な指標となります。 それぞれの値がどんな意味を持つのか、見ていきましょう。 尿酸値 尿酸は、プリン体と呼ばれる物質から生成されます。体内でプリン体が分解される段階でできた老廃物が尿酸で、通常は尿から排出される仕組みです。 尿酸値とは、体内の尿酸濃度を示す数値です。尿酸値は、7.0mg/dLまでは正常値内とされています。(参考3)それ以上の値になると、高尿酸血症となり、痛風や腎臓病の発症リスクを高めます。 尿酸値は血液検査で調べられるので、健康診断や内科の受診を通して検査を受けましょう。 【関連記事】 尿酸値と痛風の関係性|8.0mg/dLはやばい?高い原因と治療法を解説 尿酸値を下げて腎臓の健康を守る!今すぐ始めたい痛風・腎臓病予防の生活習慣 クレアチニン値 クレアチニンは、筋肉を動かすエネルギーを生み出したあとに産生される老廃物です。主に腎臓から排出されますが、腎機能が低下していると体内に残りやすくなります。 クレアチニン値は血中のクレアチニン濃度を示した数値です。 クレアチニン値の正常基準値は以下のとおりです。 男性:0.61〜1.04(mg/dL) 女性:0.47〜0.79(mg/dL) 数値が上昇すると、疲労感や食欲不振、むくみといった症状が現れます。 クレアチニンは血液検査や尿検査を組み合わせて総合的に評価されます。健康診断や自主的な検査の機会で、クレアチニン値の変化をチェックしてみてください。 痛風で腎機能を低下させない方法 ここでは、痛風で腎機能を低下させない方法を解説します。 主な方法は以下の4つです。 食生活を改善する 適度な運動をする 禁煙する 高血圧・糖尿病の治療をする 普段の生活を見直し、腎機能の維持・改善につなげましょう。 食生活を改善する 腎臓を保護するための食事では、以下の点に気を付けましょう。 食事の工夫 説明 プリン体の多い食品を控える 肉類、魚介類、ビールなどのプリン体を多く含む食品は、尿酸値を上昇させるため、摂取を控えめにする。 プリン体の少ない食品を選ぶようにしましょう。 塩分や蛋白質の摂取を控えめにする 塩分や蛋白質の過剰摂取は、腎臓に負担をかけるため、適量を心がける。 塩分は1日6g未満、蛋白質は体重1kgあたり0.8gを目安に摂取しましょう。 十分な水分を摂取する 水分補給は尿酸の排泄を促進し、腎臓の負担を軽減するために重要。 1日1.5~2リットルの水分摂取を心がけましょう。 野菜や果物を積極的に取り入れる 野菜や果物に含まれるビタミンやミネラル、食物繊維は、腎機能の維持に役立つ。 1日に350g以上の野菜や果物を摂取するようにしましょう。 アルコールは控えめにする アルコールは尿酸値を上昇させ、腎臓に負担をかけるため、摂取は控えめにする。 1日の飲酒量は、ビールなら500ml、日本酒なら1合未満を目安にしましょう。 管理栄養士と相談しながら、自分に合った食事の計画を立てることが大切です。バランスの取れた食事を心がけ、腎臓にやさしい食生活を送りましょう。 適度な運動をする 腎臓の健康を守るには、適度な運動と体重管理が大切です。 適度な運動は体重管理に役立ち、血圧を安定させる効果があります。これにより腎臓への負担が軽減され、腎機能の保護につながります。 肥満は高尿酸血症や腎臓病のリスクを高めます。標準体重を目指し、必要に応じて医師や栄養士に相談しましょう。 禁煙する 喫煙は、腎臓の血管を収縮させ、腎機能を低下させる可能性があります。そのため、喫煙している方は禁煙を検討しましょう。 以下は禁煙の方法です。 禁煙外来で専門家に相談する ニコチンパッチやガムを使う たばこを吸いたくなったときの気分転換方法を見つける 急に断ち切る必要はありません。少しずつたばこの本数を減らし、無理のないペースで禁煙を進めてみてください。 高血圧・糖尿病の治療をする 痛風と高血圧を併発している人は、腎臓に負担がかかりやすくなります。 高血圧によって腎臓の血管が傷つき、尿酸の結晶がたまりやすくなるためです。血圧のコントロールが悪いと、腎臓の障害がさらに進行してしまう可能性があります。 また、糖尿病も腎臓病のリスクを高める重要な因子です。血糖値が高い状態が続くと、腎臓の細い血管が損傷を受け、機能が低下していきます。 高血圧・糖尿病を患っている方は、それらの疾患を適切に治療することで痛風や腎機能低下の根本治療につながるケースも少なくありません。 糖尿病治療の選択肢として、再生医療があります。 再生医療を提供する当院では、メール相談、オンラインカウンセリングを承っておりますので、詳しい治療方法を知りたい方はお気軽にお問い合わせください。 痛風における腎臓病の治療法 痛風で腎臓病を発症した場合、適切な治療を進めていく必要があります。 腎臓病における代表的な治療法は以下の3つです。 