専門医が語る、選ばれる再生医療
の安全性と秘密
【再生医療】治療の新たな選択肢に!
低リスクで元の元気な体に戻る治療法をプロがお話します!
なぜ!?当院が選ばれるのか??
そこには幹細胞の強さに秘密があった!!
独自の培養技術について詳しく解説を行います。
症例紹介
東京・大阪・札幌の3院で、変形性関節症、脳卒中後遺症、脊髄損傷など、さまざまな疾患で改善を実感された症例をご紹介します。
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- 関節の症例
- 肩関節の症例
- 幹細胞治療の症例
テニス復帰を目指す70代女性の右肩腱板損傷に対する再生治療 「手術はしたくない。でもテニスを諦めるのもつらい」。6か月間続いた右肩の激痛に悩み、大好きなテニスの引退まで考えていた70代女性の患者様。"リペア幹細胞"を計2回投与した結果、治療前に10段階中10だった痛みがわずか1か月後に0まで完全に消失。投与1年半後にはカーブスなどの運動も全く痛みなく行えるようになり、テニス復帰への意欲を取り戻されました。 治療前の状態 テニスのサーブ時に右肩に激痛が走り、6か月間プレーが不可能な状態 MRI検査で右肩腱板損傷と診断 ステロイド注射・ヒアルロン酸注射でも改善がみられず 関節鏡手術には抵抗があり、テニス引退も考慮していた 患者様は若い頃から毎日テニスをされ、現在でも週1回は必ずプレーされるほどのテニス愛好家でした。しかし、右肩の痛みが出現してからは6か月間テニスができない状態が続き、大好きなスポーツを諦めかけていらっしゃいました。 整形外科でステロイド注射やヒアルロン酸注射による治療を受けましたが、痛みは改善しませんでした。関節鏡手術という選択肢もありましたが、数週間の装具固定や半年に及ぶ治療期間、そして再断裂のリスクへの不安から、手術を避けたいという思いで再生医療を選択されました。 "リペア幹細胞"とリペアセルクリニックの特長 <治療内容>右肩に5000万個の"リペア幹細胞"を計2回投与 右肩の損傷した腱板部に、"リペア幹細胞"5000万個をエコーガイド下にて的確な位置に計2回投与しました。注射による治療のため手術や入院の必要はなく、装具固定も不要なため日常生活への影響を最小限に抑えることができました。 治療後の変化 投与1か月後:痛みが10段階中10から0に完全消失 投与1年半後:カーブスなどの運動も全く痛みなく実施可能 MRI画像で腱板の厚みが回復し、炎症による水腫も消失 テニス復帰への意欲が回復し、前向きな気持ちを取り戻す "リペア幹細胞"投与からわずか1か月後には、10段階中10だった激痛が完全に消失しました。治療前のMRIでは腱板が断裂して薄くなり強い炎症を示していましたが、治療後のMRIでは腱板が分厚くなり水腫も完全に消失。投与1年半後にはカーブスなどの運動も問題なく行えるようになっています。 6か月間テニスができず引退まで考えていた患者様。"リペア幹細胞"による治療で、関節鏡手術を受けることなく痛みが完全に消失し、テニス復帰を目指せる状態にまで回復されました。患者様からは「今後はテニス復帰を考えている」と嬉しそうにお話しいただきました。
2026.07.01 -
- 股関節の症例
- 関節の症例
- 幹細胞治療の症例
痛みのない暮らしを取り戻した60代女性の左股関節再生治療 「車椅子なしでは外出も立位も難しい日々」が続いていた60代女性の患者様。長年にわたって左股関節の強い痛みに悩まされ、日常生活に大きな制限を抱えていました。10段階中8だった痛みが、"リペア幹細胞"による治療を経て、約1年後には10段階中0まで改善。痛みのない暮らしを取り戻し、生活の質が大きく向上したとのお声をいただいています。 治療前の状態 数年前から左股関節に強い痛みが発症し、車椅子生活となる 末期の変形性股関節症と診断され、立位や外出が困難な状況 小児期からの脳性まひの既往があり、もともと歩行に困難を抱えていた 注射への不安も強く、麻酔下での治療を希望 数年前から左股関節に強い痛みを感じ始めた患者様。やがて痛みのため車椅子なしでは立位も外出も困難となり、日常生活に大きな制限を抱えるようになりました。診察の結果、末期の変形性股関節症(進行度65〜70%)と判明し、当院での再生医療をご検討いただきました。 末期の変形性股関節症では、通常は人工関節置換手術が選択されます。ですが、患者様は小児期からの脳性まひの既往があり、手術に対する不安をお持ちでした。「麻酔をしてもらえますか」とご相談いただくほど、注射そのものへの心配も強い状態です。そこで当院では、手術や入院を必要としない"リペア幹細胞"による再生医療をご提案し、麻酔下での投与で安心して受けていただける環境を整えました。 "リペア幹細胞"とリペアセルクリニックの特長 レントゲン所見 レントゲンにて関節の狭小化を認めます。 <治療内容>左股関節に1億個の"リペア幹細胞"を計3回投与+PRP 左股関節に1億個の"リペア幹細胞"を計3回にわたり投与し、PRPによる治療も併用いたしました。手術や入院の必要はなく、関節を温存したまま治療を進めることができました。 治療後の変化 投与を重ねるごとに痛みが段階的に軽減し、約1年後には10段階中0まで改善 痛みのない暮らしを取り戻し、生活の質が大きく向上 現在は長時間の立位後に太ももの張り感(10段階中2〜3)が残る程度 「以前の痛みがなくなり、生活の質が大きく向上しました」とのお声をいただく PRP投与後には痛みが10段階中5前後で安定し、その後の"リペア幹細胞"投与を重ねるごとに痛みは段階的に軽減しました。約1年後には10段階中0となり、長く悩まされてきた強い痛みから解放されました。 治療前は車椅子なしでは立位も外出も困難な状態でしたが、治療後は痛みのない暮らしを取り戻され、生活の質が大きく向上したとのお声をいただいています。注射への不安も麻酔下での投与で軽減され、安心して治療を完遂いただけました。
2026.06.29 -
- 脳神経・脊髄の症例
- 頚椎・腰椎ヘルニア・狭窄症・脊髄損傷・脊髄梗塞などの症例
- 幹細胞治療の症例
