右変形性膝関節症 幹細胞治療 60代女性
公開日:2025.05.29
目次
末期の変形性膝関節症から解放へ – 人工関節手術を回避
「手術しか選択肢はないと思っていた膝の痛みが、こんなに良くなるなんて」
そう喜びの表情を浮かべながら、診察室を後にされたのは、末期の変形性膝関節症と診断された患者様です。
3年間続いた膝の痛みに悩まされ、定期的なヒアルロン酸注射でも、改善しなかった症状が、わずか数ヶ月の幹細胞治療で、大幅に緩和されました。レントゲンで「末期」と診断された関節症でも、適切な再生医療により、痛みから解放される可能性があることを示す、貴重な症例です。
このような改善は、どのようにして実現したのでしょうか?
治療前の状態
- 3年間続く右膝の痛み
- 定期的なヒアルロン酸注射でも効果なし
- レントゲンで「末期の変形性関節症」と診断
- 日常生活における活動制限
この患者様は、3年前から右膝の痛みを感じるようになり、近隣の整形外科で、変形性膝関節症と診断されました。その後、2週間に1回、ヒアルロン酸注射を継続して受けていましたが、痛みの軽減効果は得られませんでした。レントゲン検査では、末期の変形性関節症が確認され、一般的には、人工関節置換術が推奨される状態でした。
しかし、患者様は拙著「ひざ人工関節の手術を受ける前に知っておきたい再生医療」という書籍を読んで、再生医療について学ばれ、できれば人工関節手術を回避し、自分の関節を保ちながら痛みを取り除きたいという希望を持って、当院を受診されました。
変形性膝関節症は、膝の軟骨がすり減り、骨と骨が直接こすれることで、痛みや炎症が生じる疾患です。特に、末期では軟骨が著しく減少、または消失し、保存的治療では、効果が限定的となり、多くの場合、人工関節置換術が検討されます。しかし、人工関節には、機械的な耐久性の問題や感染リスク、再手術の可能性など、いくつかの課題もあります。
リペアセルクリニックの特徴
詳細については、こちらで当院独自の再生医療の特徴を紹介しています。




リペアセルクリニックは「膝の痛み」に特化した再生医療専門クリニックです。手術・入院をしない新たな治療【再生医療】を提供しております。
レントゲン所見
<治療内容>右膝に1億個細胞を計4回投与+PRP
右膝に1億個細胞を、計4回投与いたしました。
治療後の変化
- 痛みの段階的な軽減(10段階中7→3)
- 日常生活動作の改善
- 人工関節手術の回避
- 長期的な効果の期待(10年近く効果が持続するケースも)
治療効果は段階的に現れ、初回投与後1ヶ月で痛みの自己評価(10段階中)が7から6に軽減。2回目投与後には5、3回目投与後には4と、着実に改善し、最終投与後3ヶ月には、3まで軽減しました。
3回目投与から約1ヶ月後の、歩行時の様子です。歩行が安定しています。
幹細胞治療の特徴として、効果は投与後1年程度まで、継続して発揮されるため、今後、さらなる痛みの軽減が期待できます。レントゲンで軟骨が消失している「末期」と診断された関節症であっても、当院の活性の高い幹細胞を、大量に複数回投与することで、順調に症状が改善していくことが示されました。
また、特筆すべき点として、一度効果が現れると、その効果が10年近く持続する方も多くいらっしゃいます。これは人工関節の耐用年数(10〜15年程度)に匹敵する持続性であり、再手術のリスクや異物を体内に入れることなく、自分自身の関節で、快適に過ごせる可能性を示しています。
「末期」という診断を受け、人工関節手術を勧められた方でも、適切な再生医療によって症状の改善が可能であることを示すこの症例は、同様の悩みを持つ多くの方々に新たな選択肢と希望をもたらすものです。
変形性関節症で保険診療の範囲内での治療に満足されていない方、人工関節手術を検討されている方、あなたも新しい一歩を踏み出してみませんか。国内で唯一の、最新の『分化誘導技術』を用い、当院は『新時代の再生医療』による治療を提供します。
<治療費>
- 関節1部位 幹細胞数 ( 2500万個~1億個)
投与回数( 1回 )132万円( 税込 )/2500万個 - 分化誘導( 1回 )55万円( 税込 )
- PRP治療 16.5万円(税込)
<起こりうる副作用>
- 脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。
- 症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。
※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。
変形性膝関節症の再生医療についてはこちらで詳しく説明しています。↓

膝の痛みは⼿術しなくても治療できる時代です。
再生医療医師監修:坂本貞範