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- ひざ関節の症例
- 肩関節の症例
- 幹細胞治療の症例
- PRP治療の症例
幹細胞治療で、テニスを楽しめるように! 5年前からの右肩の痛み、3 年前からの両膝の痛みに悩まれ当院へ受診いただきました。 趣味で⻑年テニスをされてきたため、右肩と両膝を傷めたのではないかとお話しされました。 当初は近くの整形外科を受診され、右肩腱板損傷と両膝変形性関節症と診断され、各関節にステロイド注射やヒアルロン注射を定期的に受けてこられました。しかし最近では痛みが 悪化し、趣味のテニスができなくなったそうです。 主治医からは、右肩腱板の関節鏡による縫合手術を勧められましたが、入院期間やリハビリ期間の⻑さが難しいことと、手術で肩の痛みが取れても、両膝の痛みが残ったままでは、テニスに復帰できないのではと考えられたそうです。また、両膝の人工関節手術を受けてしまうと、人工関節に大きな負担がかかるため、テニスへの復帰は難しいだろうと諦めかけていました。このような状況では、整形外科医からテニスの引退を勧められることも多いのですが、患者様は「3つの関節を一度に治療でき、痛みなくテニスに復帰できる良い治療法はないか」と探されて、当院を受診されました。 右肩腱板損傷に対する当院の幹細胞治療は、関節鏡手術と比べても体への負担がかなり軽く、治療期間も短いにもかかわらず、治療効果は同等かそれ以上です。大きな違いは、腱板を再生させることができるのです。手術では腱板再生は不可能で、あくまで対症療法となります。 リペアセルクリニックは「肩の痛み」に特化した再生医療専門クリニックです。手術・入院をしない新たな治療【再生医療】を提供しております。 また、変形性膝関節症の幹細胞治療は、初期から進行期であれば 80%から90%の方、末期の方でも 70%から 80%の方に満足いただいています。 このような良好な治療効果が得られるのは、当院の細胞の質と量へのこだわりによるものです。当院はトップクラスの細胞培養施設と提携し、治療のたびに培養を行うため、95%以上 の細胞が生きた状態で投与できます。一方で、多くの医療機関では複数回分をまとめて培養し、冷凍保存して使用する際に解凍するため、細胞は大きなダメージを受けてしまい、その生存率は 60%まで低下してしまいます。細胞の生存率には、かなりのこだわりを持って培養しております。そして、他の医療機関との違いの一つとして、化学薬品が入っていない無添加であることです。 当院では、米粒2~3粒程度の脂肪組織から、1億個以上の元気な幹細胞を培養することができます。これは特殊な培養シートと、熟練した培養技術があってこそ可能となります。一般的な 医療機関では、生存率 60%の2千万個の幹細胞を投与するため、実際に働く細胞は1000万個 程度ですが、当院では1回の注射で1億個の元気な細胞を届けることができます。 リペアセルクリニックは「膝の痛み」に特化した再生医療専門クリニックです。手術・入院をしない新たな治療【再生医療】を提供しております。 レントゲン所見 両膝のレントゲンでは関節の隙間が狭くなっており、右の肩腱板は完全断裂が認められまし た。 <治療効果>両膝に4000万個細胞を計3回、右肩に2000万個細胞を計3回投与+PRP 両膝には4000万個ずつの細胞を3回に分けて、右肩には2000万個の細胞を3回に分けて投与しました。初回治療から半年後には、3つの関節とも10段階中10だった痛みが、右膝は1左膝は0.5右肩は1まで改善しました。最終診察時には「テニスをほとんど痛みなく 楽しめるようになりました」と喜んでいただけました。手術をしていたら、2度と思い存分テニスができなかったかもと、言っておられました。 このように、複数の関節を負担なく同時に治療し、スポーツに復帰したいというご要望がありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。 https://www.youtube.com/watch?v=9WZuU8v1Qac <治療費> ・関節1部位 幹細胞数 ( 2500万個~1億個 ) 投与回数( 1回 )132万円( 税込 )/2500万個 ・PRP治療 16.5万円( 税込 ) <起こりうる副作用> ・脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。 腱板損傷・膝変形性関節症の再生医療についてはこちらで詳しく説明しています。↓ 再生医療医師監修:坂本貞範
2025.02.21 -
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- PRP治療の症例
