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- 股関節の症例
- 幹細胞治療の症例
- PRP治療の症例
痛みがなくなり、充実した生活を送れるように! こちらの患者様は10年前からの左股関節痛のため受診していただきました。 旅行を趣味としておられ、10年前に京都の街並みを歩いている最中に、左股関節痛が出現し、以後は満足に旅行を楽しめていないとのことです。 ご自分では体重が重い状態で無理して歩き回っていたのが悪かったのではと話されました。以後体重を減らそうにも、股関節痛で満足に運動ができないためダイエットは成功せず、左股関節痛も悪化する一方だとストレスを抱えておらえました。 近くの整形外科では「変形性股関節症」と診断され通院していましたが、徐々に軟骨のすり減りが進行し、最近では人工関節を勧められているそうです。しかし人工関節の手術をしてしまうと、耐用性の問題からアクティブな活動は制限せざるを得なくなり、趣味の旅行を気兼ねなく楽しむという夢は叶わなくなってしまいます。「あと何年かでも、人工関節を受けるまでの期間を延ばしたい。」と再生医療に頼って当院を受診していただきました。 変形性関節症の軟骨破壊は、炎症と、軟骨などの組織変性によって進行すると言われています。炎症を抑えると共に損傷した組織を再生することができれば、関節鏡や人工関節などの手術までの時間を延長できたり回避できると言われています。一旦人工関節になると、耐用性の問題などからアクティブな活動がかなり制限されてしまうため、高い生活の質を確保すると言う意味では、人工関節までの時間を延長することはかなり意義のあることです。 唯一、関節内の抗炎症作用と組織修復・再生作用を持ち合わせるのが、細胞を用いた再生医療です。当院では、再生医療の黎明期から、一般的には行われていない変形性股関節症に対して積極的に治療を行い患者様に満足のいく除痛効果、関節鏡手術や人工関節などの手術を回避することを可能としてきました。 変形性股関節症の幹細胞治療を行っている施設は変形性膝関節症と比べて希です。それは、股関節は膝関節と比べ解剖学的に隙間が狭い構造となっており、幹細胞を注入しづらいことが一因と考えています。 私達は股関節内に確実に幹細胞を届けるということへのこだわりを持っています。それが、「関節内ピンポイント注射」です。エコー、特殊なレントゲン装置、そして針先が細くしなりがある特殊な注射針などを使用して、確実に股関節内へ幹細胞を届けるように努めています。その関節に、化学物質を使わず無添加の状態で冷凍せず培養された幹細胞を投与します。 レントゲン所見 1年後のレントゲンでは関節が広がり明らかに軟骨が再生されていた。 <治療効果>左股関節に1憶個細胞を計3回投与+PRP 初回投与後1年半が経過した現在、投与前10段階中9であった痛みが0となっています。レントゲンでは明らかに関節の隙間が広がっており軟骨が修復及び再生されました。もし冷凍して培養された幹細胞であれば、このようにレントゲンに現れるぐらいの関節の隙間は見られなかったでしょう。生きたまま培養され、当院独自の強い幹細胞の製造技術があるこそここまでの効果が現れたと思われます。またピンポイントに投与することの大事さが改めて実感しています。 患者様からは、「痛みがなくなったので、おかげ様で旅行を楽しんだり、ダイエットを前向きに取り組めたりと充実した生活が送れています。」と喜んでいただけました。また、以前は関節の動きが悪かったけれど、今は関節の可動域も広がりそれによって痛みは出にくくなり、できる動作が増えたと言われていました。幹細胞の効果が出ると、痛みだけではなく可動域は必ず良くなります。この効果がさらに筋肉の伸縮性を増加させ筋肉量のアップに貢献します。 あご自分の脚で痛みなく過ごせる時間を提供できたので、人工関節を受ける前に当院の再生医療を検討していただいてよかったと思っております。 <治療費> ・関節1部位 幹細胞数 ( 2500万個~1億個) 投与回数 (1回~) 132万円(税込)~ ・PRP治療 16.5万円(税込) <起こりうる副作用> ・細胞採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。 再生医療医師監修:坂本貞範
2024.10.01 -
- 脊髄損傷の症例
- 幹細胞治療の症例
受傷後20年経過するも、投与直後から明らかな回復が! こちらの患者様は10代の頃、事故によって頸椎レベルでの脊髄損傷を受傷されました。受傷直後は四肢が完全に麻痺したそうですが、その後3年かけて松葉杖なしでの歩行が可能になるまで回復したそうです。しかしその後は現在まで麻痺の回復はなく、特に左半身の麻痺が強く残っており、左足を引きずって歩いています。 長い年月をかけてこれらの後遺症は受け入れることができるようになったそうですが、近年の再生医療の進歩が耳に入ってくるようになり、自分も再生医療を受けてみたいと当院を受診されました。 損傷した神経の回復は通常は1年もすれば止まり、それ以上は望めないと言われています。すなわち後遺症となって様々な症状が残ってしまいます。脊髄の損傷レベルによって症状は様々ですが、手足の運動麻痺、知覚麻痺、自律神経障害、排尿・排便機能障害などが残ってしまいます。 