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コロナ太りにご注意!理由・体重が増えた人の傾向・健康リスク
「在宅時間が増えてから、なんとなく体重が増えた。」 そんな変化に心当たりはありませんか。 コロナ太りは運動不足だけでなく、間食の増加や生活リズムの乱れ、ストレスなどが重なって起こります。 そのまま放置すると、健康へ悪影響を及ぼすケースもあるため注意が必要です。 本記事では、コロナ太りの原因や増えた人の傾向をデータと照らし合わせながら解説します。 日常で取り入れやすい対策も紹介するので、無理なく体重管理を始めたい方は参考にしてみてください。 なお、当院「リペアセルクリニック」の公式LINEでは、さまざまな病気や後遺症の治療に用いられている再生医療に関する情報の提供と簡易オンライン診断を実施しています。お悩みの症状があれば、ぜひ一度ご登録ください。 コロナ太りの理由は?太りやすくなった主な原因 外出自粛や生活環境の変化により、「気づいたら体重が増えていた」と感じる人は少なくありません。コロナ太りは単なる運動不足だけでなく、複数の生活習慣の変化が重なって起こります。 ここでは、太りやすくなった主な原因を具体的に見ていきましょう。 外出減少による運動不足 コロナ禍では外出や通勤の機会が減り、日常の活動量が大きく低下しました。 とくに、通勤や買い物などが減ることで、1日の消費カロリーは想像以上に落ち込みます。 歩数が減った状態が続くと、摂取エネルギーとのバランスが崩れ、体重が増えやすくなるのです。 実際に、外出自粛により身体活動量が減少した人ほど体重増加の傾向が見られています。 もともと意識的に運動していなかった人でも、日常生活の中で自然に動いていた分が失われる影響は大きいといえます。 自宅中心の生活が続く場合は、意識的に体を動かす機会をつくる習慣が大切です。 在宅時間増加による間食・食べ過ぎ 在宅時間が長くなると、食事以外のタイミングで食べものを口にする機会が増えやすくなります。 仕事の合間に軽くつまむつもりでも、自然と回数や量が増え、1日の総摂取カロリーが積み上がるケースは少なくありません。 自宅に食べ物が常にある環境も、間食を習慣化してしまいます。 さらに、外食の代わりにテイクアウトやデリバリーを利用する機会が増えたことで、脂質や糖質の多い食事に偏る傾向も見逃せません。 こうした食習慣の変化は短期間では気づきにくく、数キロ単位の体重増加につながることがあります。 食事の時間と量を意識して整えることが、体重管理の第一歩です。 ストレスによる食欲増進 コロナ下では、外出制限や生活環境の変化により、ストレスを感じやすくなった人も多く見られました。 ストレスが続くと、気分転換として甘いものや高カロリーの食品に手が伸びやすくなり、食事量が増える傾向があります。 自宅で過ごす時間が長いほど、こうした行動に気づきにくい点も見逃せません。 また、ストレスは食欲だけでなくホルモンバランスにも影響するため、食べ過ぎにつながる場合があります。 とくに「なんとなく食べる」習慣が続くと、摂取カロリーが増えても自覚しにくく、体重が増加しやすいので注意しましょう。 睡眠不足・生活リズムの乱れ 在宅中心の生活になると、就寝・起床時間が定まりにくく、生活リズムが崩れがちです。 夜更かしや不規則な食事時間が続くと、体内時計のリズムが乱れ、食欲のコントロールが難しくなります。とくに夜遅い時間の食事は、エネルギー消費が少ない状態で摂取することになり、体重増加につながりやすいため注意しましょう。 また、睡眠不足が続くと日中の活動量が低下し、運動量が減ることで消費カロリーも落ち込みます。加えて、疲労感から間食が増えるなど、生活習慣が連鎖的に変化する場合も少なくありません。 まずは起床時間と食事のタイミングを一定に保つことが、体重管理の基本です。 テレワークで座る時間が増加 テレワークの普及により、1日の中で座って過ごす時間が増えた人も多くなりました。 通勤や移動がなくなることで、立つ・歩くといった動作が減り、消費カロリーが低い状態が続きやすくなります。 長時間座りっぱなしの生活は、体を動かす機会をさらに減らす要因になるため要注意です。 また、座位の時間が長いと筋肉の活動量が低下し、エネルギーの消費効率も下がりやすくなります。 仕事に集中している間に姿勢が固定され、気づかないうちに運動不足になるケースも少なくありません。 一定時間ごとに立ち上がる、軽く体を動かすといった習慣を取り入れ、体重増加の予防につなげていきましょう。 コロナ太りの平均はどれくらい?増えた人の傾向 実際にコロナ太りがどの程度広がっているのか、気になる方も多いのではないでしょうか。 ここでは、調査データをもとに、体重が増えた人の割合や特徴について紹介します。 体重が増えた人は約3割という調査もある コロナ禍の体重増加は、一部の人だけの変化ではありません。 滋賀医科大学の調査では、2020年4〜5月の緊急事態宣言下で1kg以上体重が増えた人の割合が、65歳未満で30.9%にのぼりました。 地域別では関東ブロックが30.7%、近畿ブロックが26.6%で、都市部ほど増加しやすい傾向もみられます。 また、全体では男性17.4%に対し女性27.4%と、女性のほうが体重増加の影響を受けていました。 女性は身体活動量の減少が30.5%、間食の頻度や量の増加が18.3%と報告されており、動く量の低下と食習慣の変化が重なったことがうかがえます。(文献1) 1〜3kg増から始まり、気づきにくいケースもある コロナ太りは急激に体重が増えるケースよりも、数キロの増加が積み重なる形で進むことが多いとされています。 滋賀医科大学の調査でも、体重が増えた人の多くは「1kg以上3kg未満」の範囲に収まっており、男性12.8%、女性22.4%と、比較的ゆるやかな増加が中心でした。 一方で、3kg以上増えた人は男性4.6%、女性5.0%と少数にとどまっています。(文献1) 在宅勤務や外出自粛によって生活のリズムが変わり、間食や活動量の低下が続いても、短期間では変化に気づきにくい点が特徴です。 また、体重を測る習慣がない場合は、増減をそもそも把握できないケースもあります。 日々の小さな変化を見逃さないためにも、定期的に体重や生活習慣を確認することが大切です。 体重が大きく増える前に気づきたいサイン 体重が大きく増える前には、生活習慣の変化としていくつかのサインが現れます。 滋賀医科大学の調査では、65歳未満や女性を中心に「間食が増えた」という回答が多く、体重増加の前段階として食行動の変化がみられました。 また、65歳未満の層では弁当やテイクアウト、デリバリーの利用頻度が高齢層の約2倍に増えており、食事内容の偏りも見逃せません。(文献1) さらに、通勤や外出の減少によって、活動量が落ちている点も重要なポイントです。 関東など一部の都市部では、自宅での飲酒量や頻度が増えた人も一定数みられました。 こうした変化の一つひとつは小さくても、重なることで体重増加につながります。 食事・運動・生活リズムの乱れに気づいた段階で、見直す意識が重要です。 コロナ太りを解消してダイエットする方法 体重が増えたと感じても、急激な食事制限や過度な運動は長続きしにくく、かえってリバウンドの原因になりかねません。ここでは、日常生活の中で無理なく続けやすい改善方法を解説します。 間食せずに食事時間を整える コロナ太りを解消したい場合は、まず食べるタイミングを見直しましょう。 在宅時間が長いと食事と間食の区別があいまいになり、気づかないうちに摂取カロリーが増えがちです。 食事の時間を決めて、それ以外の時間は食べないルールをつくるだけでも、食べ過ぎを防ぎやすくなります。 具体的には、次のような工夫を取り入れてみてください。 食事は1日3回、できるだけ同じ時間にとる 間食したい場合は、時間と量を決める(例:午後に1回だけ) 手の届く場所にお菓子を置かない 空腹ではないものの、「なんとなく」で食べてしまう場面を減らす点がポイントです。 まずは食事のリズムを整え、間食の回数を見直すことから始めてみましょう。 バランスの良い食事を心がける 体重を管理する上では、食事の量だけでなくメニューの見直しも欠かせません。 在宅生活では外食やテイクアウトが増え、脂質や糖質に偏りやすくなる傾向があります。 主食・主菜・副菜を用意して、栄養のバランスを意識しましょう。 たとえば、以下のような食事を心がけてみてください。 野菜やきのこ類を増やし、食物繊維をしっかりとる たんぱく質(肉・魚・大豆製品)を毎食に取り入れる 揚げ物や加工食品は頻度を決めて控えめにする 極端に食事量を減らすのではなく、内容を整えることが長く続けるコツです。 満足感を保ちながら食生活を見直すことで、体重管理につなげていきましょう。 適度に運動する コロナ太りから体重を戻すには、日常の中で体を動かす習慣が重要です。 コロナ禍では通勤や外出の機会が減るため、意識しないと運動量が不足してしまいます。 とはいえ、いきなり強い運動を始める必要はなく、まずは無理なく続けられる範囲で体を動かすことが大切です。 