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糖化とは?肌の老化を引き起こす原因と食事でできる予防法を解説
「最近、肌がくすんできた気がする」「しっかり寝ているのに疲れが取れにくい」そんな悩みを抱えていませんか。その原因のひとつとして注目されているのが「糖化」です。 糖化とは、食事で摂った余分な糖が体内のタンパク質と結びつき、老化を進める反応のことです。肌のくすみやシワだけでなく、疲労感や生活習慣病のリスクにもつながります。 ただし、糖化は食事や生活習慣の見直しで対策が可能です。 今回の記事では、糖化の仕組みをわかりやすく解説した上で、肌や体への影響、今日から始められる具体的な予防法まで詳しく紹介します。 老化の原因となる糖化とは?わかりやすく解説 糖化とは、体内で余った糖がタンパク質と結びつき、AGEs(エージーイーズ:終末糖化産物)と呼ばれる老化物質を生み出す反応です。この生成されたAGEsは、全身の組織を劣化させてしまいます。 身近な例でいえば、「玉ねぎの飴色炒め」がわかりやすいです。 透明だった玉ねぎをじっくり加熱していくと、玉ねぎに含まれる糖とアミノ酸が結びつき、少しずつ褐色に変わっていきます。これは「メイラード反応」と呼ばれる現象で、糖化はまさにメイラード反応と同じ反応が体の中で時間をかけて進んでいる状態です。 老化の原因としては「酸化」もよく知られていますが、糖化と混同されやすいポイントでもあります。両者の違いは以下のとおりです。 糖化 酸化 原因 余分な糖がタンパク質と結合する。「体のコゲ」などと呼ばれる 活性酸素が細胞を傷つける。「体のサビ」などと呼ばれる 生成物 AGEs(終末糖化産物) 過酸化脂質など 主な影響 肌の黄ぐすみ・血管の劣化 シミ・炎症・細胞の老化 なお、糖そのものは体を動かすために欠かせないエネルギー源であり、「糖=悪」ではありません。問題になるのは、必要以上に摂りすぎて余った糖が、タンパク質と結びついてしまうケースです。 糖化が引き起こす肌・体のトラブル 糖化によって生まれるAGEsは、肌や血管、骨などさまざまな組織に蓄積し、体にトラブルを引き起こします。代表的な影響は以下の3つです。 肌の黄ぐすみ・シワ・たるみが進行する 慢性的な疲労感や眠気を引き起こす 病気のリスクを高める それぞれ詳しく見ていきましょう。 肌の黄ぐすみ・シワ・たるみが進行する AGEsは、肌のハリや弾力を支えるコラーゲンやエラスチンに蓄積しやすい性質を持っています。コラーゲン繊維がAGEs化すると硬く脆くなり、肌の弾力が低下してシワやたるみにつながるのです。 さらに、AGEs自体が褐色を帯びた物質であるため、肌が黄色くくすんで見える「黄ぐすみ」の原因にもなります。透明感のある肌を保ちたい方にとって、糖化は大敵といえます。 加えて、糖化はターンオーバー(肌の生まれ変わり)のリズムを乱す要因にもなります。ターンオーバーが滞るとメラニンの排出が遅れ、シミが残りやすくなるのです。 慢性的な疲労感や眠気を引き起こす 糖化の影響は肌だけにとどまりません。AGEsが血管の内壁に蓄積すると血管の機能が低下し、全身への酸素や栄養の供給が滞ります。その結果、慢性的なだるさや疲労感につながる場合があるのです。 また、糖質の多い食事をとったあとに血糖値が急上昇・急降下する「血糖値スパイク」も、食後の強い眠気や倦怠感の原因です。 血糖値の乱高下は糖化を加速させる要因でもあるため、疲れやすさと糖化は密接に関わっています。 病気のリスクを高める 糖化が進んでAGEsが体のあちこちにたまると、肌や疲労感にとどまらず、さまざまな病気の引き金になる可能性があります。 以下の表に、AGEsが関わる代表的な病気とそのメカニズムをまとめました。 病気 AGEsが関わるメカニズム 動脈硬化(心筋梗塞・脳梗塞) 血管を構成するコラーゲン繊維にAGEsがたまると、血管が硬くなり弾力性が失われる。動脈硬化が進むと心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高まる 骨粗しょう症 骨はカルシウムとコラーゲンでできており、コラーゲンがAGEs化すると骨がもろく折れやすくなる。骨密度が正常でも骨折リスクが上がる場合がある 白内障 目のレンズ(水晶体)を構成するクリスタリンが糖化してAGEsがたまると、水晶体がにごり、かすみ目や物が二重に見えるといった症状が起こる 糖尿病の合併症 高血糖が続く糖尿病ではAGEsが体内に蓄積しやすく、神経障害(手足のしびれ)・網膜症(視力低下)・腎症(腎機能の低下)といった合併症の原因になる アルツハイマー型認知症 脳内にできる「老人斑」からAGEsが検出されており、長年の糖化がアルツハイマー型認知症の一因ではないかと考えられている このように、AGEsの影響は血管・骨・目・脳・神経と全身に及びます。糖化の進行を抑えてAGEsをためない生活を続けることが、将来の病気リスクを下げる上で大切です。 あなたは大丈夫?糖化リスクのセルフチェックリスト 糖化のリスクは、日頃の食事や生活習慣に大きく左右されます。以下のチェックリストで、自分の糖化リスクを確認してみましょう。 当てはまる項目が多いほど、体内で糖化が進みやすい状態にあるといえます。 朝食を抜くことが多い 丼物や麺類など炭水化物中心の食事が多い 甘い飲み物(清涼飲料水・ジュース)をよく飲む 食事のスピードが速い(早食いの自覚がある) 野菜をあまり食べない 食後に強い眠気を感じることが多い 甘いお菓子やスナック菓子をよく食べる お酒を飲む習慣がある(とくにビール・日本酒) タバコを吸っている 運動する習慣がほとんどない ストレスを感じやすい・睡眠不足が続いている 肌のくすみやシワが気になるようになった 該当数 糖化リスクの目安 0〜2個 リスクは低めです。今の生活習慣を維持しましょう。 3〜5個 やや注意が必要です。食事や運動の習慣を少しずつ見直してみてください。 6〜8個 リスクが高い状態です。以下で紹介する予防法を積極的に取り入れましょう。 9個以上 糖化が進行している可能性があります。食生活と生活習慣の両面から見直しを強くおすすめします。 糖化を防ぐ食生活 糖化対策でもっとも効果的なのは、毎日の食事を見直すことです。厳しい食事制限ではなく、食品の選び方や食べる順番を工夫するだけで糖化リスクを大幅に下げられます。 ポイントは以下の3つです。 高GI食品を控える 抗糖化が期待できる食品・飲み物を取り入れる 食べる順番を工夫する それぞれ順番に解説します。 高GI食品を控える GI値(グリセミック・インデックス)とは、食後の血糖値の上がりやすさを数値化した指標です。一般的にGI値55以下を「低GI」、70以上を「高GI」と分類します。 高GI食品ほど血糖値が急上昇しやすく、糖化のリスクも高まります。そのため、ふだんの食事を低GI食品へと置き換えると、糖化のリスクを下げられます。 代表的な食品のGI値と置き換えの例は以下のとおりです。 食品カテゴリ GI値が高い食品(GI値) GI値が低い食品(GI値) 主食(ごはん・パン) 精白米(73)白パン(75) 大麦(28)スパゲッティ(49) いも類 じゃがいも・ゆで(78) さつまいも・ゆで(63) シリアル・菓子 コーンフレーク(81)米菓・せんべい(87) ミューズリー(57)チョコレート(40) 果物 すいか(76) りんご(36)オレンジ(43)バナナ(51) 豆類 ― 大豆(16)レンズ豆(32)ヒヨコマメ(28) 乳製品 アイスクリーム(51) 牛乳(39)フルーツヨーグルト(41) (文献1) なお、玄米(GI値68)は中GIですが、精白米(73)よりは低いため置き換えの食品として有効です。 高GI食品を排除するのではなく、選び方を変える意識を持ちましょう。 抗糖化が期待できる食品・飲み物を取り入れる 低GI食品に加えて、糖化やAGEsの生成を抑える「抗糖化作用」が報告されている食品も取り入れましょう。食物繊維には糖の吸収を抑えてGI値を下げる働きがあり、タンパク質が多い食品ほどGI値が低くなる傾向もあります。 以下に、糖化対策におすすめの食品・飲み物をまとめました。 食品・飲み物 含まれる成分・期待される作用 緑茶 カテキンにAGEsの生成を抑制する作用が報告されている りんご・玉ねぎ ケルセチンがAGEsの形成を抑える効果が報告されている レモン・キウイ ビタミンCがAGEsの生成を抑える働きを持つ 豚肉・玄米 ビタミンB1が糖の代謝を助け、余分な糖を体内にためにくくする (文献1) いつもの飲み物を水やコーヒーから緑茶に変えたり、サラダに玉ねぎを加えたりと、日々の食事に上記の食材をプラスしてみてください。 食べる順番を工夫する 同じメニューでも、食べる順番を変えるだけで食後の血糖値の上がり方が変わります。おすすめは「ベジタブルファースト」と呼ばれる食べ方です。 野菜・食物繊維(サラダ、きのこ、海藻など) タンパク質(肉、魚、卵、大豆製品など) 糖質(ごはん、パン、麺類など) 先に食物繊維を摂ると、腸での糖の吸収がゆるやかになり、食後の血糖値が急上昇しにくくなります。外食のときも、まずサラダやスープから手をつける習慣をつけるだけで効果が期待できます。 また、よく噛んでゆっくり食べることも大切です。早食いは血糖値を急激に上げやすく、満腹感を得る前に食べすぎてしまう原因にもなります。一口30回を目安に噛む意識を持つと、糖化予防と食べすぎ防止の両方に役立ちます。 生活習慣で糖化リスクを下げる方法 食事の見直しに加えて、日常の生活習慣を整えることでも糖化リスクを下げられます。ここでは2つのポイントを取り上げます。 適度な運動を習慣にする 飲酒・喫煙を控える それぞれ見ていきましょう。 適度な運動を習慣にする 運動は、血液中の余った糖を消費する効果的な手段です。とくに、食後30分以内に軽いウォーキングを行うと、食後血糖値の上昇をゆるやかにする効果が期待できます。 また、筋肉量を維持・増やすことで糖の代謝能力が上がり、余分な糖が体内にたまりにくくなります。激しいトレーニングでなくても、通勤時にひと駅分歩く、エレベーターの代わりに階段を使うなど、日常に取り入れやすい運動から始めてみましょう。 飲酒・喫煙を控える アルコールは体内でアセトアルデヒドに分解されますが、このアセトアルデヒドがタンパク質と結合してAGEsの生成を直接促進します。とくにビールや日本酒は糖質も多く含まれるため、「糖質による血糖値上昇」と「アセトアルデヒドによるAGEs促進」のダブルリスクに注意が必要です。 また、喫煙もAGEsの蓄積を加速させる要因として知られています。