専門医が語る、選ばれる再生医療
の安全性と秘密
【再生医療】治療の新たな選択肢に!
低リスクで元の元気な体に戻る治療法をプロがお話します!
なぜ!?当院が選ばれるのか??
そこには幹細胞の強さに秘密があった!!
独自の培養技術について詳しく解説を行います。
症例紹介
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- 糖尿病の症例
- 幹細胞治療の症例
飛蚊症や末梢神経障害も改善!5年間の糖尿病合併症を克服! 5年前に糖尿病と診断され、HbA1cは良好にコントロールされていたにも関わらず、糖尿病性網膜症による飛蚊症や、末梢神経障害による足趾のしびれ・冷えに悩まされていた30代女性の患者様が、幹細胞治療により飛蚊症が消失し、しびれ・冷えも8割改善されました。さらに副次的効果として、長年の片頭痛まで解消したのです。 いったいどのような治療で、このような複合的な改善が可能になったのでしょうか。 治療前の状態: 5年前に糖尿病と診断、HbA1cは5台と良好 糖尿病性網膜症による飛蚊症が出現 左足趾のしびれ・冷えで日常生活に支障 眼底検査で異常な血管新生を確認 患者様は、食事療法と内服治療により血糖値は良好にコントロールされていましたが、すでに糖尿病の合併症が出現していました。飛蚊症とは視界に黒い点などが飛んで見える症状で、糖尿病性網膜症により網膜の血管がもろくなって出血し、その血の塊が黒い点となって視界に映る状態です。さらに末梢神経障害による足趾のしびれと冷えも併発していました。 糖尿病性網膜症や、末梢神経障害などの合併症に対する保険診療では、これ以上悪化しないようにする対処療法が主となります。対症療法では、もろくなった血管や異常な血管新生、損傷した神経細胞の根本的な修復は困難です。放置すると、失明にまで至る可能性があるため、定期的な検査と治療が必要になります。 リペアセルクリニックの特徴: 詳細については、こちらで当院独自の再生医療の特徴を紹介しています。 リペアセルクリニックは「糖尿病」に特化した再生医療専門クリニックです。手術・入院をしない新たな治療【再生医療】を提供しております。 幹細胞は、糖尿病の場合には傷んだ膵臓のβ細胞を修復し、網膜症の場合には網膜の傷んだ血管を修復し、末梢神経障害の場合には損傷した神経細胞を修復してくれます。よって、点滴する幹細胞は生き生きしていないと思うような効果は期待できません。当院で使用する幹細胞は、冷凍保存せず投与するたびに培養しているため、2回目、3回目に投与する幹細胞も、生存率96%の生き生きとした強い細胞です。 また、細胞が生きていることが効果の鍵となるため、当院では、冷凍せずに、その都度培養した活性の高い幹細胞を使用しています。米粒2~3粒ほどの脂肪組織から、最大2億個もの幹細胞を培養できる高度な技術を持ち、2024年からは、厚生労働省の認可を経て、2億個の幹細胞投与が可能になりました。 <治療内容>2億個細胞を計4回投与 この患者様には、2億細胞を計4回点滴投与しました。 治療後の変化: 1回目投与1か月後:足趾のしびれが改善開始 2回目投与1か月後:しびれ・冷えの8割が消失 3回目投与1か月後:飛蚊症が改善し、異常血管新生が消失 副次的効果:持病の片頭痛も完全に解消 幹細胞投与した結果、幹細胞のホーミング効果により複数の合併症が同時に改善されました。眼科での眼底検査では、異常な血管新生がなくなり、飛蚊症も改善して目が見やすくなりました。患者様からは「体調がすごくよくなって前向きになれました」とお喜びの声をいただいています。自覚はできませんが、全身の血管の修復や若返り、膵臓のβ細胞の修復も同時に行われています。 糖尿病と合併症の根本的治療を希望される方にも、従来治療では困難だった血管や神経の修復が期待できる新たな治療選択肢があります。当院の大量幹細胞投与により、複数の合併症を同時に改善できる可能性があります。諦めずに、ぜひ一度当院へご相談ください。 リペアセルクリニックでは、再生医療分野で豊富な経験を持つ専門医たちが、12,000例以上の実績に基づく確かな技術と、独自の培養方法で、患者様一人ひとりに、最適な治療プランをご提案いたします。 <治療費> 幹細胞点滴 投与回数(1回) 242万円(税込) <起こりうる副作用> 脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。 糖尿病の再生医療についてはこちらで詳しく説明しています。↓ 再生医療医師監修:坂本貞範
2025.09.14 -
- ひざ関節の症例
- 幹細胞治療の症例
- PRP治療の症例
痛み10段階中10が3に!末期の関節症から回復! 7年間続いた右膝の痛みに加え、1年前からは左膝も痛むようになり、両膝とも10段階中10の激痛に悩まされていた70代女性の患者様が、幹細胞治療により、両膝とも痛みが3まで劇的に改善されました。末期の関節症と診断され、他院では治療を断られるような状態でしたが、人工関節を回避して、日常生活を取り戻されたのです。 いったいどのような治療で、このような驚くべき回復が実現したのでしょうか。 治療前の状態 右膝7年前から、左膝1年前から痛みが出現 両膝とも10段階中10の激痛で日常生活に支障 末期の変形性膝関節症と診断 主治医から近いうちに人工関節が必要と宣告 右膝は7年前から痛み始め、整形外科で水を抜いてもらったり、ヒアルロン酸注射を受けたりしていましたが、さらに1年前から左膝も痛くなってきました。両膝が痛くなったことで歩くことができなくなるのでは、と不安を感じられ、人工関節を回避して、いつまでも自分の足で歩きたいと当院にいらっしゃいました。 末期の変形性膝関節症では、軟骨の菲薄化が著明で、従来の保存的治療では改善が困難です。多くの施設では、末期の関節症に対する幹細胞治療の成績が悪いため、治療をお断りしているクリニックもあります。最終的には、人工関節置換術が選択されますが、両膝同時の手術は身体への負担が大きくなります。 リペアセルクリニックの特徴 詳細については、こちらで当院独自の再生医療の特徴を紹介しています。 リペアセルクリニックは「膝の痛み」に特化した再生医療専門クリニックです。手術・入院をしない新たな治療【再生医療】を提供しております。 レントゲン所見 レントゲンにて関節の狭小化を認めます。 <治療内容>両膝に1億個の幹細胞を3回投与+PRP 両膝に1億個の幹細胞を計3回投与いたしました。 治療後の変化 初回投与1か月後:両膝とも痛みが10段階中10から7に改善 2回目投与1か月後:両膝とも痛みが6まで軽減 3回目投与半年後:両膝とも痛みが3まで大幅改善 人工関節手術の回避に成功 幹細胞投与のたびに、段階的な痛みの改善が得られました。患者様からは「長距離を歩くと少し痛みがでますが、普段の生活では痛みを感じることがなくなり、痛みのため休まなくてもよくなりました」とお喜びの声をいただいています。 末期の関節症であっても、当院の幹細胞治療により痛みが楽になり、長期間にわたって人工関節を回避できる可能性があります。他院で治療を断られた方や、両膝の痛みでお悩みの方も、諦めずに当院へご相談ください。。 リペアセルクリニックでは、再生医療分野で豊富な経験を持つ専門医たちが、12,000例以上の実績に基づく確かな技術と、独自の培養方法で、患者様一人ひとりに、最適な治療プランをご提案いたします。 国内で唯一の、最新の『分化誘導技術』を用い、当院は『新時代の再生医療』による治療を提供します。 <治療費> 関節1部位 幹細胞数 ( 2500万個~1億個) 投与回数( 1回 )132万円( 税込 )/2500万個 分化誘導( 1回 )55万円( 税込 ) PRP治療 16.5万円(税込) <起こりうる副作用> 脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。 変形性膝関節症の再生医療についてはこちらで詳しく説明しています。↓ 再生医療医師監修:坂本貞範
2025.09.12 -
- 股関節の症例
- 大腿骨頭壊死・膝関節骨壊死(離断性骨軟骨炎)の症例
- 幹細胞治療の症例
- PRP治療の症例