たとえば、次のような取り組みから始めてみてください。 1日20〜30分のウォーキングを習慣にする エレベーターではなく階段を使う 在宅勤務の合間に軽いストレッチを行う 運動はカロリーを消費するだけでなく、生活リズムの改善にもつながります。 体の状態に合わせて無理のない範囲で、日常の中に少しずつ取り入れていきましょう。 コロナ太りで気をつけたい健康リスク 体重が増えると見た目の変化が気になりがちですが、とくに注意したいのは健康への影響です。ここでは、コロナ太りによって起こりやすい健康リスクについて見ていきましょう。 メタボリックシンドロームに注意 コロナ太りで注意したいのが、内臓脂肪の増加による血糖値の上昇や血圧の上昇、中性脂肪の増加などへの影響です。 体重が少し増えただけでも、食べ過ぎや運動不足が続くと、健康診断の数値に影響が出る場合があります。見た目の変化が小さくても、体の中では負担が積み重なっている場合があるのです。 とくに、お腹まわりの脂肪が増え、高血圧・高血糖・脂質異常などが重なる「メタボリックシンドローム」のリスクが高まります。 放置すると糖尿病や心血管疾患につながるおそれもあるため、早めに生活習慣を見直しましょう。 高齢者はコロナフレイルに要注意 高齢者においては、コロナ禍の外出減少による体重増加だけでなく、筋力や体力の低下にも注意が必要です。 活動量が落ちると、食事量が変わらなくても筋肉が減りやすくなり、以前より動きにくくなる場合があります。体重の数字だけでは変化に気づきにくい点が、高齢者の難しいところです。 とくに気をつけたいのが、心身の活力が低下し、健康と要介護の中間にあたる状態である「フレイル」です。 外出や人との交流が減ると、歩く機会や食事の質が落ち、筋力低下や食欲低下につながりかねません。 体重が増えていても筋肉量が落ちているケースがあるため、階段の上り下りがつらい、疲れやすいといった変化があれば早めに生活を見直すことが大切です。 無理なダイエットはしない 体重が増えたからといって、急に食事量を減らすなど極端な方法は続きにくく、体調を崩す原因にもなります。 短期間で体重を落とそうとすると、筋肉まで減りやすくなり、基礎代謝が下がってリバウンドにつながる場合があるのです。 結果として、かえって太りやすい状態になることもあります。 また、食事制限を強く意識しすぎるとストレスがたまり、反動で食べ過ぎてしまうケースもあります。 体重を戻すには、食事・運動・生活リズムを少しずつ整えることが現実的です。 無理のない範囲で生活習慣を見直しつつ、継続しやすいダイエット方法を選ぶことが、結果的にコロナ太り解消の近道になります。 まとめ|コロナ太り対策は日々の積み重ねが大切 コロナ太りは、外出減少による運動不足だけでなく、間食や飲酒、生活リズムの乱れなどが重なって起こります。 原因を一つに絞るのではなく、自分の生活の中で変化したポイントを見つけて見直すことが重要です。 急な食事制限やハードな運動ではなく、食事の時間を整える、日常の中で体を動かすといった小さな改善を積み重ね、無理なく体重管理につなげていきましょう。 当院「リペアセルクリニック」の公式LINEでは、さまざまな病気や後遺症の治療に用いられている再生医療に関する情報の提供と簡易オンライン診断を実施しています。ぜひ一度お気軽にご利用ください。 コロナ太りに関するよくある質問 コロナ太りとは何kgから? 「何kg増えたらコロナ太りに該当する」といった明確な基準はありません。 一般的には、感染予防のための外出自粛や生活の変化によって体重が増えた状態を指します。 1kgや2kgの増加でも、コロナ禍における生活習慣の変化によるものであれば、コロナ太りといえます。 コロナ太りが戻らないときは何から始める? まずは、体重が増えた原因となる生活習慣の見直しから始めましょう。 間食や食事時間、運動量などを整理し、小さな改善を積み重ねることが大切です。 急激な制限ではなく、続けられる方法を選びながら体重管理につなげてください。 コロナ太りは子どもにも起こる? 子どもでもコロナ太りは起こります。 国立成育医療研究センターの研究チームが約40万人分の学校健診データを分析した結果、小児の肥満は、パンデミックが始まった2020年から2022年までの3年間、継続して増加が見られました。(文献2) 外遊びの減少や生活リズムの変化が影響していると考えられており、家庭での生活習慣の見直しが重要です。 参考文献 (文献1) 新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言下で国民の生活習慣に変化|国立大学法人滋賀医科大学 (文献2) 新型コロナウイルスのパンデミックが小児の身体的健康に影響 ~学校健診データの分析から、肥満・やせ・視力低下は増加傾向~|国立成育医療研究センター
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体に良い油とは?健康のために知っておきたい種類と選び方
「体に良い油」と検索すると、えごま油・アマニ油・オリーブオイルなど、たくさんの種類が出てきますね。でも、「結局どれを選べば良いの?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。 油はどれも同じに見えますが、含まれている脂肪酸の種類や割合によって、体への働きや調理への向き不向きが変わってきます。 この記事では、代表的な油の特徴を整理しながら、オメガ3・6・9といった脂肪酸の基本的な考え方と、日常で無理なく取り入れられる選び方をご紹介します。 毎日の食用油選びに迷ったときの、ちょっとした判断材料になればうれしいです。 体に良いとされる主な油 油は種類によって含まれる脂肪酸のバランスが異なり、体への働きや適した使い方も変わります。不足しがちな脂肪酸を補える油もあれば、加熱調理に向いて日常使いしやすい油もあります。 まずは、体に良いとされる代表的な油の特徴を見ていきましょう。 生で使いやすい油|えごま油・アマニ油など えごま油やアマニ油は、αリノレン酸(オメガ3脂肪酸)を豊富に含む油として知られています。現代の食生活では不足しがちといわれる脂肪酸を、手軽に補いやすい点が魅力です。 えごま油・アマニ油などの特徴は、以下のとおりです。 主成分 αリノレン酸(オメガ3脂肪酸) 期待される働き 食事全体の脂肪酸バランスを整えるのに役立つ 向いている使い方 ドレッシング、料理の仕上げ、冷奴や納豆にかけるなど生食 注意点 熱・光・空気で酸化しやすいため、開封後は冷暗所で保管し早めに使い切る 毎日の食事に少量を足す感覚で、無理なく続けてみましょう。 以下の記事は、オメガ3を効果的に摂取する方法や選び方のポイントを解説しているので参考にしてください。 加熱調理に向く油|オリーブオイル・米油・ごま油など 以下の油は、商品によってはオレイン酸(オメガ9脂肪酸)を比較的多く含むことで知られています。 オリーブオイル(とくにエキストラバージンオリーブオイル) 米油 なたね油 キャノーラ油 酸化に比較的強い性質があり、日常の加熱調理に取り入れやすい点が特徴です。 主成分 オレイン酸(オメガ9脂肪酸) 期待される働き 脂肪酸の摂取バランスを偏らせにくい 向いている使い方 炒め物、焼き物、揚げ物などの加熱調理 注意点 高温・長時間の加熱や使い回しは酸化を進める 加熱に向く油を選ぶことで、調理中の劣化を抑えやすくなります。 体に良い油が注目される理由|オメガ3・6・9の違い 油はどれも同じに見えますが、含まれている脂肪酸の組み合わせによって、体内での働きや特徴が変わってきます。 油に含まれる脂肪酸は、大きく飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分けられ、不飽和脂肪酸は、次のように分類されます。 項目 分類 系統 主な脂肪酸 多く含む食品・油 特徴 飽和脂肪酸 ─ ─ 主にパルミチン酸 バター 肉の脂など 摂りすぎに注意が必要 不飽和脂肪酸 一価不飽和脂肪酸 n-9系(オメガ9) オレイン酸 オリーブオイル 米油 ごま油など 比較的酸化に強く、加熱向き 多価不飽和脂肪酸 n-3系(オメガ3) αリノレン酸 えごま油 アマニ油など 不足しがち・加熱に弱い n-6系(オメガ6) リノール酸 サラダ油 大豆油 加工食品など 摂りすぎやすい ※ 実際の油は複数の脂肪酸を含み、割合は製品によって異なります。 大切なのは、油の「良し悪し」ではなく、脂肪酸の種類と、食生活全体でのバランスです。 オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸は体内で合成できない必須脂肪酸です。現代の食生活ではオメガ6脂肪酸に偏りやすく、オメガ3脂肪酸が不足しやすいといわれています。 一方、体内で合成できるオメガ9脂肪酸は比較的酸化しにくい性質を持つため、加熱調理に向く油に多く含まれています。 