完全に禁止する必要はありませんが、飲酒の頻度や量を見直す、休肝日を設けるなど、できるところから改善していきましょう。 進行した糖化は治すことができる? 残念ながら、一度生成されたAGEsは体内で自然に分解されにくく、完全に元に戻すのは難しいとされています。 ただし、肌を構成するコラーゲンは数年かけて少しずつ入れ替わります。つまり、今から糖化の進行を抑える生活を続ければ、長期的に見て肌の状態が改善していく可能性は十分にあるのです。 ここまで紹介してきた食事や生活習慣の見直しは、年齢に関係なく今日から始められるものばかりです。少しずつでも良いので、取り入れてみてください。 まとめ|糖化は食生活や生活習慣を見直して対策しよう 糖化とは、余分な糖がタンパク質と結びついて老化物質AGEsを生み出す反応です。肌の黄ぐすみやシワ、疲労感、さらには動脈硬化などの病気リスクにもつながるため、見過ごせない問題といえます。 とはいえ、糖化は日々の工夫で進行を大幅に抑えられます。今日から始められる対策として、以下の3つを意識してみてください。 白米を玄米に置き換えるなど、低GI食品を選ぶ 野菜から食べる「ベジタブルファースト」を習慣にする 食後に10分程度のウォーキングを取り入れる 糖化を完全に防ぐのは難しくても、進行を遅らせるのは誰にでもできます。「今日の食事から1つ取り入れてみよう」などの気軽な一歩から、無理なく続けていきましょう。 糖化に関するよくある質問 糖化に効くサプリはある? AGEsの生成を抑える作用が研究で報告されている成分はいくつかあり、サプリメントとしても市販されています。 代表的なものは以下の3つです。 成分 報告されている作用 研究の状況 αリポ酸 糖の代謝を促進し、AGEsの蓄積を抑える。抗酸化作用もあわせ持つ 2型糖尿病患者を対象とした臨床試験で、6か月間の摂取によりAGEsレベルが低下したと報告されている ビタミンB6(ピリドキサミン) AGEsの原因となる反応性カルボニル化合物を捕捉し、糖化を抑制する 人体を対象とした介入研究があり、抗糖化メカニズムも確認されている カルノシン 糖化の中間体(グリオキサールなど)と反応し、AGEsの形成を防ぐ システマティックレビューで36件中34件の研究がAGEs抑制効果を確認。ただしヒト臨床試験は2件のみ (文献2) ただし、サプリメントはあくまで食事や生活習慣の見直しを補助する位置づけです。サプリだけで糖化を防げるわけではないため、まずは食生活の改善を優先した上で、補助的に活用しましょう。 糖化が進行すると糖尿病になる? 糖化がそのまま糖尿病になるわけではありませんが、両者は深く関係しています。 糖分や炭水化物の摂りすぎが続くと、血糖値を下げるインスリンの分泌が過剰になったり、インスリンが効きにくくなったりするのが主なメカニズムです。やがて「血糖値が高いまま下がらない状態」、つまり糖尿病につながる可能性があります。 糖尿病が進むと神経障害や視力の低下、腎臓の機能低下といった合併症のリスクも出てきます。 こうした事態を防ぐためにも、今回の記事で紹介した低GI食品の選択や食べる順番の工夫、適度な運動を日頃から意識して、糖化を進めない生活を心がけましょう。 参考文献 (文献1) 見直される糖尿病の食事療法|日本糖尿病学会誌第56巻第12号 (文献2) Carnosine and advanced glycation end products: a systematic review|PubMed
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健康生活!寒い季節は暖かいお味噌汁!工夫して多くの野菜を採りましょう
健康生活!寒い季節は暖かいお味噌汁!工夫して多くの野菜を採りましょう みなさん、こんにちは! 最近食事で気を付けていることがあります。 それは、3食のうち、どこかで味噌汁を食べるようにしていることです。 お味噌汁に沢山の野菜を入れることで野菜の栄養を得られればと考えました。 実際、一度に多くの野菜を食べることが難しい根菜類も我が家では煮詰めた 野菜の旨味を活かした「味噌汁」を食べることで身体を暖めるようにしています☆ このお味噌には身体に嬉しい栄養がいっぱいあるのです! 特に以下は見逃せません。 〇乳酸菌 〇タンパク質 〇大豆イソフラボン ・・・など聞き慣れたいかにも身体、お肌にも良さそうな物が含まれています♪ 根菜類には食物繊維やビタミンが豊富に含まれているので 是非冬の寒い時期にこそ具だくさんの根菜味噌汁を食べてみてはいかがでしょうか? 根菜類の他に・・・ 玉ねぎ、豆腐、生姜、長芋を 入れると美味しいですよね! 好きなものを入れてご自身の好きな味を見つけてみてくださいね♪ 写真は、お休みの日に野菜中心のランチプレートを作ってみたものです! 鶏の唐揚げにみえるものは大豆ミートです♪ 言われないと分からないくらいに鶏の唐揚げそっくりに出来て大満足でした! このように野菜を使って工夫すれば身体に優しいもの、身体が喜ぶものを楽しく食べることができる上、腸内環境が整いデトックスさえも期待できてしまいます♪健康な生活を送るためにはバランスの取れた食事が欠かせませんからね! その意味でも野菜は栄養価が高く、私たちの健康をサポートしてくれます。そこで、色々な野菜を工夫して取り入れる注意点をご紹介します。ちょっとしたことを知っておくことで食事のバリエーションを増やすことができて楽しみながら健康な身体を手に入れることができますよ! 旬の野菜を活用しましょう 旬の野菜は新鮮でおいしく、栄養価も高いと言われています。たとえば、年中見かける、ほうれん草やブロッコリーは冬が旬だって知ってました。春なら新たまねぎやアスパラガス、夏はトマトやキュウリ、秋にはかぼちゃや、サツマイモなどがあります。季節にあわせて旬の野菜を積極的に選んでレシピを探したり新しい料理に挑戦してみるのもお勧めです。食事が一層楽しくなります。 まとめ・健康生活のために 健康的な生活を送るためには、様々な野菜をバランスよく摂取することが重要です。単調な食事では飽きてしまったり、栄養の偏りが生じることがあります。 そこで、旬の野菜を活用したり、冬には温かくておいしいお味噌汁や、カラフルなサラダにも挑戦したり、野菜を主役にした料理を試すことで、多様な野菜を楽しく取り入れることができます。 野菜をしっかり取り入れて、健康な身体を維持しながら美味しい食事を楽しみましょう。健康的な食事は心身のバランスを整え、より豊かな生活をもたらしてくれます。 まだまだ寒い日が続きそうですね。 身体を暖めながら沢山のお野菜を食べて免疫を高めていきましょう!
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春の七草の覚え方|語呂合わせ・植物の種類・効果とともに紹介
春の七草は古くから人日の節句(1月7日)に食されてきた7種類の植物(野菜)です。 近年では毎年1月7日になると、スーパーマーケットに七草がセットで置かれている光景を目にするのも珍しくありません。 平安時代の頃には七草を用いた粥(かゆ)を食べる風習が定着しており、かつては食物が乏しい冬の貴重な栄養食でした。 現在では年末・年始に増えやすい暴飲暴食で疲れた胃を休める目的で食べられています。 今回は七草がゆに用いられる春の七草の覚え方や、それぞれの食材に期待できる効果を解説します。 春の七草の覚え方|順番や語呂合わせを工夫して覚えよう 春の七草の覚え方はいくつかありますが、代表例として以下の3つが挙げられます。 短歌調(五・七・五・七・七) 七五調 頭文字をとった語呂合わせ 短歌調の形式で覚えている方も多いのではないかと思いますが、一風変わった覚え方もあるのでご一読ください。 短歌調(五・七・五・七・七) 春の七草の短歌調の覚え方としては以下がよく知られています。 「セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ・春の七草」 源氏物語の注釈書である河海抄では以下のように読まれています。(文献1) 「セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ・これぞ七草」 七五調 古今和歌集や新古今和歌集で好まれた七五調では、春の七草を次のように覚える方法があります。 「スズナ・スズシロ・セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ」 ただし、春の七草の七五調での覚え方は例が少なく、一般的には短歌調で覚える方が多いようです。 頭文字をとった語呂合わせ 春の七草の変わった覚え方として次のような語呂合わせがあります。 「セナはゴッホとすずが2つ好き」 それぞれ、セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロの頭文字を取っています。 「セナはスースー、ゴホッ」 こちらも春の七草の変わった覚え方の一つです。 そもそも「春の七草」とは?どんな植物(野菜)なのか紹介 春の七草は以下のとおりです。 呼び名 漢字 備考 せり:別名、シロネグサ 芹 せり科の多年草 なずな:ぺんぺん草 夏無(薺) アブラナ科の越年草、昔は普通の食材 ごぎょう:別名、おぎょう 御形(母子草) キク科の越年草、薬草 はこべら:別名、アサシラゲ 繁縷(小繁縷) ナデシコ科の越年草、薬草 ほとけのざ:別名、クオニタビラコ 仏の座(小鬼田平子) キク科の越年草 すずな:カブ 鈴菜・菘(蕪) 小さく白いカブ すずしろ:ダイコン 清白(大根) ミニサイズの大根 次項ではそれぞれの植物(野菜)についてさらに詳しく解説します。 セリ セリ(芹)はシロネグサの別名を持つ、セリ科セリ属の多年草です。 日本原産の植物で田んぼのあぜ道や湿地などに自生しており、独特の食感と香りが特徴で古くから食用として利用されています。 若葉が競り合うようにして成長し背丈を伸ばすことからセリの名が付けられています。 食用にする際は根元を切り落とし、根っこは茹でて火を通し、茎と葉は軽く茹でる程度に熱を入れるのが一般的です。 ナズナ ナズナ(薺)はペンペン草やシャミセングサの別名を持つ、アブラナ科ナズナ属の一年生植物(越年草)です。 都会でも道端に自生しているのを見かけるケースが多く、若苗や若葉を食用にします。 ナズナは秋に発芽して冬を越し、夏になると枯れることから夏無と呼ばれ、転じてナズナの名が付けられたとの説があります。 ゴギョウ ゴギョウ(御形:オギョウとも)はキク科ハハコグサ属の二年草(越年草)で、ハハコグサ(母子草)の古名です。 