曇りの日でも紫外線対策は大切!日焼け・健康被害に注意しよう
公開日:2022.05.02 スタッフ ブログ 美容 豆知識「曇りでも紫外線はあるって聞くけど、実際どのくらい影響があるのだろう?」
そんな疑問を感じたことはないでしょうか。
日差しが弱い日はついつい安心しがちですが、紫外線は雲を通過して地表に届いています。
体感の明るさと紫外線量は一致しないため、知らないうちに影響を受けているケースも少なくありません。
本記事では、曇りの日の紫外線量の目安や強く感じる理由、肌や健康への影響をわかりやすくまとめました。
あわせて、日常で取り入れやすい具体的な紫外線対策も解説しているので、参考にしてみてください。
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目次
曇りの日でも紫外線はある
曇りの日は日差しが弱く感じられるため、紫外線も少ないと思われがちです。
しかし実際には、雲を通過した紫外線が地表に届いており、天候に関係なく一定量を浴びています。
気象庁のデータによると、快晴時を100%とした場合、うす曇りで約80〜90%、曇りで約60%、雨でも約30%の紫外線が観測されています。(文献1)
すなわち、雲があっても完全に遮断されるわけではなく、私たちは日常生活の中で継続的に紫外線の影響を受けている状態です。
たとえば、通勤や買い物など短時間の外出でも、紫外線を浴び続けていることになります。
とくに屋外での移動が多い場合は、曇りの日でも紫外線対策を前提に行動する意識が欠かせません。
曇りの日でも紫外線が強いのはなぜ?
曇りの日でも紫外線が強い理由は、雲の性質と光の広がり方にあります。
ここでは、曇天でも紫外線の影響を受ける仕組みを整理していきましょう。
散乱光による影響
曇りの日でも紫外線を浴びてしまう理由のひとつが、「散乱光」です。紫外線が空気中の分子や雲の粒にぶつかって四方に広がる現象を指します。
紫外線は太陽から一直線に届くだけでなく、さまざまな方向に広がりながら地表に届きます。
したがって、直射日光が弱く感じられる日でも、上からだけでなく横や下からも紫外線を受ける状態になっているわけです。
たとえば、建物の影や木陰に入っても、周囲の空気中で散乱した紫外線は完全には遮られません。
顔の側面や首の後ろなど、意識しにくい部位に影響が出やすいため短時間の外出でも注意が必要です。
さらに、雲の状態によっては、散乱光によって紫外線量が局所的に増える場合もあります。
日差しが弱いからと安心して、紫外線対策を怠ってはいけないのです。
季節や時間帯による変動
曇りの日でも紫外線量は一定ではなく、季節や時間帯によって大きく変わります。
とくに注意したいのは、天候よりも太陽の位置が影響する点です。
日本では、太陽が高く昇る夏場に紫外線量が増えやすく、曇りの日であっても冬の晴天より多くなるケースがあります。
日差しが弱く感じても、季節が夏なら肌への影響は小さくありません。
また、1日の中では10時から14時頃にかけて紫外線量がピークになります。
この時間帯は曇りでも地表に届く紫外線が多く、短時間の外出でも紫外線を浴びやすい傾向があるのです。
日差しの強さだけで判断せず、時間帯と季節を考えながら曇りでも油断しないように行動しましょう。
曇りでも対策が必要な紫外線の種類
曇りの日の紫外線対策では、「どの種類の紫外線が届くのか」を理解しておくと判断しやすくなります。
ここでは、日常生活に影響しやすいUVAとUVBの特徴を解説します。
UVA(紫外線A波)
UVAは曇りの日でも届きやすく、日常生活の中で継続的に浴びやすい紫外線です。
波長が長く、雲や窓ガラスを通過しやすいため、屋外だけでなく室内でも影響を受けやすい特性があります。
皮膚の奥にある真皮まで到達し、ハリや弾力に関わる組織に影響するとされています。
急激な赤みは出にくい一方で、長期間の蓄積によってシワやたるみなどの変化につながるため要注意です。
また、UVAは窓際での作業や短時間の外出でも、一定量が届き続けます。
日焼けしている自覚がなくても皮膚への影響があるため、曇りの日でも十分な対策が必要です。
UVB(紫外線B波)
UVBは主に肌の表面に作用し、日焼けによる赤みや炎症と関係する紫外線です。
雲や大気の影響を受けやすいため、UVAに比べると曇りの日は量が減る傾向がありますが、完全に遮られるわけではありません。