摂りすぎに注意が必要な油 日常的に使われる油の中には、気づかないうちに摂取が重なりやすいものもあります。 とくに、加工食品や外食に含まれる油は、自分で選んでいないつもりでも摂りすぎてしまうことがあるかもしれません。ここでは、身近だからこそ意識しておきたい油について見ていきましょう。 サラダ油 サラダ油は、大豆油・コーン油・ひまわり油などを精製・ブレンドした油で、リノール酸(オメガ6脂肪酸)を比較的多く含みます。 サラダ油の摂りすぎに注意したい理由として、次の点が挙げられます。 オメガ6脂肪酸を多く含み、揚げ物やドレッシングなど広く使われているため摂取量が増えやすい 原材料表示に植物油脂と記載されることが多く、気づかないうちに口にしている場合がある 製造時の高温工程でトランス脂肪酸が微量生じる可能性がある 高温調理で酸化しやすい性質がある サラダ油そのものが悪いわけではありません。 ただし、摂取が重なりやすい点には注意が必要です。使う量や調理方法を意識しながら、上手に付き合っていきたいですね。 マーガリン・ショートニングなど マーガリンやショートニングには、製造過程で生じるトランス脂肪酸が含まれる場合があります。 トランス脂肪酸は、オメガ3・6・9とは異なり、植物油に含まれる不飽和脂肪酸が加工によって構造変化したものです。 複数の疫学研究で、特定の脂肪酸の過剰摂取と心血管疾患リスクの関連が報告されています。しかし、確固たる因果関係は確定しておらず、バランスの良い脂質摂取が推奨されています。(文献1) これらの油脂は、パンや菓子、スナックなどの加工食品にも使われることがあり、日常生活の中で知らずに摂取していることもあるかもしれません。 また、油を高温で長時間加熱した場合にも、酸化や成分の変化が起こる可能性があるとされています。選ぶ際には原材料表示を確認し、摂取が重なりすぎないよう意識してみましょう。 体に良い油の上手な取り入れ方 体に良いとされる油も、選び方や使い方を誤ると、その良さを十分に活かせないことがあります。 日々の食事に上手に取り入れるためには、用途に応じた使い分けや、加熱方法への配慮、劣化を防ぐ工夫、そして適切な摂取量を意識しましょう。 用途で使い分ける 油は含まれる脂肪酸の種類によって、熱に強いものと弱いものがあります。 用途に応じて使い分けることで、酸化を防いで栄養を無駄にせず、体への負担を減らすことにつながります。 生で使う油:えごま油・アマニ油(αリノレン酸) 炒め物・揚げ物:オリーブオイル・米油・ごま油・キャノーラ油(オレイン酸) いずれの油も、高温・長時間の加熱や使い回しは酸化を招くため避けましょう。 また、同じ種類の油でも商品によって脂肪酸のバランスは異なります。購入時は栄養成分表示にて原材料や脂肪酸の種類を確認してみましょう。 加熱のしかたに注意する 油は、熱・空気・光の影響を受けることで酸化が進み、性質が変化していくといわれています。 酸化が進んだ油を摂取すると、嘔吐や下痢など食中毒に似た症状が現れることがあり注意が必要です。とくに、揚げ物油の使いまわしや高温での長時間加熱は、酸化を早める要因になります。 加熱に比較的強いとされる油であっても、高温・長時間・繰り返しの使用を避けることが大切です。 なお、えごま油・アマニ油のように熱に弱い油は加熱せず生で使用し、オリーブオイルや米油など加熱向きの油でも温度管理を意識して調理しましょう。 保管方法に注意する 油は、熱・空気・光の影響で酸化が進みやすいため、保管方法にも注意が必要です。 油の劣化を防ぐために、次のポイントを意識してみましょう。 直射日光やコンロ周りを避け、冷暗所で保管する 遮光性のある瓶や小容量の商品を選び開封後の酸化を抑える 開封後はできるだけ早めに使い切る 使用のたびにしっかりフタを閉める えごま油やアマニ油のように酸化しやすい油は、冷蔵保存を心がけましょう。また、調理中に出しっぱなしにせず、使用後はすぐに元の保管場所へ戻すことも劣化防止につながります。 1日の摂取量を意識する 体に良いとされる油であっても、摂取全体のバランスが大切です。 厚生労働省の食事摂取基準では、脂質は1日の総エネルギーの20~30%を目安としています。 また、脂肪酸ごとに目安となる摂取量の範囲が示されています。(文献2) オメガ6脂肪酸(例:サラダ油・大豆油):成人約8~12g程度 オメガ3脂肪酸(例:えごま油・アマニ油):成人約1.7~2.3g程度 オメガ9脂肪酸(例:オリーブオイル・米油):体内でも合成可能なため明確な基準はないがバランスを意識して摂取する トランス脂肪酸(例:マーガリン・ショートニング):積極的な摂取は推奨されず、可能な限り低く抑えることが望ましい これらはあくまで目安です。体質や生活状況によって、適切な摂取量は異なります。 また、調理に使う油だけでなく、魚・肉・ナッツなどの食品にも脂質は含まれます。食事全体のバランスを意識しながら取り入れましょう。 まとめ|油は選び方と使い方が重要 どの油をどのように使うかによって、体への影響は変わってきます。 えごま油やアマニ油のように不足しがちなオメガ3脂肪酸を補える油もあれば、オリーブオイルや米油、ごま油のように比較的加熱に向き、日常の調理に取り入れやすい油もあります。 サラダ油の使い方や、マーガリン・ショートニングなどに含まれるトランス脂肪酸については、少し意識しておきたいポイントです。 また、どんな油であっても、高温での長時間加熱や使い回し、保存状態の悪さによる劣化は、体にとって望ましくない成分を生み出す原因になります。 油の性質に合った使い方を心がけることが大切です。油は目的に合わせて選んで正しく使い、毎日の食事の中で無理なく健康につなげましょう。 当院「リペアセルクリニック」の公式LINEでは、再生医療の情報提供と簡易オンライン診断を実施しております。気になる症状や食事改善でお悩みの方は、ぜひ一度公式LINEにご登録ください。 参考文献 (文献1) 「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会報告書|厚生労働省 (文献2) 日本人の食事摂取基準(2025年版)の策定ポイント|厚生労働省
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食欲が止まらないのは病気のサイン?よくある疾患と対処法を紹介
「最近、いくら食べてもお腹が空く」「間食がやめられない」などのお悩みを抱えていませんか? 一時的なストレスや睡眠不足が原因となることもありますが、実は食欲の異常が病気のサインであるケースもあります。 本記事では、食欲が止まらなくなる生理的な要因から、注意が必要な疾患、具体的な対処法や予防策までわかりやすく解説します。 「ただの食べ過ぎ」で片付けず、自分の体からのサインに気づくためのヒントとして、ぜひ参考にしてください。 食欲が止まらない人によくある生理的な原因 「食欲が止まらない」と感じる場合、その背景には病気だけでなく、生理的な要因が関わっていることが多いです。 ここでは、日常的によく見られる生理的な原因について以下の4つを解説します。 ストレス過多 睡眠不足・疲れの蓄積 糖質の摂りすぎ 糖質依存(生理前)|女性の場合 ストレス過多 ストレスを感じると、自律神経のバランスが乱れ、食欲をコントロールするホルモンの分泌に影響を及ぼします。 とくにストレスが長期化すると、脳が「快楽物質」であるドーパミンやセロトニンを得ようとし、高カロリーな食べ物を求める傾向が強まります。 「ストレス太り」という言葉があるように、無意識に間食や過食を繰り返すことで太ってしまう場合もあるのです。 睡眠不足・疲れの蓄積 睡眠不足は、食欲を刺激するホルモン「グレリン」の分泌を増やし、食欲を抑えるホルモン「レプチン」の分泌を減少させるといわれています。 その結果、満腹感を感じにくくなり、必要以上に食べてしまうことがあるのです。 また、慢性的な疲労も脳の判断力を鈍らせ、誤って「エネルギーを補給しなければ」と錯覚し食欲が過剰に高まる原因となります。 糖質の摂りすぎ 糖質を多く含む食品を頻繁に摂取すると、血糖値が急上昇・急降下しやすくなるため、空腹感が生じやすくなります。 とくに白米やパン、スイーツなどの精製された炭水化物は、血糖値の変動が激しく、短時間で再び強い空腹を感じる悪循環を生み出します。 このような食生活が続くと、常に「もっと食べたい」と感じる状態が続きやすくなるため、糖質制限などの手段を取ることが望ましいです。 糖質依存(生理前)|女性の場合 女性の場合、月経前にプロゲステロンというホルモンの分泌が増加し、体が栄養を蓄えようとするはたらきが強くなります。 これにより、普段よりも食欲が増す傾向があります。とくに甘いものや脂っこいものを欲しやすくなるのは、この影響です。 これは自然な身体の反応ではありますが、月経前の体調変化を理解しておくことで、過食を防ぐ意識づけにもつながります。 しばらく食欲が止まらないのは病気かも?考えられる疾患 一時的な生理的要因ではなく、数週間以上にわたって食欲が止まらない状態が続いている場合、何か疾患が隠れている可能性があります。 