【ヘルニアの再生医療】頸椎ヘルニア・腰椎ヘルニアが驚異の回復!幹細胞治療の症例を紹介!
2022.01.19驚異の回復!頸椎・腰椎のヘルニアの症状と幹細胞治療の症例を紹介!
解説:リペアセルクリニック東京院:医師 坂本貞範
はい、みなさんこんちには、ドクター坂本です。
今日は頚椎椎間板ヘルニア、腰椎椎間板ヘルニア、頚椎症性脊髄症そして腰部脊柱管狭窄症についての再生医療について、お話をしたいと思います。
それではまず、頚椎椎間板ヘルニアと頚椎症性脊髄症についてのお話をしたいと思います。
まずひとつ目の頚椎椎間板ヘルニアですけども、こちらの図のように、頚椎の背中側には脊柱管と呼ばれるトンネルみたいなものがあります。その中から脳からの運動神経や感覚神経などを司る脊髄が通っております。
この頚椎の骨の間に、いわゆるクッションみたいな役目をする椎間板というものがあります。加齢だったり、スポーツなどによって負荷がかかると、このように椎間板が脊柱管の中に飛び出してきます。そして、この飛び出た椎間板が脊柱管の中にある脊髄を圧迫してしまいます。
そして頚椎の後ろにある脊髄は、手の方や足の方に運動神経や感覚神経を走らせているため、ここに椎間板が出来て脊髄を圧迫することによって手の痺れだったり足の痺れ、そしてその他にもお箸を持つことが難しくなってきたりボタンをつけるのがちょっとやりにくくなります。その他に、足の力が落ちたり小さな段差でもこけてしまうなどの症状が現れます。
そしてもうひとつの頚椎症性脊髄症、これは頚椎椎間板ヘルニアと症状はよく似ているのですけども、病態としましては脊柱管の中の脊髄が先ほどの椎間板ヘルニアのように前から圧迫される、そしてさらに脊髄の背中側にある黄色靭帯というものがあるのですが、それが年齢とともに太くなってきます。
そうすることによって、脊柱管が狭くなって結果的に脊髄が圧迫される。そしてさらに、椎体が変形してこのように骨棘が出来て、この骨棘が脊髄の神経を圧迫する。つまり、頚椎症性脊髄症というものは脊髄が椎間板ヘルニア、黄色靭帯、そして椎体の骨棘などによって圧迫される状態を言います。
要するに頚椎椎間板ヘルニアというものは、椎間板が突出して脊髄の前方から圧迫されるということに対して、頚椎症性脊髄症というのは椎間板や骨棘、そして黄色靭帯などによって脊柱管が狭くなった結果、脊髄が圧迫される症状を言います。
腰椎椎間板ヘルニアと腰部脊柱管狭窄症の違いですが、実はこれは頚椎椎間板ヘルニアと頚椎症性脊髄症の違いによく似ているのですね。
腰椎椎間板ヘルニアは椎間板が突出して脊髄を前から圧迫する、そして腰部脊柱管狭窄症は腰椎の後ろ側にある脊柱管の中の脊髄が椎間板や骨棘、そして黄色靭帯などによって圧迫されることで神経が損傷する病態を言います。
腰椎部での脊髄の圧迫による症状は足の痺れ、足の筋力の低下、そして膀胱直腸障害などが挙げられます。
腰部脊柱管狭窄症においての特徴的な所見ですけども、間欠性跛行というものがあります。これは、数百メートル歩いていると足の方の痺れが強くなって一度立ち止まらないといけないぐらいの病態を言います。
このように、頚椎椎間板ヘルニアや頚椎症性脊髄症、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症によって初めのうちは、我慢できる程度の痺れや痛みなどがありますが、それを放置しておくと段々痺れが強くなったり痛みが強くなる、あとは筋力が落ちて手で何かものを掴みにくくなったり歩行が困難になったりします。
痺れや痛みなど初期の症状が現れ、この初期症状を放っておいて何年も経ってから例え手術をしたとしても、筋力の低下が戻ってこない、痺れや痛みが少しはマシになったが残っているなどの後遺症の確率が高くなってきます。
その理由としまして、脊髄が物理的に椎間板や骨棘や靭帯などによって圧迫された状態が続きますと、一度死んでしまった神経が手術によって(圧迫された状態から)解放されても正常に修復されず、(元に)戻らなくなってしまう状況になります。それによって、痺れや痛み、筋力の低下の後遺症が残ります。
