ビタミンDは髪の毛に効果がある?抜け毛や薄毛との関係と効率よく摂取する方法を解説

公開日:2021.08.27 美容 健康

「最近、抜け毛が増えた気がする」

「髪のボリュームが減ってきた」

年齢とともに髪の変化を感じるなかで、栄養不足が原因ではないかと気になる方もいるでしょう。

髪の毛に関与する栄養素のなかでも、注目されているのがビタミンDです。しかし、本当に髪に効果があるのか、どの程度摂れば良いのかわからず迷う方も少なくありません。

本記事では、ビタミンDが髪に与える効果について詳しく解説します。適切な摂取量、効率的な取り入れ方も紹介するので、参考にしてください。

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ビタミンDが髪の毛に与える効果

ビタミンDは骨の健康や免疫調整だけでなく、髪の成長や頭皮環境にも深く関わる栄養素です。

体内で生成される活性型ビタミンDは毛根に働きかけ、毛髪の成長サイクルを整える働きがあります。また、免疫バランスを調整する機能もあり、頭皮の炎症やトラブルを抑える働きもあります。

近年では、ビタミンD不足と脱毛リスクの関連も指摘されており、髪の悩みを抱える方にとって見逃せない栄養素といえるでしょう。ここでは、ビタミンDの効果について解説するので、参考にしてください。

毛周期を正常化する

髪の毛は「成長期」「退行期」「休止期」というサイクルを繰り返しながら生え変わっています。ビタミンDは、ヘアサイクルの中でも重要な「成長期」への移行をスムーズにする効果を持つ栄養素です。

成長期が短くなると、髪は十分に太くなる前に抜け落ちてしまい、全体的なボリュームが減少します。ビタミンDが働きかけると、髪の毛を作り出す毛母細胞の分裂が活発になり、1本1本が力強く育つといわれています。

また、休止期の状態にある髪の毛の組織を再び活性化させ、成長期へと誘導するのもビタミンDに期待される効果の1つです。

乱れたヘアサイクルを根本から整えることは、薄毛対策において本質的なアプローチです。髪の毛が健やかに育つリズムを取り戻し、若々しい印象を維持するには、ビタミンDが欠かせません。

抜け毛を防ぎ育毛をサポートする

ビタミンDには、毛根の細胞分裂や分化に関与し、健康な髪の成長を支える働きがあります。この作用により、毛髪の土台となる毛包の機能が維持され、抜け毛の予防にも効果的です。

また、免疫機能の調整にも関わるため、円形脱毛症のような自己免疫が関与する脱毛リスクの軽減にも役立つと考えられています。

髪の毛のボリューム低下が気になる方は、栄養面からのアプローチとしてビタミンDを意識して摂取しましょう。継続的に取り入れることで、育毛環境の底上げが期待できます。

頭皮の炎症を抑え正常な状態へ導く

ビタミンDには炎症を抑える効果があり、頭皮トラブルの予防に役立ちます。

頭皮環境の乱れは、抜け毛や薄毛の原因となる重要な要素です。乾燥や皮脂バランスの乱れによって起こるかゆみや赤みは、毛根に悪影響を与える場合がありますが、ビタミンDは免疫反応を調整し、過剰な炎症を抑制します。

ビタミンDの働きにより、毛根が健やかに機能しやすい環境が整います。頭皮を良好な状態に保てると丈夫な髪を育てる土台づくりにつながるため、日常的な栄養管理が重要です。

髪の毛に必要なビタミンDの摂取量

ビタミンDは髪の健康維持に欠かせない栄養素ですが、適切な量を意識するのが重要です。ビタミンDは日光に当たることで体内で生成されますが、現代人は屋内で過ごす時間が多く、十分な合成ができていません。

