左膝半月板損傷 幹細胞治療 50代女性
公開日:2025.05.22
目次
痛みがなくなり、杖なしの生活へ!
「家にある杖も捨てました。こんな日が来るなんて思ってもみませんでした、感動です」
このお言葉は、こちらの患者様からいただいた、晴れやかなお手紙の一節です。両膝の痛みに悩まされ、日常生活にも支障をきたしていた患者様が、幹細胞治療によって、痛みゼロの生活を取り戻されました。わずか1年の治療期間で、膝の痛みが完全に消失し、杖が必要だった生活から解放されたのです。
このような劇的な改善は、どのようにして実現したのでしょうか?
治療前の状態
- 2年前から始まった左膝の痛み
- 左膝をかばうことで生じた右膝の痛み
- 日常生活での歩行困難
- 一般的な治療(ヒアルロン酸注射など)では効果なし
この患者様は、30年前に交通事故で、左膝の開放性骨折という大けがを経験されました。その後は、長年問題なく過ごされていましたが、2年前から徐々に左膝に痛みを感じるようになり、特に、来院の2ヶ月前から症状が悪化していました。さらに、左膝をかばう歩き方をしていたことから、右膝にも痛みが出始め、日常生活に大きな支障をきたすようになっていました。
近隣の整形外科で撮影したMRI検査の結果、左膝の内側半月板後節の損傷と診断されました。加えて、両膝のレントゲン検査では、初期の変形性関節症も認められました。ヒアルロン酸注射などの保存的治療を試みましたが、効果が得られず、再生医療による治療を求めて、当院を受診されました。
半月板損傷に対する一般的な治療法としては、注射、内服薬、リハビリテーションがありますが、これらが効果を示さない場合には、通常は手術が選択されます。しかし手術では、半月板の損傷が激しい場合や、血行が悪い部位の損傷では、縫合が困難であるため、多くの場合(約9割)で、半月板の切除を余儀なくされます。半月板を切除すると、膝のクッションがなくなるため、軟骨のすり減りが加速し、ある臨床研究では、半月板切除を受けた方の3割が、10年後に変形性膝関節症を発症したと報告されています。特に、若くアクティブな方にとって、半月板切除は、将来的な関節症への進行リスクが高いのです。
リペアセルクリニックの特徴



当院の提供する再生医療では、半月板を切除する必要がなく、半月板の再生・修復が可能です。さらに手術や入院の必要もなく、早期に仕事やスポーツへの復帰が可能となります。当院では、半月板損傷に対して、積極的に幹細胞治療を行い、開院以来、良好な成績を残してきました。
この良好な治療成績は、当院の細胞の質と量へのこだわりによるものと考えています。当院で投与する細胞の生存率は、96%以上あり、一般的な再生医療クリニックで使用される細胞の生存率(約60%)と比較すると、群を抜いています。
リペアセルクリニックは「半月板損傷」に特化した再生医療専門クリニックです。手術・入院をしない新たな治療【再生医療】を提供しております。
MRI・レントゲン所見
MRIにて、左膝内側半月板の損傷がみられます。
<治療内容>右膝に3,000万個、左膝に7,000万個細胞を計4回投与+PRP
この患者様には、右膝に3,000万個、左膝に7,000万個の幹細胞投与を、計4回行いました。
治療後の変化
- 1年で両膝の痛みが完全に消失(10段階評価で7→0)
- 杖が不要になるほどの歩行機能の回復
- 日常生活動作の大幅な改善
- 精神的な負担からの解放
治療効果は段階的に現れ、1回目投与後1ヶ月では痛みの自己評価(10段階中)が右膝7→6、左膝7→6と、軽度改善しました。2回目投与後には、右膝5、左膝4と、さらに軽減。3回目投与後には、両膝とも3まで改善しました。そして、最終投与から1年後には、両膝とも痛みは0となり、歩きすぎなければ、痛みなく日常生活を送れるようになりました。
最終投与から、1年後の歩行の様子です。治療前と比べて、歩行が安定しています。
患者様からいただいたお手紙には「家にある杖も捨てました。こんな日が来るなんて思ってもみませんでした、感動です。ありがとうございました」との言葉が綴られていました。このお手紙からは、体の痛みによって日常的に感じていた精神的な落ち込みと、痛みから解放された喜びが伝わってきました。
リペアセルクリニックでは、再生医療分野で豊富な経験を持つ専門医たちが、12,000例以上の実績に基づく確かな技術と独自の培養方法で、患者様一人ひとりに、最適な治療プランをご提案いたします。国内で唯一の、最新の『分化誘導技術』を用い、『新時代の再生医療』による治療を提供します。
<治療費>
- 関節1部位 幹細胞数 ( 2500万個~1億個)
投与回数( 1回 )132万円( 税込 )/2500万個 - 分化誘導( 1回 )55万円( 税込 )
- PRP治療 16.5万円(税込)
<起こりうる副作用>
- 脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。
- 症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。
※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。
半月板損傷の再生医療についてはこちらで詳しく説明しています。↓

半⽉板損傷は⼿術しなくても治療できる時代です。
再生医療医師監修:坂本貞範