春にかかりやすい病気・大人の不調まとめ|治し方・根本から改善する方法も解説
公開日:2024.04.15 スタッフ ブログ 免疫 豆知識春になると、毎年のように倦怠感や微熱、鼻や喉の違和感に悩まされる大人は少なくありません。
花粉症だと思って対処していても症状が長引いたり、気分の落ち込みや不眠まで重なったりすると、「何が原因なのかわからない」と不安を抱く方もいるでしょう。実際には、アレルギーや感染症だけでなく、自律神経の乱れやストレスが複雑に絡み合っているケースもあります。
この記事では、春にかかりやすい大人の病気や不調の特徴、受診の目安やセルフケアのポイントについて詳しく解説します。春の体調不良に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
目次
【一覧】春にかかりやすい大人の代表的な病気
春はアレルギーや感染症に加え、メンタル面の不調も起こりやすい季節です。大人に多い代表的な疾患を、主な症状とともに一覧で確認しておきましょう。
| 病名 | 主な症状・特徴 |
|---|---|
| 花粉症(季節性アレルギー性鼻炎) | ・くしゃみ、鼻水、鼻づまり ・目のかゆみや充血 |
| 気管支喘息・咳喘息 | ・長引く咳や息苦しさ ・夜間や早朝に悪化しやすい |
| 口腔アレルギー症候群 | ・果物摂取後の口内のかゆみ ・花粉症との関連が多い |
| 麻疹(はしか)・風疹 | ・発熱、発疹 ・成人では重症化する場合がある |
| 溶連菌感染症 | ・喉の強い痛みや発熱 ・抗菌薬による治療が必要 |
| 流行性耳下腺炎(おたふくかぜ) | ・耳下腺の腫れや痛み ・成人は合併症に注意 |
| 水痘(みずぼうそう) | ・全身の発疹とかゆみ ・大人は重症化しやすい |
| ウイルス性胃腸炎 | ・下痢、嘔吐、腹痛 ・集団感染が起こりやすい |
| 自律神経失調症 | ・倦怠感、めまい、動悸 ・検査で異常が見つかりにくい |
| 五月病(適応障害・軽うつ状態) | ・意欲低下や気分の落ち込み ・環境変化によるストレスが要因 |
| 春季うつ | ・春に悪化する抑うつ症状 ・睡眠リズムの乱れを伴うことが多い |
【呼吸器・アレルギー】春に注意すべき大人の代表的な疾患
春は花粉や寒暖差などの影響により、呼吸器やアレルギー関連の症状が出やすい季節です。大人が春に注意すべき代表的な疾患として、以下が挙げられます。
- 花粉症(季節性アレルギー性鼻炎)
- 気管支喘息・咳喘息
- 口腔アレルギー症候群
花粉症(季節性アレルギー性鼻炎)
春になるとくしゃみや鼻水、目のかゆみが続く場合、花粉症の可能性があります。子どもの頃は無症状でも、大人になってから発症するケースは珍しくありません。
加齢やストレス、生活環境の変化などにより免疫バランスが乱れることで、突然症状が現れることもあります。単なる風邪と自己判断せず、耳鼻咽喉科などでアレルギー検査を受けることが早期の対処や症状緩和につながります。
気管支喘息・咳喘息
気管支喘息は、気道に慢性的な炎症が起こり、咳や喘鳴(ゼーゼー、ヒューヒューという呼吸音)、息苦しさを繰り返す疾患です。
春は花粉や黄砂、寒暖差などの刺激が増えるため、症状が悪化しやすい傾向があります。子どもの病気の印象がありますが、大人になってから発症するケースも少なくありません。
一方、咳が数週間続いているものの発熱がない場合は、咳喘息の可能性があります。見た目は風邪と似ていますが、気道の炎症が背景にある点が特徴です。
いずれも早めに呼吸器内科を受診し、吸入薬などで炎症を抑えることが症状の安定につながります。
口腔アレルギー症候群
特定の果物や野菜を食べた直後に、口の中や喉にかゆみや違和感が出る場合、口腔アレルギー症候群が疑われます。花粉症と関連して起こることが多く、大人になって初めて気づく人もいます(文献1)。