ハハコグサの名は茎葉全体に白い毛がほほける(ほおけ立つ)ことに由来しています。 古名のゴギョウは、桃の節句に厄除けとして御形と呼ばれる人形を川に流した古代の風習に由来すると考えられています。 若い茎もしくは葉を食用にするのが一般的です。 ハコベラ ハコベラ(ハコベ:繁縷・小繁縷)はアサシラゲやヒヨコグサの別名を持つ、ナデシコ科ハコベ属の一年草です。 コハコベとミドリハコベを総称してハコベと呼んでおり、いずれも古くからハコベラの名で親しまれてきました。 本草和名には「波久部良」の名が見られ転化してハコベラと呼ばれるようになったと考えられていますが、語源に関しては明らかにされていません。 春先の柔らかい先端部を食用にします。 ホトケノザ ホトケノザ(仏の座)はコオニタビラコ(小鬼田平子)の古名で、キク科ヤブタビラコ属の越年草です。 ロゼット様の葉が仏の台座に見えることから、ホトケノザの名がつけられた経緯があります。 田平子の名は田んぼや畔に張り付く様子からその名が付けられており、名前の通り水田や畑で多く見かけられます。 茎が立つ前の根出葉を食用にします。 スズナ スズナ(鈴菜・菘)はアブラナ科アブラナ属の二年草(越年草)であるカブ(蕪)の別名で、スズナ以外にもカブナやカブラナ、ホウサイ、ダイトウナなど多くの別名があります。 カブの丸い実の形が錫製の瓶子に似ていたことから、スズナの名が付けられたとの説が有力です。 寒い時期になると甘みが強くなり、実と葉が料理に用いられます。 スズシロ スズシロ(清白)はアブラナ科ダイコン属の越年草であるダイコン(大根)の別名です。 古語でスズは青を、シロは白を意味しており、大根の根が白く穢れ(けがれ)がない様子からスズシロの名が付けられたとの説が有力です。 当たり役がない役者を「大根役者」と呼びますが、大根はいくら食べても食あたりを起こさないほど消化に良い食べ物の一つです。 大根は実も葉も食べられます。 春の七草は縁起が良い食べ物でもある 七草がゆは古くから健康や長寿を願い食べられてきましたが、春の七草は以下で示す通り縁起が良い食べ物としても知られています。 七草の種類 縁起 意味 セリ 競り勝つ 勝利や成功を願う ナズナ 撫でて汚れを払う 邪気を払い無病息災を願う ゴギョウ 仏様の身体 日常生活における平安や世界の平和を願う ハコベラ 繁栄がはびこる 一族の繁栄や発展を願う ホトケノザ 仏様の安座 日常生活における平安や世界の平和を願う スズナ 神を呼ぶ鈴 神様のご加護を願う スズシロ 穢れのない純白 身や心の清潔を保つ 春の七草は「七草がゆ」として1月7日に食べるが一般的 七草がゆは一年の無病息災を願う目的で、平安時代から人日の節句(1月7日)に食されてきた行事食の一つです。 古代の日本にはもともと野草の若芽や茎などを粥に入れて食べる習慣がありましたが、中国から伝来した人日の風習が加わり、1月7日に七草がゆを食べて無病息災を祈る人日の節句が制定されました。 関東地方では1月6日の夜に七草をまな板の上に乗せ「七草なずな 唐土の鳥が 日本の国に 渡らぬ先に ストトントン」と歌いながら包丁の背などでたたいて細かくし、翌朝の朝食の粥に用いたとの説があります。 現代ではクリスマスやお正月と続くイベントで疲れた消化管を休める意味も込めて、1月7日に胃に優しい七草がゆを食べる習慣が定着しています。 春の七草は効能とセットで覚えれば忘れにくい 春の七草にはさまざまな成分が含まれており、健康を増進する際に有益です。 主な成分および期待できる効果は以下のとおりです。 セリ:貧血予防 ナズナ:生活習慣病予防 ゴギョウ:鎮咳 ハコベラ:歯周病予防 ホトケノザ:健胃 スズナ:肌荒れ予防 スズシロ:整腸 セリには鉄分やカリウムが含まれており、貧血やこむら返りを予防する効果が期待できます。(文献2) ナズナにはビタミンAやB1・B2・C・E、カルシウム、鉄分などが含まれており、生活習慣病や骨の健康維持に効果的です。(文献3) ゴギョウ(ハハコグサ)は生薬「鼠麹草(そきくそう)」として、鎮咳・去痰・扁桃炎・のどの腫れに用いられてきました。(文献4)また、かつては歯磨き粉として使用されていたハコベラは歯周病の予防に役立つとされています。 食物繊維が豊富なホトケノザやスズナ、アミラーゼを多く含むスズシロには、消化を助けて胃腸を健康に保つ効果が期待できます。(文献5) 春の七草は特徴や効果と一緒に覚えて毎年楽しんで食べましょう 旬の野菜は栄養価が高く、健康増進のために積極的に取り入れることが推奨されています。 春の七草も寒い時期に旬を迎えるため、1月7日に七草がゆにして食べると、年末年始の疲れた胃腸を休めるのに効果的です。 今回ご紹介した方法で七草の名前や特徴、効果などを覚えて、家族やパートナーと楽しんで食べましょう。春の七草は縁起が良い食べ物でもあり、受験を控えたお子さんと一緒に食べるのもおすすめです。 季節の変わり目には七草で身体の調子を整え、より専門的なケアが必要なときは再生医療の選択肢もあります。 セルフケアで改善が難しい身体の不調がある方は、リペアセルクリニックまでお気軽にご相談ください。 参考文献 (文献1) 東邦大学「春の七草・秋の七草」 https://www.lab2.toho-u.ac.jp/phar/yakusou/nanakusa.pdf(最終アクセス:2025年5月22日) (文献2) JAグループ「春・冬の旬野菜セリ」 https://life.ja-group.jp/food/shun/detail?id=55(最終アクセス:2025年5月22日) (文献3) チバニアン兼業農学校「ナズナの魅力と活用法を紐解く」 https://chibanian.info/20240504-929/(最終アクセス:2025年5月22日) (文献4) 公益社団法人日本薬学会「ハハコグサ」 https://www.pharm.or.jp/flowers/post_34.html(最終アクセス:2025年5月22日) (文献5) 八雲総合病院「1月が旬の大根の豆知識」 https://hosp.town.yakumo.hokkaido.jp/modules/dietitian_blog/index.php?page=detail&bid=138(最終アクセス:2025年5月22日)
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カニは栄養満点のスーパーフード!各種効能を紹介
カニは栄養満点のスーパーフード!各種効能を紹介 皆様、こんにちは。 いよいよカニの美味しい季節がやってきましたね🦀✨ 実はカニは美味しいだけでなく、栄養価もきわめて高いのです! カニが驚くべきスーパーフードであるのをご存知でしたか? 今回は、スーパーフードとしてのカニの魅力をお話しします。 カニの栄養素にはさまざまな効能がある カニにはさまざまな栄養がたっぷり含まれています。 その栄養が病気を予防したり、健康を促進すると言われています。 ・タンパク質 ・オメガ3脂肪酸 ・ビタミンB12 ・セレン ・タウリン とくにこのあたりは、とてもありがたい栄養成分です! それぞれ詳しく見ていきましょう。 タンパク質 カニは、低脂肪ながらたくさんのタンパク質を含んでいます。 そのため、太りにくい体質を維持したり、筋肉を作ったり、体の組織を修復したりする上で役立つでしょう! タンパク質が足りないと、免疫が低下したり、筋肉量が落ちたりするので、たいへんです。 しかしカニをたくさん食べられれば、十分な量のタンパク質を摂れるでしょう! ただ、毎日カニを食べるのは、なかなかたいへんなので、普段から牛肉などタンパク質が豊富な肉類を食べるようにしたいですね! オメガ3脂肪酸 カニには、オメガ3脂肪酸もたっぷり含まれています。 これは、動脈を柔らかくして心疾患にかかるリスクを減少させる効果があるとされています。 心臓病や脳梗塞、心筋梗塞などを予防できるわけですね! またオメガ3脂肪酸は、脳機能にとっても良いとされ、ボケ防止などの効果が期待できます。 ビタミンB12 ビタミンB12は、人間のからだにとってとても大切な赤血球を作るために必要です。 赤血球がないと、からだに栄養が行き渡りません。 しかしビタミンB12によって赤血球が作られれば、貧血や神経障害を予防できます。 また自律神経を安定させてくれるので、メンタルが安定する効果も期待できそう。 セレン カニには、抗酸化作用が高いセレンも豊富に含まれています。 セレンといえば、がんの予防に効果があるとされる、とても大切な成分。 細胞をダメージから守ってくれます。 さらに甲状腺の機能を高めて、代謝を高める効果も。 その他、血栓症や乳房炎、免疫低下などを予防する力があります! ただしセレンを摂りすぎると、腹痛や疲労感などがあらわれます。 カニの食べ過ぎには注意しましょう! タウリン タウリンはアミノ酸の一種ですね! 体内の状態を、一定に保つ「ホメオスタシス」と呼ばれるはたらきを持っています。 また、肝臓の働きを活発にする機能があると言われています。 さらに悪玉コレステロールや中性脂肪を減らす効能も。 お酒を飲み過ぎたり、油物を食べ過ぎたりしたとき、タウリンは頼れる成分になりそうですね! ちなみに、タウリンは水溶性の成分。 カニ鍋などを食べる時は、出汁も一緒に飲むようにすると良いでしょう。 カニのカロリーは低め カニは、タンパク質が豊富でありながら低カロリー。 脂肪や糖分も少ないため、ダイエットにも最適。 100gあたり106kcal程度で、タンパク質は25gほど含まれています。 しかし、脂肪はたったの0.7gくらいしか含まれていません。 美味しいだけではなく、さまざまな栄養素を含んでいて、しかも太りにくい、魅力的な食材なわけですね! カニは美容にも役立つ 栄養満点のカニは、健康だけではなく、美容にも役立ちます! ここでは、美容効果が期待できる成分をチェックしましょう。 ナイアシン 皮膚や粘膜の状態を整える。 亜鉛 肌の修復を助けたり、ハリやツヤを出したりする。 また、髪の毛などの原料となる。 アスタキサンチン ビタミンEの1,000倍ほどの抗酸化作用があるとされる成分。 抗酸化作用で肌を守り、美白や美肌、アンチエイジングの効果が期待できる。 セレン 抗酸化作用で、紫外線などから肌を守る。 老化を防ぎ、しみ、しわがあらわれるのを予防する。 カニがこれほどのスーパーフードだったとは、驚きですよね。 ずいぶんとありがたみを感じるのではないでしょうか? カニはそれなりに高価ですが、食べる機会があれば、おいしさを楽しむとともに、健康、美容に効く栄養をたっぷりと摂りたいものですね!
