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閾値とは?意味・読み方を簡単に解説【医療従事者必見】
「閾値とは何かを知りたい」 「閾値の読み方は?」 みなさん、こんにちは。 早速ですが、医療や看護においては、閾値は「痛みの限界点」の意味で使われる場合が多いです。 ただ、普段はあまり見かけない言葉ですよね。 今回は、閾値にはどのような意味があるのか、医療現場でのサポートにおける使い方などを含めて解説します。 現在、医療関係の職場で働かれている方を始め、これから医療や看護の知識を学びたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。 閾値とは? 閾値とは「何かの境界となる境目を値(数字)で表現するための方法」で「境界値」ともいいます。 あらかじめ定めておいた水準を超えたり、反応があったりした場合に「変化が起こる時点を数値的に表現する」などの意味があるのです。 ただ、パッと説明を見ただけだとわかりづらいですよね。 そこで、閾値を英語で表現してみると、以下の2つがあげられます。 *閾値の英語表記 【threshold(スレッショルド)】※科学的な表現 【limit(リミット)】※一般的な表現 一般的な表現で使われる「limit(リミット)」 だと、イメージがわきやすくないでしょうか? そう「リミット=限界」の意味です。 痛みを例にとって、具体的なお話しをするとさらにわかりやすいかと思います。 「刺激を加えてもまったく反応しないものが、この値を超えた途端に反応する」といった「反応する・反応しないの境目」を値として表現する方法が「閾値」です。 つまり、医療や看護の現場では「痛みの限界点」といった使い方をするケースが多いのです。 具体的には、痛みを我慢するときの限界点、または痛いと認識される最低強度(痛みの感じやすさ、痛みのハードル)を指しています。 【痛みにおける閾値(限界点)】 ・痛みの閾値が低い(下がると)→ 痛みを感じやすくなる。 ・痛みの閾値が高い(上がると)→ 痛みを感じにくくなる。 たとえば、医療現場では患者様が、採血や注射などの処置を受けるときに、痛みが苦手で恐怖心などを感じるときがあります。 上記の場合「(痛みの)閾値が低い方」の認識に当てはまります。 ただ誤解しないでほしい点として、決して閾値が低い=悪いわけではありません。 痛みの閾値は個人差があるだけでなく、心理状態や体調、鎮痛剤の効果など、そのときの状況により変わります。 以下表で、痛みを感じにくくなる因子もまとめているので、医療関係の勉強をされている方はぜひ参考にしてみてくださいね。 痛みが感じやすくなる因子(要因) ①恐怖感 ②不安感 ③疲労感 ④不快感 ⑤不眠 ⑥内向的、心理状態 ⑦孤独感 ⑧うつ状態など 痛みを感じにくくなる因子 ①睡眠 ②休息 ③人との共感 ④理解 ⑤人との触れ合い ⑥気分転換となるリラックスした環境 ⑦不安の軽減など 閾値の読み方 医療や看護において、閾値は「いきち」と読む傾向にあります。 しかし、工学の分野などでは「しきいち」と読むそうです。 日常生活であまり使う言葉ではないため、どのように読めば良いのか迷われる方も少なくないはずです。 閾値を活かして医療現場でサポートを行う 私たちのようにクリニックに勤務する身としては、患者様が感じる痛みの不安を和らげる意味合いで閾値を使います。 患者様の閾値(痛みに対する耐性)を上げるには、傾聴しながら、寄り添う姿勢が大切になります。 不安を解消しながら、治療や検査を受けていただくためにも、閾値は指標となる考え方なのです。 たとえ、我慢できないほどの痛みを感じていないときでも、誰しも治療や検査となると不安を感じるものです。 当院では、精神面でもサポートできるよう努めてまいりますので、集中して治療にお取り組みいただきたいと思います。 【痛みの不安が強い患者様へのご対応方法】 ・リラックスできる環境を整えます ・不安を和らげる声かけを行います ・採血や注射の前に、状況に応じて 鎮痛剤の内服やペンレスといった貼用剤を使います 現在、医療関係の勉強をされている方は、医療現場におけるコミュニケーションを解説した以下の記事も参考にしてみてください。 まとめ|閾値を理解して患者様に寄り添うのが大切 当院「リペアセルクリニック」では、患者様それぞれの痛みや、怖さといった「閾値」がある点を理解した上で、不安を和らげるための寄り添いを大切にしています。 具体的には、身体的な疼痛(ずきずきと痛むこと)を緩和するための看護サービスを行うのがポイントです。 また、精神的な不安などについては、スタッフよりお声がけをさせていただき、寄り添いながら治療を受けられるよう努めて参ります。 治療前にご心配な点、ご不安な点などがございましたら、どのような内容でもお気軽にお問い合わせください。 また、リペアセルクリニックでは、再生医療と呼ばれる新しい医療分野に取り組んでいます。 