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- 脳卒中の症例
- 幹細胞治療の症例
右上肢の機能回復しボールが投げられるようになる こちらの患者様は1年前に脳梗塞を罹患され、その後遺症の治療のため当院を受診していただきました。 具体的な後遺症は、右肩の動かしにくさと右上肢しびれです。それに加え目の奥に痛みも持たれていました。特にこの目の奥の痛みは医療関係者に訴えてもわかってもらえず、痛み自体の辛さと理解してもらえない辛さを二重で味わっているそうです。さらに脳梗塞を発症して1年が経過して神経の回復も止まってしまい、不安を抱えていたそうです。効き手である右肩にもう少し力が入り、右上肢のしびれ、目の奥の痛みが少しでも軽減するのであればと再生医療を希望し当院を受診していただきました。 脳卒中や脊髄損傷後の残存するしびれ・痛みに対しては、内服薬の服用などの対処療法を行いますが、その効果は限定的な場合が多いです。知覚障害は、運動麻痺と比べ些細な問題と捉えられがちですが、知覚障害を抱えている患者様にとっては深刻な問題です。また脳卒中の慢性期に入った患者様の筋力を回復させる手段は現実的にはリハビリしかありません。しかしリハビリの効果も限定的になる場合が多いです。 近年、研究が進み幹細胞を使った再生医療により、筋力低下や知覚障害などの脳卒中の後遺症が回復した症例が数多く報告されています。私達も脳卒中の幹細胞治療の黎明期から積極的に幹細胞治療に取り組みはじめました。 さらに投与する幹細胞自体にもこだわりをもっています。当院の投与する細胞の生存率は90%以上を誇っています。これは一般的な再生医療のクリニックで使用する細胞の生存率が60%ほどであることと比べると群を抜いた数字です。より生存率の高い幹細胞を投与することで、後遺症から回復をより促進できるのではと考えています。 2024年からは、厚生労働省への届出が受理されたことにより、2億個の幹細胞を投与することが可能になりました。。これにより従来の1億個の幹細胞より高い効果が期待できます。 脳動脈血管造影検査 投与後、明らかに画像の青い部分の血管が再生されているのを確認する。 投与後の変化 こちらの患者様には1億個細胞を3回、合計3億個細胞を点滴投与しました。 1回目の投与後わずか1か月で、右肩の可動域が改善し力が入るようなりました。半年後には右肩の筋力は脳梗塞発症前の状態にほぼ戻ったと言っていただけました。 さらに1年後には右手でボールを投げることができるようになり、辛かった右上肢のしびれと目の奥の痛みも3分の1まで軽減しました。 そしてかかりつけの脳神経外科で脳の血管造影検査を受けたところ、血流が途絶えていた領域に再生した血管が確認できたとのことでした。その画像を当院まで持参して見せていただき、検査した脳神経外科の先生も驚いていたと話していただきました。 私達も幹細胞治療の結果を画像を通して客観的に見ることができ、その効果を実感できてうれしく思いました。 厚生労働省届出済【2億個の幹細胞】投与を実現 2024年1月より、当院では厚生労働省への届出が受理されたことにより脳卒中に対する点滴において幹細胞数2億個の投与が可能となりました。これにより、従来の幹細胞1億個の投与よりも高い治療効果が期待できるようになりました。 <治療費> 幹細胞点滴 投与回数(1回) 242万円(税込) <起こりうる副作用> ・脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。 再生医療医師監修:坂本貞範
2023.09.26 -
- 肩関節の症例
- 幹細胞治療の症例
- PRP治療の症例