幹細胞治療で痛みが軽減、可動域訓練も順調に! 数年前から両肩の痛みが出現し、当院を受診されました。 それまでに近くの整形外科を受診され、両肩関節拘縮と腱板損傷と診断されていました。痛みに対して内服や注射を受け、拘縮に対しては可動域訓練を行ってきましたが、症状が続いており、特に症状の重い左肩から関節鏡手術を勧められていたそうです。 「片側の手術だけでも入院やリハビリで半年もかかるのに、両側となるとどれだけの期間が必要なのか。とても耐えられる自信がありません」と別の治療法を探されて、当院の再生医療にたどり着きました。 拘縮とは、肩関節が固まって動きにくくなる症状で、痛みのために⻑期間肩を動かさないことが原因です。この拘縮がさらに痛みを悪化させ、治療期間を⻑引かせてしまいます。改善のためには早期に痛みの原因を治療し、可動域訓練を開始する必要があります。 一般的には、関節鏡による腱板縫合術と関節解離術が行われますが、手術後は数週間装具で固定する必要があります。そのため、関節の拘縮を直しても固定期間中に再度固まってしまう可能性や、縫合した腱板が再度切れてしまうリスクもあります。手術では、腱板の根本治療ではなく、あくまで痛みをとるのみの対症療法となります。 一方で、幹細胞治療は、注射だけで損傷した腱板を修復が期待できます。さらに装具固定も必要なく、早期にリハビリを始められます。また、両肩を同時に治療でき、数回の通院で済むため、治療期間は手術と比べてかなり短くなります。 リペアセルクリニックは「肩の痛み」に特化した再生医療専門クリニックです。手術・入院をしない新たな治療【再生医療】を提供しております。 当院では、腱板損傷の治療実績が多数あり、手術と同等かそれ以上の効果を上げています。 その要因は「細胞の質へのこだわり」です。当院はトップクラスの細胞培養施設と提携し、投与のたびに新鮮な細胞を培養するため、90%以上の細胞が生きた状態で届きます。 一方で、多くの施設では一度にまとめて培養した細胞を冷凍保存し、使用時に解凍するため、なんと、生存率は 60%程度まで低下してしまいます。 MRI この患者様のMRI画像では、治療前の右肩に棘上筋腱の部分損傷と腱板の腫大が認められました。 <治療効果>両肩に2500万個細胞を計2回投与+PRP 両肩に2500万個ずつの幹細胞をエコーで確認しながら損傷部位に2回投与しました。2 回目の投与から6か月後には両肩と10段階中10だった痛みが1まで軽減しました。痛みが改善したことで可動域訓練も順調に進み、関節の固さも改善されました。 「両肩の手術は治療期間が⻑く、術後のリハビリも大変そうで踏み切れませんでした。幹細胞治療は両肩同時に治療ができ、リハビリもスムーズに進み、痛みもほとんどなくなって本当に良かったです」と喜んでいただけました。 最近では、患者様のご協力で治療前後のMRI撮影をさせていただくことが増え、幹細胞による腱板の修復を画像でも確認できています。腱板損傷の治療は手術が一般的ですが、幹細胞治療という新しい選択肢が広がっていくことを願っています。 https://www.youtube.com/watch?v=tN9zGn8w8wo https://www.youtube.com/watch?v=W7lyEJtGOoo <治療費> ・関節1部位 幹細胞数 ( 2500万個~1億個 ) 投与回数( 1回 )132万円( 税込 )/2500万個 ・PRP治療 16.5万円( 税込 ) <起こりうる副作用> ・脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。 腱板損傷の再生医療についてはこちらで詳しく説明しています。↓ 再生医療医師監修:坂本貞範
2025.02.21 -
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幹細胞治療で肩の痛みが消失!60代女性 こちらの患者様は3年前から出現した左肩の痛みで当院を受診していただきました。 近くの整形外科を受診し、肩関節拘縮とMRI撮影で腱板の部分断裂と診断されました。リハビリによる可動域訓練を行ってきましたが、拘縮と疼痛が続いており再生医療に興味をもたれ当院を受診していただきました。 主治医からは、関節鏡による腱板縫合術を勧められたそうです。しかし手術には踏み切れず、再生医療を受けてみたいと希望し受診していただきました。 肩関節は腱板が機能することにより、上腕骨頭が関節窩(受け皿)に押しつけられ安定します。腱板が損傷すると、その安定性が失われ肩の挙上困難や痛みの原因となります。拘縮とは肩関節が固まって動きにくくなることで、その原因は痛みがあるために肩を長期間動かさなかったことです。この拘縮が痛みを悪化させ、治療期間を長くしてしまいます。治療期間を長引かせないためには早期に痛みの原因を治療し、可動域訓練のリハビリを開始しないといけません。 保険診療ではこちらの患者様に対して、関節鏡による腱板縫合術と関節解離術を行われると思います。腱板縫合術は、アンカーを用いて断裂した腱板をもとの位置に縫着することです。関節解離術は、麻酔をして用手的に固くなった関節包をはがすマニピュレーションを行ったり、関節鏡視下に特殊な器具を用いて関節包を関節の内側から焼き切ることを行います。 関節鏡による手術の傷口は、1㎝ほどのものが数か所できるだけで、体への負担は少ないものとなります。しかし、縫合した腱板は再断裂のリスクが高くなります。手術後の数週間は縫着した腱板の安静を図るために装具固定を約6週間行います。そのため、関節解離術を行っても固定期間中に関節包が再度癒着して、拘縮が悪化してしまう恐れがあります。私自身も過去、腱板の手術を多く行なっていましたが、やはり再断裂の問題や、術後の拘縮という合併症がある一定数の方がおられ、せっかく手術をしたのに、逆に痛くなったという声もよく聞きました。