症状は軽度で済むことが多いものの、まれにじんましんや呼吸困難などの全身症状(アナフィラキシー)へ進むこともあります。原因となる食材を把握し、必要に応じて専門医に相談すると安心です。
【感染症】春に流行しやすいウイルス・細菌性疾患
春は人の移動や環境の変化が増えることで、感染症が広がりやすい時期です。大人も油断せず、以下のようなウイルス・細菌性疾患に注意しましょう。
- 麻疹(はしか)・風疹溶連菌感染症
- 流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)
- 水痘(みずぼうそう)
- ウイルス性胃腸炎
麻疹(はしか)・風疹
麻疹や風疹は春に報告数が増えやすい感染症です。子どもの病気という印象がありますが、大人が感染すると高熱や全身の発疹が強く出やすく、肺炎や脳炎などの合併症を引き起こすこともあります。
また、免疫が不十分な世代では集団感染のリスクも否定できません。ワクチン接種歴を確認し、疑わしい症状があれば早めに医療機関へ相談することが重要です。
溶連菌感染症
溶連菌感染症は子どもに多い病気として知られていますが、大人も感染します。突然の強い喉の痛みや発熱が特徴で、咳が少ない点が風邪との違いです。
首のリンパ節が腫れたり、全身のだるさを伴ったりする場合もあります。適切な抗菌薬治療を受けないまま放置すると、腎炎などの合併症を招くおそれがあります。
喉の激痛が続くときは、内科や耳鼻咽喉科で早めに検査を受け、重症化を防ぎましょう。
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)
流行性耳下腺炎は、耳の下にある唾液腺が腫れ、圧痛や嚥下痛を伴う感染症です。発熱や倦怠感が加わることもあり、成人では症状が強く出やすく、口を開けたり食事をしたりする際に痛みが増すケースも見られます。
男性の場合、精巣炎を合併する可能性があるため注意が必要です。(文献2)精巣炎とは、精巣に炎症が起こり、強い痛みや腫れ、発熱などを伴う状態を指します。
重症化すると精巣機能に影響を及ぼすこともあるため、頬の腫れや発熱に気づいた場合は早めに医療機関を受診することが大切です。
水痘(みずぼうそう)
水痘はかゆみを伴う発疹が全身に広がるウイルス感染症です。発熱や倦怠感を伴うこともあり、大人がかかると症状が重くなりやすい傾向があります。
発疹は赤い斑点から水ぶくれへと変化し、数日にわたり増えていきます。成人では肺炎などの合併症が起こることもあります。疑わしい症状が現れた際は、自己判断せず医療機関へ連絡すると安心です。
ウイルス性胃腸炎
春は歓迎会や会食が増え、ウイルス性胃腸炎の感染リスクが高まります。主な症状は吐き気や下痢、腹痛で、突然発症する点が特徴です。発熱や強い倦怠感を伴う場合もあり、体力が大きく消耗します。
脱水症状に進行するおそれもあるため、水分補給をこまめに行うことが重要です。手洗いの徹底と体調不良時の外出自粛が、感染拡大の予防につながります。
【メンタル・神経】春特有の「なんとなく不調」の正体
春特有の「なんとなく不調」の背景には、メンタルや神経の乱れが関係しているケースがあります。以下のような疾患に注意が必要です。
- 自律神経失調症
- 五月病(適応障害・軽うつ状態)
- 春季うつ
自律神経失調症
春に続くだるさや頭痛、動悸は、自律神経の乱れが関係している可能性があります。寒暖差や気圧変動が大きい春の時期は、体温調節や血流を司る自律神経に負担がかかりやすくなるためです。
その結果、めまいや不眠、胃腸の不調など全身にさまざまな症状が現れることがあります。検査で大きな異常が見つからない場合でも、自律神経の乱れが関与している可能性があるため、症状を軽視しないことが大切です。
