臼蓋形成不全と言われたことはありますか?
公開日:2024.08.29 スタッフ ブログ 関節 カラダの仕組み皆さん、こんにちは🍀
今回は股関節の骨の病気、【臼蓋形成不全】についてお話ししたいと思います。
臼蓋形成不全ってなに?
股関節の『臼蓋(寛骨臼)』と呼ばれる骨盤側にあるくぼみの形成が不十分で浅いため、そこに収まる球状の『大腿骨頭』を十分に覆うことができない病気です🦴
<原因>
遺伝的要因、子宮内での胎位異常(頭部が下向き以外の姿勢)、乳児の場合は股関節や膝関節を伸ばしたままにすることなどが考えられています。患者様の8割は女性です。
<症状>
臼蓋の形成が浅く、狭い状態のため荷重を分散できずに部分的に負荷がかかり、その状態が続くとその部分の軟骨がすり減っていきます💦
若いうちは軟骨がしっかり残っているので、臼蓋形成不全があっても日常生活では、あまり痛みを感じないことがほとんどです。
加齢や体重による関節への負担が重なり、軟骨がすり減ってくる『変形性股関節症』に至る可能性が高くなります。変形性股関節症に移行すると、痛みを感じたり違和感が出現してきます💥
<一般的な治療法>
根本的な治療としては、手術になります。手術の場合は浅い状態の臼蓋の部分を切ってずらす方法。
もしくは付け足して形成不全となっている屋根を作るという治療を行います。
進行してしまった場合には、人工股関節置換術を行う場合もあります。
最初は痛みが出現するタイミングや動作を理解し、痛みと上手く付き合う必要があります。股関節周囲の筋力をつけることで関節を支えることができるため、プール🏊などで運動することも効果的です。
リペアセルクリニックでの治療法
当院では、幹細胞治療やPRPといった再生医療を行っています。
変形性股関節症に対しても、再生医療を実施しております!
股関節の痛みなど気になる症状がありましたら、一度ご相談ください 🌱