趣味のDIYや山登りを再び楽しめるようになった60代男性の頚髄損傷の幹細胞治療 「1日のほとんどをベッドの上で過ごしていた」――6年前の交通事故で頚髄損傷を負った60代男性の患者様です。手術とリハビリを経て1本杖で辛うじて歩ける状態にはなったものの、首から下のしびれと痛みが残り、思うように動けない日々が続いていました。"リペア幹細胞"を脊髄くも膜下腔へ直接投与した結果、1回目の投与後1ヶ月で全身のしびれと痛みが3割軽減し、歩行が安定。投与を重ねるなかでDIYや山の坂道歩きを再び楽しめるまでに回復されました。 治療前の状態 6年前の交通事故で頸椎レベルの脊髄損傷を受傷 事故後すぐに頚髄の圧迫を取る手術と、不安定になった頸椎の固定術を受けた リハビリで1本杖で辛うじて歩ける程度にはなったが、1日のほとんどをベッドの上で過ごしていた 首から下、特に首から背中・腰全体・右下肢のしびれと痛みが強く残存 患者様は6年前、交通事故によって頸椎レベルでの脊髄損傷を受傷されました。事故後すぐに頚髄の圧迫を取り除く手術と、骨折で不安定になった頸椎の固定術が行われています。その後のリハビリで1本杖で辛うじて歩ける程度にはなりましたが、体幹の不安定感や、首から下のしびれと痛みが残りました。特に首から背中、腰全体、右下肢の症状が強く、1日のほとんどをベッドの上で過ごす生活が続いていたそうです。少しでも症状を和らげたいと再生医療を頼って受診されました。 脊髄損傷による後遺症は、保険診療では一度回復が止まると、それ以上の改善を促す治療法がほとんどありません。損傷した神経の回復は通常数年で止まり、手足の運動麻痺や知覚麻痺、自律神経障害などが後遺症として残ってしまいます。近年、幹細胞を用いた再生医療によって脊髄損傷の後遺症が回復した例が数多く報告されており、当院では国内でいち早く脊髄損傷の後遺症への幹細胞治療に取り組んできました。これまでに治療を受けられた患者様は数百人にのぼります。 "リペア幹細胞"とリペアセルクリニックの特長 MRI所見 脊柱管の狭窄は手術で取り除かれていましたが、第4頸椎レベルで頚髄の強いダメージを認めました。 <治療内容>脊髄腔内に2500万個の"リペア幹細胞"を計4回投与 脊髄くも膜下腔へのダイレクト注射で2500万個の"リペア幹細胞"を計4回にわたり投与(合計1億個)しました。点滴による静脈投与では幹細胞が全身に行き渡るため、損傷した脊髄に届く幹細胞の数は少なくなります。脊髄くも膜下腔への直接投与は、損傷した神経細胞へより多くの幹細胞を届けるための方法です。投与された幹細胞は還流する髄液に乗って損傷した神経にたどり着きます。国からの正式な認可を受けて脊髄くも膜下腔への幹細胞の直接投与を行える施設は国内でも限られています。 治療後の変化 1回目の投与後1ヶ月で全身のしびれと痛みが3割軽減 体幹に力が入って歩行が安定し、腕も上がるようになった 固まっていた筋肉が緩み、以前は転倒していたしゃがむ動作ができるようになった 近くの山の坂道を月に2〜3回登れるまでに回復 1回目の投与後1ヶ月で、全身のしびれと痛みが3割軽減し、体幹に力が入って歩行が安定しました。楽に買い物に行けるようになり、腕も上がるようになっています。2回目の投与後には「生活が本当に楽になって、DIYをはじめました」と喜びの声をいただきました。3回目の投与後には「ガチガチに固まっていた筋肉が緩んで楽になりました」とおっしゃっています。以前はしゃがむと転倒していたのが、しゃがめるようになり、近くの山の坂道を月に2〜3回登れるまでに回復されました。「もう少し改善したら温泉旅行に行きたい」と、前向きな目標も語っていただいています。 6年前の事故による後遺症に対しても、幹細胞の投与によって止まっていた神経の回復が再び動き始めました。脊髄損傷の後遺症で改善を諦めていた方は、ぜひ当院へカウンセリングにお越しください。
2026.06.27 -
- ひざ関節の症例
- 関節の症例
- 幹細胞治療の症例
マラソン復帰へ前進した50代男性の変形性膝関節症の再生治療 「このままマラソンを続けたら人工関節になる」と告げられた50代男性の患者様。数年にわたり悪化し続けた両膝の痛みが、10段階中6から2まで大幅に軽減し、大好きなマラソンを少しずつ再開されています。手術を避けて大切な趣味を続けたいという願いに、再生医療が応える症例となりました。 治療前の状態 数年前からマラソンによる負担で両膝に痛みが出現 近医で両膝の初期の変形性膝関節症と診断される ヒアルロン酸注射や内服による保存療法を続けるも、痛みが悪化しマラソンができない状態に 主治医から「このままマラソンを続ければ人工関節が必要になる」と告げられ、強い不安を抱えていた 数年前から両膝の関節痛に悩まされてきた50代男性の患者様。趣味のマラソンによる膝への負担が引き金となり、近医で両膝の初期の変形性膝関節症と診断されました。ヒアルロン酸注射や内服薬による保存的治療を続けてこられましたが、最近は痛みが悪化し、大好きなマラソンを走ることができなくなっていました。 主治医からは「このままマラソンを続けて膝に負担をかけると、人工関節をしないといけなくなる」と告げられましたが、まだまだマラソンの引退は考えられないというお気持ちから、手術以外の選択肢として再生医療を頼って当院を受診されました。 "リペア幹細胞"とリペアセルクリニックの特長 レントゲン所見 レントゲンにて関節の狭小化を認めます。 <治療内容>両膝に"リペア幹細胞"1億個ずつを複数回投与 両膝に1億個ずつの"リペア幹細胞"を複数回にわたり投与しました。手術や入院の必要はなく、日常生活を続けながら治療を進めることができました。 治療後の変化 初回投与から半年後に痛みの大幅な軽減を実感 右膝は10段階中6から2へ、左膝は2から0へ軽減 「投与するたびに痛みが軽減していきました」と実感を話される 少しずつマラソンを再開できるまでに回復 初回投与から半年後には、右膝の痛みが10段階中6から2へ、左膝は2から0へと大幅に軽減しました。患者様からは「投与するたびに痛みが軽減していきました。少しずつマラソンも再開しています」と喜びのお声をいただいています。 「人工関節になるかもしれない」という不安を抱えて来院された患者様が、手術を避けて大切なマラソンを継続できる未来を取り戻されました。組織の再生・修復を促したことで、このような改善が実現しました。"リペア幹細胞"は投与後1年間にわたって効果を発揮し続けるため、さらなる改善も期待できます。
2026.06.25
自分の細胞を活用し、
蘇らせる「再生医療」とは?
