大切にしています!コミュニケーション!?医療現場に求められるもの
公開日:2021.05.18 スタッフ ブログ 豆知識目次
コミュニケーションで気を付けています
皆さん、こんにちは。
限られた時間の中で質問を行う場合など、その内容によっては、上手く自分の思いを伝えられなかったりすることってありませんか?
人間関係を築き、情報を伝え合うためには、コミュニケーションが欠かせませんね。
コミュニケーションとは、言葉だけではありません。表情、身振り手振り、そして聴く力などを通じて相手との意思疎通を図るプロセスです。特に医療現場においては患者さまと医師、医師と看護師など、コミュニケーションは欠かすことができず非常に重要となります。
コミュニケーションは、適切な情報の伝達や、共感を通じて、相互に「信頼関係を築くことができ」、患者さまのニーズや状態を正確に把握することができます。
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本記事では、コミュニケーションの意義と大切さ、また気を付けるべきポイントについて探っていきたいと思います。
良好なコミュニケーションは健康にも影響します
良好なコミュニケーションを行うことができればストレスの軽減や、心理的な安心感を与え、もたらし、患者さまの安心感、信頼の確保を通して治療効果や回復を促進することができます。また、患者さまの想いや希望に基づいて意思決定を行うことができれば治療計画やケア計画の質を向上させることができます。
コミュニケーションにおいては、以下のポイントに注意することが重要です
コミュニケーションで気を付けたいポイント
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アクティブリスニング
- アクティブリスニングとは、相手が話そうとすることに集中し、理解しようとする姿勢を示すこと。すなわち「聞く力」です。
- 相手の話や表現に対して適切な反応を示すことが大切です。その内容に関する質問を行ったり、共感する表現を示すことで、自分の気持ちや意見を自由に話す機会を与えることができます。このような姿勢を持つことで、相手は自分の想いを理解されていると感じることができます。
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エンパシー
- エンパシーとは、相手の感情や状況に対する共感を表す姿勢、相手を理解する能力と言えます。この点で私たちは、患者さまの立場や、感情を考慮し、思いやりを持って接することを大切にしています。
- 患者さまの感情に寄り添って、適切な言葉をお掛けし、愛情深い態度でご対応させて頂きよう努めています。その結果として相互に信頼関係を築くことができ、心理的な安心感をご提供することができればと考えています。
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非言語コミュニケーション
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非言語コミュニケーションとは、言葉以外の手段で情報を伝える方法です。言葉に加えて、表情や、身振り手振り、タッチなどの身体的な接触、そして目線や接する際の姿勢などが含まれます。
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適切な非言語コミュニケーションを通じて、患者さまとの関係性や信頼を築くことができると信じています。
これらのコミュニケーションは、当院へ、関節の痛み・糖尿病・脳卒中・脊髄損傷・肝臓病、脳卒中などの症状に対するカウンセリングや、治療にお越しになられる患者さまに対して、診察、治療といった限られた時間の中で病状の辛さや、想いを把握することに役立つと考えています。
そこで、できるだけ「5W1H」を基本にした的確で分かりやすい質問で患者さまの想いを引き出すことができればと日々感じております。
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このように『5W1H+How』を基本にお客様の個人にあった具体的な質問を行い、安全な治療のご提供と、安心して治療を受けて頂けるように適切な笑顔の看護サービスを提供できるように努めて参ります。
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以上、診療にお越しいただいた患者様に対して、私たちが日ごろ意識している「5W1+How」利用したコミュニケーションについて記しました。
まとめ・コミュニケーション!?医療現場に求められるもの
コミュニケーションは、医療現場において欠かせない手段です。
アクティブリスニングや、エンパシーの実践、適切な非言語コミュニケーションを活用し、良好なコミュニケーションを築くための大切なポイントでもあります。これらの要素を取り入れることで、医療現場における患者様とのコミュニケーションの質を向上させたいと常々願っています。
私たちのような、医療従事者は、患者や、そのご家族とのコミュニケーションにおいては、常に意識しておくべきポイントがあります。
- ・明確で分かりやすい言葉を使います
- ・医療の専門用語や難しい言葉は避け、患者が理解しやすい言葉で説明するよう心がけます
- ・話すスピードや音量にも注意して、聞き取りやすく話します
- ・患者さまや、ご家族の意見や感情を尊重する姿勢を大切にします
患者さまの症状や体調についての情報を正確に受け止めるための、適切な対応を行うことで共感や理解得て信頼関係を築くことができればと考えています。
このようにコミュニケーションは、上記に示したコミュニケーション上のポイントや、5WHなどを活用しつつ、漏れのないよう注意してまいらねばと、この記事を記していて、あらためて思うに至りました。
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