近年、研究が進み幹細胞を使った再生医療により、脊髄損傷の後遺症が回復した例が数多く報告され、脊髄損傷の後遺症で苦しむ患者様の希望の光となっております。私達は国内でいち早く脊髄損傷の後遺症への幹細胞治療に取り組みはじめ、現在では治療を受けていただいた患者様は数百人にも及んでいます。 患者様に選ばれる理由は、冷凍保存しない生き生きとしたフレッシュな細胞を使用することと、国内ではほとんど行われていない幹細胞の脊髄くも膜下腔内へ直接投与(脊髄腔内ダイレクト注射療法)していることであると考えています。 通常は脊髄損傷の幹細胞治療は点滴による静脈注射です。しかし血管に入った幹細胞は全身に駆け巡るので、損傷した脊髄に届く幹細胞の数は少なくなってしまいます。損傷した神経細胞へより多くの幹細胞を届け修復を促したいとの思いから当院では脊髄くも膜下腔への直接投与を行っております。投与された幹細胞は還流している髄液に乗って損傷した神経にたどり着くのです。 国への正式な届出が受理され、脊髄くも膜下腔内への幹細胞の直接投与が可能な施設は国内ではほとんどありません。 MRI初見 脊髄内に直接幹細胞を2回投与 脊髄くも膜下腔に2500万個細胞の2回投与を予定しました。 なんと、初回投与直後から明らかな神経麻痺の回復を認めました。 ・左手の握力が、投与前5㎏であったのが12kgに回復 ・左手関節に力が入るようになった ・左下腿の力も著名な回復を認めました ・左足に力が入るようになり、足を引きずって歩くことがなくなりました 神経の回復を諦めていた患者様に対して、もう1度希望を持ってもらえることができました。 脊髄損傷の後遺症の治療は整形外科領域では最も難しい領域ではありますが、脊髄損傷の後遺症で苦しまれている患者様のお力添えができるように今後も真摯に治療に取り組んでいきたいと思っております。 <治療費> 198万円〜(税込) <起こりうる副作用> ・細胞採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。 再生医療医師監修:坂本貞範
2024.08.28 -
- 頸椎・腰椎ヘルニア・狭窄症の症例
- 脊髄損傷の症例
- 幹細胞治療の症例
日々、体の調子が良くなっているのを実感!気持ちも前向きに 80代男性 こちらの患者様は、左下肢の筋力低下による歩行のしづらさを訴えて受診されました。 患者様は過去に3回もの脊椎の手術を受けてこられました。20年前に頸椎の手術、2年前に胸椎と腰椎の手術を行いました。7,8年前から左脚を挙げる筋力の低下が出現、徐々に悪化し、歩容(歩く際の姿勢や歩幅)が悪くなってきたそうです。そのため2年前に腰椎と胸椎の手術を受けましたが、改善はみられなかったそうです。上位腰椎にも狭窄があるため、主治医からは4回目の手術を勧められているそうですが、3回もの手術を受けてきてその大変さは身に染みており、手術以外の治療法はないかとご自分で調べて当院を受診していただきました。 これまでは自分で何とかしようと週3回トレーニングジムに通い、筋トレや水中歩行を行っていたそうですが、改善は認めず落ち込んでいたそうです。80歳を超えるとただでさえ身体機能の維持が難しいのに脊髄に障害を抱えておられたら尚更のことと思われます。 現在の保険診療内では、神経機能回復を狙って手術を行った後に、回復が止まってしまった神経機能の回復を再び促す根本的な治療法は残念ながらありません。回復が止まった神経機能の回復を再び促す唯一の方法は「幹細胞治療」になります。 当院では幹細胞の投与方法にこだわりをもっています。通常は脊髄損傷の幹細胞治療は点滴による静脈注射です。しかし血管に入った幹細胞は全身に駆け巡るので、損傷した脊髄に届く幹細胞の数は少なくなってしまいます。損傷した神経細胞へより多くの幹細胞を届け修復を促したいとの思いから、当院では脊髄内への直接投与を行っております。もちろんその幹細胞の生存率も高くないといけません。当院では冷凍せず培養された幹細胞を生きたまま投与する手法で行っています。またご自身の細胞と血液を使用し、化学薬品のない無添加の幹細胞を投与することにこだわっています。このような幹細胞を作成できるのは国内では当院だけと自負しています。 MRI初見 受診時のMRIでは、頚髄の圧迫は20年前の手術で改善されていましたが、頚髄自体に輝度変化があり頸椎の手術までに頚髄へ相当なダメージがかかっていたことがうかがわれます。腰椎MRIでは上位腰椎の中等度の狭窄を認めました。 本来であれば幹細胞投与前に手術により物理的な神経の圧迫を解除した方が良いのですが、こちらの患者様の場合は圧迫が中等度であったことと頸髄の損傷が強かったことから、患者様がお困りになっている左下肢の筋力低下と歩容の悪化は頚髄由来の部分が大きいのではと考え手術より先に幹細胞投与をさせていただくこととしました。 脊髄内に直接幹細胞を3回投与 脊髄内に3回にわけて2500万個細胞ずつ、合計7500万個細胞を投与しました。 1回目の投与後直後から、左脚を挙げる筋力が投与前はMMT3(抵抗がなければ動かせる)であったのが、正常のMMT5(強い抵抗に打ち勝って動かせる)まで明らかな改善を認めました。 