薬での治療は限界ではないだろうか。本当に手術は必要だろうか。
そんな思いで悩んだり、あきらめたりしていませんか?
ケガをしても傷跡が少しずつ薄くなる・・
当たり前のようですが、あなた自身の細胞には、弱ったところ、傷ついたところを修復するチカラがあります。
その細胞のチカラを最大限に引き出して治療を行うことを「再生医療」と呼び、おすすめしています。
リペアセルクリニックの特長
当クリニックは、疾患・免疫・美容という分野すべてを、自己細胞を用いた最先端の医療で行うことができる国内でも珍しい部類の医療機関です。
CPC(細胞培養加工施設)の高い技術により、冷凍しない方法で幹細胞を投与できるので高い生存率を実現。
ご自身の細胞や血液を利用するため、アレルギーや拒絶反応といった副作用の心配が少ないおすすめの治療方法です。
- 2億個の細胞を
投与可能※但し適応による - 高い
安全性 - 入院不要
日帰り - 身体への
負担が少ない - 高い技術力を
もったCPC
Dr.サカモトの再生医療チャンネル
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【脳卒中(小脳出血)再生医療】幹細胞治療により滑舌や歩行が大幅に改善!同じような症状で困っている方に是非勧めたい!!
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【特発性大腿骨頭壊死症(変形性股関節) 再生医療】幹細胞治療により、手術を受けずに日常生活を取り戻されました!!治療後3年が経過された患者様の診察風景です。
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【特発性大腿骨頭壊死症(変形性股関節症)再生医療】手術しかないと言われたが、手術をすることなく過ごすことができ、お喜びいただきました!幹細胞治療により痛みがなくなり、日常生活も過ごしやすくなった。
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【脊髄損傷(頚髄) 再生医療】脊髄腔内ダイレクト注射療法を希望されてリペアセルクリニックをお選びいただきました。その効果を実感いただきました!!
LICENSE厚生労働省届出済医療機関
第二種・第三種再生医療等提供計画 届出済
リペアセルクリニックは、第二種・第三種再生医療提供計画を厚生労働省に届出し、受理されました。
各治療について、厚生労働省より再生医療等提供計画番号を取得しています。
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「自己脂肪由来幹細胞を用いた脳血管障害の治療」
第二種 計画番号
PB3210037 -

「自己脂肪由来幹細胞を用いた糖尿病の治療」
第二種 計画番号
PB3210031 -

「自己脂肪由来幹細胞を用いた肝障害の治療」
第二種 計画番号
PB3210034 -

「自己脂肪由来幹細胞を用いた変形性関節症の治療」
第二種 計画番号
PB3210032 -

「自己脂肪由来幹細胞を用いた顔面萎縮症・皮膚再生治療」
第二種 計画番号
PB3210033 -

「自己脂肪由来幹細胞を用いた脊髄損傷の治療」
第二種 計画番号
PB3210036 -

「自己脂肪由来幹細胞を用いた慢性疼痛の治療」
第二種 計画番号
PB3210035 -

「多血小板血漿を用いた変形性関節症の治療」
第二種 計画番号
PB3210055 -

「多血小板血漿を用いた筋腱炎・靭帯炎の治療」
第三種 計画番号
PC3210076 -

「多血小板血漿を用いた皮膚再生治療」
第三種 計画番号
PC3210074 -

「活性化NK細胞を用いた悪性腫瘍の予防の治療」
第二種 計画番号
PC3230218 -

「自己脂肪由来幹細胞+前骨芽細胞分化誘導上清液を用いた変形性関節症の治療」
第二種 計画番号
PB3230177




















当クリニックでは、国内では数少ない自己の幹細胞を用いた「変形性関節症」「脳卒中」「糖尿病」「肝障害」「肌の再生」などの最先端の再生医療および、PRP(多血小板血漿)療法を、再生医療安全確保法のもと、自由診療にて提供しています。再生医療とは、厚生労働省によって受理されることで行うことのできる治療となります。
坂本理事長のブログ
藤間院長のブログ
スタッフブログ
トピックス
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- 幹細胞治療
- 再生治療
再生医療や幹細胞治療を比べていると、クリニックによって投与する幹細胞の数が大きく違うことに気づきます。1千万個と説明する治療もあれば、1億個、さらに2億個まで投与できるとするクリニックもあります。どの数が妥当なのか、数が多いほど効果が高いのか、疑問に感じる方も多いはずです。 この記事では、現役医師の監修のもと、幹細胞の投与数と治療効果の関係を、海外の研究データも交えて整理します。当院では症状や疾患に応じて最大2億個まで投与しています。その意味と、最適な投与数の考え方をわかりやすく解説します。 幹細胞は投与する数が多いほど効果が見込めるのか 結論からいうと、投与する幹細胞の数が多いほど治療成績が良くなる傾向は、複数の臨床研究で示されています。 ただし、投与量と効果は一定の範囲では比例して高まる傾向がある一方、量を増やせば効果がどこまでも伸び続けるわけではありません。対象の疾患や患部の状態、投与方法によって、効果を最大化できる投与数は変わります。 また、効果を決めるのは細胞数だけではありません。培養したときの細胞の質や鮮度、投与方法の選び方など、複数の要因が重なって治療効果が決まります。 細胞数と治療効果を裏付ける海外エビデンス 幹細胞の投与数と治療効果の関係は、海外の臨床研究で何度も検証されてきました。代表的な研究を2つ紹介します。 Jo et al. 2014(変形性膝関節症) 韓国の研究グループが2014年に発表した研究です。変形性膝関節症の患者様を、投与量の少ない群・中くらいの群・多い群の3グループに分け、関節内に幹細胞を投与して結果を比べました。 