症例紹介case introduction

紹介している症例は一部の患者様で、掲載以外の症例も多数ございます

  • HOME
  • 症例紹介
  • 左肩腱板損傷 幹細胞治療によりMRIで明らかな変化! 50代男性

左肩腱板損傷 幹細胞治療によりMRIで明らかな変化! 50代男性

公開日:2023.10.12

MRIで明らかな変化!

こちらの患者様は、左肩の痛みに学生時代から苦しめられていましたラグビー選手であった患者様は学生時代プレー中の怪我で腱板損傷を受傷してしまいました。

当時は腱板損傷の手術は関節鏡は使用しておらず、大きな傷を作って行う大手術であり、プロのラグビー選手でもないのでそこまでする必要はないと主治医から手術は勧められなかったそうです。その後、社会人になってからも左肩の痛みに耐えながら5年間もプレーを続けたそうです。そしてラグビー引退後も左肩の痛みを感じながら日常生活を送っておられました。

そんなある日、自転車で転倒して古傷の左肩の痛みが悪化してしまいました。近くの整形外科では腱板の断裂と診断され手術を勧められました。医療の進歩により、現在は関節鏡を使って行うので傷も小さく体への負担は少なくなっていると説明を受けたそうです。しかし患者様は、過去の経験から「腱板断裂の手術は大変である」というイメージを持ってしまっていたそうです。実際、手術時の負担は減ったとはいえ術後の数週間の装具による外固定、長期にわたる入院、リハビリ期間からも、手術に踏み切れずにいました。

そんな中、もっと良い治療法があるのではないかと探されていたそうです。その時に、当院での冷凍保存しない生き生きとした幹細胞を用いる治療により、腱板損傷の治療成績は関節鏡手術と同等かそれ以上であることをインターネットで目にして幹細胞治療に興味をもたれ受診していただきました。

診察時は安静時にも辛い疼痛が出現しており、腕を挙げる動作で激痛が走っていました。また夜間の痛みも強く、たびたび目が覚めてしまう、と大変辛そうに話していただきました。

痛みの程度は10段階中で最大の10であると自己評価されました。MRIでは腱板の中〜大断裂を認め、周囲に炎症が強いことを示す水が貯留していました。

投与一年後のMRIで腱板の再生を確認

ca000bd69698e037d6ef27e89c843eed e1697081633577

 

<治療効果>左肩に2500万個細胞を計3回投与+PRP

まずは2500万細胞の投与を2回行っていただきました。

投与後1年で10であった肩の痛みは5まで軽減し、辛かった夜間痛は無くなったと確かな効果を実感していただきました。

また投与後1年のMRIでは損傷部は改善され、しっかりとした腱板の再生が確認できました。今までの保険治療の常識がくつがえりました。

MRIでこれだけの変化が認められる理由は、当院の冷凍しない培養と独自開発シートによって作られた強い幹細胞が実現できたからです。

おそらく国内でこのようなMRIのビフォーアフターは当院初ではないでしょうか。それだけに、当院に治療に来られるほとんどの患者様のかかりつけ医は、このような幹細胞の治療経験がなく腱板が再生されるという考えには至らないのが実情です。この治療経験を今後学会等で発表し広めていくことで世に認知させることが私の使命かと思います。

疼痛の軽減をたしかに実感していただけたことと患者様の目で実際にMRIにおいて腱板の再生を確認していただけたことから、さらなる治療効果を期待して、2500万細胞の投与をもう一度だけ行うこととしました。
 
その結果、3回目の投与後半年で安静時の痛み、肩の挙上時の痛みは完全に消失しました。
 
最終診察時には手術をせず注射だけで若い時から長年悩まされてきた痛みが完全に取れるとは正直思っていなかったと言ってくれました。痛みなく腕立て伏せもできるようになりました。当院で再生医療を受けて本当に良かったですと話して頂けました。
 
当初の予定より1回投与回数が増えましたが、患者様の痛みを完全に取ることができ、満足して頂けたので3回目の投与を提案させていただいた判断は間違って無かったと肩をなでおろしました。
 

その他の動画はこちらへ

 

<治療費>
・関節1部位  幹細胞数 ( 2500万個~1億個 ) 
 投与回数( 1回 )132万円( 税込 )
・PRP治療  16.5万円( 税込 )
<起こりうる副作用>
・脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。
・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。

 

ID 000376
再生医療医師監修:坂本貞範

イメージ画像トップ