薬物療法 透析治療 再生医療 順番に見ていきましょう。 薬物療法 痛風による腎臓病の際に用いられる薬物療法では、尿酸値を下げたり、腎機能を保護したりする治療が行われます。 主な薬物療法の種類と効果を以下にまとめました。 治療法 説明 尿酸値を下げる薬物療法 アロプリノール、フェブキソスタットなどの薬を使用し、尿酸値をコントロールする。 尿酸の産生を抑えたり、排泄を促進したりすることで、尿酸値を下げる。 腎機能を保護する薬剤 腎臓の血管を保護し、タンパク尿を減らす働きのある薬を使用し、腎臓の機能低下を防ぐ。 代表的な薬には、血圧を下げる作用もあるACE阻害薬やARB(アンジオテンシン受容体拮抗薬)などがある。 医師の診断と指導のもとで患者様の状態にあった治療法が選択されます。 透析治療 腎機能が著しく低下し、老廃物が体内に蓄積した場合は、透析治療が検討されます。 透析治療では、腎臓の代わりに尿として排出されるはずの余分な水分や老廃物を取り除きます。 2008年のあるデータでは、痛風腎による新規透析導入数は100人で、透析治療患者全体の0.3%とそこまで高い数値ではありませんでした。(文献4) 透析療法では水分制限や食事制限なども開始されるため、担当医と相談しながら患者様のペースで治療を進める流れが多いです。 再生医療 痛風による腎機能低下の治療法には再生医療の選択肢もあります。 再生医療とは、人間の組織や血液を活用する治療法です。自身の細胞を使用するため副作用も少なく、注射や点滴による治療が多いため、身体への負担が少ないのが特徴です。 再生医療を専門とするリペアセルクリニックでは、無料のメール相談またはオンラインカウンセリングを受け付けております。再生医療の詳しい治療内容や症例を知りたい方は、お気軽にお問い合わせください。 痛風と腎臓の関係性を知って腎機能を高める生活を送ろう 痛風と腎臓は深く関係しているため、日々の生活で腎機能を守る工夫が必要です。 高尿酸血症のコントロール、腎臓にやさしい食事療法、生活習慣の改善など、さまざまな角度からのアプローチが求められます。 また、定期的な医療チェックと継続的なケアを通じて、合併症の早期発見と適切な対処を心がける必要があります。 痛風と腎臓病を抱える患者さんには、医療従事者とのパートナーシップを大切にしながら、積極的に健康管理に取り組んでいきましょう。 腎臓病の治療の選択肢に再生医療があります。 再生医療を提供している当院では、メール相談、オンラインカウンセリングを承っております。再生医療について詳しく知りたい方はお気軽にお問い合わせください。 参考文献 (文献1) 痛風患者における腎障害の関連因子の検討|GoutandNucleicAcidMetabolismV (文献2) 原著2痛風患者における腎結石の有病率|J-STAGE (文献3) 高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン第3版|日本痛風・尿酸核酸学会 ガイドライン訂正委員会 (文献4) 腎予後に及ぼす高尿酸血症の影響|琉球大学医学部附属病院血液浄化療法部 (文献5) 痛風|MSD マニュアルプロフェッショナル版 (文献6) 健康を考える皆さまへ|千葉県栄養士会 (文献7) 高尿酸血症・痛風の食事療法|順天堂大学医学部附属順天堂医院栄養部 (文献8) 高尿酸血症/痛風|日本生活習慣病予防協会 (文献9) 「高尿酸血症/痛風」|日本生活習慣病予防協会 (文献10) 高尿酸血症・痛風ハンドブック|沢井製薬株式会社 (文献11) 腎臓の病気について調べる 6.全身性疾患に伴う腎障害 7.痛風腎|日本腎臓学会 (文献12) 痛風(高尿酸血症)|愛知県薬剤師会 (文献13) 腎臓の病気について調べる 7.治療|日本腎臓学会 (文献14) 腎臓の病気について調べる 11.腎代替療法|日本腎臓学会
2025.09.30 -
- ヘバーデン結節
- 手部
「ヘバーデン結節の具体的な原因は?」 「職業柄発症しやすい人はいる?」 「ヘバーデン結節を疑う代表的な症状は?」 ヘバーデン結節の主な原因は、過剰な指への負担やホルモンバランスの変化などが挙げられます。 本記事ではヘバーデン結節の主な原因をはじめとして、以下を解説します。 職業別の原因と症状 主な予防法と治療方法 ヘバーデン結節における再生医療 ヘバーデン結節の予防または悪化を防ぐには、発症の原因と疑われる症状の理解が大切です。本記事をヘバーデン結節の理解を深めるために役立ててください。 なお、当院「リペアセルクリニック」の公式LINEでは、再生医療の情報提供と簡易オンライン診断を実施しております。 ヘバーデン結節について気になる症状がある方は、ぜひ一度公式LINEにご登録ください。 ヘバーデン結節の主な原因 ヘバーデン結節の主な原因は、以下の2つが挙げられます。 