以下では、食欲異常と関係する代表的な疾患を紹介します。 2型糖尿病 甲状腺機能亢進症(バセドウ病) うつ病・双極性障害 過食障害(BED) 睡眠時無呼吸症候群 クッシング症候群 2型糖尿病 2型糖尿病では、インスリンの効きが悪くなる「インスリン抵抗性」や、インスリンの分泌不足が起きることで、血糖値のコントロールが難しくなります。その結果、細胞に十分なエネルギーが届かず、常に空腹を感じてしまうのです。 さらに、血糖値が不安定になると満腹感を司るホルモンバランスも乱れやすく、食べてもすぐに空腹になる悪循環に陥ることがあります。 甲状腺機能亢進症(バセドウ病) 甲状腺ホルモンが過剰に分泌される甲状腺機能亢進症(代表的な疾患がバセドウ病)にかかると、身体の代謝を異常に高めるため、エネルギー消費が激しくなります。 エネルギー消費が過剰になることで、強い空腹感とともに、食べてもすぐにお腹が空く状態になるのです。 さらに症状が悪化すると、動悸、手の震え、汗が止まらない、体重減少などが見られる場合もあり、早期での医療機関の受診が推奨されます。 うつ病・双極性障害 うつ病や双極性障害などの気分障害では、脳内の神経伝達物質(セロトニンやドーパミンなど)の異常により、食欲のコントロールにも影響を及ぼすことが多いです。 とくにうつ病では「過食」または「拒食」のどちらかに偏ることがあり、ストレスや不安の反動で食欲が止まらなくなることもあります。 また、双極性障害では、躁状態の際に衝動的な過食が見られるケースもあります。気分が高まっているときには食べ過ぎる一方で、気分の落ち込みと同時に拒食状態になる場合もあるので、注意が必要です。 過食障害(BED) 過食障害の一種であるBED(Binge Eating Disorder:むちゃ食い障害)は、短時間に大量の食べ物を摂取する行為自体を止められないのが特徴です。 多くの場合、精神的ストレスや感情のコントロールの困難さが引き金となります。 過食の後に強い罪悪感を抱く人も多く、本人の意思だけでは改善が難しいため、専門機関への相談が推奨されます。 睡眠時無呼吸症候群 睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、睡眠中に何度も呼吸が止まり、十分な休息が得られない状態が続く疾患です。 SASにより睡眠の質が大きく低下すると、食欲を増進させるホルモン「グレリン」が増加し、逆に食欲を抑制する「レプチン」が減少することがわかっています。 結果として、必要以上に食べたくなる状態が続き、体重増加や生活習慣病のリスクも高まります。いびきがひどい、日中に強い眠気を感じるといった症状がある方は、早めに検査を受けるのがおすすめです。 クッシング症候群 クッシング症候群は、副腎から分泌されるホルモン「コルチゾール」が過剰に分泌されることによって起こる疾患です。コルチゾールはストレスに対抗するはたらきがありますが、過剰に分泌されると代謝や血糖値のコントロールに異常をきたし、強い食欲や脂肪の蓄積を引き起こします。 特徴的な症状として、顔が丸くなる(ムーンフェイス)、体幹部の肥満、皮膚の弱化、筋力低下などがあります。自己判断が難しいため、気になる症状があれば内分泌科を受診するのがおすすめです。 食欲が止まらない病気や後遺症へ|再生医療という選択肢 食欲が止まらない症状がしばらく続く場合は、速やかに医療機関へ相談するのがおすすめです。とくに糖尿病、甲状腺機能異常、精神的な要因など、専門医による検査が早期発見と適切な治療につながります。 病気が特定できたら、標準的な治療(薬物療法やホルモン療法など)を優先しましょう。 また、糖尿病の治療には、再生医療も選択肢の一つとなります。たとえば、幹細胞やiPS細胞を用いた研究では、摂食や睡眠をつかさどる神経回路の再構築に可能性が示されています。 もし食欲異常に向けた病気や後遺症の治療として、再生医療を検討したい方はリペアセルクリニックへご相談ください。ささいなお悩みやご希望に寄り添いながら、適切な治療法をご提案いたします。 まずは当院へお気軽にお問い合わせください。 食欲が止まらない状態を予防する方法 日常生活の中で、食欲の異常を未然に防ぐ方法はいくつかあります。 ここでは、誰でもすぐに実践できる生活習慣改善のポイントを紹介します。 1日3食を決めた時間によく噛んで食べる 散歩をはじめ適度に運動する習慣をつける 睡眠時間をしっかり確保する 食欲を抑えるツボを押す 1日3食を決めた時間によく噛んで食べる 食事を規則正しく摂ることは、体内時計(概日リズム)を整え、ホルモン分泌の安定にもつながります。 また、1口あたり30回以上を目安によく噛んで食べれば、脳の満腹中枢が刺激され、過剰な食欲を抑えられます。 早食いは血糖値の急上昇や消化不良の原因にもなるため、「ゆっくり食べる」習慣を意識するのが大切です。 散歩をはじめ適度に運動する習慣をつける 軽い有酸素運動は、食欲を適切にコントロールするホルモンバランスを整えるだけでなく、ストレス解消や睡眠の質向上にもつながります。 取り組む運動の具体例は、1日20分程度のウォーキングを週3以上取り入れる、1回あたり15分~30分のストレッチを就寝前に行うなどです。 また、運動によって筋肉量が維持されると、基礎代謝も高まり、脂肪の蓄積を予防できます。激しい運動でなくても、まずは歩くこと・伸ばすことなどから習慣化してみましょう。 睡眠時間をしっかり確保する 睡眠不足は食欲を増進させるグレリンを増やし、食欲抑制ホルモンであるレプチンを減少させます。そのため、食欲を抑えるには睡眠時間の確保も重要です。 なお、理想的な睡眠時間は7〜8時間とされており、年代によっても適正時間は変化するといわれています。また、睡眠は時間だけでなく、質を高めることも大切です。 まずは夜遅くのスマートフォン使用やカフェイン摂取を避け、寝る前にリラックスできる環境づくりから意識しましょう。 食欲を抑えるツボを押す 東洋医学では、特定のツボを刺激することで自律神経のバランスを整え、過剰な食欲を抑える効果が期待できるとされています。代表的な食欲を抑えるツボは以下の通りです。 ツボの名前 概要 飢点(きてん) 耳の前方にあるツボ。過食予防に効果的。 足三里(あしさんり) ひざ下の外側。胃腸のはたらきを整える。 毎日数分、軽く押すことで食欲が安定しやすくなります。ただし、効果には個人差があるため、体調に合わせてツボを刺激しましょう。 まとめ|食欲が止まらない原因によって適切に対処しましょう 食欲が止まらない状態には、ストレスや生活習慣の乱れなどの一時的な要因のほか、糖尿病や甲状腺機能障害、精神疾患、睡眠障害も関与します。 放置すると生活習慣病や肥満のリスクが高まり、健康を損ねることも多いです。 思い当たる原因がある場合はまず生活習慣を見直し、それでも改善しない場合は医療機関を受診しましょう。 必要に応じて、再生医療などの新しい選択肢も視野に入れつつ、自分の身体と丁寧に向き合うことが、長期的な健康への第一歩です。
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食欲が止まらない原因は?病気のリスクや対処法を解説
食欲が止まらず、つい食べすぎてしまう日が続くと、「意志が弱いのかも」と考えてしまう方もいるかもしれません。 ですが、食欲の乱れにはストレスや睡眠不足、生活リズムの乱れのほか、ホルモンバランスや病気が関係している場合もあります。 食欲が止まらない状態をそのままにすると、体重増加だけでなく、糖尿病や脂質異常症などの健康リスクにつながる恐れがあるため注意が必要です。 本記事では、食欲が止まらない主な原因や考えられる病気、今日からできる対処法、長期的に改善を目指す生活習慣までわかりやすく解説します。 食欲が止まらない原因 食欲が止まらない状態には、ストレスや睡眠不足だけでなく、生活リズムやホルモンの変化が関係している場合もあります。ここでは、食欲が止まらない主な原因を見ていきましょう。 疲れ・ストレスが溜まっている 疲れやストレスが重なると、空腹ではないのに食べたくなることがあります。 心身に負担がかかると自律神経が乱れ、甘いものや脂っこいものが無性に食べたくなるのは、よくある体の反応です。 仕事の緊張や人間関係の悩みが続くからといって、食事で気分を落ち着かせようとすると、体重増加にもつながりかねません。 睡眠が不足している 睡眠不足も、食欲が止まらなくなる原因のひとつです。 睡眠が足りない状態では食欲を高めるグレリンが増え、満腹感に関わるレプチンが減るため、必要以上に食欲が増す場合があります。 さらに、寝不足の日は判断力や我慢する力も落ちやすく、甘いものや高カロリーの食べ物を選びやすくなる傾向も注意したいポイントです。 栄養不足になっている 食欲が止まらないときは、食べすぎではなく栄養不足が隠れている場合もあります。 とくに、極端な食事制限や偏った食生活が続くと、体が必要なエネルギーや栄養素を補おうとして、強い食欲が出やすくなるのです。 