脳梗塞後遺症が改善! 60代女性
公開日:2025.06.23
目次
痛みや熱さを感じすぎる日常から解放 – 脳梗塞後遺症改善の軌跡 –
4年前に、脳梗塞により救急搬送された患者様は、治療後に左半身の痺れと、知覚過敏が残ってしまいました。
左半身に触れるだけで痛みを感じたり、お湯や水の温度を実際とは異なった熱さ・冷たさで感じておられた患者様が、当院で幹細胞治療を受け、痺れや痛みが軽減し、温度感覚の異常もなくなりました。
この驚くべき変化について、ご紹介します。
治療前の状態
- 4年前の脳梗塞による左半身の痺れと知覚過敏
- 触れるだけで痛みを感じる過敏症状
- お湯が実際より熱く、水が極端に冷たく感じる温度感覚異常
- やけどなどの危険が伴う日常生活
この患者様は、4年前に突然口元の痺れが出現し、翌朝には左手、左足にも痺れが広がったため、救急搬送されました。病院での診断は脳梗塞で、即座に点滴と内服治療が行われました。幸いにも、筋力低下や歩行障害などの運動機能の後遺症は残りませんでしたが、左半身の痺れと、知覚過敏が残存していました。
左半身に触れるだけで痛みを感じたり、お風呂のお湯が実際の温度よりも熱く感じたり、水がとても冷たく感じたりと、日常生活で不快に感じる場面が多々ありました。そのため、やけどなどの危険が、常に付きまとう生活を余儀なくされていました。こうした不快な痺れや、知覚過敏が少しでも軽減されることを願い、再生医療を希望して、当院を受診されました。
リペアセルクリニックの特徴
詳細については、こちらで当院独自の再生医療の特徴を紹介しています。



脳梗塞後の残存する痺れや、痛みに対しては、一般的に、内服薬の服用などの対処療法が行われますが、その効果は、限定的な場合が多いのが現状です。知覚障害は、運動麻痺と比べると、些細な問題と捉えられがちですが、知覚障害を抱えている患者様にとっては、非常に深刻な問題となります。
近年、研究が進み、幹細胞を使った再生医療により、知覚障害などの脳梗塞の後遺症が回復した症例が数多く報告されています。当院も、脳卒中の幹細胞治療の黎明期から、積極的に取り組んできました。
当院では厚生労働省への届出・受理を経て、2億個の幹細胞一括投与を提供しています。リペアセルクリニック独自の豊富な治療経験から、この投与量の最適化により、治療効果がさらに向上することがわかっています。
リペアセルクリニックは「脳卒中」に特化した再生医療専門クリニックです。手術・入院をしない新たな治療【再生医療】を提供しております。
MRI所見
<治療内容>1億個細胞を計3回投与
この患者様には、1億個の幹細胞点滴を計3回投与しました。
治療後の変化
- 痺れや痛みの軽減
- 温度感覚の正常化(過度に熱さや冷たさを感じることが解消)
- 糖尿病の数値(HbA1c)が低下
- 血管内皮細胞の修復による血管年齢の若返り
投与するたびに、痺れや痛みは軽減していき、3回目投与後には、過度に熱さや冷たさを感じるという、温度感覚の異常もなくなりました。そして、糖尿病の数値(HbA1c)が改善するという、脳梗塞の再発予防にもつながる、喜ばしい副次的効果も現れました。
また、体内に入った幹細胞は、全身の血管を巡り、血管の内皮細胞も修復してくれるため、血管年齢も若返り、脳梗塞の再発予防にも寄与するという目には見えない効果も期待できます。
まとめ
脳卒中の後遺症、特に知覚障害は、日常生活の質を大きく損なうことがあります。通常の治療では、改善が難しい知覚過敏や、異常感覚に対して、幹細胞治療は、新たな選択肢となる可能性を秘めています。
この患者様のように、適切な幹細胞治療により、症状の改善が見られるだけでなく、血管の若返りやHbA1cの数値の改善といった、副次的な効果も期待できます。これらは、将来の脳梗塞再発リスクの低減にもつながる、重要な効果です。
こちらは、患者様に投与後の症状の変化を記録していただいたものです。「治療の効果はいつまで継続するか」とのご質問をいただきました。
脳卒中・脊髄神経の再生医療において、神経は一度再生されると、再び損傷しない限り、一生効果は継続されます。
脳卒中の後遺症や、再発の不安を抱えておられる方は、ぜひ一度カウンセリングにお越しください。あなたも新しい一歩を踏み出してみませんか。
リペアセルクリニックでは、再生医療分野で豊富な経験を持つ専門医たちが、12,000例以上の実績に基づく確かな技術と、独自の培養方法で、患者様一人ひとりに、最適な治療プランをご提案いたします。
<治療費>
幹細胞点滴 投与回数(1回)
242万円(税込)
<起こりうる副作用>
脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。
症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。
※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。
脳卒中の再生医療についてはこちらで詳しく説明しています。↓

脳卒中のお悩みに対する新しい治療法があります。
再生医療医師監修:坂本貞範