過剰な指への負担 女性ホルモンの減少 それぞれの詳細を解説します。 ヘバーデン結節の症状や治療法なども含めて包括的な解説は「【医師監修】へバーデン結節とは|症状・原因・治療法を解説」の記事をご覧ください。 1.過剰な指への負担 ヘバーデン結節の主な原因は、過剰な指への負担です。(文献1) 家事や仕事により過剰な指への負担が続くと、以下のような流れでヘバーデン結節を発症する恐れがあります。 軟骨がすり減る 関節に炎症が起きる ヘバーデン結節を発症する なお、女性は男性と比較して、軟骨が柔らかく関節を支える筋力も弱いです。そのため、女性は軟骨のすり減りが起きやすく、ヘバーデン結節を発症するリスクが高いです。 日頃から過剰に指への負担がかかる作業を行っている方は、適宜休憩を入れて指への負担の軽減をしましょう。 2.女性ホルモンの減少 女性は40歳を過ぎると女性ホルモン(エストロゲン)が減少します。 女性ホルモンが減少すると、以下のような流れでヘバーデン結節を発症する恐れがあります。 女性ホルモンが減少して関節に炎症が起きやすくなる 指の関節の痛みや腫れを引き起こしやすくなる ヘバーデン結節を発症する 女性は、女性ホルモンの減少に加えて、軟骨の柔らかさや筋力の弱さも関係して、ヘバーデン結節を発症しやすいです。(文献1)妊娠や出産時のホルモンバランスの変化によって、ヘバーデン結節を発症するケースもあります。 ヘバーデン結節の原因と症状【職業別】 ヘバーデン結節の職業別の原因は以下の通りです。 職業 原因 主婦 家事による手指の酷使 音楽関係 演奏による手指の酷使 介護関係 介助による手指の酷使 美容関係 道具の使用や施術による手指の酷使 電気工事関係 配線整備や工具の使用による手指の酷使 IT関係 パソコン作業による手指の酷使 スポーツ選手 プレーにおける手指の酷使 それぞれの原因と代表的な症状を解説します。 主婦|家事による手指の酷使 掃除や洗濯、料理、庭の手入れなどの家事全般は、細かい作業が多く指に負担がかかることが多いです。指への負担が蓄積すると、ヘバーデン結節を発症するリスクが高まります。 家事による手指の酷使によりヘバーデン結節を発症すると、以下のような症状が現れるケースが多いです。 洗い物をする際に指が痛む 洗濯物を取り出す際に指が痛む お皿を持つと指が痛む 財布から小銭を出すときに指が痛む 子どもや孫と手をつなぐと指が痛む 家事の合間に適宜手指を休めることが大切です。 音楽関係|演奏による手指の酷使 ピアニストやチェロなどの演奏家は、ヘバーデン結節に悩まされることが多いです。演奏家は指先を曲げて力を入れる動作を繰り返すことが多いためです。 以下のような症状が現れている方は、ヘバーデン結節を疑ってください。 演奏が終わると指がズキズキと痛む 演奏をすると指が痛む 楽器の弦を指の痛みで押さえられない 思う通りに指を動かすことができない 指の違和感や痛みを放置したまま演奏を続けると、症状を悪化させてしまう恐れがあります。医療機関を受診して適切な治療を進めることが大切です。 介護関係|介助による手指の酷使 介護職は、ヘバーデン結節を発症しやすい傾向があります。高齢者を支えるために指に力を入れることが多いためです。 介護中に以下のような症状が現れている場合は、ヘバーデン結節を疑ってください。 利用者様とベッドの間に手を入れた際に指が痛む 利用者様の体を支えると指が痛む 手を握られた際に強い痛みがある 40代以降の女性の介護職員は、ヘバーデン結節を発症しやすくなる恐れがあります。手に違和感のある介護職員は医師に相談してみましょう。 美容関係|道具の使用や施術による手指の酷使 美容師やネイリストなどは、手先の細かな作業や指を曲げて力を入れる作業が多いため、ヘバーデン結節を引き起こしやすいです。 代表的な症状は以下の通りです。 ハサミやペンを持つと指が痛む お客様の髪を洗うと指が痛む 工具を持とうとしても指の痛みで落としてしまう 以上のような症状が現れている場合は、ヘバーデン結節を疑いましょう。 電気工事関係|配線整備や工具の使用による手指の酷使 電気工事関係の仕事は、指先に力を入れることが多いためヘバーデン結節の発症リスクがあります。また、電気工事関係の仕事をしているのは男性の方が多く、ヘバーデン結節を発症していても痛みを我慢している場合が多いです。 そのため、実際に医療機関を受診するころには症状が進行し、強い痛みや腫れを伴っているケースが見られます。 以下のような症状が現れている場合は、ヘバーデン結節を疑ってください。 電気の配線を抑える際に指が痛む 機材や工具を持つと指が痛む 指が痛くて車の運転ができない 指の痛みにより、思わぬ事故につながる恐れもあります。