トレーニングジムでのトレーナーさんから、水中歩行時の姿勢が良くなっていると褒められたそうです。 患者様からは「日々、自分の体の調子が良くなっているのを実感しており。前向きに物事を考えられるようになった。」と話していただけました。幹細胞が脊髄神経のみならず脳神経にも良い影響を与えて前向きになれたのか、体の調子が良くなっていることがうれしくて前向きになれたのかは、はっきりしません。しかし幹細胞投与によって患者様の身体機能のみでなく、精神面にも良い影響を与えられたのは事実であり、それを思うと大変うれしい気持ちになりました。 <治療費> 198万円〜(税込) <起こりうる副作用> ・細胞採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。 ID T000542 再生医療医師監修:坂本貞範
2024.07.22 -
- 頸椎・腰椎ヘルニア・狭窄症の症例
- 脊髄損傷の症例
- 幹細胞治療の症例
両脚の触った感覚が良くなり、尿意と便意がわかるように 60代男性 こちらの患者様は、1年前に両脚に力が入らなくなりました。 3か月経過する頃には両脚は完全麻痺の状態となってしまい、この時点で初めて診断がつきました。診断名は「胸髄内血腫」です。何かのはずみに胸髄内の血管が破綻し、血腫ができてしまったものと推測されますが、脊髄内の血腫は非常に珍しいものと考えます。 整形外科の医師の間で手術で血腫を取り除くかどうか、このまま経過をみるか検討がなされたそうです。手術の際、胸髄を分け入って血腫を取り除かないといけないため、手術操作による神経損傷が起こり症状がより悪化してしまう可能性があるとのこと。それに加え血腫ができてすでに3か月が経過しているため、無事に血腫を取り除けたとしても神経の回復が望めない可能性が高いと、その時は手術は行われませんでした。 しかし神経症状の回復兆しが一切ないことから、さらに3か月経過してから血腫除去の手術を受けることとなりました。手術で無事血腫は取り除かれ大腿部と下腹部に少し力が入るようになりましたが、リスクを取って手術を受けたのに期待していたほどの回復はなく落ち込まれたそうです。尿意が全く感じられないため自己導尿が必要とのことでした。 現在の保険診療内では、神経の物理的な圧迫を取り除く手術を行っても、神経機能の回復がみられなかった方への根本的な治療法は残念ながらありません。手術がもっとも侵襲的であり治療効果が見込める最終手段となっているのです。しかし近年、幹細胞治療によりそういった状況に陥った方でも神経機能の回復が見られる症例が多数報告されるようになりました。当院でも神経損傷の幹細胞治療の黎明期から苦しんでいる患者様の手助けをしたいとの思いで積極的に取り組んできました。 当院では幹細胞の投与方法にこだわりをもって治療に取り組んでいます。通常は脊髄損傷の幹細胞治療は点滴による静脈注射です。しかし血管に入った幹細胞は全身に駆け巡るので、損傷した脊髄に届く幹細胞の数は少なくなってしまいます。損傷した神経細胞へより多くの幹細胞を届け修復を促したいとの思いから、当院では脊髄内への直接投与を行っております。脊髄内への直接投与は、国へ正式な届出をし受理されている病院はほとんどありません。さらに当院では数百例という圧倒的に症例数を誇っており、様々な病状に応じた治療が可能となっているのが特徴となります。 MRI初見 前医での手術前のMRIでは第8胸椎レベルの脊髄内に血腫を認めます。血腫除去術の手術後のMRIでは血腫は取り除かれていることがわかります。 脊髄内に直接幹細胞を2回投与 脊髄内に2500万細胞を合計2回投与しました。 両脚の麻痺にはほとんど変化は認めませんでしたが、患者様からは「両脚の触った感覚が良くなった。尿意と便意がわかるようになった。」と確かな神経の回復を感じていただくことができました。 この結果は脊髄内に幹細胞を投与したのみでは得られなかったと思っています。神経を損傷してしまうリスクを覚悟で、手術していただき血腫による胸髄の物理的な圧迫を取ってくださった執刀医のおかげだとも思っています。 <治療費> 198万円〜(税込) <起こりうる副作用> ・細胞採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。 ID T000561 再生医療医師監修:坂本貞範
2024.07.21 -
- 頸椎・腰椎ヘルニア・狭窄症の症例
- 脊髄損傷の症例
- 幹細胞治療の症例
投与後数日でしびれ・尿漏れ改善!多くの驚きの変化! こちらの患者様は、4か月前に受けた腰椎椎間板ヘルニア手術の後遺症のために当院を受診していただきました。 手術前の症状は右足の知覚異常と足趾の屈曲障害だけでしたが、術前にはなかった左足のしびれ、歩行障害、下肢の重だるさ、尿漏れが、術後に出現したとのことでした。特に手術直後には左下肢を全く動かすことができなくなり、大変不安な思いをしたそうです。術後数日からは徐々に左足に力が入るようになってきたそうですが、いまだに左大腿部に力が入りにくいと自覚があり、歩行時には足元を見ながらでないと不安で歩けないとのことでした。 執刀医に再度MRI検査をしてもらったところ、術前にあった腰椎椎間板ヘルニアは綺麗に取れていたそうですが、新たに中枢の方で脊柱管の狭窄が見つかったそうです。