腰部脊柱管狭窄症術後 幹細胞治療 80代男性
公開日:2025.04.06徐々に歩行可能距離が伸び、数km連続歩行できるまでに回復!
10年以上前の腰部脊柱管狭窄症手術、6年前の腰椎椎間板ヘルニア手術—それでも続く腰痛としびれ。
この80代男性患者様は「手術後の後遺症」に長年苦しんでいました。2年前から腰痛が悪化し、半年前には足のしびれも増強。従来の治療では改善が得られず、当院の再生医療を選択されました。
【治療前の状態】
- ・10年以上前の腰部脊柱管狭窄症手術後の後遺症
- ・6年前の腰椎椎間板ヘルニア手術後も持続する症状
- ・2年前からの腰痛悪化
- ・半年前からの両足のしびれ増強
- ・歩行距離の制限
- ・従来治療での改善なし
疾患の医学的解説
腰部脊柱管狭窄症は、脊柱管(脊髄が通る管)が狭くなることで、神経が圧迫され、腰痛や下肢のしびれ、間欠性跛行(一定距離を歩くと痛みが出現し休むと軽減する症状)などを引き起こす疾患です。手術治療で、神経の圧迫を解除しても、長期間の圧迫による神経の機能低下が、完全には回復しないケースが少なくありません。
当院の幹細胞治療の特徴
当院では、10,000例以上の臨床経験を積み重ねてきており、特に、脊椎疾患に対する幹細胞治療に、優れた実績があります。
幹細胞治療と一言で言っても、その方法や、細胞の質には、大きな違いがあります。当院の治療が効果的である理由は:
- 冷凍せずに培養: 投与するたびに、新鮮な細胞を培養することで、生存率96%の活性の高い幹細胞を使用しています。多くの医療機関では、冷凍保存した細胞を使用するため、細胞の活性が低下してしまいます。
- 独自の分離シート: 高品質な幹細胞だけを選別する、独自技術を使用しています。
- 脊髄腔内ダイレクト注射: 脊髄腔内へ、幹細胞を直接投与する方法です。幹細胞を直接届けることで、神経損傷の回復を効率的に促進します。
- 無添加培養: 牛の血液を使わない安全性の高い培養方法を採用しています。
- 再生医療分野で豊富な経験を持つ専門医たちによる、患者様一人ひとりに合わせたオーダーメイド治療
一般的な点滴投与では、血管に入った幹細胞が全身に広がるため、損傷した脊髄に届く幹細胞の数は、極めて限られてしまいます。当院の脊髄腔内ダイレクト注射は、幹細胞を必要な場所に直接届けることができる大きな利点があります。
また、独自の高度培養技術と、適切な手続きにより、点滴での2億個投与も提供しています。臨床経験から、より多くの幹細胞数での投与が効果的であることが確認されており、1億個を2回に分けて投与するより、2億個を一度に投与する方が効果的であることが明らかになっています。
リペアセルクリニックは「頚・腰椎ヘルニア」に特化した再生医療専門クリニックです。手術・入院をしない新たな治療【再生医療】を提供しております。
MRI所見
<治療内容>脊髄腔内に直接2500万個細胞を計2回投与
この患者様には、脊髄腔内へ2500万細胞を計2回投与しました。
治療後の変化
1回目の投与後から、下肢のしびれの軽減が確認され、徐々に歩行可能距離が延長。治療後の経過観察では、数キロメートルの連続歩行が可能なレベルまで、機能回復が見られました。さらに、副次的な効果として、顔面の皮膚状態の改善も確認されました。
手術後の後遺症からの回復
手術を受けても改善しなかった症状が、幹細胞の直接投与によって、顕著に改善するケースは、当院の臨床経験で多数確認されています。当院では、このような「手術後も残る後遺症」に苦しむ患者様に、再生医療で新たな治療選択肢を提供しています。
腰痛やしびれなどの脊椎疾患でお悩みの方、特に、手術後も症状が残存している方は、諦める前に、一度当院の幹細胞治療をご検討ください。患者様の生活の質向上を目指し、これからも、最新の再生医療技術の提供に、全力で取り組んでまいります。
患者様に投与後の症状の変化を記録していただきました。
<治療費>
幹細胞 投与回数(1回)
242万円(税込)
<起こりうる副作用>
・脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。
・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。
※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。
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再生医療医師監修:坂本貞範