サウナの「ととのう」とはどんな感覚?仕組み・危険性・正しい入り方を解説

公開日:2022.08.03 スタッフ ブログ カラダの仕組み 豆知識

「サウナでととのうってどういうこと?」
「気持ち良いって聞くけど、めまいとは違うの?」

最近よく耳にする「ととのう」という言葉ですが、実際にどんな状態なのか、よくわからないという方も多いのではないでしょうか。

サウナで感じる独特のリラックス状態は、体の仕組みと深く関係していますが、一方で入り方を間違えると、めまいや体調不良につながることもあります。

この記事では、サウナの「ととのう」とはどんな感覚なのかをわかりやすく解説し、医学的な仕組みや正しい入り方、注意点まで詳しく紹介します。

「安全にととのう体験をしてみたい」「なんとなく不安がある」という方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。

サウナの「ととのう」とはどんな状態?

サウナでよく使われる「ととのう」という言葉は、心と体が深くリラックスした状態を指します。

しかし、その感覚には個人差があり、必ずしも誰もが同じ状態を体験できるわけではありません。

また、似たような感覚でも体調不良によるめまいとは異なるため、正しく理解することが大切です。

サウナでいう「ととのう」の意味

「ととのう」とは、サウナ用語として広く使われている言葉で、サウナ後に感じる独特の心地良い状態を表しています。

体がぽかぽかと温まり、頭がスッキリする、いわゆるリラックスと覚醒が同時に起こっているような感覚です。

この状態は、サウナ→水風呂→休憩を繰り返すことで生まれる体の変化によって引き起こされると考えられています。

ただし、あくまで体験を表現した言葉であるため、人によって感じ方に違いがあります。

どんな感覚?ふわふわ・ぐるぐるとの違い

「ととのう」と表現される感覚は、体が軽くなり、意識がふわっとするような心地良さが特徴です。

一方で、「ぐるぐるする」「視界が回る」といった感覚は、めまいや体調不良の可能性があります。

ふわふわとしたリラックス感は血流や自律神経の変化によるものですが、ぐるぐるとした感覚は血圧の変動や脱水などが原因で起こることがあります。

気持ちよさを感じる範囲であれば問題ありませんが、違和感や不快感がある場合は無理をせず、すぐに休憩を取りましょう。

また、「この感覚は大丈夫なのか不安」と感じる場合は、専門家に相談することも大切です。

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「ととのう」は医学用語ではない

「ととのう」という言葉は、医学的に定義された正式な用語ではなく、サウナ利用者の間で使われている表現です。

特定の診断や状態を示すものではありません。

ただし、サウナによって起こる体の変化自体は、自律神経の働きや血流の変化などで説明することができます。

そのため、「ととのう」という現象は感覚的な表現でありながらも、体の仕組みによって裏付けられている部分もあるといえるでしょう。

サウナで「ととのう」仕組み

サウナで「ととのう」と感じるのは、体の中で起こるいくつかの変化が関係しています。

とくに、自律神経の切り替えや血流の変化が大きく影響していると考えられているのです。

サウナ・水風呂・外気浴を繰り返すことで体に刺激が加わり、その結果としてリラックスと爽快感が同時に得られる状態につながります。

ここでは、その具体的な仕組みを解説します。

自律神経が切り替わることで起こる

サウナでは、体を温めることで交感神経が優位になり、水風呂や外気浴で副交感神経が優位になるといわれています。

自律神経が短時間で切り替わることで、心身にリフレッシュ感が生まれるのです。

交感神経は活動時に働き、副交感神経はリラックス時に働くため、この切り替えがスムーズに行われることで、体の緊張が和らぎやすくなります。

日常生活ではなかなか起こらないこの変化が、サウナ特有の心地良さにつながっていると考えられているのです。

自律神経は体の感覚にも影響を与えるため、違和感として現れることもあります。

血流の変化とホルモン分泌

サウナに入ると体温が上昇し、血管が広がることで血流が良くなります。

その後、水風呂に入ることで血管が収縮し、再び外気浴でゆるやかに広がるという流れが繰り返されます。

この血流の変化によって、全身に酸素や栄養が行き渡りやすくなり、老廃物の排出も促されると考えられています。

また、体の変化に伴い、リラックスや幸福感に関係するホルモンが分泌されることも、心地良さの一因とされています。

こうした体内の変化が積み重なることで、「ととのう」感覚が生まれやすくなるのです。

