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【変形性股関節症の症状を網羅!】女性に多く発症!特徴的な2つの症状と各種タイプを専門医師が解説

【変形性股関節症の症状を網羅!】女性に多く発症!特徴的な2つの症状と各種タイプを専門医師が解説

皆さん、こんにちは。Drサカモトです。

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本日は変形性股関節症において、いろいろなタイプの変形があるということをお話したいと思います。変形性股関節症は、まず女性に多く見られます。 そして、そのほとんどの原因は先天性股関節脱臼からくるものです。

先天性股関節脱臼というものはどういうものかと言いますと、こちらは正常な股関節のレントゲンになります。 そしてこちらが先天性股関節脱臼のレントゲンになります。

よく見ると、臼蓋の被りが浅いということがわかりますよね。この臼蓋の被りが浅いと、骨頭から受ける力がとても狭い面積で受けなければならないので、軟骨がその分減りやすくなります。

そして、股関節の変形には大きく分けて2つに分けられます。

まず1つ目は、こちらのように、一見すると正常とあまり変わらないように見えますが、このように関節の間の隙間が狭くなっています。

もう1つは、このような変形ですが、よく見ると、この骨頭の部分が楕円形に変形しています。 どうしてこのように骨頭が丸いものと楕円形のものがあるかというと、幼いころから先天性股関節脱臼でとても長い年月をかけて変形したものが、楕円形に変形する特徴があります。

そして、この卵形の変形の場合は、骨頭中心が外側や上側へ移動し変形することで、変形した方の足の長さが短くなるということがよくあります。 骨頭が丸いタイプの場合は、約1㎝〜2㎝足が短くなることが多いです。 骨頭が楕円形に変形するタイプにおいては、約5㎝ほど短くなることもあります。

そして軟骨がすり減って関節の隙間が狭くなるタイプですが、これにもいくつかのタイプが見られます。 1つは、こちらのように1点集中して関節が狭くなっているもの。 2つめは、関節の間が均等に狭くなっているタイプ。

この2つを比べると、1点集中して関節が狭くなっている方が、痛みが出やすい傾向にあります。 しかし、関節の変形の進行具合と痛みは必ずしも相関するというものではありません。 関節の変形がかなり進行していても、全く痛くない人や、レントゲンでは、ほとんど進行が見られない初期の頃でもかなり痛みがでる方もおられます。

そして、もうひとつ変形性股関節症の関節の変化において特徴的なものが、骨囊胞です。 この骨囊胞は、変形性股関節症においてかなりの確率で見られます。

骨囊胞は、骨が溶けて、その中に水が溜まった状態を言います。 骨囊胞は小さくて数が少なければあまり問題にはならないのですが、大きかったり数が多いと後々にこのように崩れてしまう場合もあります。 このように、骨囊胞がつぶれてしまい、骨頭に変形を生じると、歩くことも困難になります。

あともう一つ、まれに見られる疾患として、急速破壊性股関節症というものがあります。 これは原因が不明ですが、急速に股関節の変形が進む病態のことを言います。 早い人では正常の股関節から、数ヶ月でこのように変形が進む方もいます。

当院では変形性股関節症の幹細胞による再生医療を行なっていますが、いろいろなタイプの変形の患者さんが来院されます。 そして多くの患者様の関節を治療するにあたり、このタイプの関節の変形は治療が良く効くタイプなのか、効きにくいタイプなのか、などわかってきています。

本日は変形性股関節症のいろいろなタイプ変形についてお話しをしました。 ありがとうございました。

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