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- 肩関節の症例
- スポーツ医療の症例
- 幹細胞治療の症例
- PRP治療の症例
筋トレが再開できて嬉しい! こちらの患者様は、数年前から筋トレ時に右肩痛が出現している、過去に受けた左肩腱板損傷の手術後の痛みが悪化していると当院を受診していただきました。 最近は健康増進のためジムで筋トレを行う方が増えています。男性に人気の種目は分厚い胸板を目指しての大胸筋のトレーニングです。しかし大胸筋トレーニングは正しいフォームで行わないと肩を傷めるリスクが高いです。特に腕の軌道がバーによって制限されるベンチプレスや、大胸筋上部や三角筋に負荷がかかるインクラインベンチプレスなどは注意が必要です。せっかくジム通いをはじめたのに肩の痛みのため思うようにトレーニングが出来ない、しかし筋トレのためだけに大がかりな関節鏡手術までは受けられないといった患者様の当院への受診が増えています。 こちらの患者様も数年前からの右肩痛のため、思うように筋トレが出来ないとフラストレーションを抱えておられました。また以前受けた左肩腱板損傷の手術後の痛みが悪化しているとのことでした。 左肩の手術の際、関節鏡を使用したので傷は小さく体への負担は少なかったそうですが、術後の外固定が3か月、その後の手術と外固定で固まってしまった肩の激痛をともなうリハビリは6か月にもおよび、大変辛かったと話して頂きました。おかげで痛みは軽減し執刀医の先生やリハビリの先生には大変感謝してるものの、もう一度あの辛い思いはしたくないと、入院や外固定が必要のない幹細胞治療に興味をもたれ当院を受診していただきました。残念なことにあんなに苦労して治療した左肩のほうも最近また痛みが強くなってきているとのことでした。受診時のMRIは、右肩は腱板部分断裂、左肩は腱板の再断裂を認めていました。 当院では独自の冷凍せず培養する方法や、独自の培養シートを使用することで生き生きとした幹細胞を投与することができます。その結果、腱板損傷の治療成績は関節鏡と同等かそれ以上を誇っています。 また、擦り切れて短くなった腱板を強い張力でアンカーで元の位置に縫着する手術とは違い、幹細胞治療は擦り切れて薄くなったり短くなった腱板自体を再生させるので再断裂の心配はありません。細胞採取の際は局所麻酔下で下腹部から1cmほどの傷を用いて米粒2〜3粒ほどの脂肪を採取するのみで、体への負担が手術に比べてはるかに少ないです。そのことをお話しして、是非当院の幹細胞地治療を両肩とも受けたいと言ってくれました。 投与一年後のMRIで腱板の再生を確認 <治療効果>右肩に5000万個細胞を3回、左肩に5000万個細胞を2回投与+PRP 右肩には5000万個細胞を3回、左肩には5000万個細胞を2回投与しました。 投与後4か月で、両肩とも痛みは消失しました。 その時から肩への負担が少ないダンベルプレス、ペクトラルフライなどの種目はやっていただくこととしました。投与後1年のMRIでは、両肩ともに薄かった腱板が分厚くなっていることが確認できました。 最終診察時に患者様には分厚くなった胸板によってトレーニングの成果を見せていただくとともに、投与前には全く出来なかった腕立て伏せが30回できるようになったと嬉しそうに話していただきました。 <治療費> 関節1部位 幹細胞数 ( 2500万個~1億個) 投与回数 (1回~3回)132~418万円(税込) PRP治療 16.5万円(税込) <起こりうる副作用> ・細胞採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状のよりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ID 000548 再生医療医師監修:坂本貞範
2023.09.28 -
- 肩関節の症例
- 幹細胞治療の症例
- PRP治療の症例
