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入浴と疼痛|温まれば痛みも和らぎます
お風呂に入って温まれば痛みも和らぎます! 朝起きて布団から出るのがつらい季節となってまいりました。 寒くなると「関節の痛みが強くなる!」といったお声をよくお聞きします。原因は様々ありますが、寒さによる血行不良が原因と考えられています。 そこで!関節を冷やさないための効果的な対策として日本人の文化でもある入浴をオススメします。 入浴によって身体を温めることで疲労回復といた温浴効果を見込めます。全身の血行が良くなり、筋肉がほぐれ、痛み、疼痛の緩和に繋がります。 お風呂の温度は、38度から40度までの熱すぎないお湯につかって湯船の中でゆっくりと、お膝を曲げ伸ばしするのも良いかと思います。 また入浴には、リラックス効果もありますので自律神経が整い、より良質な睡眠を得られる効果という、嬉しいオマケもあり健康的ですね。そのためにも入浴は、寝る前など時間帯を考えることが大切です。あまり、前に入りすぎて体が冷めてしまうと、逆に風邪などのリスクが増えるので注意してください。 ゆっくり温まるためには、バスタイムを楽しく過ごす工夫も大切です。入浴剤を数種類用意してその日の気分で変えたり、流行りの「エプソムソルト」などを利用すると発汗効果も得られます。またアロマにこだわってみたり、照明を工夫したりして自分なりのリラックスできるお気に入りの入浴方法を見つけましょう。 コロナの影響で、外出が難しい昨今、テレビを見ても悲しいニュースが多く流れていますが、気持ちが沈まないように少し気持ちを落ち着かせ、ゆっくりとお湯につかってご入浴をお楽しみください。あまりに快適で長期間入浴でのぼせてしまわれないようお気を付けくださいね。 入浴で身体も心もゆったりと♪
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マスクでこんな症状、出ていませんか?
マスクでこんな症状、出ていませんか? こんにちは! 出かける時には、服を着るように マスクを着用することが当たり前の日常になりましたね。 長時間マスクを着けていると頭痛が起きたり 体調を崩してしまう事ありませんか? 今、マスクによって「隠れ酸欠!」という状態になっている方がとても多くなっています。 隠れ酸欠とは、マスクを着用することで鼻と口が覆われてしまうことや、ストレスから身を守ろうと交感神経が優位に働く事により、呼吸が浅くなり酸素の摂取量が減ってしまっているために起こる症状です。 この隠れ酸欠の症状としては、酸素不足による免疫力低下につながったり、 体の不調や感染症を招く恐れがあります! 対策としては ・3密にならない場所で一時的にマスクを外し、深く呼吸をする ・効率よく酸素を全身に運ぶために食事やサプリメントを使って鉄分を摂る ・入浴を行って身体の体温をあげる これらを意識して行うと良いと言います。免疫力の低下は健康にとって非常に多きな問題になります。ぜひ皆様も意識して酸素を取り入れて免疫力の低下を防ぎましょう。そして健康な生活をお送りください* ではまた次回!
