腰部脊柱管狭窄症 腰椎滑り症の術後の後遺症が大幅に改善! 50代男性
公開日:2023.05.05手術した後の後遺症で悩んでいた
この方は北海道から来院され、腰部脊柱管狭窄症と腰椎すべり症の手術を受けてから重い後遺症に悩まされていました。
手術する前に腰痛と下肢痛が強く手術を受けられましたが、その後手術した場所に血腫ができてそれが神経を圧迫することで新たに後遺症が出ました。後遺症として膀胱直腸障害、下肢の筋力低下、下肢の痺れが出ました。
どんな手術にもリスクが生じます。脊椎の手術をする際に、脊椎の骨を削ってそこから脊髄神経を圧迫しているヘルニアや肥厚した黄色靭帯を取り出します。その際、出血はしますが大抵は時間と共に止血します。しかし、術後病室に帰ってきて知らないうちに出血したところに血の塊ができて新たに神経を圧迫することがあります。
手術して次の日に下肢の筋肉が低下したり、痺れが強く出現して発見することがあります。早期にこの症状を発見することができ、すぐに再手術を行えば大きな後遺症となる可能性は低くなりますが、この方は、手術をして4日経過してから再手術を行いました。
術後は歩行のスピードが遅くなり、尿も自己導尿となり、下肢の痺れも残りました。特に尿については膀胱直腸障害の影響で夜中は4回ほど1〜2時間おきにトイレに行くため熟睡できませんでした。そんな中で、YouTubeで当院を見つけて来院されました。
当院の幹細胞治療の特徴
当院の幹細胞治療が効果的である理由は:
- 冷凍せずに培養した高活性の幹細胞:生存率96%以上の生き生きとした脂肪由来の幹細胞を使用
- 独自の分離シート:高品質な幹細胞を厳選するための独自技術を採用
- 脊髄腔内ダイレクト注射法:脊髄腔内に直接幹細胞を届ける独自の投与法
- 無添加培養:牛の血液を使わない安全性の高い培養方法
損傷した神経の回復を促す方法の一つに「幹細胞治療」があります。当院ではこういった脊椎の手術後の合併症に苦しむ多くの患者様に幹細胞投与を行い、満足のいく成果を上げてきた数百以上の実績があります。そして、当院では生きた細胞を無添加で培養することで、他よりも強く安全な幹細胞を作ることにこだわっていま す。
また、このような脊椎の手術後の後遺症に苦しまれている患者様には、幹細胞の点滴投与に加え、さらに脊髄への直接投与(脊髄腔内ダイレクト注射療法)の両方をお勧めしています。幹細胞の点滴治療を行える施設は多くありますが、国への正式な届出を経ており、脊髄腔内への幹細胞の直接投与が可能な 施設は国内ではわずかです。
また、独自の高度培養技術と、適切な手続きにより、点滴での2億個投与も提供しています。臨床経験から、より多くの幹細胞数での投与が効果的であることが確認されており、1億個を2回に分けて投与するより、2億個を一度に投与する方が効果的であることが明らかになっています。
リペアセルクリニックは「頚・腰椎ヘルニア」に特化した再生医療専門クリニックです。手術・入院をしない新たな治療【再生医療】を提供しております。
MRI検査
脊髄腔内に直接幹細胞を投与
脊髄腔内投与と点滴をして驚きの効果が現れました。脊髄腔内投与では効きにくいところを点滴投与にて神経の再生をフォローします。
投与して2週間ほどしてからさまざまな効果が出てきました。
下肢の筋肉は正常に戻り歩くスピードも普通の人と同じになり、夜中のトイレは1回で済むようになりました。尿意も改善し排便も問題なく可能となりました。下肢の筋肉については、レッグプレスという筋トレマシンで今までは50キロも上げれなかったのが、現在は200キロを10回3セットも行えるようになりました。これには驚きました。
さらに弱い左脚での片足ジャンプもでき、さらに左足の感覚の範囲も増えました。
投与後の経過を下記に添付しております。
投与後の経過
幹細胞投与にて筋力や感覚の回復以外に、膀胱直腸障害も改善されることが多く見られます。もちろん個人差はありますが、夜間の尿の回数が少なくなることで熟睡ができると喜ばれる場合もよく見られます。膀胱の機能が回復するのと膀胱括約筋の回復がそのような結果を出しているものと思われます。
今回の結果がとても良かったと喜んでおられ、さらなる症状を期待して投与の追加を希望され、数ヶ月後には再度幹細胞投与を予定しています。
▼テレビ埼玉『医療現場リポート/再生医療の今』にてリペアセルクリニックが取材を受け、今回の患者様の経過をご紹介させていただきました。
『腰部脊柱管狭窄症』の術後に車いすと杖が必要だった状態から、スキーができるまでに回復された様子がご覧頂けます。
再生医療という新たな可能性をご実感いただける内容で、当院としても嬉しく思います。ぜひご覧ください。
<治療費>
幹細胞 投与回数(1回)
242万円(税込)
<起こりうる副作用>
・脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。
・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。
※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。
ヘルニアの再生医療についてはこちらで詳しく説明しています。↓

ヘルニアのお悩みに対する新しい治療法があります。
再生医療医師監修:坂本貞範