短時間でも強く浴びた場合、数時間後に赤くヒリヒリする「サンバーン」が現れ、その後に肌が褐色になる「サンタン」につながります。
また、皮膚の細胞にダメージを与える性質があり、長期的に肌トラブルの原因になるおそれもあるため注意しなければなりません。
曇りの紫外線でも「光老化」に注意しよう
曇りの日でも紫外線は日常的に降り注いでおり、見た目の明るさに関係なく肌に影響があります。
とくに、紫外線を長年浴び続けることで進む肌の老化「光老化」に注意しましょう。
肌の変化は加齢だけで起こるわけではなく、紫外線のような外的刺激でもシワやたるみ、ハリの低下やシミやそばかすの原因となるメラニンの生成促進につながります。
曇りの日は油断しやすいものの、紫外線の影響は天候に関係なく続いており、日々の対策が大切です。
「今日は曇りだから」と、対策を怠ってはいけません。
曇りでも強い紫外線を浴びる危険!懸念される健康被害
紫外線は肌の見た目だけでなく、体のさまざまな機能に影響を及ぼします。
ここでは、曇りの日でも注意しておきたい健康への悪影響を見ていきましょう。
皮膚への急性的・慢性的影響
紫外線が皮膚に与える影響は、短期間で現れる急性的な変化と、長年の蓄積で現れる慢性的な変化に分けられます。
曇りの日でも紫外線は届くため、どちらの影響も無関係ではありません。
急性的な変化としては、以下が挙げられます。
- 日光を浴びた数時間後に現れる赤みやヒリヒリ感(サンバーン)
- 数日後に肌が褐色になる反応(サンタン)
曇りの日は自覚しにくいものの、とくに長時間の外出では上記の反応が起こるおそれがあるため注意が必要です。
一方、慢性的な変化では、以下の点に要注意です。
- 長年紫外線を浴び続けることでシミやシワ、皮膚の変化が進行する
- 皮膚の細胞が傷つけられ、がん化するリスクがある
曇りの日でも紫外線の皮膚への影響は継続しており、短期的な変化だけでなく、長期的な悪影響も考慮しながら対策を行っていきましょう。
眼への影響
紫外線は皮膚だけでなく、眼にも直接影響を及ぼします。
曇りの日でも紫外線は一定量が届くため、日差しが弱く感じる場面でも注意が必要です。
急性的な影響として知られているのが、紫外線角膜炎です。
強い紫外線を浴びた数時間後に発症し、充血や強い痛み、異物感などが現れます。
雪山や海辺のように反射が多い環境だけでなく、日常生活でも条件によっては起こり得るため安心できません。
慢性的な影響では、白目の組織が黒目に入り込む翼状片(よくじょうへん)や、水晶体が濁る白内障との関連が心配されます。
とくに、屋外での活動時間が長い場合、紫外線を浴び続けていることを忘れずに対策を怠らないようにしましょう。
免疫機能への影響
紫外線は皮膚や眼だけでなく、体の免疫機能にも影響を与えることが知られています。
紫外線を過剰に浴びて免疫の働きが抑えられると、口の周りにできる単純ヘルペスが再発しやすくなるなど、感染症に対する抵抗力が低下する場合があるのです。
また、特定の薬を服用している場合などでは、通常であれば問題にならない程度の紫外線でも、皮膚が赤く腫れる「光線過敏症」が起こるケースがあります。
光線過敏症は、寝不足の日や薬を飲んでいる時期、肌が荒れているときなど、体質や状況によって反応が変わる点も見逃せません。
とくに、体調がすぐれない日や服薬中の外出では、紫外線の影響を受けやすくなる可能性があります。
肌の状態だけでなく、体全体への影響も踏まえて紫外線対策を講じることが重要です。
曇りの日でも実践したい!紫外線・日焼け対策
日差しの少ない曇りの日は紫外線対策を怠りがちですが、紫外線は常に私たちに降り注いでいます。
ここでは、日常で取り入れやすい具体的な対策を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
日焼け止めを塗るのを忘れない
曇りの日でも、日焼け止めは紫外線対策の基本として欠かせません。
紫外線は雲を通過して届くため、晴れていなくても肌への影響は続いています。
とくに、UVAは天候の影響を受けにくく、日常生活の中で継続的に浴びやすい紫外線です。
外出時の紫外線対策は、メイクだけでは十分とはいえません。
朝の外出前には、日焼け止めを塗る習慣をつけておくことをおすすめします。
効果を保つためには、塗る量と塗り直しも重要です。
汗や皮脂で落ちることがあるため、外出時間が長い場合は2〜3時間を目安に重ね塗りしてください。