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おせち料理に挑戦!みた目もキレイで栄養も満点でした
おせち料理に挑戦!みた目も嬉しく栄養も満点なんです 2021年のお正月はどのように過ごされましたか? 出かけることを制限してご家庭で過ごされた方が多かったのではないかと思います。実は、わたしもこの年末年始はずっと家にいたので人生初のおせち料理に挑戦しました! 今までおせち料理にあまり興味はありませんでしたが、今回自分で作ったことにより、お節料理そのものを新鮮に、そして身近に感じることができました。もちろん、おいしくいただくことができて嬉しく思いました。 おせち料理の栄養素 お節料理には、普段のお料理ではあまり使わない食材を使うことが多くあります。 例えば下に記したような、とても身体に良い食材をお正月にしか食べるないのは「もったいない!」とも思いました。 ●黒豆● ポリフェノールたっぷりの黒豆は抗酸化作用が高く、免疫力アップに効果的。もとは大豆ですから、タンパク質はもちろん鉄分やカルシウムなども豊富です。また豊富な食物繊維とビタミンを含んでおり、便秘解消や腸内環境の改善に効果があります。 ●紅白なます● 白菜やにんじんなどの野菜がたっぷりと含まれており、ビタミンや食物繊維が豊富です。これらの栄養素によって、整腸作用や免疫力の向上に役立ちます。 ●田作り● 普段は出汁を取ることで使うニボシ(カタクチイワシ)ですが、そのまま食べるともちろん栄養満点です。特にDHA、EPAなどのn-3系脂肪酸(オメガ3)を豊富に含むため、血液をサラサラにしたり、血糖値や中性脂肪を下げる働きがあります。 ●昆布巻き● 昆布にはヨウ素が豊富に含まれており、甲状腺機能の改善に役立ちます。また、アミノ酸や食物繊維も多く含まれ、血糖値の上昇を抑えたり、コレステロール値を下げる効果が期待できます。 ●数の子● ニシンの魚卵ですが、魚卵の中ではコレステロールやプリン体が低く、DHAや EPAが豊富です。 ●レンコン● 不溶性・水溶性両方の食物繊維を含むため便秘予防に効果的です。ポリフェノールやビタミンCによる抗酸化作用も高いです。このほか、おせちに使うの根菜類にはビタミンやミネラルが豊富です。煮ることで野菜の栄養素が溶け出し、体内での吸収率が高まる効果があるのも見逃せません。 和食は、身体にやさしく、栄養も豊富!本当によく考えられています。 特におせち料理は縁起的にも色々ないわれがあって、栄養価も高く、しかも見た目も綺麗で豪華とあっては今後見過ごすことはできません。できればこれからも作り続けていければと思いました! おうち時間が増えた昨今、おせち料理に限らず、新しい食材で新しい料理に挑戦してみたいと思いました。
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今年の目標
2021年丑年に入って約半月が経ちますね。 皆さんは、今年の目標は決めましたか? 昨年はコロナで人と会う機会も減り、仕事を失う人、命を落とす人もいて、生活スタイル・生活の質・世の経済、医療体制もが厳しい状況に侵され、世界的に苦しい一年となりました。 現在もコロナで世の苦しい状況は続いておりますが【崩壊⇔復旧】【障害⇔復旧】【負傷⇔回復】の言葉のように厳しい状況の中で【復旧・回復】に向けて、一つ一つ小さな事から取り組んでいく事はその分精神力とエネルギーが必要で大変な事ですが、その小さな積み重ねが必ず【復旧・回復】に繋がっていくと思います。 QOLとは、「Quality of Life(クオリティ オヴ ライフ)」の事で、「生活の質」と訳す事もあります。 治療や療養生活を送るお客様の肉体的、精神的、社会的、経済的、すべてを含めた生活の質を意味します。又、その人(自分)らしく生きていく納得のいく生活の維持を目指す考え方でも使用される事もあります。 このコロナ社会問題の中、 痛みによる精神的な変化と問題、痛みによって歩行困難となる肉体的な変化と問題、痛みによって仕事上・生活に支障がでる社会的な問題、治療費を含む経済的な問題や悩みが1つでも出とくると、QOLに影響してくる要因にもなります。 QOLの【回復】と【維持】ができる様にお客様の痛みや悩みに寄り添ったサービスと看護を提供できる様に努めて参りたいと思います。
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関節症|痛みが無いなら治療は不要?