なぜ気持ちよく感じるのか

サウナで「ととのう」と感じる理由は、体だけでなく脳の働きにも関係しています。

温冷の刺激によって血流が変化すると、脳にも酸素が行き渡りやすくなり、スッキリとした感覚が得られるといわれています。

また、自律神経のバランスが整うことで、心身の緊張が和らぎ、リラックス状態に入りやすくなるのです。

この「体がゆるんでいるのに頭はクリア」という状態が、サウナ特有の心地良さとして感じられます。

こうした複数の要素が重なることで、「ととのう」という独特の感覚が生まれるとされているのです。

サウナで「ととのう」ときの正しい入り方

サウナで「ととのう」ためには、正しい手順と無理のない入り方を意識することが大切です。

ここでは、基本の流れや初心者向けのポイントについて解説します。

基本は「サウナ→水風呂→外気浴」

サウナで「ととのう」といわれる状態は、温める・冷やす・休むという3つのステップを繰り返すことで生まれやすくなります。

サウナの滞在時間に明確な決まりはありませんが、以下は体の反応をもとにした目安です。

1.サウナに入る(5〜10分程度)
2.水風呂に入る(30秒〜1分程度)
3.外気浴で休憩する(5〜10分程度)

サウナでは体温が上がり発汗が始まるまでに数分かかるため、5〜10分ほど入ることで血流が促進されやすくなります。

水風呂は血管を引き締める役割があり、長時間入る必要はありません。30秒〜1分程度でも十分に体を冷やすことができるとされています。

また、外気浴ではサウナと水風呂によって変化した自律神経や心拍数が落ち着くまでに時間がかかるため、5〜10分ほど休憩することでリラックス状態に入りやすくなるのです。

この流れを2〜3回ほど繰り返すことで、「ととのう」感覚を得やすくなります。

初心者向けの安全な入り方

サウナに慣れていない場合は、無理をせず短時間から始めることが大切です。

いきなり長時間入ると、のぼせやめまいの原因になることがあります。

自分の体調や体力に合わせて調整しながら、徐々に慣れていきましょう。

初心者が意識したいポイント

  • サウナは5分程度からスタートする
  • 水風呂がつらい場合は無理に入らない
  • 外気浴は必ず行う
  • こまめに水分補給をする
  • 少しでも異変を感じたらすぐに休む

水風呂が苦手な場合は、足だけ入れる・冷水シャワーで代用するなどでも問題ありません。

気持ちよく感じる範囲」で行うことが、安全に続けるポイントです。

ととのえない人の原因

サウナに入っても「ととのわない」と感じる場合は、入り方や体の状態が影響している可能性があります。

無理に回数を増やすのではなく、原因を見直してみましょう。

ととのえない主な原因

  • 水風呂や外気浴を省略している
  • サウナに長く入りすぎている
  • 水分不足になっている
  • 体調が整っていない
  • 緊張してリラックスできていない

「ととのう」感覚は個人差があり、その日の体調によっても感じ方が変わります

正しい手順を意識しながら、自分に合ったペースで続けてください。

サウナで「ととのう」ときの注意点

サウナは正しく利用すればリラックス効果が期待できますが、体への負担も大きいため注意が必要です。

とくに「ととのう」といわれる感覚は、体の変化によって生まれるため、状態によっては体調不良と区別がつきにくい場合があります。

安全に楽しむために、気持ちよさと危険なサインの違いを理解しておきましょう。

めまいとの違いに注意

「ととのう」ときのふわっとした感覚と、めまいは似ているようで異なるものです。

ととのう状態はリラックスして意識が軽くなるような感覚ですが、めまいは視界が回る・立っていられないといった不安定な状態を指します。

ととのう:心地良い・落ち着いている・意識ははっきりしている
めまい:視界がぐるぐるする・ふらつく・気分が悪い

もし「ぐるぐるする」「気持ち悪い」といった症状がある場合は、無理をせずすぐに休憩を取りましょう。

違和感を我慢すると、転倒や体調悪化につながる可能性があります。

貧血の症状については、以下の記事をご覧ください。

気持ち悪くなる場合の原因

サウナで気分が悪くなる場合は、体への負担が大きくなっているサインです。

主な原因としては、以下のようなものが考えられます。

  • 水分不足による脱水状態
  • 長時間の入浴によるのぼせ
  • 急な温度変化による血圧の変動

とくに、水分補給を怠ると体内のバランスが崩れやすくなるため、サウナ前後はもちろん、休憩中にもこまめに水分をとってください

少しでも気分が悪いと感じた場合は、無理に続けず体を休めましょう。

危険になるケース(失神・ヒートショック)