たとえば、炭水化物だけで食事を済ませることが多いと満足感が続きにくく、すぐに何か食べたくなることがあります。 量は食べていても、たんぱく質や脂質、ビタミン、ミネラルが不足していると、体が満たされにくい状態になりやすい点に留意しておきましょう。 満腹中枢の働きが乱れている 食欲が止まらないときは、脳の満腹中枢がうまく働いていない可能性もあります。 満腹中枢は「もう十分に食べた」と感じるための働きですが、早食いや血糖値の乱高下、ストレスなどが重なると、この感覚が鈍くなりやすくなるのです。 とくに早食いすると、満腹を感じる前に食べすぎてしまいます。 食事の量が多いわけではないのに満たされない場合は、意志の弱さではなく、食欲を調整する体の仕組みが乱れていることも考えられるわけです。 生活リズム・食生活が乱れている 生活リズムや食生活の乱れも、食欲が止まらない原因になります。食事の時間が毎日ずれたり、欠食が続いたりすると、強い空腹が起こりやすくなるのです。 とくに、次のような習慣があると食欲の波が大きくなりやすくなります。 朝食を抜く 食事の時間が日によって大きく違う 空腹を我慢しすぎて一気に食べる 夜遅くに食べることが多い また、量だけでなく、食べる時間や食べ方が乱れていないかも見直してみましょう。 女性の場合は生理が関係している 女性は、生理前に食欲が強くなることがあります。 月経前は女性ホルモンの変動が大きく、体が栄養やエネルギーをため込みやすい状態になり、甘いものやこってりしたものを食べたくなりやすいのです。 また、生理前は気分の波やだるさが出やすく、食事で気分を落ち着かせたくなる場合もあります。 毎月同じ時期に食欲が強くなるなら、意志の問題ではなく、月経周期に伴う変化の可能性も疑いましょう。 食欲が止まらないときの対処法 食欲が止まらないときは、まず食べ方を工夫することが大切です。ここでは、今すぐ取り入れやすい対処法を解説します。 たんぱく質を先に食べる 食欲が止まらないときは、食事の最初にたんぱく質を食べましょう。 肉や魚、卵、大豆製品などを先に口にすると、満足感を得やすくなり、そのあとの食べすぎを防げます。 たとえば、丼ものや麺類だけで食べ始めるより、ゆで卵や冷ややっこ、サラダチキンなどを先に食べるのがおすすめです。 食事の最初に主食をかき込む食べ方は、勢いがつきやすく、食べすぎにつながることがあります。 すぐに実践しやすい方法なので、外食でも取り入れてみましょう。 血糖値を急上昇させない 食欲が止まらないときは、血糖値を急に上げない食べ方も意識したいところです。 血糖値が急上昇してから急降下する「血糖スパイク」が起こると、空腹を感じやすくなります。 食べすぎを防ぐには、次のような工夫が役立ちます。 空腹時に甘いものをいきなり食べない ジュースではなく水やお茶を選ぶ 主食だけで済ませず、たんぱく質や野菜を組み合わせる 食欲を抑えるには、甘いものが欲しくなる流れを断つことも重要です。 空腹時にお菓子や甘い飲み物をとると、すぐ食べたくなりやすいため、主食だけで済ませずにたんぱく質や野菜も組み合わせましょう。 食事のリズムを整える 食欲が止まらないときは、食事のリズムを整えることも大切です。 食事の間隔が空きすぎると、一気に食べすぎてしまいます。 意識したいポイントは次の3つです。 食事時間をできるだけ一定にする 食事の間隔を空けすぎない 朝食を抜かない 食べる量だけでなく、食べる時間を整えるだけでも有効です。 食欲が止まらないときに考えられる病気 食欲が止まらない状態が続くときは、生活習慣の乱れだけでなく、病気が関係しているケースも考えられます。ここでは、食欲の増加につながる主な病気について見ていきましょう。 過食性障害 過食性障害は、短時間のうちに大量に食べてしまい、自分では止めにくい状態をくり返す病気です。 神経性過食症と似ていますが、過食のあとに嘔吐や下剤の使用などの排出行動を伴わない点が異なります。 食べすぎへの強い罪悪感や自己嫌悪を抱えやすく、人に相談しにくいのも特徴です。 神経性過食症 神経性過食症は、過食をくり返したあとに、体重増加を避けようとして嘔吐や下剤の使用などの行動をとる摂食障害です。 単純に食べすぎてしまう状態とは異なり、「食べたことを帳消しにしたい」という思いが強くなりやすい特徴があります。 食べることを自分で止められない苦しさに加えて、体形や体重への強い不安を抱えやすく、気持ちが不安定になる場合も少なくありません。 うつ病・双極性障害 うつ病や双極性障害でも、食欲の変化がみられることがあります。 うつ病は食欲が落ちるイメージが強いものの、過食が目立つタイプもあり、体が重く感じるといった変化を伴う場合があるのです。 双極性障害では、気分が高ぶる躁状態のときに食欲が増したり、食生活が乱れたりする場合があります。 気分の波が大きく、過食のほかに睡眠や行動にも変化があるときは、食欲だけの問題と決めつけないほうが良いでしょう。 適応障害 ストレスによって、日常生活や社会生活が困難になる心の病気が適応障害です。 仕事や家庭、人間関係などの強いストレスが続くと、気分の落ち込みや不安だけでなく、食欲が増えたり減ったりする場合があります。 また、眠れない、気分が沈む、出勤や通学がつらい、動悸や腹痛があるといった不調を伴うケースもあり、背景に強いストレスが隠れていることは少なくありません。 甲状腺機能亢進症(バセドウ病など) 甲状腺機能亢進症は、甲状腺ホルモンが過剰に分泌される病気です。 代謝が高まることで食欲が増し、よく食べているのに体重が減ることがあります。 食欲の変化だけでなく、動悸、汗が増える、手のふるえ、疲れやすさなどを伴う場合は注意が必要です。 とくに、食べる量が増えたのに体重が落ちているときは、単なる食べすぎとは別の視点で原因を究明することが重要になります。 クッシング症候群 クッシング症候群は、体内でコルチゾールが過剰になることで起こる病気です。 食欲の増加そのものよりも体重増加や中心性肥満(お腹まわりを中心に太る状態)、満月のように顔が丸くなるムーンフェイスなどが目立ちやすく、血糖値の上昇を伴うこともあります。 よく食べるようになった上に、顔つきの変化、手足に比べてお腹まわりだけ太る、血糖値を指摘されたといった変化が重なるときは、単なる食べすぎではない可能性を疑いましょう。 2型糖尿病 2型糖尿病でも、食欲が強くなる場合があります。 血糖がうまく使われない状態が続くと、体が十分にエネルギーを取り込めず、食べているのに満たされにくくなるのです。 とくに、のどの渇きや多飲、多尿、体重減少、だるさなどを伴う場合は注意しましょう。 水分を過剰に欲するようになった、トイレが近い、疲れやすいといった変化が重なるなら、早めに内科で相談してください。 食欲が止まらないのを放置するとどうなる? 食欲が止まらない状態をそのままにすると、体重増加だけでなく、生活習慣病や胃腸の不調につながることもあるため注意が必要です。ここでは、放置した場合に起こりうる主なリスクを解説します。 糖尿病・動脈硬化・心筋梗塞を患う 食欲が止まらないまま過食が続くと、生活習慣病のリスクが高まります。 食べすぎが続くと血糖値や体重の管理が難しくなり、血管にも負担がかかるのです。 放置すると、次のような病気につながる恐れがあります。 2型糖尿病 動脈硬化 心筋梗塞 脳梗塞 一時的な食べすぎと考えず、健康状態の変化もあわせて見直すことが大切です。 脂質異常症を引き起こす 食欲が止まらないまま食べすぎが続くと、脂質異常症を引き起こすことがあります。 エネルギーの摂りすぎが続くと、中性脂肪やLDLコレステロールが高くなりやすく、血液中の脂質バランスが乱れやすくなるのです。 脂質異常症は自覚症状が出にくく、健康診断などではじめて気づくケースも少なくありません。 放置すると動脈硬化が進みやすくなるため、体重増加や健康状態に不安があるなら、早めに食事や生活習慣を見直しておきたいところです。 逆流性食道炎になる 食欲が止まらないまま食べすぎが続くと、強い酸性の胃酸が食道へ逆流して炎症を引き起こす逆流性食道炎につながることがあります。 食べすぎで胃の中の圧が高まると、胃酸が食道へ逆流しやすくなり、胸やけや酸っぱいものが上がってくる感じが出やすくなるのです。 症状が続くと、食後の胸のつかえ感やのどの違和感、咳につながる場合もあります。 食べすぎたあとに横になる習慣がある人は、さらに悪化しやすくなるため注意しましょう。 摂食障害になる 食欲が止まらない状態を放置すると、摂食障害につながる恐れがあります。 過食が習慣化すると、食べることへの罪悪感や自己嫌悪が強まり、食行動を自分でコントロールしにくくなるのです。 摂食障害は食べすぎだけでなく、体形や体重への強いこだわり、不安定な気分、人に隠れて食べる行動などを伴う場合もあります。 気持ちで改善しようとしても悪循環に入りやすいため、過食が続いて苦しい、食べたあとの自己嫌悪が強いといった状態なら、早めに専門の医療機関を受診しましょう。 便通異常や機能性ディスペプシアを引き起こす 食欲が止まらない背景にストレスがある場合は、検査で異常がないのに胃の不快感が続く機能性ディスペプシアや便通異常につながることもあります。 