私も病院に勤務している時に頚椎椎間板ヘルニアや腰椎椎間板ヘルニアの手術をするとき、患者さんには「手術をしても今の痛みが少しマシになるかもしれませんが、全くとれるという保障はありません。その他痺れは残ってしまう可能性もあります。」などと言ったことを説明したことがよくあります。
中には圧迫された状態が10年以上と長くなっていると、例え手術をされても症状が全く取れない可能性もあると説明しています。つまり、これ以上悪化しないための手術ということになります。
しかし痺れが強かったり、筋力が落ちてしまったという後遺症をお持ちの方に対して、脊髄の中に幹細胞を投与する再生医療を行ったところ、かなりの回復が見られて私も正直ビックリしております。それでは、当院での実際の脊髄の再生医療について実例を紹介したいと思います。
60代の男性で、この方は頚椎椎間板ヘルニアと腰部脊柱管狭窄症の症状がありました。主に症状は、手の痺れと脚の間欠跛行となります。
手の痺れはかなり強くて、冷たい風が当たるととても痺れが強くなるという症状がありました。間欠跛行については、20m~30mぐらい歩行すると足の痺れがあって、一度立ち止まらないといけないほど痺れが強かったそうです。
この方はあまりにも手の痺れが強いということで、2002年に頚椎椎間板ヘルニアの手術を行いました。それでも手の痺れの症状は取れず、2011年に再度頚椎椎間板のへルニアの手術行いました。しかし、二度目の手術でも手の痺れは取れませんでした。
腰部脊柱管狭窄症については、2016年と2020年に2度の手術を行いまして、間欠性跛行は取れました。しかし腰痛はなかなか取れず、その後整形外科の外来に通いながら週に1回のブロック注射で様子を見ていたそうです。そんな中、当院をYoutubeで見て再生医療をしてみようと決心して来院されました。
そして、こちらがこの方の頚椎のMRIとなります。こちらはですね、手術後のMRIとなります。脊柱管は広く開放されており、大きなヘルニアも取り除かれて脊髄は綺麗に通っております。このように、MRIで脊髄が綺麗に通っていたとしても手の痺れの症状が残っているという状況でした。
やはり手の痺れだったり筋力の低下など、MRIの詳しい検査をしても分からない損傷というものがあります。そして目に見える椎間板の突出などは手術で取り除くことが出来ますが、このようにMRIや精密検査でも分からない脊髄の損傷についてはなかなか治療をすることができません。
この方に実際に脊髄の中の幹細胞投与を行いました。投与4日目には、2回手術しても取れなかった辛い手の痺れが約3割ほど減少されました。そして投与6日目には手の痺れが半減、腰痛も半減されました。
投与3週間後には腰痛が7割もマシになりました。そして投与後1ヶ月後には、なんと手の痺れが7割も軽減されました。腰痛に関しては8割も軽減されました。
今まで手術などをしても取れなかった手の痺れや腰痛などが、この脊髄内の幹細胞投与によってこれほどまで症状が軽快されました。この方は普段から痺れや痛みのために沢山の薬を飲まれていましたが、再生医療によってこれほど痛みが取れてくると、その薬もかなり減らすことが出来ました。
このように、MRIや詳しい検査をしても分からない脊髄の損傷というものがあります。脊髄に幹細胞を投与することによって、細かい神経の損傷を再生して修復することが出来ます。
幹細胞の再生医療は、ホーミング効果というものがあります。つまり悪い所、損傷している部位に幹細胞が自動的に走っていってくれるのです。
脊髄に2500万個の幹細胞を投与して、それら幹細胞が損傷している神経のところに行って修復再生させてくれます。そうすることで頚椎椎間板ヘルニアや腰椎椎間板ヘルニア、頚椎症性脊髄症、そして腰部脊柱管狭窄症に対する脊髄内への幹細胞投与によって、手の痺れや足の痺れ、そして筋力低下などの後遺症に悩む方にとって、新しい治療の光になればと思っております。
本日は頚椎椎間板ヘルニア、腰椎椎椎間板ヘルニア、頚椎症性脊髄症、腰部脊柱管狭窄症について、脊髄の幹細胞投与についてお話をさせて頂きました。ありがとうございました。
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