ビタミンDが不足すると毛周期の乱れや頭皮環境の悪化につながる一方、過剰に摂れば健康被害を招くおそれもあります。

ビタミンDの推奨摂取量や過剰摂取のリスクについて、詳しく解説していきます。

ビタミンDの推奨摂取量の目安

ビタミンDの摂取量は年齢や生活習慣によって異なりますが、成人では1日あたり約9.0μgが目安とされています。(文献1)

推奨摂取量の数値は健康維持を目的とした基準であり、多く摂っても効果が高まるわけではありません。

日光を浴びる機会が少ない方や食生活が偏りやすい方は、ビタミンDが不足しやすいため意識的に摂取しましょう。食品では魚やきのこ類が主な供給源となるため、日々の食事に取り入れる工夫が大切です。

無理なく続けられる方法で必要量を満たせると、髪と体の健康維持につながります。

過剰摂取によるリスク

ビタミンDは脂溶性ビタミンであり、体内に蓄積されやすい性質を持つ栄養素です。そのため、サプリメントなどで過剰に摂取すると、以下の健康障害を引き起こす可能性があります。

  • 高カルシウム血症
  • 吐き気
  • めまい・脱力感
  • 食欲不振
  • 腎機能障害

食品や日光による摂取でビタミンDが過剰摂取になるケースはまれですが、サプリメントの使用時は用量を守らなければなりません。髪に良いからといって多く摂るのではなく、適切な範囲で継続するのが効果的な取り入れ方といえるでしょう。

ビタミンDを効率よく摂取する方法

ビタミンDは食事・日光・サプリメントの3つを組み合わせることで、効率よく補えます。どれか1つに偏るのではなく、生活スタイルに合わせて取り入れるのが重要です。

食事では含有量の多い食品を意識し、日光浴では無理のない範囲で紫外線を活用します。食事や日光浴だけでは不足が気になる場合は、サプリメントで補う方法も有効です。

さらに、他の栄養素と組み合わせると吸収や働きが高まり、髪や頭皮の状態をより整えやすくなります。ここでは、効率良く摂取できる方法を紹介するので、参考にしてください。

食事から摂取する

ビタミンDは食品からの摂取が基本となり、日々の食事で意識的に取り入れるのが大切です。ビタミンDが多く含まれる食品を以下にまとめました。

食品

100g当たりに含まれるビタミンD量

約28μg

干し椎茸

約15μg

卵黄

約5μg

なかでも、鮭やサバなどの魚類、干し椎茸などのきのこ類、卵は代表的な供給源です。

ビタミンDは脂に溶けやすい性質を持つため、油と一緒に調理すると吸収率が高まりやすくなります。また、きのこは天日干しにより含有量が増えるため、乾物を活用するのも有効です。

特定の食品に偏らず、バランスの良い食事を心がけると、安定した摂取につながります。

日光浴をする

ビタミンDは紫外線を浴びることで皮膚でも生成されるため、適度な日光浴は効率的な方法です。

日光浴の目安としては、顔や手の甲に1日15〜30分ほど日光を当てる程度で十分とされています。ただし、天候や季節によって必要な時間は異なるため、以下の表を参考にしてください。

季節

日光浴の目安時間

春・秋

15〜30分

5〜15分

20〜30分

長時間の直射日光は肌トラブルの原因となるため注意が必要です。夏だけでなく、春や秋は天候によって日光浴の時間を調整しましょう。

短時間でも継続することで、体内での生成を安定させやすくなります。

サプリメントを活用する

食事や日光だけでは不足しやすい場合、サプリメントの活用も有効な選択肢です。とくに、屋内で過ごす時間が長い方や、食事が偏りがちな方には、サプリメントの併用が適しています。