とくに、食後の胃もたれやすぐにお腹がいっぱいになる感じ、吐き気などが慢性的に続く機能性ディスペプシアに注意が必要です。 便通の不調や食後の不快感が続くなら、胃腸にも負担がかかっている可能性があります。 食欲が止まらない状態を改善する生活習慣 食欲が止まらない状態を根本から整えるには、その場しのぎではなく、毎日の習慣を見直すことが欠かせません。ここでは、長期的な改善を目指す生活習慣を解説します。 しっかり睡眠時間を確保する 食欲が止まらない状態を整えたいなら、まず睡眠時間の確保を意識しましょう。 睡眠不足が続くと食欲を抑えるレプチンが減り、食欲を高めるグレリンが増えるため、必要以上に食べたくなりやすくなります。 夜更かしが続くと、甘いものや高カロリーの食べ物を選びがちです。 食欲が止まらないときは食事量だけでなく、就寝時刻や睡眠時間が崩れていないかも見直してみましょう。 適度に運動する 食欲が止まらないときは、適度に体を動かしましょう。 運動は体重管理につながるだけでなく、気分転換にもなり、ストレスによる食べすぎ防止にも効果が期待できます。 いきなり激しい運動を始める必要はありません。 まずは散歩や軽い筋トレ、階段を使うといった続けやすい方法で十分です。 ゆっくり食べる 食欲の乱れを整えたいなら、食べる速さも見直したいポイントです。 早食いは満腹のサインが脳に伝わる前に食べすぎやすく、結果として必要以上に食べてしまうことがあります。 たとえば、一口ごとによく噛む、飲み込む前に箸を置くといった工夫も有効です。 食事時間を少し長くするだけでも満足感が変わりやすいため、食欲が強いときほど急いで食べる癖を見直しましょう。 1回の食事量を減らす 食欲が止まらない状態を整えたいなら、1回の食事量を少し減らすことも有効です。 一度にたくさん食べると食後のだるさや眠気につながりやすく、食べすぎる習慣もつきやすくなります。 ただし、急に極端な量まで減らすと、反動で強い空腹を感じやすくなるため注意しなければなりません。 ごはんを少し減らす、最初から大盛りを避ける、小皿に取り分けるなど、無理のない範囲で調整してみましょう。 食物繊維を取り入れる 食欲の乱れを整えたいなら、食物繊維を意識して取り入れるのがおすすめです。 野菜やきのこ、海藻、豆類にはかさがあって満腹感を得やすいため、食べすぎの予防につながります。 毎食しっかり増やすのが難しいときは、汁物にきのこを入れる、付け合わせを海藻に変えるなどの工夫をしてみましょう。 酸味があるものを食べる 甘いものが食べたくて止まらないときは、梅干し、柑橘類、酢の物など酸味のあるものを取り入れる方法もあります。 ただし、酸味があるものなら何でも良いわけではありません。砂糖の多い飲み物や菓子類では逆に食べすぎにつながることもあります。 間食を置き換えるなら、梅干しやもずく酢のように、量を調整しやすいものから試してみてください。 ツボを押す 食欲が気になるときは、ツボ押しを補助的なセルフケアとして取り入れる方法もあります。 ツボ押しは道具がいらずで、外出先でも試しやすいのが利点です。指で軽く押して痛みが強すぎない範囲で行い、体調が悪いときは無理に続けないようにしましょう。 ただし、ツボ押しだけで食欲の原因そのものが解決するわけではありません。 病院を受診する 食欲が止まらない状態が続くときは、体の病気や心の不調が隠れている場合もあるため、病院の受診も検討しましょう。 受診を考えたい目安は次のとおりです。 食欲の増加が長く続いている 体重が急に増えた、または減った のどの渇きや動悸などほかの症状がある 過食を自分で止められない 気分の落ち込みや自己嫌悪が強い まずは内科で相談し、必要に応じて心療内科や精神科を受診してください。 まとめ|食欲が止まらないのは病気のサインかも?医療機関の受診を検討しよう 食欲が止まらない原因にはストレスや睡眠不足、生活リズムの乱れだけでなく、病気が関係している場合もあります。 食べすぎが続く、体重の変化が大きい、ほかの不調もあるときは、自己判断だけで済ませず医師に相談しましょう。 当院「リペアセルクリニック」の公式LINEでは、さまざまな症状や不調に対して用いられている再生医療に関する情報の提供と簡易オンライン診断を実施しています。気になる症状がある方は、ぜひ一度ご利用ください。 食欲が止まらないに関するよくある質問 食欲が止まらない場合に処方される薬はありますか? あります。ただし、食欲を一律に抑える薬ではなく、原因に応じた治療薬が使われるのが一般的です。 たとえば、2型糖尿病なら血糖を下げる薬、甲状腺機能亢進症なら抗甲状腺薬、うつ病などが背景にある場合は抗うつ薬などが検討されます。 更年期に食欲が止まらない場合があるのは何故ですか? 更年期はホルモンバランスが大きく変わる時期なので、食欲や気分に変化が出る場合が少なくありません。 更年期は睡眠の質が落ちたり、気分が不安定になったりしやすく、こうした変化が食欲の乱れにつながるケースがあります。 食欲が止まらないで太るとどんな健康リスクがありますか? 食べすぎが続いて体重が増えると、糖尿病や脂質異常症、高血圧などの生活習慣病につながりやすくなるため注意が必要です。 厚生労働省でも、こうした状態が進むと動脈硬化が進行し、心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高まると示しています。(文献1) 夏でもお腹いっぱいなのに食欲が止まらないことはある? 季節にかかわらず、ストレスや睡眠不足、生活リズムの乱れがあると、満腹でも食べたくなることがあります。 頻繁に続く場合は、心理的な要因や摂食障害などが関係している可能性も否定できません。 男性で食欲が止まらない理由は何ですか? 男性でもストレスや睡眠不足、不規則な食生活が続くと食欲が乱れやすくなります。 食欲が止まらない原因は女性だけに多いものではなく、男性でも生活習慣の乱れや、甲状腺機能亢進症、糖尿病などの病気が関係するケースがあるのです。 体重の急な変化やのどの渇き、動悸、疲れやすさなどがあるときは、体の不調が隠れていないか確認しましょう。 急に食欲が止まらなくなる原因は? 急に食欲が増すときは、心身の変化が影響している場合があります。 主な要因は次のとおりです。 ストレスや強い感情の動き 睡眠不足 運動量の増加 厳しい食事制限の反動 月経周期や妊娠初期のホルモン変化 甲状腺機能亢進症などの病気 急な変化が続くときやほかの不調もあるときは、内科で診てもらいましょう。 食欲が止まらないのはスピリチュアルな意味がある? スピリチュアルな考え方では、食欲が止まらない状態は心のエネルギー配分が乱れているサインと捉えることがあります。 不安や怒り、寂しさなどで気持ちが揺れると、満たされない感覚を食で埋めようとして食欲が強まるという考え方です。 今に意識を向けて、ゆっくり味わって食べることが整えるきっかけになるとも考えられています。 ただし、こうした解釈は医学的根拠に基づくものではありません。食欲の変化にはストレスや睡眠不足、ホルモンバランスなどが影響する点にも留意しておきましょう。 参考文献 (文献1) 糖尿病|厚生労働省
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お風呂で関節痛・腰痛の「痛み」は和らぐ?温める効果と正しい入浴方法
「体が痛いとき、お風呂に入ると楽になる気がする」と感じたことはありませんか。 腰痛や関節痛、筋肉痛などの痛みは、体を温めることで血行が促進され、筋肉の緊張がほぐれることで和らぐ場合があります。 一方で、痛みの種類や状態によっては、お風呂に入ることで症状が悪化するケースもあるため注意が必要です。 この記事では、お風呂で痛みが和らぐ理由や、関節痛・腰痛などに対する入浴の効果、痛みを和らげる正しい入浴方法についてわかりやすく解説します。 痛みがあるときにお風呂へ入って良いのか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。 お風呂に入ると関節痛・腰痛などの「痛み」が和らぐ理由 寒い季節になると、関節痛や腰痛が強くなると感じる方も少なくありません。 これは、気温の低下によって血流が悪くなり、筋肉や関節がこわばりやすくなることが原因の一つと考えられています。 お風呂に入って体を温めると血行が促進され、筋肉がほぐれることで痛みが軽減する場合があります。 また、入浴にはリラックス効果もあり、自律神経が整うことで体の緊張が和らぐことも期待できます。 体を温めることで血行が良くなる お風呂に入ると体温が上がり、血管が広がることで血流が促進されます。 血液の流れが良くなると、筋肉や関節周辺に酸素や栄養が届きやすくなり、痛みの原因となる老廃物も排出されやすくなります。 寒い環境では血管が収縮して血流が滞りやすく、関節のこわばりや違和感が強くなりがちです。 とくに膝や腰などの関節は心臓から遠い部位にあたるため、気温が下がると血流が滞りやすい傾向があります。 