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名医がいる病院やクリニックの特徴
名医がいる病院やクリニックの特徴?! こんにちは 多くの人にとって健康は何物にも代え難い大切なものですね。 一生、ケガも病気しないなら良いのですが、そうはいかないものです。 私たちのクリニックにも毎日、多くの患者様がお見えになります。 関節の問題で手術を避けたいとお越しいただく方や、脊椎損傷や、糖尿病、肝臓、脳卒中などの疾患でご来院頂く方もいらっしゃいます。 ご存知でしょうか? 再生医療は、これまでにない新しい治療法であるため、普段に受診される病院や医院、クリニックで、出会えない特別な治療方法です。 最初は、カウンセリングから始められる方、遠方からお越しになる等、カウンセリングからすぐに治療をお受けになる方など、色々な診察パーターンがあります。 当院の再生医療は、自己脂肪細胞由来の幹細胞治療です。おなかの脂肪をほんの数粒取って約6か月。数千万から1億以上に培養した幹細胞を冷凍することなく、生きたまま、注射や点滴で投与し、症状の改善を図ります。 ご来院当初は、初めて受ける再生医療への期待と不安が入り混じった表情であったものが、投与が終わり、お見送りする際には「ホッとされた表情」と共に「希望に満ちた表情」へと代わっておられるのが印象的です。 これから数か月、投与された幹細胞がそれぞれの症状で膝や股関節、肩腱板などで軟骨を増やしたり、お身体なら弱った部分、痛んだ部分に張り付いて自己治癒力を用いて改善が始まります。 当院の坂本先生は、患者様のお話をよくお聞きなられます。カウンセリングから、実際の治療まで、非常に丁寧に寄り添われます。 最初、不安なお顔をされていた患者様が、お帰りになるころには期待と希望に満ちた表情になれれるのはそのせいだと思っています。 そして数か月後、「痛みが消えた」「改善した」「歩けるようになった」「杖が不要になった」「しびれが取れた」「感覚が戻った」「筋力が向上した」「血液の数値が改善した」などなどの嬉しいお声が届きはじめます。 そんなお話に触れるたび私たちも嬉しくなります。 名医の存在を理解するために 患者様から「先生は名医ですね!」というお話をお聞きするのはこの辺りです。 患者様から「名医」と直接言っていただけるのは、お役に立てた証として本当に誇らしく思います。そして、その症例数も2000例を超えてまいりました。 このように「良い感想」が毎日のように届く循環がクリニック内を明るくし、「良い雰囲気」で満たし患者様にも伝わります。 つまり、診察に出かけた医療機関では、まず雰囲気を感じたり、ご覧になれば、そこに名医がいるか、いないかのヒントになるのではないかと思います。 クレームがあるのか働く従業員が前向きではないと、雰囲気が悪かったり、ぞんざいな対応や清潔感へのコダワリがないなど患者様への気遣いが感じられなくなるものです。そうなるとおのずと診療の内容も想像が付くのではないでしょうか。 名医とは、「豊富な知識」、と「豊富な経験」、そこから導かれる「結果」という医療としての部分、加えて「患者様に寄り添うことができる」「症状を患者さんの目線で分かりやすく説明できる」という心の部分が必要ではないかと思います。 その意味で当院を見てみると、豊富な知識と経験を持った院長(再生医療認定医)がいて、多くの症例数という結果を持ち、スタッフをはじめ、多くの患者様の笑顔があふれているという意味で手前味噌ですが「名医がいる」ということになるのかもしれません。 是非一度ご来院の上、診察をお受けになり、その真贋をお確かめください。 これからも患者様お一人ひとりに寄り添い、ご症状の改善に向けてお手伝いしてまいります。 リペアセルクリニック 東京院 お問い合わせ✉️ TEL☎️0120-706-313 (完全予約制10:00-19:00) ▼厚生労働所 再生医療認定医:坂本貞範について 東京と大阪にリペアセルクリニックを開設、再生医療で患者さんの笑顔を取り戻すために奮闘中
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栄養ドリンクと薬の飲み合わせは有効?注意点を踏まえスタッフが解説!
体調がすぐれないとき、仕事が忙しいとき、栄養ドリンクを飲むことがありますよね。飲むとシャキッとできるので、助かります! しかしちょっと気になるのが市販薬との飲み合わせ。栄養ドリンクとドラッグストアのお薬、または漢方やサプリメントといっしょに摂って良いのか、ちょっと心配ですよね。 今回はそんな栄養ドリンクの飲み合わせに関して学んでいきましょう! 栄養ドリンクと市販薬(お薬・漢方・サプリ)の飲み合わせにご注意! 今回は栄養ドリンクと、以下の市販薬との飲み合わせに関して学びましょう。 ・お薬 ・漢方 ・サプリ それぞれ一つずつ見ていきましょう。 栄養ドリンクと風邪薬の飲み合わせについて まずは、栄養ドリンクと風邪薬の飲み合わせ。このふたつを組み合わせると、なんだか効果が倍増しそうですね。 実は私も過去に「風邪を早く治したい!」と思い、この組み合わせで飲んでいました。しかし、おすすめはできません。 栄養ドリンクと風邪薬、両方にカフェインが含まれる場合があるからです。そうするとカフェインの摂りすぎで、不眠や頭痛、イライラなどの症状を感じるかもしれません。 風邪薬を飲みつつ栄養ドリンクも飲むなら、カフェインフリーのものを選びましょう。 カフェインは痛風の原因でもありますからね。 風邪薬を飲んだとき、うっかりカフェイン入りの栄養ドリンクを飲んでしまわないよう、注意しましょう! それ以外にも以下の飲み物にはカフェインが含まれています。風邪薬と一緒に飲むのは避けましょう。 コーヒー 紅茶 緑茶 コーラ 栄養ドリンクは、風邪を治すための飲み物ではありません。「疲れがひどいとき」や「仕事や勉強の正念場」など、ここぞ!というときに飲むものと知っておきましょう。 なお、風邪薬を飲んだあと、栄養ドリンクでなく別の薬を飲むことも。注意したい飲み合わせに以下があります。 風邪の際に注意すべき飲み合わせ ・風邪薬 と 咳止め ・風邪薬 と 痛み止め(解熱鎮痛剤) ・風邪薬 と アレルギー薬(抗ヒスタミン系) どうしても咳や痛みをおさえたいなら、事前に医師や薬剤師に相談されるのをおすすめします。 栄養ドリンクと漢方薬の飲み合わせについて また、「栄養ドリンクと漢方なら大丈夫!」と自己判断して、薬と飲み合わせることがあります。そして実際、あまり問題は起こりません。 しかし天草と呼ばれる植物が使われている漢方、たとえば葛根湯との組み合わせには注意。栄養ドリンクは天草のエキスとの相性が悪く、血圧が上がったり、むくみがひどくなったりするかも。 それぞれに同じ作用をもたらす成分があり、効き目が強く出過ぎるかもしれません!葛根湯との組み合わせには注意しましょう。 ほかにも栄養ドリンクと合わない漢方があるかもしれません。心配なら、事前に医師や漢方医に確認しましょう! 栄養ドリンクとサプリメントの飲み合わせについて 栄養ドリンクとサプリメントは、一緒に飲んでも、あまり問題ありません。ただし両方に生薬が使われている場合は、思わぬ相互作用が起こるかもしれません! 生薬が入っているもの同士の飲み合わせは避けるのが無難。それ以外では、処方された薬や市販薬ほど飲み合わせを気にする必要はありません。 どうしても心配なら、栄養ドリンクとサプリメントのメーカーそれぞれに、「一緒に飲んでも良いか?」と確認すると良いでしょう! \まずは当院にお問い合わせください/
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「冷えは大敵」って本当?体調や美容に与える影響と今日からできる対策
「冷えは大敵」と、よく耳にしますよね。 実は、冷えは手足が冷たくなるだけの問題ではなく、血流の低下や自律神経の乱れ、免疫機能への影響など、体全体に関わる不調の引き金になる可能性があります。とくに女性は体の構造上、冷えの影響を受けやすいといわれています。 今回は、「冷えは大敵」といわれる理由や、体にあらわれる不調、日常生活でできる対策について、専門的な視点も交えながら、わかりやすく解説していきます。 ご自身の体をいたわるきっかけとして、ぜひ参考にしてみてください。 「冷えは大敵」といわれる理由 「冷えは大敵」とよくいわれるのは、冷えによって血流が低下し、体のさまざまな不調につながる可能性があるからです。 冷えを感じやすくなる主な仕組みは、以下のとおりです。 寒さにさらされると、体は深部体温(体の中心の温度)を守ろうとする 手足などの末端の血管が収縮し、血流が減少する手足への血流が減ることで、冷えを感じやすくなる 冷えた状態が続くと、手足の冷えや腰・肩のこりなどの不調につながることがある 日常生活では、手足や下半身を意識して温める工夫が大切ですね。 靴下やレッグウォーマーで末端を守り、入浴で全身をしっかり温めることで、血流を保ちやすくなります。 こうした習慣を取り入れることで、冷えによる不調の予防につながるでしょう。 女性が体を冷やしてはいけない理由 女性が体を冷やしてはいけないといわれる背景には、いくつかの身体的な特徴があります。 男性より筋肉量が少ないため冷えやすい 女性ホルモンによって寒さへの反応が変化する場合がある 冷えが生理トラブルにつながる可能性がある 女性は男性に比べて筋肉量が少なく体温を生み出す能力が低いため、寒さにさらされると、冷えを感じやすい傾向があることが示唆されています。(文献1) 筋肉は体温を生み出す重要な器官です。 筋肉量が少ないと熱産生が低く、寒さへの対応力も弱くなります。 また、女性ホルモンは体温調節に関わっており、月経周期によって体温の調節レベルが変化する可能性が示されています。(文献2) 冷えと生理トラブルの関係も、女性にとって重要なポイントです。 体が冷えると子宮や骨盤周囲の血流が滞りやすくなり、以下のような症状につながる可能性があります。 生理痛の悪化 月経周期の乱れ PMS(月経前症候群)の悪化 「最近生理痛がひどくなった」「周期が不安定」と感じている場合、冷えが一因となっているかもしれません。 女性にとって冷えは、日常の不調だけでなく婦人科系の健康にも関わる問題です。毎日の習慣の中で、意識的に体を冷やさない工夫を取り入れていきましょう。 体が冷えると起こる症状 体が冷えると起こる主な症状は、以下のとおりです。 項目 主な症状 美容への影響 肌荒れ くすみ むくみ 自律神経の乱れによる症状 不眠 疲労 めまい 身体への症状 手足の冷え 頭痛 肩こり 腰痛 消化器への症状 食欲不振 消化不良 下痢 免疫力の低下による症状 風邪をひきやすい 体調を崩しやすい 感染症が長引く 詳しく紹介します。 美容への影響 血流が滞ると、肌細胞に酸素や栄養が届きにくくなり、肌荒れやくすみ、むくみなどの美容トラブルが起こりやすくなると考えられています。 「最近なんとなく顔色が冴えない」と感じるときも、実は冷えが影響しているかもしれません。 