手術や入院を不要とする方法で、これまで難しかった症状に効果を上げ、患者さんにお喜びをお届けしています。 お悩みを抱えている方は、ぜひ当院にご相談ください。 【リペアセルクリニックへのご相談方法】 ・メール相談 ・来院予約 ・電話相談:0120-706-313(オンラインカウンセリングの予約) 閾値に関するQ&A 以下では分野別に、閾値に関する意味をまとめています。 Q.味覚における閾値とは? A.味覚の閾値には「味を認識できるもっとも小さい濃度(刺激量)」の意味があります。(文献1) 食事をしたときに感じる味の代表的なものは、甘味・塩味・苦味・酸味・うま味です。 味のなかでも、とくに酸味や苦みは刺激を感じやすく、閾値が低いと判断できます。 Q.ビジネス・ITにおける閾値とは? A.ビジネスにおける閾値には「意思決定を起こさせる基準」の意味があります。 たとえば、お客様が商品の購入を決めるときに、基準となる価格が閾値の例にあげられます。 一方、ITにおける閾値とは「基準値を上下したときに、処理などが行われる値」の意味です。 閾値を設けてプログラムしておくと、例として基準値よりも低い数字が出た際、システムの状態に合わせて自動的に適切な対応を行えます。 Q.ランニングにおける閾値とは? A.ランニング(運動)における閾値とは「運動にかかる負荷によって、体に変化が起こる基準」の意味です。 運動時はエネルギーの供給が間に合わないと、体内の乳酸が使われる傾向にありますが、運動時に負荷がかかるほど、血液中の乳酸濃度が高まります。 乳酸の濃度が閾値を超えると、乳酸の処理が追い付かずにきついと感じて、そのまま運動を継続すると最後は息があがってしまうのです。 ランニングでは、適切にトレーニングを重ねると、運動時の乳酸を抑えて、良いパフォーマンスを引き出せるといわれています。 【参考文献】 (文献1) 年代別にみる味覚感度と食習慣について 2015,47-54p
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炭酸水を飲む3つの効果!肌への美容効果から活用方法まで!
先日、当院の坂本理事長がスタッフに炭酸水をプレゼントしてくださいました! これをきっかけに炭酸水の効果を調べてみたところ、さまざまな効果や使い道があることがわかりました! 炭酸水に含まれる炭酸ガスは、胃腸を刺激して食べ物の消化を促したり、老廃物の排出をサポートしたりする働きがあるとされています。飲むだけでなく、洗顔や洗髪に活用すれば、スキンケア・育毛効果が期待できるのも面白い点です。 この記事では、炭酸水を飲むことによる効果や、それ以外の活用術についてご紹介します。炭酸水の効果を知ることで、美肌やダイエットなどの効果を高めるきっかけとなるでしょう。 炭酸水は、スッキリとした飲み心地だけではありません。炭酸水を飲むことで期待できる効果は、以下の3つです。 ・肌への美容効果 ・喉の潤い効果 ・消化促進効果 ここでは、それぞれの効果について詳しく説明します。 肌への美容効果 炭酸水は、血液やリンパの流れを良くして代謝を高める効果があるとされています。そのため、体内の老廃物や毛穴の汚れの排出をサポートし、肌のツヤ・透明感を高める効果が期待されています。 炭酸水はカルシウムやマグネシウムなどのミネラルも含んでおり、これらの成分も肌や髪の健康をサポートしてくれるでしょう。 また、肌をキレイにする方法として「再生医療」も注目されています。再生医療については、以下で詳しくご紹介していますので、気になる方はぜひこちらもご覧ください。 喉の潤い効果 炭酸水は、喉の粘膜に刺激を与えることで血流を増やし、喉の潤いを保つ効果があるとされています。 とくに、喋る機会が多い方や乾燥した環境にいる方にとって、炭酸水はおすすめといえるでしょう。喉が渇いたときは、ぜひ炭酸水を飲んでみてください。 消化促進効果 炭酸水に含まれる二酸化炭素が胃を刺激し、胃酸の分泌が促されるといわれています。この胃酸の分泌により、食べ物の消化をサポートする効果が期待できます。 また、炭酸水の炭酸ガスによって胃が膨らみ、満腹感を得やすくなることで食べ過ぎの予防にもなるでしょう。 肌への美容効果を活かした炭酸水の使い方【飲む以外の活用術】 炭酸水を飲む以外で活用できる方法としては、以下のとおりです。 ・洗顔への活用でスキンケア効果 ・頭皮への活用で育毛効果 これらの方法によって、肌や頭皮へのケアが期待できます。それぞれの活用術について、詳しく説明します。 洗顔への活用でスキンケア効果 炭酸水で洗顔をすると、お肌の引き締め効果や、毛穴汚れの改善などが期待できます。そのため、肌のくすみの解消や、ターンオーバーの改善につながるとされています。 自分に合うスキンケア化粧品を選ぶコツについて、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひこちらもご覧ください。 