頚髄損傷 幹細胞治療 50代男性
公開日:2025.06.13
目次
車椅子生活30年 – 足の感覚が改善し、足に力が入るように!
50代の患者様は、20代の時に、バイク事故によって頸椎レベルでの脊髄損傷を受傷されました。
これは、30年以上続いた車椅子生活から、幹細胞治療により「体幹が安定した」「車椅子に楽に長時間座れるようになった」という驚くべき変化を経験された患者様の物語です。ぜひ、ご覧ください。
治療前の状態
- 20代のバイク事故による頸椎レベルでの脊髄損傷
- 30年以上続く車椅子生活
- 下肢のつらいしびれ
- 体幹の不安定さ
バイク事故での受傷直後は、下肢が完全に麻痺したそうですが、その後、数年かけて徐々に回復してきました。しかし、30年以上経った現在でも、車椅子生活を余儀なくされ、下肢には辛いしびれが残っていました。
受傷後何年間かは、後遺症が回復する治療法を探し続けていましたが、これといった治療法は見つけることができず、回復を諦めていたそうです。最近になって、脊髄損傷の再生医療の臨床応用について聞くことが多くなり、再生医療に興味を持ち、当院を受診されました。
損傷した神経の回復は、通常は数年もすれば止まり、それ以上は望めないと言われ、後遺症として、様々な症状が残ってしまいます。具体的には、手足の運動麻痺、知覚麻痺、自律神経障害、排尿・排便機能障害などが残ってしまいます。場合によっては、この患者様のように、車椅子生活を余儀なくされる場合もあります。
リペアセルクリニックの特徴
詳細については、こちらで当院独自の再生医療の特徴を紹介しています。



近年、研究が進み、幹細胞を使った再生医療により、脊髄損傷の後遺症が回復した例が数多く報告され、脊髄損傷の後遺症で苦しむ患者様の、希望の光となっています。当院は、国内でいち早く、脊髄損傷の後遺症への幹細胞治療に取り組みはじめ、現在では、治療を受けていただいた患者様は、数百人にも及んでいます。
当院では、損傷した神経細胞へ、より多くの幹細胞を届け、修復を促したいとの思いから、幹細胞を脊髄くも膜下腔内へ直接投与する「脊髄腔内ダイレクト注射」を行なっています。投与された幹細胞は、循環している髄液に乗って、損傷した神経にたどり着くのです。厚生労働省からの正式な認可を受けており、脊髄くも膜下腔内への幹細胞の直接投与が可能な施設は、国内ではほとんどありません。
また、当院では厚生労働省への届出・受理を経て、2億個の幹細胞一括投与を提供しています。リペアセルクリニック独自の豊富な治療経験から、この投与量の最適化により治療効果がさらに向上することが示唆されています。
リペアセルクリニックは「脊髄損傷」に特化した再生医療専門クリニックです。手術・入院をしない新たな治療【再生医療】を提供しております。
MRI所見

<治療内容>脊髄腔内に直接2500万個細胞を計3回、1億個細胞の点滴を計3回投与
この患者様には、脊髄くも膜下腔に2500万個細胞を3回投与、そして、1億個細胞の点滴投与を3回行いました。
治療後の変化
- 体幹の安定性の向上
- 車椅子に楽に長時間座れるようになった
- 足の感覚の改善
- 足に力が入るようになった
初回投与後2年が経過した現在、「投与前と比べ体幹が安定し車椅子に楽に長時間座れるようになった、足の感覚が改善した、足に力が入るようになった」と確かな効果を実感していただいています。
脊髄損傷の後遺症の治療は、現在の保険診療の範囲では、難しい領域です。しかし、30年以上も前の脊髄損傷であっても、適切な幹細胞治療により、症状の改善が見られる可能性があります。
長い間諦めていた症状の改善に、新たな希望をもたらす治療法として、多くの脊髄損傷患者さんのお力添えができるよう、今後も真摯に治療に取り組んでまいります。あなたも新しい一歩を踏み出してみませんか。
リペアセルクリニックでは、再生医療分野で豊富な経験を持つ専門医たちが、12,000例以上の実績に基づく確かな技術と、独自の培養方法で、患者様一人ひとりに、最適な治療プランをご提案いたします。
<治療費>
幹細胞 硬膜内注射と点滴1億個(1回)
462万円(税込)
<起こりうる副作用>
脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。
症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。
※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。
脊髄損傷の再生医療についてはこちらで詳しく説明しています。↓

脊椎損傷のお悩みに対する新しい治療法があります。
再生医療医師監修:坂本貞範