整形外科医の中でも、肩の手術はむずかいというのが定説となっています。 一方、幹細胞は強力な組織再生作用をもっているため、注射するだけで損傷した腱板を再生・修復に導き、装具固定の必要もなく早期にリハビリを開始できます。当院では幹細胞投与治療と同時に、拘縮がある患者様にはエコーを使って、伝達麻酔下でのマニピュレーションを行い、拘縮に対しても治療を同時に行います。 当院では現在まで10,000例の症例のうち、腱板損傷に対しての幹細胞治療の症例数は500例以上にも及び、その治療効果は手術と同等かそれ以上を実感しています。 その理由は腱板を縫着する手術と違い、腱板自体を再生させるので再断裂のリスクがないことと、装具固定の必要がないため拘縮の悪化のリスクがないことが挙げられます。 治療の具体的な方法としましては、局所麻酔を用いて下腹部を1㎝ほど切開し、米粒大の脂肪組織を3粒程度採取します。そして脂肪の中にある幹細胞を培養し、エコーガイド下にて損傷した腱板に注射します。 一番大切なのは、投与する幹細胞の生存率です。当院では、国内では珍しい、冷凍せず培養する方法で、さらに、当院独自の培養方法で、オンリーワンの強い幹細胞を使用します。詳しくはこちらで説明しています。 MRI 幹細胞投与前のMRIでは、棘上筋腱の関節包側の部分損傷を認めました。 <治療効果>左肩に5000万個細胞を計2回投与+PRP まずは伝達麻酔下にてマニピュレーションを行い、拘縮を取り除きました。その後、5000万個の幹細胞をエコーガイド下にて、損傷した腱板部に、画像診断にて的確な位置に、2回投与しました。 投与4か月後には、投与前の痛みが10点中4点であったのが1点に軽減しました。投与2年後には痛みは消失し、腕はどの方向にもに可動域制限なくスムーズに動くようになり、日常生活や趣味を何不自由なく楽しむことができるようになっていました。 また、MRIでも腱板の再生が確認できました。状態からして、このまま、様子を見れば、今後、痛みは完全に消失すると思われます。 <治療費> ・関節1部位 幹細胞数 ( 2500万個~1億個 ) 投与回数( 1回 )132万円( 税込 )/2500万個 ・PRP治療 16.5万円( 税込 ) <起こりうる副作用> ・脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。 再生医療医師監修:坂本貞範
2025.02.17 -
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悩まされていた辛い肩の痛みが注射だけで楽に 70代女性 こちらの患者様は、4年前から出現した右肩の痛みで当院を受診していただきました。 近くの整形外科を受診、MRI撮影で腱板断裂と診断されました。以後、関節注射や投薬による保存的治療を行いましたが、最近の疼痛は10点満点中10点と強くなり、さらに痛みで肩を動かさないでいた為、肩の拘縮が起こってしまったそうです。また夜間の痛みは強く、寝られない日々を過ごしているとのことでした。 主治医からは、関節鏡による腱板縫合術を勧められたそうです。しかし手術には踏み切れず、再生医療を受けてみたいと希望し受診していただきました。 拘縮というのは、肩関節が固まって動きにくくなることです。この拘縮が痛みを悪化させ、治療期間を長くしてしまいます。治療期間を長引かせないためには、早期に痛みの原因を治療し、可動域訓練のリハビリを開始しないといけません。厄介なことに腱板損傷は最初は小さな断裂から始まりますが、それを放置しておくと徐々に断裂部位は大きくなり、終いには縫合が不可能になってしまします。縫合が不可能な大断裂・広範囲断裂の場合には大腿部から筋膜を採取して橋渡ししたり、人工関節が必要になってしまう場合があります。確かに関節鏡による手術は、傷口は1㎝ほどのものが数か所だけで済み、体への負担は少ないです。しかし手術後は数週間の装具による患部の固定、装具を外した後は数か月のリハビリ、入院も必要になります。術後の装具固定による肩関節の拘縮の悪化や、縫合した腱板の再断裂のリスクもあります。一方、強力な抗炎症作用と組織再生作用を合わせもっている幹細胞は、注射するだけで強い炎症を抑え、腱板も再生され、早期にリハビリを開始できるなどメリットが多いと考えます。 当院では現在まで腱板損傷に対しての再生治療の症例数は600例以上にも及び、その治療効果は手術よりも効果が高いというデータが出ています。 具体的な幹細胞治療の方法は、下腹部から1㎝程の創で米粒大の脂肪組織を米粒大2~3粒ほど局所麻酔下に採取し、その中にある脂肪幹細胞を分離して培養します。その際、当院独自の分離シートを使用することで化学薬品を使用せず、強い幹細胞を育てることが可能となりました。一般的には、脂肪分解酵素という化学薬品を使用します。当院では、化学薬品などアレルギーの原因となるものを使用せず、あくまで自身の血液と細胞で幹細胞を培養することにこだわっています。エコーガイド下に損傷した腱板に的確に注射します。 MRI MRIでは棘上筋の損傷とそれに伴い腱板は炎症を起こし分厚く腫大、関節内には強い炎症を示唆する水腫を認めました。 <治療効果>右肩に2500万個細胞を計2回投与+PRP 2500万個の幹細胞投与を計2回を行いました。 