頭皮への活用で育毛効果 炭酸の細かな泡は、頭皮の毛穴に詰まった汚れを落とす効果があるとされています。そのため、髪に炭酸水を使用することで、皮脂が落ちやすくなり、健やかな髪を育てる環境を作りやすくなります。 実際に、「炭酸シャンプー」という商品も見かけるようになりました。頭皮のケアに悩んでいる方は、ぜひ炭酸水や炭酸シャンプーを活用してみましょう。 抜け毛を防止するための頭皮ケアに関して、さらに詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。 炭酸水を飲む効果以外で肌をキレイにするには? 炭酸水以外で肌をキレイにする方法として、「再生医療」があげられます。再生医療とは、人の体内にある再生力が備わった細胞・組織を活用する治療法のことです。 傷ついた機能や組織の再生が期待でき、肌の健康に対しても効果があるとされています。肌をキレイにするために行われる再生医療は、以下のとおりです。 ・脂肪由来幹細胞 ・PRP皮膚再生医療 それぞれの種類の再生医療について、詳しく説明します。 脂肪由来幹細胞 脂肪由来幹細胞とは、患者様から採取した脂肪から「幹細胞」を抽出・培養して、肌に注入する治療法です。幹細胞とは、血管や神経などのさまざまな組織に変化する細胞のことです。 幹細胞の活用によって、以下のような美肌成分のもととなる「線維芽細胞」の再生が期待できます。 ・コラーゲン ・エラスチン ・ヒアルロン酸 さらに皮膚周辺の血管や神経も新しくなり、若々しい肌につながります。自身の細胞を使用した治療法なので、副作用が起こりにくいのも大きな特徴です。 当院「リペアセルクリニック」では、国内でも数少ない脂肪由来幹細胞を取り扱っている医療機関ですので、ご興味がある方はお気軽にご相談ください PRP皮膚再生医療 PRP皮膚再生医療とは、患者様の血液から抽出した血漿(けっしょう)成分である「PRP(多血小板血漿)」を肌に注入する治療法です。 PRPとは、止血作用や組織を修復させる働きがある「血小板(けっしょうばん)」が多く含まれている成分です。この成分の注入によって皮膚の細胞が活性化され、コラーゲンや毛細血管の再生が促されます。 その結果、肌のたるみやシワの改善につながります。実際に、PRP皮膚再生医療を受けた方の施術前後の比較をしてみましょう。 このように、施術前と比較して肌のシワやハリに変化がみられています。脂肪由来幹細胞と同じように、PRP皮膚再生医療も副作用が起こりにくいのもメリットです。 PRP皮膚再生医療にご興味がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。 まとめ|炭酸水を飲んで肌や健康をキープしよう 炭酸水には、健康に関するさまざまな効果が期待されています。具体的には、肌への美容効果や消化促進効果などがあげられます。 また、炭酸水は飲料用として活用するだけではありません。洗顔や洗髪への使用によってスキンケア、育毛などの効果もあるとされています。 肌や身体の健康を維持・改善したい方は、ぜひ炭酸水を活用してみてください。 当院では脂肪由来幹細胞やPRP皮膚再生医療など、肌に対しての再生治療を行っています。美肌のための再生医療に少しでもご興味のある方は、「リペアセルクリニック」までご相談ください。 炭酸水を飲む効果に関するQ&A ここでは、炭酸水を飲む効果に関する良くある質問に対して、当クリニックの観点からお答えしています。 炭酸水に関して疑問を抱えている方は、ぜひ参考にしてみてください。 ダイエットにも効果はある? 炭酸水は、ダイエットにも効果があるとされています。その理由として、炭酸によってお腹が膨れることがあげられますが、それだけではありません! 炭酸をたくさん飲むと、血液中の二酸化酸素の濃度の増加につながります。身体は高くなった濃度の二酸化炭素を薄めようと、大量の酸素を取り込もうとする反応が起こり、その結果血流が増加します。 この反応は、ランニングしているときと同じような状態といわれているため、効率的にエネルギーを消費できるのです! お掃除にも使える? 炭酸水は、お掃除にも活用できます。炭酸水をテーブルや床、壁などに吹きかけると、泡が隙間に入り込んで汚れを浮かしてくれるからです。その上、炭酸水は雑菌の繁殖を防ぐため、防臭にも効果があるとされています。炭酸水がこんなに万能だなんて、驚きですよね! しかも洗剤とは違って、炭酸水なら万が一口に入っても問題ありません。小さなお子様やペットがいても問題なく使用できますね。フローリングやカーペットだけでなく、おもちゃの掃除にも活用できます。つまり、炭酸水は家庭の必需品といっても良いでしょう! 炭酸水は、普通の水と比べて多くのメリットがあります。もちろん、飲み過ぎは良くないので、適量が大切です。皆さんもぜひ、炭酸水を活かした生活をはじめてはいかがでしょうか?