この研究では、最も多い1億個を投与した群で、最も良い軟骨の修復が確認されました。投与する細胞数が増えると治療成績が高まる傾向を示した、代表的な研究のひとつです。 出典: Jo, C.H., Lee, Y.G., Shin, W.H., et al. (2014). Intra-Articular Injection of Mesenchymal Stem Cells for the Treatment of Osteoarthritis of the Knee. BMC Neurology 2020(脳卒中) 2020年にBMC Neurology誌で発表された大規模な分析です。脳卒中後の幹細胞治療に関する20件の研究をまとめて検討しました。 この分析では、脂肪から採った幹細胞が、従来使われてきた骨髄由来の幹細胞よりも高い治療効果を示したと報告されています。投与する細胞数も、治療成績を左右する重要な要素であることが示されました。 脳卒中の後遺症のように難しい領域でも、適切な細胞数と細胞の種類を選ぶことが治療成績に直結すると、海外の研究で繰り返し確認されています。 研究・文献で標準とされる投与数はどれくらいか 再生医療の歴史を振り返ると、初期の臨床研究では1千万個ほどの幹細胞を投与する例が多く、これが過去の文献で標準的に扱われてきた水準です。 先ほどのJo et al. 2014でも、少ない群は1千万個、多い群は1億個に設定され、研究の段階では1千万個が比較の基準として使われていました。 この水準は、当時の培養技術や安全性の制約から、現実的に投与できる範囲として設定されたものと考えられます。 近年は培養技術が進歩し、より多くの細胞を安全に投与できるようになりました。そのため、文献上の標準値と、実際の治療で投与される細胞数には差が広がっています。 細胞数が多いことのメリットと注意点 投与する幹細胞の数が多いことには、複数のメリットがあります。 患部に届く幹細胞が増え、修復に必要な細胞量を確保しやすい 回数を分けず1回でまとまった量を投与でき、患者様の負担を抑えやすい 重症の場合や損傷が広い場合など、多くの細胞が必要な状態に対応しやすい 一方で、注意点もあります。 細胞数を増やすには培養期間が長くなることがあり、培養が長引くと細胞の生存率や鮮度が下がる可能性が指摘されています 一度に投与できる量の上限は投与方法によって異なります。関節内に注射する場合は注入できる量そのものに上限があり、点滴投与の場合も当院では最大2億個を上限としています 細胞数をやみくもに増やすのではなく、投与方法や培養方法とセットで考えることが大切です。 細胞数だけでなく細胞の質も重要 投与する細胞数と並んで、細胞の質も治療効果を大きく左右します。質という言葉は曖昧に聞こえますが、具体的には次の2点が問われます。 鮮度(フレッシュさ) 培養したあと冷凍保存した幹細胞は、解凍するときに多くの細胞が死んでしまうとされています。 当院では冷凍を経ない新鮮な幹細胞を投与することで、高い生存率を保ったまま患部に届けることを重視しています。 代用血液を使わない培養 幹細胞をどう培養するかによって、できあがる細胞の生命力は変わります。 国内の多くの施設では、培養に牛の血液や無血清培地(人工の血液)を使っています。研究用であればよいのですが、人体に投与する治療では、アレルギーなどの懸念が残ります。 当院では代用血液を使わず、患者様ご自身の血液で培養することにこだわっています。化学薬品や添加物も使わないため、不純物が混ざらず、強い生命力を持った幹細胞を培養できます。 当院では最大2億個まで点滴で投与可能 当院では、患者様の症状や疾患に応じて、最大2億個の幹細胞を1回の点滴で投与しています。 とくに脳卒中の後遺症など、損傷の範囲が広く、脳や神経に届ける必要がある疾患では、1億個を2回投与するよりも、2億個を1回でまとめて点滴するほうが高い効果が期待できます。 点滴で投与した幹細胞は、血流に乗って全身をめぐります。そして傷んだ部位が出す信号を感じ取り、そこへ集まります。投与する細胞数が多いほど、患部に届く数も増えやすくなります。これが、1回で多く投与する方法が選ばれる理由です。 脳卒中の後遺症で2億個プランを受けた患者様から、麻痺やしびれの改善を実感する声をいただいています(効果には個人差があります)。 適応疾患・最適な投与数は症状によって異なる 投与する幹細胞数の目安は、対象の疾患や患部の状態によって異なります。 脳卒中の後遺症で2億個プランが提示されるのは、損傷範囲の広さや、脳・神経に届ける効率を考えてのことです。一方、関節の疾患では関節内に直接投与するため、量と症状のバランスで2,500万個から1億個の範囲が選ばれます。 同じ疾患でも、症状の重さや経過、合併症の有無で投与数は変わるため、画像所見と問診をもとに医師が個別に判断します。 投与数に迷う方は、まずお悩みをお聞かせください ご自身の症状でどのくらいの幹細胞数が適しているか、費用や投与回数、想定されるリスクと副作用は、画像所見と症状をふまえて医師が個別に判断します。 「自分の症状ではどの投与数が適切か」「2億個プランの対象になるか」が気になる方は、まずは無料相談で、症状やお悩みをお聞かせください。 幹細胞投与数に関するよくある質問 Q.投与する細胞数が多いほど費用も高くなりますか 培養の工程が複雑になる分、細胞数を増やすほど費用も上がる傾向があります。具体的な金額は対象の疾患や投与方法によって異なるため、カウンセリングでの確認が前提です。 Q.2億個プランは脳卒中以外の疾患でも受けられますか 現時点では脳卒中の後遺症で多く選ばれる投与数ですが、症状や疾患によっては他の領域でも検討されることがあります。詳しくは無料相談で確認できます。 Q.1億個を2回投与するのと2億個を1回投与するのは、どちらが効果的ですか 対象の疾患や投与方法によって異なります。脳卒中の後遺症のように損傷範囲が広い場合は、2億個を1回でまとめて投与するほうが高い効果が期待できます。一方、関節の疾患では複数回に分けて投与することもあります。 Q.幹細胞数が少ない治療には効果がないのですか 細胞数が少なくても、症状が軽い場合は十分な効果が期待できることがあります。逆に重症の場合は、細胞数が少ないと十分な修復が得られにくいことがあります。症状の重さと細胞数のバランスが大切です。
