日本スポーツ整形外科学会2026 in Sapporo

公開日:2026.09.10

スポーツ整形外科の発展

2026年8月27日から29日まで、札幌で日本スポーツ整形外科学会(JSOA2026)が開催されました。ふだん皆様が受けられている病院での治療と同じように、スポーツ整形外科でも基礎医学と臨床医学の両面での科学的エビデンス(証拠・根拠)の蓄積が必須です。今回は、再生医療分野でも御高名な大阪保健医療大学教授・大阪大学招聘教授の中村憲正先生が会長を務められたこともあり、PRPを中心とした再生医療に関するプログラムも多く組まれました。多くの施設で行われるようになったPRPも、疾患・病態によってPRPの種類、作製方法、投与手技が検討され、リハビリも綿密に指導する時代になっており、再生医療も近未来の治療から身近な治療になってきているのを実感しました。

日本スポーツ整形外科学会2026の会場内ポスター
会場内の学会ポスター

自分の関節を残したい……関節温存を目指して

私もスポーツ愛好家であり、日本スポーツ協会公認スポーツドクターとして、マラソン大会の救護や選手のメディカルチェックなどをしてきました。国体の奈良県選手団の帯同医師として参加したこともありました。また、自ら膝の手術を受けた経験から、現在、保険医としても、スポーツを続けられる膝関節の治療法の探求を続けています。今回の学会では、人工関節ではなく自分の膝を温存できる手術治療であるオステオトミー(骨切り術)について、臨床研究の発表を行ってまいりました。人工関節手術も非常に良い手術ですが、スポーツを行うのであれば、やはり自分の膝関節のままで一生過ごしたいですからね。

福井国体に奈良県選手団の帯同医師として参加した藤間先生
県帯同医師として福井国体に参加

延ばそう健康寿命!

ヒトは二本足で歩く生物であるがゆえに、年齢を重ねると、膝や腰、股関節などに痛みが生じやすくなります。運動治療、薬物治療、経過によっては手術治療が推奨されることもあるでしょう。いま、そこにPRPや幹細胞といった再生医療が行われる時代になりました。現在は注射による治療が主として行われていますが、今や再生医療製品が手術に用いられたり、より良い結果を求めて手術に再生医療を併用したりする時代になってきております。

我々クリニックも、10年にわたる歴史の中で、細胞のquality(質)、投与手技、リハビリ指導方法などについて培ってきた技術をさらに発展させるべく、最新の知見も踏まえ、患者様に寄り添った治療方法をご提案・ご提供できるよう精進してまいります。

日本スポーツ整形外科学会2026で発表した臨床研究ポスター
JSOAでのポスター発表
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