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- 股関節の症例
- 幹細胞治療の症例
- PRP治療の症例
両変形性股関節症に幹細胞治療 こちらの患者様は9年前からの両股関節痛のため受診していただきました。 9年前に近くの整形外科で変形性股関節症と診断され、3年前には右股関節は軟骨がなくなってしまい、末期の関節症と診断され人工関節を勧められました。「まだ50代と若いので人工関節は早いのでは。今後新たな仕事にも挑戦したい」と、これまで内服薬でしのいでこられました。しかし最近では痛みが悪化し、内服薬の効果も軽減してきました。 さらにレントゲンやMRI撮影をすると右大腿骨頭には骨嚢胞が2つみつかり、「骨嚢胞が潰れると激痛が出現してしまうため、その時は人工関節は避けられない」と主治医に言われたそうです。そこで骨嚢胞を圧壊させない方法や人工関節以外で痛みを取る方法があるのではないかと模索し、当院のホームページに行きつき再生医療へ興味を持たれ受診されました。 骨嚢胞とは、はっきりとした原因はわかっていませんが、変形性関節症において軟骨損傷部位から関節液などが骨に侵入し、骨の溶解が起こり空洞ができた状態のことです。股関節では大腿骨頭と臼蓋の両方に、もしくは一方にできます。小さいものから大きなものまで大きさは様々で、その数も1つだけの場合から沢山できる場合もあります。荷重面に大きな骨嚢胞ができると、体重をかけたときに潰れてしまうことがあります。いったん骨嚢胞が潰れてしまうと、激痛が出現し歩行が困難になります。その場合には人工関節を選択せざるを得なくなります。 患者様は骨嚢胞が圧壊する前に当院を受診していただき私達は安心しました。骨嚢胞が潰れる前であれば、幹細胞を投与すると骨嚢胞が小さくなる症例も数多く経験しておりますので、将来的な人工関節も回避できると考えているからです。これは当院独自の細胞シートによる培養と、冷凍せずにその都度培養する方法によって生み出された強い生命力の幹細胞のおかげであると考えています。この製法の幹細胞であれば個人差はあるもののほとんどの方が長期間、骨嚢胞の圧壊を防ぎ人工関節を回避できてきた治療実績があります。 レントゲン レントゲンでは両股関節の関節裂隙の狭小化を認めましたが、右股関節は左股関節と比べるとかなり狭くなっています。 MRIでは右大腿骨頭の荷重面に2つの骨嚢胞がありますが、幸い圧壊はしていません。 <治療効果>両股関節に1億個細胞ずつ計4回投与+PRP 両股関節に1億個細胞ずつ、計4回投与しました。 初回投与後半年で、右股関節は投与前10段階中6であった痛みが3となりました。左股関節は投与前2であったのが0になりました。 大腿骨頭に骨嚢胞があり、いつ圧壊するのか不安を抱えている方にとっては、幹細胞投与はお勧めの治療法であると考えています。 動画はこちら <治療費> ・関節1部位 幹細胞数 ( 2500万個~1億個 ) 投与回数( 1回 )132万円( 税込 )/2500万個 ・PRP治療 16.5万円(税込) <起こりうる副作用> ・脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。 ID T000357 再生医療医師監修:坂本貞範
2024.04.05 -
- 脊髄損傷の症例
- 頸椎・腰椎ヘルニア・狭窄症の症例
- 幹細胞治療の症例
幹細胞投与により、多くの確かな効果を実感! こちらの患者様は、6年前からの四肢のこわばりと動かしにくさなどを訴えて受診されました。 初めて症状が出現したのは6年前です。6年前に足の動かにくさと歩行時のもつれが出現し、整形外科では「頚椎症性脊髄症」と診断されました。5年前に頸椎の手術を受けられましたが手術後に症状が悪化してしまい、両手の動かしやすさも出現したそうです。その後いくつかの病院を転々としましたが、手術をしてくれる病院を見つけることは難しかったそうです。やっとのことで2回目の手術を受けることができたのは4か月後のことです。しかし手術後に急に歩けなくなり、右上肢の激痛も出現したため精査したところ、感染していたことがわかりました。 その後3回目の手術を行いましたが、不運なことに3回目の手術直後も四肢を動かすことができなかったのですが、現在は歩行器を使用することで歩行は可能となっています。