右肩腱板損傷に対する幹細胞治療で腱板が再生! こちらの患者様は2か月前から急に出現した右肩の痛みで、当院を受診していただきました。 近くの整形外科の肩専門医を受診し、MRI撮影で腱板断裂と診断されました。関節注射、投薬やリハビリでの改善は見込めないということで、すぐに関節鏡手術を予定されたそうです。 腱板損傷は最初は小さな断裂からはじまりますが、それを放置しておくと徐々に断裂部位は大きくなり、最後には縫合が不可能になってしまいます。縫合が不可能な大断裂・広範囲断裂の場合には大腿部から筋膜を採取して橋渡しをしたり、人工関節が必要になってしまう場合があります。特に50代の若い患者様の場合には、今後の長い人生の中で大断裂に進行してしまう可能性が高いので、肩専門医は手術を勧めたのだと思います。 しかし以前に患者様は当院のYouTubeを見ていただいており、再生医療を思い出し当院を受診していただきました。 関節鏡による手術は傷口は1㎝ほどのものが数か所だけですみ、体への負担は少ないです。しかし手術後は数週間の装具による患部の固定、装具を外した後は数か月のリハビリ、入院も必要になります。また手術の際には感染のリスクや全身麻酔の合併症もあり、術後の装具固定により肩関節の拘縮という合併症や、縫合した腱板の再断裂のリスクもあります。せっかく腱板が縫合されて繋がっても拘縮の痛みが出てしまい、以前よりも痛くなることもよく見られます。 一方、当院の腱板損傷に対する幹細胞治療の効果は手術と同等かそれ以上であり、さらに治療のための入院は必要なく日帰りで大丈夫です。何よりも縫合せず腱板を再生させるため、再断裂という心配はなくなります。 具体的な方法は、下腹部から1㎝程の創で米粒大の脂肪組織を2粒から3粒ほど局所麻酔下に採取し、その中にある脂肪幹細胞を分離及び培養し、エコーガイド下に損傷下腱板に注射します。入院、外固定、リハビリはもちろん不要です。関節鏡と比べ多くの利点があることから、幹細胞治療を選択していただきました。 当院では数多くの腱板損傷の幹細胞治療を行っていますが、明らかに手術するよりも好成績となっており、一人でも多くの方にこの治療を知っていただきたく日々努力をしております。 MRI MRIでは棘上筋腱の上腕骨付着部での部分断裂を認めました。白くなっているところが損傷部位です。肩峰下滑液包に液体貯留を認め炎症が強いことが示唆されました。 Before MRIで腱板が白くなっており形も不整となっている After MRIで白いところが縮小し腱板の形も整っている <治療効果>2500万個の幹細胞投与を計3回+PRP 2500万個の幹細胞投与を計3回を行いました。 初回投与後3か月で痛みは10段階で投与前10点であったのが5点に軽減しました。初回投与から1年後にはすっかり痛みが取れて0点になっていました。 幹細胞治療で満足いく治療効果が得られた患者様にはお知り合いやご家族にも幹細胞治療をお勧めしたいと言っていただけます。しかし幹細胞治療の効果は100%ではありません。幹細胞治療の不確実性を理解いただいている誠実な患者様は、手放しで他の人にはお勧めできないともおっしゃられます。 こちらの患者様には幹細胞治療の不確実性を踏まえた上で旦那様に幹細胞治療をお勧めしていただき、旦那様も治療を受けてもらうことになりました。初回投与後1年に旦那様の幹細胞治療で付き添いに来ていただいた際、お話を聞くと肩の痛みはすっかり良くなったと言っていただけました。さらに他院で撮影したMRIを持参していただき再生した腱板を確認することができました。 旦那様も奥様同様に満足いただける治療効果が得られることを願っています。 <治療費> ・関節1部位 幹細胞数 ( 2500万個~1億個 ) 投与回数( 1回 )132万円( 税込 )/2500万個 ・PRP治療 16.5万円( 税込 ) <起こりうる副作用> ・脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ID 000624 再生医療医師監修:坂本貞範
2023.09.11 -
- 股関節の症例
- 幹細胞治療の症例
- PRP治療の症例
まだ人工関節するのは早い 幹細胞で痛み消失 40代女性 こちらの患者様は15年前からの左股関節痛のため受診していただきました。 患者様は先天性股関節脱臼のため、乳児期に左股関節の脱臼整復の手術を受けられました。その後30代で左股関節の痛みが出現するようになりました。 整形外科では臼蓋形成不全による変形性関節症と診断を受け、以来15年間左股関節の痛みと付き合ってこられました。先天性股関節脱臼とは、股関節が生まれつき緩かったり、臼蓋の屋根の形状が不完全な場合に大腿骨頭が臼蓋から外れた状態になります。脱臼した状態のままだと正常な股関節に成長できないため、装具療法、牽引や手術をしたりして脱臼を整復しなければなりません。