右肩腱板損傷に対する幹細胞治療で腱板が再生! こちらの患者様は2か月前から急に出現した右肩の痛みで、当院を受診していただきました。 近くの整形外科の肩専門医を受診し、MRI撮影で腱板断裂と診断されました。関節注射、投薬やリハビリでの改善は見込めないということで、すぐに関節鏡手術を予定されたそうです。 腱板損傷は最初は小さな断裂からはじまりますが、それを放置しておくと徐々に断裂部位は大きくなり、最後には縫合が不可能になってしまいます。縫合が不可能な大断裂・広範囲断裂の場合には大腿部から筋膜を採取して橋渡しをしたり、人工関節が必要になってしまう場合があります。特に50代の若い患者様の場合には、今後の長い人生の中で大断裂に進行してしまう可能性が高いので、肩専門医は手術を勧めたのだと思います。 しかし以前に患者様は当院のYouTubeを見ていただいており、再生医療を思い出し当院を受診していただきました。 関節鏡による手術は傷口は1㎝ほどのものが数か所だけですみ、体への負担は少ないです。しかし手術後は数週間の装具による患部の固定、装具を外した後は数か月のリハビリ、入院も必要になります。また手術の際には感染のリスクや全身麻酔の合併症もあり、術後の装具固定により肩関節の拘縮という合併症や、縫合した腱板の再断裂のリスクもあります。せっかく腱板が縫合されて繋がっても拘縮の痛みが出てしまい、以前よりも痛くなることもよく見られます。 一方、当院の腱板損傷に対する幹細胞治療の効果は手術と同等かそれ以上であり、さらに治療のための入院は必要なく日帰りで大丈夫です。何よりも縫合せず腱板を再生させるため、再断裂という心配はなくなります。 具体的な方法は、下腹部から1㎝程の創で米粒大の脂肪組織を2粒から3粒ほど局所麻酔下に採取し、その中にある脂肪幹細胞を分離及び培養し、エコーガイド下に損傷下腱板に注射します。入院、外固定、リハビリはもちろん不要です。関節鏡と比べ多くの利点があることから、幹細胞治療を選択していただきました。 当院では数多くの腱板損傷の幹細胞治療を行っていますが、明らかに手術するよりも好成績となっており、一人でも多くの方にこの治療を知っていただきたく日々努力をしております。 MRI MRIでは棘上筋腱の上腕骨付着部での部分断裂を認めました。白くなっているところが損傷部位です。肩峰下滑液包に液体貯留を認め炎症が強いことが示唆されました。 Before MRIで腱板が白くなっており形も不整となっている After MRIで白いところが縮小し腱板の形も整っている <治療効果>2500万個の幹細胞投与を計3回+PRP 2500万個の幹細胞投与を計3回を行いました。 初回投与後3か月で痛みは10段階で投与前10点であったのが5点に軽減しました。初回投与から1年後にはすっかり痛みが取れて0点になっていました。 幹細胞治療で満足いく治療効果が得られた患者様にはお知り合いやご家族にも幹細胞治療をお勧めしたいと言っていただけます。しかし幹細胞治療の効果は100%ではありません。幹細胞治療の不確実性を理解いただいている誠実な患者様は、手放しで他の人にはお勧めできないともおっしゃられます。 こちらの患者様には幹細胞治療の不確実性を踏まえた上で旦那様に幹細胞治療をお勧めしていただき、旦那様も治療を受けてもらうことになりました。初回投与後1年に旦那様の幹細胞治療で付き添いに来ていただいた際、お話を聞くと肩の痛みはすっかり良くなったと言っていただけました。さらに他院で撮影したMRIを持参していただき再生した腱板を確認することができました。 旦那様も奥様同様に満足いただける治療効果が得られることを願っています。 <治療費> 関節1部位 幹細胞数 ( 2500万個~1億個) 投与回数 (1回~3回)132~418万円(税込) PRP治療 16.5万円(税込) <起こりうる副作用> ・細胞採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状のよりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ID 000624 再生医療医師監修:坂本貞範
2023.09.11 -
- 股関節の症例
- 幹細胞治療の症例
- PRP治療の症例
まだ人工関節するのは早い 幹細胞で痛み消失 40代女性 こちらの患者様は15年前からの左股関節痛のため受診していただきました。 患者様は先天性股関節脱臼のため、乳児期に左股関節の脱臼整復の手術を受けられました。その後30代で左股関節の痛みが出現するようになりました。 整形外科では臼蓋形成不全による変形性関節症と診断を受け、以来15年間左股関節の痛みと付き合ってこられました。先天性股関節脱臼とは、股関節が生まれつき緩かったり、臼蓋の屋根の形状が不完全な場合に大腿骨頭が臼蓋から外れた状態になります。脱臼した状態のままだと正常な股関節に成長できないため、装具療法、牽引や手術をしたりして脱臼を整復しなければなりません。