しかし握力は弱り、箸の使用も困難になり、ちょっとしたことでふらつくようになってしまいました。リハビリを続けてはいますが、現在は神経症状の改善が止まってしまったため、再生医療を希望して当院を受診されました。 現在の保険診療内では手術を行った後に、神経の回復が止まってしまった場合の根本的な治療法はありません。こういった場合の唯一の治療方法は幹細胞治療になります。私達は幹細胞治療の黎明期より、脊椎の手術後の後遺症に苦しむ多くの患者様に幹細胞治療を提供し、満足のいく神経回復をもたらしてきました。良好な治療成績の要因は2つあります。 1つ目は、冷凍保存しない生き生きした強い幹細胞を使用していることです。 2つ目は、投与方法です。通常は脊髄損傷の幹細胞治療は点滴による静脈注射です。しかし血管に入った幹細胞は全身に駆け巡るので、損傷した脊髄に届く幹細胞の数は少なくなってしまいます。損傷した脊髄細胞へより多くの幹細胞を届け修復を促したいとの思いから、当院では国内ではほとんど行われていない脊髄内への直接投与という画期的な治療法(脊髄腔内ダイレクト注射療法)を行っております。針を脊髄のくも膜下腔まで進め、そこで幹細胞を投与します。投与された幹細胞は髄液の中に入り、髄液は脊髄の中を還流しているので、その流れに幹細胞は乗って脊髄損傷部位まで届きます。 MRI初見 受診時のMRIでは頚髄の圧迫は3回にも及ぶ手術で改善されていました。 脊髄内に直接幹細胞を2回投与 脊髄内に2500万個細胞ずつ、合計2回の投与を予定しました。 1回目の投与後2か月で、 ・投与前の両手のしびれ・痛みが半分以下に ・両下肢のこわばりがほとんど消失 ・体幹に力が入り足が上がるようになり歩行が安定 ・指が伸びるようになった ・手が使いやすくなった など様々な効果を実感いただけました。 頸椎、腰椎の手術後もなお後遺症に苦しんでいる患者様は、一度カウンセリングへお越しください。 <治療費> 198万円(税込) <起こりうる副作用> ・脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。 ID T000842 再生医療医師監修:坂本貞範
2024.03.05 -
- 頸椎・腰椎ヘルニア・狭窄症の症例
- 幹細胞治療の症例
幹細胞投与後の翌日から、驚きの症状改善! こちらの患者様は20年以上前からの頸部痛と両上肢のしびれ・痛みのほか、喉のつかえやうつむいたときの吐き気がありました。頚椎椎間板ヘルニアと診断され、数年前に自由診療で2回レーザー治療を受けたことがありますが、効果は一時的であったそうです。 手術も検討したことがあるそうですが、首の神経の近くを操作する手術には恐怖心や抵抗感があり、躊躇していました。そんな中、再生医療に興味を持たれ当院を受診していただきました。 当院では手術で神経の物理的圧迫を取り除いたにも関わらず残存したしびれや痛み、筋力低下、膀胱直腸障害などに対して幹細胞治療を希望する患者様が多い来院されます。しかし、手術を受けずに神経が物理的に圧迫されたままの状態であっても、症状によっては幹細胞治療の適応となります。痺れと頚部痛、そしてうつむいた時に吐き気がするといった症状に対して、どうしても手術後に後遺症が出たらどうしようと悩んでおられました。当院では手術を受ける前の患者様に幹細胞投与を行い、症状の改善を認めた例も多く経験しています。その理由は冷凍保存しない生き生きした強い脂肪由来の幹細胞を使用した脊髄腔内ダイレクト注射療法を行っているからです。 通常の脊髄損傷の幹細胞治療は、点滴による静脈注射です。しかし血管に入った幹細胞は全身に駆け巡るので、損傷した脊髄に届く幹細胞の数は少なくなってしまいます。損傷した脊髄細胞へより多くの幹細胞を届け修復を促したいとの思いから、当院では「脊髄腔内ダイレクト注射療法」を行っています。 脊髄のくも膜下に幹細胞を注射すると、幹細胞は髄液の中に入り、髄液は脊髄の中で還流しているので脊髄損傷部位に直接大量の幹細胞が届きます。また使用する幹細胞は骨髄由来のものがいいのか脂肪由来のものがいいのかという議論がありますが、最近の論文では脂肪幹細胞による治療の方が効果が高いという報告があります。この論文での幹細胞も冷凍保存されたものを使用しているため当院の冷凍せず培養された脂肪幹細胞の治療効果は圧倒的に高いということになります。 骨髄由来の幹細胞を採取するには患者様への身体の負担が大きいです。