疑われる症状が現れている場合は、我慢しないで医療機関を受診してください。 IT関係|パソコン作業による手指の酷使 IT関係などのパソコンを長時間使う仕事は、指の負担が積み重なりやすく、ヘバーデン結節を発症するリスクがあります。疑われる症状は以下の通りです。 タイピングをすると指が痛む カバンを持ったときに指に痛みが走る 近年では、仕事にパソコンを使う機会が増えているため、指の痛みを経験する方が増えている傾向です。疑われる症状が現れている方は、悪化する前に医療機関を受診してください。 スポーツ選手|プレーにおける手指の酷使 柔術や柔道などの指先に力を入れることが多い格闘技で、ヘバーデン結節の発症が見られています。格闘技以外にも、ゴルフやバレーボールなどのスポーツにおいても発症するケースがあります。 練習や試合をする中で以下のような症状が現れている場合は、ヘバーデン結節を疑ってください。 指先をひねるような力を加えると痛む 相手の胴着をつかんで手前に引くと指が痛む ゴルフの練習後に指がジンジンと痛む 格闘技においては、とくに初心者が発症している傾向です。 ヘバーデン結節の予防法 ヘバーデン結節の予防法は以下の通りです。 予防法 詳細 指に負担をかけすぎない 1時間ごとに10分の休憩を入れるなどの工夫をして、指への負担を軽減する。 症状が現れたら早期受診をする 疑われる症状が現れたら悪化する前に受診する。 強くマッサージをしない 強度の高いマッサージやストレッチは悪化をまねく恐れがあるため行わない。 大豆イソフラボンを摂取する 大豆イソフラボンの代謝物であるエクオールは、女性ホルモンに似た働きがあり、予防に役立つ可能性がある。 ヘバーデン結節の治療方法 ヘバーデン結節における主な治療方法は以下の通りです。 治療方法 詳細 保存療法 テーピングや装具による安静の保持や痛み止めの軟膏の塗布。炎症や痛みが強い場合には、少量のステロイド薬を注射することもある。軟骨や腱をもろくする恐れがあるため頻回には実施しない。 手術療法 ゴツゴツとした関節の変形などが現れている場合は、骨膜切除術や骨棘切除術(こつきょくせつじょじゅつ)を検討する。 手術療法は、日常生活に支障をきたす場合や痛みが改善しない場合に検討されますが、ヘバーデン結節において手術を行うケースは少ないです。(文献2) ヘバーデン結節は年齢によるものと放置されることがあります。しかし、関節リウマチなどの似ている病気を発症している恐れもあるため放置してはいけません。症状を悪化させないためにも、適切な診断と治療を受けてください。 ヘバーデン結節における再生医療 ヘバーデン結節の治療方法として再生医療という選択肢があります。再生医療とは、人が本来もつ自然治癒力を高める治療法です。 再生医療には主に二つの治療法があります。 一つ目はPRP療法で、患者様自身の血液から抽出した血小板の濃縮液を注射により投与する療法です。血小板は、傷ついた組織や細胞を修復する働きがあり、自己治癒力を高めることが可能です。 二つ目は幹細胞治療で、患者様ご自身の脂肪から採取した幹細胞を培養し、患部に投与する治療法です。幹細胞は様々な細胞に分化する能力を持つ細胞で、患者様自身の細胞を利用するため、拒否反応のリスクが低いのが特徴です。 どちらの治療も手術・入院を必要としません。 再生医療について詳しくは、当院「リペアセルクリニック」の公式LINEをご覧ください。 公式LINEでは、再生医療の情報提供や症例紹介、簡易オンライン診断を実施しております。ヘバーデン結節について気になる症状がある方は、ぜひチェックしてみてください。 まとめ|ヘバーデン結節の原因を理解して予防につなげよう ヘバーデン結節の原因は、過剰な指への負担や女性ホルモンの減少です。とくに指への長時間の負担がヘバーデン結節の主な原因です。職業柄、過剰に指へ負担をかける方は、注意しなければなりません。 ヘバーデン結節を発症させないためにも「1時間に10分は休憩を入れる」など、指を休ませる時間を設けることが大切です。なんらかの作業中に指の痛みや腫れ、違和感などが現れている場合は、放置しないで医療機関を受診してください。 ヘバーデン結節の治療には、再生医療という選択肢もあります。再生医療が気になっている方は、当院「リペアセルクリニック」にお気軽にご相談ください。 参考文献 (文献1) ヘバーデン結節の症状|ヘバーデン結節学会 (文献2) 手指の病気「ヘバーデン結節」と「母指CM関節症」|千葉医師会
2025.08.31 -
- ヘバーデン結節
- 手部
