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次世代の新たな再生医療/必要なところに、必要なものを
新しい再生医療 分化誘導の時代へ 必要なところに必要なものを分化誘導する『次世代の再生医療』 リペアセルクリニック(札幌、東京、大阪)は、次世代の新たな再生医療『自己脂肪由来幹細胞と自己前骨芽細胞分化誘導上清液を用いた関節症の治療』を厚生労働省に届出し、受理されました。 いずれ、幹細胞を使った再生医療はこのような「分化誘導」ができるように進化するだろうと言われていましたが、リペアセルクリニックでは、2023年12月に国内で初めて、この「次世代の再生医療」による治療を厚生労働省に届出し、受理されました。 この特許技術により『分化誘導による関節の再生医療』が実現となり、従来の再生医療(幹細胞治療)に比べて高い再生能力をもった幹細胞の治療ができるようになりました。 分化誘導とは、投与した幹細胞が損傷した部位に集まり、必要とする組織へ幹細胞を積極的に誘導する先進技術です。 その結果、より多くの関節軟骨、半月板、骨壊死部分などを再生させることが可能となりました。変形性ひざ関節症、変形性股関節症、半月板損傷、大腿骨頭壊死、ひざ関節の骨壊死、に対して高い治療効果が期待できます。 幹細胞治療の新たなステージへ 次世代の『分化誘導による関節の再生医療』とは まず分化誘導について 私たちの身体の中には、受精卵のようにいろいろな姿に変えられる『幹細胞』が存在します。 例えば、神経、血管、骨、血液、筋肉などに姿を変えることができるのです。この姿を変える能力のことを『分化』といいます。 そして、いろいろな姿に変えられる幹細胞を骨や神経といった特定の組織に分化するように導くことを『分化誘導』といいます。 次世代の『分化誘導による関節の再生医療』とは、幹細胞がある特定の組織に分化するように誘導することができる画期的な新しい時代の再生医療となります。 分化誘導することにより、投与した幹細胞をフル活用することで、目的とする組織への再生能力を高めることが可能となりました。 また、この分化誘導の過程において、化学物質を使用したり遺伝子操作などは一切行なっておらず、私たちが本来持っている細胞の力を利用しているので、安全性において特に問題はありませんのでご安心ください。 では『分化誘導による関節の再生医療』を詳しく説明しましょう 軟骨の土台となる軟骨下骨(なんこつかこつ)の再生を分化誘導することでよりたくさんの軟骨の再生が可能となり、さらに痛みに対しての効果を最大限に発揮。まず変形性ひざ関節症や変形性股関節症の場合、どのようにして関節の痛みが出るのかを説明します。 関節の痛みのメカニズム 変形性ひざ関節症や変形性股関節症の痛みはどのようにして出現するのでしょうか。それは軟骨がすり減ることで、その軟骨の下にある骨が損傷して初めて痛みが出現します。 この軟骨の下にある骨のことを軟骨下骨(なんこつかこつ)といいます。そもそも軟骨自体には神経は存在しないので痛みは感じることはありません。しかし、この軟骨下骨の部分には神経が通っているため、軟骨がすり減ってその下にある軟骨下骨が損傷すると痛みを感じてしまいます。 つまり関節の痛みの大きな原因として、この軟骨下骨の損傷がとても深く関わっているのです。 そして、この軟骨下骨には軟骨を作るための土台になるという大切な役割があります。 この軟骨下骨という土台が損傷していたり欠損していれば、幹細胞治療の際にどれだけ幹細胞を投与しても軟骨を思うように再生させることが難しくなります。 ではどうして土台となる軟骨下骨が再生されないと軟骨が再生されないのでしょうか? 畑の土壌とそこで取れる作物の収穫量との関係に例えてみましょう。 畑の土壌(軟骨下骨)の面積が大きければ大きいほど、取れる作物(軟骨)の量はその分たくさん収穫できますよね。そして土壌がないところでは作物は育ちません。 関節の軟骨の再生も同じことが言えます。軟骨の土台である軟骨下骨(土壌)が再生されなければ、その上に軟骨は再生されません。つまりどれだけ多くの面積の軟骨下骨を再生させるかで、その土台の上に再生される軟骨の量が決まってくるのです。 従来の幹細胞治療では、 関節内に投与された幹細胞の一部分しか軟骨下骨や軟骨の再生に使われていませんでした。 そこで、次世代の『分化誘導による関節の再生医療』では、軟骨の土台となる軟骨下骨がたくさん再生できるように幹細胞を分化誘導します。 そして軟骨下骨がたくさん再生されることで、従来の再生医療に比較してより多くの軟骨の再生することが実現可能となりました。さらに、関節内に出てきた痛みの原因となる物質を従来の幹細胞の20-30倍の強さで炎症を抑えることができるのです。 新しい幹細胞治療 従来の幹細胞治療