2026.07.02 -
- 幹細胞治療
- 再生治療
再生医療や幹細胞治療を調べていくと、「自己脂肪由来幹細胞」という言葉にたどり着く方が多くいます。これは、ご自身の脂肪から取り出した幹細胞を培養して体に戻す治療法です。関節の疾患から、脳卒中の後遺症、糖尿病、肝臓の疾患まで、幅広く使われています。 ただ、「骨髄由来の幹細胞と何が違うのか」「点滴と関節注射のどちらが効くのか」「患部まで本当に幹細胞が届くのか」と、疑問を持つ方も多いはずです。 この記事では、現役医師が、自己脂肪由来幹細胞の基本から、採取の流れ、骨髄由来との違い、投与方法の使い分けまで、わかりやすく解説します。再生医療を比べて検討している方の判断材料にしてみてください。 自己脂肪由来幹細胞とは 自己脂肪由来幹細胞は、ご自身の脂肪から取り出した幹細胞のことです。 脂肪と聞くと医療とは結びつきにくいかもしれません。でも脂肪には幹細胞が豊富に含まれていて、世界中で再生医療の有力な材料として使われています。 幹細胞は、骨や軟骨、神経などさまざまな組織に変化できる細胞です。傷んだ組織の修復を助ける働きが期待されています。 なかでも自己脂肪由来幹細胞は、自分の細胞を使うので拒絶反応がもともと起きにくいのが特長です。ただし、感染や注射した部位の腫れなど、注射に伴う一般的なリスクはあります。 骨髄由来と脂肪由来の違い 幹細胞は、取り出すもとになる組織によって種類が分かれます。臍帯(へその緒)や歯髄など由来はほかにもありますが、自己脂肪由来とよく比較されるのが「骨髄由来」の幹細胞です。どちらも同じ幹細胞ですが、採取の方法・採れる細胞の数・体への負担に違いがあります。 項目 骨髄由来幹細胞 自己脂肪由来幹細胞 採取部位 腸骨(骨盤)から骨髄液を吸引 腹部から皮下脂肪を採取 採取の負担 局所麻酔または全身麻酔、入院を伴う場合あり 局所麻酔、外来で対応可 1グラムあたりの幹細胞数 比較的少ない 比較的多い 年齢の影響 加齢で細胞数が減りやすい 加齢の影響が比較的少ない 増殖力 脂肪由来に比べて緩やか 増殖しやすい 国内で自由診療として行われる幹細胞治療の多くは、自己脂肪由来幹細胞を使っています。体への負担が小さく、培養に必要な数の細胞を確保しやすいことが理由のひとつです。 近年は脂肪由来の幹細胞について研究データの蓄積が進んでおり、当院でも文献にもとづき自己脂肪由来を中心に用いています。詳しくは記事「幹細胞は投与する数が多いほど効果が見込めるのか」でも触れています。、近年は脂肪由来のほうが研究データの蓄積が進んでいます。詳しくは記事「幹細胞は投与する数が多いほど効果が見込めるのか」でも触れています。 脂肪由来幹細胞が選ばれる5つの理由 自己脂肪由来幹細胞が再生医療の主流になっている背景には、5つの理由があります。 1.採取の負担が少ない 骨髄を採るのと比べ、脂肪を採るのは局所麻酔で短時間に済み、入院も要りません。当院では、米粒2〜3粒ほどの脂肪を採取します。 2.加齢の影響が比較的小さい 骨髄由来は、年齢とともに含まれる幹細胞の数が減る傾向があります。一方、脂肪由来は加齢の影響を受けにくいとされています。高齢の方でも安定した数の幹細胞を培養しやすい点が、現場で重視されています。 3.増殖力が高い 脂肪由来の幹細胞は、培養するとスムーズに数を増やせる性質があります。後の章で触れる「投与する細胞数」を確保するうえで、この増やしやすさは重要です。 4.多様な組織に分化できる(分化能) 脂肪由来の幹細胞は、神経だけでなく血管など多様な組織へ変化する力(分化能)を持っています。神経系の修復が中心となる骨髄由来に対し、脂肪由来は血管の修復も期待でき、損傷部位の再発予防につながる可能性があります。 5.いろいろな疾患に応用できる 脂肪由来幹細胞は、関節の疾患だけでなく、脳卒中の後遺症、糖尿病、肝臓の疾患、肌の老化など、幅広い領域で研究・治療が進んでいます。1種類の細胞でいろいろな疾患に対応できる点も、選ばれる理由のひとつです。 採取から投与までの流れ 自己脂肪由来幹細胞治療は、大きく次のステップで進みます。 初診カウンセリングと適応の確認 事前検査(血液検査、必要に応じて画像検査) 脂肪の採取(局所麻酔。米粒2〜3粒ほどを腹部から) CPC(細胞加工施設)で培養(数週間かけて必要な数まで増やす) 投与(点滴・関節注射・局所注射のいずれか) 経過観察(症状の変化や効果の確認) CPC(細胞加工施設)は、細胞を安全に培養するための専用施設です。培養の方法は施設によって異なり、ここが幹細胞の状態を左右します。リペアセルクリニックでは、代用血液を使わず、患者様ご自身の血液を用いて培養します。脂肪から幹細胞を取り出す工程でも、化学薬品や添加物は使わず、独自の分離シートで細胞を分けています。さらに、培養した細胞は冷凍せず、そのつど新鮮な状態で投与しています。採取から投与までは数週間が目安で、症状や培養の状況によって前後します。 投与経路の違いと疾患による使い分け 幹細胞を投与する方法は大きく3種類あり、対象の疾患や狙う効果によって使い分けます。 点滴投与 幹細胞を血流に乗せて全身に行き渡らせる方法です。脳卒中の後遺症や糖尿病、肝臓の疾患など、傷んだ場所が一カ所に限られない疾患や、全身に作用させたい場合に選ばれます。 関節注射 関節の中に直接幹細胞を入れる方法です。変形性膝関節症や半月板損傷など、傷んだ場所が関節に限られる疾患で選ばれます。入れた幹細胞が患部に集中して働きやすいのが特長です。 局所注射 皮膚や靭帯、腱など、特定の組織に直接入れる方法です。肌の再生や、腱・靭帯の傷の修復を狙う場合に選ばれます。 点滴と関節注射のどちらが効くかは、対象の疾患の性質で決まります。関節の疾患では関節注射が中心で、必要に応じて点滴を組み合わせることもあります。どの方法を選ぶかは、医師が状態を診て判断します。自己判断ではなく、診察で相談することが前提です。 