皆様、こんにちは。 本日は、膝や股関節・肩などの関節の再生医療についてお話させていただきます。 再生医療を受けられる方は、 痛みが強くて「日常生活に支障をきたしている方」や、「手術をすすめられている方」に多いのはもちろんですが、 「"痛みが軽い" "痛みがほとんどない"」という方もいらっしゃいます。 また、以前あった痛みも治療の結果、軽くなったという場合もあります。ただし、それは完治したというわけではなく、徐々に進行していることが多いので注意が必要です。 虫歯と比べると分かり易いと思います! 虫歯の治療の場合、 時間が経つとなぜか痛みが消えていることがありませんか? それは虫歯が治ったわけではなくて、歯の根元で菌は残存していますよね。 それと同じようなものです。ただ、それは一時的なもので虫歯は進行しています。いつか痛くなって歯医者さんに行くことになります。 関節痛の場合も同じで痛みが軽くても、変形が大きく進んでしまう前に再生医療をすることで、今後の状態が大きく変わってきます! まずは、現状を把握するため、診察や話を聞くだけでも構いませんので、気になる方はお気軽にお問い合わせくださいませ! 医療法人美喜有会 再生医療センター リペアセルクリニック お問い合わせ✉️ TEL☎️0120-706-313 (完全予約制10:00-19:00)
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足を組むと膝に悪い理由|今すぐ見直したい座り方と予防法
椅子に座っている時に「足を組むクセ」はありませんか? とくに、デスクワークや長時間の座り姿勢が多い現代人にとっては、「つい足を組んでしまう」「その姿勢が落ち着く」という方は多いかもしれません。 しかし、この何気ないクセが膝に悪い影響を与え、知らず知らずのうちに膝を傷めている可能性があります。 本記事では、足を組むと膝に悪い理由をわかりやすく解説しながら、今日から見直せる座り方や予防法を紹介します。 足を組むクセがある人は要注意!膝への負担とは? 足を組む姿勢は、骨盤の左右バランスを崩し、背骨や股関節、ひいては膝関節にまで影響を及ぼします。 なかでも、片方の足ばかりを上にして組む人は、体の片側だけに負荷がかかる状態が慢性化しやすく、それが膝の痛みやゆがみの原因になる可能性があります。 また、足を組むと膝が不自然な角度に固定されるため、関節の可動域が制限されて血流が悪化し、将来的に膝関節症などのトラブルを引き起こすリスクもあります。 まずは「足を組むクセ」に気づき、膝や体全体への影響を知ることが大切です。 なぜ足を組みたくなるのか 足を組むのは、多くの人にとって無意識の「クセ」です。 実は、この「なんとなく足を組んでしまう」行動の背景には、骨盤や背骨のゆがみ、筋肉のアンバランスが隠れていることがあります。 身体のバランスが崩れていると、真っ直ぐ座る姿勢を保つのがつらくなり、無意識にラクな姿勢=足を組む形に逃げてしまうのです。 見た目にはリラックスしているように見えても、実は身体が悲鳴をあげているサインかもしれません。 足を組むと膝や脚に起こる変化 足を組む姿勢を繰り返していると、身体の左右差が生まれ、膝や脚の不調につながる可能性があります。 ここで、足を組むことで起こる主な3つの変化について詳しく見ていきましょう。 膝関節の片側に負担が集中する 足を組むと、体重が片方の脚や膝に偏って負荷がかかるようになり、膝関節の軟骨や靭帯への負担が増える原因になります。 長時間同じ側で足を組むクセがある人は、膝の内側や外側に違和感や痛みを感じやすくなり、関節の摩耗や炎症を引き起こすリスクも高まります。 骨盤が傾く 足を組むと骨盤が左右どちらかに引っ張られるように傾きます。 この状態が続くと、骨盤の位置がゆがみ、背骨の湾曲や体全体のバランスを崩してしまいます。 骨盤のゆがみは脚の長さの左右差を生み、その結果、歩き方に偏りが出てしまい、結果的に膝への体重のかかり方が不自然になるのです。 