変形性股関節症 分化誘導 幹細胞治療 60代女性
公開日:2025.05.27
目次
「もうしばらく看護師として働き続けたい」という患者様の想いから始まった治療
治療前のレントゲンでは、右股関節の隙間がほとんど見えないほど、軟骨がすり減った状態だった患者様の、痛みから解放された物語です。
幹細胞治療後は、痛みを気にすることなく、看護師としてのお仕事を続けられています。どのようにして、劇的な変化を遂げられたのでしょうか?
治療前の状態
- 来院される1年半前からの右股関節痛で整形外科を受診
- 看護師として病棟勤務中に時々感じていた股関節の痛み
- 階段昇降で強い痛みが出現することあり
- 変形性関節症と診断(右股関節は末期、左股関節は初期)
- 右股関節の軟骨のすり減りが強く、人工関節置換術の適応と診断
患者様は、以前から病棟でのお仕事中に、股関節の痛みを感じることがあったそうです。階段を上る際に、強い痛みが出て心配になり、整形外科を受診したところ、右股関節は末期の変形性関節症、左股関節は初期の変形性関節症と診断されました。人工関節の手術が必要と言われましたが、「もうしばらく看護師として働き続けたい」という強い想いから、幹細胞治療を希望して、当院を受診していただきました。
リペアセルクリニックの特徴
詳細については、こちらで当院独自の再生医療の特徴を紹介しています。



幹細胞とは、神経や筋肉、骨など様々な組織に変化できる、特別な細胞のことです。当院では、幹細胞を培養する際に、骨になるよう導く誘導因子を加えることで、骨に分化した幹細胞を作り出します。この、骨に分化誘導された幹細胞を、傷んだ関節に投与することで、軟骨の土台となる軟骨下骨を、効率よく再生させることができるのです。
さらに、当院独自の「ピンポイント注射」により、確実に関節内へ幹細胞を届けることができます。エコーや特殊なレントゲン装置、針先が細くしなる特殊な注射針を使用して、生き生きとした大量の細胞を股関節内の軟骨損傷部位へ的確に届けています。
リペアセルクリニックは「股関節の痛み」に特化した再生医療専門クリニックです。手術・入院をしない新たな治療【再生医療】を提供しております。
レントゲン所見
レントゲンにて、右股関節の狭小化がみられます。
<治療内容>両股関節に分化誘導の幹細胞1億個を1回、通常の幹細胞1億個を2回投与+PRP1回
この患者様には、分化誘導をかけた幹細胞を右股関節に8000万個、左股関節に2000万個を1回投与し、その後、通常の幹細胞を右股関節に8000万個、左股関節に2000万個を各2回投与しました。
治療後の変化
- 1回目:分化誘導幹細胞を右股関節8,000万個、左股関節2,000万個投与
- 2・3回目:通常の幹細胞を右股関節8,000万個、左股関節2,000万個投与
- 3回投与後半年で、右股関節の痛み(10段階中2)が0に改善
- 左股関節の痛み(10段階中1)も0に改善
- レントゲンでは左股関節の関節裂隙がほとんど消失していた状態から改善
半年後には右股関節の痛みが10段階中2から0へ、左股関節の痛みも10段階中1から0へと完全に改善されました。痛みが一度楽になると、その効果は長期間持続することがわかっています。
希望に満ちた今後の生活
この患者様は現在、痛みを気にすることなく、看護師としてのお仕事を続けられています。階段の昇降も問題なく行えるようになり、「手術を避けて治療を受けて本当に良かった」と安心されている様子が診察時にうかがえました。
人工関節が適応と言われた末期の変形性関節症の方であっても、当院の次世代治療である『分化誘導』であれば、人工関節を回避できる可能性があります。あなたも、関節痛から解放される新しい一歩を踏み出してみませんか?
リペアセルクリニックでは、再生医療分野で豊富な経験を持つ専門医たちが、12,000例以上の実績に基づく、確かな技術と、独自の培養方法で、患者様一人ひとりに、最適な治療プランをご提案いたします。
<治療費>
- 関節1部位 幹細胞数 ( 2500万個~1億個)
投与回数( 1回 )132万円( 税込 )/2500万個 - 分化誘導( 1回 )55万円( 税込 )
- PRP治療 16.5万円(税込)
<起こりうる副作用>
- 脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。
- 症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。
※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。
変形性股関節症の再生医療についてはこちらで詳しく説明しています。↓

股関節の痛みは⼿術しなくても治療できる時代です。
再生医療医師監修:坂本貞範