骨頭への臼蓋のかぶりが浅い場合(臼蓋形成不全)には将来、変形性関節症となってしまうため予防的に骨盤の骨を切って臼蓋の屋根がかぶさるようにする手術などを行う場合もあります。 こちらの患者様は、そういった骨切り術は受けてはいませんでした。現在通院している整形外科では臼蓋形成不全による変形性股関節症と診断され、まだ40代と若いので人工関節をするには耐用年数の問題から早いと言われ、内服薬による対処療法が行われていました。人工関節の耐用年数は平均15年でどんなに長くても30年であるため、若い時期に人工関節を受けると将来的に入れ替えの手術(再置換術)が必要となってしまいます。そのため人工関節をするには60歳以降が望ましいとされています。 変形性股関節症の幹細胞治療を行っている施設は変形性膝関節症と比べて希です。それは股関節は膝関節と比べ解剖学的に隙間が狭い構造となっており幹細胞を注入しづらいことが一因と考えています。 私達は股関節内に確実に幹細胞を届けるということへのこだわりを持っています。エコー、特殊なレントゲン装置、そして針先が細くしなりがある特殊な注射針などを使用して確実に股関節内へ幹細胞を届けることはもちろんのこと、損傷部位に重点的に届くように工夫しています。さらに3種類の穿刺方法を使用し、患者様の股関節の変形の程度や形態に応じて選択し確実性を上げることに努めています。私達は生き生きした細胞を使用するのはもちろんのこと、これらの機器・技術を駆使して変形性股関節症への幹細胞治療も積極的に行ってきました。その症例数は数百例を数え、治療効果においても確かな成果を出してきました。 レントゲン レントゲンでは左股関節の臼蓋の形成不全とそれにともなう関節裂隙の狭小化を認めました。 <治療効果>左股関節に1億個細胞を計2回投与+PRP 左股関節に1億個細胞を計2回投与しました。 初回投与後2か月で、投与前10段階中8であった痛みが0となり、投与後半年が経過しても痛みが0のまま過ごせています。 患者様からは「痛みと15年間も付き合ってきたから将来人工関節を受けるまで痛みから解放されることはないと思っていましたが、痛みから解放される時がこんなに早く来るなんて思ってもいなかった。」と大変喜んでいただけました。 臼蓋のかぶりが浅いことは改善できていないため将来的に痛みが再発する可能性は否めませんが、たとえそうだとしても人工関節を受けるまでに痛みなく過ごせる期間を提供できたので大変意義のある治療だったと思っています。 <治療費> ・関節1部位 幹細胞数 ( 2500万個~1億個 ) 投与回数( 1回 )132万円( 税込 )/2500万個 ・PRP治療 16.5万円( 税込 ) <起こりうる副作用> ・脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ID 000763 再生医療医師監修:坂本貞範
2023.09.08 -
- 股関節の症例
- 幹細胞治療の症例
- PRP治療の症例
変形性股関節症、手術をせずにスポーツの再開を実現 こちらの患者様は8年前から左股関節の痛みを感じられるようになり、1年前からは痛みで動きの制限まで出現するようになりました。 もともと陸上の選手であり、10年前からは剣道をはじめられたという非常にからだを動かすのが好きな活動的な方でしたが、お近くの整形外科では、人工関節を勧められたそうです。 近年では90歳を超えてもマラソンをされている方、マスターズの水泳大会に出場される方、スポーツや趣味に積極的な方が増えられました。人工関節手術も痛みを取る優れた治療かとは思いますが、やはり自分の関節が器械に置き換わってしまう上に、人工関節の摩耗やゆるみを防ぐために愛護的な生活スタイルが強いられます。こちらの患者様は年齢も50代であり、まだまだ動きたい、スポーツをしたい、ましてや覚え始めた剣道も続けたいという希望がありました。 レントゲン レントゲンでは左股関節の臼蓋の形成不全とそれにともなう関節裂隙の狭小化を認めました。 <治療効果>左股関節に5000万個の幹細胞を3回投与+PRP1回 当院の幹細胞は、自分自身の血液を使用した、当院オリジナルの培養法で培養を行った高い生存率を誇る細胞です。また、当院オリジナルの『multiple pin point 注射法(多方向から損傷部位にピンポイントに幹細胞を投与する方法)』で幹細胞の投与を行っており、損傷した場所に幹細胞を直接届けております。 