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再生医療は正直安全なの?副作用や持病への影響は?/質問コーナー

2020.10.03

再生医療は正直安全なのか?副作用や持病への影響は?

動画解説/医師:坂本貞範

 

はい、みなさんこんにちは。Dr.サカモトです。

本日は再生医療の安全性についてお話をさせていただきます。

再生医療でよく副作用があるかということを聞かれますが、再生医療にはまず第1種と2種と3種があります。

 

再生医療とは

 

まず再生医療の第1種である ES細胞と iPSについては、副作用としてがんになる可能性が少しあると言われています。

第2種の幹細胞と第3種のPRPについては、癌になるという報告はありません。

その他、再生医療の2種と3種の幹細胞とPRP治療については自分の細胞と自分の血液を使った治療なので特に大きな副作用はありません。

むしろ一般の薬剤の薬よりも副作用は少ないと言えます。

 

妊婦さんからのよくある質問で子供には影響がないか?

ということをよく聞かれます。

その際にお答えさせていただいているのは、再生医療そのものに関しては子どもに影響はありません。再生医療の治療するにあたって針を使って注射をするという行為があります。

この行為は一般の治療と同じで、妊婦さんなどにおいては感染するリスクがあるので、その点においては再生医療をお受けすることを控えていただいております。

 

持病を持っている方で再生医療を受けられますか?

という少し質問もよくありますが、再生医療を行うにあたって問題はありません。

もともと持病でお薬を飲まれている方でも、再生医療を受けることができます。

ただしこれは再生医療のリスクとはまた別の話になりますが、保険の適用の治療と保険適用外の治療を同時に受ける方はできません。

再生医療は保険適用外の治療になりますので例えば膝の関節にヒアルロン酸を受けている方、この方に関しては一度その注射を中止していただいて再生医療のほうを受けていただくということになります。

 

合併症について

のご質問もよく受けますが、まず幹細胞の点滴をした1日ぐらいは少し発熱がみられることもあります。

そして PRPや幹細胞を膝の関節に打った後、1日ほど少し関節が痛いなといったことも時々見られることもあります。

ただし、この発熱や痛みというものは特に長続きすることはありませんのでご安心ください。その他の合併症は大きなものは報告されておりませんのでご安心ください。

 

高齢者が再生医療を受けると体に負担があるか?

ということをよく質問できますが、これについても全く問題ありません。

むしろ幹細胞を投与することによって、体が元気になったという意見はよく聞かれます。

再生医療の幹細胞を点滴で投与することによって免疫力が上がって、高齢者の方でもこういった治療を受けることが非常に多く見られます。

 

お子さんの再生医療を受けられるのか?

という質問がよく保護者の方からありますが、未成年の再生医療の制限については、各病院やクリックによって基準が違いますので一度各病院・クリニックにお問い合わせください。

 

本日は再生医療の安全性についてお話をしました。

再生医療の安全性について皆さん正しい知識を持って、安心して再生医療をお受けになられたらいいと思います。

本日はありがとうございました。

 

 

医師:坂本貞範

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