日常生活で体を温める工夫をすることは、健康だけでなく、美しい肌やいきいきとした印象を保つ上でも大切といえます。 自律神経の乱れによる症状 冷えは自律神経の働きと関係していると考えられ、不眠や疲労、めまいなどの症状につながることもあります。 自律神経は、体温の調整や血流、内臓の働きなどをコントロールする重要な役割を担っています。 私たちが意識しなくても、体のバランスを整えてくれている存在です。 冷え症の人を対象とした小規模な研究では、自律神経のバランスに特徴がみられ、手足の血流や皮膚の温度が低い傾向があると報告されています。(文献3) 自律神経の働きが変化すると、さらに冷えを感じやすくなる可能性があります。 体を温める習慣は、体調を整える一助になるかもしれません。 身体への症状 血流が悪化すると、全身の細胞に十分な酸素や栄養が届きにくくなります。 その結果、以下の様な不調が現れることがあります。 手足の冷え 頭痛 肩こり 腰痛 血液は、酸素や栄養素を全身へ運ぶとともに、体内で生じた老廃物を回収する役割を担っています。 血流が滞ると筋肉に十分な酸素が供給されにくくなり、肩や腰のこりや痛みにつながることがあります。 「体質だから」とあきらめる必要はありません。 冷えを意識して体を温める習慣を取り入れることで、不調の改善に役立つ可能性があります。 消化器への症状 体の芯が冷えて血流が低下すると、胃や腸などの消化機能が十分に働きにくくなり、以下のような症状が現れることがあります。 食欲不振 下痢 消化不良 胃の不快感 消化管は、食べ物の消化や栄養の吸収を行うために、十分な血流によって支えられています。 しかし、体が冷えると体温を保とうとして血管が収縮し、内臓への血流も低下します。 胃腸の不調を感じたときは、食事内容だけに目を向ける必要はありません。 体を冷やさない生活習慣の意識をもつことも、改善の一助になります。 免疫力の低下による症状 体が冷えると、免疫機能に影響を及ぼして以下のような症状がみられる可能性があります。 風邪をひきやすくなる 体調を崩しやすくなる 感染症が長引きやすくなる 血液は酸素や栄養素だけでなく白血球を全身へ届ける役割を担っています。 白血球は、細菌やウイルスなどの異物を認識し、排除する働きを持つ免疫細胞です。 冷えによって血流が滞ると、免疫細胞が必要な場所へ行き渡りにくくなり、細菌やウイルスに対する防御反応が弱まることがあります。 体の芯が冷える状態が続くときは、生活習慣を見直すチャンスです。 体温や血流を意識したケアを取り入れることで、健やかな毎日を目指しましょう。 冷えを防ぐために今日からできる習慣 冷えは血流や自律神経、免疫機能など体のさまざまな仕組みに影響を与えます。 とはいえ、冷え対策に特別なことは必要ありません。 毎日の生活習慣を少し見直すだけで、冷えにくい体に近づくことができます。 ここでは、今日から取り入れやすい3つの習慣を紹介します。 身体を冷やさない生活習慣 適度な運動習慣 食事の工夫 この3つは「熱を逃がさない・熱を作る・熱の材料を整える」という、それぞれ異なるアプローチから冷え対策に働きかけます。どれか1つでもいいので、できることから始めてみてください。 身体を冷やさない生活習慣 冷えを防ぐためには、身体を冷やさない意識が大切です。小さな工夫がうれしい変化につながるかもしれません。 とくに意識したいポイントは以下のとおりです。 お腹や首、手首、足首を冷やさない 入浴を習慣にする お腹や首、手首、足首などは血管が皮膚の近くを通っており、外気の影響を受けやすい部位です。 腹巻きやレッグウォーマーを活用するのも良い方法です。外側からやさしく守ってあげましょう。 また、入浴も身体を温める習慣の一つです。 40℃前後の湯船にゆっくり浸かると、体の芯からしっかりと温まります。 日々の生活の中で身体を冷やさない工夫を積み重ね、冷えの予防や体調管理につなげましょう。 適度な運動習慣 冷え対策において、適度な運動は「体の中から熱を作る」という点で重要な習慣です。 運動によって筋肉を動かすことで熱が産生され、体温の維持につながります。また、血流も促進されるため、冷えの改善に直接働きかけます。 以下は、厚生労働省が目安としている成人の運動量です。(文献4) 1日60分程度の歩行(約8,000歩)を目安に体を動かす 週に60分以上のやや息が弾む運動 筋力トレーニングを週2~3日程度行う すべてを行う必要はありません。できる範囲で取り入れることが大切です。少し体を動かすだけでも血流は変わります。 食事の工夫 冷え対策は、体の外から温めるだけでは不十分です。 食事を見直すことで、体の内側から熱を生み出しやすい状態を整えることができます。 食材には、旬や産地、加工の程度などによって、体を冷やしやすいもの・温めやすいものがあるとする考え方があります。(文献5) 身体を冷やしやすい食材例 身体を温めやすい食材例 夏野菜 トマト きゅうり ナス 根菜類や冬野菜 にんじん ごぼう れんこん ほうれん草 南国の果物 バナナ オレンジ 発酵食品 味噌 納豆 精製された食品 白砂糖 白米 小麦製品 たんぱく質源 肉 魚 ただし、これらはあくまで一般的な分類であり、体への影響には個人差があります。 食事そのものにはエネルギー産生に伴う熱産生(食事誘導性熱産生)があり、1日3食を基本に整えることも大切です。 体内で熱を生み出すリズムを整えることは、冷えにくい体づくりの第一歩といえるでしょう。 まとめ|冷えを防いで健康維持につなげましょう 冷えは、単に手足が冷たくなるだけではありません。 血流や自律神経の働き、免疫機能など、体のさまざまな仕組みに関わっています。 女性の健康や美容にも影響を与える可能性があります。 「冷えは大敵」といわれるのも、こうした理由からです。 一方で、冷えは食事や運動などの生活習慣を見直すことで、予防や改善を目指せます。 冷え対策は、何もすべてを一度に完璧に行う必要はありません。できることから始めれば十分です。 まずは、無理のない範囲で取り組んでみましょう。 参考文献 (文献1) 冷え症の生理学的メカニズムについて|JSTAGE (文献2) 女性の寒さに対する生理的反応に対する卵巣ホルモンの影響 |PubMed (文献3) 冷え症の生理学的メカニズムについて|JSTAGE (文献4) 健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023 |厚生労働省 (文献5) 冷え対策!体をあたためる食材、冷やす食材|厚生労働省
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膝の痛み、股関節の痛み、関節症は早期治療がおすすめです
写真は、リペアセルクリニック東京院 膝の痛み、股関節の痛み、関節症は早期治療がおすすめです こんにちは。 燃え盛る夏の陽射しも和らぎ、陽の差していない時間帯では肌寒さを感じることも多くなりました。 夏の疲れが出やすい頃となりましたが、みなさまお元気にお過ごしでしょうか。 夏とはいえ、室内はエアコンの影響で思いのほか冷えるものです。夏であっても冷えると関節の痛みが増すことが多くみられます。室内の冷え対策にカーディガンや、薄手のひざ掛けなども有効でので対策にお試しください。 お身体は、建設は勿論ですが健康面からも、できるだけ冷やさないようお気をつけてお過ごしくださいませ。 当院は、膝・股関節の治療を「再生医療」で行うクリニックです ご来院されるお客様の疾患の中で多くみられるのが膝や股関節の「変形性関節症」です。 変形性関節症は加齢による変性や生活習慣、生活環境など様々な原因が積み重なって起こります。 初期だから大丈夫と言って診察を後回しにする方も多いですが、早期治療が大切です。 再生医療の早期であれば、かなり良い状態まで回復する可能性が高くなります。 当院の再生医療は初期から中期、末期といった幅広い症状の患者様に対応していますが初期の治療であれば効果が出やすくなっています。 お越しになられた患者様からは、「もっと早く再生医療に出会いたかった」というお声も耳にします。 関節に痛みや、違和感を感じておられる方は、ぜひ早めにご来院されることをお勧めいたします。 診察は完全予約制ですのでご予約いただければ、ご来院後にお待たせすることがありません。そのため、コロナウイルスで心配な密の状況が生まれませんので安心してご来院いただけます。 ご予約やご相談、ご質問などは、下記のお電話や、メールなどをお使いください。 お問い合わせが多く、お電話がつながりにくい場合は、メールでご指示いただければ当方よりご連絡させていただきます。 ・変形性ひざ関節症 ・変形性股関節症 ・半月板損傷 ・腱板損傷など、 ※関節のお悩みは、お気軽にお問い合わせ下さい。 再生医療について詳しいことは 再生医療での治療にご興味がある方は当院にお問い合わせいただき、診察をご予約ください。ご不安や、事前のお問い合わせ、お電話でのご相談は、無料ですのでご遠慮なくご連絡ください。 ・お電話での無料相談、ご予約 → 0120-706-313 ・メールでの無料相談、ご予約 → コチラ 手術せず入院も不要!再生医療の詳細は以下からもご覧いただけます ▶変形性ひざ関節症の再生医療 ▶変形性股関節症の再生医療 ▶半月板損傷の再生医療 ▶肩腱板損傷の再生医療 その他、ご不明な点などございましたらお気軽にお問い合わせ下さいませ(^ ^)
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再生医療|手術不要、入院不要という治療法
皆様、こんにちは! ここ最近は、涼しい日も増えてきて秋の気配を感じています。 さて今回は、よくご質問をいただく、 当院での治療について「入院しなくても治療ができるのか?」「手術も不要というが本当か?」についてお話をさせていただきます。 結論から申し上げると、当院で扱う治療は、すべて入院の必要はございません。手術も不要ですので、ご安心ください! これまで他の整形外科等でで手術が必要だと言われていても、当院での「再生医療なら手術もちろん、入院も不要」です。 手術を避けるたい、入院不要で元の生活を維持したいなら再生医療は、入院も手術も避けることができます! しかも、治療後も普段通りの生活を送っていただけます。 そんなことが本当に可能なのか?! 再生医療はこれまでになかった新しい医療分野です。通常の医療機関では分からない、不明な点が多いのが正直なところです。 再生医療の疑問点やご質問、また自身の症状に合うかなどは、以下よりご遠慮なくお問い合わせください。 無料でご相談を受けて頂けます。 ※再生医療のことで/ご自身やご家族の症状について 気になることや、お悩み、ご質問があれば、ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。 再生医療のリペアセルクリニック(東京、大阪) ・お電話なら無料でお問い合わせが可能です → 0120-706-313 ・メールでのお問い合わせも受け付け中 → こちらから 再生医療については → こちらをご参照ください