こちらの患者様にも冬場の寒い時期でしたが、12月、1月、2月と3回にわたって幹細胞投与を行いました。 1回目の投与で痛みはもとの痛みの半分になり、2回目の投与後にはリハビリの効果も相まって、当クリニックを最初に訪れた際には痛みのある左股関節をかばった歩行であったのが、ふつうに体重をかけてスムーズに歩けるようになりました。 是非、剣道をこれからも長く続けて頂きたいと思っております。 https://www.youtube.com/watch?v=mUqiNHYW-vk <治療費> ・関節1部位 幹細胞数 ( 2500万個~1億個 ) 投与回数( 1回 )132万円( 税込 )/2500万個 ・PRP治療 16.5万円( 税込 ) <起こりうる副作用> ・脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ID T000101 再生医療医師監修:藤間 保晶
2023.09.06 -
- 股関節の症例
- 幹細胞治療の症例
- PRP治療の症例
股関節の手術をすすめられたが再生医療で痛み緩和! この患者様は、20年前に右股関節の痛みが出現し、「先天性」と言われていた方です。1年程前より、再び痛みが出現し、お近くに病院を受診したところ、「股関節は神経・血管があるところだから、再生医療による注射の治療よりも手術を」と言われたそうですが、まだ、お若く、人工関節を受けることに抵抗があり、当クリニックを受診されました。 レントゲン レントゲン検査をしたところ、股関節は「臼蓋形成不全」といって、骨盤の股関節の受け皿となる部分(臼蓋[きゅうがい]といいます)が小さくて、変形性股関節症に至っていました。 ただ、まだ関節の隙間が残っていました。確かに人工股関節手術も立派な治療方法かと思いますが、やはり、自分の関節は残したいものです。 <治療効果>左股関節に1億個の幹細胞を3回投与+PRP1回 当院では『multiple pin point 注射法(多方向から損傷部位にピンポイントに幹細胞を投与する方法)』を開発し、レントゲンチェックとエコーを使用しながら、股関節の手術を行っていた医師が、神経・血管の位置に配慮しながら注射を行っています。 こちらの患者様にも、患者様のスケジュールにあわせて1~2カ月おきに3回、幹細胞投与を行いました。 その結果、現在、痛みも緩和し、日常生活に不自由を殆ど感じることなく復帰されておられます。 再生医療医として、そして、整形外科医として、我々も大変嬉しく思っております。 <治療費> ・関節1部位 幹細胞数 ( 2500万個~1億個 ) 投与回数( 1回 )132万円( 税込 )/2500万個 ・PRP治療 16.5万円( 税込 ) <起こりうる副作用> ・脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ID T000171 再生医療医師監修:藤間 保晶
2023.09.04 -
- 股関節の症例
- 幹細胞治療の症例
- PRP治療の症例
両⼤腿⾻頭壊死症に対する幹細胞治療で痛み消失! こちらの患者様は半年前に両⼤腿⾻頭壊死症と診断されました。⼤腿⾻頭壊死とは、⾻頭の⼀部に⾎が通わなくなって⾻組織が死んだ状態(⾻壊死)になることです。ステロイド投与、アルコールや喫煙が危険因⼦と⾔われています。 ⾻壊死があるだけでは強い痛みは⽣じませんが、⾻壊死に陥った部分が潰れること(圧壊)により強い痛みが出現します。治療は⾻壊死部の圧壊を防ぐために、若年者は⾻切り術が第⼀選択となります。具体的には、⼤腿⾻頭の⾻壊死部位を⾮荷重部へ、正常部位を荷重部位へ⾻を切って移動させます。 こちらの患者様は、当院へ受診した時点で左⼤腿⾻頭の圧壊と疼痛があり⾻切り術の適応ではありました。しかし患者様は不妊治療も同時に⾏っておられ、⾻切り術のような⼤⼿術は時間を多くとられてしまうためとても受けることはできないとのことでした。また股関節に疼痛や可動域制限があり、分娩時に不安があると再⽣医療に希望を持たれ受診していただきました。 ⼤腿⾻頭壊死に対する幹細胞治療に関してですが、国内での報告はほとんどありません。しかし当院では、現在まで⼤腿⾻頭壊死症での幹細胞治療を受けた患者様は数⼗⼈いらっしゃいます。おそらく国内最多と思われます。