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関西TV・Newsランナー/大谷選手の右ひじの治療に関し取材を受けました
関西テレビ放送「Newsランナー」にて大谷選手の右ひじ靭帯損傷の治療に関し取材を受けました 2023/9/18 関西TVの「NEWSランナー」にて坂本貞範理事長が取材を受けました。 番組では、メジャーリーグで大きな注目を受ける大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)選手の「右ひじ靭帯損傷」に関して、その治療法や今後の見通しなどについて医師として解説させていただきました。 ①トミージョン手術 ②人工靭帯の移植手術 ③トミージョン手術+人工靭帯の移植=ハイブリット手術 気になる復帰までの期間や、復帰後のパフォーマンスについても見解を述べさせていただきました。ボードには坂本貞範理事長の顔写真と共にリペアセルクリニックをご紹介いただき、多くの方にご覧いただきました。 大谷選手の治療について取材を受けるのは、毎日放送のゴゴスマに続いて2回目となりました。 今回は一般的な治療法のみ解説させて頂いたのですが、再生医療クリニックとしては、再生医療も治療に加えていただければとも思いました。当院は再生医療を用いた「スポーツ障害」の治療にも取り組んでいます。 いずれにしましても大谷選手の一日でも早い回復を心から願っております。 ・番組名:NEWSランナー ・日時:2023/9/18 PM4:45~ ・放送局:関西テレビ放送(KTV)
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頸椎・腰椎ヘルニア・脊髄症・狭窄症に対する脊髄内幹細胞投与を130症例して思うこと
国内でもほとんど届出されていない脊髄内への幹細胞投与。腰部から針を使って硬膜内に幹細胞を届けます。怪我や事故で脊髄損傷した方や頸椎ヘルニアや腰椎ヘルニア、頚椎症性脊髄症、腰部脊柱管狭窄症の手術をしても症状が変わらなかったり、症状が逆に強くなっている方が多く来院されます。 ヘルニアや狭窄症の手術をしても症状が改善されなければ、痺れ止めや痛み止めでなんとか様子を見るしかありません。筋力低下が戻らなかったり逆に筋力低下しても今の保険診療内では回復させることは困難となります。私も病院勤務時代、手術前の説明としてヘルニアや狭窄症の手術をしても痺れや筋力低下が後遺症として残る可能性がありますとよく言っていました。ただ、手術しないでおくとさらに悪化するためどうしても手術は必要となることはあります。ただ、手術する際には脊髄神経をどうしても触れなければいけません。ですから、医師であっても術後の予期しない症状が出ることもあるのです。 あと手術後に術部から出血が出て血腫となりそれが神経に圧迫して、手術以前よりも下肢の筋力がかなり低下した患者さんもいました。術後の合併症として感染や術部の出血による脊髄の圧迫などがあります。血腫ができたときは緊急手術となります。この患者さんも手術後に血腫ができたため再度手術となりました。しかし、神経損傷という後遺症が残りました。そんな中で当院を知って遠い北海道から来院されました。もちろん、再生医療すれば皆さんが100%完全回復というわけではありません。しかし、多くの患者さんで神経の回復が見られます。それも症状が完全に回復する例が多数見られました。 私自身も、この幹細胞治療に出会って、保険診療時代にはできなかったことがたくさん実現できるのを目の当たりにしていつも驚いています。再生医療といっても、幹細胞をいかに生き生きと培養するかによってかなり治療成績は変わってきます。関節の痛みに関してはそれが如実に現れます。他院で再生医療をしたけど効果がなく、当院の冷凍せず培養する国内でも珍しい方法での幹細胞治療を受けて痛みが激減される方も多くおられます。 もっと再生医療を普及するためにも、そして少しでもお悩みが取れるように、肝となる幹細胞の培養を広く知っていただく努力は今後もしていきたいと思います。 再生医療医師監修:坂本貞範