一方の脂肪幹細胞であれば、下腹部から1㎝ほどの傷で米粒2~3粒程度の脂肪細胞を採取するだけで大丈夫な点も、脂肪幹細胞を使用するメリットです。 MRI初見 頸椎MRIではC4/5、C5/6に頸椎椎間板ヘルニアを認めました。 脊髄内に直接幹細胞を3回投与 脊髄内に2500万個細胞の投与を計3回予定しました。 初回の投与後翌日から効果が早速現れました。20年以上悩まされていた頸部痛が、全くなくなったのです。さらにうつむくと吐き気が出ていたのですが、その症状も消失しました。そしてさらに、喉のイガイガや乾燥が半分ほどマシになりました。その後2回目3回目と投与が終わると両上肢の痺れと痛み、そして喉のイガイガと乾燥も完全になくなりました。 投与翌日からの劇的な症状改善に患者様も驚かれていました。頚椎ヘルニアによる症状として上肢の痺れ以外にも、喉のつかえや食事が喉を通りくいなど、時折みられることがあります。しかし、食道の検査や耳鼻科で検査をするも特に何も問題は出てこないので、原因不明の症状とされることがあります。今までの経験で、このように原因不明と言われる症状に対しても、再生医療では治療ができることが多々ありました。 今後は脊髄腔内ダイレクト注射療法が世の中に広まって、治療の選択肢の一つになることを願っています。 ※治療の効果には個人差があり、すべての方に同じ結果が得られるわけではありません。 <治療費> 198万円(税込) <起こりうる副作用> ・脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。 ID T000873 再生医療医師監修:坂本貞範
2024.03.04 -
- ひざ関節の症例
- 幹細胞治療の症例
- PRP治療の症例
人工関節にするしかないかと諦めていたが、幹細胞治療にかけてよかった! こちらの患者様は40代からの左膝痛で受診していただきました。 整形外科への通院歴は40代からと長く、溜まった水を時々抜いてはヒアルロン酸の関節内注射で痛みをしのいできたそうです。ここ数か月はヒアルロン酸注射でも全く痛みが引かず、かかりつけ医には「末期の変形性関節症で人工関節しか手立てがない」と言われたそうです。 自分の脚で一生歩き続けたいという強い意思をお持ちの患者様は、人工関節は断固拒否、自分の膝を残すことができる再生医療に希望を見出し当院を受診していただきました。 レントゲン所見 レントゲンでは両膝の関節裂隙はほとんど消失しており、末期の変形性関節症でした。見た目もO脚変形が見られました。 当院では冷凍保存しない生き生きした細胞はもちろんのこと、米粒2~3粒程度の脂肪を採取するだけで1億個以上の数まで細胞を培養できます。これは他の幹細胞クリニックと比べて群を抜いた数です。生き生きした大量の細胞を損傷部位にピンポイントで投与するため、この患者様の膝同様に、骨と骨がくっついている末期の変形性関節症であっても疼痛が十分に軽減した経験を多数有しています。 一般的医療機関で行われている、冷凍している幹細胞であればO脚変形している膝に対しての再生医療はお断りされる例がよくあります。とはいえ当院でも、末期でもO脚変形のかなりきつい関節症に幹細胞投与を行っても、思うように効果が見られなかったケースがあるのも事実です。そのことを正直にお話すると、それでも当院での幹細胞治療にかけてみたいと治療を受けていただくこととなりました。 <治療効果>両膝に計5000万個の幹細胞を計3回投与+PRP 両膝に5000万個細胞ずつ、トータル1億個を計3回投与しました。 その結果、半年後には痛みは投与前10段階中7であったのが0.5まで軽減しました。 私達も末期の関節症であってもここまで疼痛が軽減できるものかとあらためて幹細胞治療の力に驚かされました。 <治療費> ・関節1部位 幹細胞数 ( 2500万個~1億個 ) 投与回数( 1回 )132万円( 税込 )/2500万個 ・PRP治療 16.5万円(税込) <起こりうる副作用> ・脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。 ID T000469 再生医療医師監修:坂本貞範
2024.02.13 -
- ひざ関節の症例
- 幹細胞治療の症例
- PRP治療の症例