片側の膝に負荷が集中することで、膝の疾患に繋がる可能性があります。 筋肉のバランスが崩れる 足を組む習慣は、脚や腰まわりの筋肉の使い方にも影響します。 常に同じ筋肉ばかりが緊張し、逆に使われない筋肉は弱まってしまうため、筋肉のバランスが崩れてしまうのです。 筋肉のバランスの乱れが続くと、膝をしっかり支える力が低下し、膝に過剰な負担がかかりやすくなってしまい、正しい姿勢や歩行が保てなくなる場合があります。 足を組むクセをやめたい!膝にやさしい座り方と対策 足を組むクセを完全にやめるのは簡単ではありませんが、座り方を見直すだけでも、膝への負担を減らすことが可能です。 本章では、足を組む座り方の対策として、正しい座り方の基本から、日常で意識したいポイント、環境面での工夫まで、実践しやすい対策を紹介します。 正しい座り方の基本 足を組まずに自然と安定した姿勢を保つためには「正しい座り方」を意識することが大切です。 骨格に無理のない座り方を習慣にすることで、足組みの必要がなくなっていきます。 安定した姿勢を保つ座り方として、次の3つを紹介します。 骨盤をしっかり立てる 骨盤が後ろに倒れると、猫背になりやすく、バランスを取るために足を組みたくなります。 座るときは、骨盤を起こして背筋を自然に伸ばしましょう。 左右の足に均等に体重をかける 片方の足に体重が偏ると、つい楽な姿勢を求めて足を組みがちです。 両足裏を床につけ、重心をまっすぐに意識しましょう。 膝と股関節が90度になるように 椅子の高さを調整し、膝が上がりすぎたり下がりすぎたりしないようにすることも重要です。 座る時に意識したい3つのポイント 安定した姿勢で座るために「どう座るか」を意識することも大切です。 座るときは、次の3つを意識しましょう。 両足を床につける つま先だけがついていたり、片足が浮いていると姿勢が安定しません。 足裏全体をしっかり床につけることで、自然と足を組みにくくなります。 背もたれに頼りすぎない 深くもたれかかると骨盤が寝てしまい、足を組みたくなる姿勢になります。 椅子のやや前方に座ることで、骨盤が立ちやすくなり、姿勢が安定します。 お腹とお尻に軽く力を入れる 姿勢が崩れにくくなり、足を組まなくても体を支えやすくなります。 意識しすぎず、少しだけ引き締める感覚で問題ありません。 上記ポイントを日常に取り入れると、無意識の足組みを徐々に減らしていくことができます。 足組みしにくくする工夫 座り方だけでなく、座る環境そのものを整えることも効果的です。 足を組む座り方を抑える工夫として、次の3つがあります。 座面の高さを調整できる椅子を使う 膝が股関節より高くなると足を組みたくなるため、膝と股関節が水平または膝が少し下になる高さに調整しましょう。 フットレストを活用する 足裏が浮きやすい人は、足元にフットレストを置くことで体重を左右均等に保ちやすくなります。 姿勢サポートグッズを使う 骨盤を立てるクッションや背中を支えるランバーサポートを使えば、自然と良い姿勢が保たれ、足を組むクセも減っていきます。 こうしたアイテムを上手に取り入れることで、足を組まずに快適に座れる環境が整えられ、膝への負担軽減につながります。 こんな症状があれば注意!足組みが原因の膝トラブル例 足を組むクセがある方は、次のようなちょっとした膝の違和感やトラブルに心当たりはありませんか? 階段の上り下りの際に片膝だけが痛む 椅子に座ったときに左右の膝の高さが微妙に違う気がする 正座やしゃがんだときに片側の膝だけがつっぱるような感覚がある 上記のような膝の痛みや違和感は、足を組むことで起きた骨盤や膝のゆがみ、筋肉のアンバランスが原因となっている可能性があります。 「年齢のせいかな」「運動不足だからかな」と見過ごしてしまいがちですが、こうしたサインは日常の姿勢を見直すべきタイミングかもしれません。 足を組むクセをきっかけに起こる膝トラブルは、早めに気づいて対処すれば改善が見込めるものです。 まずは、自分の座り方や膝の状態に目を向けることから始めてみましょう。 