幹細胞治療で3年間の骨壊死痛から回復! 3年前の転倒をきっかけに始まった右膝の痛みが、右大腿骨外顆骨壊死と診断され、人工関節を勧められていた50代男性の患者様が、幹細胞治療により、痛みが10段階中7から2まで劇的に改善されました。長年苦しんできた針を刺すような特徴的な痛みが、手術を回避しながら大幅に軽減したのです。 いったいどのような治療で、このような顕著な改善が可能になったのでしょうか。 治療前の状態: 3年前の転倒をきっかけに右膝痛が出現 当初は骨挫傷と診断、時間経過で改善予想 3年後のMRIで右大腿骨外顆骨壊死と確定診断 針を刺すような特徴的な痛みが10段階中7 最初は骨挫傷と診断され、時間がたてば治ると言われていましたが、3年経っても痛みが治まらないため、再検査を受けられました。MRI撮影の結果、右大腿骨外顆の骨壊死と診断されました。患者様は自分の膝を温存できる治療法をお探しになって当院にいらっしゃいました。 大腿骨外顆の骨壊死は、外来でもよく見かける疾患ですが、針を刺したような特徴的な痛みがあり、ヒアルロン酸注射が効きづらいのが特徴です。内服薬やリハビリなどの保存的治療も効果が限定的であるため、最終的には人工関節置換術が選択されることが困難です。 リペアセルクリニックの特徴 詳細については、こちらで当院独自の再生医療の特徴を紹介しています。 特殊な針とエコー・レントゲン装置を用いる、当院独自の「ピンポイント注射」により、関節腔が狭い股関節へも、幹細胞を的確に届けることが可能です。 また、重度の関節症は、軟骨だけでなく、その下層の軟骨下骨も損傷しています。進行した症例には、当院独自の『分化誘導』を用いた幹細胞治療を提供しています。これは、幹細胞を培養する際に、骨になるよう、誘導因子を加えることで、軟骨の土台となる軟骨下骨を、効率よく再生させる、次世代の治療法です。 リペアセルクリニックは「股関節の痛み」に特化した再生医療専門クリニックです。手術・入院をしない新たな治療【再生医療】を提供しております。 MRI所見 MRIにて大腿骨外顆に骨壊死を認めました。 <治療内容>右股関節に幹細胞2500万個を3回投与+PRP3回 この患者様には、右股関節に2500万個の幹細胞を3回投与いたしました。 治療後の変化: 初回投与1か月後:痛みが10段階中7から4に改善 2回目投与1か月後:痛みが3まで軽減 3回目投与半年後:痛みが2まで大幅改善 人工関節手術の回避に成功 初回投与後1か月には、右膝は投与前10段階中7であった痛みが4になり、2回目投与後1か月で3になりました。3回目投与後半年では2というように、段階的な痛みの軽減が得られました。患者様からは「3年間苦しんできた痛みがすごく楽になって嬉しいです」とお喜びの声をいただいています。 長年の膝の痛みが続いていて、手術を勧められているが、手術を回避して痛みを軽減させたい患者様にも治療の可能性があります。一旦人工関節になると、耐用性の問題からアクティブな活動がかなり制限されてしまうため、高い生活の質を確保する意味で、人工関節回避は大きな意義があります。 あなたもあきらめずに、ぜひ当院へご相談ください。 リペアセルクリニックでは、再生医療分野で豊富な経験を持つ専門医たちが、12,000例以上の実績に基づく確かな技術と、独自の培養方法で、患者様一人ひとりに、最適な治療プランをご提案いたします。 国内で唯一の、最新の『分化誘導技術』を用い、当院は『新時代の再生医療』による治療を提供します。 <治療費> 関節1部位 幹細胞数 ( 2500万個~1億個) 投与回数( 1回 )132万円( 税込 )/2500万個 PRP治療 16.5万円(税込) <起こりうる副作用> 脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。 変形性股関節症の再生医療についてはこちらで詳しく説明しています。↓ 再生医療医師監修:坂本貞範
2025.09.10 -
- 股関節の症例
- 幹細胞治療の症例
- PRP治療の症例
テニス・ゴルフ継続のため人工関節を回避!1か月で両股関節の痛みが軽減! 趣味のテニスとゴルフを続けるため、人工関節を回避したいと願う70代女性が、1か月で右股関節の痛みレベル10段階中4から2へ、左股関節は3から0へと劇的に改善し、アクティブな生活を維持できた症例です。 いったいどのような治療で、このような回復を実現できたのでしょうか。 治療前の状態 以前より整形外科で臼蓋形成不全と診断されていた 2年前から両股関節に痛みが出現し徐々に悪化 軟骨はまだ残っているが今後の進行で人工関節が必要と説明 趣味のテニスとゴルフを続けるため人工関節を回避したい こちらの患者様は、以前より医学用語で臼蓋形成不全と呼ばれる、大腿骨頭への臼蓋のかぶりが浅い状態と診断されていました。2年前から両股関節に痛みが出現し、主治医からは、今はまだ軟骨は残っているものの、今後すり減りが進行し痛みが強くなれば、人工関節が必要になると言われていました。 臼蓋形成不全で、軟骨が十分に残っている若い時期には、骨盤の骨を切って、臼蓋の屋根をかぶさるようにする手術が行われることもあります。しかし、すでにある程度軟骨がすり減り、変形性関節症に進行している場合には、人工股関節置換術が選択されます。人工股関節手術では、脱臼や耐用性の問題から、アクティブな活動が制限され、テニスやゴルフなどのスポーツの継続が困難になります。現在の保険診療の範囲では、軟骨のすり減りを予防する根本的な治療法はありません。 リペアセルクリニックの特徴 詳細については、こちらで当院独自の再生医療の特徴を紹介しています。 当院では、股関節内に確実に幹細胞を届ける「ピンポイント注射」という技術を有しています。エコーや特殊なレントゲン装置、そして針先が細くしなりのある特殊な注射針などを使用して、確実に股関節内へ幹細胞を届けています。 リペアセルクリニックは「股関節の痛み」に特化した再生医療専門クリニックです。手術・入院をしない新たな治療【再生医療】を提供しております。 レントゲン所見 治療前:レントゲンにて変形性股関節症を認め、臼蓋形成不全も認めました。 治療後:臼蓋が再生され、被りが深くなりました。 従来の再生医療技術では、軟骨再生量に限界があり、MRIという高精度な検査装置でなければ、治療効果を検出できませんでした。 当院では、次世代の『分化誘導』、そして幹細胞の質と生存率を徹底的に追求した独自技術により、従来とは次元の異なる再生能力を実現しています。その結果、個人差はありますが、レントゲンで関節の隙間が、はっきりと確認できるほどの軟骨再生が可能となりました。 このように、レントゲンで関節の隙間の変化を測定できるということは、相当量の軟骨が確実に再生されている科学的根拠といえるでしょう。 <治療内容>両股関節に5000万個細胞を計2回投与+PRP この患者様には、両股関節に5000万個ずつの幹細胞を計2回投与する治療プランを立てました。 治療後の変化 初回投与後1か月で右股関節の痛みレベル4から2へ改善 左股関節の痛みレベル3から0へ完全消失 2回目投与でさらなる軟骨再生と予防効果を期待 初回投与後1か月で、右股関節の痛みは投与前10段階中4であったのが2に、左股関節投与前3であったのが0になりました。当院独自のピンポイント注射にて、解剖学的に困難な股関節内への確実な幹細胞投与を実現しています。幹細胞は、投与後1年間は軟骨再生のために働き続けてくれるため、さらなる改善と軟骨保護効果が期待できます。 変形性股関節症で、痛みを取りながら今後の軟骨進行を予防し、人工関節を回避したい方にも、幹細胞治療は有効な選択肢となります。スポーツや趣味を続けたいという願いを叶えながら、根本的な軟骨保護を目指すことができます。諦めずにぜひ一度、当院へご相談ください。 リペアセルクリニックでは、再生医療分野で豊富な経験を持つ専門医たちが、12,000例以上の実績に基づく確かな技術と、独自の培養方法で、患者様一人ひとりに、最適な治療プランをご提案いたします。 国内で唯一の、最新の『分化誘導技術』を用い、当院は『新時代の再生医療』による治療を提供します。 <治療費> 関節1部位 幹細胞数 ( 2500万個~1億個) 投与回数( 1回 )132万円( 税込 )/2500万個 分化誘導( 1回 )55万円( 税込 ) PRP治療 16.5万円(税込) <起こりうる副作用> 脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。 変形性股関節症の再生医療についてはこちらで詳しく説明しています。↓ 再生医療医師監修:坂本貞範
2025.09.08
自分の細胞を活用し、
蘇らせる「再生医療」とは?