五月病(適応障害・軽うつ状態)
新生活が始まってしばらく経った頃にやる気が出ない、眠れないと感じる場合、五月病の可能性があります。環境の変化に適応しようと緊張状態が続いた反動で、心身に疲労が表面化します。
食欲不振や気分の落ち込み、集中力の低下などがみられることも少なくありません。一時的な不調と思って放置すると、適応障害や軽うつ状態へ進行する場合もあります。
違和感を覚えた段階で十分な休養を取り、必要に応じて専門家へ相談することが回復への一歩です。
春季うつ
春になると気分の落ち込みや強い眠気が続く場合、春季うつが関係していることがあります。冬から春への日照時間の変化により、脳内のセロトニン分泌や調節に影響が生じることが一因と考えられています。
意欲の低下や不安感が強まり、仕事や日常生活に影響が出るケースも見受けられます。生活リズムの乱れやストレスが重なると、症状がさらに悪化することも否定できません。
朝の光を意識的に浴びるなど対策を行い、症状が続く場合は医療機関への相談を検討しましょう。
なぜ大人は春に体調を崩しやすい?
春に大人が体調を崩しやすい背景には、いくつかの要因が重なっています。
- 激しい寒暖差による自律神経の乱れ(寒暖差疲労)
- 新生活のプレッシャー・メンタルヘルスのブレ
- 花粉や黄砂、PM2.5などの外的刺激による免疫反応
日中と朝晩の気温差が大きいと、自律神経が過剰にはたらき、だるさや頭痛を招きやすくなります。さらに、異動や新年度の環境変化による緊張が続くことで、心身のバランスが崩れやすくなります。
加えて、花粉や大気中の微粒子が体内に入り込むことで免疫反応が高まり、不調として現れるケースも少なくありません。
【肌トラブル】春のゆらぎ肌と大人ニキビ
春に増える肌のゆらぎや大人ニキビは、春先に紫外線量が短期間で大きく増えることと花粉刺激によるバリア機能の低下が関係しています。
強まる紫外線は角層にダメージを与え、肌の防御力を弱めてしまいます。その影響で乾燥やヒリつきが起こりやすい「ゆらぎ肌」へと傾きます。さらに花粉が付着すると免疫反応が生じ、顔のかゆみや湿疹を引き起こすことがあります。
炎症状態が続けば皮脂分泌が乱れ、毛穴詰まりを招き、大人ニキビができやすい環境へとつながります。早めの紫外線対策と低刺激のスキンケアの意識が重要です。
医療機関へはいつ相談する?診療科の選び方も紹介
春にかかりやすい病気は症状が風邪や疲労と似ているため、受診のタイミングを迷う方も少なくありません。発熱が続く、強い痛みや息苦しさがある、日常生活に支障が出ている場合は、早めの医療機関への相談が重要です。
| 疾患名 | 主な診療科 | 受診のタイミング |
|---|---|---|
| 花粉症(季節性アレルギー性鼻炎) | 耳鼻咽喉科/アレルギー科 | 市販薬で改善しない、目や鼻の症状が強い場合 |
| 気管支喘息・咳喘息 | 呼吸器内科/内科 | 咳が3週間以上続く、夜間や早朝に悪化する場合 |
| 口腔アレルギー症候群 | アレルギー科/耳鼻咽喉科 | 食後に口腔内のかゆみや腫れが出現した場合 |
| 麻疹(はしか)・風疹 | 内科 | 発熱と発疹が同時にみられる場合 |
| 溶連菌感染症 | 内科/耳鼻咽喉科 | 強い喉の痛みと発熱が急に出た場合 |
| 流行性耳下腺炎(おたふくかぜ) | 内科 | 耳の下の腫れや痛み、発熱がある場合 |
| 水痘(みずぼうそう) | 内科/皮膚科 | 水ぶくれを伴う発疹が広がった場合 |
| ウイルス性胃腸炎 | 内科 | 嘔吐や下痢が続き、水分摂取が難しい場合 |
| 自律神経失調症 | 内科/心療内科 | 倦怠感や動悸などが続き、検査で異常が見つからない場合 |