⼤腿⾻頭壊死症は無論ですが、変形性股関節症の幹細胞治療を⾏っている施設は変形性膝関節症と⽐べて希です。それは、股関節は膝関節と⽐べ解剖学的に隙間が狭い構造となっており、幹細胞を注⼊しづらいことが⼀因と考えています。 私達は、股関節内に確実に幹細胞を届けるということへのこだわりを持っています。エコー、特殊なレントゲン装置、そして針先が細くしなりがある特殊な注射針などを使⽤して確実に股関節内へ幹細胞を届けることはもちろんのこと、損傷部位に重点的に届くように⼯夫しています。さらに 3 種類の穿刺⽅法を使⽤し、患者様の股関節の変形の程度や形態に応じて選択し、確実性を上げることに努めています。 ⼤腿⾻頭壊死症に対する治療結果として個⼈差はありますが、痛みが軽減し⾻壊死部の圧壊を防ぐことができた症例は 70%以上の確率で認めています。 MRI Before M R I では右⼤腿⾻頭に⾻壊死を認めましたが圧壊は認めませんでした。左⼤腿⾻頭には荷重部の圧壊を認めました。 After 幹細胞投与 1 年後では、両⽅の壊死部分の範囲が縮⼩されています。M R I ではっきりわかるぐらいの変化を認めています。このように⾻壊死の部分が再⽣するにはやはり当院独⾃の冷凍せずに培養する⽅法で、フレッシュな幹細胞を投与することがかなり影響されたものと思われます。 <治療効果>右股関節に2000万個細胞を2回、左股関節に8000万個細胞を2回投与+PRP 圧壊を認めていない右股関節には 2000 万個細胞を計 2 回、圧壊を認めて疼痛がある左股関節には 8000 万個細胞を計 2 回投与しました。 2 回⽬投与後 1 年の時点で左股関節の痛みは完全に消失していました。 画像検査でも右⼤腿⾻頭の圧壊も認めず形態は維持されていました。左⼤腿⾻頭に関しては、レントゲンで⾻の壊死した部分が再⽣されて硬くなっている像が⾒られました。もちろん圧壊の進⾏は⾒られていませんでした。 患者様からは「左股関節の痛みはすっかり無くなってうれしいし、右股関節の⾻壊死部の圧壊もなかったので安⼼しました。」と⾔っていただけました。 <治療費> ・関節1部位 幹細胞数 ( 2500万個~1億個 ) 投与回数( 1回 )132万円( 税込 )/2500万個 ・PRP治療 16.5万円( 税込 ) <起こりうる副作用> ・脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ID 000588 再生医療医師監修:坂本貞範
2023.08.22 -
- 股関節の症例
- 幹細胞治療の症例
- PRP治療の症例
両⼤腿⾻頭壊死症、幹細胞治療により痛みが激減! こちらの患者様は数か⽉前からの両股関節痛のため、海外から受診していただきました。 ⾃国の整形外科での診断は⼤腿⾻壊死症でした。⼤腿⾻頭壊死とは⾻頭の⼀部に⾎が通わなくなって⾻組織が死んだ状態(⾻壊死)になることです。⾻壊死があるだけでは強い痛みは⽣じませんが、⾻壊死に陥った部分が潰れること(圧壊)により強い痛みが出現します。 治療は⾻壊死部の圧壊を防ぐために、若年者は⾻切り術が第⼀選択となります。具体的には、⼤腿⾻頭の⾻壊死部位を⾮荷重部へ正常部を荷重部位へ⾻を切って移動させます。こちらの患者様は、まだ痛みは 両股関節ともに 10 段階で4と強くはなく、レントゲンでも⾻壊死部の圧壊は認めていませんでした。しかし⾃国の整形外科では、このまま⽇常⽣活を続けていくと⾻壊死部に負担がかかり圧壊が出現すると⾻切り術を勧められたそうです。⼿術内容を聞くにかなり⼤がかりで侵襲的な⼿術であり、術後の荷重制限も⻑期に及ぶため⼿術に踏み切れずにいたそうです。しかしいつ⾻壊死部の圧壊が出現するか不安を抱えておられ、⼿術以外に良い⽅法がないかと探し異国の地の当院へ辿り着かれました。 ⼤腿⾻頭壊死に対する幹細胞治療に関してですが、国内での報告はほとんどありません。しかし当院には現在までに⼤腿⾻頭壊死症で幹細胞治療を受けられた患者様は数⼗⼈いらっしゃいます。おそらく国内で最多と思われます。治療結果として個⼈差はありますが、痛みが軽減し⾻壊死部の圧壊を防ぐことができた症例は 70%以上の確率で認めています。 当院の投与する細胞の⽣存率は細胞培養技術がトップクラスの施設と提携しているため 90%以上を誇っています。