そのため当院での再生医療を受けても症状が改善しない場合には同部位の手術を勧められているとのことでした。 全国で年間何万もの脊椎の手術が行われていれば、こちらの患者様のように術後予期せぬ症状に苦しめられる方がどうしても出てき てしまいます。保険診療内での治療と言えば、リハビリや投薬、はたまた神経機能の自然回復を祈るしか手立てはありません。神経機能の自然回復も1年も経過すると期待できなくなるのが事実です。 損傷した神経の回復を促す方法の一つに「幹細胞治療」があります。当院ではこういった脊椎の手術後の合併症に苦しむ多くの患者様に幹細胞投与を行い、満足のいく成果を上げてきた数百以上の実績があります。そして、当院では生きた細胞を無添加で培養することで、他よりも強く安全な幹細胞を作ることにこだわっていま す。 幹細胞の投与は早ければ早いほど効果を発揮することがわかっていますので、初診後すぐに治療に取り掛かりました。 MRI初見 脊髄内に直接幹細胞を2回投与 脊髄内に2回に分けて2500万個細胞ずつ、合計5000万個細胞と1億細胞を点滴投与しました。 1回目の投与後数日で、困難であった階段昇降ができるようになり、左足のしびれが改善 し、尿漏れの改善もみられました。 2回の投与終了後2か月で、投与前は両脚挙げはやっとで きるほどの筋力だったのが、抵抗を加えても楽に挙げられるようになりました。そのため歩行は安定し足元を見なくても不安なく歩けるようになったと喜んでいただけました。 幹細胞治療の確かな効果を実感していただいたため以前から不安のあった両膝の痛みに対しての幹細胞治療も受けていただけることとなりました。また、椎間板ヘルニアの手術をしてくださった先生も、再手術よりも先に幹細胞治療をした方がいいよと患者様に勧めていただいていました。 https://www.youtube.com/watch?v=GcUDE6GCblE こういった事実は幹細胞治療の効果が世の中に広く浸透してきた表れだと自負しており日々の診療の励みになっています。 <治療費> 198万円〜(税込) <起こりうる副作用> ・細胞採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。 ID 000963 再生医療医師監修:坂本貞範
2024.07.20 -
- 頸椎・腰椎ヘルニア・狭窄症の症例
- 脊髄損傷の症例
- 幹細胞治療の症例
両下肢のしびれ、痛みが緩和され歩行が安定! 40代男性 こちらの患者様は両下肢の痛み、しびれ、筋力低下で当院を受診していただきました。 患者様は腰椎椎間板ヘルニアのため30代のときに2回手術を受けておられますが、両脚に踏ん張りがきかず歩きづらい、両下肢の痛み、しびれに悩まされ続けてこられました。特に両足底には画鋲を踏んでいるような耐え難い異常感覚があるそうです。 保険診療内での治療と言えば、リハビリや投薬、はたまた神経機能の自然回復を祈るしか手立 てはありません。こちらの患者様も痛み、しびれに対して内服処方を受けていましたが効果が感じられず中止していました。当院ではこういった脊椎手術を受けてもなお後遺症に苦しむ多くの患者様に幹細胞投与を行い、満足のいただける成果を上げてきた実績がありま す。 こういった脊椎の手術後の後遺症に苦しまれている患者様には、幹細胞の点滴投与に加え、さらに脊髄への直接投与(脊髄腔内ダイレクト注射療法)の両方をお勧めしています。幹細胞の点滴治療を行える施設は多くありますが、国への正式な届出を経ており、脊髄内への幹細胞の直接投与が可能な 施設は国内ではわずかです。 さらに数百例の症例を治療している他の医療機関は皆無であります。点滴による静脈注射では、血管に入った幹細胞は全身に駆け巡るので四肢の広範囲に渡る慢性的な痛み、しびれについては効果を発揮しやすいのですが、損傷した脊髄に届く幹細胞の数はどうしても少なくなってしまいます。損傷した神経細胞へより多くの幹細胞を届け、修復を促したいとの思いから当院では脊髄腔内への直接投与も行っております。 MRI初見 脊髄内に直接幹細胞を2回投与 脊髄内に2回にわけて、2500万個細胞ずつ合計5000万個細胞と1億個細胞を2回点滴投与しまし た。 投与後は、 ・下肢に力が入るようになり歩行が安定した ・両下肢のしびれ、痛みが緩和された ・目の前が曇っていたのがクリアになった と大変喜んでいただけました。 <治療費> 198万円〜(税込) <起こりうる副作用> ・細胞採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。 ID 0001025 再生医療医師監修:坂本貞範
2024.07.19 -
- 脳卒中の症例
- 幹細胞治療の症例