「ヘバーデン結節を予防する具体的な方法は?」 「マッサージやストレッチは予防に有効?」 ヘバーデン結節を予防するには、指へ過剰な負担を与えないことが大切です。とくに職業柄指に長時間の負担がかかる方は注意してください。 本記事ではヘバーデン結節の予防法5選をはじめとして、以下を解説します。 なりやすい人 痛みや腫れが現れた際の対処法 主な治療方法 40代以降の女性はヘバーデン結節を発症しやすいとされています。発症を予防するために本記事を役立ててください。 当院「リペアセルクリニック」の公式LINEでは、再生医療の情報提供と簡易オンライン診断を実施しております。 ヘバーデン結節について気になる症状がある方は、ぜひ一度公式LINEにご登録ください。 ヘバーデン結節の予防方法5選 ヘバーデン結節とは、指の第一関節の軟骨がすり減ることで、関節の腫れや痛みなどが引き起こされる病気です。 ヘバーデン結節を予防する主な方法として、以下の5つが挙げられます。 指に負担をかけ過ぎない 指の第一関節に痛みや腫れが現れたら早期受診をする 強くマッサージをしない 偏った食生活をしない 大豆イソフラボンを摂取する それぞれの詳細を解説します。 1.指に負担をかけ過ぎない ヘバーデン結節を予防するには、指に負担をかけ過ぎないことが大切です。 指に負担がかかる作業には、以下のようなものが挙げられます。 掃除や洗濯、庭の手入れなどの指を使う家事全般 重い物を持つ行為 指に負担のかかるスポーツ パソコン仕事や楽器の演奏などの長時間にわたる指の細かな動き (文献1) このように指の使いすぎや指に力を入れる作業を積み重ねると、軟骨がすり減ってヘバーデン結節を発症するリスクが高まります。1時間につき10分は休憩を入れるなど、指への負担を減らす工夫をしましょう。 2.指の第一関節に痛みや腫れが現れたら早期受診をする ヘバーデン結節が悪化する前に、疑われる症状が現れたらできるだけ早く受診することも大切です。ヘバーデン結節を発症すると、指の関節の曲がりにくさや腫れ、骨の変形、水ぶくれのようなコブなどの症状が現れます。 また、以下のような痛み症状も現れます。 指を軽くぶつけるだけで強く痛む 何もしていないのに指がズキズキと痛む 髪を洗うときに指が痛む 指の関節が赤くゴツゴツと腫れている キーボードを打つと指が痛む 指先の痛みで力が入らない (文献1) ヘバーデン結節は重症になると、日常生活に支障をきたします。これらの症状が現れている場合は、医療機関を受診してください。 3.強くマッサージをしない 違和感があるからといって、自己流で強度の高いマッサージやストレッチを行うことは推奨できません。万が一ヘバーデン結節を発症していた場合に、痛みや腫れを悪化させてしまう恐れがあるためです。(文献1) 指に違和感および痛みや腫れがある場合は、まずは医療機関を受診することが大切です。マッサージを行うにしても、入浴中などに指先をやさしく擦る程度が良いとされています。 4.偏った食生活をしない ヘバーデン結節を予防するには、偏った食生活をしないことも大切です。偏った食生活は変形性関節症(ヘバーデン結節を含む)の発症リスクを高める恐れがあるためです。 例えば、脂質を摂り過ぎると、軟骨に脂質が蓄積されて、軟骨の劣化や炎症を引き起こすリスクが高まります。(文献2)その他にも、以下のような食生活の乱れなどにより発症する生活習慣病は、変形性関節症のリスクを高める危険性があります。 病気 変形性関節症のリスクを高める理由 肥満症 肥満は軽度の全身の炎症を引き起こす 糖尿病 高血糖の状態は軟骨の機能に障害を与える ヘバーデン結節を予防するには、食生活の乱れの改善をはじめとして、生活習慣病を引き起こさないことも大切です。 5.大豆イソフラボンを摂取する ヘバーデン結節の発症の主な原因として考えられているのが女性ホルモンの減少です。大豆イソフラボンの代謝物であるエクオールは、女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをすると言われており、ヘバーデン結節の予防に役立つ可能性があります。(文献3) 大豆イソフラボンは以下のような大豆製品全般に含まれています。 豆腐 おから 油あげ 納豆 豆乳 日頃の食生活の中で、これらを取り入れてみても良いでしょう。 ヘバーデン結節になりやすい人 ヘバーデン結節を予防するには、なりやすい人の特徴を理解しておくことも大切です。ヘバーデン結節は、1対10の割合で女性に多く、40代以降に発症することが多いです。(文献4) 女性の発症割合が多いのは以下のような理由が挙げられます。 女性は男性と比べて軟骨が柔らかく関節を支える筋力も弱いため軟骨のすり減りが起きやすい 40代以降になると女性ホルモンが減少していくため関節の炎症が起きやすくなる また、音楽家や美容師、プログラマー、介護士など指へ負担をかけることが多い職業の方も、ヘバーデン結節になりやすいとされています。日常的に指に過剰な負担をかけてしまう方は、適宜休憩などを取り入れて、指への長時間の負担を軽減しましょう。 