骨頭への臼蓋のかぶりが浅い場合(臼蓋形成不全)には将来、変形性関節症となってしまうため予防的に骨盤の骨を切って臼蓋の屋根がかぶさるようにする手術などを行う場合もあります。 こちらの患者様は、そういった骨切り術は受けてはいませんでした。現在通院している整形外科では臼蓋形成不全による変形性股関節症と診断され、まだ40代と若いので人工関節をするには耐用年数の問題から早いと言われ、内服薬による対処療法が行われていました。人工関節の耐用年数は平均15年でどんなに長くても30年であるため、若い時期に人工関節を受けると将来的に入れ替えの手術(再置換術)が必要となってしまいます。そのため人工関節をするには60歳以降が望ましいとされています。 変形性股関節症の幹細胞治療を行っている施設は変形性膝関節症と比べて希です。それは股関節は膝関節と比べ解剖学的に隙間が狭い構造となっており幹細胞を注入しづらいことが一因と考えています。 私達は股関節内に確実に幹細胞を届けるということへのこだわりを持っています。エコー、特殊なレントゲン装置、そして針先が細くしなりがある特殊な注射針などを使用して確実に股関節内へ幹細胞を届けることはもちろんのこと、損傷部位に重点的に届くように工夫しています。さらに3種類の穿刺方法を使用し、患者様の股関節の変形の程度や形態に応じて選択し確実性を上げることに努めています。私達は生き生きした細胞を使用するのはもちろんのこと、これらの機器・技術を駆使して変形性股関節症への幹細胞治療も積極的に行ってきました。その症例数は数百例を数え、治療効果においても確かな成果を出してきました。 レントゲン レントゲンでは左股関節の臼蓋の形成不全とそれにともなう関節裂隙の狭小化を認めました。 <治療効果>左股関節に1億個細胞を計2回投与+PRP 左股関節に1億個細胞を計2回投与しました。 初回投与後2か月で、投与前10段階中8であった痛みが0となり、投与後半年が経過しても痛みが0のまま過ごせています。 患者様からは「痛みと15年間も付き合ってきたから将来人工関節を受けるまで痛みから解放されることはないと思っていましたが、痛みから解放される時がこんなに早く来るなんて思ってもいなかった。」と大変喜んでいただけました。 臼蓋のかぶりが浅いことは改善できていないため将来的に痛みが再発する可能性は否めませんが、たとえそうだとしても人工関節を受けるまでに痛みなく過ごせる期間を提供できたので大変意義のある治療だったと思っています。 <治療費> 関節1部位 幹細胞数(2500万個~1億個) 投与回数(1回~3回) PRP治療含む 132~418万円(税込) <起こりうる副作用> ・細胞採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状のよりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ID 000763 再生医療医師監修:坂本貞範
2023.09.08 -
- 股関節の症例
- 幹細胞治療の症例
- PRP治療の症例
変形性股関節症、手術をせずにスポーツの再開を実現 こちらの患者様は8年前から左股関節の痛みを感じられるようになり、1年前からは痛みで動きの制限まで出現するようになりました。 もともと陸上の選手であり、10年前からは剣道をはじめられたという非常にからだを動かすのが好きな活動的な方でしたが、お近くの整形外科では、人工関節を勧められたそうです。 近年では90歳を超えてもマラソンをされている方、マスターズの水泳大会に出場される方、スポーツや趣味に積極的な方が増えられました。人工関節手術も痛みを取る優れた治療かとは思いますが、やはり自分の関節が器械に置き換わってしまう上に、人工関節の摩耗やゆるみを防ぐために愛護的な生活スタイルが強いられます。こちらの患者様は年齢も50代であり、まだまだ動きたい、スポーツをしたい、ましてや覚え始めた剣道も続けたいという希望がありました。 レントゲン レントゲンでは左股関節の臼蓋の形成不全とそれにともなう関節裂隙の狭小化を認めました。 <治療効果>左股関節に5000万個の幹細胞を3回投与+PRP1回 当院の幹細胞は、自分自身の血液を使用した、当院オリジナルの培養法で培養を行った高い生存率を誇る細胞です。また、当院オリジナルの『multiple pin point 注射法(多方向から損傷部位にピンポイントに幹細胞を投与する方法)』で幹細胞の投与を行っており、損傷した場所に幹細胞を直接届けております。 こちらの患者様にも冬場の寒い時期でしたが、12月、1月、2月と3回にわたって幹細胞投与を行いました。 