半身麻痺が改善!こぼさないで食事ができた こちらの患者様は3年前に脳出血を発症され、その後遺症の治療のため当院を受診していただきました。 後遺症は左半身麻痺です。上肢に関しては完全麻痺で指も動かすことができません。左下肢は不全麻痺で装具をすれば、なんとか歩行できる状態です。幸い手足のしびれは残っていませんでした。 声がかすれる、食べ物を口からこぼすなどの口周りの麻痺も残っています。脳出血発症後の半年間は麻痺の改善がみられていたそうですが、今はすっかり止まってしまったそうです。これ以上の改善はないだろうと不安な毎日を過ごしていた時、再生医療の話を耳にし、失いかけていた希望が再度湧いてきたそうです。 近年、研究が進み幹細胞を使った再生医療により脳卒中の後遺症が改善した症例の報告が増えてきています。脳の血管の破綻により壊死した脳神経細胞を幹細胞の力でよみがえらせると同時に、幹細胞治療の2つ目の効果として、脳の脆弱して再出血を起こす危険のある血管を修復し、脳出血の再発を予防する効果も期待されています。脳出血の再発率は1年以内に25%、5年以内に50%、10年以内に55%と言われておりかなりの高確率となっています。この再発の可能性を低くすることは、患者様の精神的負担をかなり軽減できると考えています。 具体的には下腹部から採取した脂肪細胞から幹細胞を分離・培養し、幹細胞のホーミング効果を期待して静脈から点滴します。ホーミング効果とは体内に入った幹細胞が再生を必要としている部位・組織から放出されるシグナルを見つけ出し、その部位・組織に自動的に集まり目的の細胞に分化したり傷んだ部位・組織を修復することです。よって点滴する幹細胞は生きていないとホーミング効果が期待できません。 当院で使用する細胞は冷凍保存せず投与するたびに培養しているため2回目、3回目に投与する細胞も生存率95%以上の生き生きとしたフレッシュな細胞です。一般的には3回投与するのであれば、1度に3回分の細胞を培養して、まとめて3回分の幹細胞を冷凍保存する作り置きパターンとなります。1回目、2回目、3回目の投与のタイミングで解凍して投与します。このように投与前に細胞を解凍するとどうしても幹細胞が死滅してしまい生存率は50-60%またはそれ以下になってしまうこともあります。また神経細胞を修復、再生するには点滴する幹細胞の数も重要と考えています。当院の細胞培養は細胞培養技術がトップクラスの施設と提携して行うため米粒2~3粒程度の脂肪細胞を採取するだけで、生存率が95%以上の幹細胞培養が可能です。 2024年からは厚生労働省への届出が受理されたことにより、2億個の幹細胞を投与することが可能になりました。これにより従来の1億個の幹細胞より高い効果が期待できます。 MRI初見 投与後の変化 この患者様は幹細胞を3回点滴投与しました。 初回点滴後半年で、左側の太ももを上げる筋肉の筋力が投与前MMTが3であったのが投与後は4まで改善しました。つまりほとんど動かなかった太ももが、正常の8割まで筋力がついたということです。 歩行時に太ももがしっかり上がるようになったことでつまづきにくくなり転倒の心配が減った、会話のとき声がはっきりして聞き取りやすくなったとご家族にも喜んでいただけました。また食べ物もこぼすことがなくなったそうです。 独自の技術で冷凍せず培養した生存率の高い幹細胞を、一度に2億個投与できる施設は国内には無く、これが症状の改善にとても反映されています。 患者様、ご家族に「症状も改善しているし再発の可能性も低くなったのでうれしいです。」と言っていただけました。この言葉を励みにして、脳卒中の後遺症に苦しむ患者様の希望になれるように真摯に治療に取り組んでいきたいと思っています。 厚生労働省届出済【2億個の幹細胞】投与を実現 2024年1月より、当院では厚生労働省への届出が受理されたことにより脳卒中に対する点滴において幹細胞数2億個の投与が可能となりました。これにより、従来の幹細胞1億個の投与よりも高い治療効果が期待できるようになりました。 <治療費> 幹細胞点滴 投与回数(1回~) 242万円(税込)~ <起こりうる副作用> ・細胞採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。 ID T000676 再生医療医師監修:坂本貞範
2024.06.06 -
- 脊髄損傷の症例
- 幹細胞治療の症例
脊髄梗塞後も体幹に筋力がつきコントロールが可能に! こちらの患者様は2か月前からの歩行障害と膀胱直腸障害のため、当院を受診されました。 症状は2か月前のある日突然出現しました。朝、突然両脚に力が入らなくなり歩行が困難になりました。いろいろな病院を受診しましたが、診断がついたのは症状が発症して4日目のことでした。診断名は「脊髄梗塞」です。 脊髄梗塞とは、脊髄の血管が詰まってしまい神経が機能しなくなることで、脳梗塞と比べるとはるかに希な疾患です。 診断がつき次第、緊急入院となり血栓を溶解する点滴などでの治療、その後はリハビリ病院へ転院しリハビリを続けておられますが、神経の回復が思わしくなく発症後2か月の早い時期に再生医療を頼って受診していただきました。 近年、研究が進み幹細胞を使った再生医療により脊髄麻痺の後遺症が回復した例が数多く報告され、後遺症で苦しむ患者様の希望の光となっております。 私達は国内でいち早く脊髄麻痺の後遺症への幹細胞治療に取り組みはじめ、現在では治療を受けていただいた患者様は数百人にものぼっています。患者様に選ばれる理由は、冷凍保存しない生き生きとした強い細胞を使用していることと、国内ではほとんど行われていない幹細胞の脊髄内への直接投与(脊髄腔内ダイレクト注射療法)を行っていることであると考えています。 当院の幹細胞は脂肪由来の幹細胞を用いています。