ヘバーデン結節による痛みや腫れが現れた際の対処法 ヘバーデン結節による痛みや腫れなどの症状が現れた際の対処法は以下の通りです。 現れている症状 対処法 手順 指の痛み テーピング 1.テーピングする部位をよく洗う 2.痛みのある指の第1関節をテーピングでグルグルと巻く 3.爪の色が紫色になっていないか確認する ※爪の色が紫色になっている場合は強く巻き過ぎであるため巻き直す 指の強い痛み、腫れ アイシング 1.氷のうを用意する 2.痛みや腫れがある部位を約20分間冷却する ※長時間冷やすと凍傷の原因になるため注意する 手のこわばり 温浴 1.洗面器などにお湯を張る 2.手を約10分浸す (文献5) テーピングは、指を使い過ぎているときに安静を保持する目的としても有効です。ヘバーデン結節は年齢によるものと放置されることもありますが、リウマチなど症状が似ている他の病気を発症している恐れがあります。 指に痛みや腫れ、変形、赤みなどが現れている場合は、医療機関を受診して適切な診断を受けることが大切です。 ヘバーデン結節の治療方法 ヘバーデン結節の主な治療方法は以下の通りです。 治療方法 詳細 保存療法 基本的な保存療法はテーピングや装具による安静の保持や、痛み止めの軟膏の塗布など。少量のステロイド薬を注射することもある。 手術療法 関節の変形などが現れている場合は骨棘切除術(こつきょくせつじょじゅつ)や骨膜切除術を検討する。関節を固定する関節固定術を行うこともある。 手術療法は、保存療法により痛みが改善しない場合や、日常生活に支障をきたす場合などに検討されます。 ヘバーデン結節における再生医療 保存療法により症状が改善しない場合は、再生医療も選択肢の一つです。 再生医療とは、病気やケガにより機能障害となった組織や細胞などを元に戻すために、人が本来もっている「再生する力」を用いた治療方法です。 具体的な治療方法としては、PRP療法が挙げられます。PRP療法では、患者様自身の血液を遠心分離機にかけ、血小板を濃縮した液体を患部に注射します。血小板には、傷ついた組織や細胞の修復を促進させる働きがあり、自己治癒力を高めることが可能です。 再生医療について詳しくは、当院「リペアセルクリニック」の公式LINEをご覧ください。 公式LINEでは、再生医療の情報提供や症例紹介、簡易オンライン診断を実施しております。ヘバーデン結節について気になる症状がある方は、ぜひチェックしてみてください。 まとめ|適切な方法を実施してヘバーデン結節を予防しよう ヘバーデン結節を予防するには、指に負担をかけ過ぎないことが大切です。とくに40代以降の女性や職業上、指に過剰な負担をかけてしまう方は、ヘバーデン結節になりやすい傾向です。 1時間につき10分は休憩を入れるなど、指への負担を減らす工夫をしましょう。指に違和感および痛みや腫れが現れた際の対処法として、テーピングやアイシング、温浴などがあります。 しかし、関節リウマチとの鑑別のためにも、まずは医療機関を受診して正しい診断を受けることが大切です。ヘバーデン結節には、再生医療という選択肢もあります。再生医療が気になっている方は、当院「リペアセルクリニック」にお気軽にご相談ください。 参考文献 (文献1) ヘバーデン結節の症状|ヘバーデン結節学会 (文献2) What is the evidence for a role for diet and nutrition in osteoarthritis?|National Institutes of Health (文献3) 広報 ほんじょう 12|本庄市 (文献4) ヘバーデン結節|徳島県医師会 (文献5) 手指のはれ・痛み〜ヘバーデン結節について〜|医療法人社団めぐみ会
2025.08.31 -
- ヘバーデン結節
- 手部
ヘバーデン結節を治療している間、繰り返し現れる痛みや腫れに悩まされる方もいるかと思います。これらの痛みや腫れから少しでも楽になれる方法を模索する方もいるのではないでしょうか。 ヘバーデン結節による痛みや腫れを緩和する簡便な方法として、テーピングがあります。テーピングは症状の緩和や進行を遅らせる効果が期待できるため、検討する価値はあるでしょう。 本記事では、ヘバーデン結節でのテーピングの方法やその効果・注意点を解説します。 当院「リペアセルクリニック」の公式LINEでは、再生医療の情報提供と簡易オンライン診断を実施しております。 ヘバーデン結節について気になる症状がある方は、ぜひ一度公式LINEにご登録ください。 ヘバーデン結節のテーピング方法・やり方 ヘバーデン結節の診断を受けた後、日常生活の中で襲ってくる痛みを何とかしたいと感じる方は多いです。ヘバーデン結節の痛みに対処する方法はいろいろとあり、なかでもテーピングはよく使われます。 