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【油の基礎知識】オメガ3・6・9の違いとは?健康に必要な「体に良い油」の選び方
「油(脂質)」と聞くと、皆さんはどんなイメージを持ちますか? ダイエット中の方なら、「太るから敵!」「できるだけ避けるべきもの」と思ってしまいがちですよね。 でも実は、油(脂肪)は、私たちが生きていくために欠かせない炭水化物やタンパク質に並ぶ「3大栄養素」のひとつなんです。 もちろん摂り過ぎれば肥満や生活習慣病の原因になりますが、逆に控え過ぎてしまうと、免疫力が下がったり、お肌がカサカサに乾燥してしまったりと、美容と健康に悪影響を及ぼすこともあります。 大切なのは「油を断つこと」ではなく、「体に良い油を選んで摂ること」。 最近よく耳にする「オメガ3・6・9系オイル」。 これらが一体どんな油で、私たちの体にどう良いのか、スーパーでどの油を選べばいいのか、わかりやすくお話ししていきますね。 まずは基本!油は「固まるか、サラサラか」で分かれる 油について詳しくなるための第一歩は、大きく2つの種類があることを知ることから始まります。 少し専門的な言葉になりますが、「飽和脂肪酸(ほうわしぼうさん)」と「不飽和脂肪酸(ふほうわしぼうさん)」という言葉、聞いたことはありませんか? 名前は覚えなくても大丈夫。「常温で固まるか、液体のままか」というイメージを持つだけでOKです! 常温で固まる「飽和脂肪酸」 バターやラード(豚の脂)、牛脂、ココナッツオイルなどがこれにあたります。 冷蔵庫に入れたり、冬場の寒い部屋に置いたりすると白く固まりますよね? 肉類や乳製品など、動物性の脂肪に多く含まれるのが特徴です。 エネルギーとして大切ですが、摂り過ぎると悪玉(LDL)コレステロールを増やし、血液ドロドロの原因になってしまうことも。体内で作ることもできる油なので、現代の食生活では「意識して控える」くらいでちょうど良いかもしれません。 常温でサラサラな「不飽和脂肪酸」 今回の主役はこちらです! オリーブオイルやゴマ油、魚の油など、植物や魚に含まれる油のこと。これらは低い温度でも固まりにくく、常温では常にサラサラとした液体です。 この「サラサラした油」の中に、健康のカギを握る「オメガ3・6・9」が含まれているんです。 体内で作れない?重要なのは「必須脂肪酸」かどうか さて、ここからが本題です。 同じ植物性のサラサラした油でも、「オメガ3」「オメガ6」「オメガ9」のどれに分類されるかで、体への働きかけが全く違います。 ここで一番のポイントになるのが、「自分の体の中で作れるか、作れないか」という点です。 人間が体内で作り出すことができない油のことを「必須脂肪酸」と呼びます。 「必須」という名前の通り、「食事から必ず摂らなければならない、生きていくために必要な油」という意味です。 では、それぞれのオイルの特徴を見ていきましょう。 【オメガ9系】加熱に強い万能選手(オレイン酸) 代表的な油:オリーブオイル、アボカドオイル、米油など オリーブオイルに代表されるオメガ9系(オレイン酸)は、実は体内で作り出すことができるため、「必須脂肪酸」ではありません。でも、健康効果は抜群です。 最大の特徴は「酸化しにくい(熱に強い)」こと。 加熱調理に使っても油が劣化しにくいので、炒め物など普段のお料理にとても使いやすいんです。 さらに嬉しいのが、善玉(HDL)コレステロールは下げずに、悪玉(LDL)コレステロールだけを下げてくれる働きがあること。腸の働きを活発にして便秘予防にも役立つと言われているので、毎日の食卓のメインオイルとしておすすめです。 【オメガ6系】摂りすぎに注意したい必須脂肪酸(リノール酸) 代表的な油:サラダ油、ゴマ油、コーン油、グレープシードオイルなど こちらは体内で作ることができない「必須脂肪酸」です。 「じゃあ、たくさん摂らなきゃ!」と思うかもしれませんが、実はちょっと注意が必要な油なんです。 オメガ6系(リノール酸)は、コレステロール値を下げる効果がある一方で、摂りすぎるとアレルギーや炎症を悪化させたり、動脈硬化のリスクを高めたりすると言われています。 現代の食生活では、加工食品や外食、スナック菓子などにこのオメガ6系の油が多く使われているため、知らず知らずのうちに「過剰摂取」になりがち。 