サウナの利用方法や体調によっては、失神やヒートショックなどのリスクが高まる場合があります。

とくに急激な温度変化は、血圧や心拍に大きな影響を与えるため注意が必要です。

注意が必要なケース

  • 長時間のサウナ利用
  • 水風呂への急な入水
  • 体調不良時の利用
  • 飲酒後のサウナ利用
  • 高齢者や持病がある場合

ヒートショックは、急激な温度差によって血圧が大きく変動することで起こる現象です。

重症化すると意識障害や転倒、場合によっては死亡事故につながることもあるため、無理のない範囲で利用してください。

体調に不安がある場合や症状が気になる場合は、専門家に相談することで安心につながります。

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サウナで「ととのう」メリットとデメリット

サウナで「ととのう」といわれる状態には、リラックスや疲労回復などのメリットがある一方で、入り方を間違えると体に負担がかかるデメリットもあります。

心地良さだけに注目するのではなく、良い面と注意点の両方を理解した上で利用することが大切です。

リラックス・ストレス軽減

サウナによって体が温まり、自律神経のバランスが整うことで、心身がリラックスしやすくなります。

とくに、サウナと水風呂、外気浴を繰り返すことで、交感神経と副交感神経の切り替えがスムーズに行われ、自律神経の安定につながるといわれています。

自律神経が整うことで体の緊張が和らぎ、気持ちが落ち着きやすくなるのが特徴です。

その結果、ストレスの軽減や気分のリフレッシュといったメンタル面での効果も期待できます。

日常生活ではストレスや緊張状態が続きやすいため、サウナによってリラックスできる時間を作ることは、心身のバランスを整える上でも役立つと考えられています。

睡眠の質向上

サウナに入ることで一時的に体温が上がり、その後ゆるやかに下がる過程で、自然と眠りに入りやすくなるといわれています。

これは、体温の変化が睡眠のリズムと関係しているためです。

とくに、就寝の1〜2時間前にサウナや入浴を行うことで、入眠しやすくなる場合があります。

ただし、寝る直前の高温サウナは体が興奮状態になることもあるため、時間帯や入り方を調整することが大切です。

やりすぎると逆効果になる場合も

サウナは適度に利用すればリフレッシュ効果が期待できますが、入りすぎると体に負担がかかる可能性があります。

長時間の利用や回数の増やしすぎは、脱水や疲労の原因になることがあるため注意が必要です。

また、サウナの心地良さを求めるあまり、頻繁に通いすぎたり無理に「ととのう」ことを繰り返したりするなど、依存的な利用につながるケースもあります。

体調を無視して続けてしまうと、かえって体に負担がかかる可能性があるため注意しましょう。

注意したいポイント

  • 長時間のサウナ利用による脱水
  • 水分不足による体調不良
  • 無理な回数の繰り返し
  • 体調不良時の利用
  • 「ととのう」ことを目的に無理をする

「ととのう」はあくまで結果として得られる感覚であり、無理に追い求めるものではありません。

自分の体調やコンディションに合わせて、無理のない範囲で楽しむことが大切です。

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まとめ|無理せず安全にととのう感覚を楽しもう

サウナで「ととのう」とは、体を温めて冷やし、休むという流れの中で自律神経や血流が変化し、心身がリラックスした状態を指します。

頭がスッキリしたり、体が軽く感じたりする心地良さが特徴ですが、その感覚には個人差があり、必ずしも誰もが同じように感じられるわけではありません。

また、「ととのう」と似た感覚でも、めまいや体調不良が原因となっている場合もあるため、違いを正しく理解しておくことが大切です。

サウナは正しい入り方を守ることでリラックス効果やストレス軽減が期待できますが、無理をすると脱水や体調不良につながる可能性もあります。

サウナはあくまで健康をサポートする手段のひとつです。

今回紹介したように、基本の入り方や注意点を意識しながら、無理をせず、自分に合ったペースで取り入れていきましょう。