脊髄や脳神経の再生医療では骨髄由来の幹細胞を用いる施設もありますが、今後は脂肪由来の幹細胞治療が主流となっていきます。その理由は骨髄由来の幹細胞は技術的に生き生きした強い大量の幹細胞を培養することは難しいことと、幹細胞を採取する際、脂肪由来の幹細胞と比べて患者様の身体への負担が大きいからです。 当院では独自の技術による大量の生き生きした強い幹細胞を直接脊髄内へ投与することで、その効果は骨髄由来幹細胞を凌駕すると考えています。また幹細胞投与はリハビリと並行して行うことで幹細胞が損傷した脊髄神経を修復し、より身体機能の回復の効果を高めることができます。さらに嬉しいことに幹細胞の血管内投与では、脊髄梗塞で傷ついた脊髄神経を修復させるだけでなく、今後脊髄梗塞になるかもしれない血管を予防的に修復させ、再発も抑えてくれます。 MRI初見 MRIでは胸腰椎以降部の脊髄内に高輝度変化があり、脊髄梗塞と診断がつきます。 脊髄内に直接幹細胞を3回投与 脊髄内に2500万個細胞ずつ、計3回の投与を計画しました。 1回目の投与後1か月には、 ・体幹に力が入るようになって歩行時のバランスがよくなった ・右足の指が固まっていたのが動くようになった ・両足のしびれが半減した など患者様から喜びの声を聞くことができました。 さらに投与回数を重ねるに従って体幹の筋力は安定してきて、今まで便のコントロールが困難でしたが、肛門括約筋の機能が回復することで便のコントロールも可能となりました。 脊髄梗塞を発症してから間もない時期でリハビリも継続中でありますし、更なる神経の回復もかなり期待できると思われます。 <治療費> 198万円〜(税込) <起こりうる副作用> ・細胞採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。 https://youtu.be/9S4zTtodY-k ID T000902 再生医療医師監修:坂本貞範
2024.06.06 -
- ひざ関節の症例
- 半月板の症例
- 手関節の症例
- 幹細胞治療の症例
- PRP治療の症例
今回の治療もよく効いてうれしい!幹細胞治療の効果 こちらの患者様は、数か月前からの両膝関節痛と左手関節痛のため受診していただきました。 患者様は以前、両変形性股関節症のため人工関節置換術を勧められていましたが、当院での幹細胞治療により人工関節を回避でき現在も痛みなく日常生活を送られています。趣味のヨガ、水泳、旅行を楽しまれているとのことでした。今回は、両膝と左手関節の治療に来ていただきました。 診察の結果、両膝の初期の変形性関節症と半月板損傷、左手関節はTFCC損傷と診断しました。TFCCとは手関節の小指側にある靭帯と線維軟骨の複合体のことで、手をついて転倒し強い捻りと背屈が強制されると損傷します。 こちらの患者様は以前に手関節の骨折を受傷した既往があり、その時に同時にTFCCを損傷した可能があります。変形性膝関節症の軟骨破壊は炎症と半月板・ 軟骨などの組織変性によって進行すると言われています。炎症を抑えると共に損傷した組織を再生することができれば、関節鏡や人工関節などの手術までの時間を延長できたり回避できると言われています。一旦人工関節になると、耐用性の問題などからアクティブな活動がかなり制限されてしまうため、高い生活の質を確保すると言う意味では人工関節までの時間を延長することはかなり意義のあることです。 唯一、関節内の抗炎症作用と組織修復・ 再生作用を持ち合わせるのが細胞を用いた再生医療です。当院では再生医療の黎明期から肩関節、肘関節、手関節、股関節、膝関節、足関節とすべての関節に対して積極的に幹細胞治療を行い、患者様に満足のいく除痛効果をもたらすと同時に手術を回避することを可能としてきました。 こちらの患者様にも幹細胞治療を行うと除痛効果はもちろんのこと、損傷した半月板、軟骨、TFCCを再生・ 修復し変形性関節症の進行を予防し、手術を回避できると考え、股関節同様に幹細胞治療をお勧めしました。 レントゲン所見 レントゲンでは両膝にはごく軽度の関節裂隙の狭小化を認めました。左手関節は尺骨がごくわずかに橈骨に比べて長いことがわかります。 <治療効果>両膝と手関節に計1億個の幹細胞を投与+PRP 右膝に6000万個細胞、左膝に3000万個細胞、左手関節に1000万個細胞を1回投与しました。 その結果、3か月後には右膝は投与前10段階中2であった痛みが0に、左膝は投与前1であった痛みが0に、左手関節は投与前6であったのが1まで軽減しました。 手関節の治療は、本来は難しいのですが、当院の冷凍せず特殊なシートで培養された生存率の高い幹細胞であるからここまで痛みが軽減したものと自負しております。 患者様には「前回の股関節の治療と同様に、今回の治療もよく効いてとてもうれしいです。」と喜んでいただけました。 <治療費> ・関節1部位 幹細胞数( 2500万個~1億個 ) 投与回数( 1回~)132万円( 税込 )~ ・PRP治療 16.5万円( 税込 ) <起こりうる副作用> ・細胞採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。 ID T00028 再生医療医師監修:坂本貞範
2024.05.05 -
- がん後遺症の症例