投与半年後には、痛みは投与前10点であったのが3点に軽減し、快適な日常生活を送られています。今後は拘縮をリハビリで改善していくと、さらに痛みも取れていくでしょう。 幹細胞による痛みの経過としては、約半年ほどでほとんどの痛みは楽になります。時々見られるのですが、投与後半年後までは半分ほど軽快して、投与後1年経ってから劇的に痛みが取れるという症例もあります。 患者様には「数年間悩まされていた辛い痛みが、注射をするだけで楽になったのでうれしいです。可動域訓練も毎日続けています。」と大変喜んでいただけました。 幹細胞注射により強い炎症が抑えられ痛みが改善し、拘縮に対するリハビリを前向きに取り組んでいただけるようになりました。患者様を良い循環に導くことができてよかったと思っています。 <治療費> ・関節1部位 幹細胞数 ( 2500万個~1億個 ) 投与回数( 1回 )132万円( 税込 )/2500万個 ・PRP治療 16.5万円( 税込 ) <起こりうる副作用> ・脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。 ID T000109 再生医療医師監修:坂本貞範
2024.05.05 -
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手術の必要性はもう無くなったと実感 こちらの患者様は還暦を超えてからの誘引なく出現した左肩の痛みで、当院を受診されました。 数ヶ月前から気が付いたらいつのまにか痛くなっており、特に怪我をしたわけでもスポーツや仕事で酷使したわけでもなく、痛みが出現しました。また両膝も最近痛くて調子が悪い、自分も年を取ったもんだとご自身の健康状態に大変不安を持たれていました。 近くの整形外科でMRI撮影を行うと腱板の変性断裂、いわゆる加齢現象と診断されました。手術による縫合は入院期間が1〜2ヶ月、数週間の装具による外固定の後にリハビリが数ヶ月は必要と説明を受けました。さらに患者様は左肩の挙上と内旋方向への可動域制限もあり、外固定によりその可動域制限が悪化し術後のリハビリが長期間になるとも言われたそうです。 また、拘縮という後遺症が残り腱板断裂とはまた違う痛みが残る可能性があるということも言われたそうです。まだお仕事をバリバリされている患者様はそんなにもの長い間、肩の治療に時間を割くことはできないと、当院のホームページをご覧になり入院や外固定の必要がない幹細胞治療に興味をもたれ当院を受診していただきました。診察時、MRIで腱板損傷を認め、軽度ではありますが肩の可動域制限も出現していました。 当院では独自の輸送時や保存時に冷凍保存しない生き生きした幹細胞を投与することで腱板損傷の治療成績は手術の同等かそれ以上を誇っています。また手術と違って細胞投与後の外固定は全く必要ありません。投与後すぐにリハビリが出来るため、術前にあった可動域制限を悪化させることはありません。よってトータルの治療期間は手術と比べ短くて済み、仕事が忙しく治療に時間がさけない患者様にとってベストな治療法であると自信を持って幹細胞治療をお勧めしました。 投与一年後のMRIで腱板の再生を確認 <治療効果>左肩に5000万個細胞を計2回投与+PRP 5000万個の幹細胞の投与を2回行いました。それと並行して可動域訓練のリハビリも行いました。 その結果、投与後わずか1か月で投与前7であった痛みが1まで軽減しました。 幹細胞治療の効果を実感した患者様には、その勢いのまま最近不安を抱えている両膝の幹細胞治療も当院で受けていただくこととなりました。 患者様からは、還暦を過ぎ自分の健康状態に不安を持っていましたが、幹細胞治療があれば安心して生き生きとこれからの人生を歩んで行けますと語っていただきました。 私達は痛みが楽になった患者様から感謝の言葉を普段からいただいてはいますが、こちらの患者様のように肩に引き続き両膝の治療も受けていただいたことで、私達も患者様と同様に幹細胞治療の素晴らしさをより実感することができました。 <治療費> ・関節1部位 幹細胞数 ( 2500万個~1億個 ) 投与回数( 1回 )132万円( 税込 )/2500万個 ・PRP治療 16.5万円( 税込 ) <起こりうる副作用> ・脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ID T000474 再生医療医師監修:坂本貞範
2023.10.17 -
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MRIで明らかな変化! こちらの患者様は、左肩の痛みに学生時代から苦しめられていました。ラグビー選手であった患者様は学生時代プレー中の怪我で腱板損傷を受傷してしまいました。 当時は腱板損傷の手術は関節鏡は使用しておらず、大きな傷を作って行う大手術であり、プロのラグビー選手でもないのでそこまでする必要はないと主治医から手術は勧められなかったそうです。その後、社会人になってからも左肩の痛みに耐えながら5年間もプレーを続けたそうです。そしてラグビー引退後も左肩の痛みを感じながら日常生活を送っておられました。 そんなある日、自転車で転倒して古傷の左肩の痛みが悪化してしまいました。近くの整形外科では腱板の断裂と診断され手術を勧められました。