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肩腱板損傷の再生医療は手術よりも多くのメリットがある
当院では国内でもあまり行われていない肩腱板損傷の再生医療を数多く手掛けてきました。肩腱板損傷と診断されて日常生活が困難になったり、スポーツに支障が出るといよいよ手術という話になります。 肩腱板損傷に対する保険治療になると一般的には関節鏡が第一選択となります。腱板損傷の大きさによっては、自分の身体の腱や筋肉を移植することもあります。 腱板の損傷した部分を糸で縫合して治療するのですが、手術した後の再断裂という大きな問題があります。縫合した糸が筋肉や鍵板と擦れてしまい切断してしまうのです。 再断裂をすると損傷箇所が大きくなりさらに治療の難易度が高くなります。また、関節鏡の手術をしても痛みが変わらなかったり、余計に痛みが強くなったりする可能性もあります。 そして、問題なのが肩の関節の動きが悪くなることです。手術をしてから約6週間は装具で固定しなければいけません。その間に手術した箇所が癒着といって組織と組織がくっついてしまうのです。 もちろん、手術後しばらくしてリハビリすると改善しますが、手術前と同じぐらいの動きにまで戻らないこともよくあります。このように関節の拘縮が起こると、さらに痛みが強くなります。 私も以前は肩腱板損傷の手術に携わってきましたが、再生医療をすることで、このような手術後の再断裂、関節の拘縮といった問題はほぼ解消されました。そして一番大事な症状の改善率ですが、手術をするよりも幹細胞による再生医療の方が痛みや可動域の改善の治療成績が良好という結論になりました。 再生医療の場合は、簡単な注射だけで、装具による固定はなくても大丈夫です。なので、関節の拘縮は起きません。入院の必要もありません。 また、糸も使用しないので再断裂のリスクもかなり軽減されます。肩腱板損傷の幹細胞による再生医療は手術に比べてメリットしかありません。ただ、自由診療なので保険は適応できませんが、、。 このように、肩腱板損傷の幹細胞による再生医療は、従来の糸などによる腱板の縫合という概念ではなく、腱板損傷部を修復することができます。もちろん、冷凍せず培養された生存率の高い幹細胞がとても重要なポイントとなります。 再生医療医師監修:坂本貞範
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頸椎椎間板ヘルニアや腰椎椎間板ヘルニアにも幹細胞は効く!
当院では国内では珍しい、脊髄内への幹細胞投与を行っております。このことにより、ヘルニアに圧迫されて傷ついた神経を修復・再生させることで痺れの改善、筋力の回復が期待できます。実際、当院で行われたほとんどの方に治療効果が現れています。 頸椎ヘルニア、腰椎ヘルニア、頚椎症性脊髄症、腰部脊柱管狭窄症などによって、手足のしびれや痛み、筋力の低下が見られます。それによって日常生活が困難になるといよいよ手術を考えなければならなくなります。神経症状が現れて、数年ぐらいであれば手術により痺れや痛みが改善され、筋力も正常に戻ることも多いですが、それ以上放置していた場合は後遺症が残る可能性が高くなります。 症状が出て長期間経過した場合は、手術担当の主治医からは『手術をしても、痺れや麻痺が残る可能性はあります』と説明されるケースがよくあります。神経は一度傷つくと完全に回復しないことがあるのです。せっかく手術しても症状が変わらない、それどころか症状が強くなったという話もよく聞きます。 私も再生医療に携わる前までは、神経の後遺症は治りづらいという認識でした。ただ脊髄内の幹細胞投与によって、ヘルニアなどの術後の後遺症がかなり改善される方が多くおられました。手術をしても、長距離歩くのが困難であったり、手の痺れがキツくて悩んでおられた方なども幹細胞投与によってほぼ改善されました。私自身も脊髄内の幹細胞投与の効果にかなり驚いております。この治療はヘルニアなどによって、痺れや痛み、筋力低下されている方々に新たな希望の治療だと自負しております。 ▼こちらもあわせてご覧ください。 椎間板ヘルニアでやってはいけないこと https://youtu.be/4AOGsB-m63Y 再生医療医師監修:坂本貞範