| 五月病(適応障害・軽うつ状態) | 心療内科/精神科 | 気分の落ち込みや不眠が2週間以上続く場合 |
| 春季うつ | 心療内科/精神科 | 季節の変わり目に抑うつ症状が強まる場合 |
呼吸困難や高熱、意識障害など緊急性が疑われる症状がある場合は、速やかに医療機関を受診する必要があります。症状が軽度でも長期間続く場合や、仕事や生活に支障を来している場合は専門科への相談が適切です。
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春になるたびに慢性的な疲労感やアレルギー症状を繰り返している場合、対症療法だけでは根本改善が難しい場合があります。
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大人の「春の不調」を長引かせないためのセルフケア
春にかかりやすい病気や不調を予防するためには、日々のセルフケアの積み重ねが欠かせません。以下のような体の内からも整える習慣の意識が重要です。
- 「三つの首(首・手首・足首)」を温めて自律神経を整える
- 質の高い睡眠を確保するためのナイトルーティンを作る
- 腸内環境を整えて免疫力を高める食事を摂る
「三つの首(首・手首・足首)」を温めて自律神経を整える
寒暖差の大きい春は自律神経が乱れやすいため、首・手首・足首を意識的に温めることが効果的です。
朝晩の冷え込みがある日は薄手の羽織りやアームカバーを活用し、体温を急激に奪われないようにしましょう。入浴時は38~40度程度の湯にゆっくり浸かることで副交感神経が優位になり、リラックスしやすくなります。
加えて、冷房の効いた室内ではひざ掛けを使うなど、日中の冷え対策も意識するとより安定しやすくなります。
質の高い睡眠を確保するためのナイトルーティンを作る
春の不調を防ぐには、毎日同じ時間に寝起きする習慣を意識し、体内時計を整えることが大切です。就寝1時間前からはスマートフォンやパソコンの使用を控え、間接照明で過ごすと入眠がスムーズになります。
入浴は寝る1~2時間前までに済ませ、深部体温が下がるタイミングで布団に入ると、より深い眠りにつながります。(文献3)さらに、就寝前に軽いストレッチや深呼吸を取り入れると、心身の緊張が和らぎやすくなるでしょう。
腸内環境を整えて免疫力を高める食事を摂る
春の不調を防ぐためには、腸のはたらきを高める食事の意識が欠かせません。野菜や豆類、海藻など多様な食材を取り入れ、栄養バランスを整えましょう。
加工食品や糖質の過剰摂取は腸内環境を乱す原因になるため注意が必要です。規則正しい食事時間を守ることで、腸のリズムも安定しやすくなります。加えて、発酵食品を毎日の献立に取り入れることで、善玉菌を効率良く補うことが期待できます。
まとめ:春の不調は体が発するサイン!専門医へ相談して健やかに過ごしましょう
大人の春の不調は、アレルギーや感染症、メンタルの変化などが複雑に絡み合って現れます。一時的な対処でやり過ごしていると、慢性的な疲労や体調不良へとつながるおそれもあります。
原因を正しく把握し、必要に応じて医療機関での診断を受けることが、健やかな毎日への第一歩です。一般的な治療や対処法だけでなく、ほかの医療的アプローチについても検討したい場合は、再生医療という選択肢も視野に入れてみましょう。
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参考文献
(文献1)
花粉症との関連する口腔アレルギー|岡山大学病院
(文献2)
<注目すべき感染症> 流行性耳下腺炎|NIID国立感染症研究所
(文献3)
健康づくりのための安眠ガイド2023|厚生労働省








