症例紹介case introduction

紹介している症例は一部の患者様で、掲載以外の症例も多数ございます

  • HOME
  • 症例紹介
  • 頚椎椎間板ヘルニアに対して幹細胞が著効! 70歳男性 

頚椎椎間板ヘルニアに対して幹細胞が著効! 70歳男性 

公開日:2021.11.24

頚椎椎間板ヘルニアで足が思うように出ない

以前から両手、両足の痺れが強く歩きにくさも認めていました。基礎疾患に糖尿病と下肢閉塞性動脈硬化症を認めていました。糖尿病でも両手、両足の痺れが出ますし、下肢閉塞性動脈硬化症でも下肢の痺れがでて歩行困難となることがあります。

歩行困難と両手、両足のしびれが頚椎椎間板ヘルニアが原因ということで1年前に頚椎の手術を行いました。しかし、手術後も思うように回復せず歩きづらさは残っていました。

この方の場合手術をされましたが、頚椎ヘルニアによる脊髄の圧迫で脊髄に損傷が後遺症として残り、足が思うように出ないという症状が継続しておられました。さらに腸腰筋という歩行に大事な筋肉と右の上腕二頭筋が正常より20%筋力低下を認めていました。

頚椎椎間板ヘルニア、頚椎症性脊髄症、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、これらの病状として脊髄の圧迫により脊髄が損傷し、手や足の痺れ、筋力の低下などを認め放置していくと手術をしても回復しにくくなり、痺れや筋力低下が後遺症として残ることが多くあります。

その症状に対しての治療方法は飲み薬などで対処しますが、ほとんどの場合あまり効果が見られません。ヘルニアの手術をしても手や足の痺れが強く残り日常生活にも支障をきたしている人は沢山おられます。

このような方に、脊髄内への幹細胞投与にてかなりの症状の改善が見られています。痺れがほとんど消失したり、歩行機能が改善したりと今までの治療では不可能なことが可能となっています。

手術しても脊髄損傷は残っている

頚椎ヘルニアに対する再生医療

脊髄内に直接幹細胞を2回投与

1回目の投与後

数日後から右足の強い痺れが半分になる

両手の痺れの範囲が親指のみとなる

腸腰筋と上腕二頭筋に力が強くなる

2回目の投与後

両手、両足の痺れが完全に消失する

以前は少し歩くと足がだるくなり、足も思うように前に出せなったが、投与して2ヶ月目には歩行しても足の出づらさがなくなり、だるさも無くなる。

脊髄内に幹細胞を投与して2ヶ月後には、痺れ消失し歩行も普通にできるようになったと本人もかなり驚かれていました。もちろん、私もこの効果には少し驚きはありました。痺れというものは手術しても、何をしても取れないという概念が覆りました。

そして、頚椎ヘルニアや頸椎症性脊髄症に特有の歩行時の足の出にくさも改善されました。足の出にくさというのは単に足の筋肉の低下ではなく、脊髄損傷によって歩行機能が障害されるために起こります。幹細胞の投与によってこの歩行機能の改善の効力には私も驚いております。

ヘルニアによる後遺症で悩まれている方は多くおられます。しびれや痛みで日常生活に支障があっても我慢するしかありませんでした。しかし、幹細胞を脊髄内投与することで損傷部の修復・再生が可能となり症状もかなり軽減させることが可能となりました。

<治療費>  
198万円(税込)
<起こりうる副作用>
・脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。
・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。

※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。

 

ID000460

再生医療医師監修:坂本貞範

 

イメージ画像トップ