1回目の投与で痛みはもとの痛みの半分になり、2回目の投与後にはリハビリの効果も相まって、当クリニックを最初に訪れた際には痛みのある左股関節をかばった歩行であったのが、ふつうに体重をかけてスムーズに歩けるようになりました。 是非、剣道をこれからも長く続けて頂きたいと思っております。 <治療費> 関節1部位 幹細胞数(2500万個~1億個) 投与回数(1回~3回) PRP治療含む 132~418万円(税込) <起こりうる副作用> ・細胞採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状のよりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ID T000101 再生医療医師監修:藤間 保晶
2023.09.06 -
- 股関節の症例
- 幹細胞治療の症例
- PRP治療の症例
股関節の手術をすすめられたが再生医療で痛み緩和! この患者様は、20年前に右股関節の痛みが出現し、「先天性」と言われていた方です。1年程前より、再び痛みが出現し、お近くに病院を受診したところ、「股関節は神経・血管があるところだから、再生医療による注射の治療よりも手術を」と言われたそうですが、まだ、お若く、人工関節を受けることに抵抗があり、当クリニックを受診されました。 レントゲン レントゲン検査をしたところ、股関節は「臼蓋形成不全」といって、骨盤の股関節の受け皿となる部分(臼蓋[きゅうがい]といいます)が小さくて、変形性股関節症に至っていました。 ただ、まだ関節の隙間が残っていました。確かに人工股関節手術も立派な治療方法かと思いますが、やはり、自分の関節は残したいものです。 <治療効果>左股関節に1億個の幹細胞を3回投与+PRP1回 当院では『multiple pin point 注射法(多方向から損傷部位にピンポイントに幹細胞を投与する方法)』を開発し、レントゲンチェックとエコーを使用しながら、股関節の手術を行っていた医師が、神経・血管の位置に配慮しながら注射を行っています。 こちらの患者様にも、患者様のスケジュールにあわせて1~2カ月おきに3回、幹細胞投与を行いました。 その結果、現在、痛みも緩和し、日常生活に不自由を殆ど感じることなく復帰されておられます。 再生医療医として、そして、整形外科医として、我々も大変嬉しく思っております。 https://www.youtube.com/watch?v=mUqiNHYW-vk その他の動画はこちらへ <治療費> 関節1部位 幹細胞数(2500万個~1億個) 投与回数(1回~3回) PRP治療含む 132~418万円(税込) <起こりうる副作用> ・細胞採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状のよりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ID T000171 再生医療医師監修:藤間 保晶
2023.09.04 -
- 股関節の症例
- 幹細胞治療の症例
- PRP治療の症例
両⼤腿⾻頭壊死症に対する幹細胞治療で痛み消失! こちらの患者様は半年前に両⼤腿⾻頭壊死症と診断されました。⼤腿⾻頭壊死とは、⾻頭の⼀部に⾎が通わなくなって⾻組織が死んだ状態(⾻壊死)になることです。ステロイド投与、アルコールや喫煙が危険因⼦と⾔われています。 ⾻壊死があるだけでは強い痛みは⽣じませんが、⾻壊死に陥った部分が潰れること(圧壊)により強い痛みが出現します。治療は⾻壊死部の圧壊を防ぐために、若年者は⾻切り術が第⼀選択となります。具体的には、⼤腿⾻頭の⾻壊死部位を⾮荷重部へ、正常部位を荷重部位へ⾻を切って移動させます。 こちらの患者様は、当院へ受診した時点で左⼤腿⾻頭の圧壊と疼痛があり⾻切り術の適応ではありました。しかし患者様は不妊治療も同時に⾏っておられ、⾻切り術のような⼤⼿術は時間を多くとられてしまうためとても受けることはできないとのことでした。また股関節に疼痛や可動域制限があり、分娩時に不安があると再⽣医療に希望を持たれ受診していただきました。 ⼤腿⾻頭壊死に対する幹細胞治療に関してですが、国内での報告はほとんどありません。しかし当院では、現在まで⼤腿⾻頭壊死症での幹細胞治療を受けた患者様は数⼗⼈いらっしゃいます。おそらく国内最多と思われます。⼤腿⾻頭壊死症は無論ですが、変形性股関節症の幹細胞治療を⾏っている施設は変形性膝関節症と⽐べて希です。