幹細胞が患部に集まる仕組み 点滴で全身に入れた幹細胞が、なぜ傷んだ場所に集まるのか、不思議に思う方もいるかもしれません。 幹細胞には、傷んだ組織や炎症のある場所が出す信号を感じ取り、そこへ集まっていく性質があるとされています。これを専門的には「ホーミング」と呼びます。 傷んだ組織は、特定のたんぱく質などを出して「ここが傷んでいる」という目印を発します。血流に乗った幹細胞は、その目印をたどって患部へ移動し、組織の修復を助けると考えられています。 ただし、すべての幹細胞が患部に届くわけではありません。投与した量や患者様ごとの状態によって、届く割合は変わります。投与する細胞数を増やすほど患部に届く数も増えやすい点は、後の細胞数の話にもつながります。 自己脂肪由来幹細胞治療の適応疾患 自己脂肪由来幹細胞治療は、幅広い疾患に使われています。当院で対象としているのは、次のような疾患です。 関節疾患(変形性膝関節症、変形性股関節症、半月板損傷、肩腱板損傷、骨壊死など) 脊髄損傷 椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症(頚椎・腰椎) 脳卒中の後遺症(脳梗塞・脳出血のあとの麻痺やしびれ) 糖尿病・膵臓疾患 肝臓疾患(脂肪肝・肝硬変・肝炎) スポーツ外傷 対象になるかどうかは、患者様ごとの状態や進行度、合併症の有無によって個別に判断します。同じ病名でも、画像所見や生活への影響度によって、治療内容や投与する細胞数は大きく変わります。 脂肪由来か骨髄由来か迷う方は、まずお悩みをお聞かせください 自己脂肪由来幹細胞治療は対象の疾患が広い分、適した投与方法・細胞数・治療回数は患者様ごとに大きく異なります。 ご自身の症状で対象になるか、どの投与方法が合うかは、画像検査や問診をもとに医師が個別に判断します。 「脂肪由来と骨髄由来のどちらが自分に合うか知りたい」「点滴と関節注射のどちらが合うか相談したい」という方は、まずは無料相談で、症状やお悩みをお聞かせください。 自己脂肪由来幹細胞に関するよくある質問 Q. 脂肪を採るのは痛いですか 局所麻酔で行うので、施術中の痛みは抑えられます。採る量は米粒2〜3粒ほどと少なく、術後に腫れや内出血が一時的に出ることはありますが、数日で治まることが多いです。 Q. 培養した幹細胞は冷凍保存しますか 当院では、複数回投与する場合でも、その都度最初の手順から培養します。冷凍しない新鮮な幹細胞を投与します。 Q. 効果はどれくらいで実感できますか 個人差があり、投与から数週間で変化を感じる方もいれば、数か月かけて少しずつ変化する方もいます。対象の疾患や重症度によっても異なるため、医師との経過観察が前提です。 Q. 副作用や合併症はありますか 脂肪を採った部位の腫れや内出血、注射した部位の痛み、ごくまれに感染などのリスクが報告されています。自分の細胞を使うので拒絶反応はもともと起きにくいですが、注射に伴う一般的なリスクはあります。
2026.07.02 -
- 再生治療
薬や注射、リハビリを続けても変形性膝関節症の痛みが取れない。人工関節は避けたい。そうした方が再生医療について調べるうちに「分化誘導」という言葉にたどり着き、当院へご質問をいただくことが最近増えています。 分化誘導は、関節への再生医療の効果を、さらに引き出すために行う技術です。リペアセルクリニックは、自己脂肪由来幹細胞と自己前骨芽細胞分化誘導上清液を用いた関節症の治療について、2023年12月に国内で初めて厚生労働省へ届出し、受理されました。 この記事では、医師監修のもと、分化誘導の仕組み・通常の幹細胞治療との違い・対象となる関節の病気まで、わかりやすく解説します。再生医療を一度受けて満足できなかった方も、これから検討する方も、判断材料にしてみてください。 関節疾患の再生医療で「分化誘導」が注目される理由 変形性膝関節症や半月板損傷などに対する自己脂肪由来幹細胞治療は、自身の細胞を活用して修復を促進するアプローチ再生医療です。 ただ、関節は栄養や血流が乏しいため、幹細胞の働きをより軟骨をつくる方向へ後押しする方法として注目されているのが、分化誘導です。 分化誘導は、幹細胞が骨や軟骨といった必要な組織へ変化していくのを手助けし、関節の中での再生をより効率よく進めようとする考え方です。リペアセルクリニックは、この分化誘導を関節の治療に応用し、自己脂肪由来幹細胞と自己前骨芽細胞分化誘導上清液を用いた関節症の治療について、2023年12月に国内で初めて厚生労働省へ届出し、受理されました。次の見出しから、その仕組みを順番に見ていきます。 分化誘導とは何か 分化誘導とは、いろいろな組織に変化できる幹細胞を、骨や軟骨、神経といった目的の組織へ変わるように導く技術です。 幹細胞は、体の状況に応じてさまざまな細胞に変化する性質を持っています。この性質を、より確実に「軟骨をつくる方向」へ進めるよう手助けするのが分化誘導です。手助けを加えることで、目的の組織の再生が促進されるようになります。 関節の再生医療において、分化誘導は治療の効果をさらに引き出すための大切な技術です。 幹細胞を"軟骨をつくる方向"へ導く成分(自己前骨芽細胞分化誘導上清液) リペアセルクリニックの分化誘導では、幹細胞を"軟骨をつくる方向"へ導く特別な成分を使います。正式には「自己前骨芽細胞分化誘導上清液」と呼びます。 これは、細胞を育てた液から細胞そのものを取り除き、有効成分だけを集めた液体です。元になる「前骨芽細胞」は、骨や軟骨になる一歩手前の細胞。これを育てる過程でできる液には、幹細胞を軟骨方向へ導く成分が含まれています。 この成分をご自身の幹細胞と組み合わせて関節に投与すると、軟骨の土台となる部分(軟骨下骨)が整い、その上に新しい軟骨がつくられやすくなります。この技術により、関節の軟骨再生をより強く後押しする治療が可能になりました。 幹細胞治療と分化誘導を組み合わせた治療の違い 通常の幹細胞治療は、培養した幹細胞を関節に投与し、体が本来持つ修復力をいかして軟骨の再生をうながす方法です。分化誘導を組み合わせた治療は、これに加えて上清液を併用し、軟骨や骨をつくる方向へ細胞の働きを後押しします。 