ローズマリーの効能とは?効果的な使い方を紹介

公開日:2023.04.18 スタッフ ブログ 健康 豆知識

ローズマリーは、料理の香りづけに使われることが多いハーブですが、さまざまな効果や効能が期待できるとしても注目されています。

毎日の暮らしに取り入れやすいものの、「どんな効能があるの?」「美容や気分転換にも使えるの?」などと気になる方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、ローズマリーに期待されている主な効能や、料理・ハーブティー・アロマなどの日常での使い方をわかりやすく紹介します。

ローズマリーを無理なく安全に利用したい方はぜひ参考にしてください。

ローズマリーの効果・効能

ローズマリーは香りづけに使われる印象が強い一方で、成分や使い方に注目すると、日常に取り入れやすい特徴もあります。

ここでは、ローズマリーに期待されている主な効果や効能について解説します。

記憶力を高める

ローズマリーはすっきりした香りが特徴で、勉強や仕事の合間に気分を切り替えたいときに取り入れやすいハーブです。

ローズマリーに含まれる成分の一部には、脳の働きに関わる研究報告もあります。

たとえば、ローズマリーに含まれる成分の一つ「カルノシン酸」については神経細胞に関する基礎研究があり、ローズマリーエキスをマウスに摂取させた実験において、記憶力の向上傾向がみられました。(文献1

ただし、マウスを使った基礎研究の段階であるため、あくまで参考情報として捉えておきましょう。

血行を促進する

ローズマリーは、冷えや体のこわばりが気になるときに取り入れられるハーブです。

とくにアロマでは、すっきりした刺激のある香りから、重だるさを感じる場面の気分転換に使われることがあります。

血行促進への直接的な効果については研究途上ですが、温かい飲み物や入浴、軽いストレッチと組み合わせながら香りを楽しむことで、心地よいリラックスタイムとして取り入れやすいでしょう。