入浴による温熱効果は、こうした血流の低下を改善し、体の動きをスムーズにするのに役立ちます。 筋肉の緊張がほぐれ痛みが軽減する 腰痛や関節痛の多くは、筋肉のこりや緊張が関係しています。 長時間同じ姿勢を続けたり、体が冷えたりすると筋肉が硬くなり、関節の動きが悪くなりがちです。 入浴によって体が温まると筋肉が柔らかくなり、関節周辺の緊張が和らぐため、動作時の痛みが軽減することがあります。 デスクワークや立ち仕事などで体がこわばりやすい方にとって、入浴は筋肉の緊張をほぐす方法の一つです。 自律神経が整いリラックス効果が得られる 入浴には体を温めるだけでなく、心身をリラックスさせる働きもあります。 ぬるめのお湯にゆっくり浸かると副交感神経が優位になり、体がリラックス状態になるのです。 自律神経が整うことで筋肉の緊張が緩和され、痛みを感じにくくなることがあります。 また、入浴後は体がリラックスしやすくなるため、睡眠の質の向上にもつながります。 質の良い睡眠は体の回復を助けるため、慢性的な疲労や痛みの軽減にも役立つと考えられています。 お風呂で痛みが和らぎやすい症状 入浴によって体を温めると血行が促進され、筋肉や関節のこわばりが和らぐことで痛みが軽減する場合があります。 とくに、冷え・血流の低下・筋肉の緊張が関係している痛みは、入浴によって改善しやすいとされています。 お風呂で和らぎやすい主な痛みは、以下のとおりです。 腰痛 関節痛(膝・肩など) 筋肉痛 体のこりや疲労による痛み ただし、すべての痛みに入浴が適しているわけではありません。 炎症が強い場合や急性の痛みでは、温めることで症状が悪化する可能性もあるため注意が必要です。 腰痛 腰痛の中でも、筋肉の疲労やこりが原因となっている場合は、入浴によって症状が和らぐことがあります。 体を温めることで腰周辺の血流が改善し、筋肉の緊張が和らぐためです。 たとえば、以下のような腰痛は入浴によって軽減する可能性があります。 長時間のデスクワークによる腰のこり 立ち仕事による筋肉の疲労 冷えによる腰まわりのこわばり ぬるめのお湯にゆっくり浸かることで腰の筋肉が和らぎ、動作時の痛みが軽減する場合があります。 ただし、ぎっくり腰のように急性の炎症がある場合は、温めることで症状が悪化することもあるため注意が必要です。 関節痛(膝・肩など) 膝や肩などの関節痛も、血行不良や筋肉の緊張が関係している場合には、入浴によって和らぐことがあります。 体を温めることで関節周辺の血流が改善し、関節のこわばりが軽減するためです。 とくに寒い季節は関節が冷えやすく、痛みや動かしにくさを感じる方も少なくありません。 入浴によって体を温めることで関節の動きがスムーズになり、日常動作が楽になることがあります。 ただし、関節が腫れている場合や熱を持っている場合は炎症が起きている可能性があり、温めることで症状が悪化することもあるため注意が必要です。 筋肉痛 運動後などに起こる筋肉痛は、入浴によって回復を助ける場合があります。 体を温めることで血流が良くなり、筋肉にたまった疲労物質が排出されやすくなるためです。 ぬるめのお湯に浸かることで筋肉の緊張がほぐれ、体の張りやだるさが軽減することがあります。 ただし、運動直後で炎症が強い場合は、温めるよりも冷やす方が適している場合もあるため、筋肉痛の状態を確認しながら入浴することが大切です。 体のこりや疲労による痛み 肩こりや背中のこりなど、筋肉の疲労によって起こる痛みも入浴によって和らぐことがあります。 体を温めることで筋肉が柔らかくなり、血流が改善されるためです。 とくに、以下のような場合は入浴による効果が期待できます。 長時間のデスクワーク 同じ姿勢を続けた後の体のこり 日常生活による疲労の蓄積 入浴によって全身の筋肉がゆるむことで、体のだるさやこりの軽減につながる場合があります。 また、入浴にはリラックス効果もあるため、心身の疲労回復にも役立つでしょう。 痛みを和らげる正しい入浴方法 痛みを和らげる目的で入浴する場合は、ただ長く湯船につかれば良いわけではありません。 お湯の温度や入浴時間が合っていないと、体に負担がかかったり、かえって疲れやすくなったりすることがあります。 痛みを和らげる入浴の目安は、以下のとおりです。 項目 目安 お湯の温度 38〜40℃程度のぬるめのお湯 入浴時間 10〜15分 入浴のタイミング 就寝の1〜2時間前 入浴中の動き 軽いストレッチや関節の曲げ伸ばし 体をゆっくり温めることで血行が促進され、筋肉や関節のこわばりが和らぐ可能性があります。 熱すぎるお湯は交感神経を刺激しやすく、長湯は脱水やのぼせの原因にもなるため、心地よく続けられる入り方を意識しましょう。 38〜40℃のぬるめのお湯に入る 痛みを和らげたいときは、38〜40℃くらいのぬるめのお湯が向いています。 ぬるめのお湯は体をじんわり温めやすく、血流を促しながら筋肉や関節まわりのこわばりを和らげてくれるのです。 また、熱すぎるお湯は体への刺激が強く、交感神経が優位になってリラックスしにくくなることがあります。 そのため、「しっかり温まりたい」と思って高温のお湯に入るよりも、少しぬるいと感じる温度でゆっくり温まる方が、痛みの緩和という目的には合いやすいのです。 10〜15分を目安に温まる 入浴時間は、10〜15分程度をひとつの目安にすると良いでしょう。 短すぎると体の深部まで温まりにくく、血行改善や筋肉のゆるみを感じにくいことがあります。 一方で、長く入りすぎると体力を消耗しやすく、のぼせや脱水の原因になることがあります。 体を温めて痛みを和らげるためには、「長く入る」よりも「無理のない時間で気持ちよく温まる」ことが大切です。 浴室が寒い時期はやや長めになることもありますが、疲れを感じる前に上がるくらいを目安にしてください。 入浴中に軽いストレッチを行う 湯船の中で軽く体を動かすと、筋肉や関節のこわばりを和らげることができます。 体が温まっていると筋肉が伸びやすく、無理のない範囲で動かすだけでも関節まわりが動きやすくなるためです。 たとえば、以下のような動きを取り入れると良いでしょう。 膝の曲げ伸ばし 足首をゆっくり回す 肩を回す 腰を軽くひねる ただし、強い痛みがある場合や無理に動かすと痛みが増す場合は、ストレッチを控えるようにしてください。 あくまで「気持ちよくほぐれる範囲」にとどめることが大切です。 痛みがあるときにお風呂へ入る際の注意点 入浴は血行を促進し筋肉の緊張を和らげる効果が期待できますが、すべての痛みに適しているわけではありません。 痛みの原因や状態によっては、体を温めることで炎症が強くなり、症状が悪化することもあります。 とくに、腫れや強い痛みがある場合、急に起こった痛みなどは注意が必要です。 痛みの状態によって、温めた方が良いケースと控えた方が良いケースがあります。 炎症が強いときは温めない 痛みがある部分に腫れや熱感がある場合は、炎症が起きている可能性があります。 炎症とは、体の組織が損傷したときに起こる反応で、痛み・腫れ・熱感などの症状が現れることが特徴です。 この状態で体を温めると血流がさらに増え、炎症が広がって痛みや腫れが強くなる場合があります。 たとえば、関節が赤く腫れているときや触ると熱を持っているときは、温めるよりも安静にする方が適している場合があります。 症状が強いときは無理に入浴せず、体を休めることが大切です。 ぎっくり腰など急性の痛みは悪化する場合がある ぎっくり腰のように突然起こる強い腰痛は、発症直後に炎症が起きていることが多いとされています。 発症直後に体を温めると血流が増え、炎症が強くなって痛みが悪化する可能性があります。 そのため、ぎっくり腰になった直後は無理に入浴せず、安静にして体を休めることが重要です。 痛みが落ち着いてきた段階では、ぬるめのお湯に短時間入ることで筋肉の緊張が和らぎ、体を動かしやすくなる場合もあります。 症状の経過に合わせて入浴方法を調整しましょう。 ぎっくり腰に関して、以下の記事もあわせてご覧ください。 入浴後に痛みが強くなる場合 入浴後に痛みが強くなる場合は、温めることが症状に合っていない可能性があります。 体を温めることで血流が増えると、炎症がある部位や神経への刺激が強くなることがあるためです。 たとえば、入浴後に関節の痛みが強くなったり、しびれや違和感が増したりする場合は、入浴方法を見直す必要があります。 お湯の温度を下げたり、入浴時間を短くしたりすることで症状が軽くなることもあります。 痛みが続く場合は、自己判断せず医療機関へ相談することも検討しましょう。 お風呂で痛みが改善しない場合に考えられる病気 入浴によって血行が良くなり筋肉の緊張がほぐれると、腰痛や関節痛などの痛みが軽減する場合があります。 しかし、お風呂に入っても痛みが改善しない場合は、筋肉のこりや疲労だけでなく、病気が原因となっている可能性もあります。 とくに、痛みが長く続く場合や、しびれ・歩きにくさなどの症状を伴う場合は注意が必要です。 ここでは、腰や関節の痛みの原因として考えられる代表的な病気について紹介します。 