リペアセルクリニックは、自己脂肪由来幹細胞と自己前骨芽細胞分化誘導上清液を用いた関節症の治療について、2023年12月に国内で初めて厚生労働省へ届出し、受理されました。 分化誘導の対象となる関節の病気 分化誘導は、関節の軟骨や骨の修復が必要な場合に用いられます。代表的な対象は次の通りです。 変形性膝関節症 変形性股関節症 半月板損傷 膝・股関節まわりの骨壊死 肩関節・肘関節の軟骨損傷 分化誘導は、関節の治療に特化した技術です。一方、脳卒中や糖尿病、肝臓の病気などには、それぞれの疾患に適した方法で幹細胞治療を行います。 同じ関節の病気でも、進行の程度や合併症の有無によって、適しているかどうかの判断は変わります。状態によっては、再生医療と手術のどちらが適しているかを含めて検討が必要なため、まずは医師に状態を確認することが大切です。 分化誘導が気になる方は、まずお悩みをお聞かせください 分化誘導を組み合わせた関節の再生医療は自由診療です。治療内容や費用、回数は、症状やご希望、適応の判断に応じて一人ひとり異なります。 ご自身に合う治療や対象になるかどうかは、医師が画像所見と症状を確認したうえで判断します。 「分化誘導を受けたほうがいいか迷っている」「今の症状で対象になるか知りたい」という方は、まずは無料相談で、症状やお悩みをお聞かせください。 分化誘導技術に関するよくある質問 Q.通常の幹細胞治療と分化誘導を加えた治療は、どちらが効果がありますか 症状や状態によって最適な方法は異なります。関節の軟骨修復を中心に考える場合は、分化誘導を加えると軟骨方向への再生を後押ししやすくなります。ただ、どちらが適しているかは画像所見と症状などを診たうえで医師が判断します。 Q.治療の後、スポーツや仕事はいつから再開できますか 投与後の安静期間や運動再開の目安は、対象の部位や症状の重さによって異なります。詳しくは担当医にご確認ください。
2026.07.02 -
- 肝疾患
- 内科疾患
「プロテインは肝臓に良くないの?」 筋トレの効果を高めるため、もしくは健康維持のためにプロテインを飲んでいる方の中には、このような疑問を持たれる方もいらっしゃいます。実際に血液検査で肝機能の数値が高いと指摘されて、不安を覚えた方もいらっしゃることでしょう。 結論から申し上げますと、健康な方のプロテイン適量摂取と肝機能異常との関係は、一概には判断できません。肝機能値が高いと言われたときには、プロテイン摂取量に加えて、サプリメントとの併用や食事、飲酒についても見直す必要があります。 本記事ではプロテインと肝臓の関係や、肝臓の数値について、肝臓に配慮しつつプロテインを飲み続ける方法を紹介します。筋力維持と肝臓の健康を両立していくためにも、ぜひ最後までご覧ください。 当院リペアセルクリニックでは、公式LINEで再生医療の情報提供や簡易オンライン診断を行っています。 プロテインや肝臓について詳しく知りたい方は、お気軽にご登録ください。 プロテインと肝臓の関係 この章では、プロテインと肝臓の関係および、プロテインが肝臓に悪いといわれる理由を解説します。 プロテインは肝臓に悪いのか? 現時点では、プロテインが肝臓に悪いといった明確な根拠は示されていません。 プロテインはたんぱく質を補給するための食品であり、食事から摂取したたんぱく質と同様に体内で利用されます。たんぱく質は筋肉や臓器など身体を構成する重要な栄養素であり、たんぱく質代謝に関与している臓器が肝臓です。 肝臓疾患がある場合には病態に応じた栄養管理が必要となり、たんぱく質摂取量の調整が行われる場合もあります。 プロテインが肝臓に悪いといわれる理由 プロテインが肝臓に悪いといわれる背景にあるのが、たんぱく質代謝と肝臓の関係に対する誤解です。 肝臓はたんぱく質代謝に関与している臓器です。そのため、プロテインで多くのたんぱく質を摂取すると、「肝臓を使い過ぎる=肝臓に悪い」と認識されることがあります。 しかし、肝機能異常の原因はプロテインだけではありません。ウイルス感染や飲酒習慣、肥満、服用中の薬剤、激しい運動などが影響するケースもあります。 肝臓の働きや肝機能値が高くなる原因については、以下の記事でも詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。 血液検査の肝機能値からわかること この章では、血液検査の肝機能値からわかることについて解説します。 血液検査における肝機能値の指標は、主に以下の3種類です。 AST(GOT) ALT(GPT) γ-GTP 以下の記事では、肝機能値の概要と異常の原因、正常化させるための方法について解説しています。あわせてご覧ください。 AST(GOT)が高い場合に考えられること AST(GOT)は肝臓や心筋、筋肉に多く含まれる酵素です。 急性肝炎や慢性肝炎、肝硬変、心筋梗塞、筋肉の疾患などで数値が上昇します。また、高強度の筋トレや激しい運動による筋肉の損傷でも数値が上昇する可能性があります。 他の検査項目とあわせての判断が重要です。 ALT(GPT)が高い場合に考えられること ALT(GPT)は主に肝臓に存在する酵素です。 脂肪肝やアルコール性肝障害、ウイルス性肝炎などで高値を示すことがあるため、肝臓との関連性が高い指標とされています。 γ-GTPが高い場合に考えられること γ-GTPは肝臓や胆道、膵臓、腎臓などに多く含まれる酵素であり、アルコール性肝障害や胆道系疾患との関連が深い指標です。 飲酒習慣がある場合は数値が上昇しやすく、生活習慣を見直すきっかけとなることも少なくありません。健康な方であれば、一定期間の禁酒で改善される場合もあります。 肝機能値が高い人が見直すべき5つのポイント 肝機能値が高い方が見直すべきポイントは、以下の5点です。 プロテイン摂取量は適切か サプリメントを併用していないか 血液検査前に激しい運動をしていなかったか 脂肪肝のリスクがないか 飲酒量が増えていないか プロテイン摂取量は適切か 肝機能値が高い場合は、現在のたんぱく質摂取量を確認する必要があります。プロテインだけではなく、肉や魚、卵、大豆製品など、食事から摂取している量も含めて考えましょう。 