体が冷えるとどうなる?主な原因や症状、タイプ別の対処法を解説
公開日:2025.10.07 スタッフ ブログ 健康 カラダの仕組み 豆知識「体が冷えると体調が悪くなる気がする…」
「冷えの原因や対処法を知りたい」
寒い季節や冷房が強すぎる環境では、体が冷えやすくなります。実は体の冷えは、慢性的な体の不調や免疫機能の低下などの悪影響をもたらすことがあります。とくに長期的な冷えを感じている方は注意が必要です。
本記事では、冷えが体に与える影響や症状、主な原因、タイプ別の対処法を解説します。「体が冷えると体調が悪くなる」と感じている方は、参考にしてください。
目次
体が冷えるとどうなる?悪影響は?
冷えは以下のような悪影響を体にもたらす可能性があります。
それぞれについて詳しく解説します。
身体の不調が現れる
体が冷えると血流が悪くなり、以下のようなさまざまな不調につながることがあります。
| 慢性的な不調 | だるさ、不眠、肩こり、頭痛などが起きやすくなる |
|---|---|
| 免疫機能の低下 | 風邪などの感染症にかかりやすくなる |
| 消化機能の低下 | 胃の不調、便秘、下痢などが起きやすくなる |
| 生殖機能への影響 | 女性の場合は月経不順、月経異常、不妊の一因となる可能性がある |
また、冷えは筋肉の柔軟性を低下させるため、体が硬くなることもあります。体が硬くなった状態で無理に動くと、ケガのリスクも高まるため注意しましょう。
活力が低下する
冷えは、身体面だけなく精神面に悪影響をもたらすこともあります。脳への血流が低下することで、 気力や意欲が落ちやすくなるのです。
重症化すると、うつ病に近い状態になることもあるため、軽視しないで対処することが大切です。
体が冷えると起こる症状
体が冷えると起こる可能性がある主な症状は、以下の通りです。
- 手足の冷え
- 肩こり
- 頭痛
- 腰痛
- 腹痛
- 下痢
- 不眠
- 吐き気
- 食欲低下
- だるさ
- 疲れやすさ
女性の場合は生理痛などの症状が現れることもあります。
体が冷える主な原因
体が冷える原因は、寒い季節や強すぎる冷房など周囲の環境だけではありません。
以下のように体の内側も関係しているのです。
それぞれについて詳しく解説します。
自律神経の乱れ
自律神経が乱れると、適切な血流を維持できなくなり、体温をうまく調整できなくなります。
主な原因として、以下のようなことが挙げられます。
| 主な原因 | 詳細 |
|---|---|
| 不規則な食生活 | 食事の時間や回数が乱れると、体のリズムが崩れる |
| 身体的ストレス | 疲労の蓄積や不規則な生活習慣が体への負担となる |
| 精神的ストレス | 悩みや不安、人間関係によるストレスは自律神経を乱す |
自律神経を整えるには、十分な休息と規則正しい生活習慣を心がけることが基本です。また、ストレスをため込まないためにも、家族や友人との会話を楽しんだり、趣味の時間を設けたりして気分転換の方法を見つけることも大切です。
代謝量の低下
基礎代謝が低下すると、体内で発生する熱も少なくなり、冷えやすい体になってしまいます。基礎代謝とは、じっと安静にしているときでも生命を維持するために消費される最低限必要なエネルギーのことです。筋肉・肝臓・脳が多くの割合を占めています。
運動不足や加齢で筋肉量が減ると基礎代謝が低下して、冷えやすい体になります。痩せ型の人も冷えを感じやすい方が多いです。また、女性は男性と比較して筋肉量が少ないため、体が冷えやすいです。
冷えのタイプとそれぞれの対処法
体の冷えには以下のようにタイプがあり、対処法もそれぞれ異なる部分があります。
それぞれのタイプの特徴と対処法を解説します。
全身冷えのタイプ
全身冷えのタイプは、年中冷えを感じやすく風邪を引きやすい特徴があります。不摂生や食事量の不足、基礎代謝の低下などが原因といわれています。若年層から高齢者に多いです。