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元サッカー日本代表の橋本選手のその後
当院で膝の幹細胞治療をして早いものでもう3年が経ちました。幹細胞治療を行う前は膝の痛みのため約2年ほど試合には出場できない状態でした。ヴェルディ時代にラモス選手、武田選手、三浦選手といった名だたる選手と一緒にプレーしていた選手です。その頃はJリーグが始まってまだ間もない時で、カズ選手のいるヴェルディがとても強く、何度も年間優勝していたのを思い出します。 橋本選手とは実は地元が一緒で同じ校区だったのが後でわかりました。その校区でトップの公立高校出身でまさに文武両道です。そんな橋本選手のサッカー愛は強く、40代、50代になっても現役でプレーすることが目標だったそうです。しかし、膝の軟骨と半月板が損傷して思うようにプレーができていないところに幹細胞治療を知って当院を訪ねられました。 今でも、時々膝の調子を聞くため連絡は取り合っています。膝の幹細胞治療をして約半年後からは試合にも出てその後もレギュラー出場を継続されています。最近膝の調子を聞いたのですが、幹細胞治療をしてから、一度も膝の痛みは出ていないとの事でした。『あれほど激しいスポーツをしていても一度も痛みが出なかったんですか?』と私は何度も尋ねました。『全く痛くなく、とても調子いいです。17歳の時に膝の半月板損傷してからずっと膝の痛みに悩まされていたけど、今が、怪我をする前よりも絶好調です』と言われました。その時、私は2つの驚きがありました。 まず、幹細胞の力はすごいものだということ。そしてもう一つは、17歳に膝を痛めてからプロになって日本代表までいけるんだという事です。確かに橋本選手に限らず、マラソン、格闘技、テニスなどスポーツの第1線でプレーしている方を今までも沢山見てきましたが、プロスポーツ選手のプロ意識がものすごく高いということ。そして自分との戦い、怪我との戦いを24時間365日ずっと考えてプレーしている人のオーラというかエネルギーはやはり非凡人な強さを感じました。それだけに橋本選手は膝の故障は悔しかっただろうと思います。でも50代になってもプロとしてプレーできる夢は叶って欲しいと同時に再生医療で可能性は高いと感じました。 正直、プロスポーツ選手はどこか必ず怪我はあるでしょう。その痛みを感じさせないぐらいアドレナリンを出してプレーされています。だからなお怪我が治りにくく重症化してしまいがちです。そんな方達に少しでも痛みから解放され、選手としてできるだけ長い時間最高のプレーができるような後押しができればと思います。 再生医療医師監修:坂本貞範
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関節内ピンポイント注射
当院の特徴として、膝の関節以外に股関節の幹細胞治療を希望される方が非常に多いことです。 まだ国内では股関節の幹細胞治療できる病院やクリニックは数少ないです。理由として、2つあります。1つ目は、膝関節と違い軟骨の損傷をしている関節内に幹細胞を届けることが難しいこと。2つ目は、膝関節と違い、股関節内に幹細胞を満たすためには多くの数の幹細胞が必要で、さらに生存率の高い生き生きとした幹細胞という質が求められるからです。 当院での幹細胞培養では、1つ目の課題を関節内ピンポイント注射という独自の技術でクリアしています。そして、2つ目の幹細胞の数については国内では珍しい、1億個の数まで幹細胞を増やして注入できます。そして質については冷凍せず培養する方法で高い生存率を確保しております。 幹細胞を100%関節内に届ける、そして幹細胞の数と質、この2つが揃っていて初めて高い治療効果が期待できるのです。他院で人工股関節術を勧められて、他に治療法がないかと探していて当院の幹細胞治療を知った多くの変形性股関節症の末期の方が来院されます。レントゲンとMRIで軟骨の失ったところに的確にピンポイント注射をすれば軟骨は必ず生成されます。