これは⼀般的な再⽣医療のクリニックで使⽤する細胞の⽣存率が 60%ほどであることと⽐べると群を抜いた数字です。理由として、幹細胞を培養する過程で冷凍せずに投与できるからです。 国内では、ほとんどが⼀度幹細胞は冷凍されて、投与時に解凍する⽅法をとります。冷凍して解凍する際には、幹細胞には⼤きなダメージを受けて、⽣存率がかなり低下しさらに、⽣きている細胞も弱々しいものとなります。これでは、せっかく関節に⼊れた幹細胞も再⽣及び修復という役割が果たせなくなります。さらに、脂肪採取量も少なく⽶粒2〜3 粒程度の脂肪を採取するだけで 1 億個以上の数まで⽣き⽣きとした細胞の培養が可能です。⼀般的なクリニックでは 1 千万個ほどの幹細胞を投与していることと⽐べると、細胞数も群を抜いています。 「幹細胞の質と量へのこだわり」以外にも「股関節内に確実に幹細胞を届ける」ということへもこだわりを持っています。エコー、特殊なレントゲン装置、そして特殊な注射針を使⽤して股関節内へダイレクトに幹細胞を届けることを可能としています。 レントゲン・MRI Before レントゲンでは両股関節ともに関節裂隙は保たれて⾻頭の形態は保たれていますが、⾻壊死を認めていました。MRIでの壊死部分の境界線がはっきりと写っておりました。 After 骨壊死部の圧壊はなく、壊死部の再生されてレントゲンで白く変化が見られる。 <治療効果>両股関節に1億個の幹細胞を計3回投与+PRP 両股関節に1億個細胞ずつ計 3 回の投与を⾏いました。 初回投与後3か⽉で両股関節の痛みは半分まで軽減していました。術後 1 年のレントゲンでは両股関節とも⾻壊死部の圧壊は認めず関節裂隙も維持されていました。さらに、壊死していた部分の⾻硬化像が⾒られ、おそらく壊死した部分が再⽣されて、⾻が硬くなっているものと思われます。 患者様からは「はるばる⽇本に来て治療を受けてよかった。」と⾔っていただけました。 <治療費> ・関節1部位 幹細胞数 ( 2500万個~1億個 ) 投与回数( 1回 )132万円( 税込 )/2500万個 ・PRP治療 16.5万円( 税込 ) <起こりうる副作用> ・脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ID T000449 再生医療医師監修:坂本貞範
2023.08.19 -
- 脳卒中の症例
- 幹細胞治療の症例
脳幹梗塞後の右半身麻痺 確かな効果を実感 こちらの患者様は6年前に脳梗塞を罹患されその後遺症の治療のため当院を受診していただきました。具体的な後遺症は右半身麻痺です。 脳梗塞発症後リハビリに励み、いったんは1日に5000歩ほど歩けるようになったそうですが、年齢を重ねるにつれてだんだんと歩ける歩数は減っていき、現在は麻痺した脚に対する補助装具を付けて2000歩やっと歩ける状態になっているそうです。 歩ける歩数が2000歩だとかなり行動範囲に制限が出てしまい、日々の日常を不自由な思いで過ごされていると思います。それに加えて歩ける歩数もさらに減ってきているため、大変な不安を抱えておられると思います。 こちらの患者様には当院で培った経験をもとに、治療効果を実感していただくために1回1億個の幹細胞の計3回の点滴投与を提案しました。 当院で使用する幹細胞は冷凍保存せず投与するたびに培養しているため2回目、3回目に投与する細胞も生存率95%以上の生き生きとしたフレッシュな細胞になります。 一般的には3回投与するのであれば、1度に3回分の細胞を培養して、2回目、3回目の投与までの期間は冷凍保存する方法がとられています。これでは投与前に細胞を解凍するとどうしても幹細胞が死滅してしまい生存率は半分以下となってしまいます。 2024年からは厚生労働省への届出が受理されたことにより、2億個の幹細胞を投与することが可能になりました。これにより従来の1億個の幹細胞より高い効果が期待できます。 投与後の変化 こちらの患者様には提案通り1億個細胞を3回、合計3億個細胞を点滴投与を予定しました。 1回目の投与後10分すると、右膝を伸ばす力が上がり、右の足趾が全く動かなかったのがわずかですが動くようになりました。またその場で歩いていただくと「投与前よりも安定して歩きやすくなった」と確かな効果を実感していただきました。 従来の常識では脳卒中後の後遺症は1年以上経過すると顕著な筋力回復は困難であると言われています。