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変形性股関節症の再生医療/末期でも手術なしで痛みを緩和、リハビリを併用しての完治の目指し方

変形性股関節症の再生医療/末期でも手術なしで痛みを緩和、リハビリを併用しての完治の目指し方

解説/リペアセルクリニック東京院:医師 坂本貞範

 

みなさん、こんにちは!Dr. 坂本です。

本日は、「変形性股関節症」に対して50代の女性に実際に再生医療を行った症例をご紹介したいと思います。この方は30代の頃から歩くときや、しゃがみ込む時、立ち上がる時に股関節の痛みが出た」という症状から始まりました

こちらがこの方の関節のレントゲンです。
左の股関節がかなり変形しており、右と比べても約4センチくらい足も短くなっております。跛行(はこう)と言いまして少しペンギンのように体を揺らしながら歩くという症状も見られておりました

このレントゲン所見ではかなり変形が強く、ほぼ末期状態でおそらく従来の治療方法では「人工関節」しか方法がありませんでした。

この方はインターネットで「再生医療」のことを知り、当院に来られました。まず再生医療の幹細胞というものをどういうする前に当院では「 prp」という治療を行います。

幹細胞の前に「prp」をすることで幹細胞の治療効果を高めるために行います

この方の場合は、幹細胞を投与する前に2回の 「prp」 を行いました。そして幹細胞と合わせることで約1ヶ月目くらいから2~3割の痛みが軽減しました。

そして、1か月おきに2~3割の痛みは軽減して行って約3ヶ月で、始め「10」あった痛みが「8」と、かなり軽減されました

このころになると、リハビリをしっかりと頑張ってくれたこともあって体を揺らす跛行(はこう)というものもかなり軽減されました。

そして、こちらが治療前の MRI と、治療後10ヶ月後の MRIです。
治療前の MRI と10カ月後のMRIを比較すると、こちらのように治療前よりも少し関節が開いて軟骨ができているのがわかります

この方の場合は、痛みがここまで減少したんですけれども更にもう少し痛みを取りたいということで、2回目の幹細胞が行われました。そして2回目の幹細胞が行われて約3カ月後には「痛みは、ほぼゼロ」になりました。

はじめに幹細胞を投与してから約2年経ちますけども「痛みが全くない状態」が続いております。

このように変形性股関節症の末期症状で本来なら人工関節をしなきゃいけないことでも、幹細胞を行うことによってこれだけ痛みが軽減するという方はたくさんおられます。

当院では幹細胞の再生医療と同時にリハビリや、筋力トレーニングの指導もさせていただいております。

本日は変形性股関節症に対する再生医療の実際の症例を説明させていただきました。

ありがとうございました。

 

Dr サカモト(坂本貞範)

 

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