まとめ|足を組むクセを早めに見直して膝を守ろう 何気ない「足を組む」というクセが、膝や脚のトラブルにつながることは意外と知られていません。 膝関節への片側負担、骨盤の傾き、筋肉バランスの乱れなど、小さな変化が積み重なることで、将来的に膝の痛みや不調を引き起こす可能性があります。 正しい座り方を意識したり、環境を整えたりすることで、足を組まずに座れるようになるのは十分可能です。 すでに違和感や不調を感じている方はもちろん、まだ自覚症状がない方も、今のうちから見直しておくことで将来の膝トラブルを予防することができます。 膝を守るために、まずは「自分がどんな座り方をしているか」に気づくことから始めてみましょう。 日常のちょっとした意識の変化が、健康な足腰を保つ第一歩になります。
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関節の仕組み|機能や構造について【図で解説】
「関節はどんな仕組みで動くの?」 「膝や股関節の痛みに悩んでいるから、関節について詳しく知りたい」 このように、関節の仕組みに興味をお持ちの方は多いのではないでしょうか。関節は関節包・滑膜・軟骨などが機能することで、なめらかな動きを可能にしています。 この記事では、関節の仕組みや種類、かかりやすい病気についても解説します。また、関節の痛みに根本的にアプローチできる再生医療についても紹介しているので、参考にしてみてください。 関節の仕組み 組織名 図の場所 役割 関節包(かんせつほう) 水色の部分 丈夫な線維性組織で関節を包む 滑膜(かつまく) 青色の部分 滑液を分泌する 滑液(かつえき) 青色の内側 潤滑油のように関節の動きを滑らかにする 関節は肘や膝などの骨と骨のつなぎ目に位置し、関節包(画像の水色の部分)と呼ばれる丈夫な線維性組織に包まれています。 関節包の内部には滑膜(画像の青色の部分)があり、滑液(青色の内側の部分)を分泌しています。滑膜で囲まれた空間は関節腔(かんせつくう)と呼ばれ、滑液で満たされているのが特徴です。滑液は関節の潤滑油としての働きがあり、衝撃を吸収したり、関節の動きを滑らかにしたりします。 関節部分の骨の表面は、軟骨と呼ばれる弾力性がある組織で覆われていて、骨同士がぶつかるのを防いでいます。 関節とは? 関節とは、二つの骨が軟骨組織と関節包によってつながっている部分を指します。この項目では、関節の役割や場所、種類について詳しく解説します。 関節の役割 関節の役割は、以下の通りです。 骨同士がぶつかるのを防ぐ 体重を支える 複雑な動作が可能になる 衝撃を吸収する 関節の動きを滑らかにする 加齢や怪我などで関節が損傷して骨同士がぶつかるようになると、身体の動きが悪くなり痛みが生じます。さらに症状が進行すると、安静にしていても痛んだり骨が変形したりして生活の質に大きな影響を及ぼす可能性があります。 関節の場所 主な関節の場所は、以下の通りです。 膝・肘・肩・股関節 手首・足首 頭蓋骨 歯とあごの骨の間 肋骨と胸骨の間 背骨 恥骨 骨と骨をつなぐ関節は人間の身体に多数あり、とくに手足に集中しています。関節が多い部位ほど、複雑な動きができます。 関節は可動域によって分類でき、膝や肘、肩など比較的自由に動かせる関節(可動関節)や、頭蓋骨、歯とあごの骨の間のように動かない関節(不動関節)があります。 関節の種類 関節包のある関節は、可動できる範囲や方法が異なる6つの種類に分けられます。 主な関節の種類を、以下にまとめました。 関節の種類 仕組み 主な部位 滑走関節(かっそうかんせつ) 骨同士がずれるように動く 椎骨と椎骨の間 蝶番関節(ちょうつがい かんせつ) ドアの蝶番のように動き曲げ伸ばしできる 肘や指、膝 車軸関節(しゃしゅかんせつ) 左右に回旋させる 首の骨 前腕部の尺骨と橈骨をつなぐ骨 顆状関節(かじょうかんせつ) 前後左右に曲げ伸ばしする 手首 後頭部と首の間 鞍関節(あんかんせつ) 回転以外の曲げ伸ばしなどができる 親指の付け根付近 球関節(きゅうかんせつ) 自由に回転できる 股関節、肩関節 関節の動きを理解できれば、身体の自然な動きを意識しやすくなります。