足が上がらない歩けない膝の激痛、注射一本で劇的に改善 こちらの患者様は10年前からの両膝痛のため受診していただきました。 昔はマラソンをされており、2,3年前までは土木関係の仕事をバリバリこなして体力には自信があったそうです。しかし、最近は両膝痛の悪化に加え泌尿器系の大病を患い体力にすっかり自信をなくしておられました。活動量が減った分、体重が増えてしまい、それが膝痛の悪化を招くという悪循環にも陥っていました。 近くの整形外科で人工関節置換術を勧められるも、泌尿器系の大病のため手術に耐えられるかどうか不安で躊躇していたそうです。また軟骨のすり減りは中等度であったため、人工関節以外で身体への負担が少ない治療がないかと探している中、再生医療の存在を知って当院を受診していただきました。 レントゲン所見 MRIでは右膝は外側半月板の水平断裂、左膝は内側半月板の水平断裂を認めました。レントゲンでは中等度の変形性関節症を認めました。 半月板の損傷の手術では、半月板の損傷が激しくて縫合できない場合には、半月板の損傷した部分を切除します。切除すると膝のクッションがなくなるため軟骨のすり減りが加速してしまいます。幹細胞を投与することで半月板が修復され、幹細胞治療により再生された軟骨のすり減りも予防できます。 細胞の培養は細胞培養技術が日本トップクラスの施設と提携して行うため、米粒2~3粒程度の脂肪を採取するだけで1億個以上の数まで細胞を培養できます。採取する細胞が少なくて済むため、身体への負担を抑えることができます。また、冷凍せず培養する国内でも珍しい方法で投与できるので、高い治療効果が期待できます。 手術に対して体力的に不安を持たれていたこの患者様は、当院での幹細胞治療を選択されました。 <治療効果>両膝に計5000万個の幹細胞を投与+PRP 右膝に1500万個細胞、左膝に3500万個細胞、トータル5000万個を計2回投与しました。 その結果、半年後には、右膝の痛みは投与前10段階中3であったのが1まで軽減しました。左膝は投与前8であった痛みが0に軽減していました。 動画はこちら <治療費> ・関節1部位 幹細胞数 ( 2500万個~1億個 ) 投与回数( 1回 )132万円( 税込 )/2500万個 ・PRP治療 16.5万円(税込) <起こりうる副作用> ・脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。 ID T000368 再生医療医師監修:坂本貞範
2024.02.12 -
- ひざ関節の症例
- 幹細胞治療の症例
- PRP治療の症例
辿り着いた再生医療、ここを選んでよかった! こちらの患者様は10年前からの左膝関節痛、3年前からの右膝痛のため受診していただきました。 長年バトミントンをしてきたので膝を傷めたのではないかと話していただきました。最近は両膝痛のためバトミントンができなくなり生活に張りがなくなっていたそうです。 近くの整形外科を受診してレントゲン撮影をしたところ、右変形性膝関節症と左大腿骨内顆の骨壊死と診断されました。膝関節の大腿骨側の骨壊死は外来でもよく見かけます。特徴として、針を刺したような痛みがあり、ヒアルロン酸注射が効きづらいです。ヒアルロン酸注射が効かない左膝は、骨壊死のある内側だけ人工物に取り換える人工膝関節半置換術を勧められたそうです。しかし、一旦人工関節にしてしまうと、耐用性の問題からバトミントンができなくなってしまいます。「手術に頼らず両膝痛を治しバトミントンに復帰したい」との希望から、自分の膝が温存できる幹細胞治療に興味を持たれたそうです。 数ある幹細胞治療のクリニックから当院を選んでいただいた理由は、独自の冷凍保存しない生き生きした生存率の高い幹細胞を用いていることに共感したからとのことでした。実は他のクリニックでの幹細胞治療も検討されていたそうです。 レントゲン所見 レントゲンでは右膝は中等度の関節裂隙の狭小化、左膝は大腿骨内顆に骨壊死を認めました。 当院では冷凍保存しない生き生きした細胞はもちろんのこと、特別な分離シートで脂肪から幹細胞を分離し培養します。一般的には化学薬品で幹細胞を分離するのですが、この分離シートによって化学物質を使用せず培養が可能となりました。当院ではあくまで、自分の脂肪と血液だけ使用して培養することにこだわり、化学物質や他科の血液などアレルギーの原因となるものは使用せず培養します。 生き生きした大量の細胞を損傷部位にピンポイントで投与するため、この患者様同様に骨壊死の状態でも半年後には疼痛がかなり軽減されたことを数多く経験しています。