「意識して摂る」というよりは、「質の良いものを選んで、摂りすぎないように気をつける」というスタンスが正解です。 【オメガ3系】現代人に一番足りない油(α-リノレン酸) 代表的な油:アマニ油、エゴマ油、青魚(DHA・EPA)など 今、最も注目されているのがこのオメガ3系です。 オメガ6と同じく体内で作れない「必須脂肪酸」ですが、こちらは現代人に圧倒的に不足していると言われています。 オメガ3には、血中の中性脂肪を減らして血液をサラサラにしたり、脳の働きを助けたり、アレルギーなどの炎症を抑えたりと、素晴らしい効果がたくさん! ただし、非常にデリケートで熱に弱いという弱点があります。 加熱調理には向かないので、ドレッシングとしてサラダにかけたり、お味噌汁や納豆に食べる直前に回しかけたりと、「生のまま」食べるのがコツです。 まとめ:油の特徴を知って使い分けよう いかがでしたか? 油といっても、「控えるべき油」もあれば、「積極的に摂るべき油」もあることがお分かりいただけたでしょうか。 オメガ9(オリーブ油など) 加熱料理に使いやすく、悪玉コレステロール対策に。 オメガ6(サラダ油など) 体に必須だけど、摂りすぎには注意。 オメガ3(アマニ油・青魚) 現代人に不足しがち。熱を加えず生で積極的に! スーパーにズラーッと並ぶ油の棚を見たときは、ぜひこの話を思い出して、目的に合わせた「体に良い油」を手に取ってみてくださいね。 「よし、じゃあ体に良いオメガ3をボトルで飲もう!」 ……と思った方、ちょっと待ってください! 実は油の摂り方には、健康効果を最大にするための「黄金比」があるんです。 次回は、知らないと損をする「オメガオイルの摂取割合(バランス)」について、詳しくお話ししますね。 ▼次は、知っておきたいオメガ油の「摂取割合」について!
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ADL障害とは?原因・評価指標から自立を取り戻す最新の再生医療まで解説
ADL障害は主に高齢者に多く見られ、身体機能や認知機能の低下が原因で食事や排泄、移動など日常の生活動作に支障を来すのが特徴です。 脳血管障害や整形外科的疾患、骨折、認知症、廃用症候群などが主な原因で、治療を怠ると寝たきりのリスクが高くなるため注意が必要です。 政府の調べによると、65歳以上のおよそ3人に1人が認知症、もしくは軽度認知障害を発症すると考えられており、ADL障害を予防するためにも早期の治療やリハビリが欠かせません。(文献1) 本記事ではADL障害の原因や評価指標、改善するための一般的なアプローチ方法などについて解説します。 ADL障害の正しい知識を身につけ、早期発見・早期治療につなげましょう。 ADL障害とは?できなくなる動作と日常生活への影響 ADLは英語の「Activities of Daily Living」の頭文字を取った略語で、日常生活動作と日本語に訳されています。 ADL障害は日常生活を送る上で最低限度の以下の動作に支障を来す状態を指します。 更衣 移乗 食事 移動 排泄 入浴 起居動作 整容など ADL障害を発症すると日常生活を営む上で不便が生じるだけでなく、抑うつ状態や無気力に陥りやすくなり、認知機能の低下を招く恐れがあります。 パートナーや家族にとっては介護の負担が増大する上、手すりを設置したり介護用ベッドを導入したりするなど、住環境の整備が求められます。 九州大学が実施した研究ではADL障害を発症した、重度の介護を要する認知症患者数の増加が示唆されており、高齢化が進む日本では喫緊の課題です。(文献2) ADL障害と似た症状にIADLがあります。 IADLは英語の「Instrumental Activities of Daily Living」の頭文字を取った略語で、手段的日常生活動作と和訳されます。 IADLは以下の動作や行動に支障を来す状態を指します。 日常の買い物 料理や洗濯 金銭や服薬の管理 公共交通機関の利用など ADLよりも先に低下しやすい傾向にあり、認知機能低下の指標にもなります。ただし、ADLは生命維持に直結するため、IADLより優先的に対処する必要があります。 ADL障害を引き起こす主な原因と疾患 ADL障害を引き起こす主な原因と疾患は以下のとおりです。 