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- 肩関節の症例
- 幹細胞治療の症例
- PRP治療の症例
肩の腱板損傷に対して脂肪幹細胞治療を行なったその後 前回紹介した肩の腱板損傷に対しての幹細胞治療をしたその後の経過を報告します。 PRPを2回行なったのですが、まだ腕を上げるときに痛みが残るとのことで、幹細胞治療を追加されました。 幹細胞の投与をしたあと1週間後から徐々に痛みが和らぎ、1ヶ月後には、腕を上げるときの引っかかった感じの痛みも消失しました。 幹細胞投与前と投与後の写真でもわかるように、投与2ヶ月後はほぼ正常の関節の動きを得ています。 このように、肩の腱板損傷があるからといって必ずしも関節鏡をしなくても良いのです。なんと70歳以上になると7割の方が肩の腱板が切れているのです。そして、完全に腱板が切れている方の50−70%は症状がなく腕も上げることができるのです。 要するに、痛みがなければ、そして腕が上がれば手術の必要がないのです。そして、痛みがある方は再生医療により腱の修復と痛みの改善ができる可能性が高いので、わざわざ手術をする必要はないのです。 中には、ほとんど痛みがなく、腕が上がるのにも関わらずMRIで腱板が損傷しているからといってすぐに手術を勧める先生もよくおられますが、痛みがなければ手術を急ぐ必要はないと思われます。 ただ、40歳以下でスポーツや外傷などで腱が損傷した場合は、将来的に腱の損傷が拡大してくる可能性が高いため、予防として手術をする場合はあります。 今後、再生医療で痛みが軽快したこの方は、当院でのリハビリと指導した筋力トレーニングでさらなる改善を目指していきたいと思います。 投与したときの前回の症例紹介 https://www.youtube.com/watch?v=NocAz15I3Sc&t=91s その他の動画はこちら <治療費> ・関節1部位 幹細胞数 ( 2500万個~1億個 ) 投与回数( 1回 )132万円( 税込 ) ・PRP治療 16.5万円( 税込 ) <起こりうる副作用> ・脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 監修:院長 坂本貞範
2019.07.20 -
- ひざ関節の症例
- 幹細胞治療の症例
- PRP治療の症例
変形性膝関節症に対して脂肪由来幹細胞を注射 両膝に1億個の幹細胞を投与 変形性膝関節症の方で長い間ヒアルロン酸の注射をしていましたが、徐々に痛みが増加し、いよいよヒアルロン酸の注射も効かなくなり、今回、幹細胞の治療を受けることになりました。 幹細胞の投与は両膝に1億個の細胞を投与しました。3ヶ月目から効果が現れ徐々に痛みがましになり、元の痛みの半分以下になったと喜ばれました。 幹細胞による関節の軟骨の再生、損傷部位の修復は、幹細胞を投与して約1年かけて、どんどん進められていくので、今後の痛みの改善に期待しています。 よく京都などにお寺を見に行く事が多く、その際も膝の痛みによる休憩を入れなくてもお寺が回れると大変満足していただいています。 投与までの過程は簡単で痛くありません よく幹細胞の治療は痛いのですか?と聞かれますがほどんど痛みはありませんのでご安心ください。 お腹の脂肪を採るときも細い針で麻酔をして、約5mmほど小さな切開をして米粒3つほどの脂肪を取るだけです。傷跡も小さくて脂肪を取った後も痛みはほとんどありません。 その脂肪の中に色々な組織に変化する事ができる幹細胞があるのです。それを取り出し細胞加工室で培養し沢山の数に増やしてそれを患部に注射します。 その後は普段通り過ごしていただいて大丈夫です。 最近はTVでも幹細胞の話題が放送されています 最近になって、幹細胞のTV放送をよく目にします。NHKでは、脊髄損傷で手や足がほとんど動かせなかった方に幹細胞を点滴で投与することより、その投与直後から手や足の急速な回復が認められたというものです。 今までの医学では到底理解できないもので、本当に目から鱗でした。多くの医療従事者が思った事でしょう。幹細胞を使った再生医療は今後どんどん普及されていくと思われます。 今までの治療では治る可能性が低かったものが再生医療でそれが可能になる。そんなすごい再生医療をみなさんに少しでも多く知っていただけたら幸いです。 一年後の経過はこちら <治療費> ・関節1部位 幹細胞数 ( 2500万個~1億個 ) 投与回数( 1回 )132万円( 税込 )/2500万個 ・PRP治療 16.5万円(税込) <起こりうる副作用> ・脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 監修:院長 坂本貞範
