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【再生医療】人工関節宣告を受けても回復!幹細胞治療における痛みの緩和と症状回復過程を医師が解説!【変形性股関節症とCM関節症】

再生医療・変形性股関節症とCM関節症で人工関節宣告を受けても回復!幹細胞治療における痛みの緩和と症状回復過程を医師が解説

動画解説/医師:坂本貞範

 

みなさんこんにちは、Dr.サカモトです。

本日は60代の変形性股関節症と、指のCM関節症についてお話ししたいと思います。

 

患者様について

この方は元々ゴルフ、マラソン、筋トレなどが好きでかなり体を鍛えられていました。ところが2020年の4月頃から、走っている時に少し左の股関節に痛みが出てきました。

はじめは元々走りすぎで左の股関節に痛み出したのかなという感じだったんですけど、徐々に徐々に日が経つにつれて痛みが強くなって、とうとう歩くのも困難ということで一度近くの病院に行かれました。

その時のかかりつけのお医者さんには、「レントゲンでは軟骨が中程度減っていた。このまま軟骨が減っていけば5年後10年後には人工関節をしなければいけないかもしれない。」と言われました。好きなマラソンや運動も、人工関節にするとあまり積極的にできないと言われてとてもショックを受けたそうです。

そうこうしている内に約1年が経って、痛みの方も寝ていても痛いとのことで、いよいよこれは人工関節をしなければいけないかなと思ったそうですが、ちょうどその時にyoutubeで当院の変形性股関節症の動画を見ていただいて、当院にお越しいただきました。

 

こちらは当院で撮影したレントゲンですが、この左の股関節の軟骨が約半分以上すり減っている状況でありました。右の股関節は、特にまだ軟骨が減っている様子はありません。

よく見るとこの方は臼蓋形成不全と言いまして、少し骨頭の被せが浅い、つまり股関節のこちらの上の臼蓋の部分が、あまり被さっていない状況でありました。このように先天性股関節脱臼があると、将来的に変形性股関節になる可能性が高くなります。

 

治療方法としまして、この方の場合は左の股関節の方に関節内ピンポイント注射、つまり股関節の軟骨の減っている部分にできるだけ近くに注射をしまして、そこから幹細胞を投与する方法を行いました。

幹細胞の数は冷凍せずに培養されたものを5000万個、これを2回投与しました。1回目と2回目の投与の間隔は約1ヶ月ほど空けております。

初めの幹細胞を投与して2ヶ月くらいしてからかなり痛みが軽減されまして、元々あった痛みが10とすると2という数字が出るまで軽減されました。その頃から軽いジョギングをスタートし始めて、1回目の幹細胞を投与してから約3ヶ月で普通にマラソンができるくらいにまで回復されてました。

 

こちらの方はレントゲンのように右手の親指のCM関節というところに変形が起きていました。おそらくゴルフなどよくスポーツをされるので、親指のCM関節というところにかなり力が加わっていたと思います。こちらの親指のCM関節症の軟骨の減ったところに幹細胞を投与しました。

このCM関節症は中年以上の女性に多くみられます。変形していても全く痛くない人もいますし、少し軟骨が減ったCM関節症でもかなり痛い方もいます。治療としましては一般的にはステロイドの注射を打ったり、湿布や痛み止めで様子を見ることしか方法がありませんでした。

この方もずっと親指の痛みでゴルフの練習がしづらいということもあって、今回幹細胞の投与を行いました。治療としまして500万個の幹細胞を1回だけ投与しました。投与しまして約2ヶ月で痛みも10あったものから1か2まで痛みが取れて、ほとんど日常生活に支障もなく、ゴルフのスイングも特に痛みなくできたとのことです。

 

このように幹細胞治療においては膝や股関節、肩などの大きな関節以外にも、CM関節症や指の変形でよくあるヘバーデン結節、そのような症状に対しても幹細胞はかなり有効だと思われます。

今回は変形性股関節症とCM関節症の幹細胞の治療経過について報告させていただきまし。ありがとうございました。

 

 

 

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