サプリメントを選ぶ際は、ビタミンDの含有量や品質、安全性の確認が重要です。過剰摂取を防ぐためにも、推奨量を守りながら取り入れてください。

あくまで補助的な手段として活用し、食事や日光浴と組み合わせられると、より効率的な栄養管理が可能です。

相乗効果が期待できる栄養素も併用する

ビタミンDは単体で摂るよりも、他の栄養素と組み合わせることで働きが高まります。相乗効果が期待できる栄養素の具体例は、以下のとおりです。

栄養素

食品例

たんぱく質

鶏肉、魚、大豆製品

亜鉛

レバー、牡蠣

ビタミンC

柑橘類、パプリカ

たんぱく質は髪の主成分であり、ビタミンDとともに十分に摂取できると育毛環境を整えられます。さらに亜鉛は細胞の成長に関与し、毛髪の形成をサポートするのに効果的です。

また、ビタミンCはコラーゲン生成や抗酸化作用により、頭皮を守る作用があります。

上記をはじめとした栄養素をバランスよく取り入れると、髪と頭皮のコンディションを総合的に整えやすくなります。

効率的にビタミンDを摂取して健康な髪の毛を守ろう

ビタミンDは毛周期の維持や頭皮環境の安定に関わり、抜け毛予防や健やかな髪の土台づくりに役立つ栄養素です。

ただし、多く摂れば効果が高まるわけではなく、適切な量を継続して補うことが重要といえます。摂取は食事・日光浴・サプリメントを組み合わせる方法が現実的です。さらに、たんぱく質や亜鉛なども意識すると相乗効果が期待できます。

健康な髪の毛を守るためにも、まずは生活習慣を見直し、無理なく続けられる形でビタミンDを取り入れていきましょう。

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ビタミンDが与える髪の毛への影響に関するよくある質問

ビタミンDが不足すると髪の毛はどうなりますか?

ビタミンDが不足すると、髪の毛に起こる影響は以下のとおりです。

  • 抜け毛
  • 髪のハリ不足

髪の毛は成長期・退行期・休止期を繰り返しますが、ビタミンDはこの流れを整える役割を持っています。血中ビタミンDが低くなると、円形脱毛症やびまん性の非瘢痕(はんこん)性脱毛などの脱毛症を起こす方が多いといわれています。

ビタミンDが不足した状態が続くと成長期が短くなり、髪が十分に育たないまま抜けやすくなるケースがあるのも事実です。また、毛根の働きが低下し、髪が細く弱くなる場合も珍しくありません。

すぐに脱毛が進むわけではありませんが、ビタミンD不足を放置すると頭皮環境の悪化につながるため、日頃から意識して補うことが大切です。

ビタミンDが不足しやすい人の特徴は?

ビタミンDが不足しやすい人の特徴は、以下のとおりです。

  • 日光を浴びる機会が少ない
  • 日焼け対策をしすぎている
  • 魚や卵をあまり食べない

デスクワーク中心で屋内にいる時間が長い方は、皮膚でのビタミンD生成量が少なくなりやすい傾向があります。また、紫外線対策を徹底している場合も生成が減るケースがあります。

さらに、魚や卵などをあまり食べない場合、食事からの摂取量が不足している場合が多いため注意が必要です。

ビタミンDが不足しやすい生活習慣が重なると慢性的な不足につながりやすいため、自分の生活を見直しながら意識的に補うことが重要です。

日光浴の際の注意点はありますか?

日光浴はビタミンDを生成する上で有効ですが、長時間浴びれば良いわけではありません。紫外線を過度に浴びると、髪の毛のパサつきや頭皮のかゆみなどの原因になるため注意が必要です。

目安としては、顔や手の甲に15〜30分程度日光を当てる方法が一般的です。ただし、季節や地域、肌の状態によって適切な時間は変わるため注意しましょう。

髪の毛や頭皮に対する外出時の紫外線対策は、以下のとおりです。

  • 帽子や日傘を使用する
  • 日焼け止めスプレーを使用する

帽子や日傘だけでなく、日焼け止めスプレーを使用するなど、髪の毛も紫外線から守る意識が必要です。

参考文献

(文献1)

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会報告書|厚生労働省