りんごの水分量はどのくらい?主な成分や期待できる健康効果
公開日:2023.05.31 スタッフ ブログ カラダの仕組み 豆知識「1日1個のりんごで医者いらず」ということわざがあるほど、りんごは昔から健康によい果物として親しまれてきました。
みずみずしくて食べやすい印象がある一方で、「実際どんな栄養が入っているの?」「水分補給にも使えるの?」と疑問に思ったことはありませんか?
実際、りんごには水分が多く含まれていますが、水分補給に利用する際は注意したい点もあります。
本記事では、りんご1個の水分量や水分率、主な栄養成分をわかりやすく整理した上で、ほかの果物との違いやりんごだけで水分補給できない理由を解説します。
あわせて、りんごの健康効果も紹介するので、食生活の改善を目指している方も参考にしてみてください。
目次
りんご1個の水分量と主な栄養成分
りんごは、皮なし・生の可食部100g当たりの水分量が84.1gと、みずみずしさが特徴です。
ここでは、文部科学省の食品成分データベースの表を参照しながら、りんごの水分量とあわせて主な栄養成分について解説します。
| 成分 | 含有量 |
|---|---|
| 水分 | 84.1g |
| エネルギー | 53kcal |
| たんぱく質 | 0.1g |
| 脂質 | 0.2g |
| 炭水化物 | 15.5g |
| 食物繊維総量 | 1.4g |
| カリウム | 120mg |
| ビタミンC | 4mg |
| β-カロテン当量 | 15μg |
(文献1)
炭水化物
りんごの炭水化物は、皮なし・生の可食部100g当たり15.5gです。
利用可能炭水化物が12.2gで、りんごのやさしい甘みのもとになっています。
水分の多い果物という印象が強いものの、炭水化物もきちんと含まれているため、空腹時の軽い補食にも取り入れやすい食べ物といえるでしょう。
ただし、りんごだけではたんぱく質や脂質が不足しやすく、メインの食事の置き換えには向いていません。
小腹が空いたときのおやつに、ヨーグルトやナッツと一緒に食べると、手軽に栄養バランスを整えられておすすめです。
食物繊維
食物繊維は、腸内環境を整える上で意識したい成分の一つです。
りんごの食物繊維総量は、皮なし・生の可食部100g当たり1.4gとなっています。
りんごは水分が多く口当たりも軽い果物ですが、りんごだけで十分な食物繊維を確保するのは困難です。
野菜や豆類、海藻、穀類も組み合わせながら、食事全体で量を補うと良いでしょう。
ビタミンC
りんごのビタミンCは、皮なし・生の可食部100g当たり4mgです。
ビタミンCは、皮膚や血管の健康維持に関わる栄養素なので、毎日の食事でこまめに取り入れましょう。
りんごに含まれるビタミンCは、量としては突出して多いわけではありません。
ビタミンCをしっかり補いたい場合は、キウイや柑橘類、野菜なども組み合わせるのがおすすめです。
カリウム
りんごのカリウムは、皮なし・生の可食部100g当たり120mgとなっています。
カリウムは、体内の余分なナトリウムを尿として体外へ排出するのを助ける栄養素です。
とくに、塩分の摂りすぎが気になる方は意識して摂取しましょう。
りんごなら、水分と一緒にカリウムも取り入れられます。
ただし、カリウムを多く含む食品はほかにも多く、りんごだけで十分量を補うのは現実的ではありません。
野菜やいも類、豆類なども組み合わせながら、食事全体で整えていくことが大切です。
β-カロテン
りんごのβ-カロテン当量は、皮なし・生の可食部100g当たり15μgです。
β-カロテンは、体内で必要に応じてビタミンAに変わる成分で、目や皮膚の健康維持に関わります。
ただし、りんごに含まれる量はかなり少なめです。
β-カロテンを積極的に摂りたい場合は、にんじんやかぼちゃ、ほうれん草などの緑黄色野菜を組み合わせたほうが効率的といえます。
りんごはβ-カロテンを補う果物というより、水分や炭水化物を無理なく摂りやすい果物として捉えたほうが良いでしょう。
りんごの水分量は果物の中で多い?少ない?