それは、股関節は膝関節と⽐べ解剖学的に隙間が狭い構造となっており、幹細胞を注⼊しづらいことが⼀因と考えています。 私達は、股関節内に確実に幹細胞を届けるということへのこだわりを持っています。エコー、特殊なレントゲン装置、そして針先が細くしなりがある特殊な注射針などを使⽤して確実に股関節内へ幹細胞を届けることはもちろんのこと、損傷部位に重点的に届くように⼯夫しています。さらに 3 種類の穿刺⽅法を使⽤し、患者様の股関節の変形の程度や形態に応じて選択し、確実性を上げることに努めています。 ⼤腿⾻頭壊死症に対する治療結果として個⼈差はありますが、痛みが軽減し⾻壊死部の圧壊を防ぐことができた症例は 70%以上の確率で認めています。 MRI Before M R I では右⼤腿⾻頭に⾻壊死を認めましたが圧壊は認めませんでした。左⼤腿⾻頭には荷重部の圧壊を認めました。 After 幹細胞投与 1 年後では、両⽅の壊死部分の範囲が縮⼩されています。M R I ではっきりわかるぐらいの変化を認めています。このように⾻壊死の部分が再⽣するにはやはり当院独⾃の冷凍せずに培養する⽅法で、フレッシュな幹細胞を投与することがかなり影響されたものと思われます。 <治療効果>右股関節に2000万個細胞を2回、左股関節に8000万個細胞を2回投与+PRP 圧壊を認めていない右股関節には 2000 万個細胞を計 2 回、圧壊を認めて疼痛がある左股関節には 8000 万個細胞を計 2 回投与しました。 2 回⽬投与後 1 年の時点で左股関節の痛みは完全に消失していました。 画像検査でも右⼤腿⾻頭の圧壊も認めず形態は維持されていました。左⼤腿⾻頭に関しては、レントゲンで⾻の壊死した部分が再⽣されて硬くなっている像が⾒られました。もちろん圧壊の進⾏は⾒られていませんでした。 患者様からは「左股関節の痛みはすっかり無くなってうれしいし、右股関節の⾻壊死部の圧壊もなかったので安⼼しました。」と⾔っていただけました。 <治療費> 関節1部位 幹細胞数(2500万個~1億個) 投与回数(1回~3回) PRP治療含む 132~418万円(税込) <起こりうる副作用> ・細胞採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状のよりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ID 000588 再生医療医師監修:坂本貞範
2023.08.22 -
- 股関節の症例
- 幹細胞治療の症例
- PRP治療の症例
両⼤腿⾻頭壊死症、幹細胞治療により痛みが激減! こちらの患者様は数か⽉前からの両股関節痛のため、海外から受診していただきました。 ⾃国の整形外科での診断は⼤腿⾻壊死症でした。⼤腿⾻頭壊死とは⾻頭の⼀部に⾎が通わなくなって⾻組織が死んだ状態(⾻壊死)になることです。⾻壊死があるだけでは強い痛みは⽣じませんが、⾻壊死に陥った部分が潰れること(圧壊)により強い痛みが出現します。 治療は⾻壊死部の圧壊を防ぐために、若年者は⾻切り術が第⼀選択となります。具体的には、⼤腿⾻頭の⾻壊死部位を⾮荷重部へ正常部を荷重部位へ⾻を切って移動させます。こちらの患者様は、まだ痛みは 両股関節ともに 10 段階で4と強くはなく、レントゲンでも⾻壊死部の圧壊は認めていませんでした。しかし⾃国の整形外科では、このまま⽇常⽣活を続けていくと⾻壊死部に負担がかかり圧壊が出現すると⾻切り術を勧められたそうです。⼿術内容を聞くにかなり⼤がかりで侵襲的な⼿術であり、術後の荷重制限も⻑期に及ぶため⼿術に踏み切れずにいたそうです。しかしいつ⾻壊死部の圧壊が出現するか不安を抱えておられ、⼿術以外に良い⽅法がないかと探し異国の地の当院へ辿り着かれました。 ⼤腿⾻頭壊死に対する幹細胞治療に関してですが、国内での報告はほとんどありません。しかし当院には現在までに⼤腿⾻頭壊死症で幹細胞治療を受けられた患者様は数⼗⼈いらっしゃいます。おそらく国内で最多と思われます。治療結果として個⼈差はありますが、痛みが軽減し⾻壊死部の圧壊を防ぐことができた症例は 70%以上の確率で認めています。 当院の投与する細胞の⽣存率は細胞培養技術がトップクラスの施設と提携しているため 90%以上を誇っています。これは⼀般的な再⽣医療のクリニックで使⽤する細胞の⽣存率が 60%ほどであることと⽐べると群を抜いた数字です。理由として、幹細胞を培養する過程で冷凍せずに投与できるからです。 