薬での治療は限界ではないだろうか。本当に手術は必要だろうか。
そんな思いで悩んだり、あきらめたりしていませんか?
ケガをしても傷跡が少しずつ薄くなる・・
当たり前のようですが、あなた自身の細胞には、弱ったところ、傷ついたところを修復するチカラがあります。
その細胞のチカラを最大限に引き出して治療を行うことを「再生医療」と呼び、おすすめしています。
リペアセルクリニックの特長
当クリニックは、疾患・免疫・美容という分野すべてを、自己細胞を用いた最先端の医療で行うことができる国内でも珍しい部類の医療機関です。
CPC(細胞加工施設)の高い技術により、冷凍しない方法で幹細胞を投与できるので高い生存率を実現。
ご自身の細胞や血液を利用するため、アレルギーや拒絶反応といった副作用の心配が少ないおすすめの治療方法です。
- 2億個の細胞を
投与可能※但し適応による - 高い
安全性 - 入院不要
日帰り - 身体への
負担が少ない - 高い技術力を
もったCPC

LICENSE厚生労働省届出済医療機関
第二種・第三種再生医療等提供計画 届出済
リペアセルクリニックは、第二種・第三種再生医療提供計画を厚生労働省に届出し、受理されました。
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自己脂肪由来幹細胞を用いた脳血管障害の治療
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自己脂肪由来幹細胞を用いた糖尿病の治療
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自己脂肪由来幹細胞を用いた肝障害の治療
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自己脂肪由来幹細胞を用いた変形性関節症治療
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自己脂肪由来幹細胞を用いた顔面萎縮症、皮膚再生治療
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自己脂肪由来幹細胞を用いた脊髄損傷の治療
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自己脂肪由来幹細胞を用いた慢性疼痛の治療
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多血小板血漿(PRP)を用いた変形性関節症の治療
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多血小板血漿(PRP)を用いた筋腱炎、靭帯炎の治療
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多血小板血漿(PRP)を用いた皮膚再生療法
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悪性腫瘍の予防に対する活性化NK細胞を用いた細胞治療
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自己脂肪由来幹細胞と自己前骨芽細胞分化誘導上清液を用いた変形性関節症の治療
























当クリニックでは、国内では数少ない自己の幹細胞を用いた「変形性関節症」「脳卒中」「糖尿病」「肝障害」「肌の再生」などの最先端の再生医療および、PRP(多血小板血漿)の関節内投与を再生医療安全確保法のもと、自由診療にて提供しています。再生医療とは、厚生労働省によって受理されることで行うことのできる治療となります。
坂本理事長のブログ
藤間院長のブログ
スタッフブログ
トピックス
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- ヘバーデン結節
- 手部
「ヘバーデン結節の具体的な原因は?」 「職業柄発症しやすい人はいる?」 「ヘバーデン結節を疑う代表的な症状は?」 ヘバーデン結節の主な原因は、過剰な指への負担やホルモンバランスの変化などが挙げられます。 本記事ではヘバーデン結節の主な原因をはじめとして、以下を解説します。 職業別の原因と症状 主な予防法と治療方法 ヘバーデン結節における再生医療 ヘバーデン結節の予防または悪化を防ぐには、発症の原因と疑われる症状の理解が大切です。本記事をヘバーデン結節の理解を深めるために役立ててください。 なお、当院「リペアセルクリニック」の公式LINEでは、再生医療の情報提供と簡易オンライン診断を実施しております。 ヘバーデン結節について気になる症状がある方は、ぜひ一度公式LINEにご登録ください。 ヘバーデン結節の主な原因 ヘバーデン結節の主な原因は、以下の2つが挙げられます。 過剰な指への負担 女性ホルモンの減少 それぞれの詳細を解説します。 ヘバーデン結節の症状や治療法なども含めて包括的な解説は「【医師監修】へバーデン結節とは|症状・原因・治療法を解説」の記事をご覧ください。 1.過剰な指への負担 ヘバーデン結節の主な原因は、過剰な指への負担です。(文献1) 家事や仕事により過剰な指への負担が続くと、以下のような流れでヘバーデン結節を発症する恐れがあります。 軟骨がすり減る 関節に炎症が起きる ヘバーデン結節を発症する なお、女性は男性と比較して、軟骨が柔らかく関節を支える筋力も弱いです。そのため、女性は軟骨のすり減りが起きやすく、ヘバーデン結節を発症するリスクが高いです。 日頃から過剰に指への負担がかかる作業を行っている方は、適宜休憩を入れて指への負担の軽減をしましょう。 2.女性ホルモンの減少 女性は40歳を過ぎると女性ホルモン(エストロゲン)が減少します。 女性ホルモンが減少すると、以下のような流れでヘバーデン結節を発症する恐れがあります。 女性ホルモンが減少して関節に炎症が起きやすくなる 指の関節の痛みや腫れを引き起こしやすくなる ヘバーデン結節を発症する 女性は、女性ホルモンの減少に加えて、軟骨の柔らかさや筋力の弱さも関係して、ヘバーデン結節を発症しやすいです。(文献1)妊娠や出産時のホルモンバランスの変化によって、ヘバーデン結節を発症するケースもあります。 ヘバーデン結節の原因と症状【職業別】 ヘバーデン結節の職業別の原因は以下の通りです。 職業 原因 主婦 家事による手指の酷使 音楽関係 演奏による手指の酷使 介護関係 介助による手指の酷使 美容関係 道具の使用や施術による手指の酷使 電気工事関係 配線整備や工具の使用による手指の酷使 IT関係 パソコン作業による手指の酷使 スポーツ選手 プレーにおける手指の酷使 それぞれの原因と代表的な症状を解説します。 主婦|家事による手指の酷使 掃除や洗濯、料理、庭の手入れなどの家事全般は、細かい作業が多く指に負担がかかることが多いです。指への負担が蓄積すると、ヘバーデン結節を発症するリスクが高まります。 家事による手指の酷使によりヘバーデン結節を発症すると、以下のような症状が現れるケースが多いです。 洗い物をする際に指が痛む 洗濯物を取り出す際に指が痛む お皿を持つと指が痛む 財布から小銭を出すときに指が痛む 子どもや孫と手をつなぐと指が痛む 家事の合間に適宜手指を休めることが大切です。 音楽関係|演奏による手指の酷使 ピアニストやチェロなどの演奏家は、ヘバーデン結節に悩まされることが多いです。