2019.06.01 -
- 肩関節の症例
- 幹細胞治療の症例
- PRP治療の症例
肩腱板部分断裂/肩の痛み強くて挙がらない 以前から右肩の痛みと腕の挙上が困難で、当クリニックに来院されました。 その前までは、ヒアルロン酸の注射やリハビリを行っていましたが一向に良くならず日常生活も困難であった。 本来なら関節鏡による手術を勧められるのが普通ですが、PRPを行うことにしました。 まずはPRPを3回行い、かなり痛みが軽減するもまだ腕のグッとあげるときに痛みが 生じるため、今回、脂肪幹細胞の注射をされました。 エコーで見ながら注射 腱の痛んでいるところをエコーで確認しながらピンポイントで注入しました。 幹細胞は注射してから約1年間は細胞が新しい組織に変化適応していくと言われています。 本人もさらなる肩の痛みの軽減に向けて期待されていました。 今後、当院にてリハビリをしながら経過を診ていきたいと思います。 投与後の症例報告 エコーを見ながら肩の痛んだ腱板にピンポイントで注射 <治療費> ・関節1部位 幹細胞数 ( 2500万個~1億個 ) 投与回数( 1回 )132万円( 税込 )/2500万個 ・PRP治療 16.5万円( 税込 ) <起こりうる副作用> ・脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 監修:院長 坂本貞範
2019.03.31 -
- ひざ関節の症例
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半月板損傷|現役プロスポーツ選手の膝の症例 元日本代表の選手が来られました。三浦知良選手、ラモス選手、武田選手たちが日本代表の中心メンバーであった時代にミッドフィルダーとして活躍されていました。サッカーといえば膝の怪我はつきもので、橋本選手も今までも何度も膝を痛めてきた経緯があります。 橋本選手としては、できるだけ長く現役で活躍したいという思いが強く、当院に来られる2年ほど前まではレギュラーでピッチに立っていました。しかしここ2年間は膝の痛みでほとんどフル出場はできない状態でいました。 来院し診察したところMRIの画像でもはっきりと軟骨の減少と半月板の損傷を認めました。さらに、膝周りの筋肉もすこし萎縮していました。膝の痛みのある方はみなさん必ず筋肉は萎縮しています。簡単にいうと筋肉の力が低下しているのです。 さらに、痛みが長引くと拘縮といって関節が固まる症状が見られます。この拘縮を放置すると2度と元に戻らなくなりますので注意が必要です。当院では、再生医療に加えて、膝の現状を診察した上で最適な治療方針を決めていきます。 MRI上で軟骨再生認める 幹細胞は3回投与しました。1回目は1000万個とprpを投与しました。投与して1週間目から痛みが軽快し、かなり早い回復経過が見られました。その後も徐々に痛みが取れて筋力トレーニングとストレッチを指導しながら行なってもらいました。 1ヶ月後、1億個の幹細胞を投与。もうこの時点ではボールを使った練習をされましたが痛みも出ずに安定しておりました。その1ヶ月後に3回目の幹細胞を1億個投与しました。 当院では冷凍せずに培養する方法で幹細胞がつくられます。 そうすることで、質の高い生き生きした細胞が投与でき治療効果も高くなります。さらに、幹細胞の数に関しては1億個の幹細胞も投与でき、やはり数が多いほど効果は高まります。 その後は徐々に痛みは軽くなり、約3ヶ月後には激しい試合にも参加できるほどまで回復されました。 現在はプロ選手として試合に出場し第一線で活躍しておられます。 幹細胞治療を受けて1年後の経過はこちら https://youtu.be/t_9-d2e-2GI その他の動画はこちらへ <治療費> ・関節1部位 幹細胞数 ( 2500万個~1億個 ) 投与回数( 1回 )132万円( 税込 )/2500万個 ・PRP治療 16.5万円( 税込 ) <起こりうる副作用> ・脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 監修:院長 坂本貞範
2019.03.06