ただ、テーピングの方法がよくわからない方もいるかと思います。テーピングは関節に巻くか、手首まで固定して巻く方法が主なものです。 関節部分への基本的な巻き方 関節部分にテーピングする場合、第1関節にテープを巻くように貼ります。貼るテープの長さは、関節の周りを2~3周する程度です。 なお、関節部分のテーピングでは、テープそのものを引っ張りすぎない点がポイントです。引っ張りすぎない程度に貼ることで、関節を安静な状態で保てます。 手首まで固定する巻き方 手首まで固定して巻くテーピングの場合、手順は以下のとおりです。 手の甲を上に向けた状態で、親指の第2関節からテープを貼る(爪の先で折り返すようにして、指先をも覆う) テープを親指から小指側の手首まで延ばす形で貼った後、手首を一周する 2本目として、親指の第1関節より上から巻き、第2関節の上まで巻く 第2関節の上まで巻いた後、小指側の手首まで延ばして手首を一周する 手首を一周した後は、再度第2関節に戻って、もう1度手首を一周する形で貼る 手首まで固定する巻き方は、スポーツでは痛みを予防する手段としてもよく使われます。 ヘバーデン結節へのテーピングの効果 ヘバーデン結節へのテーピングで期待できる効果は以下の通りです。 関節の痛みや炎症を和らげられる 指の変形の進行を抑えられる それぞれの効果について解説します。 関節の痛みや炎症を和らげられる テーピングした場合、ヘバーデン結節による関節の痛みや炎症を和らげられます。テーピングは第1関節の動きを制限する分、指の動きで生じる痛みを緩和する上で便利とされる方法です。 指への負担が軽くなるとともに、第1関節の軟骨への衝撃が弱まるため、痛みや炎症が落ち着きます。同時に痛みに注意しながら指は使える分、日常生活への支障もなるべく防げます。 指の変形の進行を抑えられる 加えて、テーピングはヘバーデン結節による指の変形の進行を遅らせる効果も期待できる手段です。ヘバーデン結節における指の変形は、症状が出て数年から10年で見られるようになります。 指の変形まで発生した場合、症状で指を使った細やかな動きが難しいだけでなく、見た目の美しさも損なわれかねません。このため、ヘバーデン結節の症状が見られ始めた段階でテーピングを施せば、初期症状の進行を遅らせる分、指の変形の速度も抑えられます。 ヘバーデン結節でのテーピングの注意点 ヘバーデン結節の治療でテーピングする際、注意点もいくつかあるため、事前に知っておくことが大切です。主な注意点として、次の点が挙げられます。 テーピングはあくまでも対処療法 慢性期の貼りっぱなしは避ける 肌トラブルのある方はテープの選び方に注意 それぞれの注意点を、ひとつずつ見ていきましょう。 テーピングはあくまでも対処療法 ヘバーデン結節に対するテーピングは、あくまでも対処療法です。つまり、痛みや腫れを和らげたり、症状の進行を遅らせたりするだけで、ヘバーデン結節自体の根本的な解決策にはなりません。 このため、ヘバーデン結節に対処するにはテーピングだけでなく、薬物療法やステロイド注射のような他の治療法との併用が大切です。 慢性期の貼りっぱなしは避ける ヘバーデン結節のテーピングでは、症状が落ち着いた慢性期に長時間テープを貼り続けることは避けましょう。 慢性期では関節の動きを改善するリハビリが重要です。テープを貼りっぱなしにしていると、関節が固まって動きが悪くなり、周囲の筋肉も弱くなってしまいます。 適切な対処法として、痛みの強いときだけテーピングを行い、症状が落ち着いている慢性期は定期的にテープをはがして関節を動かしましょう。これにより、日常生活での手の機能を維持できます。 肌トラブルがある方はテープの選び方に注意 もし、ヘバーデン結節に加えて肌のトラブルを抱えている場合は、テープの選び方に注意が必要です。テープによっては、使われている粘着剤の影響で指の肌がかぶれたりただれたりする場合があります。 肌荒れがある状態でテーピングしたいときは、ビニールテープのように粘着力が弱く、刺激の少ないテープを選ぶのがおすすめです。 ヘバーデン結節におすすめのテープ ヘバーデン結節にテーピングで対策する際に、どのようなテープを選べばいいのかで悩む方もいるかと思います。ヘバーデン結節対策のテープとして役に立つのが次の2つです。 キネシオテープ ビニールテープ キネシオテープ スポーツの世界でケガの応急処置や再発防止によく使われるキネシオテープは、ヘバーデン結節のテーピングで一般的です。直接肌に貼れるうえ、貼った後に指の動きに沿うため、ヘバーデン結節の治療のかたわらで指を動かす際に向いています。 加えて、テープ自体に目盛りが記されているため、長さを測った上で切って使えます。指に貼る際に目安となる長さは幅1~2cm程度(2マスから3マス程度)です。