たんぱく質は健康維持に欠かせない栄養素ですが、必要量は年齢や身体活動量によって異なります。 1日に必要なたんぱく質の摂取推奨量は、成人男性で65g、成人女性で50gです。(文献1) プロテインのみでたんぱく質の推奨量を満たしている場合は、プロテイン過剰摂取の可能性も考えられます。 サプリメントを併用していないか 健康食品やサプリメントの中には、成分や摂取状況によって健康へ影響を及ぼすものもあります。 実際の事例としてあげられているものは、鉄サプリメントの長期使用による鉄過剰症や、ダイエット食品使用による肝機能障害などです。(文献2)(文献3) 肝機能値が高く、かつプロテイン以外に利用しているサプリメントや健康食品がある場合は、摂取内容や摂取量を見直す必要があります。 以下の記事では、脂肪肝の栄養管理に使われているサプリメントの成分やリスクについて紹介しています。あわせてご覧ください。 血液検査前に激しい運動をしていなかったか 激しい運動や筋力トレーニングの後の血液検査では、筋肉の損傷によりAST値が上昇する可能性があります。 血液検査の結果を確認する際には、プロテイン摂取状況に加えて、採血前の運動状況を振り返ってみましょう。 脂肪肝のリスクがないか 脂肪肝は肝機能値が高くなる原因の1つです。 脂肪肝は主に、アルコール性脂肪肝と非アルコール性脂肪肝(NAFL)に分けられます。とくにNAFLは、肥満や糖尿病、高脂血症、運動不足など生活習慣との関連が深い疾患です。(文献4) いずれの脂肪肝も、多くの場合自覚症状がないまま進行します。 プロテインを摂取している方も、肝機能値上昇の背景に脂肪肝が隠れている可能性があります。体重や腹囲の増加、食生活の変化などもあわせて確認しましょう。 飲酒量が増えていないか 飲酒習慣は肝機能値、とくにγ-GTPに影響を与える要因の1つです。継続的な飲酒や過度な飲酒、急激な飲酒量増加は肝臓への負担となり、アルコール性脂肪肝やアルコール性肝炎などにつながります。 血液検査でγ-GTPやAST、ALTの上昇を指摘された際は、プロテインの摂取状況だけでなく、飲酒量や飲酒頻度の変化についても振り返ることが重要です。 以下の記事で、アルコール性肝炎について詳しく解説しています。あわせてご覧ください。 肝臓に配慮しながらプロテインを続ける方法 肝臓に配慮しながらプロテインを続ける方法は、主に以下の3点です。 1日に必要なたんぱく質量を把握する プロテインは食事を補う目的で活用する 肝機能値の推移を定期的に確認する 1日に必要なたんぱく質量を把握する たんぱく質の必要量は年齢や体格、身体活動量によって異なります。健康維持や身体づくりのためにも、自分に必要な量を把握した上でたんぱく質を摂取しましょう。 日本人の食事摂取基準における1日あたりのたんぱく質摂取推奨量は、成人男性では65g、成人女性は50gです。(文献1) プロテインは食事を補う目的で活用する プロテインはたんぱく質を補給するための補助食品であり、基本は日々の食事です。 肉や魚、卵、大豆製品などからたんぱく質を充分に摂取できない場合にプロテインを活用すると、必要量を補えます。 食品にはたんぱく質以外にもビタミンやミネラルなどさまざまな栄養素が含まれているため、プロテインだけに頼らないことが大切です。 まずは食事を整え、プロテインは不足分を補うために活用しましょう。 肝機能値の推移を定期的に確認する 肝機能は、1度の検査結果だけでは判断できない場合があります。 生活習慣や体調、運動状況などによって肝機能値は変動するため、継続的な確認が重要です。 プロテインを継続的に活用している方は、血液検査の結果を定期的に確認し、ASTやALT、γ-GTPなどの推移を把握しましょう。 数値の変化を継続的に見ることで、自身の健康状態を把握しやすくなります。 プロテインと肝臓の関係を正しく理解して適量を摂取しよう プロテインはたんぱく質を補給するためのいわば補助食品です。肝臓はたんぱく質の代謝に関与しているため、プロテインは肝臓に悪いと言われがちです。 しかし、肝機能値が高い原因はプロテインだけではありません。肝機能値の上昇には、脂肪肝や飲酒習慣、運動習慣、服用中の薬剤などさまざまな要因が関係しています。そのため、血液検査で肝機能値の高さを指摘されたときは、プロテインの摂取状況だけではなく生活習慣全体を見直すことが重要です。 プロテインはあくまで食事で足りないたんぱく質を補うための食品です。ご自身に必要なたんぱく質量を把握した上で活用し、定期的に血液検査を受けながら肝機能値の推移を確認していきましょう。 当院リペアセルクリニックでは、公式LINEで再生医療の情報提供や簡易オンライン診断を行っています。 プロテインや肝臓について詳しく知りたい方は、お気軽にご登録ください。 プロテインと肝臓に関するよくある質問 プロテインの摂りすぎサインはありますか? プロテインを含めて、たんぱく質を過剰に摂取した場合、人によっては体調を崩す可能性があります。 主な体調不良としては、以下のようなものがあげられます。 体重が増える 便秘になる おならが臭くなる 疲れやすくなる プロテインを活用するときは、自分に必要な摂取量を把握しましょう。また、食事や水分補給の代わりに飲むのも避けるべきです。 肝機能値が高いときはプロテインをやめるべきですか? 肝機能値が高い場合でも、原因が1つとは限りません。 ASTやALT、γ-GTPの上昇には脂肪肝や飲酒習慣、薬剤、ウイルス性肝炎などさまざまな要因が関係しています。筋トレや運動の習慣がある方は、運動によって数値が変動する場合もあります。 まずは、肝機能値が高くなった原因の特定が必要です。自己判断でプロテインの継続や中止を決める前に、医療機関で相談しましょう。 参考文献 (文献1) 三大栄養素のたんぱく質の働きと1日の摂取量|健康長寿ネット (文献2) 海外事業者の鉄サプリメントの長期使用により鉄過剰症を発症|独立行政法人国民生活センター (文献3) 「いわゆる健康食品」による健康被害事例(都道府県等から報告を受けた事例)|厚生労働省 (文献4) 脂肪肝と言われたら|三重大学病院消化器・肝臓内科
2026.06.30