加齢に伴う身体機能の低下(フレイル・サルコペニア) 骨関節疾患|変形性膝関節症・股関節症による移動能力の低下 脳血管疾患|脳梗塞・脳出血後遺症による麻痺と動作障害 認知症や精神疾患による意欲低下と実行機能障害 それぞれについて解説します。 加齢に伴う身体機能の低下(フレイル・サルコペニア) ADL障害を引き起こす原因の一つが加齢に伴う身体機能の低下で、専門的にフレイル・サルコペニアと呼ばれています。 フレイルおよびサルコペニアには以下の特徴があります。 定義 特徴 お互いの関係 フレイル 健康状態から要介護へと向かう途中の段階 身体・精神ともに虚弱状態に陥る サルコペニアを含む状態 サルコペニア 加齢や病気が原因で全身の筋力が低下する状態 ADLが低下する フレイルの原因・中核 フレイルは筋力低下だけでなく孤独や認知機能の低下が原因で活動性が低下し、心身が弱った状態(虚弱)を意味します。 サルコペニアは加齢や病気が原因で全身の筋力や筋肉量が減少し、日常生活動作に支障を来すのが特徴です。 サルコペニアはフレイルの原因・中核で、ADL障害が進行するとフレイルへと移行しやすくなります。 変形性膝関節症・股関節症による移動能力の低下 ADL障害の原因としては骨関節疾患も挙げられます。 代表的な骨関節疾患が変形性膝関節症や変形性股関節症です。 変形性膝関節症は中年期以降の女性に多く見られる疾患で、加齢に伴う関節軟骨の摩耗や老化、体重増加、筋力の低下、および過去のケガなどが原因で発症リスクが増加します。 初期には膝の曲げ伸ばしの際に痛みが出る程度ですが、進行すると歩く際に痛みが生じて日常生活動作が大きく障害されます。 変形性股関節症も中年期以降の女性に多く見られ、徐々に進行するのが特徴です。 初期には運動開始時の違和感や痛みが出る程度ですが、末期になると安静時や夜間にも痛みが生じ、日常生活に多大な支障を来します。 変形性股関節症の主な原因は寛骨臼形成不全ですが、大腿骨頭壊死症やペルテス病がきっかけで発症するケースもあります。 脳血管疾患|脳梗塞・脳出血後遺症による麻痺と動作障害 脳血管障害もADL障害を引き起こす原因の一つです。 ADL障害の原因となる主な脳血管障害は以下のとおりです。 脳梗塞 脳出血 くも膜下出血 血管性認知症など 脳卒中の多くを占める脳梗塞を発症すると、脳の血管がつまって運動機能が障害され、ADL障害を発症しやすくなります。 脳の血管が破れて脳出血やくも膜下出血を発症すると、脳細胞が壊死して出血した場所と反対側の半身に麻痺や感覚障害が生じます。 脳梗塞や脳出血を繰り返すと血管性認知症を発症し、次第に日常生活動作に支障を来すようになるため注意が必要です。 脳梗塞や脳出血などが原因のADL障害は要介護の主要な原因で、発症から3〜6カ月以内にリハビリを実施しないと、廃用症候群を併発して寝たきりのリスクが増加します。 認知症や精神疾患による意欲低下と実行機能障害 認知症や精神疾患が原因で意欲の低下や実行機能障害が生じ、ADL障害のリスクを高めるケースがあります。 認知症には以下の4種類があります。 認知症の種類 原因 症状の特徴 アルツハイマー型認知症 アミロイドβの蓄積 失語・失認・失行・判断力や理解力の低下など レビー小体型認知症 レビー小体の蓄積 パーキンソン症状・幻覚・自律神経症状など 血管性認知症 脳卒中による血流低下 記憶障害・運動障害・意欲低下など 前頭側頭型認知症 原因不明 怒りっぽくなる・我慢がきかなくなるなど 65歳以上を対象とした2022年の調査では、およそ3人に1人が認知症および軽度認知障害の疑いがあると判明しました。(文献3) うつ病や統合失調症などの精神疾患も意欲の低下や認知障害を引き起こし、日常生活動作を著しく障害します。 ADL障害の評価指標|Barthel Index(BI)とFIMの違い ADL障害の評価指標として、Barthel Index(バーセルインデックス)とFIM(機能的自立度評価法)の2つがよく知られています。 評価指標 評価対象 特徴 Barthel Index(バーセルインデックス) 日常生活動作10項目 できるADLを評価 FIM(機能的自立度評価法) 運動13項目・認知5項目 実際に行っているADLを評価 Barthel Index(バーセルインデックス)は、リハビリテーションや介護の現場でADLの維持・改善を評価するための国際的基準です。 FIM(機能的自立度評価法)は、リハビリの効果や介護負担を把握するために用いられる指標です。 