演奏家は指先を曲げて力を入れる動作を繰り返すことが多いためです。 以下のような症状が現れている方は、ヘバーデン結節を疑ってください。 演奏が終わると指がズキズキと痛む 演奏をすると指が痛む 楽器の弦を指の痛みで押さえられない 思う通りに指を動かすことができない 指の違和感や痛みを放置したまま演奏を続けると、症状を悪化させてしまう恐れがあります。医療機関を受診して適切な治療を進めることが大切です。 介護関係|介助による手指の酷使 介護職は、ヘバーデン結節を発症しやすい傾向があります。高齢者を支えるために指に力を入れることが多いためです。 介護中に以下のような症状が現れている場合は、ヘバーデン結節を疑ってください。 利用者様とベッドの間に手を入れた際に指が痛む 利用者様の体を支えると指が痛む 手を握られた際に強い痛みがある 40代以降の女性の介護職員は、ヘバーデン結節を発症しやすくなる恐れがあります。手に違和感のある介護職員は医師に相談してみましょう。 美容関係|道具の使用や施術による手指の酷使 美容師やネイリストなどは、手先の細かな作業や指を曲げて力を入れる作業が多いため、ヘバーデン結節を引き起こしやすいです。 代表的な症状は以下の通りです。 ハサミやペンを持つと指が痛む お客様の髪を洗うと指が痛む 工具を持とうとしても指の痛みで落としてしまう 以上のような症状が現れている場合は、ヘバーデン結節を疑いましょう。 電気工事関係|配線整備や工具の使用による手指の酷使 電気工事関係の仕事は、指先に力を入れることが多いためヘバーデン結節の発症リスクがあります。また、電気工事関係の仕事をしているのは男性の方が多く、ヘバーデン結節を発症していても痛みを我慢している場合が多いです。 そのため、実際に医療機関を受診するころには症状が進行し、強い痛みや腫れを伴っているケースが見られます。 以下のような症状が現れている場合は、ヘバーデン結節を疑ってください。 電気の配線を抑える際に指が痛む 機材や工具を持つと指が痛む 指が痛くて車の運転ができない 指の痛みにより、思わぬ事故につながる恐れもあります。疑われる症状が現れている場合は、我慢しないで医療機関を受診してください。 IT関係|パソコン作業による手指の酷使 IT関係などのパソコンを長時間使う仕事は、指の負担が積み重なりやすく、ヘバーデン結節を発症するリスクがあります。疑われる症状は以下の通りです。 タイピングをすると指が痛む カバンを持ったときに指に痛みが走る 近年では、仕事にパソコンを使う機会が増えているため、指の痛みを経験する方が増えている傾向です。疑われる症状が現れている方は、悪化する前に医療機関を受診してください。 スポーツ選手|プレーにおける手指の酷使 柔術や柔道などの指先に力を入れることが多い格闘技で、ヘバーデン結節の発症が見られています。格闘技以外にも、ゴルフやバレーボールなどのスポーツにおいても発症するケースがあります。 練習や試合をする中で以下のような症状が現れている場合は、ヘバーデン結節を疑ってください。 指先をひねるような力を加えると痛む 相手の胴着をつかんで手前に引くと指が痛む ゴルフの練習後に指がジンジンと痛む 格闘技においては、とくに初心者が発症している傾向です。 ヘバーデン結節の予防法 ヘバーデン結節の予防法は以下の通りです。 予防法 詳細 指に負担をかけすぎない 1時間ごとに10分の休憩を入れるなどの工夫をして、指への負担を軽減する。 症状が現れたら早期受診をする 疑われる症状が現れたら悪化する前に受診する。 強くマッサージをしない 強度の高いマッサージやストレッチは悪化をまねく恐れがあるため行わない。 大豆イソフラボンを摂取する 大豆イソフラボンの代謝物であるエクオールは、女性ホルモンに似た働きがあり、予防に役立つ可能性がある。 ヘバーデン結節の治療方法 ヘバーデン結節における主な治療方法は以下の通りです。 治療方法 詳細 保存療法 テーピングや装具による安静の保持や痛み止めの軟膏の塗布。炎症や痛みが強い場合には、少量のステロイド薬を注射することもある。軟骨や腱をもろくする恐れがあるため頻回には実施しない。 手術療法 ゴツゴツとした関節の変形などが現れている場合は、骨膜切除術や骨棘切除術(こつきょくせつじょじゅつ)を検討する。 手術療法は、日常生活に支障をきたす場合や痛みが改善しない場合に検討されますが、ヘバーデン結節において手術を行うケースは少ないです。(文献2) ヘバーデン結節は年齢によるものと放置されることがあります。しかし、関節リウマチなどの似ている病気を発症している恐れもあるため放置してはいけません。症状を悪化させないためにも、適切な診断と治療を受けてください。 ヘバーデン結節における再生医療 ヘバーデン結節の治療方法として再生医療という選択肢があります。再生医療とは、人が本来もつ自然治癒力を高める治療法です。 再生医療には主に二つの治療法があります。 一つ目はPRP療法で、患者様自身の血液から抽出した血小板の濃縮液を注射により投与する療法です。血小板は、傷ついた組織や細胞を修復する働きがあり、自己治癒力を高めることが可能です。 二つ目は幹細胞治療で、患者様ご自身の脂肪から採取した幹細胞を培養し、患部に投与する治療法です。幹細胞は様々な細胞に分化する能力を持つ細胞で、患者様自身の細胞を利用するため、拒否反応のリスクが低いのが特徴です。 どちらの治療も手術・入院を必要としません。 再生医療について詳しくは、当院「リペアセルクリニック」の公式LINEをご覧ください。 公式LINEでは、再生医療の情報提供や症例紹介、簡易オンライン診断を実施しております。ヘバーデン結節について気になる症状がある方は、ぜひチェックしてみてください。 まとめ|ヘバーデン結節の原因を理解して予防につなげよう ヘバーデン結節の原因は、過剰な指への負担や女性ホルモンの減少です。とくに指への長時間の負担がヘバーデン結節の主な原因です。職業柄、過剰に指へ負担をかける方は、注意しなければなりません。 ヘバーデン結節を発症させないためにも「1時間に10分は休憩を入れる」など、指を休ませる時間を設けることが大切です。なんらかの作業中に指の痛みや腫れ、違和感などが現れている場合は、放置しないで医療機関を受診してください。 ヘバーデン結節の治療には、再生医療という選択肢もあります。再生医療が気になっている方は、当院「リペアセルクリニック」にお気軽にご相談ください。 参考文献 (文献1) ヘバーデン結節の症状|ヘバーデン結節学会 (文献2) 手指の病気「ヘバーデン結節」と「母指CM関節症」|千葉医師会
2025.08.31 -
- ヘバーデン結節
- 手部
