右変形性膝関節症 幹細胞治療 70代女性
公開日:2025.02.24人工関節の手術を受ける前に、幹細胞治療を選んでよかった!
数年前から右膝の痛みに悩まれていた患者様が、当院を受診されました。
近くの整形外科で変形性膝関節症と診断され、ヒアルロン酸の注射や塗り薬での治療を続けてこられました。20年前から体力作りのためにテニスを始められ、今でも続けていらっしゃるそうですが「もしかしたら、テニスのし過ぎで膝を悪くしてしまったのかもしれません」とお話しされました。最近では痛みが強くなってきて、大好きなテニスが思うように楽しめず、とても辛い日々を送られていました。
定期健診で撮ったレントゲンを見ると、右膝の内側の軟骨がほとんどなくなってしまい、太ももの骨(大腿骨)とすねの骨(脛骨)が直接くっつきそうな状態でした。主治医の先生からは「末期の関節症まで進行していますので、人工関節への置き換えをお勧めします」と告げられたそうです。しかし「人工関節にしてしまうとテニスを諦めなければならない。体力も落ちていってしまうのではないか」と不安な気持ちを抱えておられました。
そこで人工関節以外の方法で痛みを和らげ、もう一度テニスを楽しみたいとお考えになり、当院の再生医療にたどり着かれました。
リペアセルクリニックでは、米粒2~3粒ほどのわずかな脂肪から1億個以上の元気な細胞を培養することができ、これは他の医療機関と比べても群を抜いた数です。さらに細胞を冷凍せずに新鮮な状態で患部に届けることができます。このような方法で、骨と骨が直接触れ合うような重症の方でも痛みが良くなった例を数多く経験してきました。
ただし、正直に申し上げますと、症状が重い場合には十分な効果が得られないこともございます。そのことをお伝えしたところ「それでも治療を受けてみたい」と強く希望されました。
リペアセルクリニックは「膝の痛み」に特化した再生医療専門クリニックです。手術・入院をしない新たな治療【再生医療】を提供しております。
レントゲン所見
詳しい検査の結果やはり末期の関節症でした。
<治療効果>右膝に5000万個細胞を計2回投与+PRP
右膝に5000万個の細胞を2回に分けて注入させていただきました。
うれしいことに、1回目の治療からわずか1か月で、とても強かった痛み(10段階中8)が随分と楽になり(10段階中3)、「2回目の治療が楽しみです」と笑顔で話してくださいました。
全ての投与が終わり、2回目の治療から1年後にお会いした時には、1日2時間のウォーキングはもちろん、テニスまでできるようになり、痛みもほとんど気にならなくなったとのことでした。「人工関節の手術を受ける前に、この治療を選んで本当に良かったです。これからも運動を続けて、体力を維持していきたいです」と喜んでいただけました。これは、当院独自の冷凍せず培養された、生存率の高い幹細胞だからこそ、このような末期の変形の方にも効果がみられたものと、あらためて実感しました。
<治療費>
・関節1部位 幹細胞数 ( 2500万個~1億個 )
投与回数( 1回 )132万円( 税込 )/2500万個
・PRP治療 16.5万円( 税込 )
<起こりうる副作用>
・脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。
・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。
※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。
変形性膝関節症の再生医療についてはこちらで詳しく説明しています。↓
再生医療医師監修:坂本貞範