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エプソムソルトの効果5選!効果なしと言われている理由や使い方を解説
「エプソムソルトにはどんな効果があるの?」 「どのように使えば良いの?」 入浴剤としてのエプソムソルトについて、興味を持たれている方も多いことでしょう。 エプソムソルトは、硫酸マグネシウムと呼ばれるミネラルが主成分です。 エプソムソルトを入れての入浴には、さまざまな効果があります。 本記事では、エプソムソルトに期待できる5つの効果、より効果的に使う方法などを紹介します。 エプソムソルトを理解して、今以上に入浴を楽しみたいとお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。 当院「リペアセルクリニック」の公式LINEでは、再生医療に関する情報提供と簡易オンライン診断を実施しています。 気になる症状がある方は、ぜひ一度公式LINEにご登録ください。 エプソムソルトとは? エプソムソルトは、その名前から食塩の一種と思われやすいものですが、実際は「硫酸マグネシウム」の結晶です。 15世紀後半、イギリスロンドンの南にある、エプソムの町で発見されたのが名前の由来です。 見た目が塩のようだったため、「エプソム」の町で見つかった「ソルト」として、エプソムソルトの名前で広まったと言われています。 ヨーロッパでは数世紀もの長い間使われ続けており、日本でも広まりつつあります。 エプソムソルトは、無色無臭かつ中性であり、水に溶けやすい物質です。 最大の利点は、塩分を含まないことです。このため、一般的なバスソルトと異なり、浴槽の金属部分や配管をサビさせる心配がほとんどありません。 エプソムソルトの効果5選 エプソムソルトの効果としてあげられるのは、主に以下の5点です。 血行促進とむくみ解消 肌のバリア機能向上と保湿 筋肉の緊張緩和 冷え性の改善と深部体温の上昇 自律神経の調整と睡眠の質向上 血行促進とむくみ解消 エプソムソルトを溶かしたお湯に浸かると、皮膚表面のマグネシウムイオン濃度が高まり、効率よく体が温まります。 最大のメリットは、マグネシウムの機能により血管が広がり、全身の血行がスムーズになることです。血流が良くなることでリンパの流れも改善されます。 マグネシウムのもう1つの効果は、体内の余分な水分を排出する点です。これにより、足の重さやだるさ、むくみが解消され、軽さを実感できます。 肌のバリア機能向上と保湿 エプソムソルト入浴には、細胞レベルでのスキンケアを可能にするはたらきもあります。 1つ目のポイントは、セラミドの合成サポートです。肌のバリア機能を司るセラミドの合成を助け、内側からうるおう肌へと導きます。(文献1) 2つ目のポイントは、細胞のエネルギーを活性化させることです。細胞が活動するためのエネルギー代謝をサポートし、肌のターンオーバーを健やかに保つはたらきがあります。 エプソムソルトには、以下に示した美肌に関する効果もあります。 肌荒れからの回復をスムーズにする 酸化ストレスから肌を守り、エイジングケアに関与する 硫酸塩が角質を柔らかくし、毛穴の汚れを穏やかに除去する 肌のキメを整える 筋肉の緊張緩和 スポーツ医学やリハビリの現場では、エプソムソルトが持っている「筋肉をほぐす力」が古くから注目されていました。 筋肉がスムーズに動くためには、カルシウムとマグネシウムのバランスが重要です。カルシウムが緊張を促し、マグネシウムはリラックスを促します。 エプソムソルトは、温熱効果とマグネシウムのリラックス効果により、肩こりや腰痛、運動後の疲労回復をサポートする入浴剤です。 以下の記事では、腰痛緩和と温泉、および入浴の関係について解説しています。あわせてご覧ください。 冷え性の改善と深部体温の上昇 エプソムソルト入浴は、普通のお湯よりも温かさが持続しやすいと言われています。 その背景にあるものが、エプソムソルトと肌のタンパク質が結びついて作られる、目に見えない膜です。この膜が断熱材に似た役割となり、お風呂上がりの急激な放熱、いわゆる「湯冷め」を防ぎます。(文献2) エプソムソルトには、体の芯まで効率よく熱を届け、深部体温を上げる働きもあります。深部体温の上昇による主な効果は、基礎代謝および免疫力アップです。 一般的に、体温が1℃変化すると、基礎代謝は約12〜13%程度変化すると言われています。また、体温が上がることで、免疫細胞も活性化します。 自律神経の調整と睡眠の質向上 エプソムソルトに含まれるマグネシウムには、興奮した神経を落ち着かせる「GABA(ギャバ)」のはたらきをサポートする効果があります。 さらに、ストレスホルモンであるコルチゾールをおさえ、張り詰めた神経をほぐすはたらきもあります。(文献3) 睡眠の質を向上させるポイントは、入浴で深部体温を上昇させることです。人の体は、上昇した体温が下がるときに深い眠気を感じる仕組みになっています。 エプソムソルト入浴は、お湯だけで入るよりも効率よく体温を上げ、その後のスムーズな入眠を助けます。 エプソムソルトの効果的な使い方 エプソムソルトを効果的に使うポイントは、主に以下の2点です。 入浴時間および温度の設定 エプソムソルト濃度の設定 入浴時間および温度の設定 望ましい入浴時間は20分以内です。エプソムソルトは発汗作用が強いため、長湯はおすすめできません。 最初の10分で体の芯をじっくりあたためて、後半の10分で発汗を促します。 20分を超えると、のぼせや脱水症状、体力消耗の可能性があると覚えておきましょう。 お湯の温度は、40℃〜42℃がベストです。この温度設定には、2つのメリットがあります。 傷ついた細胞を修復する、ヒートショックプロテインの産生を促す 副交感神経がスムーズに働き、心身が深くリラックスできる 夏場や、ゆっくりと湯船につかりたいときは38℃前後でも差し支えありません。43℃以上の高温は、肌を乾燥させて、神経を高ぶらせてしまうため控えましょう。 エプソムソルト濃度の設定 エプソムソルトの効果を実感するためには、濃度設定も大切なポイントです。 目安は、自然の海水成分に近い0.1%〜0.2%です。 一般的な浴槽(150L)の場合、0.1%にする場合は150g、0.2%にする場合は300g入れましょう。一般的な計量カップ(200ml)1杯にエプソムソルトを入れると約240gになるため、150Lの浴槽であればカップ1杯弱が適量です。 まずは0.1%からスタートし、肌の状態や体感に合わせて調整しましょう。 エプソムソルトが効果なしと言われている理由 エプソムソルトは昔から疲労回復効果があると言われてきました。しかし最近の医学的調査では、その効果に疑問の声が上がっています。大きな理由は、皮膚のバリア機能です。 マグネシウムは水に溶けやすい性質ですが、皮膚表面を通り抜けて血液の中まで届くことは難しいとされています。 多くの研究でも、「お風呂に入れるだけで血中のマグネシウム濃度が上がることはない」と結論づけられている現状です。 エプソムソルト使用時の注意点 エプソムソルトを使用するときの主な注意点は、以下の2つです。 品質の確認と適切な製品選び 追い焚きおよび残り湯の取り扱い 品質の確認と適切な製品選び エプソムソルトは、法律上の分類によって「浴用化粧品」と「医薬部外品」の2種類に分けられます。 浴用化粧品は、主に美肌やうるおいを目的としたものです。香りがついているものが多く、リラックスしたい方に適しています。 医薬部外品は、厚生労働省が認可した有効成分が含まれ、肩こりや冷え性、疲労回復など効能効果を表記できます。 製品選びのチェックポイントは以下の2点です。 純度と原産国 安全性 純度99%以上で国産のものがおすすめです。 赤ちゃんや敏感肌の方が使うことも考えて、着色料および防腐剤無添加のものを選びましょう。 入浴剤の選び方については、以下の記事でも解説していますので、あわせてご覧ください。 追い焚きおよび残り湯の取り扱い エプソムソルトは、名前にソルトと付いていますが、実際は塩分が含まれていません。一般的なバスソルトとは異なり、浴槽や配管を傷めにくく、追い焚きも可能です。 ただし、フィルター付きの循環式風呂など、機種によっては入浴剤自体を制限している場合もあります。念のため、自宅浴槽の取扱説明書を確認しておきましょう。 基本的に、残り湯は洗濯にも使用可能です。ただし、以下の2点に注意してください。 すすぎは水道水を使う 洗剤との相性に注意する 残り湯ですすぐと、ミネラル分が衣類に残る可能性があるためです。 石けん成分主体の洗剤を使うと、マグネシウムと反応して石けんカスが発生し、洗浄力に影響を及ぼす可能性があります。 エプソムソルトの効果を正しく理解して快適な入浴時間を過ごそう エプソムソルトの効果としては、血行促進や肌のバリア機能向上、筋肉のコリ解消、冷え性改善、自律神経の調整などがあります。 追い焚きや残り湯の洗濯も可能なので、無理なく続けられるのも魅力の1つです。 エプソムソルトの効果を最大限に引き出すポイントは、温度と濃度、入浴時間の3点です。 持病がある方は主治医への相談が必要ですが、正しく使えばエプソムソルトは心身の健康を支える味方になります。 エプソムソルトを正しく使って、快適な入浴時間を過ごしましょう。 当院「リペアセルクリニック」の公式LINEでは、再生医療の情報提供と簡易オンライン診断を実施しておりますので、ぜひご利用ください。 エプソムソルトの効果に関するよくある質問 エプソムソルトは体に悪いのですか? 健康な方がルールを守って使う限りは、副作用の心配はほとんどありません。 ただし、以下の疾患をお持ちの方は事前に主治医へ相談しましょう。 対象者 理由 腎臓に持病がある方 マグネシウムの排泄が追いつかず、「高マグネシウム血症(※)」を引き起こす可能性がある。 (※)吐き気や血圧低下などの症状が起こり、重篤な場合は心機能に影響が出る恐れがある。 心臓病および高血圧の方 急激な血行促進が心臓の負担になる場合がある。 糖尿病による感覚障害がある方 お湯の温度を感じにくく、低温火傷のリスクがある。 エプソムソルトは効果がないって本当ですか? 人によっては、エプソムソルトの効果が得られない場合もあります。 また、肌からマグネシウムがどれだけ吸収されるかについては、専門家の間でもまだ完全な結論は出ていません。 そのため、効果がないと感じる方も一定数存在します。効果については個人差があると考えておきましょう。 エプソムソルトは危険ですか? エプソムソルト入浴において考えられる危険性は、主に以下の4点です。 脱水症状と疲労感 肌の乾燥 誤飲による消化器トラブル 飲酒後の体調不良 長時間入浴した場合やお湯の温度が高い場合、肌が乾燥しやすくなります。エプソムソルトの主成分であるマグネシウムは下剤として使われるため、誤飲による消化器トラブルが生じる可能性があります。 エプソムソルト入浴時は、本記事で示した注意点を守りましょう。 参考文献 (文献1) 老化による皮膚セラミド産生の低下に対するマグネシウムの改善効果|ソルト・サイエンス研究財団 (文献2) 入浴剤の効果とメカニズム|日本浴用剤工業会 (文献3) The effect of magnesium supplementation on primary insomnia in elderly: A double-blind placebo-controlled clinical trial|PubMed