冷凍保存しない大量の細胞を投与できることから当院での幹細胞治療を選んでいただきました。 <治療効果>両膝に計5000万個の幹細胞を投与+PRP 右膝に2000万細胞、骨壊死のある左膝には右膝より多い3000万細胞の両膝で合わせて5000万細胞の投与を行いました。 その結果、半年後には痛みは右膝は投与前10段階中7であったのが0まで軽減、左膝も投与前5であったのが0まで軽減しました。 疼痛が消失し患者様には大満足いただきました。 <治療費> ・関節1部位 幹細胞数 ( 2500万個~1億個 ) 投与回数( 1回 )132万円( 税込 )/2500万個 ・PRP治療 16.5万円(税込) <起こりうる副作用> ・脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。 ID T000158 再生医療医師監修:坂本貞範
2024.02.08 -
- 脊髄損傷の症例
- 頸椎・腰椎ヘルニア・狭窄症の症例
- 幹細胞治療の症例
術後7年経過し、悪化傾向だった症状が改善! こちらの患者様は四肢のこわばりと動かしにくさを訴えて受診されました。 初めて症状が出現したのはもう20年も前です。初めは軽い両手、両足のしびれとこわばり程度であったのが徐々に進行してきて、四肢の動かしづらさや歩行のしにくさが出現しました。7年前には頚椎症性脊髄症と診断され、頸椎の除圧と固定術を受けておられます。手術後は残念ながら症状の改善は認めなかったのですが、この7年間は症状の進行はピタッと止まっていたそうです。 しかしながら最近、手のしびれが悪化してきており、今後症状が悪化してこないかと心配になり再生医療を頼って受診していただきました。現在の保険診療内では神経機能回復を狙って手術を行った後に、回復が止まってしまった・回復しなかった神経機能の回復を促す根本的な治療法はありません。 こちらの患者様のように手術部位の神経の圧迫は解除され続けているにも関わらず、年齢を重ねるにつれて後遺症が悪化してくることを止める根本的な治療法もありません。こういった場合の唯一の方法は幹細胞治療になります。年齢を重ねるにつれて悪化してくる後遺症の改善も可能としてきました。 良好な治療成績の要因は2つあります。1つ目は、冷凍保存しない生き生きした強い脂肪細胞由来の幹細胞を使用していることです。2つ目は脊髄内に幹細胞を直接投与する画期的な投与方法です。 脊髄や脳神経の再生医療では骨髄由来の幹細胞を用いる施設が多いです。しかしながら骨髄由来の幹細胞は技術的に生き生きした強い大量の幹細胞を培養することは難しいのです。一方、私達の施設では脂肪由来幹細胞を最大2億個まで培養することが可能です。2億個の幹細胞投与となると、1億個投与では得ることができない効果が期待できます。 さらに、骨髄から幹細胞を採取する場合は患者様の身体への負担が大きくなってしまいます。一方、脂肪幹細胞は下腹部から局所麻酔で1㎝ほどの創で採取可能で体への負担はほとんどありません。近年の研究では脂肪由来幹細胞の方が治療成績が高いという報告が出てきています。 また通常は脊髄損傷の幹細胞治療は点滴による静脈注射です。しかし血管に入った幹細胞は全身に駆け巡るので、損傷した脊髄に届く幹細胞の数は少なくなってしまいます。損傷した脊髄細胞へより多くの幹細胞を届け修復を促したいとの思いから、当院では、国内ではほとんど行われていない脊髄内への直接投与という画期的な治療法(脊髄腔内ダイレクト注射療法)を行っております。 具体的には、病院で手術する際の腰椎麻酔と同じ方法です。針を脊髄のくも膜下腔まで進めてそこで幹細胞を投与します。投与された幹細胞は髄液の中に入り、髄液は脊髄の中を還流しているので、その流れに幹細胞は乗って脊髄損傷部位まで届きます。 MRI初見 受診時のMRIでは、頚髄の圧迫は7年前の手術で改善されていました。 脊髄内に直接幹細胞を3回投与 脊髄内に3回にわけて2500万個細胞ずつ合計3回投与しました。 1回目の投与直後から右肩を上げやすくなったと、2回目の投与後からは四肢のこわばりが改善したと喜んでいただけました。さらに手術後の頸部の痛みが緩和したと言っていただけました。 手術してもほとんど改善を認めなかった症状が、手術後7年経過してかつ悪化傾向であるにも関わらず改善させることができ脊髄腔内ダイレクト注射療法の威力にあらためて驚かされました。 <治療費> 198万円(税込) <起こりうる副作用> ・脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。 ID 0001049 再生医療医師監修:坂本貞範