それぞれの特徴について解説します。 Barthel Index(バーセルインデックス)|自立度を測る国際的基準 Barthel Index(バーセルインデックス)は自立度を測る国際的基準で、特別な器具が必要なく、短時間で評価できる点が特徴です。 以下の10項目について、それぞれ0点〜15点で評価します(100点満点)。(文献4) 整容:0点(介助)~5点(自分で洗面や歯磨きが可能) 入浴:0点(介助)~5点(自立) 歩行:0点(介助)~15点(自立) 更衣:0点(介助)~10点(自立) 排尿:0点(全介助)~10点(自立) 排便:0点(全介助)~10点(自立) 食事:0点(全介助)~10点(自立) 移乗:0点(全介助)~15点(車いすからベッドに移乗可能) 階段昇降:0点(介助)~10点(自立) トイレ動作:0点(全介助)~10点(自立) 10項目のうち、歩行や移乗に重点を置いているのが特徴です。 FIM(機能的自立度評価法)|介助量まで詳細に数値化する指標 FIM(機能的自立度評価法)は、Barthel Index(バーセルインデックス)に比べて介助量まで詳細に数値化するのが特徴の指標です。 以下の運動13項目・認知5項目について、それぞれ1点(全介助)〜7点(完全自立)で評価します(合計18〜126点)。(文献5) 食事 整容 清掃 更衣(上半身) 更衣(下半身) トイレ動作 排尿コントロール 排便コントロール トイレへの移乗 ベッド・椅子・車椅子への移乗 浴室・シャワーへの移乗 歩行および車いすでの移動 階段昇降 理解(視覚・聴覚) 表出(音声・非音声) 社会的交流 問題解決 記憶 運動と認知の両面から評価でき、専門家でなくても実施できる点がメリットです。 Barthel Index(バーセルインデックス)が「できる動作」を評価するのに対し、FIM(機能的自立度評価法)は「実際に行っている日常生活動作」を評価する点が大きな違いです。 ADL障害を改善するための一般的なアプローチ(理学療法・作業療法) ADL障害を改善するための一般的なアプローチ方法が、理学療法および作業療法です。 理学療法では身体機能の改善を目的に体力向上や筋力増強、関節の可動域向上に取り組み、起き上がりや歩行、階段昇降、立つ・座るなどの動作訓練を実施します。 身体機能の改善や動作訓練を実施するため杖を作成したり、歩行器や車椅子を選定・調整したりするケースもあります。 作業療法では日常生活動作をスムーズに行うため、食事や着替え、トイレ、整容などのトレーニングを実施するのが基本です。 ADL障害の程度に応じて箸の代わりにスプーンを用いたり、靴ベラやボタン留めなどを利用したりします。 その他、コミュニケーション能力を高めたり、嚥下能力を向上させたりする目的で言語聴覚療法が実施されます。 ADL障害の回復には「再生医療」も注目されている ADL障害の回復には「再生医療」も注目されています。 再生医療では損傷した機能や組織を回復し、生活自立度の向上を目指します。 京都大学で行われた臨床試験では、特発性大腿骨頭壊死症において再生医療により壊死範囲が縮小し、骨再生が確認できたと報告されました。(文献6) 当院の再生医療では、患者様自身の脂肪細胞から抽出した幹細胞を分離して培養し、増殖させた上で点滴を用いて静脈内に注入します。 自分の細胞を利用した治療法のため副作用のリスクが低く、拒絶反応を起こしにくい点がメリットです。 治療は日帰りで受けられるため、手術を避けたい方にとって選択肢の一つです。再生医療をご検討の方は、当院「リペアセルクリニック」までお気軽にお問い合わせください。 ADL障害の治療に再生医療を検討する際の注意点 ADL障害からの回復手段として注目されている再生医療ですが、検討する際には以下の点に注意が必要です。 医療機関が限定される 効果には個人差がある 即効性が期待できない 高度な技術および設備が必要なため、再生医療を検討してもすぐには施術を受けられない可能性があります。 患者様自身の細胞に左右されるため効果に個人差が出る上、即効性が期待できないのも注意点の一つです。 まとめ:ADL障害を治療して「できない」を「できる」に変えましょう ADL障害を発症すると自立した生活に必要な動作が次第にできなくなり、最悪のケースでは寝たきりになる恐れがあります。 