国内では、ほとんどが⼀度幹細胞は冷凍されて、投与時に解凍する⽅法をとります。冷凍して解凍する際には、幹細胞には⼤きなダメージを受けて、⽣存率がかなり低下しさらに、⽣きている細胞も弱々しいものとなります。これでは、せっかく関節に⼊れた幹細胞も再⽣及び修復という役割が果たせなくなります。さらに、脂肪採取量も少なく⽶粒2〜3 粒程度の脂肪を採取するだけで 1 億個以上の数まで⽣き⽣きとした細胞の培養が可能です。⼀般的なクリニックでは 1 千万個ほどの幹細胞を投与していることと⽐べると、細胞数も群を抜いています。 「幹細胞の質と量へのこだわり」以外にも「股関節内に確実に幹細胞を届ける」ということへもこだわりを持っています。エコー、特殊なレントゲン装置、そして特殊な注射針を使⽤して股関節内へダイレクトに幹細胞を届けることを可能としています。 レントゲン・MRI Before レントゲンでは両股関節ともに関節裂隙は保たれて⾻頭の形態は保たれていますが、⾻壊死を認めていました。MRIでの壊死部分の境界線がはっきりと写っておりました。 After 骨壊死部の圧壊はなく、壊死部の再生されてレントゲンで白く変化が見られる。 <治療効果>両股関節に1億個の幹細胞を計3回投与+PRP 両股関節に1億個細胞ずつ計 3 回の投与を⾏いました。 初回投与後3か⽉で両股関節の痛みは半分まで軽減していました。術後 1 年のレントゲンでは両股関節とも⾻壊死部の圧壊は認めず関節裂隙も維持されていました。さらに、壊死していた部分の⾻硬化像が⾒られ、おそらく壊死した部分が再⽣されて、⾻が硬くなっているものと思われます。 患者様からは「はるばる⽇本に来て治療を受けてよかった。」と⾔っていただけました。 <治療費> 関節1部位 幹細胞数(2500万個~1億個) 投与回数(1回~3回) PRP治療含む 132~418万円(税込) <起こりうる副作用> ・細胞採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状のよりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ID T000449 再生医療医師監修:坂本貞範
2023.08.19 -
- 股関節の症例
- 幹細胞治療の症例
- PRP治療の症例
変形性股関節症 レントゲンで明らかな変化が!! こちらの患者様は2年前から出現した両股関節痛のため受診していただきました。 近くの整形外科では変形性股関節症と診断され、特に軟骨のすり減りが激しい右股関節は人工関節を勧められました。しかし人工関節にすると耐用性の問題、脱臼の問題から卓球を思いっきり楽しめなくなると手術には踏み切れなかったそうです。 そんな中、幹細胞治療の存在を知り興味を持っていただき当院を受診してくださいました。数ある再生医療クリニックの中から当院を選んでいただいた理由は、当院の細胞へのこだわりをホームページで知っていただけたからです。 当院の投与する細胞の生存率は90%以上を誇っています。これは一般的な再生医療のクリニックで使用する細胞の生存率が60%ほどであることと比べると群を抜いた数字です。細胞の生存率は再生される軟骨の量に密接に関係しており、60%の生存率の細胞で再生される軟骨の量は90%のものと比べ3分の2を大幅に下回ってしまうと言われています。 これだけ当院の細胞が高い生存率を誇るのは、細胞培養時に用いる独自の特殊なシートや繊細な技術をもったベテラン培養士さんの熟練した技術があるからです。生存率の高い生き生きとした幹細胞をピンポイントで傷んだ関節に投与することで軟骨の再生を期待できます。レントゲンでは関節裂伱はほとんど残っておらず末期の変形性股関節症を認めました。 今までの私たちの経験から同じように軟骨がほとんど残っていないレントゲン所見の患者様でも、当院で幹細胞治療を受けて仏痛がかなり軽減されたことを数多く経験しています。幹細胞治療はご自身の関節を温存することができるため脱臼の心配はもちろんなく、痛みも軽減できるため卓球を続けていただくには幹細胞治療しかないと自信をもってお勧めしました。 レントゲン <治療効果>両股関節に2500万個細胞ずつを計4回投与+PRP 両股関節に2500万個細胞ずつを計4回投与しました。 両股関節とも投与前10段階中10であった痛みが、半年後には両股関節ともに半分の5まで軽減しました。1年半後には右は2まで、左は1まで軽減しました。 