2024.01.17 -
- 脊髄損傷の症例
- 頸椎・腰椎ヘルニア・狭窄症の症例
- 幹細胞治療の症例
四肢のこわばりが改善し、頚部の痛みが緩和! こちらの患者様は左上肢のしびれ・痛み・動かしにくさを訴えて受診されました。 2年半前から水泳をしている際に左肩が上がりにくいことに気が付きました。その2年後には左上肢の痛み・しびれが出現するようになり、整形外科を受診しました。結果はC5/6の頚椎椎間板ヘルニアの診断で、ヘルニアは大きく頚髄の圧迫が強いということですぐに手術が施行されました。手術後は左上肢のしびれ・痛みは術前と比べて7割ほどになったそうです。しかし改善が思ったよりなかったことと最近では痛みが悪化していることが心配になり主治医に相談したところ、まだ術後半年なのでこのまま待っていたら改善してくると言われたそうです。 しかしこのまま何もせず待つのは不安であり何かできることはないかと再生医療を頼って受診されました。現在の保険診療内では神経機能回復を狙って手術を行った後に、回復が止まってしまった神経機能の回復を再び促す根本的な治療法はありません。回復が止まった神経機能の回復を再び促す唯一の方法は幹細胞治療になります。 良好な治療成績の要因は2つあります。1つ目は冷凍保存しない生き生きした強い脂肪細胞由来の幹細胞を大量に使用していることです。2つ目は投与方法へのこだわりです。脊髄や脳神経の再生医療では骨髄由来の幹細胞を用いる施設もあります。骨髄由来の幹細胞は技術的に生き生きした強い大量の幹細胞を培養することは難しいことと、骨髄から幹細胞を採取する際、身体への負担が大きいことから私達は脂肪幹細胞を用いています。脂肪幹細胞であれば下腹部から局所麻酔で1cmほどの傷で採取することが可能です。 近年の研究では脂肪由来幹細胞の方が治療成績が高いという報告が出てきています。また通常は脊髄損傷の幹細胞治療は点滴による静脈注射です。しかし血管に入った幹細胞は全身に駆け巡るので、損傷した脊髄に届く幹細胞の数は少なくなってしまいます。損傷した脊髄細胞へより多くの幹細胞を届けるため、当院では国内ではほとんど行われていない脊髄内への直接投与という画期的な治療法(脊髄腔内ダイレクト注射療法)を行っています。 具体的には病院で手術する際の腰椎麻酔と同じ方法です。腰から針を刺し脊髄のくも膜下腔まで進めて幹細胞を投与します。特に大きな痛みは伴いません。投与された幹細胞は髄液の中に入り、髄液は脊髄の中を還流しているため、その流れに幹細胞はのって脊髄損傷部位まで直接届きます。 MRI初見 受診時のMRIではC5/6頚髄ヘルニアによる圧迫は手術で改善されていましたが、頚髄自体に輝度変化があり頚髄へ相当なダメージがかかっていたことがうかがわれます。 脊髄内に直接幹細胞を4回投与 脊髄に2500万個細胞ずつ計4回の投与を行いました。 患者様には投与するたびに症状がよくなっていると話されており、初回投与から半年後には左上肢のしびれ・痛みは投与前10段階中8であったのが3となりました。 左上肢の痛み・しびれで夜間寝れないことが多かったのが、鎮痛薬を飲み忘れてもぐっすり眠れるようになったと喜んでいただけました。左肩が上がるようになり肘の曲げ伸ばしもしやすくなって、大好きなゴルフも数年ぶりにできるようになったとも話していただけました。 <治療費> 198万円(税込) <起こりうる副作用> ・脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。 ID 0001035 再生医療医師監修:坂本貞範
2024.01.14 -
- 脳卒中の症例
- 幹細胞治療の症例