医療の進歩により、現在は関節鏡を使って行うので傷も小さく体への負担は少なくなっていると説明を受けたそうです。しかし患者様は、過去の経験から「腱板断裂の手術は大変である」というイメージを持ってしまっていたそうです。実際、手術時の負担は減ったとはいえ術後の数週間の装具による外固定、長期にわたる入院、リハビリ期間からも、手術に踏み切れずにいました。 そんな中、もっと良い治療法があるのではないかと探されていたそうです。その時に、当院での冷凍保存しない生き生きとした幹細胞を用いる治療により、腱板損傷の治療成績は関節鏡手術と同等かそれ以上であることをインターネットで目にして幹細胞治療に興味をもたれ受診していただきました。 診察時は安静時にも辛い疼痛が出現しており、腕を挙げる動作で激痛が走っていました。また夜間の痛みも強く、たびたび目が覚めてしまう、と大変辛そうに話していただきました。 痛みの程度は10段階中で最大の10であると自己評価されました。MRIでは腱板の中〜大断裂を認め、周囲に炎症が強いことを示す水が貯留していました。 投与一年後のMRIで腱板の再生を確認 <治療効果>左肩に2500万個細胞を計3回投与+PRP まずは2500万細胞の投与を2回行っていただきました。 投与後1年で10であった肩の痛みは5まで軽減し、辛かった夜間痛は無くなったと確かな効果を実感していただきました。 また投与後1年のMRIでは損傷部は改善され、しっかりとした腱板の再生が確認できました。今までの保険治療の常識がくつがえりました。 MRIでこれだけの変化が認められる理由は、当院の冷凍しない培養と独自開発シートによって作られた強い幹細胞が実現できたからです。 おそらく国内でこのようなMRIのビフォーアフターは当院初ではないでしょうか。それだけに、当院に治療に来られるほとんどの患者様のかかりつけ医は、このような幹細胞の治療経験がなく腱板が再生されるという考えには至らないのが実情です。この治療経験を今後学会等で発表し広めていくことで世に認知させることが私の使命かと思います。 疼痛の軽減をたしかに実感していただけたことと患者様の目で実際にMRIにおいて腱板の再生を確認していただけたことから、さらなる治療効果を期待して、2500万細胞の投与をもう一度だけ行うこととしました。 その結果、3回目の投与後半年で安静時の痛み、肩の挙上時の痛みは完全に消失しました。 最終診察時には手術をせず注射だけで若い時から長年悩まされてきた痛みが完全に取れるとは正直思っていなかったと言ってくれました。痛みなく腕立て伏せもできるようになりました。当院で再生医療を受けて本当に良かったですと話して頂けました。 当初の予定より1回投与回数が増えましたが、患者様の痛みを完全に取ることができ、満足して頂けたので3回目の投与を提案させていただいた判断は間違って無かったと肩をなでおろしました。 https://www.youtube.com/watch?v=ZWTEy8cwUX0 https://www.youtube.com/watch?v=dkVYmSJqW_s その他の動画はこちらへ <治療費> ・関節1部位 幹細胞数 ( 2500万個~1億個 ) 投与回数( 1回 )132万円( 税込 )/2500万個 ・PRP治療 16.5万円( 税込 ) <起こりうる副作用> ・脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ID 000376 再生医療医師監修:坂本貞範
2023.10.12 -
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筋トレが再開できて嬉しい! こちらの患者様は、数年前から筋トレ時に右肩痛が出現している、過去に受けた左肩腱板損傷の手術後の痛みが悪化していると当院を受診していただきました。 最近は健康増進のためジムで筋トレを行う方が増えています。男性に人気の種目は分厚い胸板を目指しての大胸筋のトレーニングです。しかし大胸筋トレーニングは正しいフォームで行わないと肩を傷めるリスクが高いです。特に腕の軌道がバーによって制限されるベンチプレスや、大胸筋上部や三角筋に負荷がかかるインクラインベンチプレスなどは注意が必要です。せっかくジム通いをはじめたのに肩の痛みのため思うようにトレーニングが出来ない、しかし筋トレのためだけに大がかりな関節鏡手術までは受けられないといった患者様の当院への受診が増えています。 こちらの患者様も数年前からの右肩痛のため、思うように筋トレが出来ないとフラストレーションを抱えておられました。また以前受けた左肩腱板損傷の手術後の痛みが悪化しているとのことでした。 左肩の手術の際、関節鏡を使用したので傷は小さく体への負担は少なかったそうですが、術後の外固定が3か月、その後の手術と外固定で固まってしまった肩の激痛をともなうリハビリは6か月にもおよび、大変辛かったと話して頂きました。おかげで痛みは軽減し執刀医の先生やリハビリの先生には大変感謝してるものの、もう一度あの辛い思いはしたくないと、入院や外固定が必要のない幹細胞治療に興味をもたれ当院を受診していただきました。残念なことにあんなに苦労して治療した左肩のほうも最近また痛みが強くなってきているとのことでした。受診時のMRIは、右肩は腱板部分断裂、左肩は腱板の再断裂を認めていました。 