たとえば、膝の関節は曲げたり伸ばしたりする動きは得意ですが、ねじるような動きはできません。日常の動作やトレーニングの際に膝をねじってしまうと、膝を痛めてしまう恐れがあります。 関節の種類や動かせる方向を理解して、無理な動きによる怪我を防ぎましょう。 関節の怪我・病気 関節の怪我や病気について、症状、対処法などを紹介します。関節の痛みにお悩みの方は参考にしてください。 ねんざ・突き指 ねんざや突き指は、骨と骨をつなぐ関節包や靭帯が損傷した状態で、主な原因は転倒やスポーツなどです。 ねんざはひねる力によって関節が損傷した状態、突き指とは、指の先端から縦方向の力が加わって関節が損傷した状態を指します。 主な症状は痛みや腫れ、内出血などです。 ねんざや突き指は身近な怪我ですが、放置してしまうと痛みが長引いたり、関節が不安定になり再発しやすくなる可能性があります。怪我をしたら患部に以下の処置をして、医療機関を受診しましょう。 安静:タオルや添え木などで固定する 冷却:氷や氷のうなどで冷却する 圧迫:テープを巻いて圧迫し内出血の拡大を防ぐ 挙上:心臓よりも高くする 転倒や着地、無理な方向転換の後に関節の痛みを感じる方は、ねんざや突き指を疑ってみましょう。 脱臼 脱臼は、関節が動かせる範囲を超える程の強い衝撃が加わり、関節が外れる状態を指します。関節の骨が完全に離れている際は脱臼、一部の関節の骨がずれている場合は亜脱臼と呼びます。 主な原因は事故や転倒、スポーツによる過度な使用です。 脱臼が起こりやすい部位を、以下にまとめました。 肩 肘 指 股関節 あご 主な症状は痛みや腫れ、あざ、変形などです。 治療は、医師が手で関節を正常な位置に戻す、整復と呼ばれる処置が一般的です。整復後は、関節の安定や再発防止のために、1~3週間ほど動かさないように固定します。 脱臼してから時間が経つと、外れた関節を元に戻しにくくなるので、早めに整形外科を受診しましょう。 痛風 痛風は血液中の尿酸値が高くなり、関節に尿酸の結晶が蓄積して強い痛みと炎症が起きる病気です。血液中の尿酸値が高くなる原因は、アルコールやプリン体を多く含む食品の過剰摂取などが挙げられます。 中年期の男性や閉経後の女性、メタボリックシンドロームの方は、痛風が発症しやすい傾向にあります。 症状の特徴を、以下にまとめました。 関節に突然激しい痛みが起こる 腫れや発赤を伴う場合がある 夜間に多い 足の親指の付け根に多い 痛風の治療では、安静やアイシングの他に、炎症を緩和する薬や尿酸値を下げる薬、尿酸の結晶を溶かす薬を使用した薬物療法が代表的です。 痛風を放置して発作を繰り返すと、関節が変形して機能が低下する恐れがあります。日常生活に支障をきたす前に、医療機関で適切な処置を受けましょう。 関節リウマチ 関節リウマチは免疫システムの異常により、自身の関節や細胞を攻撃して炎症を起こす疾患です。 炎症を起こした関節は、関節の内側の組織である滑膜が腫れて軟骨や骨、靭帯などが損傷し、放置していると関節の変形に繋がる恐れがあります。 関節リウマチの症状は、以下の通りです。 関節の腫れ・痛み 関節を動かさなくても痛む 手足や手首の関節で起こりやすい 左右の関節同時に症状が起こりやすい 関節リウマチは、30~50代の女性に発症しやすく、関節を動かさなくても痛む点が特徴的です。手足や手首の関節が動かさなくても痛む方は、リウマチ科や内科、整形外科などを受診してリウマチの専門医に診てもらいましょう。 変形性関節症 変形性関節症は、膝関節や股関節などの軟骨や周囲の組織が損傷して炎症し、痛みや腫れを引き起こす疾患です。膝や股関節の軟骨は関節包の内部にあり、骨の表面を覆って骨と骨がぶつからないようクッションの役割を果たしています。 