全身冷えのタイプの方は以下を意識しましょう。
- 十分な睡眠・休息を取る
- 十分な食事を摂り代謝を高める
- 日光浴を取り入れて自律神経を整える
- 軽い運動習慣を取り入れて自律神経を整える
- 冷たいものは避けて、体を温める食事や飲み物を摂る
冷房は27℃前後で外気温との差5〜7℃が目安です。24℃以下にはしないようにしましょう。
末梢冷えのタイプ
末梢冷えのタイプは、手足がとくに冷え、汗をあまりかかない症状が見られます。過度なダイエットによって熱が作れないことが原因と考えられます。10〜20代のやせ型の女性に多いです。
末梢冷えのタイプの方は以下を意識しましょう。
- 炭水化物・脂質・タンパク質などエネルギーの元になる食事を十分に摂る
- 運動習慣を取り入れて筋肉量を増やす
足を締め付けるハイヒールは、血流を悪くするため避けることをおすすめします。
下半身冷えのタイプ
下半身冷えのタイプは、お尻から足が冷える一方で、上半身に熱がこもりやすい特徴があります。デスクワークなどにより下半身の筋肉がこわばることが原因といわれています。30代から中高年に多いです。
下半身冷えのタイプの方は以下を意識しましょう。
- デスクワーク中30分に1回は立ち上がる
- ウォーキングなど軽い運動習慣を取り入れる
- 仕事の合間などにストレッチやつま先立ちなどを行う
- 膝掛けなどで下半身を温める
寒い時期のミニスカートや短パン、体を締め付ける下着は血流を悪くするため避けましょう。
内臓冷えのタイプ
内臓冷えのタイプは、手足はあまり冷えませんが、お腹が冷えやすく、胃の不調などの症状が起きやすいです。30代から中高年の女性で、汗っかきのぽっちゃり体型の方に多いといわれています。
内臓冷えのタイプの方は以下を意識しましょう。
- 体を温める食品を取り入れる
- 冷たい食事や飲み物は避ける
- ウォーキングなど軽い運動習慣を取り入れる
- カイロや腹巻きなどでお腹を温める
体を温める食品には、生姜やニンニク、長ねぎ、唐辛子、ゴボウなどが挙げられます。
まとめ|タイプに応じた対策により冷えを改善しよう
体の冷えは、慢性的な不調や免疫機能の低下、意欲の低下などさまざまな悪影響をもたらすことがあります。長年冷えを感じている方はとくに注意が必要です。
冷えは自律神経の乱れや基礎代謝の低下など、体の内側に問題がある可能性があります。これらは、生活習慣の乱れや筋肉量の低下などが原因です。食生活や運動不足を見直して、健康的な生活を送ることが大切です。
なお、高血圧や脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病を指摘されていて、手足の冷えがある方は、手足の動脈硬化が進行しているおそれがあります。医療機関を受診して相談しましょう。
体の冷えに関するよくある質問
体が温まらないのは病気ですか?
体を温めても冷えが改善しない場合は、なんらかの病気の可能性があります。
とくに以下のような症状がある方は、甲状腺の病気のおそれがあります。
- 体がむくむ
- 気力がでない
- 脈が遅い
- いつも眠気がある
- 疲れやすい
- 便秘がち
該当する方は医療機関の受診を検討してください。
体が冷えすぎるとどうなりますか?
体が冷えすぎると、体の内部まで冷えてしまう低体温症を引き起こす可能性があります。
以下のような症状が現れている方は、重症の低体温症のおそれがあります。
- 手足が冷たい
- 震えがある
- ふらつきがある
- つじつまが合わないことをいう
震えの消失や意識がもうろうとするといった症状が現れている場合は、救急車を呼び搬送してもらってください。
女性の体が冷えやすい理由はなんですか?
女性は男性よりも筋肉量が少なく熱の発生が少ないため、冷えが起きやすいです。また、月経・出産・閉経などによるホルモンバランスの変化も体温調整に影響を与えて、体が冷えやすくなるといわれています。