当院では独自の冷凍せず培養する方法や、独自の培養シートを使用することで生き生きとした幹細胞を投与することができます。その結果、腱板損傷の治療成績は関節鏡と同等かそれ以上を誇っています。 また、擦り切れて短くなった腱板を強い張力でアンカーで元の位置に縫着する手術とは違い、幹細胞治療は擦り切れて薄くなったり短くなった腱板自体を再生させるので再断裂の心配はありません。細胞採取の際は局所麻酔下で下腹部から1cmほどの傷を用いて米粒2〜3粒ほどの脂肪を採取するのみで、体への負担が手術に比べてはるかに少ないです。そのことをお話しして、是非当院の幹細胞地治療を両肩とも受けたいと言ってくれました。 投与一年後のMRIで腱板の再生を確認 <治療効果>右肩に5000万個細胞を3回、左肩に5000万個細胞を2回投与+PRP 右肩には5000万個細胞を3回、左肩には5000万個細胞を2回投与しました。 投与後4か月で、両肩とも痛みは消失しました。 その時から肩への負担が少ないダンベルプレス、ペクトラルフライなどの種目はやっていただくこととしました。投与後1年のMRIでは、両肩ともに薄かった腱板が分厚くなっていることが確認できました。 最終診察時に患者様には分厚くなった胸板によってトレーニングの成果を見せていただくとともに、投与前には全く出来なかった腕立て伏せが30回できるようになったと嬉しそうに話していただきました。 <治療費> ・関節1部位 幹細胞数 ( 2500万個~1億個 ) 投与回数( 1回 )132万円( 税込 )/2500万個 ・PRP治療 16.5万円( 税込 ) <起こりうる副作用> ・脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ID 000548 再生医療医師監修:坂本貞範
2023.09.28 -
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右肩腱板損傷に対する幹細胞治療で腱板が再生! こちらの患者様は2か月前から急に出現した右肩の痛みで、当院を受診していただきました。 近くの整形外科の肩専門医を受診し、MRI撮影で腱板断裂と診断されました。関節注射、投薬やリハビリでの改善は見込めないということで、すぐに関節鏡手術を予定されたそうです。 腱板損傷は最初は小さな断裂からはじまりますが、それを放置しておくと徐々に断裂部位は大きくなり、最後には縫合が不可能になってしまいます。縫合が不可能な大断裂・広範囲断裂の場合には大腿部から筋膜を採取して橋渡しをしたり、人工関節が必要になってしまう場合があります。特に50代の若い患者様の場合には、今後の長い人生の中で大断裂に進行してしまう可能性が高いので、肩専門医は手術を勧めたのだと思います。 しかし以前に患者様は当院のYouTubeを見ていただいており、再生医療を思い出し当院を受診していただきました。 関節鏡による手術は傷口は1㎝ほどのものが数か所だけですみ、体への負担は少ないです。しかし手術後は数週間の装具による患部の固定、装具を外した後は数か月のリハビリ、入院も必要になります。また手術の際には感染のリスクや全身麻酔の合併症もあり、術後の装具固定により肩関節の拘縮という合併症や、縫合した腱板の再断裂のリスクもあります。せっかく腱板が縫合されて繋がっても拘縮の痛みが出てしまい、以前よりも痛くなることもよく見られます。 一方、当院の腱板損傷に対する幹細胞治療の効果は手術と同等かそれ以上であり、さらに治療のための入院は必要なく日帰りで大丈夫です。何よりも縫合せず腱板を再生させるため、再断裂という心配はなくなります。 具体的な方法は、下腹部から1㎝程の創で米粒大の脂肪組織を2粒から3粒ほど局所麻酔下に採取し、その中にある脂肪幹細胞を分離及び培養し、エコーガイド下に損傷下腱板に注射します。入院、外固定、リハビリはもちろん不要です。関節鏡と比べ多くの利点があることから、幹細胞治療を選択していただきました。 当院では数多くの腱板損傷の幹細胞治療を行っていますが、明らかに手術するよりも好成績となっており、一人でも多くの方にこの治療を知っていただきたく日々努力をしております。 MRI MRIでは棘上筋腱の上腕骨付着部での部分断裂を認めました。白くなっているところが損傷部位です。肩峰下滑液包に液体貯留を認め炎症が強いことが示唆されました。 Before MRIで腱板が白くなっており形も不整となっている After MRIで白いところが縮小し腱板の形も整っている <治療効果>2500万個の幹細胞投与を計3回+PRP 2500万個の幹細胞投与を計3回を行いました。 初回投与後3か月で痛みは10段階で投与前10点であったのが5点に軽減しました。初回投与から1年後にはすっかり痛みが取れて0点になっていました。 幹細胞治療で満足いく治療効果が得られた患者様にはお知り合いやご家族にも幹細胞治療をお勧めしたいと言っていただけます。しかし幹細胞治療の効果は100%ではありません。幹細胞治療の不確実性を理解いただいている誠実な患者様は、手放しで他の人にはお勧めできないともおっしゃられます。 こちらの患者様には幹細胞治療の不確実性を踏まえた上で旦那様に幹細胞治療をお勧めしていただき、旦那様も治療を受けてもらうことになりました。初回投与後1年に旦那様の幹細胞治療で付き添いに来ていただいた際、お話を聞くと肩の痛みはすっかり良くなったと言っていただけました。さらに他院で撮影したMRIを持参していただき再生した腱板を確認することができました。 旦那様も奥様同様に満足いただける治療効果が得られることを願っています。 <治療費> ・関節1部位 幹細胞数 ( 2500万個~1億個 ) 投与回数( 1回 )132万円( 税込 )/2500万個 ・PRP治療 16.5万円( 税込 ) <起こりうる副作用> ・脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ID 000624 再生医療医師監修:坂本貞範