- 幹細胞治療の症例
乳がん術後後遺症のしびれや胃腸障害、倦怠感が改善! こちらの患者様は10年前以上前からの食欲不振、下痢、足のしびれ、肩こり、頭痛、疲れやすさを主訴に受診されました。 症状が出現したきっかけは、乳がんの手術と抗がん剤治療を受けたためだと話していただけました。治療のおかげで命は取り留めたものの、その後は食欲不振、下痢などの胃腸障害、倦怠感などに苦しめられてきたそうです。もともとやせ型であったにもかかわらず体重は10kgも落ち、体力や気力がなくなったそうです。根本的な治療法はなく苦しみに耐えてこられましたが、幹細胞治療に希望を見い出し受診されました。 足のしびれの原因は抗がん剤の副作用の末梢神経障害と診断されましたが、その他の食欲不振、下痢、倦怠感の原因は乳がんの主治医からは、はっきりとはわからないと言われたそうです。末梢神経障害による足のしびれや肩こりが少しでも楽になるように、幹細胞の点滴予定させていただきました。 具体的には下腹部から採取した脂肪細胞から幹細胞を分離・培養し、幹細胞のホーミング効果を期待して静脈から点滴します。ホーミング効果とは、体内に入った幹細胞が再生を必要としている部位・組織から放出されるシグナルを見つけ出し、その部位・組織に集まり目的の細胞に分化したり傷んだ部位・組織を修復することです。今回は、幹細胞が傷んだ末梢神経の神経線維や細胞を修復してくれることを期待して投与します。また副次的な効果で食欲不振、下痢や倦怠感が少しでも改善されたらという思いもありました。 当然ながら、点滴する幹細胞は生きていないと思うようなホーミング効果は期待できません。当院で使用する細胞は冷凍保存せず投与するたびに培養しているため、2回目、3回目に投与する細胞も生存率95%以上の生き生きとした強い細胞です。さらに幹細胞に十分なホーミング効果を発揮してもらうには、点滴する幹細胞の数も重要と考えています。当院の細胞培養は、細胞培養技術がトップクラスの施設と提携して行うため米粒2~3粒程度の脂肪細胞を採取するだけで2億個以上の数まで細胞培養が可能です。一般的な医療機関での幹細胞点滴は一度に1億個投与ですが、当院では厚生労働省への届出が受理されたことにより、2億個の幹細胞を投与することが可能になりました。これによって、1億個投与では現れない高い治療効果が期待できるようになりました。 投与後の変化 こちらの患者様には、幹細胞点滴を計4回点滴投与しました。 投与開始後2か月で両足のしびれが軽減、食欲が増進しました。 ・天ぷらやフライドポテトなどの油物を食べれるようになった ・外出しても疲れなくなり外出が楽しくなった ・運転に集中でき周りがよく見えるようになった ・友人との外食も疲れず楽しめるようになった ・食べ物に興味がなかったが外出して美味しそうな店を探すのが趣味になった などなど生活が激変し、喜びの声をいただきました! 既存の保険診療では治らなかったこのようなありとあらゆる変化に、幹細胞治療の可能性には驚かされました。 <治療費> 幹細胞点滴 投与回数(1回~) 242万円(税込)~ <起こりうる副作用> ・細胞採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。 ID T000917 再生医療医師監修:坂本貞範
2024.05.05 -
- 肩関節の症例
- 幹細胞治療の症例
- PRP治療の症例
悩まされていた辛い肩の痛みが注射だけで楽に 70代女性 こちらの患者様は、4年前から出現した右肩の痛みで当院を受診していただきました。 近くの整形外科を受診、MRI撮影で腱板断裂と診断されました。以後、関節注射や投薬による保存的治療を行いましたが、最近の疼痛は10点満点中10点と強くなり、さらに痛みで肩を動かさないでいた為、肩の拘縮が起こってしまったそうです。また夜間の痛みは強く、寝られない日々を過ごしているとのことでした。 主治医からは、関節鏡による腱板縫合術を勧められたそうです。しかし手術には踏み切れず、再生医療を受けてみたいと希望し受診していただきました。 拘縮というのは、肩関節が固まって動きにくくなることです。この拘縮が痛みを悪化させ、治療期間を長くしてしまいます。治療期間を長引かせないためには、早期に痛みの原因を治療し、可動域訓練のリハビリを開始しないといけません。厄介なことに腱板損傷は最初は小さな断裂から始まりますが、それを放置しておくと徐々に断裂部位は大きくなり、終いには縫合が不可能になってしまします。縫合が不可能な大断裂・広範囲断裂の場合には大腿部から筋膜を採取して橋渡ししたり、人工関節が必要になってしまう場合があります。確かに関節鏡による手術は、傷口は1㎝ほどのものが数か所だけで済み、体への負担は少ないです。しかし手術後は数週間の装具による患部の固定、装具を外した後は数か月のリハビリ、入院も必要になります。術後の装具固定による肩関節の拘縮の悪化や、縫合した腱板の再断裂のリスクもあります。一方、強力な抗炎症作用と組織再生作用を合わせもっている幹細胞は、注射するだけで強い炎症を抑え、腱板も再生され、早期にリハビリを開始できるなどメリットが多いと考えます。 当院では現在まで腱板損傷に対しての再生治療の症例数は600例以上にも及び、その治療効果は手術よりも効果が高いというデータが出ています。 