ただし、効果を過信せず、冷えやむくみが長く続く場合は医療機関を受診することも大切です。

気分をリフレッシュする

ローズマリーは、すっきりした香りが特徴のハーブです。

ぼんやりした頭を切り替えたいときや、作業の合間に気分を変えたいときに取り入れられます。

とくに香りを楽しむ使い方では、重たい空気を入れ替えるような感覚になり、朝や日中の気分転換にもなじみやすいでしょう。

香りの感じ方には個人差がありますが、気分転換の習慣として取り入れやすいのが魅力です。

老化を抑制する

ローズマリーは香りや風味を楽しむだけでなく、体内で増えすぎた活性酸素の働きを抑える「抗酸化」に関わる成分を含むハーブとして知られています。

たとえば、カルノシン酸には神経細胞が持つ生体防御システムを活性化し、活性酸素などのダメージに対する抵抗力を高める働きがあることが研究で示されています。

マウスを使った実験では、ローズマリーエキスの摂取によって脳内のストレスが低下し、記憶力が増強される傾向も確認されました。(文献1

まだ研究段階ではあるものの、抗酸化成分を日々の食事や香りから取り入れる習慣の一つとして、毎日の生活に無理なく取り入れていくのがおすすめです。

リウマチなどの炎症系の疾患を予防する

ローズマリーには、抗炎症や抗酸化との関わりが注目されているロスマリン酸やカルノシン酸などの成分が含まれています

複数の動物実験において、ローズマリーのエキスや成分に炎症や痛みを和らげる働きが確認されています。(文献2

古くから民間療法でリウマチの痛みに用いられてきた背景も、こうした研究で少しずつ裏付けられてきています。

ただし、これらはいずれも動物実験の段階であり、人への効果については今後の研究が待たれます。

抗炎症に関わる成分を含むハーブとして、日常生活に無理なく取り入れることから始めてみましょう。

関節の腫れや痛みが続く場合は、医療機関で原因を確認することが大切です。

肌への効果が期待できる

ローズマリーに含まれる抗酸化成分が活性酸素のダメージを抑えることで、シミやくすみのケアや肌荒れ予防に役立つとされています。

年齢に応じたスキンケアに取り入れる方も増えています。

ただし、精油を肌に使う場合は、原液をそのままつけずに薄めて使いましょう。

肌質によっては刺激が強い場合もあるため、敏感肌の方はパッチテストをしてから使うと安心です。

肝臓などの消化機能を改善する効果が期待できる

ローズマリーは、消化機能をサポートするハーブとして古くから用いられてきました。

ローズマリーには胆汁の分泌を促す作用があるとされており、脂肪の消化を助けることで、胃もたれや消化不良の緩和に役立つ可能性があります。

また、ドイツを含むヨーロッパでは、ローズマリーは食欲不振や消化不良の際に伝統的に用いられてきました。

現在でも、日常の中で消化をサポートするハーブとして取り入れられることがあります。

アンチエイジング効果が期待できる

ローズマリーは、美容に関心がある方からも注目されているハーブです。

抗酸化に関わるロスマリン酸やカルノシン酸などのポリフェノールを含むため、紫外線やストレス、加齢などで増えやすい活性酸素の働きを抑える効果が期待できます。

即効性のある若返り効果というよりは、活性酸素のダメージを日々少しずつ抑えるようなイメージで、毎日の生活に無理なく取り入れるのがおすすめです。

がんの予防になる可能性

ローズマリーについては、がんとの関わりも研究されています。

精神的ストレスとがん進行の関係を調べた佐賀大学の研究チームによると、ローズマリーに含まれるカルノシン酸がストレスによるがん細胞の増殖を抑える可能性が示されました。(文献3