2023.09.11 -
- 肩関節の症例
- スポーツ医療の症例
- 幹細胞治療の症例
- PRP治療の症例
サーブの時やバックハンドの時が特に痛い こちらの患者様はプロテニスプレイヤーを目指す20代男性です。高校時代からすでにテニスのサーブの時に右肩痛が出現していたそうです。努力家の患者様はそれでも痛みに耐えながら現在までプレーを続け、今では安静時にも痛みが出現するようになってしまいました。インナーマッスルの強化、フォームの改善、柔軟性の向上などありとあらゆることを試しましたが疼痛の改善は乏しかったそうです。肩のスポーツ障害専門のドクターには最終手段として手術による腱板縫合を提案されましたが、術後のスポーツ復帰には半年はかかると言われたそうです。あまりにも早い復帰は再断裂の危険が高くなってしまうからです。また関節鏡を使用するとはいえ肩の筋肉にメスを入れることによる筋力低下、術後の装具固定による肩関節の可動域制限によりパフォーマンスが落ちてしまうことを懸念されていました。何よりもこの年齢での長期間のブランクはプロテニスプレイヤーの夢を諦めることを意味してしまうと大変落ち込んだそうです。そんな中、最先端医療である幹細胞治療に希望を見出し当院を受診していただきました。 MRI MRIでは3本の腱板のうち、棘上筋腱と棘下筋腱の2本もの腱板の部分断裂を認めていました。我々はこの状態でよくプレーしていたものだと驚くとともに、患者様のプロテニスプレイヤーへの熱い思いを感じ取りました。 <治療効果>関節に幹細胞2500万個を2回投与+PRP 当院では独自の冷凍保存しない生き生きした生存率の高い幹細胞を用いているため腱板損傷に対する治療成績は手術と同等かそれ以上の結果となっております。患者様の夢の手助けをさせていただきたいとの思いで、我々は2500万の幹細胞投与を2回行い、投与後6週間での徐々にではありますがスポーツ復帰を提案させていただきました。患者様はスポーツ復帰が思いのほか早くできること、手術と違い投与後の筋力低下や可動域制限の心配がない点から当院での幹細胞治療を選択していただきました。 投与後半年の時にはテニス時の肩の痛みは10段階で1に軽減しました。今後筋力強化と幹細胞の修復により痛みが完全に取れるようにフォローしていく予定です。最終診察時の患者様の熱いまなざしをみた我々は、まだプロテニスプレイヤーの夢を諦めていないのだなと確信するとともに、患者様の夢を応援することができたと大変うれしく思いました。 <治療費> ・関節1部位 幹細胞数 ( 2500万個~1億個 ) 投与回数( 1回 )132万円( 税込 )/2500万個 ・PRP治療 16.5万円( 税込 ) <起こりうる副作用> ・脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ID T000015 再生医療医師監修:坂本貞範
2023.06.07 -
- 肩関節の症例
- 幹細胞治療の症例
- PRP治療の症例
腱板が再生する 幹細胞を投与して約4ヶ月で痛みがなくなり、腕の動きも正常に戻りました。MRIを治療して1年後に撮影して治療前と比較すると、腱板の損傷部(MRIで白くなっているところ)が治療後には腱板が再生および修復することでほぼ正常のMRI画像となっています。関節内の炎症によって水が溜まっていたのもすっかり消失しておりました。 肩の腱板断裂や損傷に対しては、従来の関節鏡による手術では断裂部を糸で縫合するためにそれが干渉して、どうしても再断裂という合併症のリスクが高くなります。幹細胞による治療では、縫合せずに腱板を再生させることで再断裂のリスクはほとんどなくなります。そして入院やその後の大変なリハビリの必要もなく、仕事などを継続しながら治療ができというメリットがあります。過去の多くの症例から、当院独自の冷凍せず培養した幹細胞を投与することで、肩の腱板損傷の改善率は手術するよりも成績は良くなっています。 従来の治療ではこのように腱板の断裂部が再生するということは考えられませんでした。しかし、幹細胞の治療で痛みは消失し、MRIでも腱板が再生されているという所見も見られることで実証されました。多くの腱板損傷の患者さんが笑顔で喜んでくれることで、私としては再生医療という治療にとてもやりがいを感じております。 MRI所見 この方の治療経過はこちらへ <治療効果>関節に幹細胞2500万個を3回投与+PRP <治療費> ・関節1部位 幹細胞数 ( 2500万個~1億個 ) 投与回数( 1回 )132万円( 税込 )/2500万個 ・PRP治療 16.5万円( 税込 ) <起こりうる副作用> ・脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ID T000051 監修:院長 坂本貞範