視床出血による左半身麻痺の後遺症に効果が! こちらの患者様は3年前に脳出血を罹患され、その後遺症の治療のため当院を受診していただきました。 脳出血発症後緊急で開頭血腫除去術が行われ一命を取り留めましたが、左半身麻痺の後遺症が残ってしまいました。発症後1年間は少しずつ麻痺は改善してきていましたが、最近は回復はピタッと止まってしまいました。なんとか自力で歩くことはできますが、非常にゆっくりなので外出時は車椅子を使用しています。現状から少しでも後遺症を回復させたいと治療法を探され、再生医療に行きつきました。 近年、研究が進み幹細胞を使った再生医療により脳卒中の後遺症が改善した症例の報告が増えてきています。さらに嬉しいことに幹細胞治療の2つ目の効果として、脳の脆弱して再出血を起こす危険のある血管を修復し、脳出血の再発を予防する効果も期待されています。脳出血の再発率は1年以内に25%、5年以内に50%、10年以内に55%と言われており、かなりの高確率となっています。後遺症を回復させるとともに再出血の再発の可能性を減らすことができれば患者様に喜ばれるのではと、当院は国内でもいち早く脳卒中後の幹細胞治療に取り組み始めました。 一般的には神経細胞に分化しやすいのは骨髄由来の幹細胞と言われています。当院で神経の再生を狙った幹細胞投与でも、あえて脂肪由来の幹細胞を使用しています。それは骨髄由来の幹細胞を数多く培養するのは技術的に難しいため、多くの神経細胞を再生するためには大量の脂肪由来幹細胞を投与したほうが結果的に良いと考えているからです。さらに、脂肪由来幹細胞では神経以外に血管やその他の組織にも分化できるので総合的に見ても効果は高くなります。そして当院では冷凍せず培養することができるため、従来の骨髄由来幹細胞に比べて圧倒的に効果が期待できます。 骨髄由来の幹細胞の採取は麻酔の面や感染などのリスクが高くなるため、体への負担がより多いということも理由の一つです。 治療の流れとして、下腹部から採取した脂肪細胞から幹細胞を分離・培養し、幹細胞のホーミング効果を期待して静脈から点滴します。ホーミング効果とは体内に入った幹細胞が再生を必要としている部位・組織から放出されるシグナルを見つけ出し、その部位・組織に自動的に集まり目的の細胞に分化したり傷んだ部位・組織を修復することです。よって点滴する幹細胞は生きていないとホーミング効果が期待できません。 当院で使用する脂肪由来幹細胞は冷凍保存せず、投与するたびに培養しているため2回目、3回目に投与する細胞も生存率95%の生き生きとしたフレッシュな細胞です。一般的には3回投与するのであれば、1度に3回分の細胞を培養して、2回目、3回目の投与までの期間は冷凍保存する方法がとられています。これでは投与前に細胞を解凍すると幹細胞が死滅してしまい生存率は50〜60%になってしまいます。 2024年からは厚生労働省への届出が受理されたことにより、2億個の幹細胞を投与することが可能になりました。これにより従来の1億個の幹細胞より高い効果が期待できます。 MRI初見 直近の脳MRIでは右中大脳動脈領域に陳旧性の脳出血と手術後の変化を認めました。 投与後の変化 こちらの患者様には1億個細胞を4回点滴投与しました。 初回点滴前にTUGテストをさせていただきました。TUGテストとは、一般的に広く行われている歩行能力テストです。具体的には肘掛のついた椅子に腰かけた状態から立ち上がり、3mを心地よい早さで歩き、折り返してから再び深く着座するまでの時間を測ります。 そのTUGテストでは、投与前は19.09秒であったのが投与後3か月で17.09秒に短縮されて幹細胞治療の確かな効果を認めました。 またこの方は左半身麻痺ということで左肩の痛みがありました。左肩が痛くなる理由として、左肩を思うように動かせないため関節拘縮を起こしたことが考えられます。 幹細胞投与後は左肩の痛みがましになったと言われていました。左肩付近の筋力が回復することで拘縮予防に力が働くことで痛みが引いたと思われます。 幹細胞は半年から1年間は体の中で働いてくれると言われているので、今後の回復具合が楽しみです。 厚生労働省届出済【2億個の幹細胞】投与を実現 2024年1月より、当院では厚生労働省への届出が受理されたことにより脳卒中に対する点滴において幹細胞数2億個の投与が可能となりました。これにより、従来の幹細胞1億個の投与よりも高い治療効果が期待できるようになりました。 <治療費> 幹細胞点滴 投与回数(1回) 242万円(税込) <起こりうる副作用> ・脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。 再生医療医師監修:坂本貞範
2023.12.28 -
- 脳卒中の症例
- 幹細胞治療の症例
