膝靭帯損傷の治療に再生医療(幹細胞治療/PRP療法)が有効な理由とは?
公開日:2020.05.27
膝靭帯損傷の治療に再生医療(幹細胞治療/PRP療法)が有効な理由とは?
動画解説/医師:坂本貞範
はい、みなさんこんにちは!Dr.サカモトです。
今日はですね、「膝の靭帯損傷」についてお話をしたいと思います。こちらの模型で説明をしたいと思います。膝の靭帯の損傷はよく耳にするかと思うのですが、スポーツをする方はよく膝の靭帯を損傷することが多いです。
その他では、階段で転んだりもしくは、歩行中ターンをしたときにちょっと膝をひねるなどして痛みが出ることもよくあります。
こちらが膝の模型で少し見えにくいのですが、膝の中には大きな靭帯が2つあります。
これが前十字靭帯と後十字靭帯です。それと膝の横についている側副靭帯。こちらが膝の内側なので内側側副靭帯、外側が外側側副靭帯と言います。
膝はこの大きな4つの靭帯で構成されています。例えばスポーツで怪我をしたときには内側側副靭帯が伸びてしまったり、少し切れてしまったりすることがあり、とても痛いです。
そういうときには、まず3~4週間サポーターや装具で固定します。その後、装具を取ったあとに筋力トレーニングやリハビリをします。
長い間サポーターやギプスをすると人間の体はすぐに筋肉が落ちてしまいます。
固定している期間でもしっかりとリハビリをして筋力トレーニングをすれば、その後のリハビリ期間がかなり短くなったりすることがあります。
まず前十字靭帯と後十字靭帯の怪我の仕方なのですが、このように膝とお皿があります。上に太ももがあって、下は足につながっています。この膝をこのようについて転んだ場合、ここの下の骨が後ろにいってずれてしまいます。
このようにずれたときには後十字靭帯がやられます。
特にバイクの事故で膝を曲げたまま転んでしまうと、こういった後十字靭帯の怪我が多くなります。あとはスポーツや日常生活で怪我をするのは前十字靭帯がやられることが多いです。
この靭帯の損傷に関して損傷の度合いにもよりますが、長くリハビリがかかる方、もしくはリハビリをしても後遺症が残る方もたくさんいらっしゃいます。
幹細胞治療や、PRP治療というものは、スポーツをする方にとって短期間で復帰できるものであるため、とても有効的な治療法です。
膝の靭帯の損傷はとても後遺症の残りやすい疾患です。早い段階に治療やリハビリをしても、後々膝が痛くなったり歩行時に痛くなったりと後遺症が残りやすいです。
そういうときには、できるだけ怪我をした早い段階でPRP治療もしくは幹細胞治療を行って、確実に後遺症が残らないような治療をおすすめします。この膝の関節の靭帯損傷に対して、再生医療はとても有効です。
幹細胞治療やPRP治療によって確実に後遺症が残らないような治療法を選択された方が私はベストだと思います。
本日は膝靭帯の損傷についてお話をさせていただきました。
ありがとうございました。
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