前段階としてIADL(手段的日常生活動作)があらわれるケースが多いため、日常の買い物や料理、洗濯、公共交通機関の利用に支障が出てきた場合は注意が必要です。 ADL障害の原因はさまざまですが、運動機能や認知機能は訓練次第で改善する可能性があります。 そのため、なるべく早めにADL治療を開始し「できない」を「できる」に変えていくことが大切です。 当院「リペアセルクリニック」の公式LINEでは、再生医療の情報提供と簡易オンライン診断を実施しております。 ADL障害について気になる症状がある方は、ぜひ一度公式LINEにご登録ください。 ADL障害に関するよくある質問 ADL障害に関して、以下3つの質問が多く寄せられています。 一度低下したADLは高齢になっても改善しますか? リハビリを一生懸命やっていますが完治は目指せますか? 再生医療はどのような状態でも受けられますか? それぞれの質問にお答えします。 一度低下したADLは高齢になっても改善しますか? ADL障害は日常生活動作に支障を来す状態であり、運動機能や認知機能が失われる訳ではありません。 適切なリハビリテーションや生活習慣の改善、栄養管理、自立支援によって運動機能や認知機能の向上が期待できます。 寝たきりになった場合でも、離床時間を増やすなどの自立支援により、症状が改善するケースがあります。 リハビリを一生懸命やっていますが完治は目指せますか? ADL障害がリハビリによって完治するかどうかは、原因となるケガや病気に左右されると言わざるを得ません。 手術後に見られる一時的な後遺症や骨折などが原因のADL障害であれば、リハビリによって完治する可能性があります。 一方、高齢になってからの重度の認知症や進行性の神経疾患が原因の場合は、リハビリでの完治が困難と考えられます。 再生医療はどのような状態でも受けられますか? 再生医療はどのような状態でも受けられる治療法ではありません。 たとえば、ガンや自己免疫疾患をお持ちの方や、細胞の状態および病気の進行度によっては、再生医療が受けられないケースがあります。 再生医療は、厚生労働省へ「再生医療等提供計画」を届け出た医療機関のみが実施できる治療です。再生医療を検討している方は、届出を行っている医療機関を受診し、ご自身の状態で治療が受けられるか確認してください。 参考文献 (文献1) 認知症および軽度認知障害(MCI)の高齢者数と有病率の将来推計|厚生労働省 (文献2) 日本における認知症の高齢者人口の将来推計に関する研究|厚生労働科学研究成果データベース (文献3) 知っておきたい認知症の基本|政府広報オンライン (文献4) バーセルインデックス(Barthel Index)|産業医科大学 (文献5) 日常生活動作(ADL)の指標 FIMの概要|厚生労働省 (文献6) 特発性大腿骨頭壊死症に対する再生医療の良好な結果|京都大学
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今年の目標
2021年丑年に入って約半月が経ちますね。 皆さんは、今年の目標は決めましたか? 昨年はコロナで人と会う機会も減り、仕事を失う人、命を落とす人もいて、生活スタイル・生活の質・世の経済、医療体制もが厳しい状況に侵され、世界的に苦しい一年となりました。 現在もコロナで世の苦しい状況は続いておりますが【崩壊⇔復旧】【障害⇔復旧】【負傷⇔回復】の言葉のように厳しい状況の中で【復旧・回復】に向けて、一つ一つ小さな事から取り組んでいく事はその分精神力とエネルギーが必要で大変な事ですが、その小さな積み重ねが必ず【復旧・回復】に繋がっていくと思います。 QOLとは、「Quality of Life(クオリティ オヴ ライフ)」の事で、「生活の質」と訳す事もあります。 治療や療養生活を送るお客様の肉体的、精神的、社会的、経済的、すべてを含めた生活の質を意味します。又、その人(自分)らしく生きていく納得のいく生活の維持を目指す考え方でも使用される事もあります。 このコロナ社会問題の中、 痛みによる精神的な変化と問題、痛みによって歩行困難となる肉体的な変化と問題、痛みによって仕事上・生活に支障がでる社会的な問題、治療費を含む経済的な問題や悩みが1つでも出とくると、QOLに影響してくる要因にもなります。 QOLの【回復】と【維持】ができる様にお客様の痛みや悩みに寄り添ったサービスと看護を提供できる様に努めて参りたいと思います。