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【油の種類】オメガ3を効果的に摂取する方法や選び方のポイントを解説
オメガ3を含む油は、健康維持に役立つ栄養素として注目されています。しかし、「オメガ3が良いとは聞くけれど、どのような特徴があるのか」「どのような油を選べば良いのか」といった疑問の声もあります。賢く健康になるため、オメガ3の効果を理解し、毎日の食生活や油の選び方を見直しましょう。 今回は、オメガ3を含む油の種類や効果、おすすめの摂取方法について解説します。オメガ6やオメガ9との違い、理想的な摂取のバランスもまとめているので、ぜひ参考にしてください。 当院「リペアセルクリニック」の公式LINEでは、再生医療の情報提供と簡易オンライン診断を実施しております。食事や栄養に関する疑問にもお答えするので、ぜひ一度公式LINEにご登録ください。 オメガ3とは? 脂質を構成する脂肪酸のうち、オメガ3は「多価不飽和脂肪酸」に分類される成分です。人間の体内では合成できず、毎日の食事から補う必要があるため「必須脂肪酸」と呼ばれています。 オメガ3は健康維持に欠かせない重要な役割を担っていますが、現代人の食生活では不足しがちです。ここでは、オメガ3の基本的な定義や体にどのような影響を与えるのか、主な特徴と期待できる効果について解説するので、ぜひ参考にしてください。 オメガ3の種類 オメガ3系脂肪酸には、大きく分けて以下の3種類があります。 種類 主な特徴 ALA(α-リノレン酸) 体内でその一部がEPAやDHAに変換される EPA(エイコサペンタエン酸) 血栓を防ぎ、血管を健康に保つ働きがある DHA(ドコサヘキサエン酸) 脳や神経細胞の構成成分として知られている ALAはえごま油や亜麻仁油などの植物油から、EPAやDHAはサバやイワシなどの青魚から摂取できます。いずれも人間の体内では合成できない必須脂肪酸であるため、食事を通して意識的に取り入れることが大切です。 オメガ3で期待できる効果 オメガ3を摂取して期待できる効果は、主に以下の4つです。 中性脂肪を下げる 血管をしなやかに保つ 細胞膜を柔らかくして炎症や血栓を抑える 脳機能の維持につながる可能性がある オメガ3に含まれるEPAやDHAには、血液中の中性脂肪を減らす働きがあり、生活習慣病の予防に役立ちます。また、血液の流れをスムーズにするだけでなく、血小板の過度な凝集を防ぐことで血栓や血管内の炎症を抑え、動脈硬化を予防する役割も果たします。 オメガ3を多く含む油・食品 オメガ3を多く含む油や食品は、主に以下の通りです。 えごま油 亜麻仁油 チアシード くるみ 青魚 など オメガ3は、えごま油や亜麻仁油といった植物油をはじめ、チアシードやくるみなどの種実類に豊富に含まれています。植物性食品から摂る場合は、サラダのドレッシングとしてえごま油や亜麻仁油を活用したり、ヨーグルトにチアシードや砕いたくるみをトッピングしたりするのが手軽でおすすめです。 また、EPAやDHAは、サバやイワシ、鮭などの魚に多く含まれています。普段の食事で肉類を食べる機会が多い方は、週に数回は青魚をメインのおかずに置き換えるなどして、意識的にオメガ3を摂取しましょう。 オメガ3・オメガ6・オメガ9の違い 私たちが普段口にする油の成分は、大きくオメガ3、オメガ6、オメガ9の3つに分類されます。 オメガ3 オメガ6 オメガ9 体内での合成 不可(必須脂肪酸) 不可(必須脂肪酸) 可能 主な役割 炎症を鎮める「ブレーキ」 病原菌と戦う「アクセル」 悪玉コレステロールを増やさない「サポート」 多く含まれる油・食品 えごま油 亜麻仁油 チアシード くるみ 青魚 など サラダ油 ごま油 コーン油 マヨネーズ など オリーブオイル オメガ3とオメガ6は、食事から必ず摂らなければならない必須脂肪酸です。一方で、オメガ9は人間の体内でも合成可能な脂肪酸です。以下で、それぞれの特徴と違いを見ていきましょう。 オメガ3は炎症を鎮める「ブレーキ」 オメガ3は、過剰になった白血球の働きをコントロールし、炎症を鎮める「ブレーキ」のような役割を果たします。具体的には、中性脂肪を下げ、血管をしなやかに保ち動脈硬化を防ぐ効果が期待されています。 オメガ3は現代の食生活で不足しがちな油であるため、えごま油や青魚などを通じて積極的に補うことがポイントです。 オメガ6は病原菌と戦う「アクセル」 反対にオメガ6は、白血球を活性化させて病原菌と戦う「アクセル」のような働きをします。サラダ油、ごま油、コーン油など、普段の調理によく使われる油にオメガ6が含まれています。 オメガ6もオメガ3と同様に体に必要な必須脂肪酸ですが、過剰摂取は血管の炎症や動脈硬化を引き起こす原因となるため注意が必要です。 オメガ9は悪玉コレステロールを増やさない「サポート」 オリーブオイルに多く含まれるオメガ9は、オメガ3やオメガ6とは異なり、体内で合成できる脂肪酸です。オメガ9は悪玉コレステロールを増やさない「サポート」の役割を果たす油で、便通改善などの効果が期待できます。 炒め物などの加熱調理に向いているため、調理に使用する油をオリーブオイルに置き換えるのも効果的です。 油の黄金比|オメガ3とオメガ6が「1:4」 厚生労働省の推奨などを加味した、オメガ3とオメガ6の理想的な摂取バランスは「1:4」です。(文献1)私たちの体は、このバランスが保たれているときほど調子が良いといわれています。 しかし、現代の食生活ではサラダ油や加工食品、外食などを通じて多くの人がオメガ6を過剰に摂取している状況です。 具体的なオメガ3とオメガ6の比率は「1:10」から、ひどい場合には「1:20」までバランスが崩れているケースもあります。 オメガ6も私たちの体に必要な油ではありますが、比率が極端に増えすぎると、体のあちこちで「炎症(アクセル)」が効きっぱなしの状態になります。 オメガ6の過剰摂取は、アレルギー症状の悪化や動脈硬化、生活習慣病のリスクを高める原因になるため注意が必要です。 油の黄金比に近づけるポイントは、「オメガ6を減らし、オメガ3を増やす」意識を持つことです。毎日の食生活を見直し、オメガ3を豊富に含む食品を意識的に取り入れる必要があります。 オメガ3を効果的に摂取する方法 ここでは、毎日の食生活においてオメガ3を上手に取り入れ、油の摂取バランスを整えるための具体的な方法を3つ紹介します。 調理に使用する油を見直す オメガ3を効果的に摂取するためには、普段の調理に使用する油を見直すことをおすすめします。前述のとおり、油の摂取バランスを理想に近づけるには「オメガ6を減らし、オメガ3を増やす」工夫が必要です。 具体的には、加熱調理にはサラダ油の使用を控え、熱に強いオリーブオイル(オメガ9)に置き換えましょう。一方で、オメガ3を豊富に含むえごま油や亜麻仁油は熱に弱く酸化しやすいため、サラダのドレッシングとして使ったりヨーグルトにかけたりして、火を使わない料理に活用してください。 加熱の有無に合わせて油を使い分けることで、オメガ3の摂取量を無理なく増やせます。 EPAやDHAが豊富な食材を積極的に食事に取り入れる オメガ3を効果的に摂取するには、EPAやDHAが豊富に含まれる食材を積極的に取り入れましょう。EPAやDHAは以下のような青魚に多く含まれています。 サバ イワシ カツオ サンマ など EPAやDHAといったオメガ3は体内で合成できず、毎日の食事から直接補う必要があります。 魚の調理の手間を省きたい場合は、手軽なサバ缶やイワシの水煮缶を活用するのもおすすめです。EPAやDHAは、缶詰の汁にも溶け出しています。そのため、汁ごと料理に使ったり、鍋やスープにして魚から出た汁も一緒に食べたりするとより効率良く摂取できます。 生のまま朝に摂取する オメガ3の健康効果を高めるためには、熱を加えない工夫とタイミングが重要です。 前述のとおり、オメガ3を多く含む油は熱に弱く、高温で加熱すると酸化が進んで成分が劣化します。また、夕方に摂るよりも朝に摂取したほうが、血中の中性脂肪やコレステロールを下げる効果が高いとされる研究結果もあります。 朝食のサラダやヨーグルトに小さじ1杯程度のえごま油や亜麻仁油をプラスすれば、忙しい朝でも手軽にオメガ3の摂取が可能です。ほかにも、納豆やお味噌汁、コーヒーなどに少量加えるのもおすすめです。毎日の食生活において、オメガ3を生のまま朝に摂取する習慣を身につけましょう。 オメガ3を含む油の選び方・摂り方を意識して健康を維持しよう オメガ3を含む油は、私たちの体づくりに欠かせない栄養素です。ただし、油の種類によって働きが大きく異なるため、偏らないよう意識する必要があります。 現代の食生活では、サラダ油や加工食品などに含まれるオメガ6が無意識に過剰摂取になりやすく、オメガ3が不足しがちです。健康を維持するためには、この偏ったバランスを整えることがポイントです。毎日の調理油を見直したり、青魚を積極的に食べたりして、意識的にオメガ3を取り入れましょう。 当院「リペアセルクリニック」の公式LINEでは、再生医療の情報提供と簡易オンライン診断を実施しております。気になる症状や食事改善でお悩みの方は、ぜひ一度公式LINEにご登録ください。 オメガ3を含む油の摂取に関するよくある質問 オメガ3は1日にどれくらい摂取すべきですか? 厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」によると、成人におけるオメガ3(n-3系脂肪酸)の1日の摂取目安量は、男性で2.2〜2.3g、女性で1.7〜2.0gとされています。(文献1)えごま油や亜麻仁油であれば、1日小さじ1杯程度を目安に摂取しましょう。 食事とサプリメントのどちらがおすすめですか? オメガ3は、基本的に魚や良質な植物油を用いた食事からの摂取が望ましいとされます。しかし、毎日魚を食べるのが難しい場合や、調理の手間を省きたい場合には、EPAやDHAを含有するサプリメントの摂取もおすすめです。自身のライフスタイルに合わせて賢くサプリメントを利用しましょう。 オメガ3は摂りすぎても問題ないですか? 体に良いとされるオメガ3であっても、油であることに変わりがなく、摂りすぎるとカロリー過多となり肥満の原因になるため注意が必要です。 オメガ3を含む油は、多く摂るほど健康に良いわけではありません。出血量の増加や下痢などのリスクもあるため、摂取目安量を守ることが大切です。 参考文献 (文献1) 日本人の食事摂取基準(2025年版)|厚生労働省
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医療コミュニケーションとは?安心して医療を受けるためのポイント