「ヘバーデン結節を予防する具体的な方法は?」 「マッサージやストレッチは予防に有効?」 ヘバーデン結節を予防するには、指へ過剰な負担を与えないことが大切です。とくに職業柄指に長時間の負担がかかる方は注意してください。 本記事ではヘバーデン結節の予防法5選をはじめとして、以下を解説します。 なりやすい人 痛みや腫れが現れた際の対処法 主な治療方法 40代以降の女性はヘバーデン結節を発症しやすいとされています。発症を予防するために本記事を役立ててください。 当院「リペアセルクリニック」の公式LINEでは、再生医療の情報提供と簡易オンライン診断を実施しております。 ヘバーデン結節について気になる症状がある方は、ぜひ一度公式LINEにご登録ください。 ヘバーデン結節の予防方法5選 ヘバーデン結節とは、指の第一関節の軟骨がすり減ることで、関節の腫れや痛みなどが引き起こされる病気です。 ヘバーデン結節を予防する主な方法として、以下の5つが挙げられます。 指に負担をかけ過ぎない 指の第一関節に痛みや腫れが現れたら早期受診をする 強くマッサージをしない 偏った食生活をしない 大豆イソフラボンを摂取する それぞれの詳細を解説します。 1.指に負担をかけ過ぎない ヘバーデン結節を予防するには、指に負担をかけ過ぎないことが大切です。 指に負担がかかる作業には、以下のようなものが挙げられます。 掃除や洗濯、庭の手入れなどの指を使う家事全般 重い物を持つ行為 指に負担のかかるスポーツ パソコン仕事や楽器の演奏などの長時間にわたる指の細かな動き (文献1) このように指の使いすぎや指に力を入れる作業を積み重ねると、軟骨がすり減ってヘバーデン結節を発症するリスクが高まります。1時間につき10分は休憩を入れるなど、指への負担を減らす工夫をしましょう。 2.指の第一関節に痛みや腫れが現れたら早期受診をする ヘバーデン結節が悪化する前に、疑われる症状が現れたらできるだけ早く受診することも大切です。ヘバーデン結節を発症すると、指の関節の曲がりにくさや腫れ、骨の変形、水ぶくれのようなコブなどの症状が現れます。 また、以下のような痛み症状も現れます。 指を軽くぶつけるだけで強く痛む 何もしていないのに指がズキズキと痛む 髪を洗うときに指が痛む 指の関節が赤くゴツゴツと腫れている キーボードを打つと指が痛む 指先の痛みで力が入らない (文献1) ヘバーデン結節は重症になると、日常生活に支障をきたします。これらの症状が現れている場合は、医療機関を受診してください。 3.強くマッサージをしない 違和感があるからといって、自己流で強度の高いマッサージやストレッチを行うことは推奨できません。万が一ヘバーデン結節を発症していた場合に、痛みや腫れを悪化させてしまう恐れがあるためです。(文献1) 指に違和感および痛みや腫れがある場合は、まずは医療機関を受診することが大切です。マッサージを行うにしても、入浴中などに指先をやさしく擦る程度が良いとされています。 4.偏った食生活をしない ヘバーデン結節を予防するには、偏った食生活をしないことも大切です。偏った食生活は変形性関節症(ヘバーデン結節を含む)の発症リスクを高める恐れがあるためです。 例えば、脂質を摂り過ぎると、軟骨に脂質が蓄積されて、軟骨の劣化や炎症を引き起こすリスクが高まります。(文献2)その他にも、以下のような食生活の乱れなどにより発症する生活習慣病は、変形性関節症のリスクを高める危険性があります。 病気 変形性関節症のリスクを高める理由 肥満症 肥満は軽度の全身の炎症を引き起こす 糖尿病 高血糖の状態は軟骨の機能に障害を与える ヘバーデン結節を予防するには、食生活の乱れの改善をはじめとして、生活習慣病を引き起こさないことも大切です。 5.大豆イソフラボンを摂取する ヘバーデン結節の発症の主な原因として考えられているのが女性ホルモンの減少です。大豆イソフラボンの代謝物であるエクオールは、女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをすると言われており、ヘバーデン結節の予防に役立つ可能性があります。(文献3) 大豆イソフラボンは以下のような大豆製品全般に含まれています。 豆腐 おから 油あげ 納豆 豆乳 日頃の食生活の中で、これらを取り入れてみても良いでしょう。 ヘバーデン結節になりやすい人 ヘバーデン結節を予防するには、なりやすい人の特徴を理解しておくことも大切です。ヘバーデン結節は、1対10の割合で女性に多く、40代以降に発症することが多いです。(文献4) 女性の発症割合が多いのは以下のような理由が挙げられます。 女性は男性と比べて軟骨が柔らかく関節を支える筋力も弱いため軟骨のすり減りが起きやすい 40代以降になると女性ホルモンが減少していくため関節の炎症が起きやすくなる また、音楽家や美容師、プログラマー、介護士など指へ負担をかけることが多い職業の方も、ヘバーデン結節になりやすいとされています。日常的に指に過剰な負担をかけてしまう方は、適宜休憩などを取り入れて、指への長時間の負担を軽減しましょう。 ヘバーデン結節による痛みや腫れが現れた際の対処法 ヘバーデン結節による痛みや腫れなどの症状が現れた際の対処法は以下の通りです。 現れている症状 対処法 手順 指の痛み テーピング 1.テーピングする部位をよく洗う 2.痛みのある指の第1関節をテーピングでグルグルと巻く 3.爪の色が紫色になっていないか確認する ※爪の色が紫色になっている場合は強く巻き過ぎであるため巻き直す 指の強い痛み、腫れ アイシング 1.氷のうを用意する 2.痛みや腫れがある部位を約20分間冷却する ※長時間冷やすと凍傷の原因になるため注意する 手のこわばり 温浴 1.洗面器などにお湯を張る 2.手を約10分浸す (文献5) テーピングは、指を使い過ぎているときに安静を保持する目的としても有効です。ヘバーデン結節は年齢によるものと放置されることもありますが、リウマチなど症状が似ている他の病気を発症している恐れがあります。 指に痛みや腫れ、変形、赤みなどが現れている場合は、医療機関を受診して適切な診断を受けることが大切です。 ヘバーデン結節の治療方法 ヘバーデン結節の主な治療方法は以下の通りです。 治療方法 詳細 保存療法 基本的な保存療法はテーピングや装具による安静の保持や、痛み止めの軟膏の塗布など。少量のステロイド薬を注射することもある。 手術療法 関節の変形などが現れている場合は骨棘切除術(こつきょくせつじょじゅつ)や骨膜切除術を検討する。関節を固定する関節固定術を行うこともある。 手術療法は、保存療法により痛みが改善しない場合や、日常生活に支障をきたす場合などに検討されます。 ヘバーデン結節における再生医療 保存療法により症状が改善しない場合は、再生医療も選択肢の一つです。 再生医療とは、病気やケガにより機能障害となった組織や細胞などを元に戻すために、人が本来もっている「再生する力」を用いた治療方法です。 具体的な治療方法としては、PRP療法が挙げられます。PRP療法では、患者様自身の血液を遠心分離機にかけ、血小板を濃縮した液体を患部に注射します。血小板には、傷ついた組織や細胞の修復を促進させる働きがあり、自己治癒力を高めることが可能です。 再生医療について詳しくは、当院「リペアセルクリニック」の公式LINEをご覧ください。 公式LINEでは、再生医療の情報提供や症例紹介、簡易オンライン診断を実施しております。ヘバーデン結節について気になる症状がある方は、ぜひチェックしてみてください。 まとめ|適切な方法を実施してヘバーデン結節を予防しよう ヘバーデン結節を予防するには、指に負担をかけ過ぎないことが大切です。とくに40代以降の女性や職業上、指に過剰な負担をかけてしまう方は、ヘバーデン結節になりやすい傾向です。 1時間につき10分は休憩を入れるなど、指への負担を減らす工夫をしましょう。指に違和感および痛みや腫れが現れた際の対処法として、テーピングやアイシング、温浴などがあります。 しかし、関節リウマチとの鑑別のためにも、まずは医療機関を受診して正しい診断を受けることが大切です。ヘバーデン結節には、再生医療という選択肢もあります。再生医療が気になっている方は、当院「リペアセルクリニック」にお気軽にご相談ください。 参考文献 (文献1) ヘバーデン結節の症状|ヘバーデン結節学会 (文献2) What is the evidence for a role for diet and nutrition in osteoarthritis?|National Institutes of Health (文献3) 広報 ほんじょう 12|本庄市 (文献4) ヘバーデン結節|徳島県医師会 (文献5) 手指のはれ・痛み〜ヘバーデン結節について〜|医療法人社団めぐみ会
