両膝半月板損傷 幹細胞治療 30代女性
公開日:2025.06.12
目次
痛みでしゃがむことができなかったのが、今は難なくできるように!
「膝の痛みで正座ができない…」「しゃがみ込む動作が辛い…」「手術しか選択肢がないと言われた…」このようなお悩みを抱える方は、少なくありません。今回は、両膝の半月板損傷に悩まされていた、30代女性の患者様の治療経過をご紹介します。
治療前の状態
- 両膝の強い痛み(10段階中10)
- 両膝の内側半月板後節の損傷
- 膝関節への水の貯留
- 正座やしゃがみ込みの困難
- 繰り返すヒアルロン酸注射の効果減弱
2年前から、両膝の痛みを感じるようになった患者様は、20年近く、立ち仕事の飲食店勤務を続けており、膝に大きな負担がかかっていました。また、学生時代には、バスケットボールをされていて、膝を酷使した経験も影響していたようです。
近医の整形外科を受診したところ、両膝の内側半月板後節の損傷と診断され、膝に水が貯まるたびに、穿刺してヒアルロン酸注射を受けていました。しかし、最近では、注射の効果も薄れ、正座ができなくなったり、深くしゃがみ込むことができなくなったりと、日常生活にも支障をきたすようになりました。
主治医からは、関節鏡手術を勧められたそうですが、両膝を一度に治療できる可能性を求めて、再生医療を探し、当院を受診されました。
リペアセルクリニックの特徴
詳細については、こちらで当院独自の再生医療の特徴を紹介しています。




変形性関節症の進行には炎症と軟骨組織の変性が関わっています。抗炎症作用と軟骨の再生・修復作用を併せ持つ幹細胞治療は、人工関節置換術までの期間を延長したり、場合によっては回避できる可能性を秘めています。
半月板損傷に対して内服、リハビリ、注射などの保存的治療で効果がなければ、通常は関節鏡の手術が選択されます。しかし手術では、半月板の損傷が激しくて縫合できない場合には、損傷した部分を切除しなければならず、それによって、膝のクッションがなくなり、軟骨のすり減りが加速して、将来変形性関節症に進行するリスクがあります。
一方、再生医療においては、幹細胞を投与することで、半月板が再生・修復されるため、半月板を温存することが可能です。特にこの患者様のように、年齢が若く、膝に負担がかかるお仕事をされている方には、半月板を温存できる幹細胞治療がおすすめです。また、半月板と同時に、軟骨を再生・修復することも可能です。
リペアセルクリニックは「半月板損傷」に特化した再生医療専門クリニックです。手術・入院をしない新たな治療【再生医療】を提供しております。
MRI所見
MRIにて、両膝半月板に水平断裂がみられます。
<治療内容>両膝に各2500万個細胞を計2回投与+PRP
両膝に各2500万個細胞を2回投与いたしました。
治療後の変化
- 右膝の痛みが10段階中10から1へ劇的改善
- 左膝の痛みが10段階中10から2へ劇的改善
- しゃがみ込み動作の回復
- 日常生活や趣味活動の質の向上
- 半月板温存による将来の関節症リスク低減
治療から3ヶ月後には、投与前10段階中10であった右膝の痛みが1に、同じく10であった左膝の痛みは2にまで改善しました。
「治療前はしゃがみこむことが痛くて庭の手入れなどできませんでしたが、今は難なくできています」と患者様から喜びの声をいただき、日常生活の質が大きく向上したことが伺えました。
半月板損傷で、半月板を温存して、将来の変形性関節症への進行を予防しつつ、痛みを取りたい患者様は、ぜひ一度当院へご相談ください。新たな一歩を踏み出すお手伝いをさせていただきます。
リペアセルクリニックでは、再生医療分野で豊富な経験を持つ専門医たちが、12,000例以上の実績に基づく確かな技術と独自の培養方法で、患者様一人ひとりに、最適な治療プランをご提案いたします。国内で唯一の、最新の『分化誘導技術』を用い、『新時代の再生医療』による治療を提供します。
<治療費>
- 関節1部位 幹細胞数 ( 2500万個~1億個)
投与回数( 1回 )132万円( 税込 )/2500万個 - 分化誘導( 1回 )55万円( 税込 )
- PRP治療 16.5万円(税込)
<起こりうる副作用>
- 脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。
- 症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。
※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。
半月板損傷の再生医療についてはこちらで詳しく説明しています。↓

半⽉板損傷は⼿術しなくても治療できる時代です。
再生医療医師監修:坂本貞範