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半月板損傷の症状と治療法を解説!手術が必要になるのはどんなとき?【再生医療】

半月板損傷の治療法を解析! 手術が必要になるのはどんなとき? 【再生医療】

皆さんこんにちは、Dr.サカモトです。よろしくお願いします。

本日は半月板損傷についてお話しします。半月板は膝のクッションの役割をしているとても大切なところです。実際半月板と聞いて、聞いたことはあるけれど、どこにあるのかなと思ってらっしゃる方も多いと思います。今日は半月板の症状や治療法についてお話ししていきたいと思います。

膝の関節について右膝を正面から見ると膝の上の骨は大腿骨、膝の下を支える太い骨が脛骨、その横の細い骨が腓骨と言います。膝を支える4つの靭帯として、膝の内側にあるのが内側側副靭帯、外側にあるの外側側副靭帯、膝の中にある前十字靭帯、後十字靭帯があります。その他、膝のお皿といわれる膝蓋骨は膝の全面を保護しています。半月板は膝の関節の中の内側と外側にあるC型をした板状の組織で、クッションのように衝撃吸収と膝関節を安定させる機能が備わっています。

 

【半月板損傷の主な原因と症状】

原因としてスポーツや外傷などで膝を痛めたりすると、半月板が切れてしまうことがあります。 その他、加齢により半月板が弱ってしまって、些細な動きだったり、普通の歩行中によって半月板が切れて痛めてしまうこともあります。 症状としては、

⚪️体重をかけると痛い

⚪️膝が伸ばしにくくなる、又はそれ以上伸びなくなる(ロッキング)

⚪️しゃがみこむ時に痛い

⚪️階段を降りる時に痛い

⚪️水が溜まって関節が腫れる

 

【半月板の検査】

レントゲン検査では、骨しか写らないので半月板の損傷を見分けることが出来ません。主な検査としてMRI検査がありますが、MRI検査では半月板の損傷を捉えることができます。

 

【半月板の治療】

日常生活ができる程度であれば、まずヒアルロン酸の注射やリハビリで様子を見ます。それで半年以上経っても痛みが治まらない時は、手術をすることが多いです。半月板自身に血管が通うところと通わないところがあります。そして半月板の大部分は血管が通っておりません。そのため半月板がちぎれてしまったところは、もう二度と修復ができないです。

血管があるところは、一度繋げてみて、修復する可能性がある場合は糸で縫うこともあります。これは MRI検査である程度判断が可能です。

手術は大きく分けて、損傷した半月板を切り取るか、縫い合わせるか、2つの治療法があります。 損傷部位を切り取るか、縫い合わせるかの判断は、カメラを実際に膝に入れて患部を直接見ないとわからないです。

 

【最先端の治療法、幹細胞による治療】

関節鏡という手術以外に最近注目の幹細胞による治療があります。幹細胞というものは自分の細胞を取り出して、その細胞が血管、神経、組織、軟骨等に生まれ変わります。 この幹細胞を増やし膝関節に注射することによって、損傷した半月板を再生することが可能となります。

昔、野球の清原選手が膝の半月板損傷で関節鏡の手術で半月板を切り取ったという症例があります。清原選手は半月板を取ることによって逆に軟骨を痛めることとなり、膝の噛み合わせの軟骨がなくなってしまい、人工関節をしないといけないほどになってしまいました。 再生医療の幹細胞治療で半月板を取らなくて済むようになれば、清原選手の様なリスクもかなり少なくなると思われます。

従来の手術をするようになると身体への負担が大きいです。再生医療のメリットとは、失った組織を再生させるので、失ったり傷ついた半月板を元に戻すことができます。これは再生医療の大きなメリットであり、この幹細胞治療は半月板で期待される治療法であると思います。

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