2025.08.31 -
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ヘバーデン結節を治療している間、繰り返し現れる痛みや腫れに悩まされる方もいるかと思います。これらの痛みや腫れから少しでも楽になれる方法を模索する方もいるのではないでしょうか。 ヘバーデン結節による痛みや腫れを緩和する簡便な方法として、テーピングがあります。テーピングは症状の緩和や進行を遅らせる効果が期待できるため、検討する価値はあるでしょう。 本記事では、ヘバーデン結節でのテーピングの方法やその効果・注意点を解説します。 当院「リペアセルクリニック」の公式LINEでは、再生医療の情報提供と簡易オンライン診断を実施しております。 ヘバーデン結節について気になる症状がある方は、ぜひ一度公式LINEにご登録ください。 ヘバーデン結節のテーピング方法・やり方 ヘバーデン結節の診断を受けた後、日常生活の中で襲ってくる痛みを何とかしたいと感じる方は多いです。ヘバーデン結節の痛みに対処する方法はいろいろとあり、なかでもテーピングはよく使われます。 ただ、テーピングの方法がよくわからない方もいるかと思います。テーピングは関節に巻くか、手首まで固定して巻く方法が主なものです。 関節部分への基本的な巻き方 関節部分にテーピングする場合、第1関節にテープを巻くように貼ります。貼るテープの長さは、関節の周りを2~3周する程度です。 なお、関節部分のテーピングでは、テープそのものを引っ張りすぎない点がポイントです。引っ張りすぎない程度に貼ることで、関節を安静な状態で保てます。 手首まで固定する巻き方 手首まで固定して巻くテーピングの場合、手順は以下のとおりです。 手の甲を上に向けた状態で、親指の第2関節からテープを貼る(爪の先で折り返すようにして、指先をも覆う) テープを親指から小指側の手首まで延ばす形で貼った後、手首を一周する 2本目として、親指の第1関節より上から巻き、第2関節の上まで巻く 第2関節の上まで巻いた後、小指側の手首まで延ばして手首を一周する 手首を一周した後は、再度第2関節に戻って、もう1度手首を一周する形で貼る 手首まで固定する巻き方は、スポーツでは痛みを予防する手段としてもよく使われます。 ヘバーデン結節へのテーピングの効果 ヘバーデン結節へのテーピングで期待できる効果は以下の通りです。 関節の痛みや炎症を和らげられる 指の変形の進行を抑えられる それぞれの効果について解説します。 関節の痛みや炎症を和らげられる テーピングした場合、ヘバーデン結節による関節の痛みや炎症を和らげられます。テーピングは第1関節の動きを制限する分、指の動きで生じる痛みを緩和する上で便利とされる方法です。 指への負担が軽くなるとともに、第1関節の軟骨への衝撃が弱まるため、痛みや炎症が落ち着きます。同時に痛みに注意しながら指は使える分、日常生活への支障もなるべく防げます。 指の変形の進行を抑えられる 加えて、テーピングはヘバーデン結節による指の変形の進行を遅らせる効果も期待できる手段です。ヘバーデン結節における指の変形は、症状が出て数年から10年で見られるようになります。 指の変形まで発生した場合、症状で指を使った細やかな動きが難しいだけでなく、見た目の美しさも損なわれかねません。このため、ヘバーデン結節の症状が見られ始めた段階でテーピングを施せば、初期症状の進行を遅らせる分、指の変形の速度も抑えられます。 ヘバーデン結節でのテーピングの注意点 ヘバーデン結節の治療でテーピングする際、注意点もいくつかあるため、事前に知っておくことが大切です。主な注意点として、次の点が挙げられます。 テーピングはあくまでも対処療法 慢性期の貼りっぱなしは避ける 肌トラブルのある方はテープの選び方に注意 それぞれの注意点を、ひとつずつ見ていきましょう。 テーピングはあくまでも対処療法 ヘバーデン結節に対するテーピングは、あくまでも対処療法です。つまり、痛みや腫れを和らげたり、症状の進行を遅らせたりするだけで、ヘバーデン結節自体の根本的な解決策にはなりません。 このため、ヘバーデン結節に対処するにはテーピングだけでなく、薬物療法やステロイド注射のような他の治療法との併用が大切です。 慢性期の貼りっぱなしは避ける ヘバーデン結節のテーピングでは、症状が落ち着いた慢性期に長時間テープを貼り続けることは避けましょう。 慢性期では関節の動きを改善するリハビリが重要です。テープを貼りっぱなしにしていると、関節が固まって動きが悪くなり、周囲の筋肉も弱くなってしまいます。 適切な対処法として、痛みの強いときだけテーピングを行い、症状が落ち着いている慢性期は定期的にテープをはがして関節を動かしましょう。これにより、日常生活での手の機能を維持できます。 肌トラブルがある方はテープの選び方に注意 もし、ヘバーデン結節に加えて肌のトラブルを抱えている場合は、テープの選び方に注意が必要です。テープによっては、使われている粘着剤の影響で指の肌がかぶれたりただれたりする場合があります。 肌荒れがある状態でテーピングしたいときは、ビニールテープのように粘着力が弱く、刺激の少ないテープを選ぶのがおすすめです。 ヘバーデン結節におすすめのテープ ヘバーデン結節にテーピングで対策する際に、どのようなテープを選べばいいのかで悩む方もいるかと思います。ヘバーデン結節対策のテープとして役に立つのが次の2つです。 キネシオテープ ビニールテープ キネシオテープ スポーツの世界でケガの応急処置や再発防止によく使われるキネシオテープは、ヘバーデン結節のテーピングで一般的です。直接肌に貼れるうえ、貼った後に指の動きに沿うため、ヘバーデン結節の治療のかたわらで指を動かす際に向いています。 加えて、テープ自体に目盛りが記されているため、長さを測った上で切って使えます。指に貼る際に目安となる長さは幅1~2cm程度(2マスから3マス程度)です。なお、キネシオテープはドラッグストアやスポーツ用品店で入手できます。 ビニールテープ|100均で購入可能 肌にトラブルを抱えている方であれば、ビニールテープをおすすめします。キネシオテープに比べると粘着力は弱い代わりに肌に優しいのが特徴です。しかも、水に濡れても剥がれにくいことから、料理や洗い物のような水周りでの作業の際も、貼った状態で安心できます。 ビニールテープは事務作業用のものをそのまま使えるため、100均(100円ショップ)でも購入可能です。 テーピングで改善しないときは医療機関へ もし、ヘバーデン結節でテーピングしていても、症状に改善が見られないときは、早めに医療機関で診察を受けることをおすすめします。テーピングはあくまでも補助的な対処法にすぎないため、なかなか症状が落ち着かないときには医師による診察や本格的な診療が欠かせません。 病状によっては、ステロイド注射や手術のようなより抜本的な手段が必要なケースもあります。テーピングで効果が見込めない時は、テーピングによる対処は諦めて医療機関の受診が大切です。 ヘバーデン結節の主な治療法 テーピング以外に選べるヘバーデン結節の主な治療法は次のとおりです。 治療法 概要 患部の安静 装具を用いて第1関節を固定して、患部への負担を抑える。 アイシング 腫れや熱感の緩和で、痛みを軽減。 