糖尿病に対する幹細胞治療でHbA1Cは正常値に戻る!70代男性
公開日:2021.10.11糖尿病で薬を飲んでいる
2005年に糖尿病と診断されて以来内服薬を継続されています。その後手のしびれなどで頸椎ヘルニアの手術を経験される。糖尿病の3大合併症の一つである糖尿病性神経障害が起こると、軽い腰椎ヘルニアや頚椎ヘルニアなどの神経障害でも痺れが出やすいという傾向が強くみられます。
また治療薬でステロイドを使用すると血糖値が上がるので、このようなヘルニアに対しても積極的にステロイドの注射がしにくいという問題も出てきます。
糖尿病はサイレントキラーと言われ、無症状の状態でも糖尿病による血管障害は進行しているのです。症状が現れた時にはすでに糖尿病は進行していることが多く、その場合は糖尿病はもう完治することはできなくなります。
日頃の採血検査等で常にチェックしておかなければ見逃すこととなります。また、隠れ糖尿病といって、食後の血糖値が高い糖尿病ではブドウ糖負荷試験をして採血をしないと発見することは困難となります。
糖尿病のコントロールで一番大事なことは食事コントロールと適度な運動となります。日頃からカロリーを意識して、バランスよく食事を取り、筋力トレーニングや有酸素運動も日常に取り入れることがとても重要となります。
これを怠ると、どんなに良い薬を飲んでも、血糖値は下がりません。もちろん再生医療をしても同じことです。この方の場合は、日頃から食事コントロールはしっかりと管理していただいており、幹細胞の治療の成果も良好でした。
<治療効果>点滴で幹細胞を3回投与
投与前 | 幹細胞投与3か月後 |
HbA1C 7.9 | HbA1C 6.1 |
1回の投与後3ヶ月目でHbA1Cの数値は正常値まで低下しました。本人も「糖尿病になってから今まで正常値まで低下したことはない」と言われておりました。
今後、2回目、3回目と効果が出ればHbA1C 5%台まで数値は下がると思われます。そうなれば、現在飲んでいる糖尿病の内服薬の量を減らすこともできるでしょう。
幹細胞の点滴により、血管に入った幹細胞が全身に巡り、弱った臓器や血管などを修復及び再生させることができます。つまり、身体を若返らせる作用があるのです。脳梗塞麻痺や脊髄損傷による神経麻痺にも効果は認められ、今後再生医療の研究も進み需要も高くなると思われます。
厚生労働省届出済【2億個の幹細胞】投与を実現2024年1月より、当院では厚生労働省への届出が受理されたことにより、点滴において、一度に2憶個の幹細胞投与が可能となりました。これにより、従来の幹細胞1億個の投与よりも高い治療効果が期待できるようになりました。
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<治療費>
幹細胞点滴 投与回数(1回)
242万円(税込)
<起こりうる副作用>
・脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。
・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。
※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。
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監修:院長 坂本貞範