6年も前に発症した脳梗塞の後遺症で、年齢を重ねていくうちに身体機能の衰えを感じておられる患者様であっても、幹細胞投与わずか10分で目に見えて効果を実感していただけました。 私達はあらためて幹細胞治療の可能性に驚かされました。まだ生き生きとした幹細胞の2回の投与が残っていますので患者様と一緒になってその治療効果に期待を抱いています。 厚生労働省届出済【2億個の幹細胞】投与を実現 2024年1月より、当院では厚生労働省への届出が受理されたことにより脳卒中に対する点滴において幹細胞数2億個の投与が可能となりました。これにより、従来の幹細胞1億個の投与よりも高い治療効果が期待できるようになりました。 <治療費> 幹細胞点滴 投与回数(1回) 242万円(税込) <起こりうる副作用> ・脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。 再生医療医師監修:坂本貞範 ▼脳卒中の後遺症|幹細胞治療は、以下をご覧下さい 再生医療は、脳卒中の新たな治療法として注目を浴びています
2023.08.01 -
- 脳卒中の症例
- 幹細胞治療の症例
急性期脳梗塞の後遺症に明らかな変化が! この患者様は脳梗塞発症後2週間で当院を受診していただきました。脳梗塞発症直後は呂律が回らなくなり、考えたことがスムーズに発語できなくなったそうです。さらに左手がしびれて力が入らなくなったそうです。 すぐに病院を受診したところ、心房細胞という不整脈により心臓にできた血栓が飛んで脳の血管に詰まった可能性が高いと説明を受けたそうです。心臓や頸動脈にできた血栓が飛んで脳の血管に詰まることが、脳梗塞の原因の1つとしてあります。そして心房細胞により心臓に血が滞って血栓が形成されるのを予防するため抗凝固薬の内服が開始となったそうです。 発症後2週間と早い時期に当院へ受診していただいたのは、過去に右変形性股関節症に対しての幹細胞治療を当院で受け、良好な結果を得られた経験があり、幹細胞治療の可能性を身をもって体験されていたからです。 また当院の細胞培養は細胞培養技術がトップクラスの施設と提携して行うため米粒2~3粒程度の脂肪を採取するだけで1億個以上の数まで生き生きとした細胞を培養できます。採取する細胞が少なくて済むため、身体への負担をできるだけ抑えることができます。さらに拒絶反応やアレルギーのリスクを最小限に抑え安全性を確保するために、患者さん自身の血液と細胞で培養・加工することにこだわっています。これらの点も再度当院を選んでいただいた理由です。 2024年からは厚生労働省への届出が受理されたことにより、2億個の幹細胞を投与することが可能になりました。これにより従来の1億個の幹細胞より高い効果が期待できます。 脳梗塞発症後の患者様の症状として、少しは改善中ではありました。しかし、このままの自然経過で症状が完全によくなるのか不安を抱えており、自分にできる治療はできる限りしておきたいと考えておられました。 発症して数年たった慢性期の脳卒中に対する幹細胞治療は当院では数多くの経験があり、良好な結果を得られてきました。慢性期の脳卒中の再生医療の治療結果も個人差はありますが、筋力が増強したりしびれが改善したりと良い結果療が出ているため、こちらの患者様は急性期ではありますが迷わず幹細胞治療をお勧めしました。 投与後の変化 1億個細胞の点滴を計3回の投与を予定しました。 1回目投与して数週間後には左手のしびれは完全にとれ、不整脈も治まりました。不整脈が治まったためか発症後なんとなく感じていた体の不調は、発症前に戻ったそうです。 また、呂律のまわりにくさは若干感じるもののかなり改善し、考えていることはスムーズに発語できるようになったそうです。 1回目の幹細胞と投与して1ヶ月後の診察の様子では、明らかに会話がスムーズになっており、顔に覇気が出て脳梗塞発症以前の様子にほぼ近づいておりました。そして患者様は「自分にできる治療はすべてやったので、今後後遺症は残ってしまっても後悔はしないと思います。」とすっきりとした表情で話していただけました。 あと2回の幹細胞投与が残っているため後遺症が完全になくなることを期待しています。 https://www.youtube.com/watch?v=xyWagSSLldQ&t=16s 厚生労働省届出済【2億個の幹細胞】投与を実現 2024年1月より、当院では厚生労働省への届出が受理されたことにより脳卒中に対する点滴において幹細胞数2億個の投与が可能となりました。これにより、従来の幹細胞1億個の投与よりも高い治療効果が期待できるようになりました。 <治療費> 幹細胞点滴 投与回数(1回) 242万円(税込) <起こりうる副作用> ・脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。 再生医療医師監修:坂本貞範