サングラスをかける
曇りの日でも、サングラスは有効な紫外線対策です。
紫外線は可視光とは異なり、まぶしさを感じにくくても眼にしっかりと届いています。
眼は紫外線を直接受けやすい部位であり、屋外での移動や作業が続く場合は対策が欠かせません。
また、眼は散乱光の影響を受けやすく、曇りの日でも上や横から紫外線が入り込みます。
なお、サングラスを選ぶ際は、レンズの色の濃さよりも「紫外線カット率」が重要です。
紫外線カット率99%など、紫外線を効果的に遮る性能を備えたサングラスを選びましょう。
紫外線カット率の高い日傘や帽子を活用する
曇りの日でも、日傘や帽子を活用しましょう。
直射日光が弱くても紫外線は上から降り注ぐため、物理的に遮る方法を取り入れると影響を抑えられます。
高い紫外線カット率を謳った日傘や帽子を選ぶと、曇りの日でもより安定した効果が期待できます。
とくに、つばの広い帽子は顔全体に影を作りやすく、日常でも使いやすいのでおすすめです。
また、日傘は建物の影や木陰と同様に、紫外線の一部を遮る役割を発揮します。
短時間でも紫外線の影響を軽減するのに役立つため、天候に関係なく紫外線対策として利用してみてください。
長袖・長ズボンで肌の露出を抑える
衣類で肌をしっかり覆う方法も、曇りの日の紫外線対策として効果的です。
紫外線は直接肌に当たることで影響が出るため、露出を減らすだけでも負担を軽減できます。
一般的に、濃い色や織り目が詰まった素材は紫外線を通しにくく、白や薄い色、編み目の粗い生地は通しやすい傾向があります。
見た目の涼しさだけで選ぶと、紫外線対策としては不十分になる場合があるため注意しましょう。
また、腕まわりの対策としてアームカバーも有効です。
着脱がしやすく荷物にもならないので、屋内では外してバッグなどに収納できます。
まとめ|曇りの日でもしっかり紫外線対策しよう
曇りの日でも紫外線は確実に地表へ届いており、体感の明るさとは関係なく体に影響があります。
油断しやすい天候だからこそ、基本的な対策を継続することが重要です。
日焼け止めやサングラス、日傘を活用すれば、日常生活の中でも無理なく紫外線を抑えられます。
短時間の外出でも万全な紫外線対策で、将来の肌や健康への影響を減らしていきましょう。
なお、当院「リペアセルクリニック」の公式LINEでは、さまざまな病気や後遺症の治療に用いられている再生医療に関する情報の提供と簡易オンライン診断を実施しています。気になる症状があれば、お気軽にご利用ください。
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曇りの日の紫外線に関するよくある質問
晴れよりも曇りの方が紫外線が強いというのは嘘ですか?
曇りの日の紫外線量は、晴れより少ないのが通常です。
気象庁のデータでも、快晴を100%とした場合、うす曇りで約80〜90%、曇りで約60%、雨で約30%としています。(文献1)
ただし、雲の状態によっては紫外線が散乱し、局所的に増えるケースがあります。
したがって、「曇りだから安心」とは言い切れません。
紫外線がビタミンD生成に欠かせないのは本当?
紫外線はビタミンDの生成に関係があり、体に有益な側面もあります。
皮膚がUVBを浴びることで、体内のコレステロールからビタミンDが作られ、カルシウムの吸収や骨の健康維持に役立っているのです。
ただし、日焼けするほど紫外線を浴びる必要はありません。
一般的な日本の環境下においては、両手の甲に15分程度日光が当たる、もしくは日陰で30分ほど過ごすだけでも必要なビタミンDを補えるとされています。
赤ちゃんの紫外線・日焼け対策の注意点は?
赤ちゃんは、皮膚が薄く紫外線の影響を受けやすいため、環境に合わせた対策が必要です。
とくに、以下のように紫外線量が増える時間帯や場所を避ける工夫が重要になります。
- 紫外線が強くなる10時〜14時の長時間外出を避ける
- 木陰や建物の影など、日陰を選んで過ごす
- つばの広い帽子や露出の少ない服で肌を守る
- ベビーカーのサンシェードや車のUVカットを活用する
- 低刺激の日焼け止めを使い、2〜3時間ごとに塗り直す
日焼けしたら石鹸で汚れを落とし、冷やしたタオルなどで冷却した後にしっかり保湿を行いましょう。
赤ちゃんは自分で不調を伝えにくいため、周囲が常に配慮する意識が欠かせません。
参考文献
(文献1)
雲と紫外線|気象庁