薬物療法 消炎鎮痛剤などを投与し、痛みや腫れを和らげる。 ステロイド注射 痛みが強いときに関節内に少量のステロイドを注入。 手術療法 ヘバーデン結節治療で根本的な方法。関節固定術や関節形成術がある。 再生医療 体内から採取した血液から血小板を抽出・濃縮して患部に投入。 基本的には患部の安静やアイシング、薬物療法が用いられます。しかし、根本的に治療する際には手術をおこなう流れです。 再生医療も治療選択肢の一つ ヘバーデン結節の治療では、再生医療も選択肢の一つになります。再生医療で用いられる治療法は、幹細胞治療とPRP療法の2つです。 PRP療法は、患者様から採取した血液を遠心分離器にかけ、血液中の血小板の濃度を高めた後、患部に注射する治療法です。手術に頼らない方法であるため、体への負担も小さく、短時間で終了します。 一方、幹細胞治療は、患者様の体内から採取した幹細胞を培養したうえで、患部に注入する治療法です。幹細胞治療もPRP療法と同じく手術に頼らないため、入院も不要です。 当院リペアセルクリニックでは、再生医療についてお問い合わせや相談を受け付けています。ヘバーデン結節でお悩みの方は、お気軽にお問い合わせください。 まとめ|テーピングはヘバーデン結節の症状緩和に使える ヘバーデン結節の治療でテーピングは、痛みを和らげたり症状の進行を遅らせたりする効果があります。毎日のように痛みに悩まされているものの、なかなか医療機関に行く余裕がない場合は、テーピングしながら様子を見ると良いでしょう。 ただし、テーピングは根本的な治療法ではないため、症状が改善しない場合や悪化する場合は、医療機関での診察を受けることが大切です。 テーピングの方法も、基本的には第1関節にテープを巻くだけの簡単な手順です。ただし、テーピングを続けても症状が改善しない場合は、なるべく早めに医療機関を受診し、根本的な治療を検討する必要があります。 ヘバーデン結節のテーピングでよくある質問 寝るときのテーピングは避けるべき? テーピングに絆創膏を使ってもいい? ヘバーデン結節用のテープは100均やドラックストアにある? 寝るときのテーピングは避けるべき? テーピングは起きているときだけでなく、寝るときの使用もおすすめです。指は寝ている間も無意識に動き、自然と力がかかります。ヘバーデン結節の場合は、寝ている間に指にかかる力によって、夜中に痛みや腫れで起きてしまう可能性もあります。 ヘバーデン結節を発症した後もなるべく熟睡するには、寝るときもテーピングしておくことで、痛みや腫れを抑えた状態にするのがポイントです。 テーピングに絆創膏を使ってもいい? 絆創膏は伸縮性があるため、ヘバーデン結節のテーピング・関節の固定には不向きです。 また、絆創膏は貼っている間に患部が蒸れる場合があることから、肌トラブルに悩む方は使うべきではありません。テーピング用のキネシオテープなどが無い場合は、絆創膏よりも文具用のビニールテープの方が肌トラブルの心配なく使えます。 ヘバーデン結節用のテープは100均やドラックストアにある? ヘバーデン結節に使われるテープは、種類によっては100均やドラッグストアで扱われています。キネシオテープはドラッグストアでも一般的に販売されているため、入手も簡単です。 また100均や書店で購入できるビニールテープでもテーピングに使えます。お肌が弱い方はぜひご検討ください。
2025.08.31 -
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指の第1関節の痛みや変形が特徴的なヘバーデン結節。医師からヘバーデン結節の診断を受けて「本当に治るのだろうか」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。 ヘバーデン結節は確かに完全な治癒は困難とされていますが、適切な治療により症状の緩和や進行の抑制は十分可能です。また、早期発見・早期治療により、重篤な変形を防ぐことも期待できます。 本記事では、ヘバーデン結節の治療可能性を中心に、症状の特徴、診断方法、治療法、そして日常でできる予防法まで詳しく解説します。 指先の症状でお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。 当院「リペアセルクリニック」の公式LINEでは、再生医療の情報提供と簡易オンライン診断を実施しております。 ヘバーデン結節について気になる症状がある方は、ぜひ一度公式LINEにご登録ください。 ヘバーデン結節は治るのか? ヘバーデン結節を診断された後に調べて、「ヘバーデン結節は治りにくい」といった情報を目にして、不安に駆られている方もいるのではないのでしょうか。 ヘバーデン結節の治療可能性について正しく理解することで、適切な対処法を選択し、症状の改善や進行の抑制を図ることができます。まずは治癒の可能性について詳しく見ていきましょう。 完治は難しいが症状の緩和は図れる ヘバーデン結節は完全な回復は難しい病気とされています。発症の原因は完全には解明されていませんが、加齢による軟骨の変性や遺伝的要因、女性ホルモンの減少などが関与していると考えられています。 治療は、薬物療法などの対症療法で対応するのが一般的です。症状が進んだ場合は指の変形まで見られ、元に戻らないケースもあります。 初期段階での治療が大切 ヘバーデン結節の症状を極力軽微に抑えるには、初期段階での治療が大切です。症状としてよく取り上げられる指の変形やこぶは、ある程度症状が進んだ場合に見られます。 指の変形やこぶは見た目にも直接影響するため、指をきれいな状態に保つには、痛みや腫れなどの違和感を感じた時点で医師の診察を受けることが重要です。 ヘバーデン結節の初期症状・診断方法 ヘバーデン結節が治るのかどうかを知るには、初期症状に当てはまるのかを見ていく必要があります。初期症状の特徴としていくつかの点が挙げられるため、知っておくと便利です。あわせて診断方法もご紹介します。 初期症状は指の第1関節の腫れや発赤など ヘバーデン結節の初期症状として挙げられるのが、指の第1関節(DIP関節)の腫れや発赤(はっせき)などです。それぞれの指にある爪の下の部分で症状が見られます。 第1関節が腫れるとともに、皮膚には赤みまで現れます。場合によっては、腫れた部分が痛んだり熱感を伴ったりするケースがあるのも特徴です。 加えて、第1関節付近に水ぶくれのようなものができることもあります。「ミューカスシスト」と呼ばれる水ぶくれ(粘液嚢腫:ねんえきのうしゅ)で、関節内部の液体が炎症によって漏れ出た結果、発生するものです。 症状が進むと指の屈曲・固定も 症状が進んだ場合、患部の痛みや腫れが強くなるだけでなく、指の屈曲や固定まで見られます。関節の痛みが強くなると、日常生活でもお箸を使ったり皿洗いをしたりするなどの、指を使った細かい動きに支障が出ます。 症状が10年程度続くと、関節や骨まで変形する点も注意が必要です。指が曲がったり関節が固まったりすると、指の曲げ伸ばしまで困難になります。 ヘバーデン結節の診断方法 ヘバーデン結節の診断では主に第1関節における異常の有無のチェックや、X線診断が用いられます。 医師の診察では、視診や触診によって腫れや熱感、痛みの有無を直接確認する方法が一般的です。 異常が見られた場合、X線診断で第1関節の部分の異常をさらに細かくチェックします。X線写真を見て、軟骨のすり減りや骨がトゲのようになっている骨棘(こっきょく)が確認されれば、ヘバーデン結節と診断されます。 なお、関節リウマチなど他の関節疾患との鑑別も重要で、必要に応じて血液検査なども行います。 