初回投与後1か月から、趣味の卓球は週2回のペースで楽しんでもらっていました。さらにレントゲンでは軟骨が再生したことを示唆する関節裂伱の開大を認めました。活動生の弱い幹細胞では、これほどまでにレントゲンでの変化は見られません。これは高い生存率と高い活動率を誇る、生き生きとしたこだわりの幹細胞を投与した結果だと考えています。 患者様にも痛みが軽減し、脱臼の心配もなく卓球ができるようになり大変喜んでいただけました。 <治療費> 関節1部位 幹細胞数(2500万個~1億個) 投与回数(1回~3回) PRP治療含む 132~418万円(税込) <起こりうる副作用> ・細胞採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状のよりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ID 000612 再生医療医師監修:坂本貞範
2023.07.18 -
- 肩関節の症例
- 幹細胞治療の症例
- PRP治療の症例
サーブの時やバックハンドの時が特に痛い こちらの患者様はプロテニスプレイヤーを目指す20代男性です。高校時代からすでにテニスのサーブの時に右肩痛が出現していたそうです。努力家の患者様はそれでも痛みに耐えながら現在までプレーを続け、今では安静時にも痛みが出現するようになってしまいました。インナーマッスルの強化、フォームの改善、柔軟性の向上などありとあらゆることを試しましたが疼痛の改善は乏しかったそうです。肩のスポーツ障害専門のドクターには最終手段として手術による腱板縫合を提案されましたが、術後のスポーツ復帰には半年はかかると言われたそうです。あまりにも早い復帰は再断裂の危険が高くなってしまうからです。また関節鏡を使用するとはいえ肩の筋肉にメスを入れることによる筋力低下、術後の装具固定による肩関節の可動域制限によりパフォーマンスが落ちてしまうことを懸念されていました。何よりもこの年齢での長期間のブランクはプロテニスプレイヤーの夢を諦めることを意味してしまうと大変落ち込んだそうです。そんな中、最先端医療である幹細胞治療に希望を見出し当院を受診していただきました。 MRI MRIでは3本の腱板のうち、棘上筋腱と棘下筋腱の2本もの腱板の部分断裂を認めていました。我々はこの状態でよくプレーしていたものだと驚くとともに、患者様のプロテニスプレイヤーへの熱い思いを感じとりました。 <治療効果>関節に幹細胞2500万個を2回投与+PRP 当院では独自の冷凍保存しない生き生きした生存率の高い幹細胞を用いているため腱板損傷に対する治療成績は手術と同等かそれ以上の結果となっております。患者様の夢の手助けをさせていただきたいとの思いで、我々は2500万の幹細胞投与を2回行い、投与後6週間での徐々にではありますがスポーツ復帰を提案させていただきました。患者様はスポーツ復帰が思いのほか早くできること、手術と違い投与後の筋力低下や可動域制限の心配がない点から当院での幹細胞治療を選択していただきました。 投与後半年の時にはテニス時の肩の痛みは10段階で1に軽減しました。今後筋力強化と幹細胞の修復により痛みが完全に取れるようにフォローしていく予定です。最終診察時の患者様の熱いまなざしをみた我々は、まだプロテニスプレイヤーの夢を諦めていないのだなと確信するとともに、患者様の夢を応援することができたと大変うれしく思いました。 <治療費> 関節1部位 幹細胞数 ( 2500万個~1億個) 投与回数 (1回~3回)132~418万円(税込) PRP治療 16.5万円(税込) <起こりうる副作用> ・細胞採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状のよりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ID T000015 再生医療医師監修:坂本貞範
2023.06.07 -
- 肩関節の症例
- 幹細胞治療の症例
- PRP治療の症例
