両変形性股関節症・両膝変形性関節症 80代女性
公開日:2025.07.07
目次
4関節同時治療で全ての痛みが消失!80代でもスイミングスクールに通える生活へ
5年間続いた両股関節痛に加えて、半年前から両膝痛も出現し、整形外科では「高齢のため4関節とも人工関節にするのは現実的ではない」と言われた80代女性の患者様。歩行不能への不安を抱えて当院を受診されましたが、4関節同時治療により全ての痛みが0になり、スイミングスクールに通えるまでに回復されました。
このような複数関節の同時治療がどのように実現したのでしょうか。
治療前の状態
- 主な症状: 15年前からの両股関節痛、半年前からの両膝痛
- 他院での診断: 両変形性股関節症、両膝変形性関節症
- 他院での治療方針: 人工関節の適応だが高齢のため4関節とも手術は現実的ではない
- 日常生活への影響:現在は何とか歩行可能だが、今後歩行不能になる不安
- 治療への希望:手術以外の方法で複数関節の痛みを改善したい
こちらの患者様は、15年前に整形外科で変形性股関節症と診断されて以来、内服薬で痛みをごまかしながら暮らしてこられました。しかし、半年前からは、両膝の痛みも出現してしまいました。整形外科では、人工関節の適応とされましたが、80代という高齢であり、4関節とも人工関節にするのは現実的ではないと言われ、今後痛みが悪化して、歩行不能になるのではないかという不安を抱えていらっしゃいました。
複数関節の変形性関節症について
高齢になると、複数の関節に変形性関節症が生じることは珍しくありません。しかし、複数の関節に人工関節手術を行うことは、特に高齢の患者様にとって身体的負担が大きく、現実的ではない場合があります。従来の治療では、関節ごとに段階的な手術が必要となり、長期間の治療期間と、複数回の手術リスクを伴います。
リペアセルクリニックは「膝の痛み」に特化した再生医療専門クリニックです。手術・入院をしない新たな治療【再生医療】を提供しております。
リペアセルクリニックの特徴
詳細については、こちらで当院独自の再生医療の特徴を紹介しています。



特に股関節は、膝関節と比べ解剖学的に隙間が狭い構造となっており、幹細胞を届けることが難しいと言われています。当院では、股関節内に確実に幹細胞を届けるため、当院独自の投与方法「関節内ピンポイント注射」を行っています。具体的にはエコー、特殊なレントゲン装置、そして針先が細くしなりがある特殊な注射針などを使用して、確実に股関節内へ幹細胞を届けるようにしています。
リペアセルクリニックは「股関節の痛み」に特化した再生医療専門クリニックです。手術・入院をしない新たな治療【再生医療】を提供しております。
レントゲン所見
15年間という長期間にわたる股関節症の進行に加えて、最近では膝関節症も発症しており、4関節すべてに治療が必要な状態でした。
<治療内容>左股関節に8000万個細胞、右股関節に5000万個細胞、右膝に2000万個細胞、左膝に5000個細胞を各2回投与+PRP
左股関節に8000万個、右股関節に5000万個、右膝に2000万個、左膝に5000万個の幹細胞を、それぞれ計2回投与いたしました。
治療後の変化
- 1回目投与1か月後の改善:
- 右膝:痛みレベル3から1へ
- 左膝:痛みレベル4から1へ
- 右股関節:痛みレベル2から1へ
- 左股関節:痛みレベル4から1へ
- 2回目投与1年後: 4関節すべてで痛みが0に完全消失
- 機能面の改善: 歩行不安が解消され、積極的な活動が可能に
- 生活の質向上: スイミングスクールに通えるまでに回復
1回目の投与から1か月後には、4関節すべてに顕著な痛みの改善を認めました。そして2回目投与から1年後には、4関節すべてで痛みが完全に0となりました。
治療後の歩行では、方向転換時でも、踏ん張りが効いています。
患者様からは「痛みがなくなったおかげでスイミングスクールに通えるようになりました。生活にはりが出て嬉しいです」とお話しいただけました。歩行不能への不安から解放され、80代でも積極的に運動を楽しめる生活を取り戻すことができました。
方向転換後も、スムーズに加速できています。
高齢で複数関節に問題があり、手術が現実的ではないとされた症例でも、当院の高品質な幹細胞により、4関節同時治療で全ての痛みを消失させることができました。複数の関節治療を一度に受けたい方、手術リスクを避けたい高齢の患者様にとって、当院の治療は新たな希望となります。
年齢を理由に諦める必要はありません。あなたも新しい一歩を踏み出してみませんか。
リペアセルクリニックでは、再生医療分野で豊富な経験を持つ専門医たちが、12,000例以上の実績に基づく確かな技術と独自の培養方法で、患者様一人ひとりに、最適な治療プランをご提案いたします。国内で唯一の、最新の『分化誘導技術』を用い、『新時代の再生医療』による治療を提供します。
<治療費>
- 関節1部位 幹細胞数 ( 2500万個~1億個)
投与回数( 1回 )132万円( 税込 )/2500万個 - 分化誘導( 1回 )55万円( 税込 )
- PRP治療 16.5万円(税込)
<起こりうる副作用>
- 脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。
- 症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。
※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。
変形性股関節症・変形性膝関節症の再生医療についてはこちらで詳しく説明しています。↓

股関節の痛みは⼿術しなくても治療できる時代です。

膝の痛みは⼿術しなくても治療できる時代です。
再生医療医師監修:坂本貞範