初期症状では動き始めに違和感や痛みを感じる程度ですが、症状が進行すると関節が腫れて変形し、日常生活に支障をきたすほどの痛みを感じる場合があります。 主な原因は加齢で、O脚やX脚、痛風、関節リウマチ、肥満なども挙げられます。 変形性関節症の治療法は、以下の通りです。 理学療法:アイシング、サポーターの活用、ストレッチ、筋力強化 薬物療法:痛み止めの服用、ヒアルロン酸の注射 手術:人工関節に置き換える手術 再生医療:自身の幹細胞を活かして、損傷した関節の修復を目指す 変形性関節症は少しずつ進行する病気なので、膝や股関節に痛みや違和感がある場合は、早めに医療機関を受診しましょう。 【関連記事】 変形性膝関節症の初期症状とは?原因や治療方法もわかりやすく解説 変形性股関節症の治し方は?症状軽減へ向けた生活の工夫も紹介 再生医療は股関節や膝関節などの疾患に対する治療選択肢 股関節や膝関節など、関節の疾患に対する新たな治療法一つに、再生医療があります。 再生医療の幹細胞治療では、患者様の脂肪を少量採取し、幹細胞を抽出・培養したものを患部に注射します。 患者様自身の細胞を使うため副作用のリスクが小さく、入院を伴うような大きな手術も必要がありません。患者様の負担が少ない治療法です。 股関節や膝関節などの疾患にお悩みの方は、再生医療による治療もご検討ください。 再生医療に関する詳細は、以下をご覧ください。 まとめ|関節の種類やしくみを知って怪我を予防しよう 関節は、肘や膝などの骨と骨のつなぎ目にあり、関節包や滑膜、滑液などで構成され、骨同士がぶつからないようにしたり、滑らかな動きを可能にしたりします。 関節の怪我・病気には、ねんざや脱臼、痛風、関節リウマチ、変形性関節症などがあります。どの病気も早期の治療が必要な場合や、徐々に症状が進行する場合があるため、異変があれば早めに医療機関を受診しましょう。 また、関節の疾患に対しては、再生医療による治療も選択肢の一つです。再生医療による治療に興味のある方は、当院「リペアセルクリニック」へお気軽にご相談ください。 \まずは当院にお問い合わせください/
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正しい手の洗い方の話
正しい手の洗い方の話 皆さん、こんにちは! こちらのページは、リペアセルクリニックの情報や治療に関する情報をお届けしていきます。 記念すべき第1回は、「正しい手の洗い方」について、お話しさせていただきます。 皆さんは一度の手洗いに、どのぐらい時間をかけて行っておられますか? 石鹸で洗い、アルコール消毒までしている!という方もいれば、水だけでパパッと済ませてしまう、、。という方など様々ではないでしょうか。 新型コロナウイルスやインフルエンザ等、感染防止の為にも、意識して手洗いを行う必要があるのです!!そこで、今回は、「正しい手の洗い方」についてご紹介させていただきます。 以下の手順でしっかり洗いましょう! ①まず、手指を流水でぬらします ②石鹸液を手のひらに適量出します ③両手のひらで擦り合わせよく泡立たせます ④手の甲をもう片方の手のひらでもみ洗います(左右交互に行う) ⑤両手のひらを合わせ指を組むようにしながら指の間を洗います。 ⑥親指をもう片方の手で包むようにしながらもみ洗います。(左右交互に行う) ⑦指先をもう片方の手のひらでもみ洗います。(左右交互に行う) ⑧手首を掴むように洗います。(左右交互に行う) ⑨流水で洗い流します。 以上の手順で行えば、普通、30〜40秒ほどはかかるはずです。「しっかり洗う!」という意識をもって行うなら1分ほどは簡単に掛かります。この時期、是非、時間をかけてしっかり手洗いを行いましょう。 指の間や指先は、洗い残しが多くなると言われていますので、気をつけましょう!やってみると面倒ですが何か好きな歌でも歌ったり、聞いたりしながら行うと、すぐに時間は経つものです。ぜひ手洗いは習慣化して下さい。 “正しい手の洗い方″の手順を思い出しながら これからの日々にお役立てくださいませ♫