症例紹介case introduction

紹介している症例は一部の患者様で、掲載以外の症例も多数ございます

  • HOME
  • 症例紹介
  • コロナ後遺症の吐き気に 幹細胞治療 40代女性

コロナ後遺症の吐き気に 幹細胞治療 40代女性

公開日:2024.12.10

コロナ後遺症の吐き気とHbA1Cの数値が、幹細胞治療により減少!

こちらの患者様は、2年前から嘔気や高血糖に悩まれており、再生医療を頼って当院を受診していただきました。

症状が出現したきっかけは、2年前のコロナウイルスへの感染です。感染当初は重症化してしまい、3日間ICUに入院、その後は吐き気と嘔吐のため半年もの間入退院を繰り返しました。感染して2年が経ち、やっと少し食事が摂れるようになったそうです。コロナウイルス感染と同時に膵炎にも罹患し、糖尿病も発症してしまいました。

こちらの患者様には、傷んだ胃腸や膵臓の細胞の修復を期待して、幹細胞の点滴を行うこととしました。

具体的には、下腹部から採取した脂肪細胞から幹細胞を分離・培養し、幹細胞のホーミング効果を期待して静脈から点滴します。ホーミング効果とは、体内に入った幹細胞が再生を必要としている部位・組織から放出されるシグナルを見つけ出し、その部位・組織に集まり目的の細胞に分化したり傷んだ部位・組織を修復することです。

今回は幹細胞が、胃腸や膵臓の細胞を修復してくれることを期待して投与します。当然ながら点滴する幹細胞は生きていないとホーミング効果は期待できません。当院で使用する細胞は、冷凍保存せず投与するたびに培養しているため、2回目、3回目に投与する細胞も生存率95%の生き生きとした強い細胞です。

さらに幹細胞に十分なホーミング効果を発揮してもらうには、点滴する幹細胞の数も重要と考えています。米粒2~3粒程度の脂肪細胞を採取するだけで、2億個以上の数まで細胞培養が可能です。一般的な医療機関では1億個投与となりますが、当院では一回の点滴で2億個まで投与できるので、より高い効果が期待できます。

 

投与後の変化

この方は、2億個の幹細胞を3回点滴投与しました。

幹細胞2回目投与後からは週1回は嘔吐がなくなり、食事も3食しっかりと摂れるようになりました。

糖尿病の数値のHbA1Cも7.7 から6.3に低下しました。

2年間も苦しみ続けてきた吐き気から解放され、患者様には大変喜んでいただけました。私達の提供する幹細胞治療が、コロナウイルス感染の後遺症で苦しまれている患者様の手助けになれば大変うれしく思います。

 

<治療費>
幹細胞点滴 投与回数(1回)
242万円(税込) 

<起こりうる副作用>
・脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。
・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。

※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。

 

再生医療医師監修:坂本貞範

イメージ画像トップ