2023.07.28 -
- 脳卒中の症例
- 幹細胞治療の症例
脳出血後の後遺症 ほぼ完全に筋力が回復! こちらの患者様は1年半前に脳出血を罹患され、その後遺症の治療のため当院を受診していただきました。後遺症は左半身麻痺です。患者様は後遺症に苦しんでいるうえに再発の恐怖も抱えておられました。 脳出血の再発率は1年以内に25%、5年以内に50%、10年以内に55%と言われておりかなりの高確率となっています。まだ30代で今後長い人生が残されている患者様には大変つらい事実だろ思われます。 近年、研究が進み幹細胞を使った再生医療により、脳卒中の後遺症が改善した症例の報告が増えてきています。さらに嬉しいことに幹細胞治療の2つ目の効果として、脳の脆弱して再出血を起こす危険のある血管を修復し、脳出血の再発を予防する効果も期待されています。 治療方法は、具体的には下腹部から採取した脂肪細胞から幹細胞を分離・培養し、幹細胞のホーミング効果を期待して静脈から点滴します。ホーミング効果とは、体内に入った幹細胞が再生を必要としている部位・組織から放出されるシグナルを見つけ出し、その部位・組織に自動的に集まり、目的の細胞に分化したり、傷んだ部位・組織を修復及び再生することです。よって点滴する幹細胞は、生きていないとホーミング効果が期待できません。 当院で使用する細胞は冷凍保存せず投与するたびに培養しているため2回目、3回目に投与する細胞も生存率95%以上の生き生きとしたフレッシュな細胞です。一般的には3回投与するのであれば、1度に3回分の細胞を培養して、2回目、3回目の投与までの期間は冷凍保存する方法がとられています。 これでは投与前に細胞を解凍するとどうしても幹細胞が死滅してしまい生存率は半分以下になってしまいます。また神経細胞を修復、再生するには点滴する幹細胞の数も重要と考えています。当院の細胞培養は細胞培養技術がトップクラスの施設と提携して行うため米粒2~3粒程度の脂肪細胞を採取するだけで1億個以上の数まで細胞培養が可能です。 2024年からは厚生労働省への届出が受理されたことにより、2億個の幹細胞を投与することが可能になりました。これにより従来の1億個の幹細胞より高い効果が期待できます。 投与後の変化 こちらの患者様には1億個細胞を3回点滴投与しました。 左側の太ももを上げる筋肉、膝を曲げる筋肉、肩を上げる筋肉、肘を曲げ伸ばしする筋肉などの、体幹に近い筋肉の筋力が後遺症で若干低下していたのが、1回目の投与直後からほぼ完全に筋力が回復しました。 2回目の投与後には左指が開きやすくなるなど体幹から遠い位置にある筋肉の回復も認めました。 3回目の投与後には歩行のスピードが上がったと言っていただけました。 患者様には「後遺症が改善したこともうれしいですが、さらに再発の可能性も低くなったと思うと不安が軽減して心が軽くなった」と言っていただけました。 厚生労働省届出済【2億個の幹細胞】投与を実現 2024年1月より、当院では厚生労働省への届出が受理されたことにより脳卒中に対する点滴において幹細胞数2億個の投与が可能となりました。これにより、従来の幹細胞1億個の投与よりも高い治療効果が期待できるようになりました。 <治療費> 幹細胞点滴 投与回数(1回) 242万円(税込) <起こりうる副作用> ・脂肪採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ※こちらでご紹介している症例は一部の患者様です。掲載以外の症例も多数ございます。ご自身の症状については、お気軽にご相談ください。 再生医療医師監修:坂本貞範 ▼脳卒中の後遺症|幹細胞治療は、以下をご覧下さい 再生医療は、脳卒中の新たな治療法として注目を浴びています
2023.07.25