まだ細胞レベルの基礎研究段階ではありますが、今後の研究の進展が期待される分野として注目されています。

ローズマリーの効能を活かす使い方

ローズマリーは、料理だけでなく飲み物や香りとしても取り入れやすいハーブです。ここでは、ローズマリーの効能を活かす使い方を紹介します。

料理に使用する

ローズマリーは、肉や魚の臭みを抑えながら、香りに奥行きを出しやすいハーブです。

とくに鶏肉、じゃがいも、白身魚、オリーブオイルとの相性が良く、焼き料理やオーブン料理に合わせると使いやすいでしょう。

生の枝をそのままのせても良いですが、香りが強いため入れすぎには注意が必要です。

細かく刻んでバターやオイルに混ぜておくと、普段の料理にも取り入れやすくなります。

まずは、鶏肉やじゃがいもに少量を加える使い方から試してみましょう。

ハーブティーにする

ローズマリーは、香りをやさしく楽しみたいときにハーブティーで楽しむのもおすすめです。

お湯を注ぐと、すっきりした清涼感のある香りが立ちやすく、気分を切り替えたいときに適しています。

味はややシャープなので、飲みにくいと感じる場合は、はちみつやレモン、ほかのハーブと組み合わせてみましょう。

ただし、乾燥ローズマリーを使う場合は、入れすぎると香りや風味が強く出やすいため、少量から試すのが無難です。

料理ほど手間がかからないため、最初は食後や休憩時間など、生活の中で取り入れやすい場面から始めると負担に感じません。

アロマオイルを利用する

ローズマリーは、アロマオイルでも香りを楽しめます。

すっきりした清潔感のある香りが特徴で、仕事や家事の合間に気分を切り替えたいときにおすすめです。

ハンカチやティッシュに少量たらして香りを楽しむ方法なら、はじめてでも取り入れやすく、準備にも手間がかかりません。

ただし、精油は植物そのものより成分が濃いため、使い方には注意が必要です。

  • 原液を肌に直接つけない
  • 一度に多く使いすぎない
  • 刺激を感じたらすぐ使用を中止する

これらを守ったうえで、自分のペースで無理なく取り入れることが大切です。

とくに、小さな子どもやペットがいる空間では、使う量や置き場所にも気を配ったほうが安心です。

お風呂で使う

ローズマリーは、お風呂でも香りを楽しめるハーブです。

入浴中は湯気と一緒に香りが広がるため、ティッシュやハンカチで楽しむよりも、空間全体で香りを感じやすくなります。

すっきりした香りなので、気分を切り替えたい日や頭の中を整理したいときなどに試してみましょう。

ドライハーブをだしパックなどに入れ、湯船に浮かべる方法が手軽でおすすめです。

精油を使う場合は少量にとどめ、湯によく混ぜてから湯船に入ってください。

精油は成分が濃いため、肌が弱い方は量を控えめにし、刺激を感じたら使用を中止することが重要です。

長時間肌に触れると刺激やアレルギー反応が起こることもあるため、無理のない範囲で楽しみましょう。

まとめ|ローズマリーの多彩な効能と上手な取り入れ方

ローズマリーは、料理の香りづけに使われるだけでなく、気分転換や毎日のセルフケアにも取り入れやすいハーブです。

カルノシン酸やロスマリン酸といった抗酸化成分を豊富に含み、脳の老化抑制やがん細胞の増殖抑制への関わりも研究されています。

料理やハーブティー、アロマ、お風呂など自分の生活に合わせて気軽に楽しめるのも魅力です。

ただし、精油は成分が濃縮されているため、原液を直接肌につけない、使いすぎないなど基本的な注意を守ったうえで使いましょう。

体調や肌質によっては合わない場合があるため、少しずつ試しながら心地よく続けることが大切です。

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ローズマリーの効能に関するQ &A

ローズマリーに毒性がある?

常識的な量を料理に使う範囲であれば、過度に心配しすぎる必要はありません

ただし、多量に摂取したり精油を飲んだりすると、嘔吐やけいれんが起こるおそれがあります。

とくに、精油やサプリメントのように成分が濃い状態で使う際は注意が必要です。

また、利尿薬や血液を固まりにくくする薬との相互作用に注意が必要とされるため、持病がある方や服薬中の方は自己判断で多用しないようにしましょう。

ローズマリーの副作用は?

ローズマリーは、料理に少し使う程度なら過度に心配しすぎる必要はありません。

ただし、以下のような点に気をつけましょう。

  • 肌への刺激が出ることがある
  • 体質によってはアレルギー反応が起こる
  • 精油は食品より注意して使う必要がある

体質によってはアレルギー反応が出ることもあるため、肌が弱い方はとくに注意が必要です。

また、ハーブや精油は使い方や体質によって合う・合わないがあります。

原液をそのまま肌につけるのは避け、違和感があれば無理に使わないようにしましょう。

ローズマリーを使った料理のおすすめレシピは?

ローズマリーを使った料理なら、肉や魚のオーブン焼きがおすすめです。

ラム肉や鶏肉、魚料理との相性が良く、香りづけに使うことで素材の臭みを抑えられます。

また、じゃがいもと一緒に焼くローストポテトも合わせやすいほか、細かく刻んでオリーブオイルやバターに混ぜる使い方にも向いています。

ただし、いきなり多く入れると香りが強くなりすぎるため、最初は少量から試してみましょう。

ローズマリーは髪に良い効果がある?

頭皮ケアのイメージでローズマリーを使う人はいますが、髪が増える、薄毛が改善するといった効能をはっきり言い切れる十分な根拠はありません

一方で、香りを楽しみながらヘアオイルや頭皮用アイテムとして香りを楽しむ使い方はあります。

ただし、肌が敏感な方は刺激になりかねないため、少量から試して違和感があれば中止しましょう。

ローズマリーは脳への効能はある?

ローズマリーは、記憶や集中といった脳の働きとの関係が研究されているハーブです。

たとえば、ローズマリーに含まれるカルノシン酸については、脳を酸化ストレスから守る可能性があるとの基礎研究で注目されています。(文献1)

ただし、主に細胞や動物を使った研究が中心で、一般の人に対して「脳に効く」とまでは言い切れません。

人での有用性については、今後のさらなる検証が必要です。

ローズマリーの効能をスピリチュアルな観点からいうと?

スピリチュアルな観点では、ローズマリーは気持ちの迷いや頭の中のもやもやを整え、思考をすっきりさせる香りとして捉えられています。

また、前向きな気持ちを後押しし、自分にとって大切なことに意識を向けやすくするとも考えられています。

ただし、科学的な効能を示すものではありません。

心を落ち着けたいときに香りを楽しむ、一つの方法として取り入れると良いでしょう。

参考文献

(文献1)
『脳を守るローズマリー』 ローズマリーが神経ネットワーク形成を促進させ、記憶力を高めることを発見 ~日本薬学会第126年会にて発表~|長瀬産業株式会社

(文献2)
Therapeutic effects of rosemary (Rosmarinus officinalis L.) and its active constituents on nervous system disorders|PubMed Central

(文献3)
研究成果報告書「ストレスによる癌進行に対するローズマリー由来成分の効果」|科学研究費助成事業(KAKEN)