腱板が再生する 幹細胞を投与して約4ヶ月で痛みがなくなり、腕の動きも正常に戻りました。MRIを治療して1年後に撮影して治療前と比較すると、腱板の損傷部(MRIで白くなっているところ)が治療後には腱板が再生および修復することでほぼ正常のMRI画像となっています。関節内の炎症によって水が溜まっていたのもすっかり消失しておりました。 肩の腱板断裂や損傷に対しては、従来の関節鏡による手術では断裂部を糸で縫合するためにそれが干渉して、どうしても再断裂という合併症のリスクが高くなります。幹細胞による治療では、縫合せずに腱板を再生させることで再断裂のリスクはほとんどなくなります。そして入院やその後の大変なリハビリの必要もなく、仕事などを継続しながら治療ができというメリットがあります。過去の多くの症例から、当院独自の冷凍せず培養した幹細胞を投与することで、肩の腱板損傷の改善率は手術するよりも成績は良くなっています。 従来の治療ではこのように腱板の断裂部が再生するということは考えられませんでした。しかし、幹細胞の治療で痛みは消失し、MRIでも腱板が再生されているという所見も見られることで実証されました。多くの腱板損傷の患者さんが笑顔で喜んでくれることで、私としては再生医療という治療にとてもやりがいを感じております。 MRI所見 この方の治療経過はこちらへ <治療効果>関節に幹細胞2500万個を3回投与+PRP <治療費> 肩腱板損傷に対する幹細胞治療 関節1部位 幹細胞数 ( 2500万個~1億個) 投与回数 (1回~3回)132~418万円(税込) PRP治療 16.5万円(税込) <起こりうる副作用> ・細胞採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状のよりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ID T000051 監修:院長 坂本貞範
2023.03.08 -
- 膝関節の症例
- スポーツ医療の症例
- 幹細胞治療の症例
- PRP治療の症例
治療してから約3年後の経過 この方は、50歳で年齢別マラソンの日本一の選手で以前当院に膝の再生医療で来院されました。来院時は膝の痛みで思うようにマラソンができず悩まれていましたが、幹細胞治療を受けることで痛みは全く出なくなりました。 今年の1月にマラソンリレー大会での様子の写真をいただきました。ご本人はアンカーとして走り、写真でもわかるように消防隊を追い抜かし総合3位で入賞したそうです。 今年はまた記録更新を目指して頑張りたい、監督指導者としても活躍したい、と意気込んでおられました。 治療の詳細はこちらへ ID000206 再生医療医師監修:坂本貞範
2023.02.16 -
- 股関節の症例
- 幹細胞治療の症例
- PRP治療の症例
10年前から発症 この方は、10年前より右股関節に痛みを認めていました。その後は痛みが少しでたり全く痛くなかったりと日によって違いがありましたが歩行には困らない程度でした。カイロプラクティックにて痛みは緩和していたのですが、約2年前より痛みが増強し最近は足の爪を切るのもしんどくなってきたのでなんとかしなくてはと思い、当院に受診されることになりました。 レントゲン上ではまだ少し軟骨は残っていますが、ほぼ末期の状態であり今後さらに進行する可能性もあります。本来なら手術と言われる状態ですが、やはり本人もいきなり人工関節を行うのに抵抗があるということで再生医療を検討されました。 膝と違って股関節の幹細胞治療は難易度がとても高くなります。しっかりと関節内に幹細胞が行き届かないと効果は現れません。さらに生存率の高い幹細胞を数多く投与する必要があります。ただ単に沢山の細胞を入れればいいというものではありません。しっかりと生き生きした幹細胞を造らないと効果は出にくくなります。 当院では、生存率の高い細胞を冷凍しない方法で培養しております。さらにそれを独自の関節内ピンポイント注射でできるだけ関節内に届くように投与しております。そして当院の幹細胞治療では全てご自身の細胞、血液を使い薬剤は一切使用しないのでアレルギーの心配は特にありません。 レントゲン <治療効果>右股関節に1億個の幹細胞を2回投与+PRP 右股関節に冷凍ぜず作成した幹細胞を投与して1ヶ月で痛みは10分の5、3ヶ月目には10分の1まで痛みがなくなりました。その後も徐々に痛みは軽快し4ヶ月後には殆ど痛みは感じなくなりました。 <治療費> 関節1部位 幹細胞数(2500万個~1億個) 投与回数(1回~3回) PRP治療含む 132~418万円(税込) <起こりうる副作用> ・細胞採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状のよりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ID T000145 再生医療医師監修:坂本貞範
2023.01.20