具体的な幹細胞治療の方法は、下腹部から1㎝程の創で米粒大の脂肪組織を米粒大2~3粒ほど局所麻酔下に採取し、その中にある脂肪幹細胞を分離して培養します。その際、当院独自の分離シートを使用することで化学薬品を使用せず、強い幹細胞を育てることが可能となりました。一般的には、脂肪分解酵素という化学薬品を使用します。当院では、化学薬品などアレルギーの原因となるものを使用せず、あくまで自身の血液と細胞で幹細胞を培養することにこだわっています。エコーガイド下に損傷した腱板に的確に注射します。 MRI MRIでは棘上筋の損傷とそれに伴い腱板は炎症を起こし分厚く腫大、関節内には強い炎症を示唆する水腫を認めました。 <治療効果>右肩に2500万個細胞を計2回投与+PRP 2500万個の幹細胞投与を計2回を行いました。 投与半年後には、痛みは投与前10点であったのが3点に軽減し、快適な日常生活を送られています。今後は拘縮をリハビリで改善していくと、さらに痛みも取れていくでしょう。 幹細胞による痛みの経過としては、約半年ほどでほとんどの痛みは楽になります。時々見られるのですが、投与後半年後までは半分ほど軽快して、投与後1年経ってから劇的に痛みが取れるという症例もあります。 患者様には「数年間悩まされていた辛い痛みが、注射をするだけで楽になったのでうれしいです。可動域訓練も毎日続けています。」と大変喜んでいただけました。 幹細胞注射により強い炎症が抑えられ痛みが改善し、拘縮に対するリハビリを前向きに取り組んでいただけるようになりました。患者様を良い循環に導くことができてよかったと思っています。 <治療費> ・関節1部位 幹細胞数( 2500万個~1億個 ) 投与回数( 1回~)132万円( 税込 )~ ・PRP治療 16.5万円( 税込 ) <起こりうる副作用> ・細胞採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。 ID T000109 再生医療医師監修:坂本貞範
2024.05.05 -
- ひざ関節の症例
- 幹細胞治療の症例
- PRP治療の症例
両変形性膝関節症に幹細胞治療 こちらの患者様は10年前からの左膝関節痛、1年前からの右膝関節痛のため受診していただきました。 南の島で漁師をしている患者様は、仕事で膝へ負担がかかり両膝の痛みが出たと自己分析しておられました。近くの整形外科では両膝の進行期の変形性関節症と診断されました。ヒアルロン酸注射や内服での保存的加療を行ってきましたが、最近は痛みが悪化し漁師の仕事に支障をきたすようになったそうです。 いったん人工関節をしてしまうと耐用性の問題、可動域の問題などから仕事復帰が難しくなるため、選択肢にはないそうです。まだまだ引退することを考えていない患者様は、再生医療を頼って受診されました。 当院の変形性膝関節症の幹細胞治療効果は、末期に至る前の初期、進行期であれば80%から90%の方に満足のいく結果を残せています。末期の方であっても70%から80%の方に満足いただいています。その良好な治療効果は、当院の細胞の質と量へのこだわりによるものと考えています。 当院では冷凍せず幹細胞を培養し、さらに投与する度に培養しているため細胞の生存率は90%以上を誇っています。国内のほとんどのクリニックでは一度に培養して幹細胞を一度冷凍し、投与する際に解凍する方法をとります。それでは解凍する際に幹細胞は大きなダメージを受け、生存率が60%まで低下し、さらに生きている細胞も弱々しいものとなります。 さらに米粒2~3粒程度の脂肪細胞を採取するだけで1億個以上の数まで生き生きとした細胞の培養が可能です。これは、細胞培養時に用いる独自の特殊なシートや繊細な技術をもつ培養師さんのおかげです。一般的なクリニックでは生存率60%の2千万個ほどの幹細胞を投与しているため、実際には生きている細胞は1000万個ほどになってしまいます。一方、当院では冷凍せず培養された生き生きした幹細胞を1億個まで投与可能です。幹細胞の数が多いほど多く軟骨が再生され治療効果が高いということは海外の臨床データで実証済みです。 さらにご自身の血液を用いてかつ不純物や化学薬品を排除して培養しているため、アレルギー反応や副作用の心配もありません。 レントゲン所見 レントゲンでは両膝とも内側関節裂隙の狭小化を認めました。左の方が狭小化は強いです。 <治療効果>左膝に7000万個細胞を計3回、右膝に3000万個細胞を計3回投与+PRP 変形と痛みが強い左膝には7000万個細胞を計3回、右膝には3000万個細胞を計3回投与しました。 その結果、初回投与から3か月後には、左膝は投与前10段階中で9あった痛みが3に、右膝も投与前3であった痛みが0まで軽減しました。 今後も1年ほどかけて、左膝の痛みは軽減していくと思われます。 <治療費> ・関節1部位 幹細胞数 ( 2500万個~1億個) 投与回数 (1回~) 132万円(税込)~ ・PRP治療 16.5万円(税込) <起こりうる副作用> ・細胞採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。 ID T000139 再生医療医師監修:坂本貞範
2024.04.11