「病院で先生に上手く症状を伝えられない」 「説明を聞いても、専門用語ばかりでよくわからない」 診療中の限られた時間で、上手く自分の思いを伝えられない経験を持つ人もいるでしょう。 患者様と医療従事者が信頼関係を築き、安心して医療を受けるには、医療コミュニケーションが欠かせません。 この記事では、医療コミュニケーションの重要性について解説します。患者様自身ができることや医療従事者に求められるスキルも紹介するので、より良い医療を受けられるよう、参考にしてください。 医療コミュニケーションとは? 医療コミュニケーションとは、医療従事者と患者様の間だけでなく、医療従事者間で行われる情報のやり取りを指します。 診療や治療方針・検査結果の説明だけでなく、患者様の不安や希望を汲み取り信頼関係を築くのが目的です。医療現場では、単に医学的な情報を伝えるだけでなく、相手の理解度や心理状態に配慮したやり取りが求められます。 患者様が安心して医療を受けたり、主体性を持って治療に参加したりするには、質の高い医療コミュニケーションが欠かせません。 コミュニケーションが円滑に行われると、患者様は自身の状態を正確に理解し、納得した上で治療を選択できます。医療従事者にとっても、患者様の情報を深く理解し、より適切な医療を提供するための重要な基盤となるでしょう。 医療コミュニケーション不足で起こりうる問題点 医療コミュニケーションが不足していると、患者様との関係性や医療の質にさまざまな悪影響が生じます。単なる情報のやり取りが不十分であるだけでなく、信頼や安心感が損なわれることによって、治療そのものにも悪影響が及びます。 医療コミュニケーション不足によって、具体的にどのような問題が起こりうるのか詳しくみていきましょう。 患者様との信頼関係が崩れる 医療コミュニケーションが不足すると、患者様は医療従事者に対して不信感を抱きやすくなります。 たとえば、以下の状況では患者様の信頼を得るのは難しいでしょう。 医師からの説明が一方的である 患者様の質問や訴えに対して丁寧に向き合わない 患者様が医療従事者を信頼できなくなると、治療に対するモチベーションの低下や、医療機関への不満につながる可能性があります。信頼関係の崩壊は、患者様の治療効果にも悪影響を及ぼすため、医療コミュニケーションは信頼関係を築く上で非常に重要です。 診断や治療計画に誤解が生じる コミュニケーションが不十分なまま診察が進むと、患者様が自分の症状や悩みを正確に伝えられないため、医師側の診断や治療計画に誤解が生じかねません。 たとえば、医師の説明が専門用語ばかりで理解しにくい場合、患者様は治療方針を誤って解釈してしまうリスクがあるのも事実です。誤解したまま治療を開始すると、想定外の副作用や不安が生じやすく、継続的な通院や服薬にも悪影響が出る可能性もあります。 医療チームの連携が上手く取れない 医療コミュニケーション不足は、医療チーム内の連携にも悪影響を及ぼします。 医師・看護師・薬剤師など、医療従事者間で患者様の情報が十分に共有されない場合、各専門分野からの視点が活かされません。治療方針の決定やケアの実施において認識のずれが生じる可能性があります。 具体例として考えられる状況は、以下の通りです。 医師から看護師への指示が正確に伝わっていない 看護師が気づいた患者様の状態変化が医師に報告されていない 医療チーム内での連携が上手く取れないと、適切なタイミングで必要な医療を提供できなくなるケースがあります。医療チームが上手く連携し、患者様に質の高い医療を提供するには、日頃からの活発なコミュニケーションが重要です。 症状や悩みを具体的に伝える 診察時は、以下の項目を参考に症状や悩みを具体的に伝えるのが大切です。 いつから症状が出ているのか どのような症状なのか 症状の程度はどれくらいか 「なんとなく具合が悪い」のように曖昧な伝え方では、医師が正確な情報を把握できません。たとえば「昨日の夕食後から、お腹の右側がズキズキと痛む」と、具体的な症状や発症時期・程度などを詳しく伝えましょう。 また、症状に伴う不安や日常生活での困りごとなども伝えられると、医師はより患者様の状況を理解し、適切な診断や治療につなげられます。 医師の説明をメモする 医師から病状や治療法の説明を受けた際には、可能な範囲でメモを取るのがおすすめです。1度の説明だけでは、内容をすべて理解するのが難しい場面もあります。 メモを取ると、後から内容を振り返られるだけでなく、理解を深められます。なかでも、メモを取る項目としておすすめなのは、以下の項目です。 病名 薬の名前 検査内容 治療の流れ もし、メモを取る時間がない場合は、家族や付き添いの人に同席してもらい、一緒に聞いてもらうのも良いでしょう。事前に、メモを取っても良いか医師に確認しておくのも大切です。 わからないことは質問する 診察中に医師の説明が理解できなかったときは、放置せず、質問するのが大切です。 専門用語が多くて理解できない場合や、治療法についてもっと詳しく知りたい場合など「こんなことを聞いても良いのかな」と遠慮する必要はありません。 納得のいかないまま治療が始まってしまうと、不安が大きくなり、治療へのモチベーションも薄れてしまいます。理解できていないと伝えられると、誤解や不安を防ぎ、医療への信頼感も高まります。 医師は患者様が理解できるように説明する義務があります。また、患者様が積極的に質問する行動は、より良い医療につながる大切な行動です。 自分の考えや希望を伝える 治療方針について、患者様自身の考えや希望があれば、遠慮せずに医師へ伝えましょう。たとえば「手術は避けたい」「できるだけ早く仕事に復帰したい」など、患者様の価値観やライフスタイルによって、望む治療法は異なります。 自分の考えや希望が伝わると、医師は患者様の意志を考慮した上で、より患者様に合った治療計画を立てられます。 医学的な観点から希望通りにならないケースもありますが、まずは自分の気持ちを伝えるのが大切です。患者様が主体性を持って治療に参加できると、満足度の高い医療につながるでしょう。 当院「リペアセルクリニック」では、メールによる無料相談も受け付けております。「受診すべきか悩んでいる」「治療方法について聞いてみたい」などお気軽にご相談ください。 \まずは当院にお問い合わせください/ 医療を受ける際のコミュニケーションで大切なこと 安心して医療を受けるには、患者様自身もコミュニケーションに関わるのが重要です。自身の状態を正確に伝え、医師の説明をしっかり理解するなどで、より良い医療につながります。 ここでは、患者様が医療を受ける際のコミュニケーションで大切なことを紹介するので、参考にしてください。 医療従事者に必要なコミュニケーション能力 患者様が安心して医療を受け、治療に積極的に参加するためには、医療従事者側のコミュニケーション能力が欠かせません。単に医学的な知識を伝えるだけでなく、患者様の気持ちに寄り添い、信頼関係を築くためのスキルが求められます。 医療従事者が身につけるべき重要なコミュニケーション能力を詳しくみていきましょう。 アクティブリスニング アクティブリスニングとは、患者様の言葉に注意深く耳を傾けるだけでなく、背景にある感情や意図を理解しようとする姿勢です。単に話を聞くだけでなく、相槌を打ったり質問したりすると、患者様に対して「あなたの話を真剣に聞いています」とメッセージを伝えられます。 また、患者様の言葉を要約して確認できると誤解を防ぎ、より深く理解できます。 アクティブリスニングは、患者様との信頼関係を築き、安心して自分の気持ちや症状を話せる環境を作る上で、非常に重要なスキルです。 エンパシー エンパシーとは、患者様の立場になって考え、感情や状況に対する共感する能力です。 当院では、病気や怪我で不安を感じている患者様に寄り添って適切な言葉をお掛けし、愛情深い態度で対応いただくよう努めています。結果として、お互いに信頼関係を築け、心理的な安心感を提供できればと考えています。 エンパシーを示す行動は、患者様との間に心のつながりを築き、信頼関係を深める上で非常に重要です。 非言語コミュニケーション 非言語コミュニケーションとは、言葉以外の手段で情報を伝える方法を指します。言葉に加えて、表情や身振り手振り・目線や接する際の姿勢なども非言語コミュニケーションの手段です。 医療従事者の温かい笑顔や優しい眼差しは、患者様に安心感を与えます。逆に、不安そうな表情や冷たい態度は、患者様に不信感を与えてしまう可能性があります。 また、患者様の非言語的なサインを読み取るのも重要です。たとえば、顔をしかめている場合は痛みを訴えている可能性がありますし、視線を合わせない場合は何かを遠慮しているのかもしれません。 非言語コミュニケーションは、当院へ来院される患者様に対して、限られた時間で症状の辛さや、想いを把握するのに役立つと考えています。 患者様の症状や想いを引き出すために行う質問の基本は「5W1H」です。 コミュニケーションで大切な「5W1H」について ①Who(誰が) ➡️ 対象となるお客様 ②What(何を) ➡️ 質問の主題 ③When(いつ) ➡️ いつ起こったことか ④Where(どこで)➡️ 周囲の状況・環境 ⑤Why(どうして)➡️ 原因・理由 + ⑥How(どのように)➡️原因・理由を踏まえての対策 当院では「5W1H」を基本とした患者様に合った具体的な質問を実施しています。安全な治療のご提供と、安心して治療を受けていただけるように笑顔で看護サービスを提供できるように努めて参ります。 医療現場のコミュニケーション ・お客様の病歴 ・いつ頃から痛みや症状が出現したのか ・現在の痛み ・病状の状況 ・辛さの度合い ・症状など 当院へお越しいただいた患者様に対して、私たちが日ごろ意識している「5WH」を利用したコミュニケーションについて記しました。 言葉だけでなく、非言語的な要素にも注意を払い、患者様とのより良いコミュニケーションを目指せるよう心がけております。 まとめ|医療コミュニケーションは患者様との信頼関係を築く重要なスキル 医療コミュニケーションは患者様と医療従事者間だけでなく、医療チーム間で行われる情報交換であり、医療現場において欠かせない手段です。 不足すると信頼関係の崩壊、診断や治療の誤解、チーム連携の不調を招きかねません。 患者様自身も症状を具体的に伝えたり、わからないことは質問するなどの行動が大切です。医療従事者は、アクティブリスニングやエンパシー(共感)など活用が、患者様との良好なコミュニケーションを築くための大切なポイントになります。 質の高い医療コミュニケーションは、患者様との信頼関係を築き、より良い医療の提供につながる重要なスキルといえるでしょう。 当院「リペアセルクリニック」では、患者様の症状や体調についての情報を正確に受け止められるよう適切な対応を行い、共感や理解を得て信頼関係を築ければと考えています。 気になる症状がありましたら、お気軽にご相談ください。 \まずは当院にお問い合わせください/ ▼紹介 看護師求人・募集ならメディカル・メサイアで!

