いい汗と悪い汗の見分け方は?質の良い汗をかいて健康を促進しよう
公開日:2023.08.12 スタッフ ブログ 健康 カラダの仕組み 豆知識汗には、「いい汗」と「悪い汗」があります。
しかし、どのような汗が「いい汗」か「悪い汗」か、疑問に思っている方は多いでしょう。
いい汗と悪い汗には、はっきりとした違いがあります。
今回は、汗の見分け方や、いい汗のかき方を解説します。
目次
いい汗と悪い汗(ベタベタ汗)の見分け方
いい汗と悪い汗を見分けるために、まずはそれぞれの特徴を見ていきましょう。
【いい汗の特徴】
- さらさらしている
- においがない
- 乾きやすい
【悪い汗の特徴】
- ベタベタ、ドロドロしていると感じられる
- 汗臭い
- 不快感がともなう
いい汗とは、体内のろ過機能が正常に働いているときに出る汗のことです。汗の成分は99%が水で、残りの1%はミネラルや塩分、乳酸などの老廃物で構成されています。
実は、汗の原料は血液であり、汗腺と呼ばれる部分で必要以上のミネラルが排出されないよう調整されています。
この「ろ過」が正常に機能している場合、排出される汗には余分なミネラルが含まれず、さらさらとした「いい汗」が出ます。
しかし、ろ過機能が十分に働かない場合、汗には老廃物が多く含まれるようになり、ベタつきや臭いを伴う「悪い汗」が出ます。
悪い汗は、身体にとって必要な成分まで一緒に流してしまうため、疲労感を増加させ、夏バテや熱中症のリスクを高める原因にもなります。
いい汗をかくメリット
いい汗をかくメリットとして、以下があげられます。
- 代謝向上
- カロリー消費
- 脳の活性化
汗をかくことで体温が調整され、血液循環が促進されます。
その結果、新陳代謝が活発になり、老廃物の排出が効率的に行われます。
また、血流の改善により脳への酸素供給量が増え、集中力の向上やストレスの軽減にもつながります。
さらに、運動と組み合わせることでカロリー消費が高まり、エネルギー代謝が持続的に活性化します。
いい汗をかいて健康効果をえる3つの方法
いい汗をかくためには、汗腺の動きを改善し、ろ過機能をしっかり使うことが重要です。
そのためには、以下の取り組みが効果的です。
- 水分補給を心がける
- エアコンの温度を28度前後に保つ
- 入浴方法を見直す
上記のようなポイントに気をつけて、いい汗をかくようにしましょう。
水分補給を心がける
汗をかくためには、こまめな水分補給が欠かせません。
体内に十分な水分を保つことで、スムーズに発汗が行われます。
特に運動やスポーツをする際は、適切なタイミングで水分を補給して、いい汗を出せるように準備しましょう。
ただし、冷たい飲み物は体温を急激に下げ、発汗を妨げる可能性があるため避けましょう。
また麦茶などには利尿効果があるので、水分補給には不向きです。
なるべく、水やスポーツドリンクを選ぶと、効果的に水分を補給できます。
エアコンで室内の温度を28度前後に保つ
エアコンで室内の温度を28度前後に保つのもいい汗をかくためのポイントです。
室内の温度が低すぎると、汗腺が収縮して、発汗が妨げられます。
28度前後は、汗腺が最も活発に動く温度です。できる限り、温度を下げないようにしましょう。
ちなみに、エアコンの送風が直接当たることでも汗腺は収縮するので、注意してください。
入浴方法を見直す
いい汗をかくために、入浴方法を見直すことも重要です。
まず、シャワーだけではなく浴槽に浸かる習慣を持ちましょう。
入浴中に体が温まり、汗腺が刺激されることで、発汗が促されます。
また半身浴を取り入れるのもおすすめです。
半身浴では、みぞおちから下の部分だけ湯船に浸かります。
これを15分から30分ほどおこなう習慣ができれば、発汗が促進され、老廃物をきちんと排出できます。
悪い汗をかいてしまうのを改善する方法
悪い汗をかかないための改善方法を紹介します。
- 水分とミネラルを補給する
- 肉類や脂っこい食事を避けて、野菜などをより多く取り入れる
- ストレスを減らす
サラサラした汗をかくためには、水分だけでなくミネラルの補給が必要です。
ミネラルは、魚介類、海藻類、野菜類などに多く含まれています。
また、肉類や脂っこい食事は、汗のにおいの原因となります。
かわりに魚介類や野菜類を取り入れましょう。
そしてストレスを減らす取り組みも大切です。
ストレスが多いと、自律神経のバランスが崩れて、汗腺の働きが落ちてしまいます。
運動や趣味に取り組み、ストレスを発散しましょう。
まとめ|いい汗と悪い汗を見分けて健康を促進しよう
今回は、いい汗と悪い汗に関して解説しました。
いい汗と悪い汗の違いははっきりしており、前者はサラサラしていて、速乾性があります。
一方で悪い汗は、ベタつき、またにおいも感じられます。
いい汗をかけば、代謝の向上やカロリー消費などが期待できるでしょう。
ぜひ、水分補給や入浴方法の見直しなどに取り組み、よりいい汗をかく習慣を身につけましょう。
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