なお、キネシオテープはドラッグストアやスポーツ用品店で入手できます。 ビニールテープ|100均で購入可能 肌にトラブルを抱えている方であれば、ビニールテープをおすすめします。キネシオテープに比べると粘着力は弱い代わりに肌に優しいのが特徴です。しかも、水に濡れても剥がれにくいことから、料理や洗い物のような水周りでの作業の際も、貼った状態で安心できます。 ビニールテープは事務作業用のものをそのまま使えるため、100均(100円ショップ)でも購入可能です。 テーピングで改善しないときは医療機関へ もし、ヘバーデン結節でテーピングしていても、症状に改善が見られないときは、早めに医療機関で診察を受けることをおすすめします。テーピングはあくまでも補助的な対処法にすぎないため、なかなか症状が落ち着かないときには医師による診察や本格的な診療が欠かせません。 病状によっては、ステロイド注射や手術のようなより抜本的な手段が必要なケースもあります。テーピングで効果が見込めない時は、テーピングによる対処は諦めて医療機関の受診が大切です。 ヘバーデン結節の主な治療法 テーピング以外に選べるヘバーデン結節の主な治療法は次のとおりです。 治療法 概要 患部の安静 装具を用いて第1関節を固定して、患部への負担を抑える。 アイシング 腫れや熱感の緩和で、痛みを軽減。 薬物療法 消炎鎮痛剤などを投与し、痛みや腫れを和らげる。 ステロイド注射 痛みが強いときに関節内に少量のステロイドを注入。 手術療法 ヘバーデン結節治療で根本的な方法。関節固定術や関節形成術がある。 再生医療 体内から採取した血液から血小板を抽出・濃縮して患部に投入。 基本的には患部の安静やアイシング、薬物療法が用いられます。しかし、根本的に治療する際には手術をおこなう流れです。 再生医療も治療選択肢の一つ ヘバーデン結節の治療では、再生医療も選択肢の一つになります。再生医療で用いられる治療法は、幹細胞治療とPRP療法の2つです。 PRP療法は、患者様から採取した血液を遠心分離器にかけ、血液中の血小板の濃度を高めた後、患部に注射する治療法です。手術に頼らない方法であるため、体への負担も小さく、短時間で終了します。 一方、幹細胞治療は、患者様の体内から採取した幹細胞を培養したうえで、患部に注入する治療法です。幹細胞治療もPRP療法と同じく手術に頼らないため、入院も不要です。 当院リペアセルクリニックでは、再生医療についてお問い合わせや相談を受け付けています。ヘバーデン結節でお悩みの方は、お気軽にお問い合わせください。 まとめ|テーピングはヘバーデン結節の症状緩和に使える ヘバーデン結節の治療でテーピングは、痛みを和らげたり症状の進行を遅らせたりする効果があります。毎日のように痛みに悩まされているものの、なかなか医療機関に行く余裕がない場合は、テーピングしながら様子を見ると良いでしょう。 ただし、テーピングは根本的な治療法ではないため、症状が改善しない場合や悪化する場合は、医療機関での診察を受けることが大切です。 テーピングの方法も、基本的には第1関節にテープを巻くだけの簡単な手順です。ただし、テーピングを続けても症状が改善しない場合は、なるべく早めに医療機関を受診し、根本的な治療を検討する必要があります。 ヘバーデン結節のテーピングでよくある質問 寝るときのテーピングは避けるべき? テーピングに絆創膏を使ってもいい? ヘバーデン結節用のテープは100均やドラックストアにある? 寝るときのテーピングは避けるべき? テーピングは起きているときだけでなく、寝るときの使用もおすすめです。指は寝ている間も無意識に動き、自然と力がかかります。ヘバーデン結節の場合は、寝ている間に指にかかる力によって、夜中に痛みや腫れで起きてしまう可能性もあります。 ヘバーデン結節を発症した後もなるべく熟睡するには、寝るときもテーピングしておくことで、痛みや腫れを抑えた状態にするのがポイントです。 テーピングに絆創膏を使ってもいい? 絆創膏は伸縮性があるため、ヘバーデン結節のテーピング・関節の固定には不向きです。 また、絆創膏は貼っている間に患部が蒸れる場合があることから、肌トラブルに悩む方は使うべきではありません。テーピング用のキネシオテープなどが無い場合は、絆創膏よりも文具用のビニールテープの方が肌トラブルの心配なく使えます。 ヘバーデン結節用のテープは100均やドラックストアにある? ヘバーデン結節に使われるテープは、種類によっては100均やドラッグストアで扱われています。キネシオテープはドラッグストアでも一般的に販売されているため、入手も簡単です。 また100均や書店で購入できるビニールテープでもテーピングに使えます。お肌が弱い方はぜひご検討ください。
2025.08.31