ヘバーデン結節の主な治療法を紹介 ヘバーデン結節の主な治療法は、次のとおりです。 治療法 内容 保存療法 患部を極力安静にする。テーピングやサポーターによる固定も活用。 薬物療法 消炎鎮痛剤や漢方薬の使用。 ステロイド注射 関節内に少量のステロイドを注射。急性期に活用。 手術療法 関節自体を固定する関節固定術や、こぶ化した関節を切除する関節形成術。 再生医療 患者様の体内から採取した血液や幹細胞を採取、血液の濃縮や幹細胞の培養を経て患部に注入。 なお、最後に挙げた再生医療については、当院リペアセルクリニックでも相談ができますので、興味のある方は気軽にお問い合わせください。 ヘバーデン結節の新しい治療法|動脈注射と再生医療 ヘバーデン結節にさまざまな治療法があるなか、新しい治療法も登場してきています。ここでは新しい治療法である動脈注射と再生医療をご紹介しましょう。 動脈注射 動脈注射は「動注治療」とも呼ばれる方法で、ヘバーデン結節の炎症によって患部付近に発生するモヤモヤ血管への対応策として活用されます。モヤモヤ血管は通常の血管よりも細く、いびつな形状をしているのが特徴です。しかも、モヤモヤ血管は神経とともに形成されるため、炎症の部位からの痛みをも脳に伝達します。 動脈注射は点滴で使われるような極細のチューブを使って、モヤモヤ血管ができている部位に薬剤を注入する方法です。薬剤の注入でモヤモヤ血管を減らすことで、痛み・炎症の緩和や症状の進行を遅らせる効果があると考えられています。 再生医療 再生医療もヘバーデン結節の治療の選択肢です。 再生医療には「幹細胞治療」という治療法があります。 幹細胞は他の細胞に変化する「分化能」という能力を持ちます。幹細胞治療は、患者様の脂肪から採取した幹細胞を培養して増やし、患部に投与する治療法です。 再生医療では、患者様から採取した血液から血小板を抽出し、遠心分離器で濃縮した液体を患部に注入する「PRP治療」もあります。血小板に含まれる成長因子には、損傷した組織の修復を促進し、結果として炎症を抑制して患部を落ち着かせる働きがあります。PRP治療は手術によらない方法で、最短30分で施術が終わるのが特徴です。 当院リペアセルクリニックでは、幹細胞治療やPRP療法のご相談やご質問をいつでも受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください。 ヘバーデン結節が治るまでの期間目安 ヘバーデン結節が治るまでの期間は症状や治療方法により異なりますが、早くて数カ月、時間がかかれば数年かかるとされています。 ただし、早期の適切な治療により、指の変形など症状の進行を止められる可能性は高まります。 なお保存療法を選択する場合は、3~4週間はテープなどによる患部の固定が大切です。それでも病状が改善しない場合は、手術療法などが検討されます。 ヘバーデン結節の予防法 指先の痛みや変形などの症状が厄介なヘバーデン結節ですが、日常生活でできる予防法がいくつかあります。 主な予防法は次のとおりです。 指先への負担を減らす 大豆を使った食品やサプリメントの摂取 指のマッサージで柔軟性を維持 これらの予防法を継続的に実践することで、ヘバーデン結節の発症リスクを軽減し、指の健康を維持しましょう。 指先への負担を減らす工夫 ヘバーデン結節を予防したいのであれば、指先への負担を減らすことが基本です。仕事やプライベートでパソコンやスマホの使用が多いときは、こまめに休憩を入れるなどして長時間の利用を避けましょう。 すでに指先の痛みのような症状が出始めている方は、テーピングなどで指をいたわりながら、指の酷使を避ける工夫が大切です。 大豆を使った食品やサプリメントの摂取 ヘバーデン結節の予防には、大豆由来の食品やサプリメントを活用する方法もあります。 実は近年の研究でヘバーデン結節の発症が、エストロゲンと呼ばれる女性ホルモンの加齢による減少と関係していることが明らかになってきました。具体的にはエストロゲンの減少で、指の関節を包む膜が損傷する度合いが増すとされています。 減少したエストロゲンを補う方法として、大豆食品などがおすすめです。大豆に含まれるイソフラボンは体内で代謝されると、「エクオール」と呼ばれるエストロゲンと構造がよく似た成分に変化します。エストロゲンとよく似たはたらきをする分、指の関節の柔軟性を維持やヘバーデン結節の予防効果も期待できます。 指のマッサージで柔軟性を維持 指先の軽いマッサージもヘバーデン結節の予防に役立つ方法です。軽めにマッサージすれば、指の血流を改善するとともに、指先の柔軟性が維持されるため、痛みが緩和されます。手順は以下のとおりです。 お湯や蒸しタオルなどで手を温める マッサージしたい指を、反対の手の親指と人差し指で優しく包み、くるくる回す 1本の指につき10回ずつ、毎日3セット行う とくに朝起きたときに痛みやこわばりを感じる場合は、起床直後に行うのがおすすめです。 ただし痛みが強い場合や腫れがひどい場合は、マッサージを控え、必ず医師に相談してください。 まとめ|ヘバーデン結節は治る可能性が十分ある病気 ヘバーデン結節は指の変形まで見られた場合は、完全に治すのが難しい病気です。 しかし、発症して間もない初期の段階であれば、患部を安静にしたり手術をおこなったり、再生医療を試みたりするなどの方法で治せる可能性が十分にあります。 加えて発症を防止するために、日頃から指への負担を減らすことや、大豆食品の積極的な摂取も効果的とされる方法です。ヘバーデン結節は症状があまり進んでいなければ十分に対抗できるため、発症したら早い段階で治療を始めましょう。 ヘバーデン結節治るでよくある質問 ヘバーデン結節を自分で治す方法は? ヘバーデン結節を自分で治したいのであれば、まずは指先への負担を減らしながら、テーピングや装具で関節を安定させる方法があります。 加えて、大豆食品の積極的な摂取によるエクオールの生成や、簡単なマッサージでの血流改善などもおすすめです。ただし、自分で治そうとしても症状が改善しないときは、医療機関を受診しましょう。 ヘバーデン結節にコーヒーがおすすめなのは本当? ヘバーデン結節とコーヒーの関連性は、医学的に証明されていません。そのため、ヘバーデン結節の治療にコーヒーがおすすめなのかは不明です。 一方ネット上でよく見る「コーヒーを飲む人がヘバーデン結節になりやすい」話も根拠のないものです。 ただし、コーヒーに含まれるカフェインによって血流が悪化して、痛みが生じる可能性はあります。 加えてコーヒーに砂糖を入れて飲む際に、その量が多すぎると内臓や細胞に炎症ができて、関節の痛みや腫れを悪化させるケースがあります。気になる方はカフェインレスのコーヒーを選んだり、砂糖のとりすぎに注意したりすると良いでしょう。 ヘバーデン結節の治療でやってはいけないことは? ヘバーデン結節の治療中にやってはいけないこととして、以下の行為があります。 患部を強い力でのマッサージ 症状が出ている間の長時間のパソコンやスマホの操作 重い物の持ち運び いずれの行為も、患部の症状をさらに悪化させかねないため、症状が落ち着くまでは避けるべきです。 ヘバーデン結節はほっとくとどうなる? ヘバーデン結節を放置した場合、数年から10年かけて症状が進みます。痛みや腫れが日常化するだけでなく、指の変形も少しずつ進んでいくために注意が必要です。 症状が進めば、物を持つなど指を使った細かい動きに支障が出ます。しかもほかの指にまで症状が広がるケースがあるため、早めの治療が欠かせません。
2025.08.31