脳梗塞の後遺症が大幅に改善! こちらの患者様は脳梗塞発症後2か月で当院を受診していただきました。 脳梗塞発症直後の記憶はないそうです。その後、後遺症として、左口周りのしびれ、左手のしびれ、左側の視野の見えにくさ、めまい、ふらつき、夜間頻尿が残ったそうです。さらに歩行には奥様の介助が必要になってしまいました。「後遺症をなるべく残したくない。今のうちにできる限りの治療をして後悔を残したくない。」とご自分、ご家族で調べて当院の再生医療に行きつき、退院後すぐに受診していただきました。 脳梗塞の方で血栓溶解などの急性期の治療が終わった後は、後遺症を回復させる手段はリハビリや内服などの対処療法しかありません。しかしこれらの効果も限定的になる場合が多いです。急性期の治療が終わった患者様は根本的な治療がないため、後遺症がどこまで回復するかと焦りを抱えたり、不安な日々を過ごされていると思います。 近年、研究が進み幹細胞を使った再生医療により、脳卒中の後遺症が回復した症例が数多く報告されています。具体的には下腹部から採取した脂肪細胞から幹細胞を分離・ 培養し、幹細胞のホーミング効果を期待して静脈から点滴します。ホーミング効果とは、体内に入った幹細胞が再生を必要としている部位・組織から放出されるシグナルを見つけ出し、その部位・ 組織に自動的に集まり目的の細胞に分化したり、傷んだ部位・ 組織を修復することです。よって点滴する幹細胞は生きていないとホーミング効果が期待できません。 当院で使用する細胞は冷凍保存せず投与するたびに培養しているため2回目、3回目に投与する細胞も生存率90%以上の生き生きとしたフレッシュな細胞です。一般的には3回投与するのであれば、1度に3回分の細胞を培養して、2回目、3回目の投与までの期間は冷凍保存する方法がとられています。これでは投与前に細胞を解凍すると幹細胞が死滅してしまい生存率は50〜60%になってしまいます。 また脳の神経細胞を修復、再生するには点滴する幹細胞の数も重要と考えています。当院の細胞培養は細胞培養技術がトップクラスの施設と提携して行うため米粒2~3粒程度の脂肪採取を採取するだけで1億個以上の数まで細胞培養が可能であり、脳梗塞発症後間もない時期でも体への負担を少なく治療が行えます。 そしてもう一つ、骨髄由来の幹細胞がいいのかそれとも脂肪由来の幹細胞がいいのか、という議論があります。最近の論文では脂肪幹細胞による治療の方が効果が高いという報告があります。しかし、この論文の幹細胞も結局は冷凍して培養されています。つまりこの論文で議論となる冷凍された骨髄由来幹細胞と脂肪由来幹細胞と比較しても、当院の冷凍せず培養された幹細胞の方が圧倒的に高い治療効果が期待できることになります。 2024年からは厚生労働省への届出が受理されたことにより、2億個の幹細胞を投与することが可能になりました。これにより従来の1億個の幹細胞より高い効果が期待できます。 私達の長年の経験から脳梗塞や脳出血の発症後、早く幹細胞治療を行うほど良好の改善を認めていることがわかっていますので患者様にはすぐに幹細胞治療を行うことをお勧めしました。発症直後のMRIでは右大脳に梗塞巣を認めました。 投与後の変化 1億個細胞の点滴を計3回の投与を予定しました。 初回投与後1週間で左口周りのしびれはなくなり、左手のしびれも軽くなり、夜間頻尿もなくなりました。さらに4か月後にはふらつき、めまいはなくなり小走りも可能になりました。 また脳梗塞後は気分が塞ぎがちでありましたが、元気が出てきたとご家族も喜んでいただけました。患者様には「やれる治療はすべてやったので後悔はない。」と仰っていただき、清々しさを提供できたと私達は大変満足しています。 脳卒中後に後遺症を抱え不安な日々を過ごされている方には、ぜひカウンセリングにお越しいただければと思っています。 厚生労働省届出済【2億個の幹細胞】投与を実現 2024年1月より、当院では厚生労働省への届出が受理されたことにより脳卒中に対する点滴において幹細胞数2億個の投与が可能となりました。これにより、従来の幹細胞1億個の投与よりも高い治療効果が期待できるようになりました。 <治療費> 幹細胞点滴 投与回数(1回) 242万円(税込) <起こりうる副作用> ・脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。 再生医療医師監修:坂本貞範
2023.12.26