坐骨神経痛 坐骨神経痛は、腰から足にかけて伸びている坐骨神経が圧迫されたり刺激されたりすることで起こる症状です。 おしりや太もも、ふくらはぎなどに痛みやしびれが現れることがあります。 原因としては、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などが関係している場合があります。 症状が軽い場合は入浴によって筋肉の緊張がほぐれ、痛みが和らぐこともありますが、神経の圧迫が強い場合は温めても改善しないことが多いです。 足のしびれや歩きにくさが続く場合は、医療機関での診察を受けることが大切です。 椎間板ヘルニア 椎間板ヘルニアは、背骨の間にある椎間板が飛び出し、神経を圧迫することで痛みやしびれが起こる病気です。 腰痛だけでなく、おしりや脚にかけての痛みやしびれが現れることがあります。 症状が軽い場合は安静やリハビリなどで改善することもありますが、神経の圧迫が強い場合は痛みが長期間続くことがあります。 入浴によって一時的に筋肉の緊張が和らぐことはありますが、根本的な原因は改善しないため、症状が続く場合は医療機関での検査が必要です。 脊柱管狭窄症 脊柱管狭窄症は、背骨の中を通る神経の通り道(脊柱管)が狭くなり、神経が圧迫されることで痛みやしびれが起こる病気です。 とくに中高年に多く見られ、歩くと足がしびれたり痛みが出たりして、少し休むと楽になる「間欠性跛行(かんけつせいはこう)」という症状が現れることがあります。 入浴によって筋肉がほぐれると一時的に楽になることもありますが、神経の圧迫が原因のため症状が繰り返される場合があります。 歩行時の痛みやしびれが続く場合は、医療機関へ相談してください。 変形性関節症 変形性関節症は、関節の軟骨がすり減ることで関節の痛みや動かしにくさが生じる病気です。 とくに膝や股関節に多く見られ、年齢とともに発症することがあります。 関節がこわばっている場合は入浴によって体を温めることで動かしやすくなることもありますが、関節の変形そのものが改善するわけではありません。 痛みが長く続く場合や、関節の腫れや動かしにくさが強くなる場合は、医療機関での診察を受けることが重要です。 まとめ|お風呂は正しく入れば痛みの緩和につながる お風呂に入って体を温めると血行が促進され、筋肉の緊張が和らぐことで、腰痛や関節痛などの痛みが軽減する場合があります。 とくに、冷えや筋肉のこりが原因の痛みには、入浴が効果的なことがあります。 ただし、炎症が強い場合や急性の痛みでは、温めることで症状が悪化する可能性もあるため注意が必要です。 入浴後も痛みが続く場合や、しびれや歩きにくさなどの症状がある場合は、病気が関係している可能性もあります。 今回紹介した症状に対して、手術以外の治療法として注目されているのが、再生医療です。 再生医療の幹細胞治療は、患者様自身の細胞から幹細胞を採取・培養して増やし、注射や点滴によって体内に戻す治療法です。 腰痛や関節痛などの痛みにお悩みの方は、当院「リペアセルクリニック」までお気軽にご相談ください。
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マスクでこんな症状、出ていませんか?
マスクでこんな症状、出ていませんか? こんにちは! 出かける時には、服を着るように マスクを着用することが当たり前の日常になりましたね。 長時間マスクを着けていると頭痛が起きたり 体調を崩してしまう事ありませんか? 今、マスクによって「隠れ酸欠!」という状態になっている方がとても多くなっています。 隠れ酸欠とは、マスクを着用することで鼻と口が覆われてしまうことや、ストレスから身を守ろうと交感神経が優位に働く事により、呼吸が浅くなり酸素の摂取量が減ってしまっているために起こる症状です。 この隠れ酸欠の症状としては、酸素不足による免疫力低下につながったり、 体の不調や感染症を招く恐れがあります! 対策としては ・3密にならない場所で一時的にマスクを外し、深く呼吸をする ・効率よく酸素を全身に運ぶために食事やサプリメントを使って鉄分を摂る ・入浴を行って身体の体温をあげる これらを意識して行うと良いと言います。免疫力の低下は健康にとって非常に多きな問題になります。ぜひ皆様も意識して酸素を取り入れて免疫力の低下を防ぎましょう。そして健康な生活をお送りください* ではまた次回!
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おせち料理に挑戦!みた目もキレイで栄養も満点でした
おせち料理に挑戦!みた目も嬉しく栄養も満点なんです 2021年のお正月はどのように過ごされましたか? 出かけることを制限してご家庭で過ごされた方が多かったのではないかと思います。実は、わたしもこの年末年始はずっと家にいたので人生初のおせち料理に挑戦しました! 今までおせち料理にあまり興味はありませんでしたが、今回自分で作ったことにより、お節料理そのものを新鮮に、そして身近に感じることができました。もちろん、おいしくいただくことができて嬉しく思いました。 おせち料理の栄養素 お節料理には、普段のお料理ではあまり使わない食材を使うことが多くあります。 例えば下に記したような、とても身体に良い食材をお正月にしか食べるないのは「もったいない!」とも思いました。 ●黒豆● ポリフェノールたっぷりの黒豆は抗酸化作用が高く、免疫力アップに効果的。もとは大豆ですから、タンパク質はもちろん鉄分やカルシウムなども豊富です。また豊富な食物繊維とビタミンを含んでおり、便秘解消や腸内環境の改善に効果があります。 ●紅白なます● 白菜やにんじんなどの野菜がたっぷりと含まれており、ビタミンや食物繊維が豊富です。これらの栄養素によって、整腸作用や免疫力の向上に役立ちます。 ●田作り● 普段は出汁を取ることで使うニボシ(カタクチイワシ)ですが、そのまま食べるともちろん栄養満点です。特にDHA、EPAなどのn-3系脂肪酸(オメガ3)を豊富に含むため、血液をサラサラにしたり、血糖値や中性脂肪を下げる働きがあります。 ●昆布巻き● 昆布にはヨウ素が豊富に含まれており、甲状腺機能の改善に役立ちます。また、アミノ酸や食物繊維も多く含まれ、血糖値の上昇を抑えたり、コレステロール値を下げる効果が期待できます。 ●数の子● ニシンの魚卵ですが、魚卵の中ではコレステロールやプリン体が低く、DHAや EPAが豊富です。 ●レンコン● 不溶性・水溶性両方の食物繊維を含むため便秘予防に効果的です。ポリフェノールやビタミンCによる抗酸化作用も高いです。このほか、おせちに使うの根菜類にはビタミンやミネラルが豊富です。煮ることで野菜の栄養素が溶け出し、体内での吸収率が高まる効果があるのも見逃せません。 和食は、身体にやさしく、栄養も豊富!本当によく考えられています。 特におせち料理は縁起的にも色々ないわれがあって、栄養価も高く、しかも見た目も綺麗で豪華とあっては今後見過ごすことはできません。できればこれからも作り続けていければと思いました! おうち時間が増えた昨今、おせち料理に限らず、新しい食材で新しい料理に挑戦してみたいと思いました。
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正しい手の洗い方の話
正しい手の洗い方の話 皆さん、こんにちは! こちらのページは、リペアセルクリニックの情報や治療に関する情報をお届けしていきます。 記念すべき第1回は、「正しい手の洗い方」について、お話しさせていただきます。 皆さんは一度の手洗いに、どのぐらい時間をかけて行っておられますか? 石鹸で洗い、アルコール消毒までしている!という方もいれば、水だけでパパッと済ませてしまう、、。という方など様々ではないでしょうか。 新型コロナウイルスやインフルエンザ等、感染防止の為にも、意識して手洗いを行う必要があるのです!!そこで、今回は、「正しい手の洗い方」についてご紹介させていただきます。 以下の手順でしっかり洗いましょう! ①まず、手指を流水でぬらします ②石鹸液を手のひらに適量出します ③両手のひらで擦り合わせよく泡立たせます ④手の甲をもう片方の手のひらでもみ洗います(左右交互に行う) ⑤両手のひらを合わせ指を組むようにしながら指の間を洗います。 ⑥親指をもう片方の手で包むようにしながらもみ洗います。(左右交互に行う) ⑦指先をもう片方の手のひらでもみ洗います。(左右交互に行う) ⑧手首を掴むように洗います。(左右交互に行う) ⑨流水で洗い流します。 以上の手順で行えば、普通、30〜40秒ほどはかかるはずです。「しっかり洗う!」という意識をもって行うなら1分ほどは簡単に掛かります。この時期、是非、時間をかけてしっかり手洗いを行いましょう。 指の間や指先は、洗い残しが多くなると言われていますので、気をつけましょう!やってみると面倒ですが何か好きな歌でも歌ったり、聞いたりしながら行うと、すぐに時間は経つものです。ぜひ手洗いは習慣化して下さい。 “正しい手の洗い方″の手順を思い出しながら これからの日々にお役立てくださいませ♫