投与して3年経った患者さんのレントゲンですがしっかりと関節の隙間が開いているのが分かります。 こんなことは今までの整形外科の常識ではあり得ませんでした。私自身も再生医療に携わる前ならおそらく信じなかったことでしょう。実際に幹細胞治療を行なって、手術をしなくても痛みが改善された方を沢山見てきました。もちろん、変形の度合いによっては幹細胞治療でも改善しにくい症例もあります。しかし、確率で言うと7割以上の方に満足していただける結果は出ています。おそらく一般的な幹細胞の培養方法と注入方法では、ここまでの好成績は出ないと思われます。こういう理由で、まだ多くの再生医療に携わっている医師は、変形性股関節症の末期に対して、治療を敬遠しがちであるのは間違いありません。 再生医療医師監修:坂本貞範
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変形性膝関節症と半月板損傷の関係性
変形性膝関節症が生じる前に半月板損傷が引き金となるという研究報告があります。 つまり、はじめに半月板損傷が何らかの原因で起こりその後軟骨がすり減って、関節の変形が起きるということです。 確かに、変形性膝関節症の方のMRIを撮影してみると全ての人に半月板損傷が見られます。 変形の強い方の場合には、半月板はほとんど擦り切れてなくなっている場合が多く見られます。 実際、私が人工関節専門病院で勤務していた頃の話ですが、人工膝関節の手術の際、変形している骨を切るのですが、そのとき半月板がほとんど削れて小さくなっていることがよくありました。 逆にいうと、変形性膝関節症の初期で痛みがなくても半月板損傷は必ず認めていることになります。半月板損傷をそのまま放置しておくと軟骨がすり減ります。 しかし、膝の痛みがなければわざわざ関節鏡の手術をする方はほとんどいませんよね。 もし手術となると、入院、リハビリとなれば1〜2ヶ月以上は仕事や学校を休まなければならないし、スポーツ選手にとっては致命的なことになるでしょう。 再生医療では、入院せずいつもの生活を送りながら治療ができます。簡単な注射だけで済むのです。当院では多くの半月板損傷の方を幹細胞で治療してきましたが、関節鏡の手術と同等、いやそれ以上の成績が見込めます。当院で治療されたプロのアスリート達も皆さん痛みは消失してすぐに復帰されました。 膝関節にメスを入れることなく、手術による合併症の心配もなく、さらに手術では不可能な半月板の修復ができるとなればとても理想的で素晴らしい治療方法だと思います。 もちろん、一言で幹細胞による再生医療といっても実はいろいろな種類があるのです。 病院やクリニックによって、それぞれの幹細胞の質と量が変わっています。幹細胞の製造過程で冷凍せず作成できるところは国内ではほとんど稀で、当院では冷凍せず培養された幹細胞にこだわっています。さらに、一般的には1000万個ほどの幹細胞を投与しますが、当院では2500万個をベースとして1億個までオーダーメイドが可能となります。 細胞数が多いほどできる軟骨も多いと証明されている文献もあります。元サッカー日本代表の橋本選手の場合、18歳の時に半月板を痛めてから、30代後半になるまで膝の痛みと戦いながら サッカーをしてきました。しかし膝の痛みで一軍から退き思うように試合にも出られない状態にまでなったのです。30代後半で何かの縁があって出会い、私のところで幹細胞治療を行いました。その後、3年経ちますが、今では一軍で毎試合90分フル出場し活躍されています。先日も膝の調子を聞いたのですが、『幹細胞治療を受けてから、完全に痛みが取れて試合フル出場しても痛みが再発することは一切なかった』と仰っていました。私はそれを聞いて改めて幹細胞の力はすごいんだなと思いました。 きっと、スポーツ選手で膝の故障で選手活動を断念されている人達が沢山いるんだろうと思います。しかし、まだまだ再生医療を知らない方、そして知っていたとしても、幹細胞治療の違いなどを知っている方はほとんどおられないでしょう。そんな方達に当院でのこの幹細胞治療を知ってもらいたいという思いから、YouTube『Dr.サカモトの再生医療チャンネル』で再生医療などについて発信しております。もし、治療で何か質問がある方はこちらまでご遠慮なくお問い合わせください。 再生医療医師監修:坂本貞範