りんごの水分量は、果物の中で際立って多いわけではありません。
文部科学省の食品成分データベースでは、りんご(皮なし・生)は100g当たり84.1gです。(文献1)
たとえば、ほかの果物に含まれる100g当たりの水分量は以下となっています。
上記の果物と比べると、りんごは中くらいの水準といえます。
柑橘類やうり科の果物は水分が多い傾向があり、りんごは「水分が多めの果物」ではあるものの、上位ではありません。
りんごの水分量の特徴と注意点
りんごの水分量は一定ではなく、品種による違いや取り入れ方の注意点も知っておきましょう。ここでは、りんごの水分量の特徴と注意点を解説します。
りんごの水分量は品種によって異なる
同じりんごであっても、品種によって果汁の多さが変わります。みずみずしさを重視するなら、ジューシーな品種の特徴を知っておくと良いでしょう。
スーパーでよく見かける品種の中にも、特にジューシーなものがあります。果汁たっぷりのりんごを楽しみたいなら、以下の品種を選んでみてください。
| 品種 | 特徴 |
|---|---|
| サンふじ | 豊かな果汁と濃い甘みが特徴で、食べた瞬間にみずみずしさを感じやすい。 |
| シナノスイート | 果汁が多く、噛むとやわらかな甘みが広がる。 |
| シナノゴールド | パリッとした食感とジューシーさをあわせ持つ。 |
| ぐんま名月 | みずみずしい果肉と香りのよさが魅力。 |
| 王林 | 甘くジューシーで、やさしい口当たりを楽しめる。 |
一方、ほかの品種に比べて水分が少なめで、果肉が締まっているのが「紅玉」です。
加熱しても煮崩れしにくいため、アップルパイなどの焼き菓子に使いやすい品種として知られています。
なお、果汁の多いりんごを選びたいときは品種だけでなく、重みもチェックしましょう。
手に取ったときにずっしり重みがあると、水分量が多い目安になります。
りんごだけで水分は補給できない
りんごは水分を多く含む果物ですが、水分補給のメイン食材にはなりません。
りんごで水分をとること自体はできますが、必要量を果物だけでまかなおうとすると食べる量が多くなり、糖質の摂りすぎにもつながりやすくなります。
とくに汗をかく場面では、飲料水からしっかり水分を摂取することが大切です。
熱中症を予防するためにも、のどの渇きを感じる前から水分や塩分を補給しましょう。
赤ちゃんの水分補給にりんごは適さない
赤ちゃんの水分補給で、りんごだけに頼るのはおすすめできません。
離乳開始前の乳児にとって、最適な栄養源は母乳または育児用ミルクです。
また、甘い飲み物は習慣化しやすく、食欲にも影響しやすいとされています。
水分補給が必要な場面でも基本は母乳やミルクであり、月齢が進んでいれば白湯や麦茶などを与えましょう。
りんごに期待できる健康効果
りんごは水分が多いだけでなく、食物繊維やカリウムなども含むため、健康を意識する方にもおすすめの果物です。ここでは、りんごに期待できる健康効果について見ていきましょう。
生活習慣病の予防・改善
りんごは食物繊維やカリウムを含んでおり、生活習慣病の予防を意識する人にも向いている果物です。
量が突出して多いわけではありませんが、皮なし・生100g当たり食物繊維1.4g、カリウム120mgが含まれます。(文献1)
ただし、りんごだけで生活習慣病の予防や改善ができるわけではないため、野菜や主食、たんぱく源も含めて食事全体のバランスを整えてください。
便秘改善・ダイエット効果
最近「お腹の調子がよくない」「食事の量を少し抑えたい」と感じているなら、りんごは日常に取り入れやすい果物の一つです。
食物繊維は便通改善に役立つ栄養素として知られているので、積極的に摂取しましょう。
ただし、便秘改善やダイエット目的に、りんごだけを食べるのはおすすめできません。
水分補給や主食・主菜・副菜のバランスも含めて、食事全体で整える意識をもちましょう。
肌トラブルの予防
りんごはビタミンCやポリフェノールを含んでおり、肌トラブルを防ぎたいときにも向いている果物です。
文部科学省の食品成分データベースでは、りんご(皮なし・生)100g当たりのビタミンCは4mgとされています。(文献1)
量が特別多いわけではありませんが、毎日のおやつをお菓子からりんごに変えるだけでも、肌ケアの小さな一歩になるかもしれません。
血圧上昇の防止
りんごはカリウムを含み、血圧が気になる方も注目したい果物です。
カリウムには体内のナトリウムを排出しやすくする作用があり、減塩とあわせて高血圧予防につながります。
突出して量が多いわけではないものの、おやつにお菓子ではなく果物を選ぶ習慣づくりには役立つでしょう。
ただし、りんごだけで血圧対策ができるわけではありません。
減塩や野菜の摂取、体重管理なども含めて、生活全体で整える意識が大切です。
血中コレステロール値の上昇を防止
りんごは、血中コレステロールが気になる方にも取り入れやすい果物です。
りんごは食物繊維を含んでおり、水溶性食物繊維にはコレステロールの上昇を防ぐ働きが期待できます。
コレステロールの値を下げる必要があるなら、間食を菓子類から果物に置き換える選択肢としておすすめです。
ただし、りんごだけでコレステロール対策が完結するわけではありません。
脂質の多い食事を控えることや野菜・豆類・穀類なども組み合わせながら、食事全体でバランスを整えましょう。
まとめ|りんごには水分だけでなくさまざまな栄養素が含まれている
りんごには水分だけでなく、炭水化物や食物繊維、カリウム、ビタミンCなどのさまざまな栄養素が含まれています。
間食や食事の一部として取り入れやすく、生活習慣の改善や便秘対策、高血圧の予防にも役立つ果物です。
水分量は果物の中で特別多いわけではないので、水分補給は水やお茶でしっかり行いつつ、りんごはあくまで食事の栄養バランスを整える一つの選択肢として活用するのがおすすめです。
毎日の食事にりんごを一つプラスするところから、気軽に始めてみてはいかがでしょうか。
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参考文献
(文献1)
果実類/りんご/皮なし/生 – 01.一般成分表-無機質-ビタミン類|文部科学省 食品成分データベース
(文献2)
果実類/いちご/生- 01.一般成分表-無機質-ビタミン類|文部科学省 食品成分データベース
(文献3)
果実類/すいか/赤肉種/生- 01.一般成分表-無機質-ビタミン類|文部科学省 食品成分データベース
(文献4)
果実類/(かんきつ類)/グレープフルーツ/白肉種/砂じょう/生- 01.一般成分表-無機質-ビタミン類|文部科学省 食品成分データベース
(文献5)
果実類/(かんきつ類)/オレンジ/バレンシア/米国産/砂じょう/生- 01.一般成分表-無機質-ビタミン類|文部科学省 食品成分データベース