2023.03.08 -
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肩腱板損傷に対する再生医療 約1年前から左肩の痛みが出現し、近くの病院で肩腱板損傷と診断とされました。以前から荷物の上げ下ろしをする機会が多かったことからそれが原因の一つと考えられました。特に上の棚のものを取る動作で、腕を90度あげてからの荷物の上げ下げすると腱板のインピンジメントが起こります。インピンジメントとはどういうものか説明すると、もともと腱板は骨と骨の隙間のなかで動いており、その隙間が狭くなった状態で腱板が骨と擦れることを言います。その擦れる状態が継続することで、腱板が徐々に損傷していきあるところまで来ると炎症を起こして痛みが発生します。 この方の症状として、腕の上げ下げの際の痛みとその際にゴリッと少し音が鳴っていました。腱板が損傷すると、このように音が鳴ることがよくあります。幹細胞の治療によってこの音も小さくなったり消失することはよくあります。肩の腱板損傷の一般的な治療としては関節鏡での手術となりますが、腱板損傷部を縫合しても数年すると再断裂する可能性もあります。しかしそのまま損傷を放っておくとどんどん損傷部は拡大していき、完全に断裂すると手術も困難になります。ただ、手術となると入院やその後の長期のリハビリも必要となりどうしても億劫になってしまいます。 そんな時にこの幹細胞による肩腱板損傷治療は良い適応となるでしょう。当院の独自の細胞培養技術により肩の腱板損傷の治療成績はとても良好な結果が出ております。大抵の腱板損傷は、関節鏡の手術をしなくても幹細胞による再生医療で治療は可能となりました。 MRI所見 この方の1年後の経過はこちらへ <治療効果>関節に幹細胞2500万個を3回投与+PRP 当院独自の冷凍しない方法で培養した幹細胞を肩に投与して,約4ヶ月目でほぼ痛みは消失しました。手術することなく治療できたので、職場も休むことなく仕事の継続ができて喜んでおられました。今後は肩まわりの筋肉のトレーニングをしっかり継続していただくことを説明しました。 <治療費> ・関節1部位 幹細胞数 ( 2500万個~1億個 ) 投与回数( 1回 )132万円( 税込 )/2500万個 ・PRP治療 16.5万円( 税込 ) <起こりうる副作用> ・脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ID T000051 監修:院長 坂本貞範
2022.02.14 -
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肩腱板損傷|ウエイトトレーニングで痛み出現 以前から肩の痛みはあったそうですが、ウエイトトレーニングしているとき肩の痛みが出現しました。次の日には肩の痛みが強く挙上困難となりました。よくウエイトトレーニングで肩を痛める方が多くおられますが、ウエイトトレーニングのフォームがしっかりしていないと逆に関節などを痛めることとなります。 また、肩に関しては肩甲骨の周りの筋肉をストレッチで柔らかくしておかないと、重量挙げする際に肩関節に直接負荷がかかるのでよく腱板損傷を起こす原因となります。肩甲骨の動きが悪いと、肩峰と上腕骨頭の間が狭くなり、そこの間を通っている腱板が損傷しやすくなります。 たとえ肩の痛みがなくても、MRIを撮ってみると腱板損傷を起こしているというのも少なくありません。しかし、何かの拍子に損傷が大きくなって痛みが出現します。一般的な治療としては関節鏡での手術となりますが、腱板損傷部を縫合しても数年すると再断裂する可能性もあります。 しかし損傷を放っておくとどんどん損傷部は拡大していき、完全に断裂すると手術も困難になります。 当院では数多くの腱板損傷に対する幹細胞治療をしていますが、かなりの高確率で手術と同等かそれ以上の好成績の結果となっています。入院や手術などをせずに簡単な注射だけでここまで直すことができる幹細胞治療には大きな期待が持てる最先端治療と思われます。 MRI所見 <治療効果> 関節に幹細胞5000万個を1回投与+PRP 当院独自の冷凍しない方法で培養した幹細胞を膝に投与して、約2ヶ月目で幹細胞治療をする前の10分の1ほどの痛みの軽減を認めました。当院では多くの腱板断裂の幹細胞治療を行っていますが、ほとんどの方は痛みが激減し消失される方も多くおられます。 この方も、幹細胞投与して痛みが取れて再びウエイトトレーニングを再開されました。今では怪我をする前よりも重い重量のトレーニングが可能となり喜ばれていました。 <治療費> ・関節1部位 幹細胞数 ( 2500万個~1億個 ) 投与回数( 1回 )132万円( 税込 )/2500万個 ・PRP治療 16.5万円( 税込 ) <起こりうる副作用> ・脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ID0000246 監修:院長 坂本貞範 ▼ 再生医療で腱板損傷を治療する 腱板損傷は、再生医療により手術せずに症状を改善することができます
2021.10.03